指先で籠めたる微熱 数センチ先の未来へ幾千里駆く
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綺麗な言葉書き連ねても見え隠れする本心醜くきもの
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点々と 続く足跡追いかけて  愛しき愛猫きみは陽だまりの中 
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意味知らば言わんとするが腑に落ちて気づきをくれし うた友の短歌うた
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まなじりが下がり優しさ増す表情かほの 老いか愛かは問ふまでもなく
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歳を取る速度は ぼくら違うけど ずっと一緒にいるよ、約束 /愛し犬
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看板の三十詩基準が変わった?月曜日ビックリ新鮮新芽の春ね
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重いまま沈んでゆけば潜水艦 泡に装甲深海探検
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温暖化 舗装道路が 招きたる 「 草花 昆虫 外来種」 (※)人間に起因します
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本棚も椅子もベッドも溶けていく 夜に溶けない私は一人
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いつの間に 去って行く人 影もなく 「引きこもり」なる 第一世代 (※)大人しい人が退学していきました
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木々芽吹く あふれる“生”に耐えかねて 鼻をつまんで 街を歩きぬ
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雨予報 では出せないよ 紙のゴミ 見捨てはしない 資源だからね
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くだらない世界が少し輝いた 君が笑って空気が揺れた
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日々のこと 些細なことや 移ろいを 言葉に託す 素晴らしきかな (° °の私には出来ない° 後々 ……)
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われを見る あなたの瞳 仕草あり よく分からない 幼き恋は
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クライメイト霧がかりクラスメイト思い出せない
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皇族が 天を治めり 天納と 天の音する 天岩戸あまのいわと
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言葉は時に武器となる。でも銃の前では何の意味も無い。だから少年はペンより剣を持った。
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トランプ氏 目の前の虫 捕獲する いや素晴らしい でもでも で… …
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「荷が降りた」悪い言葉で義父の死を大海へ送る花向けとする
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昇る朝日が鬱陶しい。来る月夜が待ち遠しい
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この目の解像度は変わらない。色褪せたのは写真か記憶か
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エフェクトの坩堝にひたされたきみを引き上げて、ほら、あれが、意味だよ
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恋だとか 愛とか好きとか 言えない僕に突き刺さる おとぎ話は終わりを夢見る
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新調されたビル。塗り替えられたペンキ。思い出が消えていく
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カロンテ三途の川の渡し守が 幼きわれに 取り憑くも まだ生きている 五十年後
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はたからは 茶番のような 銃撃も 二項対立 金と宗教 (※)「本当は嘘」 「嘘は本当」の「二律背反」の世界
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100キロの 登り下りを 自転車で 一緒にどうです 楽しいですよ 「詠み直しましたすいません」
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川の面に 雲と若葉の さざ波へ 夕日の落ちて 十六夜の月
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