Utakata
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ココニャン
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市が推しのフレイル予防講習へそれを恐れる歳となりたり
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新しく揃いの携帯色ちがい並んで座る老の脳トレ
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高台より眼下広がる梅花の海「いなべ梅林」風香り立つ
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もみ合いの湯気立ち上る「難追殿」裸男の汗しぶき舞う
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国府宮運び込まれた「大鏡餅」法被を濡らし雨がしとしと
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信州の味噌蔵に座す「貧乏の神」かなり本気で豆を打つける
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野良猫が声に振り向きじっくりと吾の顔見て立ち去りにけり
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枯草のいつものところ福寿草時をたがわず黄金にひかる
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年老いた姉妹のやりとり長くなり「かけ放題」はありがたきかな
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駿河湾カメラかまえて船の上真白く光る富士は惜しまず
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河津川にそいて桜の道進む露天タコ焼き呼び込みの声
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日の落ちた露天風呂より駿河湾溢れるお湯に罪悪感も
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立春の声を聞いたか枝先に律儀に梅の花のちらほら
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連れ歩くスマホ待ち受けありし日の愛猫のココ冷たく指に
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今もって哥の良し悪しわからねど通ずる思いに迷わずプッシュ
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何もかも
高齢
(
とし
)
のせいにし手を抜きぬ 食欲だけは衰え知らず
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豚汁を温め直す湯気向こう日の出早まり睦月も去りぬ
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青空に溶けて蝋梅咲き誇る寒の緩みも今日までらしい
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笑えないお笑いにわらう夫と居て
温い
(
ぬく
)
部屋には寒い沈黙
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「直木賞」きっと取るよと孫の手にあの日の一冊川﨑秋子
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身代わりを押し付けられたぬいぐるみあの
猫
(
こ
)
の椅子でつぶらな瞳
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五十年 オイ!オマエにも慣れました 猫にちゃん付け呼ぶ夫にも
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日にいくど開閉するやら冷蔵庫下段の口は足蹴りで閉め
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猫のココ寂しさ残し逝きてより代わりのパンダを抱きて眠る
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おさまらぬ余震と寒さ炊き出しの湯気につかの間笑顔もどりて
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凄惨な輪島の町に雨降りて続く余震になおも怯える
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凄惨な能登の街並み次々と余震に怯える孫らを案ず
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初日の出光を浴びて手を合わすなにはなくとも平和に感謝🙏
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隣人に不幸があったと二十日後にそれはないでしょ家族葬でも
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亡き母のおせちの用意今もなお まず黒豆の選り分けをする
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