Utakata
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古希を迎えた猫好きの素人歌人です。令和6年4月から短歌を始めました。宜しくお願いします。
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春時雨 一雨毎に降る毎に 春の足音指折り待ちて
23
水温む 桜の便りが届く頃 三寒四温行ったり来たり
20
省みて 山あり谷あり我が人生 不器用なれど
処世
(
よわたり
)
知らず
22
春彼岸 苔生す墓の草取りて 線香手向け無沙汰詫びをり
23
我が
妻
(
きみ
)
は 梅花の頃に始まりぬ 愛猫慄くクシャミの嵐
24
朝方の コジュケイの声騒がしく 春眠妨害洒落にもならず
21
一日に一首の
短歌
(
うた
)
を志す 続きし不思議ひととせ過ぎし
24
春風に 芳香放つ沈丁花 みちのくの地も雪解け近し
25
友からの 入院知らせに戸惑いて あちこち痛くも有難きかな
24
弥生月 鉛色した雪雲に 震災の記憶蘇りをり
26
言の葉を 巧みに操る詠み人は 魔法の引出し幾つも有りて
27
二分咲きの 庭の紅梅凍へをり 春は足踏みなごり雪舞ふ
32
夢うつつ 膝上まどろむ愛猫の 慌てふためく春雷の音
36
冬籠り 啓蟄過ぎし虫たちも 寒さ緩まず巣穴に戻る
26
春間近 三日続きの雪掻きに 春よ来いよと雪空睨む
23
みぞれ雪 寒の戻りに凍へをり 弥生来たりて春遠からじ
24
春遠し 鍋の湯豆腐グツグツと 湯気の向こうに牡丹雪舞う
27
懐かしの フォークのメロディー涙する やんちゃな頃の青春の日々
18
霞立つ ゆるりと流るる春の日に 深山のカタクリ覆い隠せリ
22
行く春や 梅の枝先羽やすめ 留まるはヒヨドリ何をか謳う
18
歳重ね 日に日に似てくる亡き父に 妻の指摘に意固地になりて
20
雪降れど 北に向かひし白鳥の 鳴き声聞きて春来たりけり
27
孫帰る 嵐の如く過ぎし日々 日常戻るも寂しくもあり
22
沈丁花 甘きかほりに誘われて 匂ひに酔ひて春待ちてをり
24
山間の 日差しを浴びる福寿草 一足早く春の便り告ぐ
21
パステルの 薄桃色に山桜 新緑の頃絵画となりて
16
東京に 再び襲来大寒波
旧友
(
とも
)
との再会熱く語りて
21
山あひに
群生
(
むれ
)
に咲くカタクリの 恥じらふ様に姿美し
18
再会す 想ひは同じ空の下 わずかな
時間
(
とき
)
も満ち足りてをり
17
如月に 降りしきる雪絶え間なく 黎明の空春遠からじ
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