寒いにこそ 一入ひとしおに 温もりを感づ我が家 床暖にココア
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僕たちはワープしないと会えないね星と星とは遠すぎるから
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「人間がひねくれているから」とまず前口上から語る愉しみ
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前向けば海がこんなに見えるのに こけそうになって下を向く
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僕だけが知ってる世界は僕だけが知らない世界と言えると気づく/老いた(オールド)らし
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メロいが何かは知らないが、俺じゃないことは知ってるぜ
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弱冠の ひとと呼びたるあすなろと 傾げる猪口の麗しき色
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レストラン日本人はいいけれど外国の者少し怪しい
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色形どんな姿サマでも抱きしめて弱くたっていい「アイ」を謳おう
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春がいい あの頃も今も過ぎてゆき すこし酔ったり 小椋佳聴く
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みなさんのいいねをもらい満足だだがまだまだないいねをくれよ
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春の花春に色づき終わるようその花束は君の華束
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「だから何」女子アナ微笑むフィルターはより恐ろしき「ですから何か」
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春想ふ 砂の丘へと伸びる影 そっと繋ぐ手熱を帯びゆく
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炒飯は しっとりなのか パラパラか またやってんの? 今日も平和や
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冬山に 登り大きく 息をする 縮んだ肺が ぐんと伸びする
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雪に耐え春の日差しに残り柿受験の子らよサクラも近い
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身を削り言葉の角を丸めれば雷避けるプロのわざかな
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頬当たる 冷たい風が うざったく マスクを着けて コロナ禍戻り
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母亡くし祖母と手つなぐ幼子の顔まだ見れず夕影の路地
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掃除機をかけてないこと黙ってる旦那には黒は決して着せない
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好きにしろ笑顔で今日も飲み込んだ善人コスの腹黒レイヤー
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小夜更さよふけて しゃんしゃんと降る 細雪ささめゆき  君とはしゃいだ 明日あすをなぞって
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色のない 世界で君が 絵の具持ち 筆持つ僕に 「色をつけて」と
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熱はないだけどなんだか調子悪い子を休ませて僕もちゃっかり
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婦人科の検査結果の説明待ち ただひたすらにボード見つめる
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セルフレジ もっと単純化してくれよ 昭和世代をいじめないでよ
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「愛してる」「愛してほしい」「愛したい」「愛は苦しい」「愛って何だ?」
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喉通り落ちていく水冷たさを介し知らない胃のかたち告げる
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もの床に置き始めれば際もなくゴミ屋敷へとなりにけるかも
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