君の骨、ほくろをなぞる 初恋は時を越えて今叶う
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転んでも死ななかったね転んでもただで起きてはつまらないだろう
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車無く転んで怪我した妻のこと笑うのだろう別れたひと
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丁寧にマキロン吹いて手当するガーゼもテープも百均だけど
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目覚めれば傷の手当がスリリングガーゼと傷が剝がれる瞬間
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全身を打撲した後ぐうぐうと眠るそうです目覚めて食べる
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現実に背を向け気づく本の山確かに生きたこれまでを知る
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同じ月見ている君が考えていること分からず ひとりかも寝む
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目の前に立つ現実の方向かず少し斜めの後ろ見てみる
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深淵を覗く時 君も深淵を覗いていたら嬉しい
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息を止めないよう注意してあと一回止まったら向こう側行き
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ぽさぽさのトウモロコシの髭を持ち遊ぶ季節の青い惑星
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まんまるのドーナツ持って夢中だね瞳に土星輝く子象
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目を瞑りほんとうだけを思い出す瞼の裏に夏の田園
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眠れない潰す頭を低気圧わかんなくなる痛みと今夜
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石をどけ身体晒さずいることの軟弱とする宇宙人たち
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光一っちゃんこういっちゃん 美味しいものを食べていた 我まで幸せ ファンとは、そゆもの
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死んだ熱帯魚を掬い上げ泣いた アパートのした午前2時の影 魂はきっとファンタジーかどこか
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エアコンのおやすみタイマー切時間徐々に伸びつつ夏は深まる
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サイレント値上げとなったトマトジュース旧パッケージを見つけてよきかな
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「虫の卵?ぽいのが床に落ちていて!!!」聞いて見たならチョコが2粒ふたつぶ
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夕暮れにほろ酔いで聞くひぐらしに響鳴するごと梅雨の稲妻
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お年頃わざと昔の名称を調べたことが今にも遺る
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下町の迷路の如き路地入ればセピア色した童と出逢う
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金曜日のラ・ラ・サンシャイン 通り雨も官能的な三十一文字
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チビ猫は ひたすらひたすら ビビります 花火の音がドンドコドンと
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正解は人それぞれっていうけれどそんなわけない唯一解を
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琴線に触れる こと、こと、音がする そんな気がする こころが動く
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友からの 暑中見舞いは 風物詩 嬉しく思ひ 筆を持つ午後
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明け方に ベッドへ潜る 君からは 知らない夜の 匂いがしてる
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