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十五歳八ヶ月で旅立った愛犬を想って詠んだ歌から始めました。
少しずつ季節の歌なども詠んでいこうと思います。

犬置いて スキーできぬと 十五年 銀の世界に 白き犬(こ)想う
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一年の あの日の朝も 晴れていた 何度も呼んだ 愛犬(あのこ)の名前
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あと七日(なのか) 愛犬(あのこ)の居(い)ない 日々(ひび)が過(す)ぎ 去年(きょねん)の今(いま)は 知(し)る由(よし)もなく
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どんと焼き 今年はふたり 自転車で… 憶い出される 愛犬(あのこ)の重み
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犬のこと 喪中にせぬと 決めたれど 年賀の言葉 空々しかな
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聖よき夜の ツリーの下に 寝ていた愛犬(こ) 今年は白き ぬいぐるみ置く
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持参した 薬の残り 数えるごとに 旅の終わりの 影重なりて
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愛犬の 新盆迎え 旅の空 こちらに来てと 線香花火
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先月は 蝶の集(たか)れり ノリウツギ 花影消えて 野鳥(とり)の戻りぬ
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雨が止み 待ちわびていた 花火咲く むかし愛犬(あのこ)と 見ていたように
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六ヶ月(むつき)経ち 酷暑の日々に 想ひたり 虹の橋では 涼しかるらむ
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暮れなずみ 蜩(ひぐらし)の声 重なりぬ 陽が沈むのを 引き留めるごと
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巡り来て ヒーヒーヒーと また聴こえ 鵺(ぬえ)と違(たが)いて 三音続き
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心地よき 三十六度 不感(ふかん)の湯 ついぞ長湯で 夫(つま)を待たせし
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立てぬ柴犬(こ)の 苦労の介護 我が身に重ね それでも生きて 我が愛犬(こ)の分も
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柴犬(しば)の子の 二十歳を祝う 記念の日 飼い主(ぬし)を労(ねぎら)い カードを贈る
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旧暦の 七夕なれば 逢えしもの 現(うつ)しの空は 雲に満ちたり
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向かい家の 白紫陽花が 緑帯(みどりお)び 文月なれど 真夏たらんや
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雨のない 水無月となり 憂いたる 水の足りない 夏にならんや
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噺家(はなしか)の 手のひらに乗り 転がされ 二人で笑い 福来たらんと
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みかん着き 落ちし若実(わかみ)は 惜しけれど 残りし実らの ためなればこそ
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忙しき 五日乗り越え めだま焼き 梅雨の晴れ間に 二人揃って
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ホトトギス 昔からある 聞きなしを 何度も唱え 旅暮れなずむ
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湖の 草花見つつ ゆっくりと 膝かばう吾(あ)と 新しいカメラ(おもちゃ)持つ夫(きみ)
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湖(みずうみ)の あちらこちらに 九輪草(クリンソウ) 花言葉に似ず 毒があるらし
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窓の外 近く野生の 雄鹿あり 木の隙間から ツノ堂々と
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Utakata(うたかた)に 支えられての 百一首 これからもまた 続けたらんと
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着きおれば レンゲツツジが 出迎えぬ 枯れかけながら 鮮やかなりて
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ハルゼミの 奥にカッコウ ウグイスも この晩春に 吾(われ)も包まれ
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山里の 露天風呂や ヤマバトの 声聞き惚れて のぼせかけつつ
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