振り返る 思ったよりも柔い風 帰れる場所はもうなくていい
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メーカーの悲鳴はこだま「あの件で見積りさえも出ない」と言われ
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爪先でちょっかい出せる距離にいて(デカイお城に住んだとしても)
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横須賀の半島巡り江ノ島の夕日へ流すペダルの疲れ 「ここから我が家まで後40キロあるけど心機一転」
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雨が降るだけで曇るガラスの中で 私はそこまで正しくなれない
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集めよう茶葉にジャスミン、カモミール 人波乗りての大冒険
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背中から両腕回し抱き上げる日々の吾を置き父旅立ちぬ
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満開の桜に沁みる雨の降る 桜ヶ丘の駅にも人にも
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生まれては死ぬ一筋の軌道にも銀河に勝る我が身複雑
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春の嵐桜散らないよう願うわれ雨の日バスに乗りぬ
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うしろ髪 しなやかに揺れ 艶めいて  後ろ影去り 残り香追いし 春のまぼろし
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降りしきる雨の合間に鳴く鳥は透ける音色の心のひかり
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マシュマロのシュクシュク溶けて今日雨と反し真白な夏雲浮かぶ
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人々を楽しませる義理もないけれど今日は儚きは桜(はな)散らしの雨
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心にもない雨がふる花がちる憂き身はともにながれて海に
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麗しき車操る神たちの競う緻密なアニメ素晴らし   「MFゴースト」
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霧雨の花のかすみの柔らかな波紋の浮かぶ春の野景色
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頂戴と吾子のてのひらぷっくりとビスコひとつをまたひとつ乗せ
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物忌みの2日目耐えたご褒美に ファミマの増量チョコクレープを
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あの頃の俺は深夜に生きていた灯のない部屋に流れるラジオ
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おもしろいラジオが終わりつまらない朝がそこまでやって来ている
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腹が痛い けど無性にラーメンが 食べたい 大便の時間を 一時間取った
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傘ひろげ歩く貴女の健やかへ桜微笑み明るき道や 「大切な貴女へ」
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うしろ髪 しなやかに揺れ 艶めきて  後ろ影去るや 春の影朧
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散る桜 掴まえようと手を伸ばす無邪気な君と三度目の春
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雁帰る 剱超えるや 冴ゆる空   雪吹き荒ぶ 剱凍てつき 静けしや 
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来た頃は 周り田畑 外遊び 蛙の歌を また聞きたいな
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岡本のヒットへゲレーロジュニアだけ茶立てポーズに泣き笑いかな
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結婚し十年経てばパパママに三十代よ失いたくない
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いつまでも燃え上がる愛でいられない苛々してるみたされぬ愛
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