ひーちゃん
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降り積もる桜吹雪の公園に光差す午後蝶の飛び交う
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ぜいたくな悩み干し椎茸(しいたけ)どう消費 弟からのふるさとの味
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窓開けてけぶる空見る 霧雨の木々の狭間の声は雀か
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公園のニ樹の桜は咲きほこり毎日花見心潤う/二階の窓から見える
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雀去り地に花咲かす桜花 時折に吹く風に舞いけり
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真新しランドセル背負うひい孫の写メを写真の夫にかざせし
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五00キロ 離れし友を訪ね行くプチ家出だと高一の孫
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小松菜の種をパラパラ庭の隅ほんのささやか我の菜園
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草引きも畑も駄目と医者の言う庭の手入れは我の趣味なり
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待ち侘びし桜チラホラ咲き初むる徒歩三分の小(ち)さき公園
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「ジャガイモの芽出た?」「三本な」楽しげな会話を聞きつエアロバイク漕ぐ
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菜の花に降りしきる雨車窓より眺めつ向かうデイケア施設
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大木の枝垂れ桜の華やぎも丸太と竹に支えられおり
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天仰ぎ咲く木蓮の清しきや木立の奥にうぐいすの声
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墓参終え伊勢を巡りて帰り来む杖つきつつも春の陽を浴び
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ぼた餅のあんをこなして黒ゴマときな粉を添えて三種供えり
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散り残る梅にそぼふる春の雨庭の花蕾も潤されいく
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農園で甘き香りの苺買い好みし夫に供ふ命日
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時経れど尽きぬ悲しみ胸底に沈めて今日も平常心で
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余裕でき遠出の旅の思案中弥生の空へ君は翔けゆく
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病窓に朝を告げ来る鳥の声見上げる空に朝焼けの雲
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我の手を離さぬ君の指ほどき切なきままにICU出る/回顧
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巣立つ孫(こ)の幸願い見る春北斗 夜のしじまに沈丁花(ちんちょう)香る
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バッサリと剪定されし並木道見晴らし良きが影の短し
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木の芽風 綻び進む雪柳 髪切り心軽やかな道
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川べりの土手をトコトコ四十雀二つ三つ咲く青きムスカリ
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友訪ね瓦礫の道を行きし春 さざなみ光る海眺めつつ
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気になりて調べてみれば椿には多品種ありてちょっと驚き
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濃桃色(こいもも)の花零れ落つ遊歩道「意宇の里(おうのさと)」なる名の椿らし
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デイ以外こもりがちなる日々なれど春の日差しに我も誘われ
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