二次会の解散後 駅まで友と語らふ 十六夜いざよいの冴ゆる月
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親友のような顔して近づきぬ カラスに諭す自分でさがせと
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とまと色に染まる朝焼け半明けの窓より入りぬ師走の冷気
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明日は雪シャコバサボテン取り込みて師走の空は曇りて低し
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二本目の煙草タバコにそうっと口をつけ 明けゆく空を我が物とする
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不揃いの里芋なれど届けたし母看る友へ干し柿添へて
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鮮やかな イルミネーション街路樹に 光り纏いて忍び寄る冬 
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冬日にも映える黄金の銀杏樹の高き梢に十六夜いざよいの月
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川を掘り緑芽吹かす信の星 砂漠照らせり銀河の光り / 故中村哲氏七回忌
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五千年 深い眠りに 堕ちていた われ目を覚ます も少し寝かせて
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朝早く 揚げ物の音で 目が覚めて 弁当のおかず? やった!から揚げ!
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ピーチウイスキーゼリーの芳香 甘く甘く いっとき全てを 忘れて眠れ
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タヌ猫よ 2.7kg 軽かった 様々な想い 胸に去来す
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空っ風  上州草津  来てみてや  あれこれ 言わんと  ええからおいで
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我が母は 自販利用で ドジをする スイッチ部位に 硬貨充てがう
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マイ・マザー ピアニストだし 絵描きです 家に愛猫 愛犬愛し
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AIさんの 間違い見つけ してニヤリ 人間ヂカラ 見せつけるべき
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LED 冷たく灯りて 人ぬく
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冷蔵庫 開けたら駄目よ 誘惑が ここ掘れワンと ご馳走ワンだ
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押しと引き あの雲の上 冬の海
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五七五 二兆 二兆のギガ短歌 違う星から 祈りを捧げる
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憧れは スタイリッシュと 知的感 親近感も 捨てがたいかな
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冴ゆる夜 白息ひとつ 星霞む
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ぬいぐるみ、ブランケットの優しさを信じきれずに潜った冬夜とうや
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窓外の月が凍ると気付く夜君が嘘つく煙草の残香
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昨日まで挨拶だけのおばさんが「やんなるよねぇ」と雪降る朝に
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神秘なる満月のもと進む帰路一寸先はホワイトアウト/濃霧
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昨日は火だけ揺れ 底より 対峙マチャプチャレ 朝 重なりかけて
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少年の墓前に咲ける白薔薇の枯れて散りゆく戦場の町
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眠いから 今日は風呂キャン その前に 洗濯物を 乾燥させなきゃ
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