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春雨の マックでランチ 窓流れ 落ちる雨粒 目で追いながら
5
キスしたる別れの
際
(
きわ
)
に女へと 聖にも邪にもすみれの咲いて
1
白い月 影も濃くなる 春先の 朝の寒さが 身に堪えたり
12
弁当の色どりなどは気にしない長く続けるコツはそれだけ
19
迎撃を 巧みにかわし 爆撃が 原発襲う 修羅の果てなり
7
県知事が
局長
(
こんどう
)
ならば副知事は
副長
(
ひじかた
)
務め県民守る
4
指さえも軽やかに舞う春装の笑う君の背伸びやかで在れ
12
バス通りより消え去りぬ銀杏並木 淡々と進む建て替え工事
19
あのひとの死体を皆で探す夢 何度死ねば気が済むのだろう
7
ケンカして 「でも」と言い訳 見苦しさ 素直にあやまればいいのに
5
まだ何も 踏まぬ足うら ふわふわと 雲の上
歩
(
あ
)
む 母をみつめて
24
原発にふるさと追われ民去りし荒野に芽吹く沈黙の郷 (3/11)
21
白木蓮なごり雪の爪痕で 咲いた花も地に散らばる
7
生きるとは何故生きるのか考えてまた考えてまだわからず
2
街並みは 装い変えて暮らせども 消えぬ恐怖とあの日の空が
19
聞こへ来る門出の歌はどの曲もシニア世代の
吾
(
あ
)
をも励ます
24
性分が災いしてか損ばかり それでもきっちりけりをつける
2
出勤の迎への車に妻とのりランチの相談も楽しからずや
4
うたかたと 知りて切なし この日々に 頬寄せられぬ 口辺のあわに
5
アルパカのもふもふ感は今マックス さわり心地個体差あり
3
空白と 余白の違いを 語る俺 キミは笑って 詭弁よと言う
1
行っていい? 土曜の午後は 空いてるよ 伝えた日から 空きがなくなる
2
春がきた 人が行き交う 交差点 喧騒の中 キミが現れ
2
言葉には力があるというのなら友に届ける言葉がほしい
17
「あきらめず頑張ります」と言う友にわたしの言葉は空回りする
15
瞬きの度にボトボト出る涙
1
海見つめ 君を奪ひし 訳問ふも 優しき波音 詫びに聞こゆる
11
波過ぎて日々来にけらし
深緋
(
こきあけ
)
の
絨毯
(
もうせん
)
干すてう秋の栗駒
6
地は震え 刹那に
毀
(
こぼ
)
つ 幾年の
現
(
うつつ
)
に生きし 営みを 海は揺り立ち 波を連れ
陸奥
(
みちのく
)
を攻む 幾年の 募る想いを 我がものにして
2
地震
(
おほなゐ
)
に我ら絆の鎖繋げその先に
永遠
(
とわ
)
括り付けけり
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