只乗りの平和論こそ喧し 鹿と夢見し(辺野古、忠度、山桜かな志賀、山桜)
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二日間 メールを開けず 仕事して 週明け未読 百件超えて
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閉じたまま 瞼の裏に 映るのは 春風にゆれる 鮮明な桜
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年度末 締切迫る 協議書を 作製しつつ ランチはおかき 
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誰にでも苦手はあるさ 散歩中猫に出会うと逃げる柴犬
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ハイハイで 一目散に 孫三女 ママをスルーし たこ焼き見つめ
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冬衣 脱ぎて身寒し 梅香る 日向歩みて 身温くむや  山嶺碧濃く 空澄み渡る
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棚ぼたの 絶えて無かりし 宿世(すくせ)かな ふと食いさしぬ 春のぼた餅
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五年前はコロナ禍だつた長男と親が知らない卒園のかぜ
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先週で松組さんは卒園し『さくつ』だらうか今の君らは
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ことだまに支配されてるこの先も山田うどんでラーメン食へず
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日替わりより安いセットを考えて今月切れるクーポンつかふ
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トムジェリに笑ひ転げる君たちの無邪気の残りかぞふ夜過ぐ
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プッチーニの アリア聴きつつ 濡れ縁に 爪切りて居き 春の彼岸に
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父母の 墓に詣でぬ 怠りを 詫びつつ淋し 彼岸過ぎゆく
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故知らず 人恋しくて 茶を啜る 彼岸の明けの 薄日さす午後
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父と母 二人の兄の 思い出を にれがむうちに 中日(ちゅうにち)は過ぐ
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当面のしあわせ保証いたします。そんな顔した2人のラパン
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気付いたら 雨が降って いたんだね 並んだサンダル 澄んだ息する
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生きづらさネットのせいにするあいだ 網の隙間を烏は探り
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さくら貝ひろえぬ朝に砕かれしPETの残滓砂にひかりぬ
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完全側臥位法とかしてみればあれよあれよと砂に滲むよに/100ml
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春霞 上着を脱いで たゆたうて 鳥の声また 穏やかなりし
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教科書にひらがな四つ「てふてふ」と春の扉をひらいたあの日
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駆け回る 子を先生が 追いかける その歓声よ 未来に続け
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冷雨落つ薄暗し朝 車窓より見ゆる春 つぼみはぢくる枝
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球のよ 走れいまここ サイレンの 響きは永遠とわに くストレート
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日中の予報最高だけでなく平均気温も知りたいところ
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水たまり キラキラ光る 春の朝 森羅万象 神々宿る
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渡り鳥行く先全て地獄でもどこまでも行け鈍い青空
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