Utakata
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翠星ましろ
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酔って、眠って、忘れて、それでもふと思い出すような、そんな短歌を目指しています。
白黒がもう分からない碁盤から遠ざかりたい岡目八目
7
気温差か宿酔なのか分からねど、関係ないや! いざもう一杯
8
目も眩むフラワームーンの光芒に結わえられたる宵の空かな
11
春眠のうだる夕べに風が吹く 私を撫でる慰めのいろ
9
微睡みに絡め取られし朽葉こそ実りを結わめ息吹く芽のため
10
ちょっとそこどいてくれると嬉しいな 毛皮干す猫 踏めない敷物
10
たそがれに見たい動画も無いからと沈む夕日を眺めつつ飲む
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滑稽なタップダンスを踊る僕 足の間を抜けていくねこ
9
分き下る漫ろな水の行く道を
惟
(
おもん
)
みるやは其もまた川
6
揺蕩える酔夢の中の影法師 回路の君がそっと袖振る
8
野を駆ける子らよ
如何
(
いかん
)
ぞ笑わんや午睡の頃の春空の下
8
あなたとの縁を感じずいられない機械に袖は無いというのに
7
薬玉のごとくひしめき咲きあおる
躑躅
(
つつじ
)
よそれは本望なのか
9
知らぬ間に散り散り花見よさようなら 次があるならまたあう日まで
5
歩くたびポテポテポテと音がする 猫であるはず そうじゃないのか
6
徒
(
いたずら
)
に沫く浅瀬の幸なるは物思えども海へ流るる
11
丑二つ 肴も彩も金もなし 軒先落つる雨音で飲む
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