賑わいと 混雑混じり 息できず 「混声合唱」 また先送り
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飲まれたる 私の頭 「Whiskey」ウィスキーに 謝罪したる 「Whiskey」ウィスキー
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エンダードラゴンを倒す ほんとうは、虚実なんて考えたくないよ
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朗読で 聴く「芥川」 最高で 人導くも 波にのまれて ……
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怠慢な仕事が有名M君はなぜかサインを太く目立たせ
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進めねばならぬ物語に戻るためセーブポイント午前四時
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混じりなき 静寂しじまの中の 賢きに 頭を預け また身を預け
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ブランコが揺れるあなたが生きている途切れ途切れ の あ、り、が、と
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パソコン台百均縛りで作りぬく使い心地は明日試そう
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隠蔽を見て見ぬふりの日本人 陰口コソコソ報告しようよ
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待ちきれない貴方の時計が何回転も僕の針で進む時
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開けちゃおう ずっと取ってた 良いワイン これ幸いと さぁ祝いましょう
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手羽元に がっつく姿 嬉しいけど 味の感想 言ってってばもっと!
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丁寧に畳んだタオルを枕にし 今は生地に悩む毎日
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寝かしつける この子もそろそろ 躾け時 いずれ「しつけー」と 言われるのかな
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オメラスを 去りて彷徨う道半ば 自由という字の 檻に似ており
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飴玉をしょっぱいやつにかえようか散歩途中に思ったりした
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快晴の公園で笑う君が好き 僕の醜貌も霞むから
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「トロイ」浜辺にて 仇の父の 涙見て 獣の眼に 人が宿りぬ
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デジタル化 紙がなくなり スマートに 同時に気付く アナログの良さ 
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錠剤に頼り切るのも悪しきかとものの試しに寒天を食う
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パトカーが俺の後ろを走ってる  一緒に町を守りませんか
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歩きたい気分だったの 指図など届かない二駅先へと
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純白のレースみたいな一輪のトルコキキョウを空き瓶に挿す
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はじめまして、愛しい君。百年ぶりですね。
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遠き日に 思いを馳せる 夏の日の  秋風立ちて 葦の葉戦ぎ 川の音ね遠く  忍ぶその影 歌を詠む 
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妻とふたり 心身ともに 健やかに 理想は共に ぴんぴんコロリ
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カンガルー 厳しき自然 母子ともに 乗り切ってなお まだまだ続く
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ほの暗い体育館に残る音 セロハン越しに光る粒たち
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はじめての 発表会にて サックスの 音色響かす つまを見守る
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