昼時を 少しズラして フードコート 逆に混んでる 昼より混んでる
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赤毛の少女が振り返る先には暗闇を切り裂く幕の音
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アドベントカレンダーを開ける音 チョコの鈴が鳴り舌先で溶ける
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加工した 方が早いと 写真撮り 三つ葉のヤツを 四つ葉に盛るキミ
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寝坊して 遅刻魔だった この俺が 朝活はじめて また遅刻する
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クリスマス ソングでいちばん 好きなのは? もろびとこぞりて 即答する俺
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自然薯を 折ってカバンに 入れる母 折らない様に 掘ったんだけど
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先輩は みなパンチ佐藤 の様な人 楽しいけれど 不安もつのる
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歯医者行き 歯石取るのは 気持ちいい 奥歯の裏を 磨くのヘタよ
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歯並びは ホントに大事 だと思う 前歯1本 ないだけでバカ
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エヴァ見ると自分を抱きしめつつ刺しているという感覚になる
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頭の中の心の奥の奥、そこに居る答えを探している
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立ち退きを 拒んだらしい 凹んでる ところに残る 老舗の和菓子屋
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お馬さん横に立ったら頭寄せ甘えてきたりちょっと照れたね
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ドラマ機に乗馬に触れてみるもよき下手でも馬をシャワーで洗い (以前、半年ほど土日に)
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コロナ禍に必死で逃げたDVのシェルターの中はみんな訳あり
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コロナから人の価値など下がりおり心ささくれ癒やしの無い日々
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貼り紙の隣に半紙で清書して美文字返しをする空想中
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貼り紙で嫌がらせとはよく見れば文字も言葉も稚拙なもので
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実際に私物に張り紙するなんぞ半世紀超え初めて見たわ
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キミだけに 話したことを ミキがなぜ 知っているのか 三十路のふたご
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逃げ続け 逃げた先でも 陽と陰 際にぶつかり 落ちる気もなく
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くちぐせは 離婚に別居 出ていくと まあそういうな わかれはくるさ
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親からの しらせといえば 金がない 入院したい このふたつのみ
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語威力は国をも揺るがす業火の死なれど詩人は意志を貫き
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リュックにはあしたの用意をひとかけら あしたが今日にならないうちに
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表面が死骸の集合体ならばネクロフィリアが進化の教え
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寒空に 煙ひとすじ たちにけり うさぎようさぎ ほねになりしか
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あたしってなんてつまらぬ人間か そういう思考浮かんで消えて
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思考する至高の一手を追い求め棋士でなくとも我の宇宙で
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