ushikun
43
39
投稿数
358

古希を迎えた猫好きの素人歌人です。令和6年4月から短歌を始めました。宜しくお願いします。

懐かしの フォークのメロディー涙する やんちゃな頃の青春の日々 
18
霞立つ ゆるりと流るる春の日に 深山のカタクリ覆い隠せリ 
22
行く春や 梅の枝先羽やすめ 留まるはヒヨドリ何をか謳う 
18
歳重ね 日に日に似てくる亡き父に 妻の指摘に意固地になりて 
20
雪降れど 北に向かひし白鳥の 鳴き声聞きて春来たりけり 
27
孫帰る 嵐の如く過ぎし日々 日常戻るも寂しくもあり 
22
沈丁花 甘きかほりに誘われて 匂ひに酔ひて春待ちてをり 
24
山間の 日差しを浴びる福寿草 一足早く春の便り告ぐ 
21
パステルの 薄桃色に山桜 新緑の頃絵画となりて 
16
東京に 再び襲来大寒波 旧友ともとの再会熱く語りて 
21
山あひに 群生むれに咲くカタクリの 恥じらふ様に姿美し 
18
再会す 想ひは同じ空の下 わずかな時間ときも満ち足りてをり 
17
如月に 降りしきる雪絶え間なく 黎明の空春遠からじ 
23
霞立つ 雨水に濡れし福寿草 そろりそろりと春近づきぬ 
24
庭にで 夕餉の逸品フキノトウ 苦き天ぷらあちらこちらに 
24
冬日和 庭に開きし一輪の 福寿草の花 春を知らせをり 
25
言の葉を 操る歌人うたびと憧れし 真似ては見ても心動かじ 
24
夕焼けが 白銀照らし輝けリ うす紅いに里山染める 
23
我がきみは 下僕しもべの膝がお気に入り 背中丸めて夢を見てをり 
39
庭先の 寒さに耐へしフキノトウ 緩む雪下 そっと顔を出し 
33
福寿草 陽光ささぬ厳冬に 頑なまでに蕾を閉じて 
20
里山の 裸の木々が雪被り 朝日を浴びて綿菓子のよう 
21
雪国に 生まれし民はあはれなり 年老ゆてなほ雪に抗ふ 
28
大寒波 観測史上初となる 記録づくめの如月の朝 
21
目覚めたら 外は一面銀世界 雪掻きの朝 ほとばしる汗 
27
恵方巻 今年の方位は西南西 邪気を払いて 幸多かれと 
18
如月の 節分過ぎて春近し 春立ちぬ日に 雪は降りつつ 
26
歳の神 炎を舞い上げ天高く 五穀豊穣幸多かれと 
19
寒雀 陽光浴びて賑やかし 寒風に耐へ春を待てをり 
23
省りみて 若気の至り多々ありて 若かりし日々古希にて想ふ 
22