Utakata
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こま
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のほほんと生きています。
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橙
(
だいだい
)
の小さき花から漂う
香
(
か
)
その
芳
(
かぐわ
)
しさに胸膨らませ
17
秋雨
(
あきさめ
)
の雫に触れて震える身 冬将軍からの冷たき便り
15
長袖の出番はいつか?と太陽に 先週までは問うていたのに
15
休日のベッドにコロリと寝転びて 昼寝にしゃれこむ これぞ幸せ
18
「半袖は仕舞わぬように」とテレビ告ぐ 誰か教えて衣替えの時
11
飛行機の窓にくっつき外を見て 星光る空 煌めく地表
15
馴染みなき異国の神の社にて 頭を下げて礼をつくす
15
スパイスの香り漂う
異国路
(
いこくじ
)
で
絹
(
シルク
)
抱えた
商人想う
9
秋風にふわり揺らめくスカートの 裾を押さえて木の実見つけた
12
「疲れた」と呟きながら息を吐く 吐いてしまえば後は吸うだけ
12
日が沈み隠れた秋が姿見せ 深まる夜とそよぐ稲の
穂
(
ほ
)
14
薄闇に夕刻の鐘鳴り響く 帰路の背を押す涼やかな風
17
轟轟と
飛沫
(
しぶき
)
をあげる
滝雨
(
たきあめ
)
よ
雷
(
いかづち
)
の先に見える
龍影
(
たつかげ
)
19
首垂れた向日葵の下 コオロギの涼やかな声 秋の風吹く
16
夕暮れで
茜
(
あかね
)
に染まる公園に 踊る
蜻蛉
(
かげろう
)
夏の残り香
12
夕風に首元ふわり髪なびき つかの間の
涼
(
りょう
)
深く吸い込む
15
夕立
(
ゆうだち
)
の去りし後の水の
香
(
か
)
が
漂
(
ただよ
)
う葉の影 ひぐらしが鳴く
18
親からの愛をもらって恋をして 愛になって子に愛渡す
11
灼熱のコンクリートで目玉焼き 作れそうだな八月の午後
12
艶
(
なま
)
めかし幹を撫でたい
百日紅
(
さるすべり
)
風吹く中で花が音たて
18
グーグルが言語の壁を崩しても ありがとうだけは口で言いたい
14
泣きながら顔を
埋
(
うず
)
めた母の胸 毛布のような柔らかな
温
(
ぬく
)
み
15
飛行機が空のキャンパス
白線
(
せん
)
を引く 向かう先には
茜
(
あかね
)
の絵の具
18
盆過ぎて去り行く人を送り出す 終わりを惜しむ祭りの後か
13
空響く鳴る神様の大太鼓 雲の向こうは神の宴か
15
懐かしき学友せおう幼な子の 笑い声は彼の人に似て
8
顔しかめ泣き声あげたすぐ後に 揺れる木の葉で赤子ほほえむ
12
懐かしの友と一緒に茶をすすり ふと訪れる間に思いを馳せて
15
ふんわりと窓辺で舞い飛ぶ黒トンボ 艶を纏ったベルベットの羽
13
暑過ぎて妖精たちも家の中 静まりかえる真夏の
夜
(
よ
)
の夢
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