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「寝た?」「寝たよ、こんな時間に起きてると思うの?そんなバカはいないよ」 

インスタの黒い背景白い文字他人の不幸に濃い蜜の味 

大陸のどこかのまちの工場で異国の紙にゼロを書くきみ 

夏 日暮れ くちなしのはな 遠花火 わがなつかしき形而下のもの 

首筋にボディミルクを滑らせて わたしは女の殻へと逃げる 

学生の授業でこゝろを取り上げて性癖曲げるそのこころとは 

寝てる間に死んじまったら気づかずに目覚めてすごく驚くだろう 

部屋干しの下着のそばで香をたく これが現代貴族の贅沢 

透明なわたしたちまだ羽ばたかない やさしさばかりが傷つくる夜  

君と僕世界は2人で作られた 今かじるのはあの日のリンゴ 

海底で報われなかった君が笑う 涙は潮に吐息は泡に 

レジ袋有料になったこの星を詰める袋はどの売場ですか 

短夜に逢ひ見しきみを帰さじと櫂をかくしぬ天の河原に  

一掬のなみだと嘘を積み果ててあしたには来るほんとうの鬼 

ふしんしゃという単語だけ鮮明な隣のまちの防災無線 

索漠とした風景の切り取り線あなたの足音聞き分けるすべ 

午前二時温室の戸が閉まる音百合と眠ろう永遠にあなたと 

目薬をさすときどこを見ればいいのか分からずに悶える日々よ 

鋭いなおまえ太陽おれ手のひら 真っ赤な心透かして見るな 

水無月の雨に溶かされ たましいは排水溝に流れ出てゆく 

そばにゐてくださいませな蝋燭のなみだながれてつきるときまで 

指先で春を崩せば毒になる 蕾を摘めば雷になる 

メンタルの中身ふわとろ甘々を包むサクサク薄皮の意思 

隣人が帰ると必ず雨が降るきっと龍神の加護を受けてる 

木漏れ日がその首筋に遊ぶとき木漏れ日であることを羨む 

庭でさえ外つ国だったあの日からずいぶん遠くまで来たものだ 

間違いのないよう日々を消費していつの間にやら「量産」になる 

お布団のホットケーキはふわふわでバターのように溶けだす私 

悔しくて涙を流す行為さえ馬鹿にされてるネオンの真ん中 

のろのろと仕度をするか迷う間に雨は上がった 行くぜ相棒