Utakata
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春雷の空に幹割れ雨に沁む 凛と芽吹く葉 若菜色して
0
イノシシに先をこされて竹の子は少しも口に入らない春
0
あしひきの山切れるところ古屋連なり 日入る海に雪崩れん如し
1
不味そうだ カンブリア紀の 海の幸 寒鰤焼きつ 観るEテレ
0
広い部屋になり テレビを見ていて後ろに 広がる音と寂しさ
2
世界を手にしたら丸ごとあげるから 君の半分僕に分けて
1
パンツルック
流行
(
はや
)
りて 街に結果あり 背きて揺らげ スカートの花
6
畑中の 桶なるものに 石を投げ 反撃された それは肥溜め
5
君の頸切り裂いたならきっと星が溢れるだろうはやく見せて
0
クワガタの 幼虫いるか 木の穴に 取り出したるは 芋虫だった
4
探偵の子供が大人に戻る日と
(
今来むと いひしばかりに 長月の
)
有明の月を 待ち出でつるかな /素性法師(コナン)/ 21/100
3
クワガタを 捕獲にいって 穴見つけ 指で手繰れば ゴキブリだった
4
回覧板 小洒落たポストに 入れながら あちゃこちゃしとんの 見られたない
1
夫の笑み思いつ供ふ桜餅 春茜見つお下がりを食む
6
青天に応える如く銀杏木のちっちゃな若葉 愛らしく萌ゆ
8
現実の引越しだけでは足りなくて届出に次ぐ届出祭り
3
江の島も富士山も誰のものでもない ただに正しく楽しめばいい
2
「若さ」といふ通知はこなくて気づいたら「老い」のフォルダに分類されて
8
青春のあわきを知らず老いという深き静寂に独り入りゆく
9
ダメージを 忘れることは 赦すこと 自分自身が 赦されるため
1
ダメージを 忘れるまでは 生きれない 立ち上がれない 忘れてしまえ
1
人間に 期待するから 騙される 期待しなけりゃ 淋しい限り
2
恐怖心 取り去るほどの いい人に 会ってみたいな ほんとにいれば
1
水道の トリハロメタン 除くため 煮沸10分 我が家の儀式
2
不機嫌な 人に挨拶 するよりは 便所掃除を する方がまし
1
これをしろ あれをしたらと いう前に 褒めて称えて 愛を示そう
1
外
(
そと
)
出
(
ゐ
)
でてみれば 春の言の葉
溢
(
あふ
)
る 舞ひぬ
初蝶
(
はつちょう
)
笑ふ草花
6
春色のミントカラーに爪を染め風船の如 弾む心よ
14
催花雨を草木に注ぐ雷神ともう一度だけ誓いを交わす/折句・さくらもち
2
ファミチキに するとわたしは 決めたから 8分待っても ファミチキにする
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