豆乳とミックスナッツとイブA錠いずれも飲みすぎ食べすぎ注意
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布団かけうっすら目を開けまた眠る君 母の愛は永続し
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私だけ覚めて半身起こす闇あなたの寝息白い指先
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通行人Aにも帰る場所がある 皆足速みな あしばやな初冬のビル街
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ムーミンのレターブックを捲れども送る相手は異星人かも
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惨めさの最果てまでも堕ちてゆけそれが僕らのアジテーションだ
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カメラ屋で地図カレンダー貰うため久々に行く池袋まで
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グラサンがドアフォン越しにドアを蹴るッ!ニャンたる失態!鳴いてバレたか・・(かつての恐怖)
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心捨て言葉も捨ててスマホ見るここは淋しい星なのですか?
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朝の度植物たちに霧を吹きこれも一つの祈りの形
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淋しさは淋しさのまま今日の日の淋しさいだき淋しく寝つく
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トマト缶あれば 何かはできるのね しめじ・まいたけ ウインナにコンソメ>チューブにんにくを少々
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「えびす講」孫と 帰宅 待ちし母 けんちん汁を 三人で食む
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いにしえの雨は大地に脈々と流るる想ひを未来へ託し
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鉛筆で 書く音なぜか 懐かしく 午後の窓辺に 西陽差し込む
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水をいれたコップのような完成が言葉で出来ず釘で文字書く
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親も子も 毒も薬も 喰らいつつ お腹くだして うたかた処方
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沈むウオ浮かぶ泡とが交わって夕暮れがまたいつもの闇へ
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外干しで冷たく乾いた洗濯物ほしものと共に温もる床暖の上 /ほっこり
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華がない だからどうした漢なら 生き様死に様 背中で語れ
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色と色重なる街のクリスマス硝子ガラスに映る二人の影が
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煮詰まった 頭を覚ます 屋上で チョコを一口 甘さにほろ酔い
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氷張る小学校のプールには思い出という宝が沈む
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窓辺から 空を見上げて オリオン座 澄んだ光は 冬のギフトに
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粉雪の降り落ちる空足元の白い靴跡点々として
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キラ星の如くデビューのアイドルも数年後には名前を忘れ
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百均のセルフレジ終えホッとする 家に到着品物がない😩
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飛んでゆけ澄んだ空気を突き抜けて未知なる炎は富士の雪まで
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寒くなり夜中に目覚めぼんやりと声が聞こえる昔の彼女
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禁断の果実よりもぼくらにはドーナツ半分個が向いている/『親友』
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