ushikun
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古希を迎えた猫好きの素人歌人です。令和6年4月から短歌を始めました。宜しくお願いします。

菜園に 紋白蝶が飛び舞いて 猛暑の序章初夏は来たりぬ 
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愛猫の いつもの日課朝帰り 奔放なるの下僕となりて 
20
ぎこちなき 初鳴き頃の鶯も 初夏の頃には名人となり 
32
菜園の 背中丸めて草を取る 老いたるきみ亡母ははに似て来をり 
18
満開の 山肌染める芝桜 春色の風心弾みぬ 
20
傍らで 編み物をするきみが居て 平凡なれど満ち足りてをり 
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清流に 映える桜の花回廊 桜嵐儚き観音寺川 
21
散り落ちる 桜のシャワー浴びながら 早足の春別れを惜しむ 
23
目覚めたら 雨樋つたふしとしとと 春雨の音心地よきかな 
20
シャクナゲの 開きし寒き春の朝 ひとり佇み花びら眺むる 
20
寝汗かく 春眠どころか真夏日に 老いたる身体悲鳴を上げる 
17
花散りて 若葉芽吹きし梅の木に たわわに実る夢ふくらみぬ 
19
ずっしりと 六キロ近いおデブちゃん 何とかせねばと我が愛猫きみを見る 
21
目指したる 老成円熟なる言葉 歳重ねるも輝き増しをり 
17
風温し 苅田を見れば田起こしの トラクターの耳に心地よし 
23
嗚呼無常 桜舞い散る哀れなり 友を弔ひ在りし日偲ぶ 
19
冬太り 解消せんと購入も ルームランナー物干しと化す 
22
如月の 南の空に朧月 光のどけき静寂を照らす 
23
奥多摩の 沢に分け入り尺イワナ 太公望の興奮醒めぬ 
20
川沿いの 桜の花びら震えをり 卯月と言えど春まだ寒し 
25
春時雨 春爛漫に水を差す 散りゆくサクラ雨の冷たし 
27
のんびりと 露天に浸かり 雲見れば 浮世の垢も洗い流せリ 
21
家々の 自慢の桜咲き誇る 陽射しのどけき里山の春 
32
春日和 出窓の網戸にへばりつく 越冬カメムシ我が世の春よ 
20
山肌を 春色染めし花見山 黄色の菜花彩り添へる 
27
深夜二時 彷徨う野良猫ノラの鳴き声に 満たされぬ恋迷惑なりけり 
20
うららかな 桜舞い散る春日和 頬を撫でるは桃色の風
22
早咲きの さくらの木々の枝先も 萌え立つように薄っすら赤らむ
21
春告げる 庭に顔出す水仙の うつむくような可憐な姿 
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コロコロと 変わる天気に惑わされ ヒート脱いだりダウンを着たり 
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