Utakata
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宰相は軍拡狂女と謗られど 笑みで返せる肚を据えたり
1
忍び合い貴女に分かるはずがない先の見えない夜霧の向こう
0
行列や現世利益の祭神に 忍耐力を競ふがごとく
1
梅蜜を 好むメジロは 梅の花 巡りて受粉 持ちつ持たれつ
1
君とゆく桜の階段抜けて空 耳そばだてて 孫はまぼろし
1
法事でも 家族に会える 幸せは 格別でして ワクワク待つわれ
2
戦って 憂き目に遭った 回数分 優しさ増した あったかいスープ
0
さりげない友の言葉は宝物 ラーメン屋にて「いいこと言うね」
4
自分から別れを告げた翌日はなぜかポテチが不味く感じる
0
違和感は自分の声が1センチずれて聞こえる気づいてしまった
0
柔らかく優しい君と離れるよ 温もりだけがそこにはあった
0
邂逅を求めた街は何もない 近所のババアいつも小さい
0
ペダルこぐ 青年ひとり 声弾む 見えぬ誰かと 繋がっている
0
梅の木にミツバチの飛ぶのどけさよ雪国の春も近いでしょうか
7
脳みそがないクラゲたち傷つきもしないのならばいっそ来世は
7
深夜二時肩を落として灯を求む 冷蔵庫より小さき「おかえり」
5
車窓より降り
注
(
そそ
)
ぐ陽は暖かし 春が手を差し伸べる如月
9
沈丁花 不意に知らせて
春かおり
(
遥か居り
)
4
雨水きて 春の入口 半歩待つ
2
願いごと 一つ叶うなら
黒羊駝
(
きみ
)
に逢いたい そんな奇跡を 絆を信じ
4
両脇に 幼な子かかえる 細腕が かけるメダルは 何色だろう
8
北窓のデンドロビウムに逞しき花芽みつけしふたつみつよつ
8
衿を開け 雲一つない 道を行く 東の山は 少し霞みて
6
まどぎわで ねこたちふたり ひっついて ひにゃたぼっこよ よいおひよりよ
13
あと10点 ヤマザキ一瞬お休みし 春の三色あんぱんなど食む
11
キリストは 嘲られても 驚かず 侮蔑されても 怒らなかった
3
われならば腹掻っ捌き腸(はらわた)を引きずり出して投げて果てまし /『太平記』風に
2
大勝利
納
(
おさ
)
めた総理の演説は
要所
(
ようしょ
)
に「そうだ」の
合
(
あ
)
いの手も付く
10
仏壇の 花を整え ふと気づく 心も同時に 整っている
9
逃げ足を 早く素早く していれば 危険は回避 チャンスもドロー
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