水田のさざなみ光る田舎道ゆるりと疾走るうららかな午後
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雨降りの予報で散歩サボった日後ろめたさで休肝日也
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井の中の蛙語らず虹を詠む見上げる空の深さを想う
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避難所の負力を 癒しに来た方へ小倉山 峰の紅葉ば 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ/026/100/ 貞信公/みゆきは天皇が外出すること
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ご理解をお偉い人ら望んだって私らご理解しんよ出来んよ
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吹き荒るる黄砂まじりの花嵐にお掘はもはや花筏たり
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AIに質問したら明らかな間違いもある気をつけようね
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麻裳よし キューバの国に 似る雲の はぐれてやおら 形崩るる /米国に狙われるキューバ
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「もみもみ」の 妙なる歌を 携えて 来る人あらむ WEB短歌に /もみもみ:定家卿歌論から
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鳥は鳴く日の清澄のよろこびと風切る羽の透けるひかりを
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生きるのが罪かのような解を出すシステムバグよデバッグの刑
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親切が今日はできない謎が解け、体調不良の存在を知る
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よーいどん猫が相手のにらめっこ また目を逸らす三戦三勝
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「もう少し気楽に生きたら良いんスよ」 新入社員に言われて泣いちゃった
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近場では 最近やっと 見かけたり 春はやっぱり 桜はじまり
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生命を与ふ覚悟で詠ふなら歌の一撃ジョルノの拳
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ランチ会 おしゃべりつまみに四時間 気長に待てり 次なる料理
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悔しきは己が心にありありと描けぬ内は何の役にも
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早く寝て 明日に備えむ ガラス戸の 亀虫消えて 夜ぞくだちける
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猫族に なき醜態と 竈猫(かまどねこ) 耳目を凝らす 夫婦喧嘩に /『吾輩は猫~』
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街中に棲みにしいたち轢かれたり投げ入れられるゴミ収集車
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見て見てと 四葉のクローバー 見つけし友 幸のおすそ分け 満面のみで
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緑吹く流れを泳ぐ鯉のぼり退職の身は風に任せて
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パチパチと海に溶けてくサイダーを喉にゴクゴク空へ透かして
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Netflixネトフリ で WBC 観たけれど ハマったものは 愛の不時着
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食材が 少なくった 冷蔵庫 掃除決行 ここに誓う
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タイヤ屋の窓に「熟成夏タイヤ」長期在庫もモノは言いよう
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思い出は残されたものたちだけの 権利であるらし 義務であるらし
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「国境なき医師団」の寄付 振込みて はなみずき咲く 駅前に出づ
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短歌うたを詠む普通の我等も ものがたり それぞれあると思う夜なり
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