春の晴れ三日続かず それも良し 夜を潤す雨の優しき
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四月来て店内明るく賑わふもウソも混じらぬ値上げのリアル
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曇天に見上ぐ桜で雨宿り奥の枝先ヒヨドリが来て
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「Ronald McDonald」ドナルド・マクドナルド 「Donald Trump」ドナルド・トランプ マック実名 「ロナルド」さん
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新たなるバイオテロをも匂わせる 各地で起きる桜の倒木
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「殺人は数によって神聖化される」『殺人狂時代』だよまだ/チャップリン
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故もなく焦燥の闇這い寄りて歳経るごとに我食み砕かれ
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音楽は目に映らない出目金は止まることなく浮かび続ける/折句・おめでとう
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笑みながら刺す薔薇や知る女々しくもなれぬ女のさだめてふもの
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訪れし かの要塞ゆ 四五キロの フジャイラ港に 上がる爆煙 /3月14日イランドローン攻撃
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言の葉は霞の向かふに隠るとも 同じ夕映ゆふばえ心に留めむ
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たづねきて胸に芽吹きし一枝ひとえだを 春の夕焼ゆふやけ そっと染めゆく
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キュウと鳴る靴を追いかけイオンタウン逃げる子供にゃ鈴をつけにゃあ
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通知表にコメント書かず新学期裁縫セットに名前はつける
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雨のなか気にも留めずにビール飲む テレビの向こうの野球観戦
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雨降りの予報に散歩躊躇いて出かけず終い休肝日とす
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学び舎に 桜踏み分け 行く児等こらの 背を見る時ぞ いとほしきかな
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顔恐し夜の静寂<しじま>に咲く桜昼間の笑顔まぼろしのよう
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飾りなどひとつも置いてないけれど 整頓してるデザインしてる
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明け方に キミの残した オリーブを 手掴みで食べる 気づかれぬよう
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新しい 命継ぐべく 旅にづ 降り立つ土地は 風に任せて
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切れ目なく言葉を紡ぐすべもなくうわごとだけを並べては泣く
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脱いで入れまた脱いで入れ素裸になって洗濯する心地よさ
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吹く風の 冷ややかなるを 取り込みて 花散りしかば 春と思えず
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返納の妻には妻の人生が 私は送る 私は歩く
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様々な 事のひとつが 落ち着けば 安堵も束の間 また案じ事
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等持院いっしょに降りた花びらは きっと宇多野からの乗車だね
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雨降りが憂鬱な日だとするならば私の身体は雨が降りそう
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夜明け前 日の出を急かすかのように イソヒヨドリの笛の音響く
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殺人に使っちゃダメだ包丁は殺した後の調理に使え
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