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違和感は自分の声が1センチずれて聞こえる気づいてしまった
3
柔らかく優しい君と離れるよ 温もりだけがそこにはあった
3
邂逅を求めた街は何もない 近所のババアいつも小さい
3
ペダルこぐ 青年ひとり 声弾む 見えぬ誰かと 繋がっている
6
梅の木にミツバチの飛ぶのどけさよ雪国の春も近いでしょうか
19
脳みそがないクラゲたち傷つきもしないのならばいっそ来世は
14
深夜二時肩を落として灯を求む 冷蔵庫より小さき「おかえり」
10
車窓より降り
注
(
そそ
)
ぐ陽は暖かし 春が手を差し伸べる如月
17
沈丁花 不意に知らせて
春かおり
(
遥か居り
)
6
雨水きて 春の入口 半歩待つ
3
願いごと 一つ叶うなら
黒羊駝
(
きみ
)
に逢いたい そんな奇跡を 絆を信じ
5
両脇に 幼な子かかえる 細腕が かけるメダルは 何色だろう
13
北窓のデンドロビウムに逞しき花芽みつけしふたつみつよつ
12
衿を開け 雲一つない 道を行く 東の山は 少し霞みて
11
まどぎわで ねこたちふたり ひっついて ひにゃたぼっこよ よいおひよりよ
17
あと10点 ヤマザキ一瞬お休みし 春の三色あんぱんなど食む
16
キリストは 嘲られても 驚かず 侮蔑されても 怒らなかった
4
われならば腹掻っ捌き腸(はらわた)を引きずり出して投げて果てまし /『太平記』風に
3
大勝利
納
(
おさ
)
めた総理の演説は
要所
(
ようしょ
)
に「そうだ」の
合
(
あ
)
いの手も付く
16
仏壇の 花を整え ふと気づく 心も同時に 整っている
13
逃げ足を 早く素早く していれば 危険は回避 チャンスもドロー
2
空間に 浮かぶ一つの 点だから 何も知らない 無限の宇宙
2
空いた椅子 机を挟み 相対す 会いたい姿 縋る「せをはやみ」
3
キリストが 命を捨てて いなければ この世はただの 枯草の山
3
勇ましい 声も大きい その人の 肩肘張りて 背中寂しき
13
小さくて 幼い頃の 心など 誰も知らない 忘れちまった
2
無辜の民万と死なせてぬくぬくと生きし中将を豈忘れめや /インパール作戦
2
怒号聴き フラッシュバックの トラウマが 発動すれは すたこらサッサ
3
絶え間なくきらめく愛が本物か 問えば問うほどわたしは歪む
4
下々の 小さき言葉 集めては 枯葉と共に 燃やしてしまえ
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