Utakata
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十五歳八ヶ月で旅立った愛犬を想って詠んだ歌です。
虹の橋 十六年の
先代犬
(
せんぱい
)
に どういう顔で 会っているやら?
14
自らの 過去の投稿 上がりくる 懐かしけれど 切なくもなり
15
耳澄ませ 犬の呼ぶ声 聞かんとす 長き間の 癖は抜けまじ
11
出先から 犬の様子を 尋ねんと スマホ開いて 固まりし指
13
この寒波 味合わなくて 済んだのね せめてせめてと 考えてみる
14
亡き母に 返せし犬よ 時々は 夢の中へと 帰っておいで
17
詠むことが 心救いし
短歌
(
うた
)
なれど 読み返しては 胸つまりぬる
17
お互いに 亡くしし
犬猫
(
とも
)
を 語り合う 心癒せし 大切な
時間
(
とき
)
13
愛犬の いない暮らしに 慣れながら 「いってきます」と 手を合わせ
14
我と犬 ふたりのための ストーブが ひとりのためと なりぬ
如月
(
きさらぎ
)
16
いただきし 十二の供花 枯れていく 切なき想い 胸に再び
12
常ならば ケーキと共に 撮った君 白き姿を 今日も探しぬ
15
去し日は 老いて曲がりし その姿 浮かぶ姿は 日に日に若く
12
愛犬の 長寿の証 表彰状 間に合わずとも 誇りに思う
13
愛犬の 遺した薬 片付けつ もう飲まなくて いいねと呟く
18
十五年 病に耐えし その身体 お疲れさまと お空へ返す
20
晴れの日に 空に返しし 愛犬の 遺したもので 心塞がれ
16
昨日まで 命のありし 証かな 捨てるオムツに 声上げて泣き
19
夢うつつ 抱っこをされに きてくれた その手触りに 感謝を想う
18
昨日から 同じ姿勢で 眠る君 幾度も触れる 消えゆく身体
15
幾度なく 抱っこ求めた 翌朝に 旅立つ君の 温もり
哀
(
かな
)
し
20
暑い夏 乗り越え
迎う
(
むかう
)
クリスマス 目指すは五月
齢十六
(
よわいじゅうろく
)
13
十五年 日本語聞いて きたわんこ そろそろ言葉 しゃべれるのでは?
16
声に出し 何か訴え 泣く犬の 若き時代の 我慢を偲ぶ
13
カチャカチャと 歩く爪音 懐かしく 静かに寝入る 足先に触れ
18
愛犬の 老いて変わりし 様なれど 胸底に湧く その愛しさよ
22
見えぬ息 動かず寝入る 老犬の 腹の動きを 幾度も見つめ
21