トランプ氏 昔の遊びに 長けている 「缶蹴り 隠れんぼ 鬼ごっこ」 ↩
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啓蟄の鼓動を聴いて走り出す泥濘ぬかるみさえも軽やかにゆけ
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​初孫を抱けばミルクの匂ひして「あ」と「ぶ」でかぞふ雛人形ゐ
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ひな祭り 春呼ぶはずのお雛様  寒の戻りにちょっと困り顔
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この街の雪が溶けてく速さまま父の昨日が消えゆく仲春
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普通のメールに怒るパーソナリティー 聴いてるこちらは不快です
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ジャケットの袖からのぞく細き腕 巻かれた時計妖艶すぎて
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古本の開きぐせあるそのページ謎解きたくてくり返し読む
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来るときは静かなんだな帰りには何故こんなにも騒ぐ白鳥
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オレンジをオレンヂと書く母のメモふわり漂う昭和のかほり
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水温み 雪解け初める 春うらら 薄氷弾け 滴したたり 雪解川 雪間芽を出す 蕗の薹
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春隣 春のあけぼの 来てみれば 山の端かすみ 香りぞ溢れけり 蝋梅の くれないもえる 梅の園
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故障した 馬を横目に 引き離す サラブレッドの 非常な世界
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やはらかに きぬのあめふる わが庵の 杉の戸たたく 春のいなづま 
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何もかもをかなぐり捨てて シーツの海に溺れる いたいけな春
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梅散りて寒の戻りや雛まつり レインコートは花雨に濡れ
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落とし物 気付かずに去りゆく背中 「待って」のさき声も届かず
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厚壁を見つめる我に夢食めと圧をかけるや水槽の亀
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便利さを 使いこなせぬ 事もあり 追いかけはせず 付いていきましょう
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暁光に 染ましり凍てつく 襟立てて 届かぬ街の 君に幸あれ
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いにしえの 陽光秘めた 年輪の 揺らぐ炎に 過ぎし日還らん
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他人から 選ばれるのが 嬉しくて 自ら自分を 失ってゆく
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嬉しきは 孫から貰えし折り紙の ピカチュウお守り宝物なり
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坂道を歩いてふたりコンビニへ 行きはよいよい帰りはきつい
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言葉放つ嘘では無くも半分は好印象欲し本音もありて
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人からの言葉が胸に突き刺さる 消化しきれずストレス増すかな
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目を細め 念入りに顔洗う君 きょうの雨予報知っているんだね
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気ままに空飛びまわる言の葉を ひとつふたつと捉え歌にせり
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公園で 鳩に餌やる オジさんを キミと2人で しばらく見てた
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裏の裏 それが表じゃ ないところ 面白いだろ 面白いがれよ
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