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チューリップ咲く川縁に幼な子の弾む声などレンタルしたき/国営昭和記念公園にて
7
いい人も 力を持つと たちまちに 王の如くに 他人を従え
5
人権の 教育受けた 大人らが ホイッスル吹き 静かにしろよ
4
歳訊かれ 父はいるかと 訊かれても 耳が遠くて 会話にならず
6
新
たま
(
たまねぎ
)
をためしにひとつとってきて薄切りにして食えば美味なり
7
半額のハマチの刺身を食べている私は半額?誰か答えて
7
私がね手を上げるのはほんとでも嘘とも違うさよならなのよ
7
暗闇の
静寂
(
しじま
)
の奥に 星たちが 瞬く空は
永久
(
とこしえ
)
に続く
10
結果待ち揺らぐ心を紛らせていつもと同じ笑み交わし合う
10
君の声 波長が響く親知らず 抜いて解かれた僕への魔法
10
何見てる?身をかがめては首傾ぐ君の優しさ橙色に染まる
6
丁寧にひと櫛ひと櫛髪染めて 妻、老人会に週末デビュー
12
逃げ逃げて此処まで来たり桜樹のもと 涙拭いし
桜花
(
はな
)
の褥に
9
世の人の知れることなく曙のひとつの星の天使の通過
7
口ずさむ雨に唄えば水たまり私と音と月が揺らぐ
8
霧雨の 山の端かかり 青葉映え 春陽射すや 色濃き青葉 白銀の玉溢れ
7
話すまで三年かかりし尾張弁 今では我もその一員に
15
風もなくまっすぐに降る雨に濡れ葉桜の色しっとり染まり
8
ビルの森スーツが毛皮の猿の群れスウェット姿の僕は幽霊
7
顔紅く吐く息白く千鳥足「何がめでたい」ぽつりと呟く
7
誰しもが似ている傷を負いながら似ている夜を耐えているかも
12
缶ビール君は優しい嫌なこと流してくれるでも行かなくちゃ
8
心労が
見
(
み
)
て
呉
(
くれ
)
までも 削り取る
朽
(
く
)
ちゆく我を 誰も見ないで…
18
温む風 続く不幸に 心折れ
耐
(
た
)
へて
凌
(
しの
)
げと 背を押す
御霊
(
妻と父
)
18
アスパラの先っちょだけを噛じり喰う ごめんなさいと春に詫びつつ
11
拙きも詠むは楽しき日々のうた いいね貰って心がおどる
17
脳トレに始めし
短歌
(
うた
)
は拙いが夫亡きあとの生きた証と
18
たくあんと野沢菜漬けの桶洗い 冬の始末がひとつ終われり
16
ノコギリが要るなら貸してやるけれど付いた血糊は洗って返せ
8
街路樹の枝に掛かりし ユニフォーム 持ち主待ちつ
東風
(
こち
)
に
揺蕩
(
たゆと
)
ふ
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