ひーちゃん
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山ツツジちらほら赤く白ウツギ咲きて初夏の陽燦々とふる
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久々に街まで行きぬいそいそと 青葉しげれる峠を越えて
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深呼吸すれば朝風心地良く 見上げる空にサギゆうらりと
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思案事次々湧きて眠れずに朝から抹茶眠気覚ましに
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鉢植えのアリッサムの香に癒されて今日の一日ひとひが 穏やかなれと
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ケアマネの訪問日には見栄をはり部屋の片付け玄関そうじ
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折り鶴に託す願いや病む友の心にたけき力与へよ
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理不尽はうまくかわしてやり過ごす 波風立てぬは老いの才覚
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雨音を聞きつ一日ひとひが過ぎて行く カラスの声の響く夕暮れ
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てのひらにダンゴムシ乗せ遊ぶ子ら 笑みのこぼれて若葉風ゆく
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はつなつの風吹き抜ける土手道を黄色に染めるタンポポモドキ
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風薫る玉ねぎ畑に園児らのヨイショ、ヨイショの可愛かいらし声が
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おねえちゃん お父さんに似ていいよね 遠い昔の次女のひとこと
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トンボ来て夏だと思う五月晴れ の見送りに庭に出ずれば
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遠きより訪ね来しの労いに婆の手料理卓に並べり
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坂のの公園に立ち見下ろせば遠き街並みはるか山並み
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学舎で語りし友の訃報受く ツバメ飛び交う空の明るき
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地を叩く夕刻の雨 傘持たぬが気にかかり空を見上げり
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石垣を縫うように蔓這わす 蔓日々草主人あるじ無き
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着替えせず寝間着で過ごす初夏の午後 激しき音の天気雨降る
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杖持たず歩の軽し高齢者ひと眩しきも一足ごとの風は優しき
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小刀こがたなで子等のえんぴつ削る亡母はは 夕餉のあとのちゃぶ台の上
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夏立ちて庭の草取り一時間足のしびれを立て直しつつ
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ほきほきとさやむきつくる豆ご飯 湯気と香りを共に供えり
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やっちゃった クロミビーバーらっきょ味ついやめられず袋は空に
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きらめきて土蔵を覆う蔦若葉運河のなごり水脈々と
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のLINEショウジョウバカマいわかがみタムシバ等々やまの花々
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外まわり草刈り行けばたんぽぽやナガミヒナゲシ愛らしなれど
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風渡る庭に勝手に咲きし花小待宵草マツバウンラン
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畦に沿う清き流れの灌漑路白き花叢オランダガラシ
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