らっきょうが食べたい ふっと思ったら何がなんでもらっきょう食べたい
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ちょっとだけヨコシマなことしてみる?と肩にもたれる霜月晦/八年目はじまる
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数日で 飽きた日記を 懐かしむ 最後のページ 隠した本音
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いたずらにテレビに映る飽食の時代の終わり間もなくみえる
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卵巻き昔は甘い派だったけど大阪行ってしょっぱい派です
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ああこれはきっと夢ですさかさまに回り続ける回転木馬
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寒の雨のきらきらひかる涙の音 消え失せにけり連絡先よ /「クモの巣」
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寝返りを打つと別れは遅くなりどこかへ消えるような気がした
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WEB での 発表迫る中 速達で 届けられたり サクラサイタ
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いつまでも 学生気分は やめなさい 部下に叱られ 常務が泣いてる
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列を成す 億の細道 ああ神よ 仏よ祈る 夢子夢太郎
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あんずって故郷のアイスの味に似てる よねって言われて微妙なあんず
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気が楽と言うけど私の心臓はそれどころじゃないの貧乏ゆすり
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息を吸う 乾いたなにかは喉奥に今も張り付く 欲するものは
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来月の ことなんだけど 来年の 一月と言う 残りひと月
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緑内障 忘れた頃に やって来る 地震と同じ 災いの元
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手を伸ばす空につめたく遠い月 昔は届くと思っていたの
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果たしてねこの時期にやる祭りがよ熱量を放ち雪をも溶かすか?
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それが毒だと知っていてもあなたがくれたなら飲み干すわ 愛してる
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〈画像とは 異なることが あります〉と   明記しとるも   これはないやろ
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未来ってここにあった例えば屋上駐車場でキミの首にかけた白いマフラー
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窓越しの 冬の呼び声 息冷やす 旧懐の霜 心に根付く
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日華枯れ 白昼夢さえ 凍て砕く 雲も慄く 冴えたる月よ
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北風が記憶をどこかへ攫ってく  あっ、そうだ課題まだやってない!
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よってたかって殴られたからっぽの心臓で見るあかるい未来
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ボブディラン 唄ってくれよ あの歌を 何年たったら 戦は終わる
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困難を 打ち破るたび 真物を 見破る心 得て満足ぞ
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あのチェロのメロディーの良さが分かる人 それが私の求める条件
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歌だけが 人生だったと 振り返る 半月者の十一月十七日開始 戯言ですが
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直径が12センチのケーキ四号のケーキとか一人前でも独りじゃ空しき/ねこ母CAT様
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