Utakata
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ushikun
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古希を迎えた猫好きの素人歌人です。令和6年4月から短歌を始めました。宜しくお願いします。
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夜半過ぎ 木枯らしの音目覚むれば ポストに落つる新聞の音
18
寒き朝 キャベツ畑に白き蝶 飛ばずにじっと羽を休めをリ
21
音もなく 水辺に降り立つ白鳥の 真白き姿冬来たりをり
21
立冬に 立ちのぼる湯気ヒュウヒュウと まな板の音朝餉の味噌汁
25
晩秋の 夜空を焦がす松明の 火柱燃ゆる鎮魂祈りて
20
暗き朝 目覚める
時間
(
とき
)
は変わらねど 夜明けは日に日に遅くなりをり
25
霜降りて 収穫迎えし里芋の 小芋孫芋たわわに実りて
25
秋風に たなびく雲間に顔を出す スーパームーン静寂を照らす
28
暖かき 小春日が差す網戸には 群れ来るカメムシ我が物顔で
21
霜月の 秋の夜長は人恋し 三十一文字に想ひを託す
18
秋風に 小さく震へる鬼灯の 透けた萼には紅き実侘びし
25
山里に 冬の足音忍び寄る 白銀色の霜降りし朝
27
東雲の 開けの明星輝きて 星に願へど叶わぬ想ひ
21
夕風に 柿の実揺れて枝軋む カラス飛び立つ里山の秋
25
赤々と 家路に帰る車列には 闇魔に光るテールランプの灯
19
古稀過ぎて 一日一首の
短歌
(
うた
)
を詠む 稚拙なれども五百首超えし
26
吊るされて 夕日に染まるあんぽ柿 軒下一面オレンジ色に
27
次々と 仕込みの肉に串を刺す 女将の首に薄っすらの汗
24
秋風に 揺れるコキアの散歩路 赤紫に染まるメルヘン
22
ハラハラと 花びら落つる山茶花の そぼ降る雨に冬は近づきぬ
27
早朝に ゴミ出し行けば木枯らしが 裸足に纏う秋風寒し
29
黙々と 炭火の前で串を焼く 女将の首にピンクのタオル
24
竈門から 新米の湯気立ち昇る ちゃぶ台囲むあの頃懐かし
21
我が
愛猫
(
きみ
)
は 小春日和の縁側で 惰眠むさぼる夢見てるらし
17
みちのくの 山々粧ふ山紅葉 短き秋に彩り添へて
22
故郷の 闇魔に響く秋花火 澄んだ夜空に若き日偲ぶ
20
山粧ふ 紅く色づくナナカマド 燃え立つように赤々と燃ゆ
23
里山に 秋来たりなば風涼し 夏の終わりを草雲雀告ぐ
22
大根の 育ちし畑で鍬振う 見上げる空に秋茜飛ぶ
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鮮やかな 黄色に染まるイチョウの葉 並木に敷き詰め絨毯となり
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