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掃除機の回転ブラシ巻き付けちゃ自虐いそしむ紐自縛趣味/いい加減しなさい
1
「オレンジのスノームーンよ」出窓から夏目漱石的に伝えむ
0
小春日にこはるのような吾妹来て 三歳の君姉さんになる
1
春風と遊ぶわたあめつれもどす道中ぼくはきみに出会った
2
ニッコリと営業スマイル手を振って真顔に戻るサロンスタッフ
6
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ これ以上嘘をついたら総理になっちゃう
1
サヨナラはいくたびかしらあったけど真の終わりの予行演習
4
初詣豆まき恵方もスルーして福を避けてるわけではないが
6
我が膝に飛びつきぬ 人馴れし犬 肉球跡の 土のスタンプ
9
春が来ぬ 自転車パンク 直す度 もらったテレビ 映る瞬間
0
つかの間の 陽に照らされて 木々の枝の 雪落つる様に 春を夢見る
4
初めての古着屋ひとり向かう冬 若草通りに告げし春の
音
(
ね
)
4
孫の手紙 ひらがなの文字 漢字に変わり 前進みゆく 君は中学生
3
節分には 大豆と鰯 今もまだ 恵方巻きには のれずに過ごし
4
静電気私の指を刺しながら春はまだよと意地悪をする
4
寒すぎて ご不浄行くにも 上着着る 今日は立春 さあ後ひと月
5
山茶花や 散るを見しより 我が恋は やるかたもなし 風にまかせて
2
山茶花の 散りしきる庭に たたずみて 逢はむとすれど え逢はぬ君よ
(
)
3
2年ぶり玄関ベランダ「鬼は外」誰も居ないを幸いにして
8
取りあげるテーマに不満なけれどもエムシーの声やや聞きづらし
4
新しさを拒む気持ちがひとつずつ上乗せしてゆく私の歳を
5
にゃおんという 呼び声ひとつ いとしくて なんでも叶えてやりたく思ふ
13
満月とともにやってくる 月のもの 呼んでないけど まだやってくる
5
星に願うと 希望を疑わず歌う星達 眩しすぎて今は目をそむく
3
幼き日 心を満たした あの宝石 今となれば 心を蝕む
2
若草の泉に寄り添ひ陽に向かひ 雲雀と歌ひ風とそよげる
7
一日を一日ちをただ凌ひでく生業ともに生きて参らん
5
恵方巻き 残業帰り 売り切れで ままならぬ世に 月は綺麗で
17
立春の 光りにダルマ 解けおちて 幻と知る
形
(
かたち
)
ある
故
(
ゆえ
)
の
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「あんなにも優しかった父」と書く ペンさえ重い冬の朝です
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