背を預け戦い続けた槍の友 己の生き様天で見てろと
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幻視するソメイヨシノの花筏 風なほ冴へる真間川の橋
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老いてなおその眼光に陰りなし 時代の証人仲間とも永眠ねむ
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袖口の汚れた白のワイシャツを むき出しで着る男の哀れ
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白無垢の祈りを包む木蓮のつぼみ食らわれ亡骸の空
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道別れ誠の大将露と消え 繋がるきずな仇は必ず
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未来への夢と希望に満ち溢れ 不安一片も無し 4月からの孫 /進学おめでとう
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賽投げて 八十億人 通過して 巡り巡りて わが手の中へ / 世界人口百億人時代?
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恥ずかしい? なに言ってんの やり切るぞ 恥ずかしがるのが いちばん恥ずい
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いにしえの アメリカ映画 観た帰り 電車の中で 心リピート
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別々の道もまっすぐ進むならいつか会えると皐月の晴れよ
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迷ひつつ初の試練をクリアして階段登る君にエールを
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今どきの 卒業式の風物詩 笑顔はじけて手に手にスマホ
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鬼が逝く「あんたらしいぜ」生き様が 己はこっちでけじめをつける
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新選組なかまらが次々と逝き己だけ 生きる意味は汚名返上
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ひじかたが守り続けた大将は あずまで散った無二の親友
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すべてを話す ときめく靴と 幹線道路で爪弾きにされるので
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夜勤三度目の便所訪問に 豚ラーメンの怨み味わう
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おなじ空ながむる我もかき暮れて心ひとつに惑ひぬるかな
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道まよふ行く末ならば我が袖を引きて導かむ暗き宵をも
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風待ちて雲の晴れなむのちの世はさやかに照らす月を見るらむ
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宵の空 雲立ちわたり月かくれ行く末さへもおぼつかなきかな
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我が子への幾多の淋しさ与えたるこんな私を母さんと呼ぶ
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何年も消息あって暮らせない母の障害『病気』と信じた
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よその子が親子で食事をする姿ストローつまんで見ていたと聞く
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みーちゃんが来てくれるからおばちゃんは罪滅ぼしが出来る気がする
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今世だけ  あなたといられる幸せを  噛み締めてるのよ 来世は地獄ね
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無くなった 日用品 買いに来て お菓子コーナー ついついチェック
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真夜中の駅の喫煙所の方から、誰かが激しく咳き込む声が。
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希死念慮 抱く君 放っておけるなら こんなに強く 抱きしめんよ
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