総書記が核に拘る理由なり 核武装こそ有効なること
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現実はかくも露わに証明す 「核なき国」は攻撃される
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紅梅や かほりに咽ぶ 朔日の 揺らぐる波斯ペルシア 薄れゆかん
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早撃ちのガンマンのよな攻撃に アメリカ人の本質を識る
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たまにはさ ほかの味とか 試したら? ああとりあえず ポッピングシャワー
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真っ暗な闇が明けて見えるのは 太陽浴びた黒蒼瞳羊駝あの子らの姿
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クッションに頭乗せ 毛布を被り 飼い主の寝姿のよな犬
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「ありがとう」の言葉を添えし春の花 墓前に供えあなたと話す/3月1日夫の命日
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おはよーと 声をかければ おはよーと ミモザが笑う 顔を真っ黄にして
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どんどんどん図太い廻しを締めてやる柱がしびれる打て打て張り手
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ポン酢ない買い置きあったはずなのに ただの物忘れだと信じたい
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過ぎていた  花盛りから  来春に  心寄せたり  葉桜かな
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枯れ茎のあじさい見れば芽吹きゆくみどりごを抱く弥生のいのち
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難しいと思うのは方程式でも外国語でもなく生きること
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現存の天守に続く急階段 戦の知恵を今に語らむ
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我が家には 愛猫きみが定めし序列あり 猫様一番下僕しもべは二番
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目が覚めて 絶望感が 勝る日は なんとかかんとか 息をしている
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ユタ州より六千キロ余も走り来しWSPRウィスパーをわがアンテナが受く
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はるか西 爆撃そらをおそれて眠れえぬ子らに比する手中のルネスタ
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踊り子がひとり回るオルゴール グランパドドゥの夢に囚われ
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君と僕 黄身と白身は月と雲 ジュワーっと見つめて蓋して蒸して
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山深の 雪解川 薄氷弾け  岩を噛み  梅の香溢れ 春を待つ
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春雨の おぼろ霞て 山の端よ 朝の陽射すや 光こぼれる 銀嶺の嶺
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おろし風 山冴え返り 静けしや 白銀の舞い 凍る月影
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冬寒し 埋み火おこし 笑みこぼれる  氷雨窓打ち 月影冴ゆる
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茅葺きの 囲炉裏火弾け ともし影 峠凍てつき 去ぬ後ろ影
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春よこい くれない燃える 蝋梅の 梅の香残し 花舞い上がる 風薫る
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睡眠を削って浸る出馬表 化ける百円ミラクル信じ
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星が見えない夜だと気付いたとき上を向いて歩けていると気付ける
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短歌詠む、瞬間を又切り取りし此の頃の僕、永久機関
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