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東京の家賃を見れば怖気づき今の生活続けと願う
11
東京へ行ぐだの歌詞は盛ってない田舎者なる私が言うわ
13
うたた寝の 千切れる意識で 歌を練る 眠りの淵での チキンレース
3
ズキズキと 忍び寄る棘 増す痛み 足を引きずり 帰路を急いで
6
三月は 環境変わる タイミング 新生活も 今との別れ
2
愛なんてまだ分からないけど 一生を共にする覚悟はできた
4
仕方なく今日ドラ焼きを二個食べた賞味期限を過ぎていたから/昨日だった
5
何者になれずとも 君だけのお嫁さんに なれたらそれで
3
降り続く雪はおおかた上がったか深夜の窓をそおっと覗く
17
学び舎の師の声に舞う花の雨 友と別れを暫し惜しむらむ
6
指先にひとつほのかな暖かはアルカロイドに香る朝靄
5
重ねても重ねても目に見えないまま夜の途中でゆらぐ約束
10
真夜中に歯みがき粉切れて、ものすごい勢いで口をすすいでる顔。
4
3月11日
(
さんいちいち
)
被災時刻を前後して ヘリコプターが多数行き交う / まさに頭上
9
朝方の夢に追われて庭に出ず
一叢
(
ひとむら
)
の水仙ありて
呼吸
(
いき
)
ととのひぬ
7
小さな後悔を積み重ねる日々 いつか大きな魔物に変わる
3
寂しげに歩く背中の父を見て心配かけた昨日を詫びる
11
ローマにて闘技場の端坐り古代の歓喜思い浮かべる
7
梅園の中歩きつつ足元の飛び石気にし足袋に手をやる
6
キリギリス蟻のどちらを生きようかこの人生の選び難さよ
11
子を抱いてコーヒーゼリーに笑みし妻の 刹那と思う 五十年など
12
木の芽風 綻び進む雪柳 髪切り心軽やかな道
20
朝茜 山紫に 水澄みて 深山入るや 嶺谺する 日昇るや 山嶺影射す 菩薩像
3
七十七歳mustを捨ててwantで暮らしています翼をつけて
9
守るとか守られるよりガラス製の靴と天井一緒に壊そ
4
口と胃は繋がっているのに食欲と満腹感は繋がらないんだ
9
澄み渡る朝空のした 何故俺は司法書士さんと揉めてるのだろう
5
過ぎし春 杖つき歩く母に添い 見上げた桜 やがて咲かんとす
16
パーカーのフードの部分のにおい嗅ぐ。これ部屋着だから、全然セーフ。
5
甘夏が微妙な風味の一個でも全部食べきる貧乏性よ
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