母殺し 売女と嘲笑ひし御前さん 刃を研ぎ澄み小夜の中山
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小指立て愛しと云ふて微笑せば ラット漂ふ六畳間燃ゆ
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泣かないで、地獄は僕が瓶詰めに パンに塗って食べちゃうからね
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永久とこしえに口を噤みし紅玉のマスカレヰドは夜明けを夢む
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閉めたかな 無意識に鍵 かけた時 気になる時と ならない不思議
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流れゆく 木の葉に重ねて 云う君と ほらほらああして 僕らは出逢った
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可愛くない 思いやりもない 君をみる しょうがないから 一緒に居ようか?
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泣く君が 「あなたも結婚 してれば」と。 何も言えなかった 若かりし僕
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くしゃみ出るもう花粉とか飛ぶ頃か風邪でもうつす人はいないが
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スノームーン最初に呼んだ人の名を知りたくなった二月の満月
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変な奴 いっぱいるなと 思ったら 自分もかなり 変だったこと
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恵方巻黙して食すが定めとか独りの吾はいつも黙食
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片道の道行きと知るまなざしの すでにここより出でて彷徨ふ
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流れ星!あれって流れ星ですよね!?テレビで見るより大人しいですね!
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街宣の車さえ見ぬ過疎の町 真冬日静かに夕映えしき
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わがこころなぐさめんとうたよむはひとのこころのほかにあらずや試みに「ハート」の数を足してみた。二万近くに「ありがとう」です。
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コンビニで 買うか迷いし 恵方巻き 冒険できず 素通りし我
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行き帰り フロントガラス 満月を 目印にして 取引先へ
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味染みて 煮崩れしてる ジャガイモを ホクホク食べる 遅い夕餉に
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塾へと急ぐ背の群を高き窓より見てをれば吐く息は皆白き吹き出し
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人生の形が円環だとすれば このドーナツも一物語
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去りし夜 外まで響く 「オニは外!」 明日はひとり 小声で豆撒く
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談笑が食器洗いのBGM この時間がたまらなく好きだ
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リナックスを学びきて一年、その軌跡が五年日記の上段に見ゆ
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あきらめず 思い貫け 砕けても 天に広がり 煌めく星に
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付けふみを 結びつがえて 時を待つ 雲が流れて 弓張りの月
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暖房ももう一人分でいいの だからぬるくもならないアイスコーヒー
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この部屋に占める「私」が増えた日の 少し大きくあくびをする九時
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テーブルの 向こうに座る カサついた くちびるの君 プラネタリウム
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家じまい義姉あねの居宅の解体に嫁入り箪笥は取り残される
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