ほぼ二時間ごとに冷気が増して行く夜半のトイレの便座はぬくき/夜間頻尿、座ってしてます
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昔から印象変わらない男性ひとは今もあるかもともとないか
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1223日の引越しはサンタクロースに転居届を
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禁煙を君が心に決めたとき僕はぼんやり終わりを悟る
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最後から何番目でもかまわないうしろから数えたらはやいだけで
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息切らし足を前に、前に出して 「どうしてなのか」 あきらめたから。
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新しい 曲は覚えず 懐かしい 知っている曲 ずっと忘れず
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鬱病のどうしようもない私には人付き合いは荷が重すぎる
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事務的に回り続ける歯車も 油を差すのにお休みするから
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じゃんけんは随分昔にしたっきり今夜君と何を賭けよう
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蛇口から出る水流し白菜をめくって洗う意識は鍋に
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暖色の 落ち葉の海に 揺れている それは即ち 残り日の夢
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隠し魅せる神戸の女子のファッションは実は腹黒いと自ら言う
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大好きな人に好きって言われる世界があるなんて知らなかった
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ホモサピが任意に決めたトリアージ 犬猫牛豚鶏の順番
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ワインとか美味いかまずいかわからなく焼酎お湯割り梅入れて飲む
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へるめっと わずかにとどかぬ せだいだが NSAてをだし ひそかにはじる
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ホームドア 置かれるまえの 僕たちは どうして落ちない ようにしたっけ
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穏やかさ、毎日続く、我が人生 昔はいろいろと、ありましたが! 
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しもがれも missAVで よをすごす あしたむかえて こいねこもなく( 笑)
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袴田さんに謝罪をしたら済むことか長過ぎる日々あまりに長い
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ステテコも楽だったけど今日からあったか素材フリースパンツ
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最果ての地という標識見たけれどこの寒風は目を閉じちまう
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お風呂場でゴーグルつけて顔つけの 特訓してる夏でも冬でも
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空を見る人は童心持つという足止められた時は遠くて
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自他ともに認める二男きみは美容男子 おぬしやるなと微笑みつぶや
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夫には言えぬ五文字をいつ言おう言えないままで終わるもいいか
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晩秋の淋しさ募る庭に舞う迷子の黄蝶を包む石蕗つわぶき
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いつもより一時間早く出た朝は空も街もなんかパステル
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ひさかたの 光る尾花おばなの 刈りそこあくる夏にも また蔓延はびこらん
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