人は皆 神無き天使のようにして 堕墜すらせぬ故に苦しむ
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頼んできた友また来ない出来たけど仕事で受けなくてよかった
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がみがみと言えば言うほど遠くなる我が子と笑っていたはずの場所
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重ね来て日毎生まるる我なりと思ひけるかな独りの空に
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「教育」のお面を被りぶつけるは ただの私の不機嫌という
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珈琲にミルク混ぜずに無駄話混ぜて絶えない笑い声なり
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トゥントゥントゥンサーフールは共通の友としてをり今年の春も
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けつなあな けつあな確定かくてい けつなあな けつあな確定かくてい けつあな確定かくてい
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「こだわりに 拘束されて」 「視線には翻弄されて」 でも生きている (※)視線恐怖と強迫性障害
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緑吹く流れを泳ぐ鯉のぼり退職の身は風に任せて
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はらはらと崩れた顔にもう会わない 八月色の君に手紙を
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雨よ消せ吉里吉里国の山火事を 独立の夢あの頃のまま
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空を舞う 桜の花びら 四月下旬 消えるとしたら あんな風がいい
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突き刺さる 視線が痛くて 手のひらを 思わず眺めて 現実逃避
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雪消えて散歩再開しようかと思う矢先に熊出たLINE
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紫の 蝶と小花の 耳飾り 雨の窓辺で 心浮き立つ
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進みゆく夏への歩み 止めるよに ひんやりそぼ降る 雨に癒され
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機にありて 叩けば埃 出る者を 利用すること それ 「政治」 まつりごと
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「きみ」のいるMP3の世界へと繋がるための赤いイヤホン
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雨の中さしたる傘は薄縹 灰白の空見上げる瞳
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雨が降るそう言いながら振り向いた君の横顔目に焼きつける
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見て見てと 四葉のクローバー 見つけし友 幸のおすそ分け 満面のみで
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空振りで大暴投もストライク古人曰くのあざなえる縄
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荒天の 運河の流れ 見つめつつ アトリエで待つ 時とまる午後
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櫛に生ゆ 母の髪の毛 細き見て芒の夕べの風を抱く我 「芒のぎ。すすき」
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アフタヌーンティーの画像を眺めつつ君はうっとり甘いため息
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窓を打つ雨降りのの残すのはひかる雫のさき淡色
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工場のフェンスの内のはなみずき四月の雨に花散りぬるを
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ざわざわと四月の雨の冷たきにいたち轢かれし道にそぼ降る
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春紫苑ハルジオン 引っこ抜かれし身分なり されど健気けなげみてたたず
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