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ひとつだけ 赤きアネモネ 風に揺れ 菜種に染まる朝の庭先
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片足を あげて孔雀の 凜と立つ 一鳳(いっぽう )の図は 薔薇をあしらう /森一鳳筆孔雀図
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並木道 新緑いちょう 朝帰り 水がほしいな俺も胃腸に
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贈りましょう 黄色の薔薇の花言葉 二度と会わない愛しい君に
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雨の夜は小説めくり別世界木のざわめきも背景と成り
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こんなこと バレたらマズイ おしまいだ 留守電の声 何度も聴いて
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子育てを 頑張っている ママさんへ 何よりもまず いっぱい愛して♥
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不器用が こさえた不細工 カツサンド これがなかなか おいしかったのよ
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ここで二人 別れた 若葉咲く枝は 分かれて交わる ことはなかった
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ノコギリが要るなら貸してやるけれど付いた血糊は洗って返せ
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八重桜見れば花見はできようもソメイヨシノが散れば終わりか
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歌っちゃお!歌も心も唄っちゃえ短歌啖呵もユーのリズムで!
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悲しみに 一番遠く あるように 祈るだけの手で 君の髪を梳く
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ボイジャーが銀河の端に辿り着き「宇宙は広い」とようやく零す
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私には特権なのさ思うまま悩み苦しむすべてが自由
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「
長
(
おさ
)
」にして 争いの種 撒き散らし 血で血を洗う 世界再編
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カレンダー通りに老いて墓参り
(
月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ
)
わが身ひとつの 秋にはあらねど /大江千里 /23/100
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みちしるべはいつも光って見えている 少し遠くを歩いてる君も
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猫の恋
煩
(
うるさ
)
いなとは思えども痴情の縺れの殺害はなし
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キリストは 偶像だよと トランプ氏 分かりますとも 天皇国家
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からまった イヤホン解(ほど)くも もどかしく 繰り返し聞く 留守電の聲
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できるだけ一緒にいよう あの星で青い夕日を見るその日まで
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桜咲く 開花宣言 札幌に とはいえこちら まだまだ蕾
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我が世間 猫の額 ほどの広さ 隅に手の届く 居心地の良さ
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「 存在は 指一本で 消せますよ 」 そういう輩 うじゃうじゃと
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音もなく 気配も消える 暗闇に 問いを求める 脳の深くに
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母の死を 知りても兄に 秘めたまま 蛍とともに 埋めし四歳
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この路は 分つ先へと 繋がりて 紡ぐ短歌は 貴方を繋げど
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職場去る
難病
(
やまい
)
得りたる 先輩は 足挽くる春 涙零したり
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久々に会った知人が離婚したことを知る結婚式の卓
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