ushikun
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古希を迎えた猫好きの素人歌人です。令和6年4月から短歌を始めました。宜しくお願いします。

大ぶりの 太ったサンマが 恋しくて 探し回れど 姿が見れず
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風に舞う 落葉巻き込み 旋風つむじかぜ 冬がそこまで 木枯しが吹く
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秋空に 金木犀の 匂い立つ 香り強けき 辺りに漂う
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ようやくに 実りし稲穂 刈り取れば 竈に登りし 新米の湯気
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古稀過ぎて フレイル予防と 断捨離は 喫緊の課題 待ったなしだな
12
足早に みちのくの秋 過ぎて行く 霜降の節 冬がそこまで
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今日からは 秋が深まる 神無月 出雲国に 神々集う
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爽やかな 秋風が吹く 里山に 金木犀の 香り漂う
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朝方の 東雲しののめの空 鱗雲 大空高く 黄金こがねに染まる
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懐かしの フォークソングの 想いでは 友と歌えし 若かりし頃
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秋の夜に ムーンリバーの メロデーが 友が奏でし ギターの調べ
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のど自慢 日曜の昼 家族して テレビを見ながら 食卓囲む
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朝露が 里芋の葉を 濡らしてる 鉛のような 雫が落つる
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週末に 家族総出で 稲を刈る 空には二本の 飛行機雲が
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朝露に 濡れる稲穂に 群がるは イナゴがピョンピョン 跳び跳ねる秋
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朝方の 眠い時でも 餌をやる 心優しき 猫好きの君
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愛猫の 好みの逸品 粒餌は マグロ味する 高級品
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我が家では ジイジが一番 愛猫きみ二番 妻が三番 家族の序列
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車窓から 那須の山々  過ぎて行き 君を想いて 家路を急ぐ
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旅先の 銀杏イチョウ並木を 二人して そぞろ歩けば 秋の気配が
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朝方に アサガオの藍 鮮やかに 朝露白く 花びら濡らす
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やわらかな 秋の陽ざしに 色づいた 銀杏ギンナンの葉が 黄金こがねに染まる
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里山に コスモスの花 ゆらゆらと 秋風吹いて 落葉舞い散る
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穏やかな 秋の陽射しを 背に受けて ススキが揺れて 秋風が吹く
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刻々と 夕焼け空が 染まりゆく 秋の落陽 釣瓶落としかな
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古稀過ぎて 昔暮らした 下町の 昭和が匂う 駒込銀座
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ゆるゆると 時間ときが流れて まどろみて 夢に浮かぶは 若かりし日々
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ラジオから 喝采流れて 涙ぐむ ちあきの歌声 昭和の響き
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里山に 秋が深まる 神無月 柚子が黄色に 色ずき香る
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秋雨の 降りし今宵の 食卓は 熱々大根 フウフウ食す
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