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春先は カイロと湿布の重ね貼り 腰のご機嫌伺うゴルフ
13
深い霧雲の中を歩くよな
現在
(
いま
)
とは違う
時間
(
いま
)
を感じる
2
慰霊碑に名を刻まれし
武士
(
ひと
)
達の魂は安らかだろうか
3
壁際のアンテナ線を外にだし受くる電波や黄砂をこゆる
4
まばたきの隙間に蝶が死んでいく ソファとココアの向こうは嵐
3
バタバタとことは進んで日は暮れてさあここからだ硬派銀次郎
5
春風に花酔い人の波よせて『焼きビール』てふ幟はためく
7
AI
(
エーアイ
)
さん 君は賢い 賢すぎ 時に大ボケ 君ギフテッド?
5
象徴
(
北極星=ポラリス
)
は 如何なる時も そこにある 場を失えば ただの風船
8
さようなら はじめましてが 交差する 年度末から 年度始まり
6
十五夜の下「もと」の桜と頬染める君待ち恋し上弦の月
8
「粗大ゴミ」 「日常のゴミ」 「古い家」 厄介なのは お前だ俺か
6
危ぶむが故に愛でたる淡き夢 舞ひし火の粉と月に還さむ
11
スリットを割ってチラリと真っ白な花色見せる辛夷の蕾
12
素直です私はあなたの素直よりおでこに正直だと書いてある
10
他人
(
ひと
)
のこと心が小さい人と言う君の大きな口だけ見える
14
完成もさせてやれないビーズ達テグスで代わりが出来ぬ事あり
12
胃薬の苦さの方に驚いた まだまだ学ぶことがありそう
6
解
(
ほど
)
く糸何も無いからもう編めぬ代わりのビーズにワイヤーも無い
13
初めての傘は赤色アンパンマンずっと離さず寝るのも一緒 /吾子三歳
16
さりとてものどかなりけりこの春をかぎりとすらむ
終
(
つひ
)
のひとひら
10
復興の 上澄みだけを 取り出して 来賓招き 品評会
8
戦とは 負けた方にも 正義あり 何故か白ける ホルムズ海峡
8
溜め込んだ 想い放てば 空ひらく 桜溢るる 弥生の暮れよ
9
年寄りは 大事にされず 子は大事 山は崩れて 川は遡上す
8
暴君は 因果律など 空っぽで 「君が好きだよ」⇔「良きに計らえ」
8
君に言う はずの言葉を 路地裏の ぬくぬく眠る 子猫に語る
11
飛び出して ひとり駆けゆく ランドセル 離れて行くな 慌てて行くな
10
あの気持ち 花開かせる 初恋夜 桜前線 喉へと向かう
5
我が胸の 期待の蕾 初桜
5
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