Utakata
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本開く立って歩いて読み進め壊れてしまった夜の平穏
1
ゆずれない避けたい事と望む事今は何だろ票の行方に
1
ああそんなやさしく笑わないでくれぼくは仔犬になってしまうよ
4
息をするかのように歌詠みたれば
吃逆
(
しゃっくり
)
なども華やかにして
2
雪の中 開いた花もあるからと ほざく輩は温室育ち
2
月食を見れないきみに月食の写真送ってるベランダ、風の
2
ストーブと 猫とカフェオレ ホッと一息 部屋から眺める 凍てつく景色
3
そうきたか 番狂わせの人生に 笑う俺こそ最強
主人公
(
ヒーロー
)
3
朝の土曜二階の音で目覚めればどうやら掃除機買い替えた音
5
あめだまとバンドエイドをおまもりに生きていく なにか欠けたままでも
4
会えなくて抽象的になってゆく 気持ちも声も思い出さえも。
5
頬染める君に捧げよ 雪溶けに溜まる水こそ『虹』の光らむ
4
泳いでる 時の名前は テラピアだった お店に出たら タイに変わった
3
新下剤 身体に合うか合わせるか 初日黒星さて二日目は
6
七十になりましたかと尋ねられ八十一とすぐには言えず
4
俺が言う 息子の意味と ヤツが言う ムスコの意味が 違うのに気付く
3
バンザイと訳のわからぬ解散よ 庶民の労苦ただ残しおり
5
名前なき感情の揺れは時経てば日常会話もできるくらいに
8
「10分だけ」思って ひざに乗せている ひとより高き ねこの体温
11
くもり空 ねこが おそとをながめてる コートにマフラー カイロもいるか
8
恋人の聖地の瑞穂ハイランドハート南京錠プロポーズ
7
晴れ空に老若男女集う日の美よ美のままであれ航空祭
4
祭り也吾が屋根の上をすれすれに轟音立てて飛行機の飛ぶ
6
闘鶏の如き心は捨てがたし我は我なり彼は彼なり
4
闘鶏の如き心を持ちており穏やかに語る人に恥ずかし
2
東京の春の心地を胸に抱き氷点下八度の暮らしに戻る
14
数日間 スイーツ我慢 したものの こらえきれずに ドーナツビッフェ
3
大寒波 ラジオ体操 今朝もゆく 変わらぬ友の 姿にエール!
6
とつくにの痛みを想うこの友の隣に居られる私でいたい
5
スナックの 帰りはいつも 真夜中で ネタの反省 しながら帰る
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