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部屋干しで みるみる上昇 湿度計 洗濯日和に お日様ゴメン \ 関東はカラカラです
21
この薬 眠くなるかも 知れません 聞いた側から もう眠い俺
7
いそいそと 今夜も飲み会 まっ、いいか 君のご機嫌 我も幸せ
8
早番の日は暗闇で目を覚まし 朝が来るのは職場の窓から
10
BeReal次の電車が来るまでにどうか通知が鳴りますように/君と写りたい
5
わたしたち水には還れないみたい 手を繋いでいて、オフィーリア
4
「限界」のキワまで冷えた骨組みを四十二度の風呂で煮直す
24
4回生すべての用事に「最後の」がついてほんのりエモーショナルだ
6
「天使」だの「春」だの言ってる口すべて雪で塞いでしまいたい夜
18
ここ数年 親の顔より 見た歯科医 最近看板 入らぬ視界に
6
土手沿いの 斜面に群れ咲く 黄水仙 風に揺れつつ ツンと顔上げ
14
ふとした瞬間(とき) 息子が見せる表情に 夫の面影 見え隠れして
9
枯れ果てた 稲田にひらり 舞い降りて 株間さまよう シラサギ一羽
10
一億の國民たる日を逃れ得ず國家のひとつの家に喀く血も
13
民衆少なからず飼はれたる故に此処に危機あらざる今は
17
盆栽の舎利抱えて歩けば足元で目を合わせる椿の欠片たち
5
東雲の庭に降り来し冬鳥の黒き瞳に日の映りおり
11
面並べる演説臺のたれかは嫉み読みて辿りぬわが闘争を
11
われの政治に沈みゆく午後の選挙車へ冷たき瞥を送る
13
弱き支配到る處に晒されて候補の顏がよごれて立てり
15
嫁娘母
(
よめこはは
)
の どれも中途にこなしては 泥のわたしを 慈しみおり
20
不機嫌に睨んたような顔になる それは良くない老いひし
輩
(
ともがら
)
18
返信は「傘がないから」 それだけで恋の終わりを知ってしまった
12
いや違うオレの真意はこれこれと言うもずべては後の祭りか
11
短慮せず閉眼呼吸忘れずに一長一短断ずべからず
9
赤ずきん令和の巷ひとりゆく毒牙待ってていけないことよ
8
つくられた寒暖差とも生死賭け闘う日々が来ると思わず
10
永眠を致しましたと通知する者すらおらず風と化してる
13
思い切る言い訳にする「春なので」あなたを振ってケーキを食べる
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二人して癌友だねと笑いつつ友に伝える想いあふれる
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