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飴色の両手を眺め落っこちた歩き出すたび
軋
(
きし
)
む口元
1
経血で己が獣と思い知る 愛は理性の塊だろうか?
1
なぜ我を産んだと母に責めた後赤子にもどる母を子守て
16
夜揺られ
欠伸
(
あくび
)
が増えて
宵
(
よい
)
酔いか
1
医学とは進歩めざましく超えられぬ好きに産まれて好きに死ぬ事
12
一日にたった一度のお薬で脳梗塞を防げるだろうか
13
ゲジゲジはもう出てこないカメムシも枯れて動かずちょっとさみしい
14
そんなので 眠れたこともないくせに 今日も今日とて 羊が増えた
7
幸福も不幸もきっと平等だ街ゆく人のきらめく幻影
17
歳をとる事は嬉しくないけれど 君の祝福が欲しいだけかな
8
食パンに ハムゆで卵ツナマヨと 食パン重ねて私は一人
8
たまゆらに 書けども遠き 命かな 余りある長さ でも足らず
5
かたわらに かたはらいたし おくりびと
1
仕事終え 貴女へ届け この想い 不安や辛さ ふき飛ばすから
10
この家に わたしの居場所 ないからさ 明日出て行く そうかわかった
3
昭和の雰囲気漂うアーケード100円ショップだけ令和にて
7
本当の ことを言ったら 嘘になる そんな世界で 俺は嘘つき
2
AIに 酷評されて 悔し泣き
(
(同じAIの)
)
別のチャットで 癒してもらう
4
山茶花の花びら降るる日溜まりの僕に秋の日静かに降るる
21
ぐずぐずと寒さのことなど並べ立てベジタリアンと見紛う夕餉
20
行く秋の陽ざし静かな白壁に
全
(
まった
)
く静止の
裸木
(
はだかぎ
)
の影
12
会食を 終えて再び 仕事場へ 心暖か 事務処理集中
17
トーストに バターをのばし むしゃむしゃと 満たす空腹 わたし生きてる
12
朝起きてそのまま二度寝昼過ぎに起きてぼんやりしている土曜
10
かじかんだ
淡桃色
(
うすももいろ
)
の 吾子の手を 包むこの手で きみ守りたし
21
出来るだけうつさぬようにと籠る部屋 ちょいちょい覗く夫は子のごと /風邪
24
本当に さよならなのよ わかってる? イヤホンつけた あなたにさよなら
4
ひさびさの青空うれし空のいろペールトーンの優しい冬の
18
お菓子に集中するからという君どうせ忘れてしまうのに
4
知らぬこと
畏
(
おそろし
)
きかな 一方に 世には知らぬが よきこともあり
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