温燗で自分の機嫌とりながらエドシーランでおやすみ不穏
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赤ずきん令和の巷ひとりゆく毒牙待ってていけないことよ
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いそいそと 今夜も飲み会 まっ、いいか 君のご機嫌 我も幸せ
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ヨーグルト水を切るのも面倒だ きな粉とミルク混ぜるも面倒
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漆黒の ダークネスより 厨二病 そんな言葉は ダークナイトだ
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左手がうずくと息子厨二病 オレも疼くぜ四十二しじゅうに病さ
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この世をば 人のこころの ちゃんこ鍋 旨しや否や 食らひてみむや
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片手だけ ナイフを握り 左手疼かせ 月を眺める 僕がいる
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いつもより 静かな車内に 首傾げ テスト期間の 想い出あくむぞひょっこり
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ひらひらと 妖精のよう 舞う雪あれど 屋根押しつぶす 残酷な雪もあり
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大店に 不足財源 とりあえず 何れ我らに 還流されたり
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政治家は 誰がやっても 同じだと 言いしも投票 来るツンデレ爺
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仏壇に ノルマのように 供える飯 未来ありしか 彷徨える吾に
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本当に孤独かどうかは置いといて 憐れむようなその目が嫌い
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家の鍵 サイフにスマホ 交代で 朝出る時に 毎回探す
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うずくまり風の唸りにさいなまれ 哭いた夜すら明日あすは待たない
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雪むろに籠るごとじっと静寂に身を任せつつ 君と居る時間(とき)
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甘言に迷わされずに一票を思うが誰がなっても一緒
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投票の雪路につづく足跡の果てにいつかのサーベルの音
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雪化粧、南の土地に薄く付き 北の貴方のお土産かしら
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我慢とかしなきゃよかったランドセル ギラギラピンクにしてみたかった
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借景もよく考えたいいねよりボツだっていい自分を詠う
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この冬もふひに出くわす死にひるむ倉庫のまへの骸のメジロ
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ひむがしに日はまたのぼり冴へ返るコンクリのうへメジロ目をとじ
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おだやかな三寒四温の道すがら赤マグナムをひとり飲むひと
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さあこれで何でもできる無敵だよ悲願が叶う今がその時/早く!早く!
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いつもとは 髪型違う 君の笑み 目に刻まれた マラソンの日
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一年の辛苦に耐えし老い梅の蕾つけしがヒヨドリの
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辛酸を 舐めて麻痺した この舌に 効くものはなし 私は無敵
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読みやすさは正義とおもう言葉派とか人生派とか超えて俵万智
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