語りては心に沁みる昭和歌あなた私も未だ若かった
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庭が枯れ祖父が死んでもチャルメラは妙な速さで町を巡って
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複数の国語辞典を見比べて幸せを定義するナカムラ
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ひたすらに 下腹あたたむ 月数日 ときどきねこも 乗ってくれたり
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あな素晴らしきシタタかさ 何れの時に 御身ホフる矢となりし
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春巡るバス待つ子らの青き列 畳みし羽根におにぎり忍ばせ
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膝の上 愛惜眠り まだ遠く
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影なれば消ゆべきものをまなこなる濃き紫は愈々いよいよ深し
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まばゆさに心も白く霞むとも焼きつく青は褪せぬ形見に
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不調さへ歌をうたいて超えようと腹の底より声放つのだ
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リンゴ酢と梅肉入りの飴ちゃんで体を起動さすダルい春
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夜熱海 想う可惜夜 横顔に
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春なのか冬の残滓の中なのか三寒四温のVAR
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音楽を止めて地元を歩いたら意外と静かで意外と寂しい
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聴こえたの だからわたしはここにいる きみよ見つけてはやく気づいて
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悠久を生き延びてただひたすらにあなたのもとに帰りたかった
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感触のかけら 集めて縒り合わせ作り上げたるときの楽しさ
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中腹を越して麓にかかる雲あの辺りなら歩いて行ける
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逆向きの席の電車でぐんぐんとバックする先 旧友が待つ
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衣替え 心ときめき 春ですよ 桃色桜 春の宵 くれないもえる 梅の花
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不調には特効薬の眠りあり暫し突っ伏す昼の楽園
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日溜まりの テラスに留まる 夫婦鳩 微笑み溢れ 相身互い 春うらら
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ラーメンを食む君のメガネが曇る 何なんだろうこのときめきは
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甘酒の麹の粒を噛み潰し苦虫の味中和させてる
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昼下がり君と繋がる10分間もう5分間延長させて
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円安で物価高騰が止まらない一般庶民はエンエンと泣いている お題:「円」
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憧れは 憧れのまま 遠ざかり 再び行けぬ 「黒の教会」 /ルーマニア ブラショフ黒教会2016年7月
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横浜で 俺を押し退け 乗ったヤツ 相模湖行くの? それ横浜線よ
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どの音が いづれの鍵か 分かねども 手足の動き 見れど飽かなくに /イヴ・レヒシュタイナーのパイプオルガン演奏
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落ちそうに 腰をずらして 足鍵盤 踏む足捌き 後ろより見る /イヴ・レヒシュタイナーのパイプオルガン演奏
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