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初夏に見しクレマチス 初冬の今も咲くと知りぬ 師走の小春日
10
暗闇で聞こえる君の笑い声 僕にとってのクリスマスソング
4
全部秋になれと思ってるから俳句がよめない
3
ピカピカと光る首輪の犬がいて目尻が膝まで垂れ下がる僕
14
話す度
見
(
まみ
)
える君の 頷きが 私には少し 優し過ぎた
様
(
よう
)
3
あの夕焼け 明日も一緒に見ようねと ささやかな願い ベツレヘムの星に
8
コスプレといふか ほんとにロリなんです(笑) 黒髪お下げで 「中学生」とぞ(母曰く)
9
ぬばたまの纏いし衣だけ残し解放される紫の
明日
(
あす
)
1
赤染
(
あかぞめ
)
の
蔦
(
つた
)
の葉っぱに
霜降
(
しもお
)
りる 連想されし クリスマスかな
2
病院の 花壇に咲くは 春色の 色とりどりの 冬の花たち
14
雪
交
(
ま
)
じる ネオン街にて 酔い回り シティポ流れりゃ エモさ爆発
0
苦手だった紅茶は母がこっそりといれた砂糖で克服をする
4
救おうと する度君は 堕ちていく
呪
(
まじな
)
い、お前は
呪
(
のろ
)
いなのか
2
月つとめ
(
月経の隠語
)
予兆治めの黒豆茶先日買った菓子と一緒に
1
その黒い 髪に一筋 光る青 貰った憧れ 纏わせている
1
いつからか
傍
(
そば
)
にいたって
別々
(
べつべつ
)
の やること違えど
気持
(
きも
)
ちは
此処
(
ここ
)
に【折句:磯部焼き】
1
還暦を過ぎれば
時間
(
とき
)
は滝のごと流れ落ち行く悩む間もなく
19
時は流れ止まったままの心など非情なまでに置き去りにする
14
夜が明けぬ 空に輝く 月と星 独り占めする 贅沢のようで
7
眠くなる 凍える度に 痛む傷
「アンタはここで ふゆと死ぬのよ」
1
雲行きと 干したお散歩着 見比べぬ 鍋の支度は だいたい完了(寒いですねー)
10
子と孫は推しのライブに東京へ 吾は独り居の孫の顔見に
12
日は差せど冷たき風の吹く朝は木々ざわめきて木の葉舞いくる
15
みみっちくチマチマ節約した金で余計な物をアッサリ買ってる
11
満たされぬ心
(
インナーチャイルド
)
が悲鳴あげている そして爆買い爆食またも
14
一定の周期でやつてくるポケモンブームにふりまわされクリスマス
6
朝君の泣き声聞けばもやもやとそれでも一歩下がり見守る
5
ズボラ飯 近い将来 スプーンも 使わずカレーを 喉に流し込む
2
ズボラ飯 レトルトカレーを 袋から スプーンで掬い 皿使用せず
4
時はたち 街も変わりし この森も 変わらぬ物は なき心かな
0
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