遊ぶを知らず狭い箱 うまく遊べぬきみが恋しい
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妻と添い 焚く様になった シキミの香 日々に残る 愛し君のコン
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桜花散るを誉れと戦場に蕾みの学徒征きて帰らず
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君の居ぬ右側慣れぬ夕暮れにオレンジ染まるひと筋の影
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観桜は満開の花に 花吹雪川を流れる花筏まで
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眼の先に花びら舞うや風なきに 番いの黄蝶か つかず離れず
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大幟りハタハタと鍾馗様 この頃とんと見掛けなくなり
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節句の日今日も草取り田圃這う昼は用意の粽を食べる
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端午の日菖蒲と蓬を軒に差し束ねし菖蒲で門口叩く
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止めておけ神はお前に手を貸さない降ってくるのはお前のツバ
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水張り田蛙にタガメ水澄まし青空 泳ぐ鯉幟まで
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思ひ出はいのちの碇り うらぶれてうつつの海にただよふ舟の
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AIを見下す者はAIにすでに負けてる想像力で
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早植えの田に吹く風を吸いこんでとびの鳴く空飛んでゆきたし
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おだてたりはげましたりの人生だ意味があるのか誰も知らない
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群れ集う習いが常の水仙が道端ひとり風に吹かれて
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鯛踊る大漁旗ははためいて母なる海の深さを知らず
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まっしろなトルコキキョウをサイダーの空き瓶に挿す金曜の夜
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夢如く 旅路の途中に 温もりを もたらすために 訪れし君
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霧雨の 山の端かかり 青葉映え 春陽射すや 色濃き青葉 白銀の玉溢れ 露と消え 朝陽射す
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核と芯 それら得心 すら関心 五人に一人の 冒険者たち
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アイデアはひねり出さなきゃ出てこないねじれてぺろりソフトクリーム
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温もりを 感謝を込めて 返したい 我を輝かせる セロトニンの君
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春の宵 霞かかりて  朧月  月影透かし 桜舞い散り  水なき空に 花いかだ
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くしゃみごと春を棄てれば隙間から 逃げられぬほど夏が差し込む
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境界で 歩みを止めし 乙女らの 投げしボールの 軌道のゆらめき
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願わくば 貴方の旅路の 一駅に 思い出の彼方 笑顔よぎれば   
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斬新の森へ踏み込む勇者たれ泡沫の世をおもしろく生き
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憧れて 夢かの如く 選ばれて 私の自信が 儚く輝く
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音もなく車窓に積もる霧雨に 私も埋もれる宛もない
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