冬季五輪まへに割り込む総選挙推し活たちに押されて滑り
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鬼は外 豆まき払って おきながら 聞かぬ我が子に 「鬼来てもらう」と
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かけ足で選挙制度を子に教へ投票先を濁して終へる
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カッタタタ大樹を叩くコゲラ来て静寂の底に立春の音
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新しい メガネをかけて 出かけた日 気付いてくれる 友の一声
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Utakataに 寄せたる短歌 100数え 折々の想い 此処に残れリ 
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豆撒きの 外まで響く「鬼は外」 夜の静寂に凍て空眺む 
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月一度四季にて色変ふ山走り村里に湧く清水汲み来し
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つゆのまか 鏡のなかのわが髪の 白に褪せたるテセウスの船
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「ローゼ橋」「ランガー橋」など口にする 天草五橋 記憶のかけら
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MDの消えた世界で僕は今子供のお下がりを着て眠る
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「春を売る」 意味を知らずに いれたなら なんと素敵な情景だろうか
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柔らかな 豆電球の太陽と ザラメの星を 孤独と呼ぶのだ
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ぬりえはね わりと得意よ あと5分  四分の一 当たりゃ御の字
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忘年会 はしゃぐ大人と 待つ信号  ゲロ避ける帰路 手には単語帳
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そしてまた この島の あちらこちらで 恋人たちの うたが聞こえる
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オクテット則その過不足を考えて昼過ぎのカフェ •レストラン
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手巻き寿司 頬張る視線は南南東 握るその手に祈りを込めて
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わたし海に還りたいだけなんです でも溺れ死にたくないんです
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このまんまひとつになれると勘違うほどのいのちの近さが愛か?
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でん六に赤塚不二夫の鬼の面定番だった私の昭和
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解答が済んだら丸めて食べること苦い味なら不合格です (①・それぞれ個室で・・・テスト中)
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恵方巻 向く方角の パターンは 四種類 意外と少な
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明時あかときに 雨の降りなば 帰らずと 仮の宿り寝 後朝きぬぎぬの文
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天球の幕の裏には光ありそんな月です今宵の月は
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熱は出ずスーとする飴舐めている仕事イライラすぐ噛み潰す/くしゃみその後
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思ってもいないことばっか言わないでよ 愛だと錯覚するから
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私たち永遠でもなんでもなかったね またねとかないんだよね
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きみに宛て、消したツイート 見えてたの? ありがとう、わたしこわがりなんだ
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思い出す幼き日々の空模様いつも変わらず寒い冬空
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