遅蒔きの 葉物野菜が育ち来て 我が家の膳を豊かに満たす 
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オンボロのトースターからでたパンと吾の心のムラは似ている
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自販機の あったか〜いと つめた〜い ひとさし指に 迷い箸見た
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精一杯受け止めてゆく言葉たち文字から声を想像してみる
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はじめての「予約枠20」の達成にナースら歓喜す。老医われとて
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スマホなく 電車で文庫 めくる指に 紙柔らかく 文字目に優し
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乾かないスエット上下の登場に秋だと思う雨の部屋干し
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がきんちょの ピンポンダッシュ しばいたろ カメラに証拠 あるんやけどな /1/2
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三毛猫がいつもの2倍喋りだし、秋の夜長に気づく十月。
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あの人が 今日も息づく 異世界へ きさらぎ駅にて 乗り換え行かむ
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静けさや 月も隠るる 枯れ野原 かすみの奥に 君を呼びつつ
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秋がふと 思い立ったのか 早歩き 道の隅っこ 葉はまだ青い
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秋桜を風あるように活けし午後 部屋の空気のふわりと動く
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またたいて 子ども時代がまたひとつ ちかいの魔球 紫電改のタカ/哀悼 ちばてつや氏
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鬼子ゆえアキノセイタカアワダチソウ 愛でられずとも勝ち組の花
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半額のパック横目に手に取るは 割引なしのフル価格寿司
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ううん別に、 なんでもないよ ちょっとだけ 頭を撫でて 欲しかっただけ
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幼子の 微笑みを見て 癒される 心の傷も 業の深さも
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冬が来た 雪の予報に 大慌て 買い物済ませ タイヤ交換
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晩秋の忙しなくなくも世の百舌鳥 風の流れに身を委ねたい
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得たものと失ったもの比べては 闇の向こうに何か求めて
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難儀した足の爪切りすんなりと孫娘のや真心こもる
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「ずっと居る」なぜだかそんな気がしたの 明日も今日の続きなのにね
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音立てて蛙飛び込む古池の端(はた)にちらりと宗匠頭巾/本歌取り…かな?
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とき時雨 袖のばす風 鈍色に 瞬く空の うらお月様
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太陽に見せられぬ罪が揮発する(心にも あらでうき世に ながらへば) 恋しかるべき 夜半の月かな 068/100 三条院
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初雪の まだ積らぬを 知りながら  替え時迷う 冬のタイヤに
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前を向く僕の横顔紅いのは夕日のせいにしてもいいかな
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保健室で過ごすと決めゆくパワハラの社会の授業は受けたくないと
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ひさしくも うらぐもる秋 気塞げば 夏の暑さぞ いまは恋しき
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