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初詣豆まき恵方もスルーして福を避けてるわけではないが
9
我が膝に飛びつきぬ 人馴れし犬 肉球跡の 土のスタンプ
14
春が来ぬ 自転車パンク 直す度 もらったテレビ 映る瞬間
0
つかの間の 陽に照らされて 木々の枝の 雪落つる様に 春を夢見る
6
初めての古着屋ひとり向かう冬 若草通りに告げし春の
音
(
ね
)
4
孫の手紙 ひらがなの文字 漢字に変わり 前進みゆく 君は中学生
4
節分には 大豆と鰯 今もまだ 恵方巻きには のれずに過ごし
8
静電気私の指を刺しながら春はまだよと意地悪をする
6
寒すぎて ご不浄行くにも 上着着る 今日は立春 さあ後ひと月
8
山茶花や 散るを見しより 我が恋は やるかたもなし 風にまかせて
2
山茶花の 散りしきる庭に たたずみて 逢はむとすれど え逢はぬ君よ
(
)
3
2年ぶり玄関ベランダ「鬼は外」誰も居ないを幸いにして
12
取りあげるテーマに不満なけれどもエムシーの声やや聞きづらし
5
新しさを拒む気持ちがひとつずつ上乗せしてゆく私の歳を
6
にゃおんという 呼び声ひとつ いとしくて なんでも叶えてやりたく思ふ
17
満月とともにやってくる 月のもの 呼んでないけど まだやってくる
8
星に願うと 希望を疑わず歌う星達 眩しすぎて今は目をそむく
3
幼き日 心を満たした あの宝石 今となれば 心を蝕む
3
若草の泉に寄り添ひ陽に向かひ 雲雀と歌ひ風とそよげる
8
一日を一日をただ凌ひでく
生業
(
なりわい
)
ともに生きて参らん
7
恵方巻き 残業帰り 売り切れで ままならぬ世に 月は綺麗で
19
立春の 光りにダルマ 解けおちて 幻と知る
形
(
かたち
)
ある
故
(
ゆえ
)
の
15
「あんなにも優しかった父」と書く ペンさえ重い冬の朝です
17
「
広重
(
歌川
)
」が 描きし「
みゑじ
(
美江寺
)
」 目に留まる 紅き椿に 想ふ
古
(
いにしえ
)
16
最期まで ごはんを炊いて 味噌汁を つくって食べる 老いさらばえても
/
立春の朝
21
朝の湯に身体を深く沈ませて深海魚へとなりゆく気分
10
窓外に 息のむ程の 白き富士 ベストショット狙い 車内彷徨う (身延線より臨む)
9
果てしなき想ひモクモク夢の白 青き空へと雲の階段
10
恵方巻き 色々種類 食べたくて 切って盛り付け ご利益は無し
20
この先はT字路だと知っている カーブミラーの東から朝日
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