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夜もなく明け方もなくただ独り光などなくまた闇もない 

夕焼けが美しいほどさびしくてカップ麺だけひたすらすする 

宝石のようなくれよん前にして使えないまま時が過ぎてく 

人間を愛せはせずに犬を抱く 愛を教えてくれた命を 

‪あのひとが好きだと言った曲ばかり溢れるりれき一人カラオケ‬ 

触れられぬ触れてはならぬ花ゆゑになほにほひたち心を乱る  

幸せの掴み方とか教科書に書いてないからよくわからない 

雨傘も亡骸にして冷えていく蛹を見つめている子どもたち 

しぐれ降る生駒の山の峰かくれ見ねど恋しき君がまなざし 

「一人でも生きてゆける」と言った日にゴキブリが出て途方に暮れる 

恨みても悔いても帰り来ぬ日々の 夢は現に 心は空に  

泡沫うたかたの名に似合いしは短歌みじかうた いつか消えゆく心の墓標 

ぬぎすてて裸にちかくなる樹樹の凛として佇つ霜月の空 

南天がたわわに実り冬が来る もうない生家 紅白の記憶 

「またいつか」別れの言葉を述べた後パラリと落ちた髪は栞に 

‪「恋愛」も「夢」も「わたし」の栄養であって「そのもの」ではないんだね‬ 

ちり集い星生まれるとするならば死んだら星になるのも道理 

恋の歌溢れすぎるにうんざりし 命は長い恋せずともよし 

鴨川に闇がひやりと溶けていくしっかり食べてゆっくり寝てね 

しらじらと月かげさゆる道行きをかへりみすればすべては枯野 

五時半に太陽はまだ出てこない冬というのは暗い時なり 

肉球をさわってみたい絶対にさわられたくない猫のまなざし 

彼の人を心ならずも打ち思ふ振り子の幅は揺れ広ごりて 

下腹部に悪い想像抱え込み不安がるだけの猫になる夜 

さびしさという名をつけるこすったら掠れてしまうまひるの月に 

打ち込んだ言葉もいつか消え失せる 意味がないけど 切実な泡 

散りぬれど色こそまされ朝露にさくらもみぢはしとどぬれつつ 

底のない快楽はない朝風に洗ったからだ 今日を求めて 

凍え死ぬ温度を冬と呼ぶのなら私は何遍死ねばいいので 

三ツ星の店みたいだと笑むきみとオリオンのした分ける肉まん