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どうしてかどうしてでしょう王子様(芙) / 花の宴(えん)にもお姿のなく(虎杖麿付句)
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在宅の独り仕事は区切りなく新年度でも暦めくらず
11
イヤホンはちいさな鎧世界からぼくをまもって壊れぬように
11
C
h
r
o
m
e
の左に
M
L
B
を置き千々に乱るる右の
U
t
a
k
a
t
a
11
期待せぬときに雨は降るものと 納得をして
桜
(
はな
)
は散りゆく
11
本当はすべて綺麗だ 狭量な僕が認めぬ歌があるだけ
11
バス停で知らぬ人からこんにちはふっと灯<ともしび>心にやどる
11
帰宅してコロッケ
?と問う 惜しいわね 今夜は肉ジャガ 素材は一緒
11
先住の 2匹にビビる こともなく 番長面した 捨て猫子猫
11
故もなく焦燥の闇這い寄りて歳経るごとに我食み砕かれ
11
音楽は目に映らない出目金は止まることなく浮かび続ける/折句・おめでとう
11
言の葉は霞の向かふに隠るとも 同じ
夕映
(
ゆふばえ
)
心に留めむ
11
尋
(
たづ
)
ねきて胸に芽吹きし
一枝
(
ひとえだ
)
を 春の
夕焼
(
ゆふや
)
け そっと染めゆく
11
仕事場で作業してると男前 5時のチャイムで魔法がとける
11
雨のなか気にも留めずにビール飲む テレビの向こうの野球観戦
11
雨降りの予報に散歩躊躇いて出かけず終い休肝日とす
11
「花びらがここまで来たよ!」子の髪を春一番がなでる夕暮れ
11
眠らない 街に煌めく ネオンより ありよりのあり 人生の数
11
学び舎に 桜踏み分け 行く
児等
(
こら
)
の 背を見る時ぞ いとほしきかな
11
顔恐し夜の静寂<しじま>に咲く桜昼間の笑顔まぼろしのよう
11
気持ちを詩に綴るなど出来る筈もなく広がる虚空 以下余白。
11
花筏かたち変えつつ揺れゆれて
誰
(
たれ
)
か棹さし運ぶ泡沫の夢
11
腸壁にこびりついたる宿便が脂肪に変わる前に出さねば
11
逢う日まであなたの告げた「待ってね」を我胸べりの小鉢に育て
11
いつの日か通り抜けたし 日本一長い商店街の端にて
11
「さくら味バウムクーヘン」食べてみたなるほどこれは桜餅味
11
春雷
(
しゅんらい
)
が
二夜
(
ふたや
)
続けて 耳を刺す 花
愛
(
め
)
でる国
弾
(
たま
)
に泣く国
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聞こへ来るエンジン音さへ春の音 冷気ほどけし朝の向こふの
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春物のピンクのコートを羽織りたや おじさんなのでそれは無理でしょ
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裸木
(
はだかぎ
)
が ああも見事に 咲きほこり 桜なるもの センターに立つ ※マナーが
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