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房総の 最南端の 花色と 遠目に臨む 青に
見蕩
(
みと
)
れたり
6
西の山今日青々と色も濃く壁となっては
威勢
(
せい
)
をはってる
13
若き日の取るに足りない出来事を気にもせぬのに夢に見るとは
14
木の下の雪融け土が顔出してああこりゃほんと春だと思う
17
進学し 親の保護下を 離れた
蛙
(
かわず
)
あまりに広い 大海を知る
10
ガラス越し記憶を辿る世界あり 「フェルメール」に ふる里想う
10
問12 今の貴方は幸せか? 「はい」か「いいえ」かで答えなさい
3
春風が抜ける荷台に桃の肌 ピンク色した豚運ばれてゆく
12
良い夢は 気分は残るが 記憶はない どっちも残るが 悪夢といえよう
6
故郷への切符で温む手のひらを往復切符で常温にする
12
日が昇り 今日が始まり 苦しみが いつまで続く 見えない夜明け
7
親友がインターホンに映ってる カメラ目線でモデルのポーズ
17
週明けの私に託す 週明けの私が恨めしそうに見ている
9
春めきて微睡む縁側 そよ風に清き鈴の音 季節を忘れ
16
ランチやめ定休増やし抗うはまちの割烹 浦霞酌む
11
「若者よ、君の未来は明るい」と 笑って送り出してやりたい
12
君たちが踏み出す一歩晴れ晴れと 明るく照らす天の御柱/お天道様は見ています
6
コロナ禍で マスクと帽子で 逢う
蒼瞳羊駝
(
きみ
)
が 吾れと分かりて 嬉しく思ふ
6
苦労する 努力、勉強 経験と 同じ事でも 言い方ひとつ
7
電線の 下に連なる 烏の糞 何求めてか 定時巡回
8
古くて黒ずんできたフリスクで爽快になる口と胃の中
2
日本の 背後にデカい 米国の 影濃くなりて 色もつきつつ
9
この歌を 選んだ人は どんな人 ちょっと見てみる その人の歌 (笑)
7
情景の言の葉の声 聞けたらば
筆
(
ペン
)
を走らせ
推敲重
(
すいこうかさ
)
ぬ
22
雨催う 空を見上げて 行く行かぬ 投資の如く 決めかねて居る /今日の空
7
はげましの言葉はどれも空しくて何も言えずに並んですわる
19
花粉など知らずに春の中にいたれんげ畑のわれが懐かし
27
遮断機の音の
僻
(
ひが
)
むるつかの間に
辛夷
(
こぶし
)
は銀の産毛ふふめり [題詠 辛]
6
待合いの温き眠りに聞き逃す眼科呼ぶ声、耳鼻科もありや
13
恥ずかしきしくじりごとの一つにて宿のシーツに染みを残しき
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