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帰宅の我 見つけてリビング 一直線 ゴロンと仰向け 「へそ天」にキュン
8
馬の骨いいねと父が言いました誰もが無理をしている家で
9
可惜夜を ともに過ごせし 君さえも 淡き記憶と なりにけるかな
6
練りに練り 練り切りなどと 呑み込めば 練られた歌の 寝心地のよし
14
寝付かれず 言葉さがしを 延々と…見つからないまま 白々と朝
8
冬の午後 移ろいゆく光 まどろむ猫は 寝場所を探し 陽だまり渡りて
6
水色の 空に浮かぶや 半月の 淡き光が 吾に微笑み
23
吾は良い この
猫
(
こ
)
にだけでも 健康を 返してやりたい 切なる願い
23
僕の持つ望みだったり悲しみが君に理解らなければうれしい
6
要らぬもの余分なことと見つめても言い訳探しまだここに、まだ
7
裸眼だと あなたが増えて見えちゃうの まるっとみんな 私は愛す
5
毎日が出会いの仕事 友がとどけてくれる今 そして知る『今』
7
円高とニュースは告げる夕餉には安くなりたるものは並ばず
6
みどりとは赤子につけばみどりごに髪に付ければみどりの黒髪
18
しなびたる食堂の隅泣きぬれてうどん啜ったことありますか /中島みゆきさん「わかれうた」へのオマージュです(笑)
12
この俺の帽子姿がオシャレだと 帽子を脱ぐと何と言うやら
10
誰も居ぬ事務所でひとりティータイム社長の椅子にふんぞり返り(私は末端社員)
15
一生を憂き世の外で生きたからそのまま退去させていただく
10
悪かった、悪かったって終電でくまを抱えたひとが寝言を
12
通勤路 朝陽に道が照らされて 鏡のようで 怖すぎまして
21
人ん家の黒猫を見た今日もまた良い日なると信じてみよう
15
牛飼いの牛引く綱の切れ端を持つともなしに牛待つひとよ
12
かけぬける馬の背追わず道草を喰むは愉しき牛のやくわり
15
「やっていき」 夕焼け映る 硝子窓 筆の時代と クラウドの今
6
関係はないと言ってはみたものの トゥルーマザーの影がちらつく
6
在らぬ身の神秘を弄す愚蒙など身まかる父母の果てに散り過ぐ
6
ガサガサと新聞広げ閲しおる彫刻のごと古老連なり
9
渡されたブーケはなべて枯れしぼみ幾世代もの契りの果てに
12
二年越し 履き古す靴 擦り減りぬ数ほど 共に歩みぬ証
23
青き嶺旅の車窓を過ぎて行くエンドロールは長く色濃く
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