ushikun
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古希を迎えた猫好きの素人歌人です。令和6年4月から短歌を始めました。宜しくお願いします。

菜園の ひときわ肥る白ナスの 白き柔肌舌にとろけおり 
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梅雨晴れに 妻を誘いて日帰りの 温泉浸かりて心洗わる 
24
書き溜めた スマホの中の未完成 降りて来ぬ時重宝なりて 
23
東雲の 静けき朝に鶯の 澄み渡る声舞い降りるなり 
25
宙を舞う ゲンジボタルが夕闇に 幻想的な光を放つ 
23
知らぬふり 呼べども耳だけ動かして 時々吾をチラ見する愛猫きみ 
26
楽しみは 朝の菜園見廻りて 日に日に育つ茄子の黒き実 
25
猛暑日が 連日続く空梅雨の 蝉の鳴かない夏は来たりて 
26
高原の 遊歩道から眺むれば 清楚な姿ヒメサユリ咲く 
27
青々と 茂る棚田に渡る風 水無月なるも猛暑日来たりて
24
歳重ね 何不自由無く暮らせども 福来たらんと欲深き吾 
25
鉢植えの 四葩よひらの花が鮮やかに 朝露弾きて梅雨空に咲く 
26
入梅ついり前  漸くに降るお湿りに 心も野菜もシトシト潤む 
21
何時もなら はしゃぐ孫らの声も無く 父の日寂しく牛タンを焼く 
24
梅雨空に 凛として咲く花菖蒲 色とりどりのパラソル揺るる 
24
シトシトと 雨の雫が流れ落つ 紫陽花のあお入梅ついり知らせり 
26
我が愛猫きみが 家に来たりし幼きは 怯へる姿あの頃愛おし 
22
水面を 鮮やか彩る睡蓮の 見頃となりて心癒さる 
18
梅雨空に 色鮮やかに咲き誇る 甘き香りの大輪の薔薇 
20
澄み渡る カッコウの声空響き 青葉深まり初夏の風吹く 
24
梅雨空に たわわに実りし青梅の ひととせ過ぎて琥珀色となり 
17
断捨離を 早くせねばと焦れども 想い出数多蘇りおリ 
16
吾が庭に 鮮やかに咲く紫陽花の 葉陰に隠れし雨蛙鳴く 
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早朝の 菜園見渡し気合い入る 今日も格闘夏草成敗 
21
菜園に 姿現す獣あり 憎っくき白鼻芯ハナジロ悪行三昧 
16
大輪の 牡丹の花が鎮座する 狭き吾が庭牡丹園となり 
21
安達太良の 木道脇にスミレ咲く 可憐な姿疲れ癒やせり 
23
ゴミ出しの ルール守らぬ輩あり 狙う烏の餌食となりて 
16
黄昏時 手入れを終えし菜園の 育ちし野菜に心癒さる 
25
歳重ね  歩みし道を省みて 数多の出逢いに感謝を捧ぐ 
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