青色の満ちゆく花の波に浮く家を守れる芝桜なり
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雲の無き空の寂しく山からの母の水面へながせし涙
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多種国語を交ぜた新種語 の淘汰 寄る世へと抗え桜の我ら
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幼き日 母と歩いた 通園路 今は少し 広く見えりて
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溶けないを 売りにしたチョコ ほおばって この関係も 溶けないでくれ
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さよならと 世界に別れを 告げしとき またどこかで 世界始まる
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キスはいつも貴方から私は目を瞑って待つ透明な貴方を
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春の世にひとりたたずむ夜桜の散りゆく様は夢にこそ似る
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幸せの 柔い布で 首を絞め きっとわたしは 安らかになると
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輪を作る 楽しき人に つもる春 散りてなお咲く 花の去り際
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生きていたって しようがないと 言う君が 生きていることが なによりうれしい
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春仕様 猫と私も 衣替え 言いつつ寒く ストーブ囲む
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一万と 一回目のおはなし きみにする その結末を わたしはしらない
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誰よりも 優しききみの 未来には わたしと違う 姿ありけり
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つい歌に落とし込むクセ抑えつつ気持ちの煌めきだけをすくって
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梅の園 梅の香こぼれ メジロさえずり  馬いななき 里目覚めて 春の色
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名物のおみやげお菓子個包装 明日あすの君への口実を買う
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土曜朝ひとり勤務する窓枠にちょんと現る小鳥の挨拶
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桜映ゆ 水面に憩ふ 鴨たちも つとに花見と はしゃぎゐるかな
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花びらが散りゆく桜は美しく老いゆく人はそうはなれぬか
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今日だけは逢いたかったし今日だけは声が聞きたいキミから着信/ありがと
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「今日は四月六日ですね 今年も一年よろしくお願いします」/三十一音届く
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戯れに 答え求めて 幾世紀 今で云うなら 学者馬鹿?
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キミ想い清明の空見上げをり新たな年も共に生きたい/卯月六日
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一夜漬け叶わぬゴルフスウィングのYoutubeなど彷徨いており
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聳え立つビルの麓に咲く花を 簡単に見逃す現代人
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図書館へ 花舞ふ路をはや足で 君いるかしらん ひかりの窓辺
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降り積もる桜吹雪の公園に光差す午後蝶の飛び交う
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饒舌な過去と音沙汰無しの未来 二対一に外分してみむとす
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桜撮る人らの邪魔にはならぬよう桜も見ずに足を進める
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