冬枯れの 苅田に飛び来る白鳥に 古古米撒きて夕空眺む 
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身構えて心凍みたる寒き夜は君ほのやかにそた焚べるごと
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やさしさは言葉じゃないね 頬撫でる春風のごと そっと寄り添うもの
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ゆく道が定まらぬまま右往左往 迷い続けてたあの頃の自分
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甘言に迷わされずに一票を思うが誰がなっても一緒
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真夜中のブルーライトの埒もなしヨコハマ想う綾もなし
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雪むろに籠るごとじっと静寂に身を任せつつ 君と居る時間(とき)
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お茶だけのお茶漬け食べていた祖母のたまごボーロの雪の命日
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かさぶたが少し減ったら見にいける 君が言ってたさまざまな春
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雪の足跡静かに晩冬の日介護ベッドレンタル解約
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幸福はすべて手の中にあるけれど 求めていては気づかないもの
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雪化粧のビニール傘さして自宅までの帰り道 思い出はレイトショーに
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「治るより首吊る方が早い」って その考えがまさに鬱だね
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そぞろの神に 誘われて 道を行く 我に返るなり 身ぐるみ剥がされ
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指し示す アプリの針は 南南東
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豆撒いて 鬼は払えど 影のこる
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冷え机 夏に恋しき 冷たさよ
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立春も 余寒が続き 予感欲す
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日が少し 長くなっても まだ冬を 感じるだけで 春はまだまだ
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天才と 言ってはいけない 天才は 言われた途端 道を失う
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傷を負い 横にそれつつ ひん曲がり 貴方がありて 吾も生きたる
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嘘をつく 上手に嘘を つきたれば 百の方便 駆逐さりけり
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神経質 否鈍感? 揶揄われ 体罰受けて 吾生きており
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獅子たるは 獅子の道行け 鬣を 笑顔に変えて 強者となれ
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閑かなる 大学内の 果樹畑 気配探りて 鳥集まれり
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朝ぼらけ 空気凍み入る卯の刻に ふすまの奥で五分を乞う身
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朝ぼらけ 空気凍み入る卯の刻に 布団の奥で五分を乞う身
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スパ銭は明日は雪で行けぬのか入浴剤を奮発するか
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「今夜も星が綺麗ですね」おい待てそれはどっちだ
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名の知らぬ花を訪ねし春風に 程よく冷めて午後の紅茶 
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