山茶花の 木陰に潜むミズヒキの 小さき赤に雨粒濡るる 
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夕月に命のうたの響きあうこの寂光を君に捧げん
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日々かたくなりゆく爪を切り飛ばし膝にのる子の明日は芋掘り
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裏道のまばらに散りたる枯葉見て 木の葉のささやき ヘッドホン取り
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葉と蔓が立派に育って見えたって地中の芋は掘らなわからぬ/不作だった
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老医われ働き盛りは過ぎたれど閑居はすまい、明日は月曜
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赤コキア茶色になりて箒(ほうき)草コスパ最高庭の落ち葉掃く
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米袋ぐるっと置いたネズミ捕り 魑魅魍魎を跨いで担ぐ
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どんぐりは重力任せで旅をする(もろともに あはれと思へ 山桜 ) 花よりほかに 知る人もなし 066/100 前大僧正行尊
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権力を 持たぬ者ほど 持ち得ると  嘯(うそぶ)く者が 政治家とはね
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朝早くしずかな道を歩きつつ紺のマフラー結びなおして
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深夜でも煮沸している哺乳瓶  乳のにほひに父となりゆく
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舌を灼く堅いもめんの湯豆腐が 胃の腑に落ちて秋の夕暮れ
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いよいよと 再度入院 心する ただただ黙し 煙草プカリと
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秋になり 離れて暮らす 家族には こんな気温と 寒いマウント
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名の知らぬ美しい鳥の声聞けば広い宇宙が開く心地す
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梨なんて今年はとうに諦めて普段のバナナとたまの林檎と/一玉四百円なんて
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老い進み 誰も見ないと 知ってても 投稿すれば 心も癒える
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録画したばかりのネプリーグをまだ熱いうちに見てしまう22時
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今君に せめて一目見 叶うなら 手探り行きたし 黄泉平坂 (改正)
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斜め前解体工事始まって聞こえてくるは異国の言葉
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残照は家並みを影に浮き出して窓の灯(ひ)朱(あか)き秋の黄昏
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平成のYouTubeの中に生きる亡兄わたしの今より若い姿で
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休みの日上手く手を抜きしてるフリ仕事あるから疲れてると、姉/介護愚痴短歌
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どろどろに溶け合ったまま時を止め浮世の夢を留めるあおいろ
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パンを喰い 水を飲んでは 腹満たし 朝のお米は 思いも出せん
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期待せず 希望もないのに 捨てきれず しがみつく感情を 執着という
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なくしてた 旅出た痛みも三千里 いつか訪ねて くれるだろうか
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13度 忘れられない あの日々を 猫の命日 1年が経つ
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ちま猫ちゃん なにかに怯えていた夜よ どうしたの?って みんなに聞かれ
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