Utakata
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生ゴミで 肥料を作り プラゴミは スーパー引き取り ゴミ袋減
0
野に還る耕作放棄畑には黄色が満ちるたんぽぽ群れて
1
枕花 百合の花粉が床に落つ花瓶の水はそのままの朝
3
かっくんと顔を真上に振り上げて錠剤を飲む 父のしぐさで
4
どこかしら気持ち良き風
漂
(
ただよ
)
いて昼日中そぞろ歩く楽し
6
目でも
食
(
は
)
む 創作懐石 ひと皿に なんと鮮やか 初夏の彩り
6
果てしなく 続くパレード 円周率 次は何かな 未来へつづく
7
悔やしきは己が心にありありと描けぬ内は何の役にも
4
透明な人間だって諦めて生きてきた のに きみと目が合う
6
うしろ髪 しなやかに揺れ 振り返り 香漂い しばし佇み あおい春帰る
2
薄墨流し 山の端かすみ 朧月 桜散る野辺に 坐して酒酌み 春を惜しみて
2
一時か 後の己の 糧なのか 便利なものは 使い方ひとつ
8
縁側で
三
(
み
)
つに髪結ふ母の手の皺ぞ尊し幾春越えて
11
時を得て 紐解れたり 花蕾 名を上ぐりて 立てば芍薬
4
冬の毛を
濾
(
こ
)
し取るブラシ 我が猫も綿抜きの如 換毛の時期
13
ランチ会 おしゃべりつまみに四時間 気長に待てり 次なる料理
8
銀座線東亜最古の地下鉄に 白煙立ちて足留めの朝
10
善意と悪意は紙一重 確信犯か見極める 野生の感
3
故郷の思ひで辿る旅終へて夫とねこ待つ家に帰へりき
8
季の移る境に
身体
(
からだ
)
慣れぬ折 躑躅の香り甘やかに嗅ぐ
10
日は暮れし 留守番をするオレンジの 手元ライトはグラスを点し
10
年金の金額知らす手紙くる庭の卯の花白き卯月に
12
整然と 列なす長ねぎ植へ終へて 一陣の風夕を知らせり
15
白くなく甘くもなくて温かい君との会話に加える砂糖
14
短めの自己紹介も不得手ゆへ 声だけ作る講座日初日
17
こそばゆい「あら、おくさま」とスタンプのラインは知らず難儀の妻を
14
「ツピツピ」と 何の鳥だか 日の出前 若葉🔰マークか たどたどしくて
16
生命を与ふ覚悟で詠ふなら歌人の一撃ジョルノの拳
8
無駄なんだ蛙を叩けば跳ね返る凹む頭にスコップの跡
10
さよならとシロツメクサと旅をするきみを 許せる葉風の
緑
(
あお
)
く
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