千年に一度の恋よ 君といた春のお返し小さき菫
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「一人前の歌人」と言はれ嬉しくも詠み難くなる自意識過剰
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眠る間に 散り尽くしたる 花びらを 萼のそばに ひとつ拾へり
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音楽が道標とは名ばかりで映画のような詩を作る日々/折句・おみなえし
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交戦中 夫婦であってもせん チューは 寂しさに折れ 出す折衷案
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汽車を待つ あなたの肩に 舞ひ降りし 花びらに願ふ 無事の帰りを
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葡萄酒と青いベリーを煮て光るソースでどうぞフィレのステーキ
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卯月とて夏日に嘆く心辺も夕へ伸びゆく寺鐘に消ゆ
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葉野菜の二色へ糸の人参に苺も添えてコロッケどうぞ
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去年「こぞ」の吾と 埃り清めた 扇風機 風の新し夢へ微睡む 
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冬用の羽毛を夏日の陽へ干せば夜に溜め込んだ夢が膨らみ
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北極星 掴む思いで 疲労する あなたの脳へ チョコ箱贈る
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昔から 映画を作り 行く旅の 我が尊師なりイーストウッド 「様」
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茜さす 紫煙揺蕩う 地平線 忍び出るや 黄昏の月
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着飾って 見え方気にする よりずっと 素直なほうが 可愛げあるじゃん?
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むさぼった ハッピーエンドの 動画たち ずいぶん手軽な 快楽ですこと /それでも観ちゃう
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散文と辞典に載るが告ぐる詩へ夢を抱けて生きる人在り
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ひと言の「言葉はチカラ」それだけで今も歌える師へ馳せる愛
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塩づけの葉桜つつむ知恵人の想い香も馳せ道明寺食む
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やりとりがあったあかしの既読とはきっとまぼろしだったのだろう
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ぱーりーなぴーぽーたちが手を振って…これぼくの走馬灯じゃないな?
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結い髪のリボンを選ぶ母の手に 薄紅色の祈りがあった
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猫さんや あれ?もしかして 暖かい 椅子かなんかと 思ってません?
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あの花が綺麗だねと言う横顔を見ながら歩く僥倖の街
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パンツルック 流行はやりて街に 活気あり そむきて揺らげ スカートの花
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鮮やかな山吹咲いた畑の隅黄金こがねの塊輝いて見ゆ
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春の宵 霞かかりて  朧月  薄墨の空 月影さやか 桜舞い散る 白一色  
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チャリ通で見過ごす鳥居と石仏は誰も知らない由縁ゆえんを残し
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ブス専とよく言われるよブス専じゃなくて乱視がひどいだけだよ
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山吹は枝垂れる様が美しい丸く刈り込むいもいまいまし
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