短めの自己紹介も不得手ゆへ 声だけ作る講座日初日
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こそばゆい「あら、おくさま」とスタンプのラインは知らず難儀の妻を
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「ツピツピ」と 何の鳥だか 日の出前 若葉🔰マークか たどたどしくて
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生命を与ふ覚悟で詠ふなら歌人の一撃ジョルノの拳
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無駄なんだ蛙を叩けば跳ね返る凹む頭にスコップの跡
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さよならとシロツメクサと旅をするきみを 許せる葉風のあお
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春あらし吹けや吹けやと舞う砂塵さじん 春風小僧の温太郎めが
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近場では 最近やっと 見かけたり 春はやっぱり 桜はじまり
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缶ビール 片手に持って 笑ってる 俺が選んだ 親父の遺影
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何度でも やり直せると リセットし そしてゲームが ただの作業に
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好きになる 時には理由 要らなくて 別れる時には 理由が要るの
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明日来るあなたに渡すゼラニウム家の魔よけに効果あります
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移り行く日々に抱いた憧れへ歩いて行けるワレモコウだよ
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ストックの白いお花は思いやり店員さんに貰った笑顔
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三つ色の楓の初夏の朝の陽の風の深山の水面の空や
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つま大葉江戸の切子の鉢に盛るトロと栄螺に鯛なら冷酒 
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夜ちゃんとぐっすり眠りまた明日微笑み返すオキザリスくん
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うつむけど 水面に初夏の陽の風に深山の花の揺るる空抱く
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残さるる細きな髪に春風へ波立つ芒の秋のこころね 「のぎ芒すすきの繊毛」
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風に舞う綿毛に揺れるタンポポへ母の笑顔を照らして歩む
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出産の 捻じれ苦しむ 夢を二度 見た我が抱く 母の愛かな 「五歳位の時に見た夢」
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咲いていた花をおくびに出さぬ木はクラス替えした友達未満
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治まらぬ腕の痛みと違和感に負けて明日は整形外科に
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欲しいのさ 小説家並みの 饒舌さ より 喉の灼ける 情熱が
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芝桜 台に乗せらる チワワたち 虚なる目を 誰が為に撮る?
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「もう少し気楽に生きたら良いんスよ」 新入社員に言われて泣いちゃった
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見直せば記憶と違うことばかり それでも何も問題はない
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普段は食べないカップ麺を選んだよ  ハクビシンは電線を渡る
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帰る雁 剱超えるや 冴ゆる空   泣きしたたり 剱凍てつき 静けしや 
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亡師の声は正夢なんだ昨日きぞ載りし朝刊の歌忘れざらめや
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