Utakata
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ココニャン
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この土地に嫁ぎ来すでに五十年
故郷
(
さと
)
が旅先いつからだろう
28
ごま塩の塩多くなりし頭髪を「お安くします」と染めくれし夫
18
あの橋が出来たら消える木曽川の「中野の渡し」風柔らかし
21
孫ら去り静かになった食卓に残り物食む二人無口で
36
布団干し窓開け放つ五月晴れ子らの帰省にあれこれ
忙
(
せわ
)
し
18
切り返すトラクター追いカラス二羽 並び後追う園児のごとく
18
エンドウの濃き緑食めばサクサクと青臭さ残る夕餉の小鉢
23
ドジャースの試合に合わせ目が覚めるこんな時間が吾に来るとは
19
母の言う「猫かわいがり」との教え あの日の孫はまもなく五十
16
背を出してバシャバシャ登る鮒の群れ用水畦でカラスが待つ
17
スカイブルー快音響く大谷の「試合はやはりLIVEでしょう」
14
満開の桃の花指し成る不思議孫の疑問はなぜなぜ続く
15
色褪せた漫画の並ぶ
息子
(
こ
)
の部屋へ孫来るを待ちカーテン開ける
16
つくし
剥
(
む
)
く指先染めて老い二人雨音続くすごもりのとき
29
皺とシミてんこ盛りにし鏡の中口角あげて諦めをつける
16
セピア色麻疹の記載母子手帳五十手前の息子の記録
18
庭に咲く切り花抱え墓参り荒れ吹く風がマッチを吹き消す
19
春の鬱吾の駄作哥にバツをつけため息深く行き止まりなり
14
ミツバチはイヌノフグリの花びらにしがみつくよに蜜を求めて
12
散り初むる河津桜の木の合間覚えあるひと手を振り笑まう
12
食卓の摘み菜の緑冴え冴えし畑に残さる黄花も笑まう
23
リメイクの作務衣友より贈られてピッタリ
身体
(
み
)
に添い少し悔しい
13
市が推しのフレイル予防講習へそれを恐れる歳となりたり
15
新しく揃いの携帯色ちがい並んで座る老の脳トレ
16
高台より眼下広がる梅花の海「いなべ梅林」風香り立つ
17
もみ合いの湯気立ち上る「難追殿」裸男の汗しぶき舞う
14
国府宮運び込まれた「大鏡餅」法被を濡らし雨がしとしと
13
信州の味噌蔵に座す「貧乏の神」かなり本気で豆を打つける
14
野良猫が声に振り向きじっくりと吾の顔見て立ち去りにけり
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枯草のいつものところ福寿草時をたがわず黄金にひかる
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