帰宅してコロッケ?と問う 惜しいわね 今夜は肉ジャガ 素材は一緒
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先住の 2匹にビビる こともなく   番長面した  捨て猫子猫
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故もなく焦燥の闇這い寄りて歳経るごとに我食み砕かれ
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音楽は目に映らない出目金は止まることなく浮かび続ける/折句・おめでとう
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言の葉は霞の向かふに隠るとも 同じ夕映ゆふばえ心に留めむ
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たづねきて胸に芽吹きし一枝ひとえだを 春の夕焼ゆふやけ そっと染めゆく
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仕事場で作業してると男前 5時のチャイムで魔法がとける
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雨降りの予報に散歩躊躇いて出かけず終い休肝日とす
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「花びらがここまで来たよ!」子の髪を春一番がなでる夕暮れ
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ギャルもすなるブリーチ我もしてみむと、するなり したよ髪が死んだよ
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笑い合う いつか僕らの 苦労話 轍に咲く 四葉のクローバー
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草原を駆ける馬の汗見上げると蒼天に鷹その先は宇宙
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今吸ったばかりの生き血したたらせて闇に浮かんで唄う唇
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そよ風に吹けば飛ぶよなプライドが恋の歩みにブレーキかける 
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五も七も 三十一も 十七も 私の声も 皆互いに素
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このうたた寝がそちらへと続いてるかもしれないそれでもいい、春
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待っててねごめんねと言う君が在り七日の愛だ夢を抱けたよ 「詠み直しました」
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暗き世は 愛しき世なり あと少し 「力」蓄え 日の出を待とう
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薄雲を通り無影の朝の日が満開梅をこんもり照らし/デフューズ
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花見風邪 売薬服んで誤魔化して ぼっとしたまま月曜の朝
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朝マックテリーマフィンを口にして ソースまみれの口元愉快
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愛でるには心を洗う美しさも手に収まらないはなのすごさよ
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ぼけ林檎 檸檬と砂糖で煮て旨し 外れアボカドさて如何にせむ
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スワンと人の多さに驚きながら不忍池の桜満開
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あご髭に白さもまざる海老蔵似友はとほくにありて輝く
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片想いやっとLINEにつながるもあなたとの距離まだまだ遠い
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うしろ髪 しなやかに揺れ 艶めきて  後ろ影去るや 春の影朧
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次の期の受注が見えぬ年度末トマトのパスタひたすらに喰う
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幾多もの宴が消えたこの夜を嘲笑うよううなる雨風あめかぜ
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母と聴く 父の残したCDと 大人になった弟の声
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