早緑の山椒の若葉艶やかに葉陰にひそとさき花咲く
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死なないで いるための火を君の髪ゆれる一瞬ごとに受け取る
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貿易に 頼る日本が 為べき事 いい「国」創れ1 1 9 2 2 9 0 良い「肉」造れ 1 1 2 9 2 9 0
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晴れ空の下 走るバスの研修車 桜吹雪のエール受けつつ
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花びらが 風に巻かれて 空巡る 視線戻せば 枝にラメグリーン
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既読はね、まだ付けないでおくからさ 気が変わったら、そっと教えて
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何時の頃 京極堂なる 本屋あり 四方八方 一時の宴 ※ 二十歳までほぼ読書しなかった 「京極夏彦」さんに 一時はまった
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日が過ぎて終わりの桜でる日々今ここにある花はいかり
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もわもわと 身体からだの毛穴 沸き返る 琥珀の海に 遊びて酔えば
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空き地には 虫も見かけぬ ご時世に 雀は知ってる その居場所
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何あれど 規則正しく 流れゆく  無慈悲と思えば 時にやさしい
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隣席りんせきの父親にかかへられし子の微睡まどろみぬ長き睫毛まつげ揺るる
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菜の花よ見返さぬこと知っててもこっちを向いて笑ってみせて
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ワクワクを強要される四月かな ヴァニラのアイスが早く溶けでて
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期待値のノルマに届かぬこの僕を 桜のせいにできればいいのに
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地球儀をまわせば指が街を消し 僕らは桜の圏外にいる
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隣から話しかけるその声に師と気づけども知らぬふりする
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記念日に君に贈った腕時計はめる姿を見せてくれたら
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二時間四十五分の軟禁ただ君思うことしかできず
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富士白き春まだ半ばの甲斐路往く ともがら笑みて山桜かな
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また振られたんだそっか、気の毒に。 ・・・そんな奴より、いい人居るのに
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桜舞う 薄墨の宵 朧月 夜風寂しや 遠き古里 重なりぬ
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パーティーへ呼ばれていった遠い日のもぬけの殻のハブられ少女
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名を知らぬあの人としてほどく手よ優しいはずの春の名残りに
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そんな事知らずに生きていけたのに。もう帰れない純なわたしに
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ねぇ、だあれ?隣にいてもスマホばかり。フリック音がひどくうるさい
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食べたことないかえるが鳴いてる飲んだことない水たまりの中で
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春風に 舞い立つ心 人々は 浮かれ飛び交う わたげの如く / 新学期
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側溝に掃き寄せられた花びらで 女の美麗の一瞬を知る
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櫻木の根元に埋うづもる屍の 長い睫毛に付着する泥
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