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「おなかちゅいた」
ずつき
(
頭突き
)
次第に力強く 食欲頼もし
生命
(
いのち
)
なるかな
11
僕を乗せトロッコ列車は今日も行く
トロトロ
(
吐露吐露
)
ゴットン朝焼け眺め
9
冬の星座
瞬
(
またた
)
く 師走の
夜半
(
やはん
)
雪の結晶の如 輝く
11
いつまでも なんかじゃなくて いつもです こどもはこども まごはまごです
9
君の肩揺れる黒髪
蛇
(
ヘビ
)
に見え 僕は
蛙
(
カエル
)
か
蛞蝓
(
ナメクジ
)
かなど
1
言の葉の大海進む俵船 七副人は乗り込めますか
5
老いたれど子に従えぬシルバーの墓場に似たり セルフレジ前
10
寝入りばなのゆさゆさ揺るる十秒余。「じしんです」とふアラーム響く
5
ぼくたちのにてるところとちがうとこ ならべて神経衰弱しよう
2
氷雨降る 駅のホームに吾一人 警笛の音冴え冴えと鳴く
14
去る人の残り香宿る年の瀬に白きサツキの帰り花咲く
17
トラトラトラ熱狂に酔う暗号に 「血沸き肉躍る」 主婦の日記
11
ふがいなく ふがいなく泣く ふがいなく 泣くキミを見て ふがいなく泣く
2
朝が来て踏み出す足が震えても 残す靴跡 辿り着く場所
8
わたしは わたしのことが大好きで 空が 飛べる
2
風そよぐ 他人の芝から省みて 己の芝は無いものと知る
1
形ある物は全て壊れると 覚悟を決めるも時既に遅し
1
後ろから 刺すのは貴方の 愛錠か どうか契りの リボンを結んで
1
可愛いさの裏に秘めたる「毒」に似た「苺」は赤い最終兵器
22
日々徐々に 薄れてしまう 防災の 意識や準備 再度確認
8
一人分荷物が減ったはずなのに今まで以上に乱雑な部屋
11
しょうが焼き 野菜マヨだく チートデイ 明日のランチが すんだら節制(明日、通院後に義母とランチ)
12
安らわむ 硝子の月に 息をかけ 貝の小舟で 眠りの海へ
17
明日から日没時間逆転しやや遅くなるちょっと嬉しい/朝はまだ
15
「ん」が好きだ。しりとりで負けるところとか、線が上までいけないとことか。
7
神様が夜の地球をみたくなりこっそり開けた穴が星なの
6
コミュ力で刺激をピリリと効かせれば仕事は回って密かにニヤリ
12
爪切りに小さな教会描かれて師走なればとしばし眺むる
21
昔から 蝶々ヒラヒラ 苦手です 愛猫達は 愛してやまぬ
6
カマキリに 会いたいけれど バッタです カマキリさんは 飛ぶの不得意
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