カンガルー 厳しき自然 母子ともに 乗り切ってなお まだまだ続く
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ほの暗い体育館に残る音 セロハン越しに光る粒たち
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はじめての 発表会にて サックスの 音色響かす つまを見守る
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高市氏 俺とおんなじ 「Rock」ロック 世代 土俵は同じ 政治政策
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約束ちぎり場所 窓から望む 蒼天の 南山なんざん肴に こいねがうけり
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複垢の全部が一緒のタイムライン 私はほんとにつまらぬ人だ
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あるあるな友情努力勝利なる ジャンプ理論に則した「大河」
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名残惜し城下の桜ありがとう風がささやくまた来春に
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山吹の 一重と八重のありしこと 知らずを詫びる 咲き満つ花に
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うしろ髪 しなやかに揺れ 残り香溢れ  生きる満ちる 乙女去り 春惜しむ
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昆布こぶかせシャキシャキセロリ浅漬けに 夫の「美味い!」にドヤ顔返し
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ストーヴの石油も尽きて仕舞ひ頃 兜を飾る相談をして
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胸骨に風を受け止め七分丈 床屋帰りの頭撫でつつ
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ほんのりと春にきえゆく雲色は舞うひとひらの花びらのよう
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現世で 能ある人は まことなく 足を洗えよ 分相応に
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昨日落としたポップコーン今日食べる 思い出の味 しけた塩味
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春の陽にひときわ映えし花蘇芳はなずおう日々楽しめというが如くに
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遠き日に 思い馳せる 夕暮れは 秋風立ち 葦の葉戦ぎ 山の端陰り 茜色
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新緑に皐月の花の咲きめて青空仰ぐ紅ぞあざやか
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階段を下りる膝の痩せ ひと足ごとく息にせめて短歌うたを乗せんと
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春盛り 日差し浴びて まどろむうちに  桜舞い散り 葉桜映える 夏来たる
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夜へ放り出した体から落ちる個体液体まざりあえない
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ちびまる子サザエさんにかされて また通常いつもよと休みを閉じる
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若きより 人の視線の 減りてゆく 装ひてなほ 装ひて生きむ
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先達に 学ぶ事あり 吾が世代 言うは易しく 行う難し
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自らも 確たる差別 戦犯で如何に支えり 工夫なき世を
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重装備 なんと重いか ランドセル ブザーGPS  令和の一年
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若葉より癒しを得られ一服の珈琲は青い瓶の魔法
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凪ぐ風に 貨物列車の は優し お休みなさい 「Good Morning」おはようございます
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吹く風が僕らと桜吹き飛ばすひらひらと舞う僕らの心
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