もう無いしすっかり無沙汰夜勤明け朝寝と昼寝夕寝がしたい/まだ夜勤時差ボケ中
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かつて見た花びらの散る戦場いくさばにいつもと違う鮮烈な笑み
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起きるのがどうにもこうにもツラい朝 一分でいい、二度寝をさせて
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答案の 裏面に描いた イラストに 花丸もらい プレッシャーになる
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悪い夢一緒に覚ましてくれないか 寝起きに点てる深い珈琲
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安心は見慣れた景色感動は見知らぬ景色 靴ひも結びぬ
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道端の手袋虚空見あげては我温めた人の恋しき
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てきとうに書けというからてきとうに書いた答えでバツもらうとは
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雪の上をスノーボートと共に行く 昔吾子乗せ 今ゴミ出しへ
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猛禽のごとき鼾の熟女 「お先に失礼」 貴女はどうか健やかであれ
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ゆらゆらとこの身果てるまで深海はあなたのいない浅い眠り
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搜すあて会うつてなども閉ざされて屋根からの雪ドドドっと落ちる
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流星の如 ゆるり 冬の星座をよぎる 夜間飛行は東へ
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この想い 隣にいても 言えないな 心の距離が 近すぎたから
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宿題へペンを動かす手が少し遅くなってる日曜の夜  
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へたくそな遺書も歪んだ生き方も四の五の言わずこっちへ寄越せ
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猫母よまずは予選を突破せよ 高槻はそも右近の国ぞ(切支丹大名)
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厳寒の 布団の中の温もりに 吐く息白く抜け出せぬ朝 
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振り袖の二十歳の孫に抱かれつつ亀も祝いの真ん中に居る
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比喩の風ヒューヒュー吹ひて耳ピクリ 風にも宿る心の声は
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世界観?ひとりちっぽけ井戸の中 出れぬ井戸なら潜って海へ
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バタンキュー深夜に覚めて白湯麺ジャンクなパワーを啜ってチャージ
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身を捨てて我が子を救う親鹿の瞳を胸に冥府への道
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思う様指揮棒タクトを振るえ円環を閉じる舞台の幕が
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見たいもの 聞きたいことだけ 選んでる お前の話は 聞きたくないわ
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わからない バレバレのウソ つく意味が へぇそうなんだ それはスゴイね
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真夜中のチュッがしたくてスマホ「あっ既読ないいい友達だった」
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あれやこれ 選手のフォーム いじくって あいつはダメと 愚痴を言うコーチ
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自販機の あたたかいお茶 売り切れで お汁粉と迷い コンポタを押す
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頭上からロータリー車の唸る音雪の量さえ見ぬ引きこもり
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