Utakata
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朝イチのバスで上京する君の目に留まる花 凛として
紅
(
あか
)
0
満々と水をたたえた四万十の沈下橋潜り屋根舟がゆく
0
千載
(
ちとせ
)
経ど
恋路
(
こひぢ
)
に惑ふ 心地こそ 昔も今も 変わらざりけれ
1
甘ったるい片思いで済む筈だった気づけば囲われ出口はいずこ
0
眠たいね やりたいことが たくさんで 寝たくないけど 起きてられない
0
金満を 葬る武器は 安上がり
「Nuclear Weapon」
(
核兵器
)
とか もう忘れたか
1
師の聞きし毛氈苔の吐息など湿原いく度たずねたならば
7
水たまり探して踊る我々は水に生まれた生物だから
3
荒波にむかう 二つの 舟なれど 共に進みて ひとつとなる船
3
手をつなぎ排水溝をジャンプするそんな元気が意外とあった
1
安息をまあるい箱に入れておく桃もう一度望み通りに
0
歌うこと好きなんだって
U
t
a
k
a
t
a
のルール変わっても一度思う
5
はずれゐて 太鼓の音の微かなり くらやみ祭りに 夏の始まる
7
日本国 第二のコロナに備えたし 致死率高い 「ハンタウィルス」(※) 人種交流と気候変動が感染症を拡げる
5
不意に意思持ちたる寝癖
SO
(
ソー
)
CUTE
(
キュート
)
惰性がボブに昇格した日
1
二、三羽の
水鳥
(
みずとり
)
やすむ池静か深い空虚に吾のみが立つ
0
葬式で 実はいい人 だったとか 絶対言うなよ 恥ずかしいから
1
こどもの日ふと思ひたち草取りす墓石もなき終の棲家で
3
三日間 同じ夢見る 我のため 絵画風にて プレゼントされ
5
おさなごの腕に残りし点滴の 痕の数だけ後悔がある
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この店は アタリですよと 後輩が それハズレだろ? 生ガキの店
2
夏らしい イヤリングの画 届きし夜 どれが似合か 貴女の笑顔に
7
連休は皆断捨離に目覚めるか買取長蛇のブックオフかな
1
窓を開け夜風を頬に受けながら遠く見やれば海に月影
3
ジーンズの 腿で擦って キミに投げ 梨でやっても カッコつかない
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三十階から常に見下す商店街
下の下の下の下の下の下の
(
したのしたのしたのげのげの
)
2
睨み合ふ剣の太刀すじ見極めてジリリジリリと刹那に懸けて
4
こどもの日ごちそう素材のスーパーに母と二人の妙な気まずさ
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そんなにも立派なことを言う人がこんな屋台でなぜ飲んでんの
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風呂の蓋開けて目を射る青の草 菖蒲の茎に鼻を押しつけ
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