ライオンが暑さで死んだ報道に アフリカよりも過酷な日本
25
この頃は 短歌うたの浮かばぬ日ありて 一日一首の夢ぞ危うく 
24
夏の日の暮るるは遅き山陰に西こそ秋と蜩の声
16
フロッピーディスクを知らぬ若者はマウスの中のボールも知らず
16
語らねば消ゆ歳月や原爆忌語り継ぐべき聲の重たさ
10
ビルとビルわずかな隙の夏空にあなたの今を思い描いて
10
久しぶりに会ったいとこ背が伸びてて 思わず敬語になっちゃいますね
9
四十六の同窓会「文太」とよばれ菅原という名字の女子は
10
他人ひといれば冷房の罪かるくなる温度を上げた部屋には独り
10
教科書の上でなぞったきのこ雲 忘れないまま八月の島
9
夢の国 セレブを囲う  戦術へ  魔法は解かれ  夢の続きは無し
8
おおげさに 秘めたる恋が ほとばしり 「投稿しました」 震える指で
23
空の缶中身あるかと傾ける思い出すのは宅飲みの君
7
鳴き果てて地を打つ蝉の喧し夏の至れば君忘れるか
7
さ・し・す・せ・そ 目分量の味付けで適当にうまい父の焼き飯
7
疲れたな 好物マズい サンプルと 見分けつかない 楽しくないな
7
あの時を 忘れぬように 打ち上げる 空に届ける 白菊三発
7
冷蔵庫 四つに割った じゃがいもは 既に芽を出し 半月の夜
7
可なけれど不可も少なき日々なればまずまずならむと信じて生きむ
7
来世でも また我が祖父で あってくれ ゆっくり休んで また会いましょうね
20
天国の番号札を転売し罰金寿命プラス百年
8
避難所の 映像見るたび 心いたむ なぜ進まぬか 台湾と何が違う
12
もうちょっと ご自愛下さい 夫君おっとぎみ 朝の味噌汁 ゼラチン忍ばせ
10
飲むだけで翼をくれるというのなら 人は今より自由に生きてた
6
牛丼を 6人並んで 食いたいか? 俺は1人で 1人で食いたい
6
海の中沈んでいると思ったら ただの夏風重い空気で
6
夏期講習 迎えの車 断って 毎日歩く 君の隣で
7
いまさらに人生などと語らへば 冷酒いつしか温まりており
12
被災地の 話をするは 想うこと そばに居ますと 募金をひとつ
15
「ワレワレハウチュウジンダ」「♪きみを抱いていいの?好きになってもいいの?」
5