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太陽も 月の光も 通れない ここにいる証の影法師
9
手を洗いごしごし鏡でいーをしてうがいぺっぺ私の五十音
19
嵐去り鋭利な枝が突き刺さる大地の痛み感じて嘆く
6
胸の上 安心しきって眠る君 吾の呼吸に 合わせる寝息
13
後を押す 力はたぶん
3
グラム 昨日とちがう あたしを見てよ
/
花
20
息子
(
きみ
)
からの伊勢のお守り 忍ばせて 憂い有る毎 そっと手で包む
16
見納めや戯れ吐きて佇めば雀囀り朝陽昇れり
9
旅行行こ 貴女の些細な 一言が 日々のモチベを あげる魔法に
17
貧すれば鈍するっていうのかな お金じゃなくて
精神
(
こころ
)
の話ね
8
ストレスに
圧
(
お
)
され 心が折れさうな時こそ 歌に息を吹き込み
23
帰り道 車中で話す 横顔を 独り占めす 幸せな時
14
緑萌え 公園の芝 刈り終えて 昨日のスタッフ想い感謝す
13
ウトウトと 仮眠のつもり 少しだけ 横になったら しっかり朝に
9
新緑を 眺める貴女 笑顔見て このままずっと 時を止めたい
18
ドウダンの落ちし小壺を手のひらに鈴の音かろき雨あがる朝
28
石段をただに登れば青もみじ葉裏に透けし人の思ひか
12
まっすぐに見つめてくれる猫がいてモディリアーニの少女のごとく
16
仄明かり 鐘の音響き 川面揺れ 次の鐘との 間がまたよろし
13
樹海より富士を見上げる従兄の絵一年かけるも納得いかずと
16
チートして 無敵になって クリアして 死ぬることとは 生きることと知る
5
シャキシャキのサラダの似合ふ季節来て えんどう食めば春の
音
(
ね
)
のする
32
日曜の孫の笑顔を買い足してレジへならぶや 木曜の午後
19
水温む 小川に揺れる黒い影
蝌蚪
(
かと
)
は静かに代掻きを待つ
27
稲の種なれどわざわざ「籾」と書く豊葦原の瑞穂の国なり
7
十円を 落として覗く 自販機の 下に転がる 拾われぬ春
8
死の病 いずれ誰もが亡くなる身 生き急ぐこと
病
(
や
)
められぬから
6
湧き上がる 声音の文の 結の灯は 萌えどほつれぬ 恋の糸かな
19
過ぎし日の 記憶次々と 浮かんで消えて 眠れぬままに
夜半深々
(
よわしんしん
)
と
16
一キロの 氷を作り 明日来たる 恩師と笑う 待ちの琥珀酒
21
恋ひ慕ふ あなたとともに 歩み生き 叶へ遂げなむ ふたりの夢を
11
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