ushikun
59
61
投稿数
700

古希を迎えた猫好きの素人歌人です。令和6年4月から短歌を始めました。宜しくお願いします。

震災の 記憶薄れる十五年 未だ震へる心模様あり
24
いつからか 砂糖入れず飲む珈琲 苦き味わひ心に満ちて
22
雪解けの 春の陽気に誘われて 季節を食むる茎立摘めり
23
降りて来ぬ 思い浮かばぬ言の葉を 苦悶の末に一首絞り出す
21
啓蟄に 根雪も解けて虫たちも 温む大地に手招きをする
24
満開の 梅花散らすは春疾風 寒の戻りに雪雲連れて
30
格好つけ 苦きコーヒー飲み干した 十五の頃が甘く蘇へる
25
嬉しきは 孫から貰えし折り紙の ピカチュウお守り宝物なり
27
穏やかな 春風吹けばいそいそと 農具並べて「いざ出陣」かな
26
我が家には 愛猫きみが定めし序列あり 猫様一番下僕しもべは二番
22
目覚むれば 屋根にポツポツ雨音が 乾いた心に染み込むように
22
ふき味噌の 香りと苦味のハーモニー 春の息吹を噛みしむる朝
29
ようやくに 待望の雨待ち焦がれ 恋しい人を待つかのごとく
27
春旱 草も生え無き我が畑 砂を巻き上げ春一番吹く
30
反り返る 足の親指割れ爪の 苦節に耐へて吾を支えをり
28
薄紅の 霞たなびく山裾の 眠れる森も目を覚ましゆく
29
雨水なる 季節は移ろゐ梅咲けど 未だに寒し春は何処に
26
如月の 吉報待ちてサクラサク 若き息吹に六花溶け落ちぬ
26
吟醸酒 嗜むほどに酔ふほどに 人肌恋し如月の夜
23
春近し 古木の白梅咲きそむる 若草色のメジロが二匹
26
悪寒あり 妻が作りし玉子酒 晩酌代わりにおかわり却下!
25
一夜ひとよ明け 咲夜の散財蘇る 自責の念に苛まる朝
23
うつむきて 震えるつぼみ陽を浴びて 薄紫のカタクリの花
29
いつもなら 雪掻き追わるる我が里も ひと山越へれば天国地獄 
19
残雪を 押し上げ開く福寿草  温む大地に命を灯す 
28
雪解けの カタクリの花ひっそりと 薄紫に春待ちわびて 
25
未明から 微熱と咳が僅かあり 流行性か? 心の風邪か 
24
コルティナの 白き山々輝きて 歓声の渦歴史を刻む 
25
この頃は 短歌うたの浮かばぬ日のありて 言の葉探しに風の吹くを待つ 
32
冬枯れの 梅の枝先綻びて ひと雨ごとに薄き紅をさす 
22