初夏に見しクレマチス 初冬の今も咲くと知りぬ 師走の小春日
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暗闇で聞こえる君の笑い声 僕にとってのクリスマスソング
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全部秋になれと思ってるから俳句がよめない
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ピカピカと光る首輪の犬がいて目尻が膝まで垂れ下がる僕
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話す度 まみえる君の 頷きが 私には少し 優し過ぎたよう
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あの夕焼け 明日も一緒に見ようねと ささやかな願い ベツレヘムの星に
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コスプレといふか ほんとにロリなんです(笑) 黒髪お下げで 「中学生」とぞ(母曰く)
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ぬばたまの纏いし衣だけ残し解放される紫の明日あす
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赤染あかぞめの つたの葉っぱに 霜降しもおりる  連想されし クリスマスかな
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病院の 花壇に咲くは 春色の 色とりどりの 冬の花たち
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じる ネオン街にて 酔い回り  シティポ流れりゃ エモさ爆発
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苦手だった紅茶は母がこっそりといれた砂糖で克服をする
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救おうと する度君は 堕ちていく まじない、お前は のろいなのか
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月つとめ月経の隠語予兆治めの黒豆茶先日買った菓子と一緒に
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その黒い 髪に一筋 光る青 貰った憧れ 纏わせている
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いつからか そばにいたって 別々べつべつの やること違えど 気持きもちは此処ここに【折句:磯部焼き】
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還暦を過ぎれば時間ときは滝のごと流れ落ち行く悩む間もなく
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時は流れ止まったままの心など非情なまでに置き去りにする
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夜が明けぬ 空に輝く 月と星 独り占めする 贅沢のようで
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眠くなる 凍える度に 痛む傷 「アンタはここで ふゆと死ぬのよ」
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雲行きと 干したお散歩着 見比べぬ 鍋の支度は だいたい完了(寒いですねー)
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子と孫は推しのライブに東京へ 吾は独り居の孫の顔見に
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日は差せど冷たき風の吹く朝は木々ざわめきて木の葉舞いくる
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みみっちくチマチマ節約した金で余計な物をアッサリ買ってる
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満たされぬ心インナーチャイルドが悲鳴あげている そして爆買い爆食またも
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一定の周期でやつてくるポケモンブームにふりまわされクリスマス
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朝君の泣き声聞けばもやもやとそれでも一歩下がり見守る
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ズボラ飯 近い将来 スプーンも 使わずカレーを 喉に流し込む
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ズボラ飯 レトルトカレーを 袋から スプーンで掬い 皿使用せず
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時はたち 街も変わりし この森も 変わらぬ物は なき心かな
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