ペン先のインクの匂いほそやかに時計の針は午前四時過ぎ
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かなしいな。 相手を想うその「気持ち」 命を奪う 引き金になる
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我がまだ 娑婆にあるのは2人目が わたしの子だと 願っていたから。
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雨のなか 雷撃たれて逝くのなら 不幸を産まずシアワセだろう
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太ももに 湿気がまとい 敷布団と 擦れる不快感 雨の日の夜
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念のため 持たせた傘を ひきずって 帰る足取り タイルに滑り
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平日の 空いた時間で できること 休みの日ほど なにもできない
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春先に 実桜募みざくらつのる かかるかせ 友の首輪で お手のおかわり
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著名じゃない 好きな音楽 それでもさ だれか聴いてる 静かな夜に
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歳をとり 諦めばかりの 人生さ それでも前へ 明日を信じて
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腕時計 着けたことないブランドも 時間の檻に入りたくない
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雨のうつ リズムに傘を振りながら 歩幅狭める 駅前の道
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在宅でいつも居るのになんで今日娘見送るみごと雨女
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酒飲みが溺れりゃ底無し悲しみの海に沈んで梅酒を注ぐ
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死ぬ間際 「お前といれて良かった」と 言いたいじゃない 独り身だけど
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このごろは蝉も鳴かずに暑いだけ 夏の虫とて気力尽きたか
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好きだけで繋がっているあなただから嫌いな私を知っていてくれ
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ふたりきり時々わたし見る君にここにいるよと伝えてよ恋
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惹かれ合う 何かをいつも 感じつつ 幾度別れを 繰り返すのか
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珍しく生きていることに感謝して明日からまた普通に生きる
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酒で潰れた黎明のさなぎに朝ごはんだよ、と囁く仕事
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神様は起こしてくれる気が効くね働き遊び疲れ果てても
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夏季休暇終了同時告白後失恋全治二十四時間
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ないはずの 質量感じる 陽の光 地面に現る 分身を踏む
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幾たびか 走り去る我 見送った 君の心も 同じだったか
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あと三月しかない命想いても愚かに自己を迷わすばかり
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草は伸び 虫も飛び交う 猛暑日も 進化か淘汰か 我ら人類
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嗚呼思わず 楽天ポチりそうになる 憧れのからあげ 半身(半羽)揚げなる>ですよね?愛瑠翔様😸行きたーい!アニソンバーも!🎤
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またなのね?夜道を横断ヒキガエル やむなく隣家のお庭へぼとり
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暦より己の肌で感じ知る夏の終わりはそこまで来てる
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