都市部でも大粒の雪低迷でらしさ失い明日は大雨
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暗い道 高速飛ばして 来たものの  目指した場所は 臨時休業
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一瞬だけ 羽を休めて また飛ぼう 高く強く あの大空へ
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クリスマス おわったけれど シュトーレン あと一個半 残してをりぬ
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ねこたちは ねているあいだに のどかわく ヤマザキボウルでも 置いてみようか(おみず)
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雪華舞う刹那の夢か泡沫に消える運命(さだめ)を君と見つめる
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あとこれをしたら、で延命、三日間。空気薄いし泣きやめないけど。
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クリスマス終はれど 深まりゆく冬 夜を彩なす イルミネーション
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一晩中 雪の明かりに 照らされて 白夜なのかと 見紛みまごうほどの
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題名:「朝、カフェにて」 立ち昇る 香を纏う 漆黒の 底ぞ見えたり いざ参ろうぞ
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雲覆う寒空の朝群れなして鴨は飛びゆく薄き光へ
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生活のなんてことない選択に毎時毎回、死が入り込む
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冬川の細き流れや寒々し片足立ちのさぎも風受く
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昨日まで ムクドリ賑わふ柿の木も 綿雪被りて夕暮寂し 
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武田鉄矢さん!それがいいなら「刺身」とかの方が支え合ってます!
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「折る」の字は「祈る」に似ており畳まれた神籤みくじの群れで木の枝が折れる
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なぜだろうこんなに冷たい世間の中で思考せずとも暖かいのは
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返せずに しまったままの あのことば ためらいだけが 漂ひをりぬ
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通院で疲れる理由わけを語らえば待ち時間だとお互い思う
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聞こえればほっとしているふすまから母のいびきが延び緩やかに
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駆け引きも打算も何も出来ないけれど あなたを好きと思っています
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夏の夜花火が鳴ったあの時に きみに告白するのを決めた
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暖炉の火を焚べないで 衝動 分からないまま冬を過ごそう
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いつかのあなたが懐中電灯になって夜道を照らしてる冬空です
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温泉のコーヒー牛乳自販機の驚き価格一八〇円
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プレゼント、大きなケーキ、クラッカー 子供の頃は喜べたのに
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聖夜明け、そ知らぬ顔の街角に 吹く乾風からかぜが私を嗤う 
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揺れていい 立ち止まっても いいじゃない 好きな歩幅で 続け暮らせば
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空仰ぐ夜勤の後の帰り道 あれ、昨日より綺麗なお星
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分けられた少し大きいあんまんがあなたの愛を教えてくれる
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