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羊から 鶏になる 午前三時 枕投げ出し 天井仰ぐ お題「眠れない」
4
母親に抱へられし子 吊り革に憧れ
小
(
ち
)
さき手を延ぶ 春光
14
我が
影
(
かげ
)
を追いて
行方
(
ゆくえ
)
を問いかけど
日向
(
ひなた
)
の草は
紫蘭
(
知らん
)
と
答
(
こた
)
ふ
12
まだ残る つつじの赤に じりじりと 詰め寄ってゆく 夏の前足
10
やらかした帰宅し気づく買い忘れ明日まで続く束の間の青
8
「ありがとう」そんな一言さえあれば二年は延びた離婚の決断
7
連休が明けたら落ち着く花粉症来年のことは価格によりけり/
o
T
c
類似薬負担
8
雑用を 増やす旦那の 連休が 終わり ようやく私のホリデー
7
遊ぶカネない
爺
(
じじい
)
だが連休終え仕事に急ぐ背に「ざまあみろ」
4
ねんねまえ ねことわたしの 「
ぎしき
(
儀式
)
」なる ちいさなあたまが 足の上チョコン
12
歌の意味 離れて別の ねうちある 調子の高さ 迢空は説く /折口信夫(釈迢空)『世々の歌びと』
8
一点を 見つめる野良の 細長き 瞳孔に見る 猫の獣性
10
ボールペン ほどの細さの シリンジの G-CSFが 皮下に拡がる /G-CSF製剤(顆粒球コロニー刺激因子製剤)
5
鍋底の 焦げつきの如く 日数(ひかず)経て 跡も残らず 消えし気がかり
7
友失くす 闇
彷徨
(
さまよ
)
いしこと知らず 「それじゃあまた」と逝きし
何処
(
いずこ
)
へ
7
縛られず歌詠むことでスッキリと自己満足で心も軽く
5
コットンを潤し頬に貼る夜に目を細めたる
夫
(
め
)
は本を繰る
8
『君の名は。』
運命
(
さだめ
)
に照らされ夏に咲く 恋とは知らぬポップコーンよ
11
踏み出せば汽笛が鳴るよ後悔とアルビノの目で映した世界
5
歓声が祭りの終わり惜しむよに響いて消える夏立つ空よ
11
郭公
(
ほととぎす
)
待ち明かしつるうたた寝の夢かあらぬか暁の声
5
連休の最終日まだ道すひてネコ並走し
叢
(
くさむら
)
に消ゆ
9
五月晴れかなしい歌をよむときがいつかくる境目のない空
6
妻たちの尽きぬはなしは夜に咲く美女撫子は化粧濃く見ゆ
4
どういうこと
?!
清純そうな彼女から「
A
V
の真似やめて!」と言われた
5
一日が始まる時にペンは無く終わる時には修正だらけ
8
久方ぶり並んだ息子
等
(
ら
)
青年の顔捨てそれぞれの
歳月
(
とき
)
を纏う
9
連休も 変わらぬ仕事 出でたるも 覚悟決めたり 今年が最後と
6
定めとて送り送られ別れつつ春は心ぞもの憂かりける
9
気に食わぬ上司の下に就いて後
三月
(
みつき
)
経ずして遠島流罪
4
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