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三月の イオンモールの 賑わいに あてもなく買う 春色ブラウス
52
現存の天守に続く急階段 戦の知恵を今に語らむ
49
いたずらは得意謝るのは苦手似たもの親子並んで
午睡
(
ひるね
)
48
追徴の 確定申告 決定し
夫
(
つま
)
と見上げる 喰われゆく月
/
皆既月蝕
47
言の葉の降りて来ぬ日の焦燥感 鈍き音にも探す歌種
42
幼馴染と心ほどける居酒屋の隅っこが僕の避難所だった
40
価値観の違う世代と暮らしいて心揺れるもぶれずに生きる
39
畑 終
(
はたお
)
へて 薄暮に浮かぶ 白き月 弥生最初の 望月を待つ
38
啓蟄の鼓動を聴いて走り出す
泥濘
(
ぬかるみ
)
さえも軽やかにゆけ
38
広告の 桜 旅立ち おめでとう 明るき文言弥生に踊る
38
三月の雪は稀ではない秋田自転車出せば次の日は雪
38
溜池のそばに一樹の春椿
紅
(
くれない
)
燃ゆる弥生の空に
38
軽トラが集い田畑も春支度
雲雀
(
ひばり
)
囀る
長閑
(
のどか
)
な日和に
37
塩漬けの二軍の服を断捨離す隙間に春風やっと吹き出す
37
沈丁花 花の香りを 全力で 主張する様 命短く
36
初鳴きの鶯の声つたなくて梅も笑って花びら散らす
36
雨止んで庭に出ずれば雲の間に赤銅の月 しばし眺めん
36
嫁、娘、母の三役こなしつつ、守るつもりが守られる日々
35
人間の尊厳捨てて戦火撒く魔王の賭けにいのち散りゆく
35
咲き初めし
辛夷
(
こぶし
)
ふるえる春寒に園より流るひな祭りの歌
35
風が吹く風に吹かれるカーテンを透かす光はもう春の色
35
学生服 友と
燥
(
はしゃ
)
いだ あの頃に もう戻れない 戻りたくても
35
クッションに頭乗せ 毛布を被り 飼い主の寝姿のよな犬
34
小夜更けて微睡みの
床
(
とこ
)
しとしとと芽吹きの庭に木の芽雨降る
34
雛壇の人形は
雨声
(
うせい
)
を聞きつ しづかに宴
氷雨
(
ひさめ
)
の弥生
34
春風
(
しゅんぷう
)
を浴びつ散策 梅咲きぬ家の 窓辺に
坐
(
すわ
)
る黒猫
33
虚無感を 煽る言葉を 迎え撃つ ミサイルほどの 絵空事 欲しい
33
言葉放つ嘘では無くも半分は好印象欲し本音もありて
33
ゴミの日にゴミ出し出来ない母なのに小言文句はすらすらと出る
33
独り身が 語る事無く 桃節句 頬と心を 氷雨が叩く
33
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