Utakata
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駅のそば銅像の前待ち合わせこちらを見てる騎馬武者の目
2
刻み
給
(
た
)
へ 君よ
吾
(
あ
)
が身に 常世なる
不毀
(
ふき
)
の夜桜 散るをしらねば
2
いずれ来る独居老人要注意その看板を背負う明日が
3
諦めを覚悟と呼びて生きゆかむ この身はすでに森に降る雪
4
傷あればこそ愛でらるるこの身体賢くなきを許して歩む
3
美しく老ゆることなど叶わねど素晴らしき日々抱きて進まむ
5
月光を束ね結んでつむがれたから きみのはだ やはらかである
1
暖かな リビング抜けて 浴室の あまりの冷たさ 熱めの湯を張る
1
忙しい合間の明日の休日は女
ひとり
(
一人・独り
)
で
スパ銭
(
スーパー銭湯
)
に行く
1
田舎者 空気も読めず 発言し 浮いているよな よそ者気分
2
ただ行って 帰るだけでも 面白い 時には都会 歩いてみたら
2
似たような 若い人らが ぎゅうぎゅうに 詰め込まれてる 電車に独り
1
人類は 若い母親 父親の 愛と努力に 存続を賭け
2
生きること今や
明日
(
あす
)
への期待より記憶ばかりの回転木馬
2
温暖化 「冬はやっぱり 寒くなきゃ」 そう言いながら 待ち焦がれる春
4
おみくじの 意味もわからず 景品を 貰えるものと ああ勘違い
1
ラブレター心で書いたものだからあなたは
明日
(
あす
)
も変わらずにいて
2
ありがとう 人の親切 身に染みる 中央道は コバルトブルー
1
吉祥寺 人波を縫い アーケード 駆け足で行く 遅刻も遅刻
1
死ぬことも誰も知らずにいれることほのかにそれは有り難きこと
2
国分寺 乗りかえ迷い お隣の 女性に尋ね 礼も忘れて
1
緊張で 誰もしゃべらず 降りるとき あずさの中で 頭叩かれ
1
日々ノルマひとつ足りない口惜しさ「んん〜」と巡らせ無駄を探して
7
トイレット ペーパー垂らし 町中を 歩いた妻に 文化勲章
2
風当たり 刺さる冷たさ耐え切れず フードとマスクで己を守る
2
冷めるのはなんでもない違和感の 雫一滴文字一文
1
雪舞いて 音をのみこむ
冬帳
(
ふゆとばり
)
2
水面にビッシリと氷 藻の蔭でメダカは ひたすら 遠き春を待つ
5
夕球
(
火の星
)
を眺めて注ぐダージリン来来来世に移住しようか
9
グラタンはホワイトソース作りから認知予防にせっせと料理
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