若き頃花がらを摘む意味さへも知らずも今はその手間愛し
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母の死を 知りても兄に 秘めたまま 蛍とともに 埋めし四歳
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薄明が 明るさを増し さえずりは 遠く近くに 声音こわねを変えて
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日残りて 黄昏迫る山里に 我が影伸びて夕陽に染まる 
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薄明に 姿見えねど 鳥の声 朝一番の 合唱団
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「おはよ」とふ喜寿をむかへし妻の声に春風駘蕩のひびきただよふ
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暗闇が 藍になりたる 日の出前 かけがえのない 独りの時間
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神輿みこしは 担ぐものです 世の習い 強きにへつらい 弱きをくじ
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アネモネに「儚き恋」の花言葉 紅雨しとりと夕暮れの窓
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笑み揺れてオレンジに染むチューリップ観覧車のまど膝向き合わせ
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風光る横断歩道をタンポポら揺るランドセル上げる手揃え
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音もなく 気配も消える 暗闇に 問いを求める 脳の深くに
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荒野あれのにて豪雨に打たれ手負い獅子転瞬一刻浅き夢見つ
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「 存在は 指一本で 消せますよ 」 そういう輩 うじゃうじゃと
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憶測と 興味本位が 際立ちて 「SNS 」は 反面教師
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NEWERA まぶたみたいな唇で くだらない終わりにキスをして
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薄墨の 山の端おぼろ 桜散りぬる 春を惜しみて 雁泣き滴り 遊子酒酌み 草枕
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君からの 返信を待ち 午前2時 心踊りし 月まで登れ
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隙間から 射す陽光が 邪魔をする 布団との ふしだらな抱擁を
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我が世間 猫の額 ほどの広さ 隅に手の届く 居心地の良さ
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神様は欲しがりだから 桜と君を 風と雨で運んでいってしまうんだな
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嘘 嘘 ほんと 嘘 ほんと ぜーんぶ嘘で着飾って!
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結婚する友の元まで飛んでいく飛行機よ飛べ世界よ平和にあれ
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逝きし犬独り想うてゐるところ友来てこころの現世へかへる
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なんでだかわからないけど声優のラジオが多い文化放送
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なんでだかわからないけどFMDJたちは英語ができる
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あたし今日襟にパンダを飼っている 君が好きだと言ったパンダを
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下車したら粉雪降りて窓の灯へサクサク辿り抱く侘助
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細いのに暑さ寒さをはね返す日日草は僕の友達
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歌ゆえに捕まる国に戻るなよ 今日も明日も歌詠みて生きる
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