Utakata
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この歳で昔々の嫌なこと 忘れもせずに思い出すとは
17
秋祭り 地元に帰って良かったな 笛の音聞けば浮き立つ心
14
松枯れの 三陸道を下り来て 松島の
松並
(
まつ
)
案じてならぬ /吟行の旅第九首目
13
ふわふわと冥土の旅か秋の蝶破れた翅をいたわるように
18
初物の柿を食べつつ食卓にふたきれの柿は残されてをり
11
ミルメーク溶け終わるまで二十秒甘い気持ちで恋をしている
11
米粒が 少しだけ欠けて 見えるのは 誰かがひとくち 味見したから
11
ホームには 電車来たりて 中東の 女性の肩に 布のたなびく
18
言の葉は空気に触れて過去となる 対処こそすれ思い悩むな
13
丘一面コキアとコスモス赤と
黄色
(
きい
)
ベストショットに吹く風やさし
10
久々に訪ねた
園庭
(
にわ
)
は秋の色 まっ青な空 柿も食べごろ
20
満たされているけど今は、バラードを聴いて勝手に泣きたい気分
10
ああ負けた 今シーズンは 終わったが
1
番めざし みんな頑張れ
10
夕月夜きみの
道標
(
しるべ
)
が降るかぎり
黒猫
(
われ
)
のゆく路 惑わされまじ
22
道端で 鳴りし警報 驚くも 揺れてこないが 心が揺れた
9
正解が解らないもの見せられて物は言いようそういう教え
9
バッと背を向けて溢れた涙から通い始めた心と心
9
妻が植ゑ収穫もせし甚五右ヱ門。その芋鍋を我は食ふだけ
8
氷河期で冷凍されたマンモスは
(
恨みわび ほさぬ袖だに あるものを
)
恋に朽ちなむ(恋で朽ちる) 名こそ惜しけれ(名を残せず) 065/100 相模
8
さみしさを 紛らわすための 缶チューハイ その醜態が ひとを遠ざけ
8
夜空には 明け・宵の星 輝いて Venus(ウェヌス)女神が 微笑んでいる /金
7
菊の鉢 蕾は明日の 顔をする
7
ヤーレンの降り注ぐ街 雪虫のひかりを連れてゆく秋の果て
14
嬰(やや)の掌を透かし見入れば初もみぢ 握る指先愛ほしきかな
9
見切り品冷やし中華は売れたよう十月半ばで二十七度で
6
あのときに 行かないでよと 抱きしめて 口づけしたら 違った
のかな
(
未来
)
6
手を繋ぐ 始発各駅多摩湖行き 5時のカラスは空を飛ばない
6
良い事があるかも兆し欲しいとて茶はティーバッグ立たぬ茶柱
13
援交をしてる娘を叱ったら開き直って「家でしてやる!」/ほのぼのファミリー短歌
8
創作の手前に生活 ギターの前に買う歯磨き粉
5
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