ushikun
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古希を迎えた猫好きの素人歌人です。令和6年4月から短歌を始めました。宜しくお願いします。

春風に 芳香放つ沈丁花 みちのくの地も雪解け近し 
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友からの 入院知らせに戸惑いて あちこち痛くも有難きかな 
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弥生月 鉛色した雪雲に 震災の記憶蘇りをり 
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言の葉を 巧みに操る詠み人は 魔法の引出し幾つも有りて 
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二分咲きの 庭の紅梅凍へをり 春は足踏みなごり雪舞ふ 
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夢うつつ 膝上まどろむ愛猫の 慌てふためく春雷の音 
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冬籠り 啓蟄過ぎし虫たちも 寒さ緩まず巣穴に戻る 
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春間近 三日続きの雪掻きに 春よ来いよと雪空睨む  
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みぞれ雪 寒の戻りに凍へをり 弥生来たりて春遠からじ 
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春遠し 鍋の湯豆腐グツグツと 湯気の向こうに牡丹雪舞う 
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懐かしの フォークのメロディー涙する やんちゃな頃の青春の日々 
18
霞立つ ゆるりと流るる春の日に 深山のカタクリ覆い隠せリ 
22
行く春や 梅の枝先羽やすめ 留まるはヒヨドリ何をか謳う 
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歳重ね 日に日に似てくる亡き父に 妻の指摘に意固地になりて 
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雪降れど 北に向かひし白鳥の 鳴き声聞きて春来たりけり 
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孫帰る 嵐の如く過ぎし日々 日常戻るも寂しくもあり 
22
沈丁花 甘きかほりに誘われて 匂ひに酔ひて春待ちてをり 
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山間の 日差しを浴びる福寿草 一足早く春の便り告ぐ 
21
パステルの 薄桃色に山桜 新緑の頃絵画となりて 
16
東京に 再び襲来大寒波 旧友ともとの再会熱く語りて 
21
山あひに 群生むれに咲くカタクリの 恥じらふ様に姿美し 
18
再会す 想ひは同じ空の下 わずかな時間ときも満ち足りてをり 
17
如月に 降りしきる雪絶え間なく 黎明の空春遠からじ 
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霞立つ 雨水に濡れし福寿草 そろりそろりと春近づきぬ 
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庭にで 夕餉の逸品フキノトウ 苦き天ぷらあちらこちらに 
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冬日和 庭に開きし一輪の 福寿草の花 春を知らせをり 
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言の葉を 操る歌人うたびと憧れし 真似ては見ても心動かじ 
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夕焼けが 白銀照らし輝けリ うす紅いに里山染める 
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我がきみは 下僕しもべの膝がお気に入り 背中丸めて夢を見てをり 
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庭先の 寒さに耐へしフキノトウ 緩む雪下 そっと顔を出し 
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