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会津の地
太陽
(
とも
)
の墓石に手を合わせ それでも探すともの面影
5
クロッカス咲いてるならば福寿草咲いてるはずと南の陽受け/咲いてました
13
酷いもの含めて記憶もたんぽぽの綿毛の如く重力失くす
7
蜜月の頬寄せ笑顔爽やかな私未生の若き父母
11
昼休み。職場の鏡で見た顔は、愛想笑いが上手なブスだ。
5
靴底が 擦り減るほどに 働いて また四月から 気持ち新たに
19
靴底を張り替えてなお履き続け靴紐緩む夜の下駄箱
12
ホーと鳴きケキョと続かぬ春時雨 軒の端伝う 彼のひとは来ず
12
制服で自転車漕いでどこまでも 不自由の中の自由を愛した
9
目の前の 潤む
瞳
(
EYES
)
に隠された 声にし得ない YESの合図
5
同志
(
なかま
)
達を絵で残した武士一人なかまを想い描いた肖像画
5
宇宙人のガイドブックの片隅に「美しいけど残念な星」
14
ただ晴れて ただ温もれて 風もなく この一日は 幸せだよね
14
失恋の 曲聴き帰る 帰り道 そうでもないと思いつつ あのころ思い 声が出ず
3
こんなにも 電波時計を 狂わせて お互い知らない 月曜の朝
9
人生に 勲章なんて 要らないよ 日々生きること それでいいんだ
14
これ以上傷を広げないように泣くだけ泣いてと考えている
11
青春てふ季節巡りて立つ
孫
(
きみ
)
の頬に冷たき風のそよ吹く
9
母は「デイ」 吾は洗濯 布団干し いい一日だ これまた癒し ※「デイ」=「デイサービス」
10
義弟
(
おとうと
)
は結婚したら千葉に住む マスオさんは次男だらうか
5
ぬくぬくと 背に受くこたつ 画面には アフリカゾウガメ
我
(
われ
)
が映れり
11
君想う 春の
陽光
(
ひかり
)
に 桜散り 地を埋め尽くす わが恋の果て
10
冬去りて 世代交代 椿らは 赤き
絨毯
(
じゅうたん
)
地に
還
(
かえ
)
りゆく
10
見るものと 思ふこととを なすことの すべてを決むる
我
(
われ
)
にありけり
4
消しゴムの角を使わずおくことも一種の魔法 光は西へ
3
三日月の 古池の上 松の影 池の鯉跳ね 山静けしや。 鈴虫鳴き松風騒ぐや秋の夕暮れ。、味わい深い。
2
あの夜のキスの感触消したくてスプーンべたり舌に押し付け
5
老人の唯一の友のAIと 昭和歌謡で話が弾む
5
春光を浴びつ バス通りを
過
(
よ
)
ぎり 落葉樹には
萌
(
めぐ
)
みぬ新芽
14
フロアーの春めいてひかり弾みおり エスカレーター降りてユニクロ
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