手拭いのプリント格言可笑しくてフレーム探しに自転車で百均
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吾が作る 醤油の染みた玉コンの 湯気の向こうに冬晴れの空 
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うがち過ぎ ただの写真を 見て騒ぐ 不倫浮気に 心霊UFO
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白髪染 もう面倒だと ウィッグか 人の目すぐに 慣れると言い聞かす
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もう切るよ おやすみなさい もう切るよ おやすみなさい もう夜が明ける
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鯛石は米子城跡めでたいととっとり便り彼の写メール
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ちょっと眼をつぶって僕はゆっくり後ろへ振り返る空気の音が静かに止んだ
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「俺達 幸せになろう」と言ってくれた その「達」の中に 私は居ない
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同じ物 食べて欲しいと キミは言う 食いもんくらい 好きにさせてよ
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効率が 良いか悪いか それだけで 評価をするし 評価をされる
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母とパパ券売機前に佇んで1500円と小銭を持って
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天空に毛皮のマリーズ聞かせてさジャズなんかよりロックの垂れ幕
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初雪を定める機関 フーっと吐く息の白いのと氷柱の針よ
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ゆらぎます 中学受験と英会話とロマンシングサガのリメイク
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このところとんと見かけぬ野良猫ら何処いずこに去りてあの月を見る
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闇闇やみやみと旗色悪き闇なれど無窮の闇の我に尊し
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普段から なんやかんやと 何かしら あるけど今日も 猫は猫です
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黒豆数の子五万米消えてベルトに穴の現る仕事始め
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「ねぇあんた」と手を取り足を取りに恋アッシー君で忙しい今
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ひたむきに家族守りし歳月(とき)の波 刻みし皺もわが愛の地図
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本当のビール心を開くため仕事辞めたし妻は亡くなり
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いつ誰がお空の色を青色と決めたのですか 決めたのですか
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テスト終わりクラスメイトと打ち上げへいつも通りのサイゼリヤ
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「恋」という騒がしき日は遠のきてただ在ることに深く頷く
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今の世に「裸の王様」登場か不穏なニュースを見せられる日々
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夕暮れ レースカーテンの拍動を私はひとりで眺めている
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半身浴 静かな浴室 ひとりごつ 曇った鏡 時間教える
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「死ね」と言い「死ぬか」と返してそののちの梨の白さを君に剥くなり
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触れ合える距離に居ながら一番の秘密を抱き林檎を剥けり
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雪道をリュック背負ひての買ひ出しも老夫婦には筋トレとなり
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