梅のに  春雨はるさめ降りし  るい流す  べにほおを  で過ぎてゆく
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まだ何も 踏まぬ足うら ふわふわと 雲の上む 母をみつめて
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ちぐはぐな組み合わせだね冬コート 春を先取り白のタイトスカートタイト
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三十年住んだ街は懐かしき 愛犬と歩いたあの道この道
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守られていた頃思い出したくて自分のための絵本を選ぶ
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食材で買った甘エビ跳びはねて心臓縮む宵のキッチン
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大阪の環状線は危険なり 円を離れて知らないとこへ(猫好き様へ忠告)
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「誇り高き下等動物」君のことそう呼ぶことで怒り鎮めん
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くちびるを 噛んで溢れる 鉄の味  吐き捨て空を 見上げ流さじ
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雲間から 覗く空は 青いのに 冬の次には 春が来るのに
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マシュマロのはずんだやうに「ぼくもすき」愛しさ増せるホワイトデーかな
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卒袴 彼女は彼と 並び立ち これからを話す 弥生中
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時は経ち 散り散りになる 花は今 また花開き また散る時ぞ
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今日逢う日でもタクシーで来て欲しい寝不足にした犯人大好き
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「難敵に絶対勝つぞ」吹っ切れるまで焦ってるもう古希だった
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ストライク勝負はいいね完勝の逆転になるまた追加点
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パンくずがゴミ箱外れこぼれ落ちちょっぴり高いジャム塗りたくる
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黄昏れて 底冷え著き 夜の街に ひもじさつのり 出でて来にけり /SARASA HOTELなんば
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確実に一生縁のない高級マンションの前、通って工場へ。
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この街の正体知れる春なりき分かってるわよそんな事など
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満艦飾の衣着て新船ひと吠えす 三十年振りの壽ぎに児らも集いて
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遠い山を見つめる人の背中と体温がうすくなりつづける
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真っ黒なタクシーの窓その中に映る私はいつもよそ者
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長生きを 望まぬ我が 人様の 命守り して よろしきものか
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不意に知る 隣の人の 人となり 連れたワンコが ヒントとなり
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風待ちて雲の晴れなむのちの世はさやかに照らす月を見るらむ
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黒豹は 静かに休む 春の中 目覚め上がるは 天の土俵に
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鉄道の韻律わが身抜けゆきて乱るる魂は歌ひそめにき
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たくあんを噛む音がやけに頭の中響いているよ。ラジオをつける。
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幾年も空をうつした川面にて 恐れをそっと手放してみる
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