はるか西 爆撃そらをおそれて眠れえぬ子らに比する手中のルネスタ
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踊り子がひとり回るオルゴール グランパドドゥの夢に囚われ
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君と僕 黄身と白身は月と雲 ジュワーっと見つめて蓋して蒸して
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山深の 雪解川 薄氷弾け  岩を噛み  梅の香溢れ 春を待つ
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春雨の おぼろ霞て 山の端よ 朝の陽射すや 光こぼれる 銀嶺の嶺
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おろし風 山冴え返り 静けしや 白銀の舞い 凍る月影
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冬寒し 埋み火おこし 笑みこぼれる  氷雨窓打ち 月影冴ゆる
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茅葺きの 囲炉裏火弾け ともし影 峠凍てつき 去ぬ後ろ影
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春よこい くれない燃える 蝋梅の 梅の香残し 花舞い上がる 風薫る
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睡眠を削って浸る出馬表 化ける百円ミラクル信じ
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星が見えない夜だと気付いたとき上を向いて歩けていると気付ける
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短歌詠む、瞬間を又切り取りし此の頃の僕、永久機関
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何もかも主観に過ぎぬ世界なら此れでいいのと「僕は天才」
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衆院選 熱さが瞬時 収束す アイドル選挙を見る如く
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創作の才能がある、そう思う だって私はいつも天才
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晩飯を倍に増やせばトントンだ役に立つほど働き過ぎて
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三月が好きです。雪解風もだし、みんなが少し素直になるの。
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柔肌に 触れしあなたの 指先に 偽りの愛を 悟りし夕べ
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叶わない約束もまた星となり 出逢う時までひかり続けて
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犬を抱いているときだけずっと冬だったら良いのにと思います。
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ふと思う 大病を得て 受け入れる 弱き心は まだ彷徨えり
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記憶には 残らぬ英雄 数多あり いざ出陣のとき来たりて
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格好良くキメることなど出来ないが應援團もモンスターを飲む
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野生種は種で増えては広がった今の苺はランナーが跳ぶ
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増えるから数えないでと泣いた凍て星とよく似た並びの黒子
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「ケ・セラセラ」呪文のように繰り返し 今日も笑っていけたらいいな
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別れ際 半身になって手を振った 私ばかりが好きな気がして
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いつからか 自分自身の 立ち位置を 瞬時に決める 癖がついてた
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ビジュだとか 美醜に囚われ 微修正 加工の効く世は 不幸か幸か
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ヒーローじいちゃんのカサカサな手があたたかい握手で僕に愛を移した
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