赤いねと 顔を見入って 揺れる君 お酒のせいだ、恥ずかしさじゃない
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選挙戦 ボス猿同士 争いて 野次馬猿が 一頭担ぐ
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親友か 彼女か それとも友達か 君は一番のトラブルメーカー
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隙あらばガチャが出来てるストリート またかなんてはヤボな話ね
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エンゲルス マルクスレーニン 情けない 資本主義とは お猿の社会
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受けそびれし 全てのボケを 想い出す 君の記憶が ボケる前には
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車検済み まだ半年も 立たぬうち オイル交換 十万キロ超え
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百パーセント 身を委ねることこそ信頼 とりくりゅうが 教えてくれた
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春風が 吹くと信じて 散髪に 行ってこようか なけなしの髪
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運動を 止めた途端に 肩こりが 体全体 広がり始め
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いつの間に アナログからの デジタルに テレビ放送 浦島太郎
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今はもう土間もかまどもなけれども我を仕込みし祖母眼裏に
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地獄では 耳を澄まして じっと待て 天から届く 心の声を
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灰色の上履き無心で磨く夜ただひたすらに白さ極めて
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週末は天気悪いと伝え聞き市役所に行き投票済ます
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本当に孤独かどうかは置いといて 憐れむようなその目が嫌い
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玄関に立てば「おかえり」亡母の声 幾年経れど忘れえぬ声
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輝いて いるところだけねえ、見てよ かりそめ笑顔を振りまく人形
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かぎろいの春野を行かば海の見ゆ 父母眠るふるさとの地の
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この世では 多勢に無勢 鬼ばかり 我が物顔に 威張り散らして
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温もりを分け合う言葉凍てついて 白い足跡行き場失う 
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怒らない 大人が一人 いるだけじゃ 豪雨の中の 雨宿りしか
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どんな日も今日という日は一つだけ、闇も光も全てを抱いて
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人生の蝋燭終に消える時私は何を思うだろうか
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言葉なく 言われるままに 這いまわり 一息つけば 文句がポロリ
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平和への 祈りをのせた 歌さえも 虚しく聞こゆ キーウの夕べ
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青天に寒戻りきて東京に降雪予報の声音は高き
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教えあった あの音楽 嬉しかったんだ 人生共有したみたいで
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思う人のありやなしやと鴨川の橋渡りつつゆりかもめに問う
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我が城にたどり着きて湯に浸かる星の瞬き華やぐ夜かな
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