Utakata
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若き頃 花がらを摘む意味さへも 知らずも今はその手間愛し
50
本日を夏の起点と独断しアイスカフェラテ解禁とする
47
寡黙なる侘しき
門
(
かど
)
を晴れやかに祭りのごとく舞う金魚草
44
回線が やる気と裏腹繋がらず 詠めぬ一首にアオバトの鳴く
43
平穏な遅い夕餉になゐ振るう普段着のままリュックと眠る
42
玄関とリビングだけは見目良くと あれこれ精出す老ひの踏ん張り
42
購入を 決めたワンピース 売れてい
て
(
😭
)
その日届いた 税金納付
書
(
😭😭
)
41
藤房の
暖簾
(
のれん
)
くぐりて
出
(
いずる
)
野は
花大根
(
はなだいこん
)
の 同じ紫
41
子らの声は癒しだったわ 今更に 引っ越して気づく 静かな街に
41
ぬくき日は亀が顔出し日向ぼこ 春の池の
面
(
も
)
さざなみの立つ
40
春の陽へ小花の集い風拾う赤き銀河の芝桜かな
40
棘のよな言の葉一つ受け止めて春茜見つ風に吹かれり
40
船乗らば直ぐに近づく小さき島 猫五匹来るウェルカムの如
39
打ちつける 春のあらしは 波の音
我儘
(
わがまま
)
過ぎたね 誰も彼もが
39
躑躅
(
ツツジ
)
咲き 主役を
競
(
きそ
)
ふ 庭先は
木瓜
(
ボケ
)
と
石楠花
(
シャクナゲ
)
牡丹
(
ボタン
)
参戦
38
くしゃみごと春を棄てれば隙間から 逃げられぬほど夏が差し込む
38
安堵した病院帰りの風景に
眩
(
まばゆ
)
いほどの色彩宿る /夫の検査結果「転移無し」
38
春の田を染めるレンゲや咲き残る菜の花ゆかし風に戦ぎて
38
空よ空 芝原駆ける
幼児
(
おさなご
)
をそっと優しく見ていておくれ
37
早植えの田に吹く風を吸いこんで
鳶
(
とび
)
の鳴く空飛んでゆきたし
37
小手毬の 白き小さな 花びらに 夕風そよと 優しく吹けり
37
去年
(
こぞ
)
の夏より 葉に残る
空蝉
(
うつぜみ
)
を 覆ひ隠すやう 新緑の生ゆ
37
野辺に満つ たんぽぽ朝の 陽の風へ 綿毛舞い立ち 遥かな銀河
37
短めの自己紹介も不得手ゆへ 声だけ作る講座日初日
37
とりどりの 花を咲かせる 店先に 夏を先取る 真紅のペチュニア
36
防人の 任務を終えし カノヒトよ 梅も桜も これからなのよ
36
湿原に 可憐に咲いた ハルリンドウ 静かな山に 清流の音
36
七十路の妻のエプロン猫跳ねて児童と紡ぐ光りも陰も
36
新緑の幕に包まる古巣には 今年も鴉の産卵なるか
36
残雪を
遠近
(
おちこち
)
に見る卯月中「ヒグマ注意」の看板の立ち
35
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