偏頭痛僕の身体のバグたちが天気図を見て悪さをしだす
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新じゃがの煮っころがしは丁寧に鍋を見ながらたまに手を出す
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ぴぃひょろと 蒼天駈くる若鳶の 声聞くときぞ初夏は眩しき
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黄色からあかへうつらふ初夏の紅花ゆれる祖母ねむる丘
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里山に 草刈りの音響来て 熊対策に明け暮れる民 
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姿見の布をあけてはいけないよ 遺影が並ぶ暗い奥の間
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夏を呼ぶ水色の爪まぶしくて サンダルをはく日曜の午後
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「深海魚みたいな顔」と言われたよ 僕に似ている魚に失礼
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チャリ置いて 遅れた仲間を迎え行く ローティーン男子にキュンなアラカン
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いつだって誰かのために編み物をする誰かへ買う毛糸ひと玉
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ふと見れば青い空です少しだけ軽くなります憂鬱などが
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クスノキの光る若葉がサワサワとまだ挫けては駄目よとそよぐ
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紙漉きを手習いすれば尊きと今更気づく祖母の文束
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うちの前に車駐めるな出入りできん」「お前のとこにわし出入りせん」
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てにをはのひとつに空の白みおり 歌は言葉の格闘技かな
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叶わない理想と妥協胸に秘め 後出しじゃんけんなんかに負けんな
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断捨離が苦手なわたし だからかな あなたのことも抱えたままで
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草を刈る傍らにる野イチゴを喰みて広がる初夏のきらめき
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仕事ではさんざんお世話のチャッピーChatGPTも詠うときには意地でも使わず
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「好き」という たった2文字も伝わらぬ ヒトの心はなんと切ない
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わが心 なぐさめかねて 日記にき見れば 大事な人は すぐそこにいた
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上京し 自分の歩く 初めての 街眩しくて 弾んだ弥生
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漆黒の姿ゆかしき黒禿鷹クロコンドル遥けき空をひとり仰ぎぬ
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校門を開く保護者のポロシャツが汗でグレイに染まる朝9時
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窓辺から 流れる波音 この声よ 汐風に乗れ 空を染め上げ
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楽しみは夫と子ども寝たあとに一人で食べるハーゲンダッツ
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愛ゆゑに人を憎まばかへりみよ岸ベはるかに白波ぞたつ
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ベランダで 風に吹かれて 昼寝して ソーダを飲んで 恋をした夢
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惣菜のちくわ天ぷらメンチカツ同じ値段の謎を解きたし/近所のスーパーにて
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線路沿ひ走る電車の風強く むかし飛ばした帽子を思ふ
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