Utakata
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ひーちゃん
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夕暮れの空は賑やか鳥たちのねぐら目指して誘い合う声
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甘酒は我にとりてはプラシーボぼちぼち仕込み冷凍保存
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デイ友の広き庭には紫苑立ちコスモス揺れて秋の粧い
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星型の小さき花の寄り添いて白きまあるきニラ風に揺れ
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天ぷらにサラダ コロッケ 羊羹とメニュー山ほど新さつまいも
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迷いつつ新米を買う神無月香り立つ湯気至福に浸る
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あくびする しゃっくりをする のびをする 飽きもせず見るひ孫の動画
31
ぼんやりと仰ぐ宵空星星のあわいをゆるく流る星あり/人工衛星?
28
大豆煮を一粒一粒丁寧に 脳トレなると信じて食みぬ
27
秋晴れに葉見ず花見ず彼岸花白き花色庭隅に立つ
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雨上がり白き月見ゆ九月尽葉末の露の朝日に光る
28
覚悟した残暑は雨に連れ去られ着るもの迷う長月の朝
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咲き残るノウゼンカズラ花落とし雨に打たれて地を
朱
(
あか
)
に染め
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コミュニティバスも通らぬ地域ゆえ週一のデイほんま楽しみ
28
車にも自転車さえも乗れぬ身は
100
均だって気楽に行けぬ
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つらつらと来し方思う雨の午後華ある
時代
(
とき
)
はほんの僅かと
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仏花にと花を育てし人の庭 千日紅の色のとりどり
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いややなあ 気乗りのしない家仕事 済めば心に安堵の明かり
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海染める落陽見つつ帰り来ん 夫の墓参は一日がかり
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雨止んで庭に満ちいく虫時雨 夜の帷に淡き月影
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シジミチョウ行きつ戻りつ低く飛ぶ やがて消えいく光の中へ
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お彼岸に相も変わらず小豆炊く
亡姑
(
はは
)
の手仕事絶やさぬように
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鰯雲ゆるく流れて風涼し 手抜きの庭に草がはびこる
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デイケアで弾むおしゃべりリハトレは心整う貴重な時間
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雨風に倒れもせずに菊芋の花咲き満ちて揚羽は蜜を
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大き穂の優雅に揺れて秋告げる
絹糸
(
けんし
)
の如きパンパスグラス
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ほくほくと煮付けもいいが老いの身の栄養アップにかぼちゃグラタン
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クレジットカードは全て整理して現金のみの年金暮らし/夫の死後
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茄子なれど「味噌炒めうまかったな」と
末弟
(
こ
)
の言いし 母の記憶は食と共なり
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諍いの相手なき日々
三年
(
みとせ
)
過ぎ温いカフェオレゆるりと飲みぬ
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