ココニャン
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壊されし養鶏小屋はその昔隣の息子の学費生み出し
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いただきし生栗大きく艶もよし皮剥難儀これが無ければ
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人生の三分の一は睡眠で二十三年寝てたと友は
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歌友に会う楽しみ持ち例会へ 病欠三名 秋の入り口
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畑に敷く黒マルチ夫と位置合わせ引きあう力の加減楽しむ
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久しぶり晴れ空見上げ種まきの畑の段取り夫は語る
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濃緑の葉陰に重くイチョウの実色づきはじめ秋は確かに
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見つけたり我の幸せ夕餉どき一本きりの缶ビールプシュ!
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店先の石臼蕎麦粉に招かれて暖簾くぐれば一時間待ち
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ピーマンと豚肉炒めそれだけで 美味うまかったんよ仕事盛りは
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うどん屋の待ち時間あと三十分店先の椅子譲る者なし
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目がさえて寝返りつづく真夜中は虫の音すらも安眠妨害
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いまさらに結婚じゃなく嫁に来た 冷房の温度折り合いつかず
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待ちわびた久々に聞く雨音も じきに上がりて蒸し暑さ増す
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新しく張り替え終えし「い草ゴザ」青草の上に大の字になる
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畳には息子の付けし焦げ跡がい草のゴザで無かったことに(思い出)
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夏祭り打ち上げ花火と稲光り 雲の上より月が見下ろす
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リハビリの痛身に湿布貼りながら姉より先に逝 くわけにはと
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窓に張るジョージヤモリの太もも逞しく尻尾を丸め狙い定めて
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突然の雷雨に濡れて五右衛門風呂 くわばらくわばら母との湯船(思い出)
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ショートステイ 受けし介護を話す姉 初の体験テンション高く
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盆中日熱々赤飯届け来る猛暑もなんの米寿の義姉あね
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盆休み下戸な息子と寿司つまむ夫は黙ってノンアル注ぐ
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墓参り鬼灯ほおずき供え「毎日香」台風の風が涼しくまとう
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帰郷する 待っていたよな歌碑ロード変わらぬせせらぎ生田原川(想い出)
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五分後に忘れるメモリーの義姉あねなれど 桃を食みつつ幾度も「うまい」
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窓に張るりっぱな男のヤモリにはジョージと名前授けてみよう
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墓花の急に高価になる盆の さりとて値下げ待つもならずに
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新盆にお供え送るハウスミカン亡兄あによりきっと姪が喜ぶ
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診察はほんの三分問診に 恐ろしく続く待ち時間だけ
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