折れちゃった今日は母さん休みます何もしないよなんにもしない
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「まっいいかぁ」わたしの口癖きょうもまた のんびりシニアのいちにち楽し
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うんうんと頷く前に でもね…と否定 素直じゃないね あなたへのわたし
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大寒の朝に 暖房1℃上げ だあれも風邪を 引かないように
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うたた寝の 縁側には こそばゆく 押し当てられる 背中せなさな手
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腹減れば水飲み満たすやすらぎの 貧に見紛う老境に居て
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ねこたちが しんぱいそうに みているよ ロキソニンあったから だいじょうぶだよ
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真夜中に 救急呼ぶかと 悩む腹痛 今朝はいちおう カフェインレスで
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五平米 税評価額の千倍で 自治体さまが土地お買い上げ
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街路樹の低木ピタリ雀の図 木の葉は赤く屏風絵のごと
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セルフレジ 防犯カメラに気が付いて とっておきの笑顔を向ける
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あの人の「好き」を覗いてみましたら世界が少し広がりました
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ドンキさま ノンアルビールをありがとう おかげでガンマいい数字です
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一夜明け 再度総理のことば聴き 日本の行く末 憂い拡がる
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冬空にゆずの黄色がうれしくてとげも忘れて手をのばしてた
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勉強の 合間にスマホ ふとみると 君からLINE 火照るほっぺた 
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いつの日か風になる日がきたならば君のうえではやさしく舞うよ
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「うるさい」と言って言われて日が暮れて明日の朝は笑うのだろう
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咲き初めし梅も凍える大寒の風が一気に冬呼び戻す
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みるは入浴剤もいいけれど柚子のおふろに勝るものなし
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黒糖のひと噛りにて誘(いざな)われ 御国訛りよ『島唄』の調べ
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いつぞやの 喉の痛みも 忘らるる 実に愚かで 実に平凡
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生育を休止す 冬の月下美人 冬眠の如 しづかに春待ち
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半睡の勢力分布をかき回す 明日はどっちだ宰相の賭け
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追憶に跪いて幽霊を噛み殺す夜/稲妻/ひらり
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一休のなんとかなるをなんとなく有難がって鰯の頭
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ため息をつきて曲がれば白き富士雲を払いて満天の青
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雪だるま ずらりと並ぶ予報見て 外れるようにと神頼みする
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午前2時 水晶玉の濁るように瞼が落ちた 三日月と僕
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元日にサイダー飲み干し彼岸旅これを決めるが稀代の名手/久米氏哀悼
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