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「束の間の~」 歌の腰の句の 「松抱けど」 朧に霞み 頭(かしら)疼(ひひら)ぐ /「花の音」御許
1
自治体の 長(おさ)の醜聞 亡き人も 柩の蓋を 開けて見まさむ
1
花冷えに 赤きシュマーグ 肩に掛け 思うは遠き イエメンの旅 /シュマーグ:中東の正方形スカーフ
2
冴え返る 花の盛りを 家籠もり 眦拭ふ 君が四七日(よなぬか) /挽歌
2
五分でも瞑れば楽の摩訶不思議何も知らずに生きてる不思議
2
吹く風の 冷ややかなるを 取り込みて 花散りしかば 春と思えず
2
彼の人が 雨男だって知っている 逢いに行く日は いつだって雨
1
雨雲の浮かべる影をぼんやりと眺める日々の時は穏やか
5
木立緑葉 涼風戦ぎ 空碧く澄み 白雲流れ 幾山越えて 果てなき想い 届かねど 独り佇む 薄墨たなびき
0
カスハラに困り果てるもその人の神対応に胸はざわめく
3
お孫さんより贈られしものなのか
媼
(
おうな
)
のスマホに吊らるる«ちいかわ»
9
うしろ髪 しなやかに揺れ 艶めいて 残り香残して 立ち去りぬ 春の薄墨
0
朝顔の種蒔きて鉢に水を遣り飴玉ころり食みて笑む子よ
4
休日の特典としていち早くカレーをいただく午前十一時
3
ベランダの手すりに落つる鳥のフン妻嘆きおり空と電線
5
頭では
理解
(
わかっ
)
ていても進めない 道はあるの?いつかはあるの?
2
まただ! また、季節がグラデーションのように移り変わった。見逃したまま。
1
脱いで入れまた脱いで入れ素裸になって洗濯する心地よさ
2
朝の瀬へ向かふ歩みに夜へ乞ひし恋慕の灯り苦し相反
7
バンザイで新入生を迎え入れ白き花咲く梨の木々らは
5
さむそうに ひっついて寝る ねこたちに ホットミルクを 飲ませてやりたし
11
1首詠み吾の機へ送り受信して吾を振り返る詰め込む明日
9
マラソンの日 いつもの
スーパー
(
おみせ
)
迂回して 辿り着く道に 熱き声満つ
8
雨が降り風も吹いての半月も入学式まで桜持ったな
10
目覚めたら雨が降ってるああ花も終わりだなあとコーヒー入れる
5
渦へ糸 落ちる微音に 終と始を 生む宇宙「そら」刻む砂時計かな 「詠み直しました」
8
春疾風
(
はるはやて
)
工場
(
こうば
)
通りの 桜散る 道に敷きゆく 薄紅の地図
10
四つの葉のオキザリス春あの空へ赤きラッパの花のおはよう
11
病院の待合室は海の中バリヤー張って自分に潜る
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革靴を手に持ち走る女学生 淡いブルーのシャツではにかみ
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