Utakata
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あんなにも有名なのに絵も知らず初めて会った今日ハナミズキ
12
「おやすみ」と夜の静寂に届くベル雨粒の音にかき消されゆく
12
木を
枯らす
(
烏烏烏
)
川鵜・椋鳥
(
カワウ・ムクドリ
)
糞被害
(
フン(ヒ)ガイ
)
街の人らも まあ困り顔 (否 🤬
憤慨
(
フンガイ
)
してる )
12
外
(
そと
)
出
(
ゐ
)
でてみれば 春の言の葉
溢
(
あふ
)
る 舞ひぬ
初蝶
(
はつちょう
)
笑ふ草花
12
「若さ」といふ通知はこなくて気づいたら「老い」のフォルダに分類されて
12
夫の笑み思いつ供ふ桜餅 春茜見つお下がりを食む
12
桜咲く路地は夕暮れぼんやりと僕らはいつも世界のとりこ
40
雨上がり蝶かと紛う白き花 スナップえんどう夢をひらひら
41
五月雨やボタン外れしワイシャツに針刺す父の指見つめをり
30
深まるは春か迷いか未来へとリュック一つでこぼれ出す僕
34
風が吹く桃も桜も吹き飛ばし春のただ中切りさくように
28
雨に濡れ 桜色増す 老木を スマホに写す 笑顔の夫婦
33
窓外
(
そうがい
)
の
雨声
(
うせい
)
打ち消す懐メロを聴きつ
口遊
(
くちずさ
)
みぬ午後の居間/浜崎あゆみ
24
若き日の烏が残し泡沫の揺れる湯船に微睡の宵
16
小名浜の凪を見に行く祖母の海
(
住の江の岸に寄る波よるさえや
)
夢のかよひ路 人目よくらむ 18/100 藤原敏行朝臣
11
学び舎に 桜踏み分け 行く
児等
(
こら
)
の 背を見る時ぞ いとほしきかな
11
飾りなどひとつも置いてないけれど 整頓してるデザインしてる
11
明け方に キミの残した オリーブを 手掴みで食べる 気づかれぬよう
11
親たちの思い問わずに連日の 小
5
の報道あれやこれやと
11
新しい 命継ぐべく 旅に
出
(
い
)
づ 降り立つ土地は 風に任せて
11
いやいやと吾子に潜むは天邪鬼節分までは待っててあげる
11
切れ目なく言葉を紡ぐすべもなくうわごとだけを並べては泣く
11
脱いで入れまた脱いで入れ素裸になって洗濯する心地よさ
11
吹く風の 冷ややかなるを 取り込みて 花散りしかば 春と思えず
11
返納の妻には妻の人生が 私が送る 私は歩く
11
様々な 事のひとつが 落ち着けば 安堵も束の間 また案じ事
11
花筏 枝からこぼれる幾日を
(
難波潟 短かき蘆の 節の間も
)
逢はでこの世を 過ぐしてよとや 19/100 伊勢
11
等持院いっしょに降りた花びらは きっと宇多野からの乗車だね
11
雨降りが憂鬱な日だとするならば私の身体は雨が降りそう
11
弁当と天国行きのチケットを鞄に詰める午前四時半
11
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