アネモネの種の息づく夜明けには紫一輪立つ石段の端
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有名人の炎上なんて対岸の火より遠くてガス火が怖い
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恩寵か出もの腫れもの咳くしゃみ頭痛腹痛腰痛歯痛
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気になってまた会いに来た柴犬に「売約済」の真っ赤な文字が
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君といた春注ぐ海みどりなる 炭酸水と後悔で割る
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撮りためた スマホの写真に エセ短歌 添えたフォトブック 作ってみたで →🦓で
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薄氷の 弾け砕ける 春日和 淡雪溶けて せせらぎ早し 野山さえずり 木の芽たつ 
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韓国のGPSを語る母指摘せぬのも愛の一つか
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ギロチンが御神体だという神社参拝したい供物を持って
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開け放つ 窓から入る 風はただ 雲行きだけを 教えてくれる
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ふんわりと 浮かぶ白雲は 綿菓子か「おやつ」がわりに 甘い雲食べた お題(おやつ)
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あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を 独りかも(鴨)食ふ /パロディ短歌選集
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これヤゴもバクもカエルも浮く池のしるとも知らぬ王様席へ(百人一首・十)
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鼻の色は移りにけりな痛さうに杉のこな降り泣く目せし間に(百人一首・九)
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腐った時代に生まれたせいにして魂抜けた人生送る
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わが甥は琵琶湖のマスにシカトされ嫁にうじうじ人の言いなり(百人一首・八)
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ガマの腹切り裂き見れば春日屋の三笠が山と出でてツキかも(百人一首・七)
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借る詐欺に渡したカネは億千万シラ切らるればサルボボを蹴る(百人一首・六)
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奥様に揉み手する訳泣く部下に乞われたからよ あげる風呂敷(百人一首・五)
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タコの旨煮仕入れてみれば素人のシェフは高値に首を振りつつ(百人一首・四)
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ふくびきの山鳥の尾をねだる子よ泣く泣く親はヒモのカモネギ(百人一首・三)
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新生活 人生初の 給与で買う 六畳埋める シンセ いかつッ!笑
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派手すぎて厚くてケバい白壁の頃のホステス 尼になるかね(百人一首・二)
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飽きたのに介護のいらぬ虎を荒み我が衣手は血に塗られつつ(百人一首・一)
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藤棚の 花触れたくて背伸びして さき両の手 伸ばすおさな子
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ランドセル 傾けながら ゆく背中 見送る朝の 光眩しく
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何処までも冷えの増す身に脅されて季節を戻す卯月の二十日
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燦々と澄んだひかりに歌を添え小鳥鳴くは淑やかに
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移りたいところは新機種未対応ひとつ前とて売れ切れのかい /スマホって···
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祖国なる米国アメリカに思ひを馳せて 日の本の空仰ぐハナミズキ
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