Utakata
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「咲きたいよ」「咲きたくないよ」靄の中ざわめく桜たちの熱量
0
捨てられた ゴミ風下に 集まりて 行き場をなくし たむろしている
0
令和の世 宇宙刑事の 再誕に 「若さって何だ?」と また込み上げる
0
面倒も中くらいなり
F
B
は既読スルーの圧の風よけ
1
夜の話が夢に似て 君が居たはずの空白に座る
1
約束だけが足りなくて 手軽な後悔ばかり抱えて
2
君が横にいることさえも必然か 平和な国でもチェーホフの銃
1
人は皆こころに憂うこと有れど 面(おもて)に見せず笑いで隠す
4
夕暮れに ひとつの傘に 肩並べ わが衣手に 梅雨はつきなし
2
花びらが一枚我の自室にて 繋げなくとも繋がれていく
2
受験前 会えない辛さ 感じれど 会えたときの あなたの笑顔
1
指先で世界に触れる仕草にて 君は優しく月光のふりする
1
天気予報 春突き抜ける 暖かさ 酷暑を憂い 背筋凍りつく
3
降車ドア
開
(
ひら
)
かば 眠気覚むるほど 冷へ込みぬ宵風 目的駅
5
お汁粉は美味しいけれど飽きもくる 口が整う塩昆布欲し
7
黒羊駝
(
あの子
)
と
蒼瞳羊駝
(
この子
)
と共に 生きれたら 儚い願い 夢物語
3
漫画には 興味なかった 我この年で 銀魂読んで 幕末再燃す
3
それぞれの背負ふ荷物の重たさを触れずに終わる今日の女子会
13
悪寒あり 妻が作りし玉子酒 晩酌代わりにおかわり却下!
10
涙鳥
(
るいちょう
)
の天に舞い立つりくりゅうの光に酔いし明けの
金星
(
きんせい
)
10
父親と 母親の名から 一字づつ もらっただけの 無意味な名前
2
世を見つめ音ほろほろと零れぬる 霞む眼路に滲む星月夜
5
巣食う魔に命削られなお白く 燃え尽きんとす
霊
(
たま
)
の輝き
3
痛みさえいつか眠りに溶けるまで 夜の帳を独り見つめて
7
ひとつずつ明かりを消してゆくごとく 闇の深さに星を求むる
4
これやこの この身に迫りたる
末期
(
まつご
)
かな いまはうるはしき花を咲かせて
3
凄すぎる 活躍される 方を見て やっぱ自分も なんか頑張ろ
3
ピーポーが半音下がり通過して見知らぬ人の非常時を知る
12
「Utakata」の句 読み切れずとも わが心 うち解けてゆき 未来開ける
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権力に 従属したる 民放局 初心に帰れ 皆が支えり
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