義の人ぞ 誠の精神 正義なり 満身創痍で 守る臣民
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イチゼロの波の間に間に小舟ゆく情と涙の櫂に絆され
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ひもすがらネット揺蕩う老人の終の住処か雲井の空は
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青空にキリンの如くクレーン立つ データセンター積み上がる 雲
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人置いて 乾けば種子は 遠く飛び 湿れば草木 育ちたりゆく
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啓蟄に 野の草花も 色を増し 春の宴の 準備中
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巣立ちゆくその背が滲む「花粉症が酷いですね」誤魔化した春
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真夜中に ふたりの小指 絡めたら 針を飲むのは どちらだろうか
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ルック バック ルック アヘッド! 躊躇なく 昨日を蹴って 今日を漕ぐ
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紅富士に寄りて映えるや十六夜の月に引かれて通院の朝 (3/5)
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啓蟄に 根雪も解けて虫たちも 温む大地に手招きをする
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雛飾り 良縁祈り 早じまい 気づかぬ呑気な 四十路の娘
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塩漬けの二軍の服を断捨離す隙間に春風やっと吹き出す
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宝くじ買ったかみたい図書館へフォトブック持ち行ったら夢に
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気づいたら泣いてはいけない歳になり冷たい缶が肌に張りつく
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久しぶり スカートを履く キミを見た まだ五分咲きの 風の強い日
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屋上の 展望鏡は 遠くより 住んでた家を 探すモノです
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また来てと言われてカットを予約する床屋は実家と言うアーティスト
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店の壁草間彌生が来たようにペイントをした大きな作品
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自閉症苦にもせず笑み快活なあの娘はきっと幸せになる
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メニューから 目を離さずに 聞いていた いちばん高いの 頼んでいいすか?
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眠いのに抗うクセは拒眠症 死んだらゆっくり眠ればいいさ
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朝はチャリ昼は無心で夜は外 風と寒さに歌を教わり
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3月は 引っ越ししたり 転勤と やはり寂しい 別れの知らせ
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殺し屋です、孤高のプロです、踊れます。そんな俺たち、スペシャルズな5人。
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自転軸を君のピルエットに定めます 23・4度を0度に
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おとこのこのこころから飛び立つなみだはこの星からじうりくをさされて
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愛されるセンスが足りない変わり種まったくネタには困らん奴だ
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死んでやると呟き開ける冷蔵庫、ミルクは三日で飲み切らなきゃな
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霧雨の しとしと街で 待ちぼうけ この恋は湿気た マッチ棒か
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