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散歩道いつものルート公園は傍で演説ちょっとやかまし
3
スパ銭の帰りのバスは待たされて体冷して帰ってきたんだ
5
下の名で 俺を呼ぶのは 親だけで 他の奴らは 苗字にさん付け
2
雪捨て場 砂場に作る山のごと崩す運命されど懸命
11
つらつらと 歎き恨み 吐き捨てど 君の無き世 未だ拒みつ
5
渋谷駅 思い起こせば 我が心 忠犬めくとは 思はぞなりけり
6
店の名の 入ったマッチに 火をつけて 落とす灰皿 誰も居ぬ家
6
やわらかき種ひそませて頬に風 君とバス待つ二月一日
14
肝っ玉母になれぬを責めつつも 手羽先煮込む鍋の静けさ
13
やわらかく煮える卵に託すなり ごめんと言えぬ私の愛を
17
降臨す天使のつもり地上には適さないから羽根も無し
6
ただ在りて何事も無し花が咲いてはしおれるように
7
ザックリと切ったキャベツに混じりおる小さな命大きな悲鳴
12
鍵をかけ深く沈めた箱の中現状維持で夜が始まる
8
洗濯物
(
ほしもの
)
を畳んでくしゃみ一つして ちょっと困った春の兆しよ /花粉
16
出会いより別れが多い駅でした 大宮駅も人で溢れる
6
如月の望月の夜に花はなく 西行の世とひとつきのズレ
14
足元は陣取り合戦指先を黄色に染め上げ冬を頬張る
8
初雪を固めて作った彼だから 春を待たずにいなくなったのね
9
とびこえて ねつをおびくる よるまぎれ 雪まくそらに つきの
かさ
(
暈
)
さす
7
自らの整え方を心得よ 日を追うごとに強くなれるよう
8
適職が芸術家なのは、不適合者ではなく規格外だからさ
5
宝物みたいな言葉 ずずずっと頭の中を塗りつぶすまで
5
へこんでた 友が笑ってくれたから 昨日の失敗 しといてよかった
21
同じ親の子だとて 好み異なりぬ 姉は好き
吾
(
あ
)
は苦手 椎茸
20
腹を割り されど返答 的を射ず 愚痴こぼしても 濁り深まる
6
お腹空く頭が上手く働かないきっとそのはず食べちゃいなって
9
空腹は嫌な記憶を思わせるドーナツ食べろ今は守りだ
9
傷だらけの私をみても困らないで つつがなく生きて欲しいな
6
白雪の記憶を辿る 毒林檎 喰まずにいれば終わる恋かな
9
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