失敗か そうでないか 不明だが 嘘はつけない それだけのこと
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小学の卒業式を知らない師 二〇一二生まれのわたし
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三月のマジックに君もかけられて! 君の涙をすこし見せてよ
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思い出はクラウドの中に閉じこめて 白い器に雲古閉じこめる
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わが道は 怒らない道 敵の前 泰然自若 憐れみに満つ
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あの日から揺れと同時に亡き猫は反射でふとんに潜るようになり
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15年 地獄で暮らす人がいる 上書きをして こんな傷など
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好きなよう やってればいい そのうちに 勝負が決まる 自然の摂理
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このままじゃ 心が持たん こりゃヤバイ 敵は変わらぬ 守備を固めよ
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嫌な人 また一人でき 逃げ回る 互いに嫌う 犬猿の仲
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日常が 安心、平和 幸せで みな穏やかに なりますように
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言葉にはならない気持ち 春風が撫でて過ぎゆくこの感情を
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昼食の帰りの道端タンポポに「やぁ春だね」と花をつついて
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震災後二年経つ日の「浄土ヶ浜」何事も無かったように波寄せ返す (記憶)
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凡なれど捻る遺伝子コピーミス起これ突然、変異の夜に
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あの余波が 友を飲み込み 連れ去りし 手元に残る 手紙と語る
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「また会える?」「うーんどうかな、わからない」 きっと次回も 僕から誘う
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買い置きが心もとない貼るカイロ色々使うし買い足しておく/丹田と仙骨
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待ち合わせ8時の電車の先頭ね スマホなくてもちゃんと会えたし/昭和時代青春の頃
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やさしさも激しさも春孕みつつ雨は愛する側に降る水
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あなただけ季節の香り盗り去った 春の匂いを悔しく嗅いだ
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玉の緒の 果無はかなきことを 忘れゆく  身を置く処 満ち足ればこそ
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向日葵ひまわりのような笑顔の貴女きみだから 黄金色こがねいろした糸で進める/刺し子
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道端に座る子供の手の中に生まれたての鳥の雛二羽
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五七五ごおしちご 七七しちしちでなく ても三十さんじㅤ 一ㅤういちおさま ればいんでさう
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若者に暴言吐かれ我思う我慢するかとことんやるか
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努力など誰も見てなどいないこと分かりつつある 焼きそばの肉
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欄干(おばしま)の 端より端へ 駆け抜けて 大松明を 闇に掲げぬ /二月堂修二会大松明三月十日
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『電波が受信できません』そうやって拒絶できるのうらやましいな
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真昼から明るい日差しに涙してピンクの色の花束を買う
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