雨音は恋情誘う恋のメロディー 置き去りし時のそのままに…
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星月夜 スマホを置いて オリオンを見て 床に就く 冬のルーティン
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降り止まぬ雨が香りをさらってく金木犀と今日でさよなら
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綿棒を鼻の奥まで差し込まる あの検査が厭で医者には行けぬ
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さておきよ! わんこは伸びて ボク縮む 妻もストーヴ 前で縮まん
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永遠の眠りはいつかそれまでは磨けばひかるたまとおもほゆ
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大きなる凍星いてぼしとなる大きなる芝居をみせし仲代達矢/合掌
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温風を己ひとりに向ける夜内なるこゑのひをきく
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ストーヴを 点けてながめる  くれなゐは  占めるかをりが 渇くかおりに
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一隅を照らす灯りの石蕗つわぶきは誇らず咲きて落ち葉を抱きぬ
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伊勢みやげよと長女のさしだす金杯に菊の御紋と「神宮」の印
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段々に好きを諦む歳となる ならば詠みたし今出来ること
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寒き朝 キャベツ畑に白き蝶 飛ばずにじっと羽を休めをリ 
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実家ではやかんで10分かけていた湯たんぽづくりケトルで2
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静寂の風は清(さや)けし潺(せせらぎ)の水面に揺れる月の笑み
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ねこたちは ふつか2日ほど ひるまおとなしく きせつのかわりめ ねこにもしんどき
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ハロウィンのお菓子(貰い物)が いくつかあるうちは ハロウィンの名残 浸っていいよね🎃
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門前の小僧習わぬなんとやら 天然石には ちょっと詳しい>姉様は制作・販売もなさるセミプロです
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桜色 染まる柔肌 春に震わせ 触れし指先 花月の吐息
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晩秋夜風の子守唄月のはたてにあなたを想い今宵も静か夢の中
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我が輩のモットー書いた雑紙を一番おもろいマンガに挟む
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救急車「自身の足で」とご婦人へ 訪ねし病院「〇〇科はないので・・」 (受付の方もクレーム対応に苦慮)
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恥じさへも詠んで笑って模索して部屋は片付き一歩前進
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つなぎとめられぬものたち 青蝉せいせんのあお 秋のあか 死人の凍て
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ストレッチ 硬い体を 柔らかく 意外とキツイ 硬いね自分
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吹き荒ぶ冷たい風が吹き飛ばす 全てが無になったような気の夜
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僕の目は瞳の中で乱反射 月はキラキラ僕だけの月
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何気ない一瞬一瞬煌めいて君はひたむき輝き秘めて
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老眼に優し 暦求めて 買ったのに サイズ間違え 途方にくれる
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日々の幸せが霞むくらいのこの怠さ、生きづらさ、希死念慮。
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