Utakata
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雪だるま並んで浴びる如月の日差しよ僕も溶かしておくれ
47
朝五時の 下弦の月が 照らす雪 風が遊びて 吾の頬 叩く
42
うまいこと言えても 生きるの上手くなく 歌で息つぎして また明日へ
42
木の芽月 陽射し日ごとに力付け グリーン吊るすや明るき窓辺
42
枯れ草の動き静かな小春日は鳥声聞きて歩かば楽し
40
ユーミンの歌詞が優しく飛んでゆく冬と春との間の空に
40
雪の下 たんと蕾を芽吹かせて 春を待つかなレンギョウの花
38
北向きの 玄関先に立つ梅の 固き蕾は これからひらく
37
こわごわとゴム引くように伸ばす身を受けとめ護るヨガマット二枚
37
白妙の 田んぼに眠る ポテンシャル 北極星は 指揮棒をふる
37
図書館であれこれ迷ふも手の 中に毎回似たよな健康本あり
37
坂道をのぼり終えつく溜息や流るる雲をしばし眺めん
36
眠らねば七時間後に来る息子嬉しさ過ぎてざわめいている
37
風景は 日々変はりゆく バス停の 落ち葉の数も 通る車も
35
若人の「恋詩」読みて 過去想ふ 手のひら見つめ 溜息の午後
35
久しぶり再会してはお互いに老いた事実を飲み込んでいる
35
冬山に 登り大きく 息をする 縮んだ肺が ぐんと伸びする
35
昼の月 凍らせ
蒼
(
あお
)
く 吹く風の
膨
(
ふく
)
ら雀の 胸毛返せり
34
情景の言の葉の糸 見へぬ時 無理に探らず 無理に繋がず
34
ふるふると揺らされ具合いを伺ってカラメル伝う小皿にスプーン
34
順風に海風吹いたか島国は 中波小波に大船動かじ
34
山茶花の花びら積もる坂道をのぼりつつ聞く鳥の囀り
33
納豆と 卵が賞味 期限の日 納豆チャーハン 夜のやすらぎ
33
池
畔
(
ほとり
)
じっと鳥待つカメラマン無音の時をひととき享受す
33
冬日差 葉牡丹凛と葉を広げ色鮮やかに道を彩る
33
絶景の桜に
被
(
かぶ
)
せしキャッチコピー駅構内で春につかまる
33
積雪の重みに耐へづ
頭
(
こうべ
)
垂る バス停
傍
(
わき
)
の花壇の水仙
32
勤務中窓外に見るレアな野鳥メガネとマスクで興奮隠し
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雨降りて 煙る街並み 如月の 寒さ緩みて 頬紅潮す
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終日を静かな雪を窓に見て春はどこまで来てるだろうか
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