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ぱらぱらと雫は頬に傘以外のものならぜんぶ持っているのに
6
後輩に 可愛いだけじゃ ダメですと 言われたけれど 我可愛いの?
5
じゃんけんぽん あっち向いてホイ じゃんけんぽん あっち向いてホイ はい僕の勝ち
1
来年は 手作りチョコに するからね そんなことより そばにいてよね
5
丸まった背 いっぱいに陽を浴び まどろむ君 束の間の春 明日は春寒
6
梅の香をマスクをさげて深く吸う 鼻炎の吾に油断をさせる
16
今もなお時を刻めり腕時計 手にとる朝に早春の風
16
考えず生きることだけ教えられその日が来たら切り捨てられる
5
弟は確かな手つきで淀みなく描く弟みたいな図形を
5
枝垂れ梅のトンネル抜けて吹く風は戻りし寒さと芳香乗せて /梅林にて
19
日常はデジャヴをループ時間の輪 鍵は誰かの輪のなか周り
10
右利きで黒髪ショートでかわいくて 愛想振り撒く君が怖い / まんじゅうこわい
3
今日の
蒼瞳羊駝
(
きみ
)
ご機嫌斜め 目も合わず 触れ合い出来ず 虚しく帰る
3
白鷺が 凛々しく立ちて 月曜を 労うように 明るく照らし
16
ゴッホ展に娘も誘い予約する たのしみを待つことの幸せ
16
細月
(
ほそつき
)
のやみ夜にもがく人を見て 病まず我が
軸
(
じく
)
持とうと想う
10
消していく過去も記憶も思い出も すべて初めて赤ちゃんセンサー
15
恋
(
こ
)
ふと
云
(
い
)
ふ
二文字
(
ふたもじ
)
の中に
綺羅星
(
きらぼし
)
と 風と泉と
夜櫻
(
よざくら
)
が
棲
(
す
)
む
17
東大卒すごい人だと休む俺いつかは俺もと戦う息子
9
会議漬け ランチを食べる 時間なく 隙間時間に 食すトースト
17
五時間目船漕ぐ君の肩つつく 期間限定僕の特権
6
よる独り
戯
(
たわむ
)
れ歌を書きおけば
袖
(
そで
)
のうちより
微
(
かす
)
か
笑
(
え
)
む妻
10
退社後のバス停 濡れたアスファルト ベンチの
滴
(
しずく
)
通り雨の跡
17
酒片手にネイルケアーのリール見て時を弄する幸せが在る
7
後悔先に立たずとか。今になり知る君の救難信号。
6
暮れ急ぐ空のひかりを惜しみつつ 鴨と並びて影を重ねむ
9
ゆっくりと 後ろに下がり 手をたたく ごきげんさんが よちよちあるく
8
神域の
静寂
(
しじま
)
に遊ぶ鴨の声独りの時間慈しみへと
6
「幸せの形は仔犬」と言うあなた 「仔猫」の私じゃふさわしくない
4
波紋消え鏡となりし冬の池 鴨のまどろみ
心
(
うら
)
を癒さん
6
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