Utakata
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ひーちゃん
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ブラバンにカチ割り氷アルプスの応援席の日差し懐かし/昔母校の応援に
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アルバムを開き会話の弾む夜 幼を抱きし若き母おり
22
きょうだいで実家断捨離よみがえる思い出数多吹く風に乗せ
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遠い日の記憶を手繰り寄せながら挨拶をするふるさとの夏
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十年の無沙汰詫びつつ父母の墓 花手向ければ潮風渡る
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夏旅か笑顔はじける子供らのざわめくホームに一人汽車待つ
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気遣いて
孫
(
こ
)
が送りくる写メ動画スマホを開く夕風の中
21
欄干に虹の雫の連なりて
傍
(
わき
)
に芙蓉の咲く雨あがり
23
辛い
時代
(
とき
)
を共に歩みし妹にとりどりの花十三回忌
35
蝉の声鳩の声聞く道の辺に待宵草が朝風に揺る
29
アゲハかと見紛うような黒トンボ束の間庭に翅を休める
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早朝に往復五キロ リハ散歩 朝陽に目覚む濠の蓮見る
20
青色がキラリと光り目をやればトカゲ瞬時に庭石の陰
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小庭でも小さき命を育みぬ鎌の気配にバッタ飛び跳ね
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夏草に負けじと庭の草引かば間近に迫る蜂の羽音の
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デイケアは送迎付きでありがたし施設で流す汗心地良き
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明け方の雨の雫を葉に残し薄陽の中に蓮匂い立つ
22
紫にきらめく茄子は焼き茄子に ふっくらトロリ生姜を乗せて
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もぎたてを届けてくれる友のあり真っ赤なトマト 食めば夏の香
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久々に遠方の孫訪ね来て足取り弾む夕餉の支度
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「研修で近くに来た」と炎天に訪ね来る
孫
(
こ
)
のありて嬉しき
30
とりどりの百合の花咲く庭園に蜜吸うアゲハ陽に煌めいて
24
免れぬ老いではあるが胸底に忘れたくなき乙女心よ
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「あれー」っと短期記憶があやふやで脳裏をよぎる認知の二文字
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体力は基準ぎりぎりオーケーと 施設に並ぶ筋トレマシン
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コンクリの割れ目に根付く百日紅刈らずにおけば赤き花咲く
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雨後の宵窓辺に立ちて見おろせば遠くの街の灯りさざめく
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木々揺らす風吹く午後に聞こえ来るか細き蝉の声漸くに
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スベリヒユ スーパーフードの記載あり 庭から摘んで食んでみるなり
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夏陽射す草むらの中昼顔の淡紅優し風にゆれつつ
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