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願わくば淡い薄紫色の花束のような人でありたい 

令和前ワンチャンあると腕まくり帰ってきましたノストラダムス 

うつくしきことしか言はぬ人びとに倦みたる果ての若楓かな 

明日からあなたを忘れてしまうくらい自分を愛して生きてゆきます 

泣いていた、全身麻酔の夢の中あなたを置いて覚めてしまった 

一瞬の風の音さえ美しい青葉駆け抜け今会いに行くよ 

しっとりとチーズ蒸しパン噛みしめて優しい人に戻る夕暮れ 

水風船 弾ける音で思い出す きみの静かな話し方とか 

おめでとうその一言で救われます今日という日の祝福でした 

涙目が バレないように キスをした いつかは止まる その心臓に 

すむ水にかはづ鳴くなり玉川に散らでうつろふ岸の山吹 

ちうりっぷ並び並びてきれいだな赤白黄色ではないけれど 

この世には真っ赤なものと真っ赤ではないものだけがあるの。夕暮れ 

マッサージされながらする脳に至る寄生虫もいる話など 

「ともだち」がホントの友とは限らないからぼくは踊って月にいきます 

文句すら出なくなったらおしまいだ それは独裁スイッチだから 

ゆうびんを受け取りなさい 今日にでもお前の元に届く頃合い 

真夜中にそっと置かれた撒き菱が チクチク刺さる昼の月光 

戦況を報告せよと声がする ”コンジョウマガリ”があらわれる時 

読み進む歌集に茂る黄の付箋肌の匂いがする歌が好き 

花散れば青葉の枝に紛れ入りて今は友ある高砂の松 

母がもしおれを愛していたならば そう思わずにおれない今日だ 

舌の上ぽてりとできた口内炎メロンソーダが染みる春の夜  

洗顔料、湿布、酎ハイ、肉体のこわばり溶かす酸っぱい香り 

聖堂の床はがれきにおほはれて聖金曜日のいばらのかむり 

芯のない鉛筆を折る、にくしみは愛につながるランドルト環 

くつくつと煮える豚汁 終電を逃した方が良かったかしら 

眠ろうかバターロールにくるまってそして誰かにかじられようよ 

ニ時間の映画のようなクラス会 米寿の恩師に古希の教え子 

無表情 ティッシュ配りをシカトしてあとから気づく鼻のむずむず