ホタテ貝剥くためだけのナイフとう小さき扇の刃先鋭く
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スペックのより良い機種に乗り換えをされてしまった俺はパソコン
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捨てられぬ 未使用品の ほぼほぼは 作動不能か 箪笥の肥やし(でも捨てられず)
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愛というかなんというか これが悪でも僕にとっては大切な 唯一の正義
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賜りしホタテナイフの切れ味は小指即座に餌食となりし
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こんな人生笑い飛ばして!笑わないで お先真っ暗!全部君たちのせいだよ!
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光るその薬指の輝き 君のそれが僕のと同じだったらよかったのに!
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私から 見れば皆さん 優秀で バスの運転 とっても上手
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来世は猫がいいな 君のご近所さんの家で飼われたい
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そういえば 前の社長が 言ってたな 早く辞めてと 願っていたな
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呆け爺 役に立たない つまみだせ そうなる前に うまくかわすぞ
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ショートケーキの苺 最後の最後で とっておきの酸いを知る
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このままで 愛してほしい 呆けたまま 気楽でおれる 赦しておくれ
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なにかもも 間違えだらけ 忘れがち 傍から見れば ボケた老人
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久し振り 変わり果てたる 新宿に 驚いてみて 馬鹿にされたし
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山手線 線路の上に 作られた バスターミナル 誰のアイデア
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都市機能 進歩し続け 人間は 血液のよう 働く命
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生き詰まる 雑踏の中 そばにいて 誰も話さず 他人と他人
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新宿の 雑踏の中 人間が ありんこのよう 気味悪いかも
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夕闇に 消えゆく君へ また明日 振る手の熱を 夜風に乗せて
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おもみ増す リュックサックと 我が心
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自転車で 受ける葉手紙 新緑や
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空白を 文字で埋めゆく 春の暮れ
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猫の目に見つめられてた八時前 僕も撫でてよ愛想悪くさ
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水にゐた豆腐たちはプラ箱に団地のごとく積まれて売らる
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転がりし賽の目六と沸き立ちてお題に興ずひょっと火男この目や
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買い替えたフライパンで焼く餃子いい焼き色はよそよそしくて
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それぞれの孤独と自由の境目が乱反射するアパートの窓
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鳥辺野にただ捨てらるる習慣ならひにて 我らもいずれ残骨灰に(「プラン75」観て)
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ついてきた嘘の数だけ林檎の木 僕の庭にはしずかに育つ
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