繁忙期 時間あるある 大体ない 人手あるある 代替ない
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ありがたいお経のありがたいところ探したけれどよく分からない
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ありえない角度で雨を眺めてるマネキンは泣き方を知らない
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この愛を脳細胞に刻みます海馬老いても忘れない!多分
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「ヒマラヤのお塩ですよ」と自慢顔 雑味が旨さと知らないままに
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神の手を滑り落ちたる金メダル 女神は掴み星に掲げる
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Pが 振り子のように 揺れるから 猫ミームばりに じゃれつくだけだ
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薔薇色に染まるこの世は素晴らしき 金を挟んでつないだバトン
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「人は人我は我」胸に歩みつつ 不意に顔出す羨む感情
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燻炭を撒いて融雪促すも 新雪積もって元の木阿弥
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シャンプーの泡に流してほぐれたら浮きて心は歌に染められ
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老羊駝 のんびり暮らす 小屋の中 天寿全う 心から祈る
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 寒桜 春疾風はるはやてに 吹かれよと ひょうひょうとして ブレることなく
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冴ゆる宵 雨水うすい今日けふは 西空に 陸橋渡らば 見ゆる二日月ふつかづき/二十四節気
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曙光射し金色鈍く光る山浄土の色の漏れ出るよう/西の山
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資源ゴミ 捨てにいったら 寒すぎて 丸まる背中を グンと伸ばした  
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集まり散じて人が変われば 仰ぐ理想は流転するもの(赤茄子日本翁へ返歌)
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みそひとの呂律の波の荒ぶれば詠み手読み手の櫂の抜き差し
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老爺ひとり峠を下る杣道の目に映りしは苫の煙か
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花笠の紅梅香る木の肌の皺に触れば温き木の精
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好きですと言われて心が跳ねたのは 君が最初で未だに最後
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公園のパンジー美し花の道 春は隣と五感に感ず
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吟醸酒 嗜むほどに酔ふほどに 人肌恋し如月の夜
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老眼にハンダごて持ち思い出す子供の頃の鉱石ラジオ
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生き終えた細胞で覆う脂肪の身 離せやしないし今世は脳幹
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美しい言葉が一生似合えない 百合の花より窒素がほしい
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目覚ましの アラーム音が なる前に 必ず起きて アラームを消す
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けふもわたしが生きてゐると云ふダダイスム也 爪を噛み
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未だなほ 流異譚の積もりで眺むる ひとの群れ
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砂場ではルールは無用、誰彼も好きなお城を拵えるのです。
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