あめのあさ ねこは ぽやんと ねぼけがお 横目に見つつ プリンを食べる
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欲出せば 出した分だけ失って 欲無く生きればそれがしあわせ
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至らずと写真に詫ぶるけふもまたあの日のままに母のほほゑみ
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眠くって 眠くって眠くって 雛(ひな)の酒(俳句) /烏帽子と扇 持ち去られけり(付句)
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良心の 呵責は嘘に 包まれて 慣れてしまえば 罪も友達
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「ハチロー」が 聞くことさえも 嫌がりし 雛祭りの歌 スーパーで聞く /『うれしいひなまつり』の間違い二つ
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罪深き 浮世の業を 嘆いても 君は気づかず 罪に溺れる
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生活の 心の動き 切り取って 語数を揃え 人を楽しむ
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縁切った友を思慕する愚かさよ想い出遠く飛ばせ春嵐
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重力を枷と思わず生きている月に行けたら口角軽く
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吹きゆける この北風に 頬こごえ 春よと願う 藍の夕空
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ドラム缶錆びつき転がる道端に散りしタンポポあれは予感か
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語呂がよい 因数分解 日々新 マネーリテラシー デニーズへようこそ
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あいつ苦手、仕事しんどい、お金ない。当たり前のことつぶやくキッチン。
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朝はいつも機嫌の悪いあなただから笑顔であなたの出社を待ってる
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給料日までの残金数えてて高級カップラーメン伸びてく
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涙吸ったティッシュを丸めてゴミ箱に投げたら笑ってきっとまた泣く
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炭酸が弾けるような失恋にかすかに傷つく三十路の心臓
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風吹けば 揺らぐ心は 今消えて 木の下君の 髪結ぶ花
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おこぼれに預かれずとも根気だよテーブル下でねばる猫さん/サラダなのですが⋯
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トランプ氏 昔の遊びに 長けている 「缶蹴り 隠れんぼ 鬼ごっこ」 ↩
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啓蟄の鼓動を聴いて走り出す泥濘ぬかるみさえも軽やかにゆけ
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​初孫を抱けばミルクの匂ひして「あ」と「ぶ」で数ふ雛人形ゐ
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ひな祭り 春呼ぶはずのお雛様  寒の戻りにちょっと困り顔
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この街の雪が溶けてく速さまま父の昨日が消えゆく仲春
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普通のメール内容に怒るパーソナリティー 聴いてるこちらは不快です
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ジャケットの袖からのぞく細き腕 巻かれた時計妖艶すぎて
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古本の開きぐせあるそのページ謎解きたくてくり返し読む
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来るときは静かなんだな帰りには何故こんなにも騒ぐ白鳥
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オレンジをオレンヂと書く母のメモふわり漂う昭和のかほり
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