自宅にて 花見弁当 広げれば 雨には勝てず されどつまの笑み
9
靴底に花弁を付けて帰る子は 春の便りを我が家に運び
19
桜花に負けじと枝の下にあり艶めき萌えるたんぽぽの花
17
子供らの歌聴きながら家事をする 今日は花曇りのち雨の一日
9
新年度 あいさつ回り 時追われ 雨天の土曜 車中で一息
14
週末に 雨に打たれし 祭り場は 静寂の時 耐える店員
14
嫌われて 出て行かれたけど 会っている たまに話すと 面白いのよ
1
雨に濡れ 桜色増す 老木を スマホに写す 笑顔の夫婦
19
春嵐ひとときの夢散り残し季節は先にゆこうとしてる
17
風が吹く桃も桜も吹き飛ばし春のただ中切りさくように
13
片隅に薊の花も麗しく緑息づく彼女の箱庭
4
パソコンで 文章書けば 緑内障 両目が熱く 悲鳴を上げる
1
お気に入れ 化繊の帽子 洗濯に 出してしまって 頭が寒い
2
久し振り 土曜休みは 特によし 解放された 心楽しむ
1
怒鳴らずに こどもを叱る 技術より 寄り添う心 優しい笑顔
1
聴かれない副音声としてもなおあなたの歌を詠み続けたい
12
真っ黒な生に戦慄く海の色死の優しさの青に変わって
6
厳冬をこらえて咲いた花々の春冷えに散る世とは悲しき
10
雨声うせい止み 扉を放ち 一呼吸 雨の残り香吸ひつ 散策
19
あくせくと 機械のように 動く人 心失い 近寄りがたい
1
母さんが勝手に空に逃げぬようベッドに柵と番猫を置く
16
我としては月一のぜいたくとして  かつやのカツ丼梅をひとつ
4
怠け者 よく言われたな 何もせず ぼーっとしてる そう見えるかも
0
いいとこも 悪い所も ある方が 個性があって いいんじゃないか
0
好き嫌い してはいけない 人間も 成長のため 健康のため
0
早々の 南風はえは不気味な 調べなり ガタつく窓と 去る時を待つ
12
連れ出して欲しいとおもうハルウララ サクラはいまだに咲かないままで
3
おべっどから おみみがよっつ はえている 外は雨風 春の嵐よ
19
胸の中、レースのように重なった思いがいつか真珠をつくる
6
心臓をあげます しろく輝いた、それは確かに愛だったのだ
3