妬いた妻痺れるほどのマキビシをひと箱三重に買いに行きけり(百人一首・四十七)
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虎の子と隠すグラビア差し押さえ行方も知らぬ古書の店かな(百人一首・四十六)
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アワビ五個隠ぺいをしたハモ肥えて身の至らぬを恥じるヘビさま(百人一首・四十五)
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「なひ」のこと「ねへ」と言ふなと妻宣れば「なほらねへ」とぞ我の応ふる
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飼うことをあえてしなくてカナカナの羽根をも身をもなまでサラメシ(百人一首・四十四)
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見合いする友の衣に忍ばせて孵化したものは主にザリガニ(百人一首・四十三)
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イチジクに辛子もそれと知らぬ顔鵺は悪さに何食わずとは(百人一首・四十二)
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ホステスがワカメはまだとパンチ蹴り一人こっそり重荷負う鹿(百人一首・四十一)
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藤を見る高三の日の夕暮れは数式を解く学食の窓
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五月雨に躑躅つつじの揺るる窓外も君に浸りし想ひでばかり
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言葉って難しいよね意図しない受け取り方をされてしまうし
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道端に名も知らぬ花凛と咲くしばしたたずむ不意の寄り道
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現首相 抗議のデモの 報道が なされぬ理由ワケに ただただあっきれた
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贔屓目に見てもやっぱりなんとなく パっとしないね昭和天皇(バタフライエフェクト観て)
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言いかけた あの言の葉は 今日もまた 山手線の 網棚の上
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飲み込んだ あの言の葉が 堆積し 今日一日も あの日に生きて
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揺るる心手放しねば下陰の澱みに種の何処いずこよりか
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目を逸らす 俺を追いかけ 目を合わす なんで見んのよ 目を逸らすからよ
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猫床でへそ天ポーズしてたので電気アンマを施してみた/朝一
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あらーむが 鳴るといそいそ トテテテテ けさも伝はる ねこの愛情
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太陽も 月の光も 通れない ここにいる証の影法師
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手を洗いごしごし鏡でいーをしてうがいぺっぺ私の五十音
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嵐去り鋭利な枝が突き刺さる大地の痛み感じて嘆く
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胸の上 安心しきって眠る君 吾の呼吸に 合わせる寝息
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後を押す 力はたぶん 3グラム 昨日とちがう あたしを見てよ /
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息子きみからの伊勢のお守り 忍ばせて 憂い有る毎 そっと手で包む
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見納めや戯れ吐きて佇めば雀囀り朝陽昇れり
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旅行行こ 貴女の些細な 一言が 日々のモチベを あげる魔法に
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貧すれば鈍するっていうのかな お金じゃなくて 精神こころの話ね
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ストレスにされ 心が折れさうな時こそ 歌に息を吹き込み
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