「滑るから」と妙な気遣いがありまして 懲役四分半の左手
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推している チームの限定 ユニフォーム 安く手に入れ 心複雑
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お腹空く頭が上手く働かないきっとそのはず食べちゃいなって
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いつもならなんてことない夜なのに独りでいるのが耐えられなくて
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顔見ると ことば少なく 交わす父 いつからこんなに 細くなったのか
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喧騒の遥か見上げる駅ビルの無駄で虚しい旅路の終わり
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ピースする 腰の高さの 変顔を 撮りて思うは 「我が息子」なり
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内なるや鬼にも五分の魂 熱を知るほど生きむとせむか
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ベランダの隅に残れる鳥の糞木の実混じりか紫にじむ
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冬ごとにストレスだろう難聴になるほど嫌だ屋根雪下ろし
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大切な契約する日は吉日に 人には言わぬがついこだわりて
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フワフワの甘~い卵焼き食べて「今日も生きてて良かった」思う /今日の配食🍱
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寒さゆへ時すら縮むと思ふ日々 むつむ間もなく睦月は過ぎて
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厳冬の宵 暖求め 我が膝に丸まりぬ猫 命のぬく
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まう少し甘へさせてと すねに擦り寄りぬ愛猫 出勤の朝
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キラキラと輝いていたつららが白濁しては身を減らす午後/暖かいポタポタ
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御仏の御導きこそ無かれども孤独に耐える心を下賜され
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贅沢は出来ぬ質素な暮らしでも食うに困らぬ贅沢はなし
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風呂も無く小さきアパート冬の夜 父さん、母さん家建てたよ
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減税は子孫にツケを回すこと 割り勘負けを食らうは若者
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ライオンの立髪風のマイコート詠ふ想ひにほだされ?戻り (やったねV・③)
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本ならばブルーライトも出さないしボクのこころも守ってくれるさ
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さよならの余波に揺らいでいる僕は海なし県のカモメなのかも
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菓子パンが背中をみてる夕飯のおやつにみかん2玉を買う
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忙しく食事の時間を惜しむのに手の込んだもの作りたくなる
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外人は「汁」という字が好きらしい なぜかというと神の味噌汁神のみぞ知る
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無防備に肩寄す君に心寄る熱もつこの手はスマホを握る
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冷め切ったコーンスープを吸う我を誰が待ってる誰を待ってる
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春待つ我「おかえりなさい」の七文字は 言われたいんじゃなく言いたいんです
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亡き祖父を 愛した僕と 泣く家族 いつになっても 大好きだよ
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