窓を打つ雨降りのの残すのはひかる雫のさき淡色
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工場のフェンスの内のはなみずき四月の雨に花散りぬるを
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ざわざわと四月の雨の冷たきにいたち轢かれし道にそぼ降る
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春紫苑ハルジオン 引っこ抜かれし身分なり されど健気けなげみてたたず
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予報では「黄砂土砂降り」するはずと妻の知人の言い張る春や
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新緑と 苔むした庭 朝のカフェ 貴女と過ごす 癒された我 
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白い空 今日は一日雨が降る 傘は面倒 黒い空では
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ドアなれば出てから閉めるを逆しまにおでこぶつける茶飯事となり
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朝陽射す 垣根しなだれ 朝顔の  陽背負いその影 薄れ消えゆく 一日花の儚さよ
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目の前は身ぶり手ぶりのエンドレス私は死んだ人と対話す
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win - win - win 僕は自己満伝道師キレイに糧る日々の仕事は
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春の宵 霞かかりて  朧月  月の影射し 水なき空に  桜舞い散り 白一色 波桜
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街中の空き家棲み処となりたるや轢かれしいたち 子らのありしや
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街路樹の長き枝 めぐみぬ若葉 バス通りに 緑のトンネル
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さり気なく 軍国主義が 近づいて つつがなきこと 悪しき予兆
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街中に棲みにしいたち轢かれたり投げ入れられるゴミ収集車
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烏さん 何かくわえて 巣作りか 朝に昼なに 勤勉なりし
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生い茂る雑草の奥朽ち果てた荒屋さえも眩しく映る
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あめのあさ アンモニャイトの ねこ眺む ひとり足りぬよ 段ボールかな
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ラジオからカセットへ落としたアオハルにクリックひとつアクセスしたり
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旅の空 朧月夜の 花の下 幾山越えて 大海渡り 夢追いかけて 桜散り舞い 心静けし 
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この山の 「形・濃淡 」 ブロッコリー 新緑の頃 食べて候
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ひんやりな布マスク数の少なさに夏日でかすめどまだまだ四月
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哥らしき 哥は詠めども よき哥ぞ 年経(ふ)るなべに 詠みかたき知る
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そよ風に髪をふわりとなびかせて足取り軽き春の坂道
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猫族に なき醜態と 竈猫(かまどねこ) 耳目を凝らす 夫婦喧嘩に /『吾輩は猫~』
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早く寝て 明日に備えむ ガラス戸の 亀虫消えて 夜ぞくだちける
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山ほどの 借金による 豊かさの 揺らぎてついに 武器に手を出す /武器輸出緩和
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帰る雁 泣きしたたり 冴ゆる空    風吹き荒び 魂透き通し 静心
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梅の木は 緑を増して 若々し 花を落として 自由を謳歌
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