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無菌室から生まれた子引きこもれ 残念ながら他に道なし
1
忘れるな僕は動物神じゃない 飼いならされたら生きていけない
3
行き場なく 迷いたりける 道あらば 逃げる事あり 長き人生 (★)天災や犯罪
9
頂きを覆う霧間に光射し 映す裾野にみどり萌え立ち
10
ひび割れを 簡易塗装で やり過ごす 突如の被災 家は崩れり (★)天災や犯罪
7
柔らかな愛だけ信じていたいからシフォンケーキにホイップ添えた
4
待っていた藤田新策画集にはほぼ見知ってる読書傾向
7
レンギョウの明かりのともる通学路転ばぬように迷わぬように
11
山羊さまも去りゆく人か今気づくクリスマスローズの奥さま想う
14
おともだち スマホが示す きみのこと きみはわたしを どう思ってた
2
神楽面すぐ隠してねとささやかれ 背向けたつ孫 8歳の春
6
夜明け道 足もと照らす水たまり 夜中の雨の匂いを残す
4
ドア横の手すりとあなたの空間に収まり揺れて眺める市ヶ谷
3
三時頃雨は止んでて陽は照ってだが散歩する気力はなくて
4
昼寝なら高みに迫る踊り場のひとつ手前の曲がり角がいい
10
鳩が二羽 濡れた花壇をつついてる 君たち3時間 そこにいたのか/通院
14
桜咲く下で死んでた西行を埋めたのが梶井基次郎です
6
春の雨庭には白き卯の花の散りこぼしたる朝のしづけさ
13
朝まだき送電線が
波々
(
なみなみ
)
と地面に置かれ息をしている
15
ありがたや 簡単おやつ 上手くでき 家族の笑顔
S
N
S
に感謝
5
ひたすらに幸せだけを詰め込んだ箱庭の中微睡んでいて
7
間違えて間違い抜いて辿り着く住めば都で眺める虹よ
8
うれしさが ヘリウムガスで出来てたら 今びわ湖ぐらいなら翔んで渡れる
4
ジャスミンティーごときで眠れぬ春の夜パーツが足りないピアスが二対
5
自意識でむせかえるような教室で名画をわたり歩く午後二時
4
優しさだけ抱きしめてなんて 拓郎は われの隙間にしのびこむなり
5
フラレぬる博多名代の石材屋「売り物すべてはかいしたい」と
4
公園の 砂場に残る山ひとつ ペタペタちさき手の跡愛し
18
輝けるものは見えないでしょうに いつも伏せ目で歩いているから
5
花びらにほのかな霧の咲きなびく紫淡い胡蝶の蘭や
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