言の葉の降りて来ぬ日の焦燥感 鈍き音にも探す歌種
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リングアナのように名前を叫びたい 夜勤に向かうあなたの勇姿
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朧月と寄り添うように山々は佇んでいる穏やかな夜
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湯たんぽを好んだ義母の気持ちなどよわい経てこそわかる気がする
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気ままに空飛びまわる言の葉を ひとつふたつと捉え歌にせり
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​初孫を抱けばミルクの匂ひして「あ」と「ぶ」でかぞふ雛人形ゐ
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風吹けば 揺らぐ心は 今消えて 木の下君の 髪結ぶ花
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至らずと写真に詫ぶるけふもまたあの日のままに母のほほゑみ
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あめのあさ ねこは ぽやんと ねぼけがお 横目に見つつ プリンを食べる
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荒波に もまれ揉まれて たどり着く 好きなことして気楽に生きろ? / 難しい
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あなたには私は使い捨てカイロ せめてストーブのようにありたい
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何もかも、ほんの少しだけ何もかも嫌になったよ。明日も雨だし。
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「メンヘラの」枕詞に続く語を考える会夜の四時半
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世の中にあふれる点P死んだ目で動きつづける月曜の午後
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「来世では幼馴染に生まれよ!」と結ぶ約束二百年後も
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読んだよの❤️マークでご挨拶吐露吐露仲間勝手応援
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卒業の朝に取り出した靴底に挟まっていた桜の花
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報われない努力の方が多いのだと知ったあの日から二十年経った
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今日は、一つ、小さな嘘をついたから、まっすぐ前を見て帰ります。
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老人の昔話を受け流し、マックの値上げに思いをはせる。
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目を閉じる 小さな窓から観る世界 許せずにいたアイツも私
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弁当の二時間近くの遅れにも文句をいわぬは男じゃないか
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「思し召し 聞こし召し」 お布施は文化 新興宗教拝金主義
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畳む日を 名残惜しむや 空仰ぎ 時はいたづら 時は綾なし
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甘酒の麹の粒を噛み潰し苦虫の味中和させてる
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ラーメンを食む君のメガネが曇る 何なんだろうこのときめきは
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日溜まりの テラスに留まる 夫婦鳩 微笑み溢れ 相身互い 春うらら
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まばゆさに心も白く霞むとも焼きつく青は褪せぬ形見に
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影なれば消ゆべきものをまなこなる濃き紫は愈々いよいよ深し
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Aiが  搭載された  ドローンが  世界平和を  人を損なう
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