炬燵出し 籠に蜜柑 皮を剝く 当たりと願う 冬、山茶花
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身勝手な希望を映す幻燈機 席を立てないあやまちの恋
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春先の陽気と予報伝えるが日陰歩けばやっぱり冬で
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メンヘラは可愛いとか言えてる君はまだ私を知れてない
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挨拶は 大事と言うが それよりも もっと大事な ひと言がある
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雪が解け重なり合った掌は愛が交差し熱が絡まる
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皆眠る 刻はつとめて 書を開く このひとときは 我が財宝たからなり
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朝どりぞ つげまちがえか 暗はれば 朝の道けり どろのぬまかな
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早朝の ダイヤの乱れに 涙する 神の朝日ダイヤの 乱れを思えば
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腹が空きまた腹が空き腹が空き 気付けば汚れ洗って眠る
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くそくらえ 配慮親切思いやり 当たり前さえあればいいんだ
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早朝のコメダで憩う人々は 目覚めた顔とこれから寝る顔
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酒を飲み 昔のことを クドクドと ほったらかして ごめんと言う母
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空缶と温めたけど冷えきったコンビニ弁当炬燵の上に
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東京と大阪巡る大環状 往路は北陸 復路は東海
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わかること声と笑顔と爪のいろ 今日は会えないワンモアコーヒー
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地下鉄に 凛と咲いてる 一輪の 百合と目が合い 見惚れた初冬
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鼻詰まり メンタムを塗る 鼻の下 部下が笑って 報告できない
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冬日向まきの上には名も知らぬ蜂 黄金の腹動きたり
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帰り際 手を振るお子の良い笑顔 またねと言えぬが辛いところ /クリニック受付
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梅田から 西宮まで パン背負い 徒歩で避難所 友を探して
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揚輝荘 新年茶席 穏やかな 小春日和の 冬のひと時
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黒歴史 俺には無いと 思うけど 側から見たら 黒歴史なう
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捨てられぬ 古き手紙の 薔薇色に 変色すまで また仕舞い置く
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さへづりぬメジロ 窓辺に座りをり そばだてる猫 冬のラプソディー
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若い時 マジになるのが 恥ずかしく 今はなんでも マジでやる俺
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いたずらにひとの好きを笑うお前。大層な趣味をお持ちのようで。
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ありがとうございます!鍛えています!泣くのにも体力がいるので!
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孫たちよ 子らには悪いが 孫たちよ 愛しさだけを 上書き保存
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誰かの記憶にある僕の町は冬咲きの蕾が咲く異国かもしれない
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