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それぞれの背負ふ荷物の重たさを触れずに終わる今日の女子会
64
ピーポーが半音下がり通過して見知らぬ人の非常時を知る
46
口先に花弁
咥
(
くわ
)
へしヒヨドリの落とし拾ふを見る散歩道
45
亡き母と二人旅などしたかった命日近づき今更に思ふ
40
吾を見つけ鴉寄り来る庭の隅「これはないしょ」とパンを分け合う
40
寒戻り 落ち葉布団に 包まれた 青き新芽を 撫でる指先
40
勾配は何
‰
(
パーミル
)
かその先に何が見えるかまた明日が来る
39
桜もち思いがけずに賜りて小さき
雛
(
ひいな
)
をそそくさと出す
39
公園のパンジー美し花の道 春は隣と五感に感ず
38
点
P
が 振り子のように 揺れるから 猫ミームばりに じゃれつくだけだ
36
こんなことやれてた筈の布団干し夫の手など当てにせずとも
36
早春の風にあたりて揺れながら洗濯物は雪景色みる
36
一
(
いち
)
聞けばこの子の百が解るのは離れていても母さんだもの
36
子供らが初めて食べる「おいしい」をあとどれくらい見れるだろうか
35
冴ゆる宵
雨水
(
うすい
)
の
今日
(
けふ
)
は 西空に 陸橋渡らば 見ゆる
二日月
(
ふつかづき
)
/二十四節気
35
世の中は 連休なれど 休みなく 仕事終えれば 月の微笑み
35
忘れてた 窓うつ
雨音
(
あまおと
)
目がさめて 凍土をとかす 歓喜の水の
音
(
ね
)
35
涙鳥
(
るいちょう
)
の天に舞い立つりくりゅうの光に酔いし明けの
金星
(
きんせい
)
/コルティナ五輪
34
冬と春 行ったり来たりの 境目が 幻想的な 夜明けの時刻
34
寒風を漕いで夜行く受験路に十五の春の蕾膨らむ
34
リネン糸で手編みしタオルは桜色 いつもの暮らしにひと
彩
(
いろ
)
添えて
34
如月の優し朝日に照らされて蕾ふくらむ沈丁の花
34
今は無き
故郷
(
こきょう
)
の古き喫茶店 記憶を灯す 茶色のランプ
34
猫の日を
愛猫
(
きみ
)
は知らずに 膝に乗る 春の風吹く 窓辺に座り
34
朝風は冷やりとすれどヒヨドリの遊びに来しか梅の
木末
(
こぬれ
)
に
34
「ボッチャ」てふ競技あること知らなくて デイケアに来て楽しめる今
33
「母さんがちゃんと手作りしてたから」
料理男子
(
息子
)
のお褒めの言葉
33
花笠の紅梅香る木の肌の皺に触れば温き木の精
33
雛飾るガンセンターに春のいろ 日だまりに咲くいのち彩る
33
捨てられて 親を知らない この猫は
お婆
(
(吾の母)
)
の事を 母と思ひて😺
33
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