今月で 閉店します カフェ店員 話す言葉に 悔しさ溢れ
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日曜の 挨拶まわり 小旅行 桜吹雪に 見送り受けて
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アイデアを まとめる為に 夜散歩 カレーの香り パワーが溢れ
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楽しみを選んだはずがリュックには「不安」が勝手にパッキングされ
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どっちでもいいよと笑う春の日の 僕の脳内ずっと文化祭
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気持ちを詩に綴るなど出来る筈もなく広がる虚空 以下余白。
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油断した長袖全然持ってない 寒さはまだまだちょっと続くのに
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消えた短歌思い出してはメモに書きまさに推敲二つ三つ四つ
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ぜいたくな悩み干し椎茸しいたけどう消費 弟からのふるさとの味
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ワイヤレスだからこそ転がってきたそれを拾う手、有線接続。
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朝陽射し 朝露濡れる 野辺の草    しずくしたたる   白陽射して 若草萌える 大地漲る
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曇り空映えぬ桜を見上げれば見えぬ鏡に向かうさまなり
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血の色に染まりて蕊や 散る桜 連理の枝にゆくへぞ問はむ
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顔恐し夜の静寂<しじま>に咲く桜昼間の笑顔まぼろしのよう
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家が建ち 庭で子供を遊ばせて 幸せなのか 俺じゃなくても
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桜咲く住宅街を通り抜けスーパー巡り松葉茶買った
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朝陽射し 窓に映える 君の影  夢かうつつか 白陽射して まぼろし消える
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このうたた寝がそちらへと続いてるかもしれないそれでもいい、春
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ぬか床の醸す温度は人肌に 如何に胡瓜の漬かり加減は
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道端に打ち捨てられた私さえ 煌めく君が巻き込んでいる
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歩道橋から見渡せるパノラマの街に桜の敷き詰められたり
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思いすら消してしまえよ五・七・五 右手に溝川どぶがわ 頭上にオリオン
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卒業という出口へと続く坂 最後の春を履き潰しゆく/明日から四年生
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五も七も 三十一も 十七も 私の声も 皆互いに素
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繋ぐ手を見咎められるふたりこそ花の命と咲くを止めえぬ
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学び舎に 桜踏み分け 行く児等こらの 背を見る時ぞ いとほしきかな
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眠らない 街に煌めく ネオンより ありよりのあり 人生の数
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春のゆく花は散り際見定めつ繋ぐ手解く「さよなら」もなく
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舞ふ桜 躑躅つつじつぼみ 顔を出し 初夏の如 風温し清明せいめい/二十四節気
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春の夜に 紡ぐぬくもり 憩えるなら 今もほどけぬ 花かんむり
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