ushikun
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古希を迎えた猫好きの素人歌人です。令和6年4月から短歌を始めました。宜しくお願いします。

しんしんと 降りやまぬ雪眺むれば 真白き冬が みちのくの地に 
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それぞれに 生きた証を胸に秘め 二人並びて いにしへ思ふ 
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冬の夜に 消え入るように三日月が 痩せた姿が 寒々寂し 
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旅の宿 湯けむり白き岩陰に ひっそりと咲きし 石蕗ツワブキの花 
23
冬の夜に イルミネーションキラキラと 眩い光が 街路樹灯す 
16
色づいた 南天の実を啄むは ヒヨドリ達か いと賑やかし 
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初冬はつふゆに 木枯らしが吹きの葉舞う 日に日に近づく 厳しき冬が 
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晩秋の 人肌恋しい夕暮れに 冬の使者たる 白鳥が翔ぶ 
20
新生姜 君が作りしシロップに 身も心ろも ポカポカになる 
18
新聞の オープン投信見る度に ▼△さんかくマークに 一喜一憂 
13
しんしんと 冷え込む朝に窓見れば 山茶花の葉に 粉雪積もりぬ 
21
空見上げ 満天の星眺むれば 青白あおきシリウス ひときわ光る
20
眺むれば 赤き夕日が沈み行く 山の稜線 赤々と燃ゆる 
20
仰ぎ見る 西の空に白鷺が つがひで帰るは 終の棲家か 
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晩秋の 庭に落つるは山茶花の 白き花びら 冬は来るにけり 
17
検診の 待機時間に短歌うたを詠む 愚作駄作が 次から次と 
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霜月の 凍てつく夜に満月が 青白あおき光が 夜の静寂に 
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霜月は 村の鎮守の 秋祭り 祭囃子に 心が躍る 
21
冬支度 収穫終えし 菜園の 残渣片付け 冬は近づきぬ 
19
十日夜とおかんや 東雲しののめの空 照らしたる 弓張月が 夜の静寂に 
19
朝方の 車の屋根に 初霜が 季節は移ろい 冬へと変わる 
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冬至来て 幼き頃を 懐かしむ 亡母ははが作りし 甘きカボチャが 
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枯葉舞う 夕暮れ時に つむじ風 みちのくの地に 冬は来るにけり 
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庭先の 錦木の葉が 紅葉し マゼンタ色に 季節は染まる 
20
詠み人の 短歌うたに隠れし 人生の 喜怒哀楽を utakataに詠む
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晩秋の 雲一つな無き 青空に 黄色く色づく 柚子がたわわに 
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秋祭り 子ども神輿が 姿消し 賑わい無くは 寂みしからずや 
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わくら葉の 落つる柿の木 寒々と 若葉の頃の 姿懐かしむ 
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亡き母の 鍬を握りし か細き手 曲がりし背中が 瞼に浮かぶ 
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色葉散る 黄色く色づく 柚子の実の 秋風吹けば 匂ひかぐわ
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