以前には少しの毒が隠し味 小憎らおもろいあなたはどこへ(まみた様へ返歌)
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つり革に 初めて届き 喜びて 記念日だねと 言ふ吾子愛し
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夜仕事でやつれた顔の朝の月 西の空には雲のしとね
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同じとき同じ映画を観し友がゐたこと知らすラインをひらく
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それぞれの神に手向ける両の手の映画おしへるかぎられた生
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ぜつぼうの光と陰がかさなつて奏で叶へるみらいへのうた
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明けやらぬくりやに白き湯気の立つカップ二杯の珈琲を淹れる
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川沿いの 明かりの灯り無き宿に かつての賑わひ淋しからずや 
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孤独こそ己を守る避難場所 長老の説く平易な言の葉
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どんぐりのわらべとあそぶ夢を蹴る路傍にころぶ通勤の道
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小雪しやうせつに積もりし雪を溶かしたる日差と雷雨の大雪たいせつの今日(医師脳)
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ポテサラと焼いた塩サバお味噌汁 湯気の美味しい炊き立てご飯
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最近さ スマホの充電 残量が 俺のやる気と 一緒なんだわ
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少し寒い 季節に出会った君はもう サヨナラ決める18歳
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キャラメリゼ。眉毛の太い二重菓子 光の反射でウインクしてる
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冬銀河 苦しく藻掻いた あの寒さ フラッシュバック 夢現
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太陽はいつも笑顔のままでいる 泣いたら夜になれるのかなあ
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一年間必死に積み上げてきたのに メンタルひとつで崩れ落ちる 儚い夢
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クリスマスツリーを見て笑う君 本当は君の隣にいたかった
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クリスマス、私にとって儚く悲しい憎たらしい日
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私すらも幸せにできないこの世界に 存在意義はあるのだろうか
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週一度だけ会う君に持っていた薄い責任感よおさらば(合格おめでとう)
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初期アトピー カビを封じて一安心 背中も首もお手手バイバイ
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雪よりも一足先に白散らせ 月夜が照らす 八重の山茶花
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短すぎるショートヘアー明日からイブまでアイメイク極めるしか
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刻々と止まるゴールはやって来るグータラしててもベルトに乗って
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悶々と闇に埋もれて眠る夜 地上の日々に星を求めて
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暖かい 次、寒くまた 暖かい 一喜一憂 明日は寒い
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同調と協調性のお国柄 主張は誇張のレッテル貼られ
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十二月 あたしがあなた想う時 温かい風吹けばいいのに
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