Utakata
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ココニャン
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壊されし養鶏小屋はその昔隣の息子の学費生み出し
26
いただきし生栗大きく艶もよし難儀な皮剥これが無ければ
30
人生の三分の一は睡眠で二十三年寝てたと友は
28
歌友に会う楽しみ持ち例会へ 病欠三名 秋の入り口
27
畑に敷く黒マルチ夫と位置合わせ引きあう力の加減楽しむ
21
久しぶり晴れ空見上げ種まきの畑の段取り夫は語る
27
濃緑の葉陰に重くイチョウの実色づきはじめ秋は確かに
27
見つけたり我の幸せ夕餉どき一本きりの缶ビールプシュ!
26
店先の石臼蕎麦粉に招かれて暖簾くぐれば一時間待ち
25
ピーマンと豚肉炒めそれだけで
美味
(
うま
)
かったんよ仕事盛りは
24
うどん屋の待ち時間あと三十分店先の椅子譲る者なし
19
目がさえて寝返りつづく真夜中は虫の音すらも安眠妨害
22
いまさらに結婚じゃなく嫁に来た 冷房の温度折り合いつかず
28
待ちわびた久々に聞く雨音も じきに上がりて蒸し暑さ増す
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新しく張り替え終えし「い草ゴザ」青草の上に大の字になる
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畳には息子の付けし焦げ跡がい草のゴザで無かったことに(思い出)
17
夏祭り打ち上げ花火と稲光り 雲の上より月が見下ろす
25
リハビリの痛身に湿布貼りながら姉より先に逝 くわけにはと
24
窓に張る
ジョージ
(
ヤモリ
)
の太もも逞しく尻尾を丸め狙い定めて
19
突然の雷雨に濡れて五右衛門風呂 くわばらくわばら母との湯船(思い出)
20
ショートステイ 受けし介護を話す姉 初の体験テンション高く
24
盆なか日熱々赤飯届け来る猛暑もなんの米寿の
義姉
(
あね
)
は
28
盆休み下戸な息子と寿司つまむ夫は黙ってノンアル注ぐ
23
墓参り
鬼灯
(
ほおずき
)
供え「毎日香」台風の風が涼しくまとう
22
帰郷する 待っていたよな歌碑ロード変わらぬせせらぎ生田原川(想い出)
17
五分後に忘れるメモリーの
義姉
(
あね
)
なれど 桃を食みつつ幾度も「うまい」
33
窓に張るりっぱな男のヤモリにはジョージと名前授けてみよう
28
墓花の急に高価になる盆の さりとて値下げ待つもならずに
22
新盆にお供え送るハウスミカン
亡兄
(
あに
)
よりきっと姪が喜ぶ
26
診察はほんの三分問診に 恐ろしく続く待ち時間だけ
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