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有り余る人とものとに囲繞され今日もつぶやく自然法爾と
4
暖かな 陽ざしに温む 水の中 泳ぎ出すメダカ 生きてて良かった!
3
言の葉を きょうも紡ぎて 想うこと 何気ない日々 こころ動く幸せ
4
春風はトリガーとなり丁寧にかけたカーテン雑にめくって
3
人肌のほどよき紅に湯煎され今日のつとめのこのほかになし
6
「『ナマコ好き』ってワイの一番あかんやつ」言ってみたいな軽い調子で
5
百均のデザイン良すぎるバーコード見失いつつセルフレジする
6
あんたらはどれだけ楽をしてるかと惰眠貪る猫に言えども/家猫
15
降り続く新雪の上点々と猫の足跡よく生きておる/野良猫
13
淹れたての コーヒーの香りは 僕をまた 君へといざなう 飲み終えるまで
4
駅が好き 電車大好き 毎日の通所は吾のパワースポット
15
チビ猫が ねこベッドから 生えている 壁に映る影 やっぱり猫耳
11
消パイの出づる処に除雪来ず 道幅徐々に狭く成りぬる
7
節分の朝に 歪なりんご剥く マーラーカオは 正義と思ゆる
11
カーテンを引けばもったいないほどのひかり届きし節分の朝
13
なぞりゆく 結露の窓を 子らの手が 静まる野辺に 夜はぼたん雪
3
外うちに鬼福分けずにしなやかに 人生をゆく一度きりだし
7
やっぱりね住めば都だ 片付けを終えて眺める新しい土地
16
白き鬼 心に飼いたる 哀しみに 豆つぶて打つ
明日
(
あす
)
は立春
13
やんわりと 季節を分ける 陽ざしかな しっぺ返しあれど きょうを楽しむ
4
「マシュマロが好きなんだつて」日曜日はじめて遊ぶきみたちの頬
3
笠間焼 先に洗って仕舞いおり 小さき手のなか成したコップを
3
選挙戦 最後の追い込み 未だ尚 決まらぬ我が意 何処に託すか
3
ベランダの隅に残れる鳥の糞木の実混じりか紫にじむ
8
内なるや鬼にも五分の魂 熱を知るほど生きむとせむか
8
碧色のコップの欠片よ 夜を更かし 血に染まる指じっと眺むる
6
各駅で旗立てビラ撒き選挙戦勝利の女神誰に微笑む
4
コンテナを船から降ろすガントリークレーンはさながらUFOキャッチャー
1
身をかがめ電車乗り込む青年の視界の広さ感じてみたい
4
どんよりと 雪ぐも続く 北国へ 分けてあげたい 青空切り取り
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