土曜日に アイロンかける 日課増え ビジネスマンの はしくれとなり 

試みに 我がたましいの 叫び声 三十一文字に 刻んでみたい 

ちちはは父母と墓参りした秋分は一年前かおはぎ食べ思う 

奔放に水鳥の子は飛んでいく見守る彼女の祈りと寂しさ 

小中高地元を巡る懐かしさどの町もここには勝てまい 

持っていきそびれたもなかがひと月の湿気の分だけ棚をす秋 

まだ少しひんやり乾く部屋の中 秋というものを待ち続けている 

将来は農業をして生きたいと新幹線から思う、思うだけ 

差し出した この手は届かなくていい これが最後で、かまわないから 

運命と知らないままで取った手の生命線をかさねて走れ 

致死量の ひかりを浴びた夕暮れと わたしはきっと、戻ってこれない 

ほらご覧 君たちを焼き尽くすため ここより生まれた業火伯爵 

呪われた茨が次第にからみつき この恋がいずれ わたしを殺す 

一匹でないてる蟬と六畳の一間ひとまつがいになれないわたし 

爪先を隠して寝たい掴まれてしまった日には遅いのだから 

落ちていけその暗闇の向こうへと笑っても光っても夜は暗闇 

握る手は運命線に接してるスマホの中の消せないLINE 

ねぇねぇ、と君が呼ぶ声甘くって 君の抗体獲得できない 

水溜まり信号の赤反射する 君が来ないと息が痛いよ 

仰ぎ見ればいとも容易たやすく広がる光 閉じていたのは私だったか 

意味なんて なくてもいいの いくらでも 付け加えたきゃ どうぞお好きに 

なりたいな 理想の大人 どこへやら ごまかすことだけ 上手になったよ 

恨みます そんな言葉で 済むものか 地獄に落ちろと 睨む他なし 

君の目が瞬きをする瞬間に生きてると思う新鮮なほど 

閉じるときふと存在を思い出す 指と戯れせし栞紐しおりひも 

バランスを とるのはとても むづかしい 心の声と 吐き出す言葉 

種をまく あなたがまいた その種は 良くも悪くも 芽をだし育つ 

テザリング入ったんやけどまさか彼 なんやワロタわフリーWi-Fi 

その前に胃にはハーブとスパイスを詰め込むきたる火葬のために 

本当はすべての人に興味あり痛みを知らないカメラになれたら