愛猫の首輪の色に歳月を 自販機の色に季節を知れり
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ただ聞いて ただ語ること 空想をすること 君の自由はそこに
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衰えることを受け入れ諦める それがなかなかできないもので
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芽を解く春一番に喜べる人羨まし花粉悩まし
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セラピーになろうとしない 解決もしようとしない 聞く シェアをする
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聞くことで増える新たな必要を嫌う大人になりつつあって
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お湯割りかレモンサワーか悩ませるそんな季節を早春という
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あたたかな夢の中では手をつなぐ 現実はそんな甘ったるくない
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真夜中にからだを浸すみずうみの深さであの子の涙を知る
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東海道新幹線の車窓から田子の浦に うち出でてみれば 白妙の富士の高嶺に 雪は降りつつ /山部赤人 4/100
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六種目クロカン制覇の雄姿見て思わず乾杯超人クレボ
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かの人のにほいとぞ思ふ松田山たがえし君の菜の花に似て
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如月の優し朝日に照らされて蕾ふくらむ沈丁の花
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あしたはさ いちご狩りだと 孫が言い カットメロンを 食後に食べる
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西の空 下弦の月を 眺めつつ 明日を想い 珈琲含む
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「一」を足したり引いたり繰り返すのが人生なんだろうな/釋愛翔様 ありがとう
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くゆる火の あをあをとして いとむすび よりてふりむく からめてしせん
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吊り花の 皆一様に 首擡げもた 曇天突き抜く 飢えるごとく
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「散りぬるを」だけが決まっているという 何処にでもある雑なお話
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旗袍(チーパオ)を着て二胡を弾く小姐(シャオチエ)を人垣の隙ゆ垣間見にけり /民族楽器隊華蕾
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中国の 雑技団と ロボットが   一糸乱れぬ パフォーマンス披露
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パーカーが握りしめてたこの毛はさ、長いし細いしそもそも赤い
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博才(ばくさい)のなさ知りながらポチ袋買う生臭さなしとせなくに /春節祭ポチ袋
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正義と綺麗事を、悪性と理不尽を持ってして、社会に罷り通してやる
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現実の方が余程地獄の様に思えるお日柄
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カラオケで この歌好きと キミが言う 接吻を歌う 俺に向かって
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味見して 味見をさせて 味見して これでイイやと 匙投げるキミ
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御託並べる前にぶん殴ってやる。そこに並べ
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世の中は 連休なれど 休みなく 仕事終えれば 月の微笑み
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紅白の椿の並ぶ 校庭のわき道 つまの影法師
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