朝イチのバスで上京する君の目に留まる花 凛としてあか
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満々と水をたたえた四万十の沈下橋潜り屋根舟がゆく
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千載ちとせ経ど 恋路こひぢに惑ふ 心地こそ 昔も今も 変わらざりけれ
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甘ったるい片思いで済む筈だった気づけば囲われ出口はいずこ
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眠たいね やりたいことが たくさんで 寝たくないけど 起きてられない
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金満を 葬る武器は 安上がり 「Nuclear Weapon」 核兵器とか もう忘れたか
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師の聞きし毛氈苔の吐息など湿原いく度たずねたならば
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水たまり探して踊る我々は水に生まれた生物だから
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荒波にむかう 二つの 舟なれど 共に進みて ひとつとなる船
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手をつなぎ排水溝をジャンプするそんな元気が意外とあった
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安息をまあるい箱に入れておく桃もう一度望み通りに
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歌うこと好きなんだって takataのルール変わっても一度思う
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はずれゐて 太鼓の音の微かなり くらやみ祭りに 夏の始まる
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日本国 第二のコロナに備えたし 致死率高い 「ハンタウィルス」(※) 人種交流と気候変動が感染症を拡げる
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不意に意思持ちたる寝癖SOソー CUTEキュート惰性がボブに昇格した日
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二、三羽の水鳥みずとりやすむ池静か深い空虚に吾のみが立つ
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葬式で 実はいい人 だったとか 絶対言うなよ 恥ずかしいから
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こどもの日ふと思ひたち草取りす墓石もなき終の棲家で
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三日間 同じ夢見る 我のため 絵画風にて プレゼントされ
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おさなごの腕に残りし点滴の 痕の数だけ後悔がある
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この店は アタリですよと 後輩が それハズレだろ? 生ガキの店
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夏らしい イヤリングの画 届きし夜 どれが似合か 貴女の笑顔に
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連休は皆断捨離に目覚めるか買取長蛇のブックオフかな
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窓を開け夜風を頬に受けながら遠く見やれば海に月影
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ジーンズの 腿で擦って キミに投げ 梨でやっても カッコつかない
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三十階から常に見下す商店街 下の下の下の下の下の下のしたのしたのしたのげのげの
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睨み合ふ剣の太刀すじ見極めてジリリジリリと刹那に懸けて
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こどもの日ごちそう素材のスーパーに母と二人の妙な気まずさ
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そんなにも立派なことを言う人がこんな屋台でなぜ飲んでんの
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風呂の蓋開けて目を射る青の草 菖蒲の茎に鼻を押しつけ
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