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胸骨に風を受け止め七分丈 床屋帰りの頭撫でつつ
14
ほんのりと春にきえゆく雲色は舞うひとひらの花びらのよう
14
現世で 能ある人は
誠
(
まこと
)
なく 足を洗えよ 分相応に
7
昨日落としたポップコーン今日食べる 思い出の味 しけた塩味
9
春の陽にひときわ映えし
花蘇芳
(
はなずおう
)
日々楽しめというが如くに
21
遠き日に 思い馳せる 夕暮れは 秋風立ち 葦の葉戦ぎ 山の端陰り 茜色
3
新緑に皐月の花の咲き
初
(
そ
)
めて青空仰ぐ紅ぞあざやか
14
階段を下りる膝の痩せ ひと足ごと
吐
(
つ
)
く息にせめて
短歌
(
うた
)
を乗せんと
12
春盛り 日差し浴びて まどろむうちに 桜舞い散り 葉桜映える 夏来たる
5
夜へ放り出した体から落ちる個体液体まざりあえない
5
ちびまる子サザエさんに
急
(
せ
)
かされて また
通常
(
いつも
)
よと休みを閉じる
13
若きより 人の視線の 減りてゆく 装ひてなほ 装ひて生きむ
19
先達に 学ぶ事あり 吾が世代 言うは易しく 行う難し
14
自らも 確たる差別戦犯で 如何に支えり 工夫なき世を
12
重装備 なんと重いか ランドセル ブザーGPS 令和の一年
13
若葉より癒しを得られ一服の珈琲は青い瓶の魔法
15
凪ぐ風に 貨物列車の
音
(
ね
)
は優し お休みなさい
「Good Morning」
(
おはようございます
)
9
吹く風が僕らと桜吹き飛ばすひらひらと舞う僕らの心
11
異なった アプローチでいて 伝へうる 文を綴ること
写真
(
かげ
)
を撮ること
6
「エイリアン2」闘いを 終えて訪れし 安らかな 眠りも次の 幕が開くまで
4
春光を浴びつ 商人らは憩ひ パックのジュース片手に談笑
16
凧あげよガザでアフガンで遠州で子よ無事にあれ空高く高く
9
「ターミネーター2」為政者の 右手に触れし 審判の日 機械にも宿る 心はいずこ
5
過疎の里ポツンと残るコンビニを遠くに眺め塩のおにぎり
13
霧の中 海の中にか 山の中 消え入るなれば 君の中なる
12
関係が消えてゆく夜少しだけ
明日
(
あす
)
が来るなと願ってしまう
9
別れたら 静まるはずが 野郎ども どんちゃん騒ぎのいびき祭り
4
「
靡
(
なび
)
かない。」 「あの
娘
(
こ
)
は
靡
(
なび
)
く。」 気にもせぬ お前といても 人は育たず
4
窓際で西日を浴びるサボテンの針が指すのは墨西哥
6
趣味の合う 女とはもう 付き合わん。 嘘になるかも しれないけれど…
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