湧き水をブレンドさせた目薬でふやふやになれ眼精疲労 

はじめから わたしが選んだ色なのに 気ままに濁る 勝手さが好き 

女友達と話す君 お似合いすぎて なんか嫌だな… 

雨の中明るい声で鳴く小鳥私もこんな風に生きたい 

乳房にて分け入り見つけた月あかり言葉なんか覚えるんじゃなかった 

拾い上げ大事に抱えてきたはずが持たされるなら苦しいばかり 

通り雨 雨宿りのカフェ カプチーノ 雨音は今日の君の笑い声  

君の髪風の形に揺れていて前髪なおす係りはぼくね 

もう誰も訪ねぬ田んぼ一匹の猫 君の世界を覗かせてくれ 

完璧な太陽に今朝出会えたよそのまま天に召されたかった 

盆東風の飛沫に乗りて静かなる傘のポツポツ秋の失恋 

包装もリボンも熨斗もいらないの貴方の音と揺れてるだけで 

リボン付黒フリル服のマキさんのグラン・ギニョルめく笑み忘られず 

目を伏せて息を潜めて浴室では曇りきった鏡を思う 

今は街の貌をして伸びていくあなたの影の中の路上に 

未だに冷える生身を余所に傘束から流れる雨の常温 

動物の 身の一片を含んでは ニタリと笑う 君に似た人 

陽光がリビングに指す朝7時 空からシャチが泳いで来たあ! 

ああすればこう言われるだろうを100として言われたことは0.1 

冬の夜 南で月を眺めてた 東を見れば ひかりの街 

前腕の かわりに紅く 染め上げし チーズ牛丼 沁みる陶酔 

人事部よ 個性は何かと 聞くなよな 塩基配列 たたきつけるぞ 

ごめんねと 言いたくなるから 意味もなく どうかあなたの 明日に幸あれ 

もうだめなときは母音に濁点を付けて泣くから気づいてください 

何もかも嫌になったら山賊になってめちゃくちゃ暴れりゃいいさ 

朧月 ぼんやり見える 月光に 綺麗と気づいた 二十五歳 

diff わたし あなた を今日も くりかえす なんてことない ふりをしながら 

スキンケアを する前の手を見て ガサガサの 君の手を 思い出す日々 

浴槽へなんだかな~ お湯を入れる準備が何でも短歌に 出来ました聞こえるよ 風呂の蛇口を僕の心は 開いてください狂ってしまって 

失えば 生きていけないはずのもの あまりに多く失い過ぎて