壁伝う蜘蛛に告げたるトリアージ 紅娘ななほしならば助けていたわ 

2番線 特急列車は滑りこみ 町に都会の風を吐きだす 

理解とは愛と離れているみたい受容はそれに近いのだけど 

生きていてほしいというのはエゴだからせめて悔いなく死んでと祈る 

運命の服は試着室で死ぬ 墓場を後に「やめておきます」 

画面越し 続く夜話し 五月雨さつきあめ 

「大丈夫」根拠なんてなくていいからさ誰かに言って欲しい日がある 

仮入部一目見て私惚れましたトランペットと吹く先輩に 

教室は女子にとっての戦場だ。とりま自分の命は守れ! 

授業中突っ伏して寝る君の肩つつくかどうか迷ってる指 

教えたい貴方のことをこんなにも好いてる人がいるんだよって 

その道のカーブ過ぎれば未熟さも思い出になる空のなか 

その雨はめぐりめぐりて降りそそぎめぐりめぐりて命に宿る 

店外で ファスト・フードを 待つひとの 見てゐし方を 我も見て遣り 

いつの日か人なべて去り果てしのち残らむ椅子の一脚の影 

欲張りは 満足知らず いつまでも 感謝を知らず 幸福知らず 

容姿など 気にするもんか されどまた もてる男に なりたいもんだ 

誰にでも降るふる一滴細くとも よろこびだとかかなしみだとか 

蝸牛 ゆったり のんびり 散歩道 

ひと雫 紫陽花落とし 雲切れて 零れし光 幾重にも射し 

キッチンに入る夕陽でカレー煮る「今朝はごめんね」言ってみようか 

舞ふ塵の等しく軽きわれらにてただめくるめく差異を載せたる 

どうでもいいだなんて言ってみせるけどならばそれさえ言わずに良いのに 

あおいろをなくしたのならあかいろで塗ればいいんだ色のない空 

僕たちは子供じゃないぞお酒屋で大人ごっこも板に着いたし 

神様と手を取り合って泣きあった永遠の夏忘れないでね 

虹の下怪獣使いの少女が笑いうっすら滅びた世界 

「あのさ
 「明日、ぁ 」 そう・・ ん・・  それでも、、「 うん
 わかった・・・・ じゃあね,, 」」 

間違えて この世に生を受けたので 今のコードは 書きかえておく 

君だけが くれるやさしい言の葉を 探して辞書を 「あ」 行から見る