抽斗ひきだしの整理 宝探しの如 失くしたはずの 記念の硬貨
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西の窓 沈みゆく陽をでた夕刻 今家々の屋根が遮る佳景
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本当の ことを言っても 信じない 信じたいこと 信じる人たち
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天道虫飼うと云うからアブラムシさがす菜の花畑の朝に
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恋人と呼べずに去りし人送る横浜駅のやさしい雑踏
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池の島松ヶ枝に立つ白鷺に 射竦まされて暫し動けず
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混雑を 避けて近場で 見物す 呼吸ひとつ 花が満ち足り
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川べりで 白鳥送る 人もなく 声のみで知る しばしの別れ
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早起きの ベランダ手摺り ぬれてゐる 昨日の雨を 僕は知らない
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鳥雲に追いかけるように二人して北へ北へと恋の逃避行
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貧しくも思いは高くと言い訳し株は疎くて短歌うたに溺れる
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島田魁巨漢の武士生涯を誠に捧げし同志を支え皆に慕われ
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嬉しきは鳥の囀ずり聞く朝と狭庭に開く花を見し午後
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雨止みて 朝日を浴びるアスファルト 虹色光りて春の匂ひ発つ
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生まれてさ良かったですかと我が胸に問うて黙してまた春が来る
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縁側で 水面みなもに影が 飛び跳ねて 静かに時が 流れてやまず
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何度でも カメラフォルダ 見返して スクロールする 指はやくなる
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何年も 無限の愛を くれた母 このままずっと 笑顔でいてね
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日も暮れて 最後の魚座 新月が みなのたましい 浄化すべく
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あの石を 穿つ雨垂れ この俺の 寂しささえも 穿てるような
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大木を守るがごとく若木伸び導くごとく生い茂るなり
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手を取りて虹のたもとへ走りだす 理にかなう恋秋風の中 
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恋ごころ隠しフォルダに移しても検索欄に残ったままで
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一日が あっという間で 短くて すぐに明日で 今日も終わる
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いち早く心肺蘇生を行った貴方が嫌いなわたしの娘
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まくらでかまくらでかすぎまくらでか枕詞をつかつてみたし
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ぶら下がる父を見上げて震えても何も出来ない夫だった人
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あさぎりの正八胞体テッセラクトのかげとしてひらひらまわりおちるものたち
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罰なんて今日まで信じて居なかった舅が首を吊ったと聞くまで
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すっげー白くなってる、はっきりわかんだね たへのタオル巻きたる君の腰 ちら〻〻ちら見らるまあ多少はね
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