失敗が 無能となりし 現世うつしよに 便利は不便 震える指よ
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生ぬるく塩からくてもこれは雨、感情線を埋めるのは雨
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山の夜景 サイクリングロード 川の音 いつか懐かしむ 君の風景に
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そこに在る 散歩する道 駆け寄りて 幾世の友か 名も知らぬ花
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道の駅へ抹茶ソフトをお目当てに 思うところは皆同じらし /激混み
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秋の海 夕陽沈みて 茜色  引いては寄せる 貝殻ひとつ 拾いてはこぼれ 涙枯らし 故郷へは帰るまじ
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春風の温し 半袖のワンピース装ふ 素敵な異国の女性
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昼下り もやう小船の船腹に うお陽影ひかげかチラつく溜まり
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泣いたとて 帰りはせぬと 知りつつも 一生消えない 想いを懐く
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武士ならば 死に損なうを 恥と知れ 根は腐りたる 「令和」になりて
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肩を揉むその手は手ではなかったと感謝と共に添えておきます
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初めての土手のなだりの赤い花 風が運んだ?ベニバナツメクサ
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摂理など 全く知らぬ 「輩」ともがらが 顕わにしたる 「金」こそ「力」
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役人の出世方法知っている? 何もしなければ役職あがる
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十年の 想い添い遂げ 籍いれる 二人の門出 京の夜にて
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床揺れて 警報響く 帰り際 揺れの後でも 地下鉄メトロ止まらず
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薫風とみどりの樹々に癒されて 程よい疲れ土産に帰路につく
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帰省無し 気楽なはずが つい目で追う 行楽帰りの家族連れ
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役人は障害さえも利用する 自分が大事市民は道具
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観光地 不足水不足の事態に 落胆す 気候変動 ギアを上げたり
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この国にまともな大人いなくなる 脳がつるつる思考は停止
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多様性矛盾しかないこの単語 受け入れるのか?プーチンとかを
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家揺らす 荒ぶる風の 袂にて 何もなきこと 部活動あり
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月明けて 皐月初めの 勤めの日 書類に記す 卯月の日付
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幾許いくばくかおいとまさせて頂きます ボトルインクの泡消えるまで
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小指から紙まで亘る擦過傷 綴るかたちに気乱れ咲くか
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憲法が 命の重さ 規定する 散りゆく花に 人の世を見る
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渋滞を 知りながら行く 行楽地 まき散らしたる 二酸化炭素
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口に出せぬ ことば手繰りたぐてうたかたの 流れに漂い いつかは消えむ
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薫風と共に 窓から流れ来る 幼児おさなごの声 休日の声
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