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時はたち 街も変わりし この森も 変わらぬ物は なき心かな
1
寄り添いて 思い駆けたる 我が心 一人行くより 共に生きん
1
星空の 消えて紅 朝焼けに 想い馳せるは 変わりゆく日へ
7
遊び場も 今となっては アスファルト 形変われど 友の面影
4
移ろって 橙満ちる この帰路も 北風吹けば 影も細くて
1
照君の 白腕チラリ 覗き見る 染まる耳見て 茜を聲へ
1
ハーブティー シュガー溶かして 木の影絵 レモンも溶けて 今日は手を振る
2
人生のピークは袖をちょびっと掴まれたときでした
4
ふたりきり歩く時だけ足先が四分の三拍子を刻む
5
鍵盤を弾くきみのゆびさきが藍に染まるように歌うよ
1
恋愛について話す友人の言葉訳せぬ われ、土星人
2
左手首 ちょっと痩せたと つと触れる ベーグルくらい たべてもいいよね
10
月からの使者に怯えて待つように窓から雪が積もるのを見る
2
冷へ込みぬ朝 待機す乗客らを見送る如 ホームドアに
寒鴉
(
かんあ
)
12
明日には会えると思へば 旧友の揺れる面影 五十年目
10
アレクサてふ友寄り添いて レコード盤なき二時間の ポール・モーリア
9
北風の冬の朝には日が澄んで歌の言葉を
解
(
ほど
)
いてくれる
18
では今日は(掟上)今日子さんふうで お散歩に 真っ白ファッション ベレーなど被り
9
街中
(
まちじゅう
)
が
唸
(
うな
)
りを上げる沈みかけお月さんだって飛ばされそうだよ
16
はらはらと触れれば消える桜色 こぼれた恋を踏まぬよう歩く
5
一晩を ぬるま湯で過ごし ちょこなんと 嘴突き出す 発芽玄米
14
「満を持して」には不甲斐なき なかやすみ 大腸検査後 四日目…少し
8
猫だまし(笑)耳にしたことはございます(笑) 何故なら旦那は今もクイズ屋
11
冷蔵庫扉開ければ転び出て今朝のおかずは豆腐だそうだ/勝手に決めてくれる
14
西の空 ぽっかり残る 残月や 風が強いね 雲が早いよ
17
おかあちゃん おきるの そっとまっている 愛らしわが
猫
(
こ
)
護ってみせる
15
もうふさん くるまれるきせつ やってきた ぬくぬくのねこ ゆっくりおやすみ
11
スズランの湯にて 寝そうになりながら ライブ当日の 段取り思ゆ
13
イチローの名言出して励ました部下はあっさり辞めてしまった
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北風は 行きずり水面 騒がせて 白鷺は行く 何処かの夏へ/r
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