雨上がり 脳にお酒の 水たまり 揺れ降る桜 見納めの頃
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一点変ロ音の 音程の冴え 確かなる 柱時計の とき告げる音
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世界中 似たような事 起きていて 進化はしても 猿の末裔
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あんみつの求肥ぎゅうひもぐもぐ君を見て忘れていたよ交際記念日
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その姿 酌量の余地非ずして 厭われし者 朱色の百足ムカデ
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好きだった彼女の声を聞きたくてまだ捨てきれず昔のガラケー
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さくら花枝からはらり山道は薄日に白く雪化粧
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これによりファミマが西日に14,5枚標準画質で送った時点で
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微睡まどろみて 隣席りんせきの人に 触れぬやう 眠気覚ましに 歌を推敲すいこう
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ぱっくりとヒビアカギレで皮膚われて冬越え今日も痛くて春
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春雨に髪をぺたりと撫でられて金曜の夜はなにも怒らぬ
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「逢いたかったではごはんか」と言える人は 皆歴史の物語の中
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手のひらを天に差し伸べ確かめる傘さすほどの憂いかどうか
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新人の頃の自分に伝えたい 場数踏んでも緊張はする
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本当にお別れだよと覚悟して はなの終わりにしとど降る雨
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優しさは すべてを覆う 愛の布 続けていれば 天が微笑む
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報われぬ 星に生まれた こと嘆き いじけるなんて もったいないぜ
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恐ろしい 恐い人には 楯突くな 軽く素通り 触らぬように
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信念と 義務と責任 盾に取り 抑圧したり 噛みついたりと
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何がさ僕を苦しめてるの?まあもうなんでもいいんだけどさ
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老いぼれて 厳しいだけの 人となり 恐れられたり 威張ってみたり
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友達も お金もなくて 自由人 怠け者だと 非難されても
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変な夢 ずっと説教 していたり 他人の追憶 語ってみたり
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バタバタと 高齢順に あの世行き 診察待ちの 呼び出し気分
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休みたい コロナの後の 体調を わかっていても わからぬ事態
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恨み言 文句も愚痴も 申すまい 耄碌したる 人の戯言
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風呂上がり鏡を見れば小太りの新大学生 かなり厳しい
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雨打たれ 散った桜は 悲しげも 隣に咲いた 藤は輝き
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企画書で 熱く商談 若手社員 今月退職 素振りも見せず
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雨の中 挨拶回り 君が来る 再会喜び 話止まらず
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