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遠き日を 思い馳せる 夕暮れの 秋風ぞ立ちて 葦の葉戦ぎ 山の端陰り せせらぎ詫びし
2
黒歴史 絶えなば絶えね はなばたけ ねあげうけふも はなやかれむ
3
らいおんは おはようから おやすみまで なぜだかくらしを みつめている
4
瑠璃や藍あかく咲けざる紫陽花に降る雨沁みて土染まりゆく
7
どん兵衛をすすって深夜ラジオ聞く 見えぬ仲間も期末試験か
8
知らないでモヤっと不安でいるよりも 学んでしっかり不安でいたい
8
花見風邪 売薬服んで誤魔化して ぼっとしたまま月曜の朝
11
薔薇を摘む横顔に棘、深き隈 今宵纏わぬ気高き白
5
物音に動じず 熟睡す愛猫 よほど疲れてゐたのだらうか
12
ステテコをエアリズムにと替えた朝 開脚幅が少し拡がり
15
「暑い」とふ久方ぶりの形容詞 いつもの電車に駆け込んでみて
12
各局で 開花前より 競ふよに 報じられたり 思わるる花
4
薄雲を通り無影の朝の日が満開梅をこんもり照らし/デフューズ
11
どうしても馴染めずにゐる我が世代 ズボンをパンツと呼ぶことにつき
14
あさが来て 新大陸を 見たような 海が割れたの 庭の雪解け
19
子の爪を切らうと新聞ひろげ知る土屋文明賞立ち上がり
8
土曜日の管理者イベントロブロックス五百七十万に
入
(
い
)
るきみ
5
啓蟄も 虫も見かけぬ この土地に 蔓延っている ショウジョウバエ ※温暖化と「土」や「緑地」の減少か?
6
T
シャツと短パン姿
父娘
(
おやこ
)
連れまだ寒かろが風
弄
(
もてあそ
)
び
15
一戸建て 庭付き無しが 趨勢も 庭の有る家 少し豊かに
10
さくらもち葉ごと含めば二人して難儀忘るる
春香
(
はるか
)
に染まる
21
明け方に キミの残した オリーブを 手掴みで食べる 気づかれぬよう
6
二株のクリスマスローズや雅なる
赤白橡
(
あかしろつるばみ
)
青白橡
(
あおしろつるばみ
)
5
チョトコイと 忙しなく鳴くコジュケイに 春の眠りを奪わるる朝
18
野良猫をとんと見かけぬ町となり駅前開発ついぞ始まる
24
嫌われる 都市型クマも 命懸け 裁判官は 猟銃を持ち
9
春霞 遠い輪郭にじむ夜 届かぬままの祈りひとつで
5
暗き世は 愛しき世なり あと少し 「力」蓄え 日の出を待とう
11
行く道へ転がるちさき石の名は吾の気に掛けた明日の石とす
17
美味すぎた鶏白湯麺のレシートを再来店の切符として抱く
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