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ushikun
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古希を迎えた猫好きの素人歌人です。令和6年4月から短歌を始めました。宜しくお願いします。
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炎天下 十薬蔓る吾の狭庭 お盆が来るぞと
亡父
(
おやじ
)
の小言
20
ひととせの 過ぎし時間は短くて 幾久しくと安寧願ふ
23
盂蘭盆会 亡母と遊びし手花火の 火薬の匂ひ蘇りをり
24
盆が来て 迎え火焚けば亡き父母の 有難み知る歳を経た今
23
雨降らば 降り続くこと限りなく 天の諸行に為す術も無く
19
夜明け前 ヒグラシの声物悲し 季節は巡り秋の兆しが
21
朝食の 小鉢に鎮座す茄子漬は
亡母
(
はは
)
の直伝我が家のこだわり
20
死の灰が 災禍の日から八十年 鎮魂祈るも戦火は止まず
21
山間の 道端に咲くオニユリの 孤高の姿堂々として
23
色づいて たわわに実りし桃園の 主の翁は心根優し
19
物寂し 夏の終わりの遠花火 夜空の向こうに音だけ聞こゆ
20
この夏の 観測史上初となる 猛暑日続く陽炎ゆらゆら
17
ほおずきが お盆近しと教えをり 夏草の中赤く色づきて
27
夏花火 夜空を焦がす大輪の 色とりどりに光を放つ
20
夏休み ラジオ体操集まりし 児らの賑わゐ今は昔に
22
ミンミンと 神社の境内蝉時雨 台風一過の葉月の空に
30
何時もなら 厄介者の台風も 渇水続けば竜神となる
23
早朝の 畦の草刈り清々し 汗を拭いて収穫を待つ
23
灼熱の 青田に白き花咲きて 穂孕み始む大暑の頃に
24
コツコツと 一途に磨く野球道 信念貫き殿堂入りす
14
大暑来て 暑中見舞いが届く頃 値上げの波は夏の便りにも
14
水やりの ホースに空いた亀裂から 弾く飛沫に七色の虹
27
雨を待つ 渇水続く菜園で 勢力伸ばすは夏草ばかり
24
夏空に 次々に咲くタチアオイ てっぺん開きて梅雨明け知らせり
18
家花火 狭庭に集う孫二人 線香花火に及び腰可笑し
21
茄子の花 無駄には咲かぬ律儀者 実をつけた後ポツリと落つる
27
濃厚な 香り放ちてヤマユリの 甘き誘いに揚羽蝶舞う
22
悠然と 小魚啄む白鷺の 青田の波に姿隠せり
25
青空に 入道雲が広がりて 夏の到来蝉時雨降る
23
夏祭り 中高生のバチ捌き 光る額の汗清々し
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