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期限切れ 期限間近の 食品の 溢れる巣窟 飽食の蔵
4
大型車 巧みに操る その腕は 華奢で
靭
(
しな
)
やか 若きドライバー
12
素人の俺に言わんでジャバジャバと思考回路は畏怖文止まり
1
苦痛とは 経験だよと 軽口を 叩いた後に 痛い経験
0
背と腹が 筋肉痛で 動けない 畑耕す そして翌日
1
キャンディの包み紙まで桜色 今日のチラシもどこもかしこも
7
冬茜 くれないもえる 筋雲や 日落ち黄金色 山静けし 心残りや 雁帰る
0
冬茜 くれない燃える 筋雲や 消えゆくあとに 冬銀河
3
静けしや 水の音のみ 夏深し 水碧く透み 木漏れ陽射して 嶺碧く
0
水やればナデシコそだちきのふまで遊んでゐた子が学校やすむ
2
冬凍る 足跡絶えて しじまかな おろし風吹き 白銀の舞い 凍てつく木立 雫滴る 君旅立ちて 窓辺凍る 雪解けて 君の影立つや
0
階段を一個飛ばしでいく春の初出勤のをのこの背中
4
さうかもう、下の子だけと行く園のヤマアカガエルのひとみはつぶら
4
物置に立てかけられた杖二本こわれた傘とゴミの日に出す
6
鼻筋に母の仕度で白を塗りはっぴまとひて神の児となり
7
気を揉んだ 朝食抜きの検査終え 帰宅と同時に冷蔵庫開け
8
やることがあれやこれやと多すぎてまだ朝食にたどりつけない
8
報道の「死亡」が夜には「殺害」と変わる単語の不穏な空気
12
寝るときに 足にそおっと あご乗せる ねこの愛しさ 日々替え難く
13
「やめるんだバイキンマン!」と言う君に分からぬだろう彼の孤独は
4
初鳴きの鶯の声つたなくて梅も笑って花びら散らす
15
蒼穹へ消えゆく糸のひとすじを 誰か紡がん青の続きを
4
トレンドに「戦争とめて来る」とあり卵の殻を
忙
(
せは
)
しく割りぬ
5
春霞 陽奪いおぼろ 静けしや 枝垂れる梢 風のなすまま 気のゆくままに つづら折の峠 春隣
0
抱かるる稚児の指さす若葉へと春はたをやに森ひらけゆく
4
われの世に暇を告ぐる日の色はけふに違はぬあをあをであれ
5
誰から 頼まれている 訳じゃなく 詠んでいる人は 詠めるようになる
2
くりかえす戦の歴史アメリカはイランの次は台湾を指す ・お題「くりかえす」
2
月影の蒼きひかりに君ゆらぎ指先まどう 春は彷徨ひ
7
出窓にて 我の帰宅見つけたり すぐさま玄関待つ君愛し
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