Utakata
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心をばアイロン掛けてピンと張り背筋伸ばして珈琲流す
0
崩れてる姿勢が丸く崩れてるもしや心も崩れてるのか
0
起きられないなりに 30分早く 起きた自分を さあさ褒めよう
4
志
(
し
)
は募り 始発に乗りて 踏み出すは 夢の続きの 確かな一歩
2
寒戻り 焦らし焦らされ待つ君に 届いた春の歓びひとしお
5
仕事中癒されたくて増えてったテーブルの上アクスタずらり
2
目で笑い心で暴言吐いているそんな大人にいつしかなった
5
なんとなく残り二十歳と設定しさあてこれから何しようかな
4
学研の付録に焦がれた鍵っ子の夢はち切れるアパートの二階
3
面を脱ぎ試合のあとに配られた薬缶のカルピス薄くて美味い
4
春がきたWBC大相撲 選抜楽しむ元気な老後
9
窓越しの春の日差しを浴びながら背中で咲くは恋バナの花
2
「あの件」と一行のみのメールには余白に語るにべもなし 恋
1
畳む日を 名残惜しむや 空仰ぎ 時はいたづら 時は綾なし
3
雪やこんこん あられやこんこん さっきからきみのマフラーくすぐったいな
1
雨上がり気温上昇
靄
(
もや
)
の中 再び春へ一直線の朝
7
ゆずりあい 言ってるヤツは ゆずらない ゆずってるとこ 見たことがない
1
新選組 二人の組長 全うした 命で見据えし 時代とは
3
食卓に ガラス細工の雛人形 ちらし寿司で 大人の雛まつり
10
風は勝手にぬるくなり目の奥をよごされて歪む春の陽光
3
揚げ麺に八宝菜をかけたもの 「皿うどん」とはたれが名付けし
6
あちこちに 葬儀屋看板 目に留まり 死がコンビニに行くごとく
6
忘れずにご苦労さんと呟けば迷惑メールひと休みかな
2
サブスクのようだね、多分僕たちは 日々のくらしを課金にかへて
7
薮睨む前髪越しに春北斗ポケットの中ぐうを握る
4
幕末の鬼と風雲児酒酌み交わす そんな姿が浮かんで消える
3
咲き初めし
辛夷
(
こぶし
)
ふるえる春寒に園より流るひな祭りの歌
17
ひ孫見ず逝きし父の
姿
(
かたち
)
なり 息子の背中 桃の節句に
13
「思し召し 聞こし召し」 お布施は文化 新興宗教拝金主義
1
広告の 桜 旅立ち おめでとう 明るき文言弥生に踊る
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