ひーちゃん
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隣家となりやのノウゼンカズラ垣を越え地を這い赤き花咲かせおり/お隣は無人
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そよぐ風植えた覚えは無いけれど裏庭に咲く白百合の花
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雨後の径花びら散らす百日紅雲間の陽射し青き実照らす
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賑やかに盆行事終え静かなる朝のコーヒー香りよ届け
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仄朱い灯り水面にゆらめいてスターマインに夜空きらめく
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夕闇の波間漂う灯ろうの仄かな灯り我が想い乗せ
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戦後っ子貧しき日々もありたれど平和の国に生きる幸運
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事あらばボランティアにと駆けつけた君の御霊はどこをさすらう
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帰り来し子等と連れ立ち盆の朝花や水持ち墓前に集う
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木槿咲く庭に出ずれば陽に光りトンボ舞い来て庭石に降り
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好物をあれやこれやと購いて盆のしつらえ粛々とする
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白桃の甘き香りの満つる部屋 丹精込めし友送り来し
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夜雨の朝庭潤いて涼し風青きつぶら実南天揺るる
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ブラバンにカチ割り氷アルプスの応援席の日差し懐かし/昔母校の応援に
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アルバムを開き会話の弾む夜 幼を抱きし若き母おり
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きょうだいで実家断捨離よみがえる思い出に阻まれはかどらぬ
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遠い日の記憶を手繰り寄せながら挨拶をするふるさとの夏
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十年の無沙汰詫びつつ父母の墓 花手向ければ潮風渡る
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夏旅か笑顔はじける子供らのざわめくホームに一人汽車待つ
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気遣いてが送りくる写メ動画スマホを開く夕風の中
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欄干に虹の雫の連なりてわきに芙蓉の咲く雨あがり
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辛い時代ときを共に歩みし妹にとりどりの花十三回忌
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蝉の声鳩の声聞く道の辺に待宵草が朝風に揺る
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アゲハかと見紛うような黒トンボ束の間庭に翅を休める
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早朝に往復五キロ リハ散歩 朝陽に目覚む濠の蓮見る
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青色がキラリと光り目をやればトカゲ瞬時に庭石の陰
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小庭でも小さき命を育みぬ鎌の気配にバッタ飛び跳ね
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夏草に負けじと庭の草引かば間近に迫る蜂の羽音の
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デイケアは送迎付きでありがたし施設で流す汗心地良き
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明け方の雨の雫を葉に残し薄陽の中に蓮匂い立つ
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