ushikun
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古希を迎えた猫好きの素人歌人です。令和6年4月から短歌を始めました。宜しくお願いします。

年重ね 幾多の苦難乗り越えし 穏やかな日々続くと信じ 
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満々と 水蓄へし青田から アマガエル鳴く季節となりて 
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菜園の 丸々太った新玉の シャリシャリ食感小気味よし 
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古希過ぎし 歳重ねるもへこたれぬ  ポンコツなれどなほ夢ありて 
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青空に ぐるりと回る観覧車 車窓の吾子が爺ちゃんと呼ぶ 
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さやさやと 春風のどけき早苗月 色とりどりにつつじ咲き乱れ 
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気がつけば 作りし短歌うたが四百首 数多のいいね励みとなりて 
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植えられし 青田の水面瑞々し 清きみどりにつばくらめ飛ぶ 
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足もとに 一面広がる芝桜 柔らかな風ふんわり撫でる 
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藤棚の 風にそよぎしむらさきの 藤の香漂ふ空の彼方に 
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音程を 外した鳴き声ウグイスの 個性派ずる鳥の世界も 
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連休で 実家に集まる孫達の 賑やかな声健やかであれ 
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酒場にて よわいを重ね聴くたびに 心に染みるちあきなおみちあきの歌は 
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雨に濡れ 鮮やかさ増す山ツツジ 紅紫色あかむらさきに咲き誇るなり 
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賑やかし 田植への準備整ひて 雨を待ちてか雨蛙鳴く 
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早苗田の 黄金こんじき色の水鏡 朝日を浴びてツバクラメ飛ぶ 
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新緑の 皐月の空に鯉のぼり 風を孕みて孫を迎えをリ 
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軒下に 燕がすべり飛び交いて 巣作り始じむる初夏は来たりて 
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菜園に 紋白蝶が飛び舞いて 猛暑の序章初夏は来たりぬ 
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愛猫の いつもの日課朝帰り 奔放なるの下僕となりて 
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ぎこちなき 初鳴き頃の鶯も 初夏の頃には名人となり 
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菜園の 背中丸めて草を取る 老いたるきみ亡母ははに似て来をり 
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満開の 山肌染める芝桜 春色の風心弾みぬ 
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傍らで 編み物をするきみが居て 平凡なれど満ち足りてをり 
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清流に 映える桜の花回廊 桜嵐儚き観音寺川 
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散り落ちる 桜のシャワー浴びながら 早足の春別れを惜しむ 
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目覚めたら 雨樋つたふしとしとと 春雨の音心地よきかな 
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シャクナゲの 開きし寒き春の朝 ひとり佇み花びら眺むる 
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寝汗かく 春眠どころか真夏日に 老いたる身体悲鳴を上げる 
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花散りて 若葉芽吹きし梅の木に たわわに実る夢ふくらみぬ 
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