Utakata
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低空の飛行機の腹に手を伸ばし くすぐりたくなる皐月晴れの日に
18
受話器からこぼれる声のあたたかさ じいちゃんパワーをポッケに詰めて
24
春の午睡 慌てて起きて外を見る 葉ずれの音が雨に聞こえて
11
種をまき 水をあげたら 芽が出るの 楽しみすぎて 毎日眺め
11
旅をしてひとりの時間終わったら我の任務があることの
幸
(
さち
)
19
貧乏な家のおかずと嫌ってた 凍み豆腐の汁、今は甘くて
14
鼓動ごと 外へ奏でる 産声に ようやく会えた 茜さす君
11
黄昏は駅ビル巨大なターミナル無きものにされバス行き交いて
11
最高よ!セレブ生活自慢してた同窓生の旦那の破産
11
新緑の 風に移ろい 春征けば 君をもい出す いつかの真夏
9
腹いっぱい食べて運動して食べて燃費のわるい
業
(
カルマ
)
の輪廻
8
巌
(
いわお
)
踏み
餌
(
え
)
を
食
(
は
)
む鳶の荒々し野生の命此処に極まれり
8
ヘビいちご探して歩く原っぱの思い出ずっと忘れていたね
8
川沿いに隠れるように落ちていた恋の欠片は夕暮れの色
8
「また来ましょ」指切りしたるラウンジのこれが最後と知らぬ二人は
8
一夜寝て拙歌改作思いつき手を加えるかただ悶々と
12
人に会う
明日
(
あす
)
を考えて動けない 積もる洗濯 何を話そう
9
点検のカーディーラーで拍子抜けナフサ不足のナの字も出ずで
7
越冬せしタロ芋
二株
(
ふたかぶ
)
を地植ゑして水やりすれば立ちあがりけり
7
泥の中 苦しむ
同胞
(
とも
)
に 声を挙げ 孤独にありても 時に海を見よ
8
果てぬとも
育
(
はぐく
)
まむとて六道の辻に飴買ふ母の愛はも
8
悩みごと 長く煮詰めて できたもの 時間をかけたからこその味
7
我先と
強請
(
ねだ
)
る我が仔の大口にぬいの
綿
(
はらわた
)
つめてやる鳶
6
荒波を掻き分けた夜の縦文字は他人のあなたに見せた足跡
6
誰よりも優しい貴方が報われる世界でどうかありますように
8
眠られず丑三つ時に駄歌投稿 付いた「いいね」は百太郎から?
16
眠れぬ夜 スマホを開かば目が冴へて ブルーライトに心眩む吾
15
クールビズ 去年のズボンが ギリ履けた しゃがむのちょっと 気をつけないと
8
いつだれがのぼるのかって思ってた塔に今のぼりきみに手を振る
8
葵
(
あふひ
)
にも
瑞枝
(
みづえ
)
にもかくさらさらとさやぐ風さへ衣更へかな(葵祭り)
6
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