こま
2
10
投稿数
106

のほほんと生きています。

真夜中に涙ぐむ訳聞かれても 分からないから私が知りたい
5
トンツトトン 雪の精がノックする 屋根から垂れるしずく光らせ
6
小春日の温もり去った公園で 雨にけぶブランコが揺れ
15
梅の枝北風小僧が揺らし去り 紅の姫君 身を震わせて
18
ふんわりと温もり感じた小春日に 飛行機雲が空に線引く
19
だいだいの小さき花から漂う そのかぐわしさに胸膨らませ
21
秋雨あきさめの雫に触れて震える身 冬将軍からの冷たき便り
16
長袖の出番はいつか?と太陽に 先週までは問うていたのに
16
休日のベッドにコロリと寝転びて 昼寝にしゃれこむ これぞ幸せ
18
「半袖は仕舞わぬように」とテレビ告ぐ 誰か教えて衣替えの時
12
飛行機の窓にくっつき外を見て 星光る空 煌めく地表
16
馴染みなき異国の神の社にて 頭を下げて礼をつくす
15
スパイスの香り漂う異国路いこくじで シルク抱えた商人想う
10
秋風にふわり揺らめくスカートの 裾を押さえて木の実見つけた
12
「疲れた」と呟きながら息を吐く 吐いてしまえば後は吸うだけ
13
日が沈み隠れた秋が姿見せ 深まる夜とそよぐ稲の
14
薄闇に夕刻の鐘鳴り響く 帰路の背を押す涼やかな風
18
轟轟と飛沫しぶきをあげる滝雨たきあめよ いかづちの先に見える龍影たつかげ
19
首垂れた向日葵の下 コオロギの涼やかな声 秋の風吹く
17
夕暮れであかねに染まる公園に 踊る蜻蛉かげろう 夏の残り香
13
夕風に首元ふわり髪なびき つかの間のりょう深く吸い込む
15
夕立ゆうだちの去りし後の水のただよう葉の影 ひぐらしが鳴く
18
親からの愛をもらって恋をして 愛になって子に愛渡す
12
灼熱のコンクリートで目玉焼き 作れそうだな八月の午後
13
なまめかし幹を撫でたい百日紅さるすべり 風吹く中で花が音たて
19
グーグルが言語の壁を崩しても ありがとうだけは口で言いたい
14
泣きながら顔をうずめた母の胸 毛布のような柔らかなぬく
15
飛行機が空のキャンパス白線せんを引く 向かう先にはあかねの絵の具
19
盆過ぎて去り行く人を送り出す 終わりを惜しむ祭りの後か
13
空響く鳴る神様の大太鼓 雲の向こうは神の宴か
16