あなたとの 距離は零から こどもぶん 心は一から 零へと変わる
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可愛さを金の力に変えられて 異国ではんだ竹は美味いか
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夏帽子風のいたずら押さえても光陰飛ぶを留むものなし
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テレビ消し、静かな部屋に雪が降る見ない優しさも認めてほしい
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くしゃみして春こじ開ける君とぼく その断面を分けあうルタオ
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アメリカにロシアのような制裁は加えんのかと誰に言おうか
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一日が長くて苦痛の日が続く 短かすぎるはアルパカきみとの時間
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あったのか!いちごスプーンひっそりと白に溶かそう果実の赤を
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下駄箱の奥から出てきたチケットは 最後にアルパカきみを見つめた日付
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「俺なんて所詮だめだとわかったよ」普段は自分を『私』という君。
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目の前の待ってたバスを見送った 変な快楽が離れていかない
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知らぬ間に書きなぐられた告白に消しゴムかける試験日の朝
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手のひらに収まる薄い端末で億光年の果てまで行こう
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雪国の春は幾分控えめに土の匂いの這い回る道
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死にたいと言ってみるだけ本当はなにもしないで眠りたいだけ
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朝を待つ眠れないまま目を閉じるまた夜を待つ眠れないまま
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春陽の庭の片隅しみじみと想い咲きかな菊の一輪
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山裾に 雲はたなびき 動かざり 買い物帰り バスから眺む
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拙者も凡百ふつうであるから堪えられぬとは知りつつも夢見る流浪人むしょく
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自殺者の 枕になりし 北の枕木
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雲雀鳴く田舎電車の高校生 いっちょうまえに彼女連れをり
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取り出した脳はあなたに見えないし私の言葉もただの吐瀉物
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一時間に一本しかない田舎駅 古食堂にてタンメンを食ふ
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匝瑳そうさとふ千葉の田舎の野畑で 土筆を踏みて雲雀仰ぎ見
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有ってしまう言葉で無と虚を現したい 矛盾だらけの人間なんだし
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春浅き傘交う窓の縁なぞり雨垂れるまま君を待ちおり
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交差点にも春たづぬ 切り株のわき 紫の咲く ホトケノザ
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蔦の這うひかりに鏡うもれいる うちに眠れる人おだやかに
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哀しみはわれにもあれど濃さゆえに福島行きの遅くなりにし
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針はゼロ いつもの部屋で バースデー 向かい合っては 微笑み交わす
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