街角で電波拾うと手を振れば振り返す人いてあたたかだ
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AIの疑似人格に話しかけ 独りで生きる練習をする
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母の病知った夜にも腹が減る炊飯ジャーを開ける哀しみ
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天頂に取り残されたあの光私が捨てた二人極星
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初雪の すっかり消えたハレの日に 我いざ進めん 冬支度をば
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このサイト 犬・猫・孫を 詠んどけば それなり伸びる ユーザー層かな
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正常なひとが「あなたのためなの」と歯を折り喉に捩じ込む善意
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シャンプー台 そうか私は死んだのか 顔に布かけられて天国
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初おみかん 2Lサイズで 甘くって 今日もなんだか いいことありそう
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N短のゲストが なんと 西炯子さん! 昔から大好きー、テンション上がる〜!😸(たーたん、の続き読みたい💕)
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きしのふたおやの声おもはする こはるひよりのやはらかな朝
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愛犬の 歳を二十も 抜かしたが 僕に寄り添う 君は姉なり
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皮を剥ぎ 身を焼き焦がし 骨砕き 目玉も喰らおう おさかな定食🐟
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海面に小石をぽとり落とすときわたしも海も何も変わらぬ
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金色にきらめく 街路樹のイルミネーション並ぶ 駅ビルの宵
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恩深き義兄あにの法事に行けぬ日にひとり偲べば西に夕焼け
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嫁と子に 今年も新米 喰わせると 空転しながら 走る人らに / 勤労感謝の日
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替えの効くような生でも 代替のそいつは僕を詠えないだろ
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人恋し 凩吹く夜の独り酒 足元掛かる毛布の温もり 
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帰省せしらと語りてつくづくと夫婦の老いを思ひ知らさる
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抱っこする なんどもなんども 抱きしめる 4.3kg 生命いのちの重み
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チビ猫は タンスの上で おどってる ちま猫ちゃんは うろうろうろうろ
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にゃーと呼ばれ ほんの5分の天体観測 みなみのうお座のフォーマルハイトか
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最期だけ自分の声で泣くことを許されているガラスの欠片
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素の指でひろってあげる ガラスへのとむらいとしてひとつひとつを
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こなごなになって初めて空気にふれたダブルウォールの外側のぼく
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短くとも 深く眠りたい 眠剤の8錠め そっと手を伸ばしたり
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手が冷える はぐれて最初の赤信号 金子と西村逆だったかも
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母急募!24時間休み無し◎福利厚生:可愛い姿
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宛のない探し物をするほど暇になりたい
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