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ひとときの ぬくもりもとめ ぐつぐつと 鍋をみまもる おでんもうすぐ
5
涙してポストに入れたあの手紙いまの私に送った切符
4
商品を取れと促すセルフレジにそう急かすなと言いたかりけり
6
大声を出す出さないに関わらず結果は同じそこな御仁よ
1
哀しみも笑へば軽くなると言う笑うてみむか顎外るとも
5
春告鳥(うぐいす)の鳴き声未だ聞かずとも 確かに聴こえる 春の足音
5
思い馳せ蝦夷にて詠んだ辞世の
句
(
うた
)
揺るがぬ道を生きた侍
2
恵方巻並ぶ売り場に押し寄せて臭きにたかる蝿のごとしも
1
公示日にパンダは去りてモーツァルトの『別れの歌』を繰り返し聴く
3
介護用電動ベッドは引き取られ そこだけ青い足跡のい草
8
スカジャンの中の 礼儀正しき心 優先者に席譲りぬ紳士
10
下敷きに推しの切り抜きはさみこみ昭和の子らは恋をしている
8
いっぱいの感情抱え歩けぬなら苦しみだけを選んでちょうだい
1
会話無し それでも一日楽しめる 何か欠けてる 今の世の中
3
やわらかな日射しが窓を温めてる 少し眩しく珈琲啜る
6
ラジオより春告げのうた聞こえ来て胸を開いて顔を上げたよ
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ひなたには 満開の梅 見つめつつ 桜と喜び 孫がはしゃいで
8
猫型のスポンジ週末替えようと 思ってそれから幾日経つか
13
受付が診察券までかざすだけ「お願いします」を言うこともなく
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無意識に沈んでたのかこの俺は?ふた親おくり幾星霜も
6
あなたが強く抱きしめる このまま骨まで折って愛してほしいの
1
目も耳も E判定で この先も 雇ってくれる 保証はないな
0
案の定 今年の抱負 二月目 肩こりのため 一旦休止
0
和服着た 清楚な人と すれ違い 貴女を想う 祇園の小路
10
貧乏で なにもやらない 父親に 息子の批判 グサリと刺さる
0
甘菓子を頬張るあどけなき孫は戻られぬあの春の日のきみ
7
『風桶』を
一
(
はじめ
)
から聞く暖かさ十八になる孫娘いて/改
5
高校生の 短歌読みして 胸キュンと 我はも一度 高校生となり
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君のいる 朝まで少し バスを待つ ただ君想ふ 頬に春風
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忍び寄る老化に抗いあれこれと 試して来たが 未だ効果無し
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