Utakata
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鳥かごの底に落ちてたピーちゃんへ弟と作る土まんじゅう
7
水槽の 魚を指して アレとコレ 捌かれるのを 子どもが見てる
2
聖域の地雷を踏めば唸る雲 僕は待ってる綺麗な雨を
4
死んでるの? 声かけるのも 怖いから 鼻歌歌い 反応を見る
0
行く春の末の松山藤咲けば紫の波越すかとぞ見る
4
半日で築かれた街の暗闇がまた東から崩されて朝
3
無数の縁が楽譜になって奏でる詩は終わりの時を夢見て
3
業の手で 作りし鬼は 民草の 苦しみ知らぬ 神を滅ぼす
3
今日鳥は祭りだろうか賑やかで空一面に響く
囀
(
さえず
)
り
11
これは檻 ヒバリその手に抱きて笑む
空
(
から
)
の鳥かご見つめる瞳
4
「おはよう」が降る前のこの珈琲が私という名に戻れる時間
18
過ちを
糺
(
ただす
)
の森の
木綿襷
(
ゆふだすき
)
かかる
御法
(
みのり
)
はいかにかすべき/憲法記念日に詠める
6
この綿毛みんな散っては畑跡黄色に塗ってつぶすタンポポ
12
まごころのメッセ読みつつ嬉しきは生れし日よりの道の愛しさ
12
「おめでとう」スマホの窓に咲き乱れふつうの私 主役の一日
12
口で言う ほど簡単な ことじゃない 皆々日日 何とかしてる
6
暗闇に 生きる少女の 手のひらで ものと名前が つながる奇跡
5
満開を 競う如くに 満ちる月 満点の花 満帆の夜
9
冷凍のブロッコリーは美味くない面倒だけど茹でて食べなきゃ
7
まだ人の 動き見られず 街並みを 見渡す後 姿凛々し
3
Utakataを
可惜
(
あたら
)
去りゆく 歌友の 幻と消ゆ 奥ゆかし
短歌
(
うた
)
19
禿げネタの川柳ばかり投稿し禿げた選者の度量を試す
10
君の背が 小さく見えて あと何回 一緒に歩ける ふと思う午後
17
弾丸を 撃ち込むように
飛行機
(
本命
)
を 連写し続け ガチマニアたち
7
その人の 歌ぽっかりと消えてから 知る うたかたの 刹那きご縁
21
この国の宝は何かと問うテスト答えに悩むか憲法記念日
13
北の空北極星も遠慮ぎみ夏の星座は密かに準備
7
薄暮れの東の空に上りくるフラワームーンは大気のひかり
8
歌のみの「屋根より高い」空見上げぼくの戸口の小さき
幟
(
のぼり
)
20
山歩き
躊躇
(
ためら
)
ひ覚ゆ
歳
(
とし
)
となり熊鈴今や窓際オブジェ
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