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雪を割り芽吹く命のあるごとく老いた父追い日々を越えゆかむ
1
先に起き 起こさない様 家を出る 新たな暮らし 春、有頂天
0
少しだけ大きく育った手のひらで溢れんばかりに掬い、溢して、
0
汚染区に取り残されし あの
仔
(
こ
)
たち
主
(
あるじ
)
求めて鳴く声虚し /震災で逝ったペットたちへ
2
忘れない 忘れてはならぬ あの記憶 幾多の想い届け鎮魂歌
3
あの世など有ってたまるか皆の衆羊の群れに別れ告げよう
1
お互いに下と思っている僕ら 輪廻の先も埋まらない溝
2
今度こそ関東で雪、降ったって?転ばないでね うん、気をつけて
0
紫の 星のかけらの 散りたるが 朝日を得れば
菫
(
すみれ
)
と咲けり
7
疲れた身で満員電車に乗っても 吊り革をあなたの手だと思えば
5
イスからの立ち上がり時に膝激痛 行くのためらう映画「スペシャルズ」/観たいけど(泣)
6
微かなる花粉も過敏に感知して荒れる私をなだめる音楽
10
間違いは笑いとばして知らぬ顔シナプソロジー声弾ませて
13
愛してるが五文字なのは短歌に恋をのせろという事?
4
降る雪の積もる間もなき夢しずく名残りの雨と泡沫に消え
11
頂
(
いただき
)
を 目指せ 困難 有ろうとも 高い場所ほど 風吹くものだ
15
啼き吼える獣それとも染まる花 愛はひとしくひとしく芽生ゆ
3
似たやうな個室のドアの表札には「I❤LINUX」(アイラブリナックス)と🐧(ペンギンマーク)
2
『ありがとう!』メモ添えられたのど飴は、カラカラに渇いた喉潤した。
4
川沿いの 河津桜に 見とれつつ 和服の貴女 想い微笑む
12
手放すと決めた日だけが遠ざかり穴と痛みはまだここにある
3
親友
(
Bestie
)
だよ 君との1000日
(
三年間
)
あまり そんな言葉で また続いてく
3
名駅で 最初で最後 二人飲み 男女の友情 転勤前夜
14
月もなく 猪口に映るは 闇ばかり ひらりと
入
(
い
)
りし 花びらを呑む
6
真っ白な 私を染めた 絵の具たち
毀誉褒貶
(
きよほうへん
)
が 色鮮やかに
4
下手なりに 写経に臨む 我を見て 成長したなと 友が微笑む
14
縁ありて 繋がりし友 再会し 辛い話も 笑えるほどに
17
今年からついに発症せし吾子へ あれこれ伝授すベテランの知恵 /花粉症
10
オリンピア いつの間にやら イラン戦 いつの間にやら WBC
1
パソコンや 車が悲鳴 あげている 中古も中古 よく似た自分
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