ushikun
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古希を迎えた猫好きの素人歌人です。令和6年4月から短歌を始めました。宜しくお願いします。

庭先の鈴虫が鳴く夕暮れにススキが揺れる秋の訪れ
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甘噛みで甘えて来たる愛猫の背中擦ればうぶ毛風に舞う
10
愛猫の一心不乱に毛繕いそんな仕草がやけに愛おしい
9
孫が来て葡萄頬張る笑顔見て来季の出来に想いを馳せる
13
雨上がりそっと傘閉じ見上げれば路肩を埋める紫陽花の群れ
12
朝方の南の空に茜雲朱色に染まり秋はもうすぐ
13
歳重ね血管浮き立つ腕を見て“ありがとう”って一人呟く
16
朝方の東の空に朝日射す気温グングン今日も猛暑か
7
満月の南の空を眺めてはきっと九月にはと再会誓う
9
八月の南の空に輝くは今日は満月秋が始まる
9
キジトラの背中を撫でる猫好きのきみはツンデレ愛猫の下僕
8
老猫の病を気遣い看護する君の願いはどうか安らかに
11
朝帰り網戸に登り御帰宅をあるじに知らせるきみは知能犯
9
明け方のウグイスの声澄み渡り今日一日の生る力湧く
8
孫たちの賑やかな声聞きながら夕げに呑める至福の時よ
11
色づいた巨峰を一粒味見して今年の出来に一人ほくそ笑む
12
この夏の異常な暑さに作業するきみが食べてる顔が見たくて
7
梅雨空の合間を縫って作業するブドウ棚にはたわわな巨峰
8
じいちゃんとお風呂に入る約束を鼻で笑ってはぐらかすきみ
15
今回の台風ラッシュ次々とめったに上陸がらぬ東北の地まで
8
東雲しののめの静けき朝に蝉の音ひたすらにして舞い降りるなり
15
我が庭の鬱蒼たる庭木見て直ぐにやらねば夏は来たりけり
8
一夜明け台風一過のなごり有りわが家の菜園無惨な姿
13
遠き日の鎮魂祈る記念日に世界の平和に想いを馳せる
9
まどろみて夢に見ゆるは黒髪に隠れた君の白きうなじかな
5
盆過ぎて孫らの帰りを見送ればきみの肩からサロンパス臭
21
今朝も又君から届くおはようのLINEの着信元気を貰う
9
フクゾーの赤いポロシャツ色褪せても褪せること無い君への想い
8
古稀迎え苦難の時代ときを乗り越えた今はまだまだ人生語らず
11
薄暗く未だ開けきらぬ朝方に早く起きろとヒグラシの声
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