冷たいな 冷たくしたのは僕だった 優しくないと優しくされない
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兎に角も 『共時性』てふ幸運に 今日の一日 賭けてみようか
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テトリスだ 押し込まれた 満員電車 今日も消えずに ゆくぞ仕事へ(帰りたい)
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いつだって職場の床は針の山 脳はプチプチ刺激に弾け
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祈りには何の機能も無いけれど捨てられないからゴミにも出せない
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ら·くっくの つまみを指でつまみ上げ 焼き印押されて アロエを貼って/ら·くっくは、グリルの中で使うほうろう容器
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エクセルの関数だいぶ忘れたり雇われ解いて五年目の冬
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馬淵川 櫛引の里 根城丘 なゐに震へし八戸思ふ
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忘れ花 凍蝶とまりて動かずや 越冬できらば 春野飛びゆけ
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もうじきに寒波来たると知る術を尋ねてみたい 舞う雪虫に
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「胸貸すよ」「助けてあげられなくてごめん」届くLINEに救われて/会議のあと
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われはよわいてこまめずされとてわれもルビ矛盾むじゅん
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カレーにらっきょう! こないだ教会で食べました! 教会員さんの お手ずからなる😸🍛
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さかずきに したたる血涙 み渡れ 戦火せんかの消ゆる 蒼天そうてん夢見て【折句:さしすせそ】
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WEB での 発表迫る中 速達で 届けられたり サクラサイタ
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いつまでも 学生気分は やめなさい 部下に叱られ 常務が泣いてる
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列を成す 億の細道 ああ神よ 仏よ祈る 夢子夢太郎
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あんずって故郷のアイスの味に似てる よねって言われて微妙なあんず
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気が楽と言うけど私の心臓はそれどころじゃないの貧乏ゆすり
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息を吸う 乾いたなにかは喉奥に今も張り付く 欲するものは
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来月の ことなんだけど 来年の 一月と言う 残りひと月
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緑内障 忘れた頃に やって来る 地震と同じ 災いの元
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手を伸ばす空につめたく遠い月 昔は届くと思っていたの
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果たしてねこの時期にやる祭りがよ熱量を放ち雪をも溶かすか?
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それが毒だと知っていてもあなたがくれたなら飲み干すわ 愛してる
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〈画像とは 異なることが あります〉と   明記しとるも   これはないやろ
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未来ってここにあった例えば屋上駐車場でキミの首にかけた白いマフラー
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窓越しの 冬の呼び声 息冷やす 旧懐の霜 心に根付く
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日華枯れ 白昼夢さえ 凍て砕く 雲も慄く 冴えたる月よ
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北風が記憶をどこかへ攫ってく  あっ、そうだ課題まだやってない!
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