我ゆくと 背中を向けた彼の手の 受験票見て霞む老眼
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傷だらけだけど絆をいくつでももってわたしはこわれていない
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雪景の駆け落ちごっこ分ずつ積もったね ユー、忘れないでよ
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神さまに渡さぬように抱き合っていつかおんなじとこへ行こうね
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ナナカマド枝もたわわの実をつけて日毎色づきふと足を止め
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ブルゾンに合わすはチュールスカートで 甘辛ミックス ねこ母コーデ
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明日は冷える 亀ちゃん(ふう)ブルゾン出しておき パン屋に行けたら御の字とする>相棒新シリーズ、来週だ〜
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湯たんぽじゃきみの代わりにならないが夢で確かに「なぁん」と鳴いた
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わたしだって「すみません、よく分かりません」だけでぜんぶ許されたい!
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武将では伊達政宗が好きだつた独眼竜に俺はなるのか/9/22
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念願の鰻の成瀬「梅」にするランクの上は完治の祝い/9/22
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人生のBGMは決めていた河島英五『生きてりゃいいさ』/9/22
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入院をしなくて済めば御の字とパンツ肌着を買う日曜日/9/22
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平凡な人生つづく気がしてた不惑半ばでドラマ突然/9/22
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『キャプ翼』で子どもの時から知つていた網膜剥離は失明の危機/9/22
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アイロンを習うと妻が言つたので初めて託す子どもの白衣/9/21告知翌日
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期待して待ってみるのはもうやめる 百年の恋冷ましてしまおう
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発つたびに殴り書く遺書の中身はいつでも同じ「ぜんぶわすれて」
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とおい太陽きみのつめたいところにれられたらとずっとおもっているの
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あれっぽい それっぽいもの もうたくさん  これでいいのだ これでいいのだ
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あの人に「フード裏返ってる」って言おうとして言えないきみの口
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遺影手に 白雲しらくも浮かぶ 青空は あの時 いった 霧ヶ峰の空
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二郎系オネエ店主を妄想す むしろ透き通ったスープなんじゃない?
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へそ天の猫の贅肉もてあそぶ「ぶるにゃん!」鳴いてご機嫌ななめ
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離れて半年忘れたのかな職場で「おめでと」言われて泣けた/知っててくれる人がいる有難さ
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似ても似つかない清廉なあの子と目線が似てると言ってくれたね
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値踏みとか しないでください この詩に 私は私を 救ってるだけ
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道の辺みちのべに 凛と咲く花 見て思ふ 人の心は 移ろいやすし
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子は自分勝手ですから幾千の愛より一の鄙薄ひはくで見ます
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お父さんわれわれはまるで不良品のパズルみたいな親子でしたね
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