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お正月 休み終わりの 最終日 最後の最後
足掻
(
あが
)
く夜更かし
9
七日連続ネット三昧醍醐味も苦味が濃ゆくなりにけり
6
抱きしめた 温もり残りし 君が背は 母を追い越し 春を迎ふる
12
ご立派でご長寿なのに幸福か皇居で暮らす盆栽に聴く
14
無の中で有を生み出す心の火 文字を
焚
(
く
)
べては焚き火を見つめ
13
珈琲の湯気に「まる」と書くような そんな明日を期待している
13
納得のお家カレーのルーできた 手の届く値の米よ何処へ
5
毎日を壁面ミラーを見て過し飽きることなき病衣の十日
17
「美味しい」が百均の皿で跳ねている そんな夕べもいいなと思う
13
高層のホテルの壁はミラーにて日毎の空とビル群映す
15
丑三つはあえかな道の開く
刻
(
とき
)
すっと心が抜け落ちる
刻
(
とき
)
9
「主婦なんて」とひとくくりにはできないね 深皿に盛る今日の幸せ
18
「赤い糸」なんて信じていなかった 紅茶に溶ける砂糖の白さ
18
ハッピーに行こうぜ、馬。きみの背にたぶん僕は乗れないけれど。
13
「馬」という漢字のなかの四つの点逃げださないよう釘を打つ夜
16
「頑張れない」という言葉さえ頑張ってひねり出してるたぶん、無理です
14
一度でも 鳴らすの悩む 呼び鈴を 何度も鳴らす 同部屋のジジイ
6
大体の嘘はニベアで隠せるとガールズバーで教えてもらう
10
たいせつなものをなくして 浮かぶなら 詩的表現 ノーサンキューです
13
友だちが ベッドの下に 隠してる オレンジ通信 デラべっぴん
4
若い頃 よく女の子に 薦められ 積読してた 銀色夏生
5
もう一度会って話をしてみたい。時計の針を戻してほしい。
8
ありそうだ鶏パタパタ雲の上モグラは素潜りアワビを狩って
10
サメ跨ぐ度肝抜かれた演出に爆笑したのは遠い過去の日
4
カントリーロードと追風 いつか全部持って帰るまでお元気で
5
山茶花に集う雀ら
可愛
(
かい
)
らしと慈しむごと満開の紅
23
生き方を忘れた大人が縋り付く子供は後ろを振り返らない
8
ようやっと
老夫婦
(
ふたり
)
きりの正月に すき焼きなどをつついてみている
18
不従順を 叱りて鞭を 当てし事 悔やめば馬の 背を長く洗う
16
泥のよな不安とイチャつきままならぬ日々をなんとか藻掻くMYアオハル
5
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