さる株の 底値を狙う 相場師の ごとく米価の 値下がりを待つ /米価下落
9
血圧の 低き朝けを 水底(みなそこ)に 臥(こ)やる骸(かばね)の 幻を見き
9
夜に笛吹いたら蛇が飛び出して「ここじゃない」って空へと消えた
9
『俺』といふ俺だけが読む漫画にて網膜剥離を超えろ、このキャラ
9
中段はだれかのために振つていた己のために上段構へ
9
レイヤード ※意味無くはみ出た感情に、 言葉を埋め込む作業を指す。
9
愛してるが五文字なのは短歌に恋をのせろという事?
9
疲れた身で満員電車に乗っても 吊り革をあなたの手だと思えば
9
傾けて季節巡らす仕掛けとは恐れ入谷のお天道様よ
9
羽ばたけば抱きしめてくれるやさしさを 掴んで壊してしまう君たち
9
軟飯の 粘度に惑ふ 幼子よ 立ち向かひたる 人生の壁
9
見てしまった 友だちの彼氏 さらりと 涙みせず 振り返り笑顔
9
波過ぎて日々来にけらし深緋こきあけ絨毯もうせん干すてう秋の栗駒
9
給湯室のゴキブリホイホイ覗く時、得体のしれない胸の高鳴り。
9
我がジムは腕を突き上げ膝を折り腰もぐるぐる職場のトイレ
9
夏帽子風のいたずら押さえても光陰飛ぶを留むものなし
9
ころさない だから1分だけでいい 俺の拳をお前に刻む
9
何処其処の桜の品種覚えては散歩ルートはしばらく花見
9
「子は大事」 「子は大事」って まもりたる 檻の中にて 子は育ちたる / 自然の中で遊んで欲しい
9
ちぐはぐな組み合わせだね冬コート 春を先取り白のタイトスカートタイト
9
凍み渡る雪原ゆきはらけもの足跡あと 辿りてゆけば水辺に着けり
9
マネキンが着ているワンピ気になって値札チラ見で現実戻る
9
沈みたる気乗りのせぬ日ネトフリでサザンのおじさんパワーいただく
22
はからずも一人の時間ネトフリでサザンの曲のボリューム上げて
26
雲流れ 冷たき風の 吹く春も 無常のままに 時の過ぎゆく
31
愛されるセンスが足りない変わり種まったくネタには困らん奴だ
18
車窓には鶯谷のホテルネオン 次は大宮 雪深き地へ
10
書店での逢瀬重ねる春の夜 新潮文庫の天はギザギザ
10
天をつく梢めがけて花昇り白梅の咲く枝黒々と
8
もう二度と 目覚めないかも そう怯え 眠りについたのは いつが最後か
8