Utakata
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ひーちゃん
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木の芽風 綻び進む雪柳 髪切り心軽やかな道
39
川べりの土手をトコトコ四十雀二つ三つ咲く青きムスカリ
33
友訪ね瓦礫の道を行きし春 さざなみ光る海眺めつつ
39
気になりて調べてみれば椿には多品種ありてちょっと驚き
35
濃桃色
(
こいもも
)
の花零れ落つ遊歩道「
意宇の里
(
おうのさと
)
」なる名の椿らし
29
デイ以外こもりがちなる日々なれど春の日差しに我も誘われ
34
春疾風窓打ちつけて木々揺らすバイト行く
孫
(
こ
)
の自転車揺らす
32
彼岸花まだ青し葉に春の雨ホトケノザ咲き庭に色添え
33
デイ行かば欠席多し 寒暖差調整
難
(
かた
)
し後期高齢
37
木の芽晴れ まだ目覚めぬか池の亀 山のこぶしの花は咲きしが
43
溜池のそばに一樹の春椿
紅
(
くれない
)
燃ゆる弥生の空に
43
雨止んで庭に出ずれば雲の間に赤銅の月 しばし眺めん
36
小夜更けて微睡みの
床
(
とこ
)
しとしとと芽吹きの庭に木の芽雨降る
37
価値観の違う世代と暮らしいて心揺れるもぶれずに生きる
41
裸木の坂の途中の大イチョウ剪定されて少し寂しき
37
日の当たる土手を歩かば足元に春の便りや
土筆
(
つくし
)
三本
47
朝の陽にひときわ
清
(
さや
)
き枝垂れ梅 花から花へ蜜蜂群れり
37
デイケアに行けば言われる若いねと七十代はここでは若い
35
千切りの大根広げ天日干し甘き香りは内腑にしみる
37
はちみつに生姜を入れて湯を満たす気だるき朝に気合いを込めて
36
東窓開ければ朝日燦々と気だるき身にも光差しくる
33
朝風は冷やりとすれどヒヨドリの遊びに来しか梅の
木末
(
こぬれ
)
に
42
如月の優し朝日に照らされて蕾ふくらむ沈丁の花
38
春近し
娘
(
こ
)
に
誘
(
いざな
)
われ温泉に 広き湯船で心解けり
32
息子
(
こ
)
に言わる「子どもの心親知らず」胸痛めたか親の諍い/回顧
33
今もなお時を刻めり腕時計 手にとる朝に早春の風
41
夫逝きて
三年
(
みとせ
)
目の春紅梅の咲きて嬉しや命の満ちる
51
十七の君に渡したチョコレート パッケージ褪せアルバムにあり
39
冬日差 葉牡丹凛と葉を広げ色鮮やかに道を彩る
37
坂道をのぼり終えつく溜息や流るる雲をしばし眺めん
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