Utakata
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言の葉が ふわりふわりと 舞いながら わたしの側から 逃げていく朝
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冬の蛾は桑茶の
翅
(
はね
)
を繭に閉じ 蝶になりゆく
蛹
(
さなぎ
)
を抱いた
0
冬の夜の空といえばオリオンと、うつむいたままそう信じてる。
0
追い焚きの概念のない浴槽で冷え切るまで潜り続けてる
0
相対的な世界に在るからねじれた位置の彼らともどこかでーー・ー
0
誰に何に縋ったって結局は 焼け石に水 雀の涙
0
弁当の用意。入浴。メールチェック。 オリオン座は嫌に鮮明
1
他人
(
ひと
)
の記憶 その日暮れほどの明るさ
0
花は散り色は褪せどもそこにをり その花の名を誰ぞ覚えん
0
思ひ
出
(
い
)
ず
眼
(
まなこ
)
ににほふ
花細し
(
はなぐわし
)
皆は過ぎ行き 名は宙を舞う
1
静かな海を見つけた だれもいない理由を考えれば良かった
0
痩せ我慢 半年したら 太ってた 太り我慢を すれば良かった
0
窓の外視界を塞ぐ雪竦み景色復活もっと消えろよ
2
凶器にもなれる心をひらがなの「愛」に変えてく「飛翔」の時間
2
午前7時 心を慰める 夕日 見るまで待とう 見るまで待とう
0
とりあえず 顔を洗って 出直した 舐めてんのかと 怒鳴られるなう
0
ねじれの位置の説明がなってない君と私の捻れた関係
1
忙しく買い物すらも面倒でネットスーパー試みてみる
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あの日々を 奇跡と知らず 過ぎし日よ 煮込みの鍋に 詫びごとを言う
5
神様に背中を向けてでも君のことを見ていたい2月某日
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立春に 3月並みの 温度あり 暦通りに 春を感じた
1
全人類、不幸になあれ! さもなくば、無垢なナイフがあのこを刺すの
1
全人類、幸せであれ! さもなくば、巡り巡ってあのこが死ぬの
1
天才の 僕が解き明かしてみせましょう その難解な 君の心を!
1
ほんとうの 中に冗談をひとつまみ 実はわたしも、うそつきなんだ
2
春立つ日きまりのような陽射し受けごみ収集車は給油を受ける
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「先輩へ」 色紙程度じゃ足りないわ 原稿用紙を用意しなくちゃ
2
煮込み鍋湯気がゆっくりわたくしを人へと戻すボディバッテリー5
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嘘つきの ぼくが願うのは ひとつだけ ただあなただけ、真実でいて
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万華鏡ピンクの柄は恋の筒かさり乱れて目くるめく酔ひ
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