正当に断る権利二つあり されど長老笑ひてすかせり
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レジ袋半分持つよ左手はわたしの右手のためのカイロ
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難題は一晩経っても難題で青蛙ちょこんと突っつき笑ってみせる
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笑っても誰もいないよこの家に一人暮らしの大都会
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かじかんだ指先で探す温もりのその先にあるあなたの右手
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そろそろね恋の話をしましょうよこっちの手札はないんだけれど
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きみと呼ぶきみの声の熱を確かめる 同じ名でしか触れられぬ夜に
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数年もストッキングに縁遠くかかとのケアも怠っている
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心臓はシリコンモールド紅い実を葡萄酒で煮て何か唱える
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おいしいか おいしいだろう うまいよな ないているのか おれもうれしい
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愛おしさ触れず過ごせば遠のいて君の香りを忘れつつある
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中古屋の丸腰パソコン連れてきてウイルス感染初めて知った
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黙々と 剥いた側から 食べて行く そんなに美味いか まだまだあるぞ
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電信柱が電線で繋がっているなら 僕は寂しくない
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「用がある」その一言の空白にわたしは午後の陽を余らせる
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きみがきみと呼んでくれた それはわたしのきみと同じ温度か
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一年で 一番寒い 大寒よ それより寒い 日があるじゃない
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揺れるなら揺らして壊してしまえるな なんて妄想だけで終わる
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いいねいいよね大人だね 境界線に揺れるきみと深夜に
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もし明日晴れになったら溜まってる仕事こなそう予報大雪
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夜ふかしの贅沢おぼえた2階部屋 親は1階そーっと歩き
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どうすれば良いのかといふ正解を探さずにすむ一日がほしい
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多忙ゆえ散歩アプリは繰り返す目標達成しませんでしたと
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笑い顔 私のせいでたくさん笑って その顔みたくて 見つめてたくて
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明日は多分、教授に詰められる予感。膝のあたりで鳴る成長痛
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もう二度と暖簾をくぐらぬ銭湯のコーラを一本飲みたくなった
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蛇口から砂が出てきて、サイババに僕がなれたらマセラティ買う
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整えた眉で世界と対峙する 嫉妬だろうか、街が静かだ
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ボロ釜で風呂沸くまでがいと長し大寒ならばしかたなきかな
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ヒソヒソと額合わせてリキュールとロックグラスで踊るわたくし
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