Utakata
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ひーちゃん
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夕日背に下校時なれば
男子
(
おのこ
)
でも自転車押して坂登りくる
12
吾の歩く傍ら風のごとく過ぐ登校急ぐ自転車の子等
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窓少し開ければ冷気雨後の朝 温いカフェオレゆるゆると飲む
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一杯を写真の君の前に置く新茶の香り届けとばかり
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茎細くたった一輪色づいた紫陽花風にしなやかに揺れ
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紫蘭散り紫露草群咲いて雨降りしきる我が小庭にも
12
外は雨暇持て余しテレビ見る再放送のドラマばかりを
13
畑仕事梅干しづくり味噌づくり君逝きてよりせぬこと増えて
15
風渡り薄紫のジャガイモの花ゆらめきて収穫間近
13
路傍にも小待宵草ユウゲショウとりどりの花ひそやかに揺れ
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南天のつぶらな花に蜂が来る ブーンブンブン何匹も群れ
8
ふと見れば淡紫のヒバの花初めて知ってまじまじと見る
9
久々に散歩に出れば公園のサツキ満開蜂が三匹
5
緑濃き朝の公園桃色の夾竹桃の花咲き初めり
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庭隅にニラとネギ植え育ちおり夫亡き後は菜園返し
4
リビングで君がたてたるコーヒーの香り楽しむ午後のひととき
12
坂道を登れば白きアナベルの咲く庭のあり水無月の風
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冷蔵庫片付け兼ねてあれこれとメニューの思案足元に猫
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風渡る銀杏並木の緑葉に淡く差し来る夕茜色
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庭隅の日当たり悪い紫陽花もやっとピンクに染まる水無月
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股関節手術を終えて二年過ぎ 転ばぬように転ばぬように
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白鷺の飛び行く空は梅雨曇りハルジオン咲く通院の道
12
昭和の子 巨人大鵬卵焼き 夫ももれなくその中におり
12
馴れ初めは子等にも言わず秘めておく君を競いし友すでに亡く
17
君逝きて老いてより
短歌
(
うた
)
詠みはじめ弾む孫との会話楽しき
15
連れ立って行く友ありて休日に山に行く孫疲れに行くか
10
初夏
(
はつなつ
)
に小さき白き南天の花風に揺る庭の片隅
17
亡き
姑
(
はは
)
の介護生活十ニ年解き放たれて一日が長く
19
夫逝きて息子家族と同居決め我もチャレンジ新たな暮らし
14
ありし日を偲びアルバムめくりつつ一人でいるもそれなりの日々
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