ushikun
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古希を迎えた猫好きの素人歌人です。令和6年4月から短歌を始めました。宜しくお願いします。

豊水と葡萄を一緒に食べるなら梨が先だね甘く無いからね
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何時もなら朝帰りする愛猫きみなのに姿を見せず心配尽きず
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朝帰り床に転がり伸びをするきみはツンデレ今日もお帰り
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病院の待ってる時間は長すぎて短歌を詠んで時間ときをやり過ごす
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次々と診察患者が来院す我を呼ぶ声未だ聞かれず
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台風よどうせ来るなら早く来い旅行計画たてられないから
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真っ白に一面に咲く蕎麦の花可憐な姿に秋の気配が
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毎朝のラジオ体操日課なり愛猫きみも一緒に朝日を浴びて
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長々と二時間待たされ出た見立て暑さのせいかな?夏が過ぎれば
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久々に病院に来て思い知る五体満足有り難きかな
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病院の待合室はチョウ満員老若男女が青色吐息
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茜雲秋の気配が忍び寄る空には無数の赤トンボの群れ
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この夏の思い出刻む夕刻に孫達きみらが遊ぶ線香花火
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晴れた日は田畑を耕し雨の日は短歌を愛でる晴耕雨読
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青空に朱色に熟した柿の実を頬張るきみの満面の笑み
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秋風にひらひらと落つる柿の葉に老いを感ずる秋の夕暮れ
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悠々と稲穂をなびかせ渡る風黄金おうごん色の棚田広がる
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夏祭り浴衣姿の孫二人帰り夜道に蛍飛び交う
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米びつの僅かに残りし白米に想いを馳せる新米の湯気
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庭先の鈴虫が鳴く夕暮れにススキが揺れる秋の訪れ
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甘噛みで甘えて来たる愛猫の背中擦ればうぶ毛風に舞う
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愛猫の一心不乱に毛繕いそんな仕草がやけに愛おしい
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孫が来て葡萄頬張る笑顔見て来季の出来に想いを馳せる
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雨上がりそっと傘閉じ見上げれば路肩を埋める紫陽花の群れ
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朝方の南の空に茜雲朱色に染まり秋はもうすぐ
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歳重ね血管浮き立つ腕を見て“ありがとう”って一人呟く
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朝方の東の空に朝日射す気温グングン今日も猛暑か
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満月の南の空を眺めてはきっと九月にはと再会誓う
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八月の南の空に輝くは今日は満月秋が始まる
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キジトラの背中を撫でる猫好きのきみはツンデレ愛猫の下僕
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