Utakata
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ひーちゃん
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里は今田植えの
最中
(
さなか
)
水無月の風渡る田に早苗並びぬ
14
緑濃き畑にカボチャの花揺れて
小
(
ち
)
さき実二つ朝日に光り
19
今日も又一人の散歩
他人
(
ひと
)
の
畑
(
はた
)
ナスにピーマントマト花咲く
10
夕日背に下校時なれば
男子
(
おのこ
)
でも自転車押して坂登りくる
10
吾の歩く傍ら風のごとく過ぐ登校急ぐ自転車の子等
9
窓少し開ければ冷気雨後の朝 温いカフェオレゆるゆると飲む
14
一杯を写真の君の前に置く新茶の香り届けとばかり
15
茎細くたった一輪色づいた紫陽花風にしなやかに揺れ
9
紫蘭散り紫露草群咲いて雨降りしきる我が小庭にも
10
外は雨暇持て余しテレビ見る再放送のドラマばかりを
11
畑仕事梅干しづくり味噌づくり君逝きてよりせぬこと増えて
13
風渡り薄紫のジャガイモの花ゆらめきて収穫間近か
12
路傍にも小待宵草ユウゲショウとりどりの花ひそやかに揺れ
14
南天のつぶらな花に蜂が来る ブーンブンブン何匹も群れ
6
ふと見れば淡紫のヒバの花初めて知ってまじまじと見る
8
久々に散歩に出れば公園のサツキ満開蜂が三匹
5
緑濃き朝の公園桃色の夾竹桃の花咲き初めり
8
庭隅にニラとネギ植え育ちおり夫亡き後は菜園返し
4
リビングで君がたてたるコーヒーの香り楽しむ午後のひととき
11
梅雨前にムカデ参上 嫁と息子はムカデ対策グッズ買い込み
7
坂道を登れば白きアナベルの咲く庭のあり水無月の風
14
冷蔵庫片付け兼ねてあれこれとメニューの思案足元に猫
12
風渡る銀杏並木の緑葉に淡く差し来る夕茜色
13
庭隅の日当たり悪い紫陽花もやっとピンクに染まる水無月
11
股関節手術を終えて二年過ぎ 転ばぬように転ばぬように
11
白鷺の飛び行く空は梅雨曇りハルジオン咲く通院の道
10
昭和の子 巨人大鵬玉子焼き 夫ももれなくその中におり
10
馴れ初めは子等にも言わず秘めておく君を競いし友すでに亡く
16
君逝きて老いてより
短歌
(
うた
)
詠みはじめ弾む孫との会話楽しき
13
連れ立って行く友ありて休日に山に行く孫疲れに行くか
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