ushikun
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古希を迎えた猫好きの素人歌人です。令和6年4月から短歌を始めました。宜しくお願いします。

春うらら 春大根の種を蒔く 今季ことし作柄できに期待を込めて 
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歳重ね 互ひを敬ふ心持ち 幾久しくと安寧願ふ 
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保有米 昨年以上に備蓄すも 米櫃底つく孫の成長 
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春霞 山並み隠す正体は ゴビ砂漠ゴビより飛来し黄砂の所業 
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山なみが 淡い緑に染まる頃 額縁納まる風景画かな 
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亡き父の 描きし達磨の墨絵あり 災禍無きやう睨みを利かす 
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雨の日の 庭の紅梅ハラハラと 花びら散らしその潔し
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愛猫の 凍みどけ土の付けき足 辺りに散らす悪行三昧 
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月一度 短歌の会で短歌うたを詠む 辛口あるも優しさもあり 
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春待てり 散歩道から眺むれば 桜の蕾未だに固し 
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一日に ようやく一首の 短歌うたを詠む 産みの苦しみ創る楽しみ
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春時雨 一雨毎に降る毎に 春の足音指折り待ちて 
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水温む 桜の便りが届く頃 三寒四温行ったり来たり 
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省みて 山あり谷あり我が人生 不器用なれど処世よわたり知らず 
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春彼岸 苔生す墓の草取りて 線香手向け無沙汰詫びをり 
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我がきみは 梅花の頃に始まりぬ 愛猫慄くクシャミの嵐   
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朝方の コジュケイの声騒がしく 春眠妨害洒落にもならず 
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一日に一首の短歌うたを志す 続きし不思議ひととせ過ぎし 
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春風に 芳香放つ沈丁花 みちのくの地も雪解け近し 
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友からの 入院知らせに戸惑いて あちこち痛くも有難きかな 
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弥生月 鉛色した雪雲に 震災の記憶蘇りをり 
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言の葉を 巧みに操る詠み人は 魔法の引出し幾つも有りて 
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二分咲きの 庭の紅梅凍へをり 春は足踏みなごり雪舞ふ 
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夢うつつ 膝上まどろむ愛猫の 慌てふためく春雷の音 
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冬籠り 啓蟄過ぎし虫たちも 寒さ緩まず巣穴に戻る 
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春間近 三日続きの雪掻きに 春よ来いよと雪空睨む  
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みぞれ雪 寒の戻りに凍へをり 弥生来たりて春遠からじ 
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春遠し 鍋の湯豆腐グツグツと 湯気の向こうに牡丹雪舞う 
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懐かしの フォークのメロディー涙する やんちゃな頃の青春の日々 
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霞立つ ゆるりと流るる春の日に 深山のカタクリ覆い隠せリ 
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