Utakata
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ひーちゃん
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友の庭訪えばとりどり菊の花 八重の芙蓉に秋の陽注ぐ
42
新月に煌めく星座雲隠れ 心待ちする流星見れず
22
アルバムを開けば心過去へ飛ぶ秋の夜長は寂しさつのる
29
挨拶を交わしつつ行く朝散歩豆朝顔の揺れる道の辺
25
薄陽差す野菊咲く道散歩道楚々と咲く花揺らす秋風
34
暁に金星光る神無月 夫誕生日齢数えり
26
在りし日の交換日記 思い出の眠る本棚淡き陽の差す
37
匂いたつ香に誘われて駅そばの暖簾をくぐる乗り換えの間に
35
夜半の雨止みて差し来る朝の陽に葉末の露のキラキラ光る
32
思い出を語るひととき同窓の友皆難儀笑いにかえて
25
陽に光る薄紫のシジミ蝶しばし見惚れる秋風の庭
32
夫
(
きみ
)
と行く約束だった北海道旅のしおりのページをめくる/敦賀からフェリーで
29
「無用の用」我が心にも
響き来る鈍き動作も心明るく
29
秋陽差す紋白の舞う遊歩道クヌギのドングリ数多転がる
30
十六夜の明き月の傍らを星粒の如飛行機の行く
34
孫
(
こ
)
に乞われ学祭行かば得意げにギター弾きおり夫に見せたし
32
名月を二人で愛でた夜もあり虫の音聞きつ一人月見る
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在りし日に亡父と歩きし奈良の町筆や墨など買い求めたり
23
弟の書道筆見て「弘法も筆を選ぶ」と昔日の亡父
21
残りしが吾で良かったと思う夜庭の虫の音しみじみと聞く
32
コガネグモ巣に卵嚢の三つあり思案の末にしばし留め置く
30
目覚めれば空気冷んやり神無月庭にひとむら白彼岸花
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黒トンボ君の化身か吾のそばで翅を休めて秋空へ発つ
47
子と同居されど二世帯日に三度食事は作る自立の為に
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稔り田をさわさわ揺らす涼し風差しくる朝日心伸びやか
26
リハトレをこなせば心晴れやかに楽し語らい幸せ時間
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デイケアは利用者みんな年上でBGMは昭和メロディ
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てくてくと通院帰りまだ暑く空き地一面キバナコスモス
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向い家の垣はみ出したクチナシの色付きし実をぬらす秋雨
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庭隅を陣取りしままコガネグモいつまで居るや雷雨もめげず
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