3・11 幼き孫が生まれし日 歓びと祈り 分かち合う一日
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アスファルト黒く覗いて痒い目を こすり春へと僕をすすめる
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生ぬるい部屋にひとりの夜をいて 未来をいまも研いでいるんだ
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アスファルトの窪みに春を溜めておく 星の数だけ路面、光るよ
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大空へ線路を越えるアスファルト完成したらチャリで飛ばなきゃ
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雪が降る午前は散歩できなくて積もらぬ午後の散歩も短め
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雪を割り芽吹く命のあるごとく老いた父追い日々を越えゆかむ
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先に起き 起こさない様 家を出る 新たな暮らし 春、有頂天
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少しだけ大きく育った手のひらで溢れんばかりに掬い、溢して、
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汚染区に取り残されし あのたち あるじ求めて鳴く声虚し  /震災で逝ったペットたちへ
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忘れない 忘れてはならぬ あの記憶 幾多の想い届け鎮魂歌
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あの世など有ってたまるか皆の衆羊の群れに別れ告げよう
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お互いに下と思っている僕ら 輪廻の先も埋まらない溝
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今度こそ関東で雪、降ったって?転ばないでね うん、気をつけて
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紫の 星のかけらの 散りたるが 朝日を得れば すみれと咲けり
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疲れた身で満員電車に乗っても 吊り革をあなたの手だと思えば
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イスからの立ち上がり時に膝激痛 行くのためらう映画「スペシャルズ」/観たいけど(泣)
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微かなる花粉も過敏に感知して荒れる私をなだめる音楽
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間違いは笑いとばして知らぬ顔シナプソロジー声弾ませて
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愛してるが五文字なのは短歌に恋をのせろという事?
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降る雪の積もる間もなき夢しずく名残りの雨と泡沫に消え
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いただきを 目指せ 困難 有ろうとも 高い場所ほど 風吹くものだ
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啼き吼える獣それとも染まる花 愛はひとしくひとしく芽生ゆ
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似たやうな個室のドアの表札には「I❤LINUX」(アイラブリナックス)と🐧(ペンギンマーク)
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『ありがとう!』メモ添えられたのど飴は、カラカラに渇いた喉潤した。
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川沿いの 河津桜に 見とれつつ 和服の貴女 想い微笑む
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手放すと決めた日だけが遠ざかり穴と痛みはまだここにある
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親友Bestieだよ 君との1000日三年間あまり そんな言葉で また続いてく
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名駅で 最初で最後 二人飲み 男女の友情 転勤前夜
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月もなく 猪口に映るは 闇ばかり  ひらりとりし 花びらを呑む
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