Utakata
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Liddell
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アネモネと
互
(
かたみ
)
に奏づ旋律はドレス宝石纏ひて舞へり
8
チェスの後挑まれたるは花かるた種札引きし胸元に赤
7
蒲公英の綿毛と蜂の舞う中で割られし鏡に笑むのは
誰
(
たれ
)
か
8
薬草と薊の香る庭園で共に頂く金銀花の茶
8
彼
(
か
)
の部屋に飾られ枯れたる霞草 机上のペンの転がり落ちぬ
8
花開く月下美人を袖にして誰をか思ふ互ひの瞳に
9
朝顔の種蒔きて鉢に水を遣り飴玉ころり食みて笑む子よ
10
薔薇を摘む横顔に棘、深き隈 今宵纏わぬ気高き白
8
花蘇芳その名を宿す彼の衣 豊けき生ぞ育む紫
7
片隅に薊の花も麗しく緑息づく彼女の箱庭
8
薔薇みたい野生のキャベツ僕の色ロマンチックは遠くの畑
7
鮮やかな黄色の記憶が付き纏い埋葬された人を追う指
6
蔓伸びてひび割れた像の罪背負い堕ちる一片連れては行かず
8
散り散りに緑の光消え失せて望み通りに摘まれた蕾
9
虹纏う凧を見上げて息をする意味を知ってる人の隣で
7
降り注ぐ舞台の上の光にてミスを打ち消す彼女の演技
9
集めよう茶葉にジャスミン、カモミール 人波乗りての大冒険
3
お礼にとリュックにハーブ詰め込んでお茶を淹れよう月の満ち欠け
6
「あげるよ」と言われたけれど「借りるね」と詩集に挟む栞の押し花
16
両の手に紙の手触りその重み彼女の横で流れる静謐
7
琴瑟
(
きんしつ
)
の希求すように呼びかわす 場違いな我、小さき金魚
7
窓開けて爽やかな風浴びた後シャワーで流せぬ轟音浴びる
6
大嵐響かせ切り裂き過ぎていく戦へ向かう足音よ
止
(
や
)
め
8
朝でなく必ず
来
(
きた
)
る夜にこそオニキスの鼓動安らかなりて
8
白湯を飲みほっと息つくマグカップ雪の降らないこの街の白
20
めくるめくペテンの魔法 紫の願い詰まった華麗な流動
5
キスしたる別れの
際
(
きわ
)
に女へと 聖にも邪にもすみれの咲いて
5
神無月眺めよ星のデコレーション 陽気なリズム宇宙へ響く
4
「し」と暫し死んでしまおう済んだなら息吹き返し繰り返す生
6
撓
(
たわ
)
めども今しがた至る温色の 蹴飛ばしたる熱入り日と消えぬ
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