Utakata
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ushikun
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古希を迎えた猫好きの素人歌人です。令和6年4月から短歌を始めました。宜しくお願いします。
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爽やかな 秋風が吹く 里山に 金木犀の 香り漂う
13
朝方の
東雲
(
しののめ
)
の空 鱗雲 大空高く
黄金
(
こがね
)
に染まる
17
懐かしの フォークソングの 想いでは 友と歌えし 若かりし頃
11
秋の夜に ムーンリバーの メロデーが 友が奏でし ギターの調べ
13
のど自慢 日曜の昼 家族して テレビを見ながら 食卓囲む
9
朝露が 里芋の葉を 濡らしてる 鉛のような 雫が落つる
25
週末に 家族総出で 稲を刈る 空には二本の 飛行機雲が
24
朝露に 濡れる稲穂に 群がるは イナゴがピョンピョン 跳び跳ねる秋
16
朝方の 眠い時でも 餌をやる 心優しき 猫好きの君
18
愛猫の 好みの逸品 粒餌は マグロ味する 高級品
12
我が家では ジイジが一番
愛猫
(
きみ
)
二番 妻が三番 家族の序列
14
車窓から 那須の山々 過ぎて行き 君を想いて 家路を急ぐ
14
旅先の
銀杏
(
イチョウ
)
並木を 二人して そぞろ歩けば 秋の気配が
14
朝方に アサガオの藍 鮮やかに 朝露白く 花びら濡らす
19
やわらかな 秋の陽ざしに 色づいた
銀杏
(
ギンナン
)
の葉が
黄金
(
こがね
)
に染まる
16
里山に コスモスの花 ゆらゆらと 秋風吹いて 落葉舞い散る
13
穏やかな 秋の陽射しを 背に受けて ススキが揺れて 秋風が吹く
12
刻々と 夕焼け空が 染まりゆく 秋の落陽 釣瓶落としかな
9
古稀過ぎて 昔暮らした 下町の 昭和が匂う 駒込銀座
14
ゆるゆると
時間
(
とき
)
が流れて まどろみて 夢に浮かぶは 若かりし日々
13
ラジオから 喝采流れて 涙ぐむ ちあきの歌声 昭和の響き
12
里山に 秋が深まる 神無月 柚子が黄色に 色ずき香る
14
秋雨の 降りし今宵の 食卓は 熱々大根 フウフウ食す
18
肌寒く 秋風が立つ
夕食
(
ゆうげ
)
には 湯気立つ鍋が 恋しい季節
15
秋彼岸 墓前に供えし ぼた餅は 母の好物 笑顔が浮かぶ
14
甦る 君と巡りし 奥能登の 海を見下ろす 千枚棚田
19
奥能登の 再び起こりし 災害に 友の安否を 確かめ安堵
14
尾瀬ヶ原 木道歩けば 草紅葉 風になびいて 秋が深まる
17
台風の 進路気にする 週末は ゴルファー泣かせ 戻って来ないで
11
今頃は 尾瀬の草原 草紅葉 辺り一面 赤々と燃ゆる
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