優しさは罪を洗い流すけど冷たい雨は罰でしかない
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雨垂れで歪む景色にどことなく安心してる自分が嫌い
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頭髪の刈られる量は減りゆきて 我が人生も秋となるらん
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筆を執りつかのま夜に吐息吐くパクり以外の歌はあらずや
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血迷った彼の身体にいま触れるまだ見ぬ地獄すえは諸共
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ファミレスの言葉の中にいる彼女あらざらむ この世のほかの 思ひ出に  いまひとたびの(もう一度会えれば) 逢ふこともがな 056/100 和泉式部
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吐息洩れろうそくの火の気配さえそぞろにゆれてうっとりと消ゆ
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息をつめまずは眼を閉じ黙りこむ計算された白昼夢のごと
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レモンでは偽りきれぬ少年の嘘を味わうすましたくちびる
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かつて観た映画にも似るさよならの生々しい声いとわしき夢
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あまりにも意地が悪いと叫ぶわれ泣いてはおれぬ生きてもおれぬ
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まなざしの洩らすせつない理知の色たのみとするはいとけなき情
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くちなしの罠の香りにえずく午後たまには欲しい愛しさのしろ
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「嫌われた」澄ました顔でしゃあしゃあと巧みにかわす今はこれまで
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涙雨かすかに残る瀬のあとに垂れて流れて行くさきはなし
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空き缶の横で仰臥ぎょうがの油蝉 茶色の羽がカサカサと鳴る
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秋霖の眺めに人を思ひつつわが憂き心なほまさりけり
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歌の案いいね!と思う言葉ありされど字余りまたは字足らず
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寄せ鍋に似ても似つかぬ食材ものたちがひとつの湯気に溶けていく夜
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巫女の舞終へて少女に戻る夏 ポニーテールを揺らして駆ける
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この宇宙最後は鉄に帰すというパチンコ玉の如き儚さ
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印結ぶ殿さま蛙結跏趺坐(けっかふざ) 大化けの術今ぞ極めん
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音軋む二連水車の廻る鄙 遠く聴こへる蜩の声
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銀河濃し宇宙の渚発電所 青き地球(ほし)へとひかり送らん
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ミスリムの恋はうたかたソーダ水 弾けて消へてあとも残さぬ 
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樹海往くほどよい枝を見上げれば僕より先のてるてる坊主
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「あと5分」 枕に顔をすり寄せて ねこのしぐさと 同じと気づく
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チョロチョロと何匹おるやカナヘビは 猫じゃらし揺る新涼の庭
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会場の誰よりも長き髪を持つこんな男子も喜寿とはなれり
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電線の工事をしてるゴンドラに乗る工事夫と小鳥の一羽
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