油絵と冬季五輪にはさまれし待合室の白にさす紅
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声帯を取られたチワワに話す人奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞くときぞ秋は悲しき/猿丸大夫 5/100
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この螺子はどちら巻き?左耳からとろりと落ちてきたこの螺子は
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甘くないチョコを食むたび思い出す接吻だけで終わったあの恋
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主の居ぬ菜園の隅転がった園芸支柱は捨て猫の様
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春浅し 花こぼれ散る 枝垂れ梅   おぼろ月夜に夜の影朧
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日々がまた 劇的なれば 根が腐り 旬が消え去り 路頭に迷う / 安寧そして …
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家計簿を 付けて出し入れ適正化 財務省が 規範を示す
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好きだった同性からの手紙読む タイムマシンがあればいいのに
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夢追いて春を去り行く彼のもと 桜吹雪よ声を届けて
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ひとりでも生きていけると決められてひとりピンクのろうそく齧る
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玉の緒よ絶えねの歌はありぬれど 我が想ふ人はあらず絶ゆらむ
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平等で 厚くも脆い 命なら 笑いましょうか 身を打ちましょうか
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溺れかけ 三寒四温の 大波に 慣れたる前に 退避しており
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温暖化 かかってこいや 今年こそ 二期作やるぜ メロンとトマト
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静寂の 森の泉に 波紋立つ たった一粒 あなたのLINE
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答弁が 何か白ける 予算委の 三分の二超え 台本通り
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ダリの絵を 鏡に映し 世界見る 自らこそが あな如何(いかが)わし
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赤黄青 きららに透ける琥珀糖 母への想い 口にくゆらせ
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ほうれん草はやく食べてと葉先からしおれる前に早く茹でてと
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あやうさの静寂にひそむ春隣 AIといふ君の歌きく
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放課後の紙コップから君の声こっそり「スキ」と告げる糸電話
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髪切った?サッパリしたわ春だもの海へ行きましょオープンカーで
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描かれた ふたりの色の銀盤は 紡ぎ合う糸 世界に放ちて
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「予約の十分前に来て下さい」 いつも一時間以上待ちますよ
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病にも臥せれぬ独り暮らしゆえ暖かき春ちとうれしけれ
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風呂の湯が沸くのが少し早まったそんな気がして春はそこまで
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毎日の 終わりに一首 詠んでいこう 何もない日の 小さな抵抗
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隣国の 凶器まがもの絶えぬ この街に 穏やかな日々 いつぞ戻るや
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卒業式 荷物を下ろし 羽ばたけり 力を付けて 荷物背負いたり
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