あんなにも有名なのに絵も知らず初めて会った今日ハナミズキ
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「おやすみ」と夜の静寂に届くベル雨粒の音にかき消されゆく
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木を枯らす烏烏烏 川鵜・椋鳥カワウ・ムクドリ 糞被害フン(ヒ)ガイ 街の人らも まあ困り顔 (否 🤬 憤慨フンガイしてる )
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そとでてみれば 春の言の葉あふる 舞ひぬ初蝶はつちょう 笑ふ草花
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「若さ」といふ通知はこなくて気づいたら「老い」のフォルダに分類されて
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夫の笑み思いつ供ふ桜餅 春茜見つお下がりを食む
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桜咲く路地は夕暮れぼんやりと僕らはいつも世界のとりこ
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雨上がり蝶かと紛う白き花 スナップえんどう夢をひらひら
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五月雨やボタン外れしワイシャツに針刺す父の指見つめをり
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深まるは春か迷いか未来へとリュック一つでこぼれ出す僕
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風が吹く桃も桜も吹き飛ばし春のただ中切りさくように
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雨に濡れ 桜色増す 老木を スマホに写す 笑顔の夫婦
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窓外そうがい雨声うせい打ち消す懐メロを聴きつ口遊くちずさみぬ午後の居間/浜崎あゆみ
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若き日の烏が残し泡沫の揺れる湯船に微睡の宵
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小名浜の凪を見に行く祖母の海住の江の岸に寄る波よるさえや 夢のかよひ路 人目よくらむ 18/100 藤原敏行朝臣
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学び舎に 桜踏み分け 行く児等こらの 背を見る時ぞ いとほしきかな
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飾りなどひとつも置いてないけれど 整頓してるデザインしてる
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明け方に キミの残した オリーブを 手掴みで食べる 気づかれぬよう
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親たちの思い問わずに連日の 小5の報道あれやこれやと
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新しい 命継ぐべく 旅にづ 降り立つ土地は 風に任せて
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いやいやと吾子に潜むは天邪鬼節分までは待っててあげる
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切れ目なく言葉を紡ぐすべもなくうわごとだけを並べては泣く
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脱いで入れまた脱いで入れ素裸になって洗濯する心地よさ
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吹く風の 冷ややかなるを 取り込みて 花散りしかば 春と思えず
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返納の妻には妻の人生が 私が送る 私は歩く
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様々な 事のひとつが 落ち着けば 安堵も束の間 また案じ事
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花筏 枝からこぼれる幾日を難波潟 短かき蘆の 節の間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや 19/100 伊勢
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等持院いっしょに降りた花びらは きっと宇多野からの乗車だね
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雨降りが憂鬱な日だとするならば私の身体は雨が降りそう
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弁当と天国行きのチケットを鞄に詰める午前四時半
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