二種類の 機序の違いを わが知れど 処方のままに 朝なさな飲む
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トーストに 添えし一切れの オレンジの 色鮮やかに 朝は来たりぬ /Cafe Seeds
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去りぬ余寒 仕事疲れを癒す湯の設定を 1度下げ ゆるりと
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縁取りも 見本の色も 気にもせず ただただ好きに ぬる子を見てる
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ガスコンロ電子レンジに洗濯機小さい順に壊れゆく頃
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花粉なのか黄砂なのかは知らねども 今日も車にザラリ張り付く
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「引きこもり」 「孤独孤立死」 「震災死」 政府丸投げ 三十年 ※ 「震災死」=震災後の孤独孤立死
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日本では 他人とは違う 選択を すればするほど 気味悪がられ
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アスパラに、ベーコン、卵炒めたら、弁当箱を彩るは春
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意識なく 独りベッドに 横たわる 死を前にして 何を思うか
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提供し 親切にして 支援する 下僕のような 人になりたい
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支配とか 強制とかは 人権が 一番嫌う 悪質なもの
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資源なし いやいやあります 日本に 森林資源 人材資源 ※一極集中利害あり
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北風と 太陽ならば イソップは 太陽の勝ち 太陽になれ
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四面楚歌 四方八方 敵ばかり 生き残りかけ 殲滅を期す
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EoSDこうまきょうせねど懐かし白馬感溢れて尽きぬZUNの才能
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善悪は 多勢に無勢 多数決 間違いだらけ 探すの止めた
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脅したり 大声出して 威圧する 軍隊みたい 相手は子供
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銅像は野球少年の悪戯作戦を聴きつつ 乳房にぬるい風当たる春
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十勝へと向かう車窓に雪舞いて 春待ち詫びし昔日思う
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大勢の 見舞客待つ 病室に 息も絶え絶え 死ぬ間際かな
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焼肉のたれを買いに行く話で思い出される台風に我は同情したり
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最後の日 奴とは会話 一つなく サヨナラさえも 言わない始末
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ズルはしたくなかったから、何も言わないで別れたことを、後悔している。
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ひと夏の恋もたった一文の末尾にばってんふたつ書いてサヨナラ
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降り頻る雹に打たれて葱坊主砕けて種を蒔き散らすなり
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いまさらに「今日は明日のいにしえ」と晩酌すなる今日の明け暮れ
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謀略が 均衡崩し 世界戦 高笑いする 大富豪たち ※戦乱こそ格差拡大富豪の利
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朝茜 紫雲たなびき 静けしや 山の音ね響き 幾山越えて  山嶺やまね陽射して みどり一色
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「でも好きだ」と結論が出た帰り道。夕風に少し涙が涼しい。
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