お馬さんレースを控えゴロゴロと馬房でくつろぎ走って勝って
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人山は茨の道で崖下の死 人の資源は時限爆弾
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「安全を……」満員電車の出入り口仁王としての務めを果たす
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眼が覚めて仄かな白の満ちた部屋ここから見えない月の光に
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目覚めれば 庭一面の銀世界 厳しき冬に覚悟を決める 
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お互いに耳遠くなり噛み合わぬ話ふえても居心地良き親友とも
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ぼやけてる西の夜空に浮かぶ月 目を細めたら綺麗な三日月
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沸騰を知らせるメロディー「愛の讃歌」古いくりやにピアフの調べ
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檜葉の枝杉の木の枝花屋にて並び始めて冬の訪れ
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旅戻り早速干しいも作業する無事に感謝し日常始むる
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夕暮れの茜の色の残照に孤高に光る冬の三日月
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来月で介護3年目に突入 少しはわたし役立ってるかな
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カレーって飲み物だからココイチで食べても食べた気がしなくって
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批判することは簡単トゲトゲをもて余してはスマホをさわる
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散り散りの蛍を星夜に詠ったらアニメに被りて没となりけり
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祝失恋 泣きたいけれど 恥ずかしい 後輩なんかに 奪われるなんて
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レントゲン 結果の説明 受けながら 画像の隅に 他人の名前
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🐶コットンも暖のもどりで、鬱らうつら💤
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なせばなる なさねばならぬ なにごとも なさぬはひとの なさぬためなり
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痛みは人に見えないんだから言葉にしてくださいよ
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ハリ刺した揺蕩う本音チクチクとホラ吹き顔に滲むシオ味
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水足りぬ植木鉢にも似てる様な食う喋るしか使わん唇
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青白く 夜に輝く LED キミとの距離を 詰められぬまま
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あと五分 半になったら 動くため 時間を刻み もう一時間
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部屋電と久しく会わぬ押し入れで 扇風機ひとり目を覚ます夜
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お互い向き合うことはないけどずっとを手を繋いでいるのだと思う
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気になってしまう金額 ご褒美デイと決めたのに
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お互いに 理解できない とこがある それでいいのよ 別れて理解
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一陣の  風の如く  ザッーと来て  落つる雫に  花煌めく
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知らぬこと おそろしきかな 一方に  世には知らぬが  よきこともあり
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