Utakata
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我ゆくと 背中を向けた彼の手の 受験票見て霞む老眼
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傷だらけだけど絆をいくつでももってわたしはこわれていない
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雪景の駆け落ちごっこ
2
分ずつ積もったね ユー、忘れないでよ
2
神さまに渡さぬように抱き合っていつかおんなじとこへ行こうね
1
ナナカマド枝もたわわの実をつけて日毎色づきふと足を止め
4
ブルゾンに合わすはチュールスカートで 甘辛ミックス ねこ母コーデ
2
明日は冷える 亀ちゃん(ふう)ブルゾン出しておき パン屋に行けたら御の字とする>相棒新シリーズ、来週だ〜
3
湯たんぽじゃきみの代わりにならないが夢で確かに「なぁん」と鳴いた
7
わたしだって「すみません、よく分かりません」だけでぜんぶ許されたい!
3
武将では伊達政宗が好きだつた独眼竜に俺はなるのか/9/22
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念願の鰻の成瀬「梅」にするランクの上は完治の祝い/9/22
5
人生のBGMは決めていた河島英五『生きてりゃいいさ』/9/22
4
入院をしなくて済めば御の字とパンツ肌着を買う日曜日/9/22
5
平凡な人生つづく気がしてた不惑半ばでドラマ突然/9/22
7
『キャプ翼』で子どもの時から知つていた網膜剥離は失明の危機/9/22
5
アイロンを習うと妻が言つたので初めて託す子どもの白衣/9/21告知翌日
5
期待して待ってみるのはもうやめる 百年の恋冷ましてしまおう
5
発つたびに殴り書く遺書の中身はいつでも同じ「ぜんぶわすれて」
4
とおい
太陽
(
きみ
)
のつめたいところに
触
(
ふ
)
れられたらとずっとおもっているの
2
あれっぽい それっぽいもの もうたくさん これでいいのだ これでいいのだ
4
あの人に「フード裏返ってる」って言おうとして言えないきみの口
3
遺影手に
白雲
(
しらくも
)
浮かぶ 青空は あの時
旅
(
いっ
)
た 霧ヶ峰の空
10
二郎系オネエ店主を妄想す むしろ透き通ったスープなんじゃない?
3
へそ天の猫の贅肉もてあそぶ「ぶるにゃん!」鳴いてご機嫌ななめ
5
離れて半年忘れたのかな職場で「おめでと」言われて泣けた/知っててくれる人がいる有難さ
10
似ても似つかない清廉なあの子と目線が似てると言ってくれたね
4
値踏みとか しないでください この詩に 私は私を 救ってるだけ
6
道の辺
(
みちのべ
)
に 凛と咲く花 見て思ふ 人の心は 移ろいやすし
12
子は自分勝手ですから幾千の愛より一の
鄙薄
(
ひはく
)
で見ます
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お父さんわれわれはまるで不良品のパズルみたいな親子でしたね
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