Utakata
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ひーちゃん
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人は皆免れぬ老い 父母義父母 夫も送りて我も老い行く
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ストレスは溜め込まぬよう愚痴も言い 自分のケアが一番大事/元気じゃないと力が出ない
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姑送り十年の時流れたり介護の日々も遠き思い出
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介護は一人で背負うの無理ですよデイやヘルパー頼れる場所を/きのぽ様
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介護には先の見えない辛さあり愚痴こぼしつつ日々奮闘す/姑の介護十二年
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できたてのおはぎと煎茶夫の前しばし語らん日々のあれこれ
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亡き夫の好みしおはぎ供えんと朝から小豆コトコトと煮る
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花言葉「悠々自適」秋空に黄の花ヘチマ実もぶら下がり
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徒歩五分表記時間の倍かかる のんびり行けと夫のささやき
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石垣に垂れ下がる葛花咲きてシジミ蝶いく蜜を吸いつつ
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遊歩道日暮れ通らば空覆うムクドリ集く桜並木に
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老いゆくも語らずとても二人なら心豊かに朝を迎えん
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秋茄子の光る畑や熟したる無花果見つつ通院の道
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夕風の農道行かば稲穂波 茜の空に群れ飛ぶトンボ
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大き実の栗を購い栗ご飯 夫の好物炊きたて供う
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足元でカエルが跳ねる雨後の庭 か細き声のツクツクボウシ
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手間なれどカボスのジャムに初トライ
忙
(
せわ
)
しき日々は思いもよらず
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甥からの宅急便はカボスなり夕餉の卓に香るふるさと
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十六夜に空見上げれば燦然と光る星あり名は知らねども
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朝夕にデイ送迎車行き交えり老い人多き坂道の町
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日差し避け夕方庭の草引かば頭上飛び交うシオカラトンボ
30
新米と秋刀魚購いささやかな幸かみしめる十三夜かな
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小庭にも揚羽舞い来て心浮くそよぐ木立ちにキジバトの声
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不足なく暮らしていれど時折にふと寂しさの滲む夜のあり
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孫たちの祭りの土産ういろうを みたまに供えお下がりを食む
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何となく太くなりしかコガネグモ庭に居続けひと月が過ぐ
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葛の葉が石垣おおう坂道にけたたまし声ツクツクボウシ
26
行くことは叶わぬけれど
山車
(
だし
)
が出る長月二日今夜宵宮
28
遠き日は船で行き来の島なれど橋のかかりてスイスイと行く
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亡き父の生れし小島や瀬戸の海茜に染めて日は沈みいく
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