Utakata
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ひーちゃん
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紫にきらめく茄子は焼き茄子に ふっくらトロリ生姜を乗せて
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もぎたてを届けてくれる友のあり真っ赤なトマト 食めば夏の香
38
久々に遠方の孫訪ね来て足取り弾む夕餉の支度
34
「研修で近くに来た」と炎天に訪ね来る
孫
(
こ
)
のありて嬉しき
32
とりどりの百合の花咲く庭園に蜜吸うアゲハ陽に煌めいて
26
免れぬ老いではあるが胸底に忘れたくなき乙女心よ
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「あれー」っと短期記憶があやふやで脳裏をよぎる認知の二文字
22
体力は基準ぎりぎりオーケーと 施設に並ぶ筋トレマシン
20
コンクリの割れ目に根付く百日紅刈らずにおけば赤き花咲く
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雨後の宵窓辺に立ちて見おろせば遠くの街の灯りさざめく
24
木々揺らす風吹く午後に聞こえ来るか細き蝉の声漸くに
24
スベリヒユ スーパーフードの記載あり 庭から摘んで食んでみるなり
19
夏陽射す草むらの中昼顔の淡紅優し風にゆれつつ
32
早朝に散歩に出ればキジバトの声聞こえくる葉ずれの中に
26
ベンチャーズ追いかけエレキ楽しんだビデオに残る君がサウンド
22
娘
(
こ
)
が呉れし夏色の青 真新しスニーカー履くデイケア初日
29
独りでも生きて行かねばならぬゆえ あちらこちらに折り合いをつけ
25
とびきりの笑顔が届く夏の朝離れ住む
曽孫
(
ひこ
)
スマホの中に
26
穏やかに
92歳
(
くじゅうに
)
で逝く姑の通夜遠く花火の音を聞きつつ/十年前花火大会の夜
20
八十路なり
亡姑
(
はは
)
患いし認知症 脳トレに我
短歌
(
うた
)
楽しみて
24
路地脇の緑葉の中青柿が顔のぞかせて夏の陽を浴び
22
赤き花見覚えあると思いつつ つぶら実生りて柘榴と気づく
25
鉢植えのブルーベリーの紫が濃くなりて
孫
(
こ
)
ら鳥の如食む
24
子燕が青田の空を旋回す 巣立ちできたか文月二日
32
緑陰に涼をとりつつ通院す杖つきつつも我が足で行く
28
店先に焼き鯖並ぶ半夏生我が家は生姜たっぷりにして
29
付き添われデイケア施設見学す拙い足に希望の光
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プランタに幾つも赤きミニトマト皮はかたいが味は上々
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春 桜ユキヤナギ咲く遊歩道 夏の日差しにアベリアの花
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猛暑日に子に叱られてエアコンを入れて我が部屋楽園となり
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