「アツミゲシ」 「ナガミヒナゲシ」 毒草で 空いてる場所に 花を咲かせる
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軒並みの庭に魔法をかける南風はゑ 早咲きの藤の垂るる卯月
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雄弁な嘘 最後まで綺麗に飾りきったらそれは本当になる
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八重桜 笑ってるようで ひとひらの 儚さ隠す 重ねたフリル
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ぶら下げて 帰ってきた タコ焼きと ミネストローネの 異色のコラボ
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巣作りの 燕は強く 逞しく 排気ガスをも 物ともせずに
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青のとき一番星が瞬いてもうじき夜のとばりが下りる
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良きものを真に良きと思うなら それだけをして 良きと讃えよ
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「キミ」の名を呼べば君に似た神が成り 悪しき空論打ち砕きたる
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努力とは 返りの遅い レイテンシ 忘れた頃に 届く返礼品
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ずっと一緒と言ってはいるが 籍を同じにする気無し/どこかで聞いた常套句(都々逸)
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夢かたる娘の気持ちは分かるけど そいつは止めておいたが良さそう/老婆心
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山肌の川の初めに湧く水の 可愛い囁き瓊音ぬなとの響き
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探しても見つからないと思うもの 既にあなたのその胸の内
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空を見る木々の緑を花を見て こんなに世界は美しいと知る
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暗いこと嫌な事まだあるけれど どうぞ皆様明るい方へ
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君がもし空論に死を喘ぐなら 史上の因果の総体を見よ
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「すがた」とは 全可能性の起点にて 唯一無二の軌跡為すもの
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万生ばんしょうの原初に在りし「すがた」見よ 存在論的肯定は成る
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他人の歌読んだ自分も表現をしたい気持ちがあるような気が
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母の腹置いてきましたラーメン屋の定休日を調べる仕方
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五時の音がくだらん体を通り抜けこだわりなくてひと時身軽
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会えないとちょっとがっかりそれは恋なんていう名の感情でした
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我が古家ふるや 燕 あちこち 巣を作る 母は笑顔で 猫はパニック💨
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ビル風に 影響受けない あのベンチ 右端のキミ 左端の俺
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若芽より つひにぞ出づる 言の葉よ そのいかほどを に定めんや
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ちっぽけな悩みにかまけ 無駄にした良い機会 悔やみなん背負う
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関東と信濃を隔つ険路にも ちょぼりちょぼりと山桜咲く
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丘は萌へ峰も萌へたりやまなかの 自生の 花は今ぞたけなわ
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ウィンドウのうつしぬかに重なれりバーゲンセールの文字赤赤と
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