牛の背に老子が夢のかへるかな幽魂見たりなめくじの跡/府中市美術館長沢蘆雪展にて
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この前は 更地だったと 思ったら あっという間に 家が立つ、はや
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入り組んだ策略無しに僕はただ愛しき月を君と見たくて
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二時の列「クジラ」のあとの「ラーメン」で決着つきて煮干しも薫る
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雨音が私を過去に引き戻す 現在いまを選んだ22の春
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涙から笑顔に優美満開は2位発進の春色の自己
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正義とか平和を本気で語るのがテレビの中のヒーローだけで
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霧の朝これはミストかフォッグかと鴉が鳴いて嗚呼サイレント
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恨めしい 天気予報の 雨マーク 菓子器の中に 桜を見つけ
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田園もわたしだけの秘密基地も ここで待ってて、さよならふるさと
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ようやくに空気も春になりにけり雨の予報も耳に入らず
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午前中特売品を買う吾と花見の共を買う家族連れ
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ビル影に 揺れる提灯 連なりて 橙の灯が 煽る夜桜
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都会まちの風 受けて揺らめく 花の色 ビルの合間に 春を繋ぎて
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スタンプを押してるような同じ日々貯めたら何かもらえませんか
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立ちつくし 目線を落とす ゴム草履 虚無僧にあらず 我コミュ障なり
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見てくれし 人の歌見る 礼節は 板東真理子の 『女性の品格』
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アボカドに 騙し討ちされ 激凹み 色艶質感 イイカンジやったのに
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うしろ髪 しなやかに揺れ 残り香の 匂い爽やか まぼろし消ゆる
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水仙は白と緑でできている「仕事やめて」と言われた昨日
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ぼけ林檎 檸檬と砂糖で煮て旨し 外れアボカドさて如何にせむ
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スワンと人の多さに驚きながら不忍池の桜満開
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あご髭に白さもまざる海老蔵似友はとほくにありて輝く
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片想いやっとLINEにつながるもあなたとの距離まだまだ遠い
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うしろ髪 しなやかに揺れ 艶めきて  後ろ影去るや 春の影朧
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次の期の受注が見えぬ年度末トマトのパスタひたすらに喰う
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幾多もの宴が消えたこの夜を嘲笑うよううなる雨風あめかぜ
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母と聴く 父の残したCDと 大人になった弟の声
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書き損じの履歴書たたみ 鍋敷に 正座して、いざ キムチチゲなり。
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結局は内干しうちぼしとなり予報にはウソはなかったと安堵する妻
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