Utakata
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夏を呼ぶ水色の爪まぶしくて サンダルをはく日曜の午後
20
ゆらゆらとエノコログサが揺れている一輪挿しとありし日の猫
23
今時の 親子喧嘩に難儀あり 我が子育ては任意同行か
20
洗濯機を4回くらい回してる なんぼでも乾く季節のご登場です
17
チャリ置いて 遅れた仲間を迎え行く ローティーン男子にキュンなアラカン
13
楽しみは夫と子ども寝たあとに一人で食べるハーゲンダッツ
11
逢いたいと想へば想ふほど遠く あの日も星が
瞬
(
またた
)
いていた
12
野外飯 こぼれるゴマを 空からの 贈り物とて 運ぶ蟻たち
20
次々と新たな方法試してる良いか悪いかそれは知らない
12
断捨離が苦手なわたし だからかな あなたのことも抱えたままで
9
馬鈴薯に
利
(
と
)
き包丁の刃元あて病巣削ぐごと小さき芽を取る
15
仕事ではさんざんお世話の
チャッピー
(
ChatGPT
)
も詠うときには意地でも使わず
9
ガラス戸を引けば明治は薫りたち午後には失せる生菓子を買ひ
20
眼
(
まな
)
うらにうつろふ花を抱きとめて過ぎ去るものはいつまでも
美
(
は
)
し
13
岡山の息子夫婦に招かれて旅立つ妻に「楽しんでこい!」と
8
五月末 涼しさを ゴーヤに託し 今年も植うる 緑のカーテン
15
紙漉きを手習いすれば尊きと今更気づく祖母の文束
7
愛ゆゑに人を憎まばかへりみよ岸ベはるかに白波ぞたつ
7
草を刈る傍らに生る野イチゴを喰みて広がる初夏のきらめき
12
わが心 なぐさめかねて
日記
(
にき
)
見れば 大事な人は すぐそこにいた
8
週末の孤独な夜を持て余し星を探せど瞬きはせず
13
アイスとか二つ選んで奢りあう胸の微熱を消さずに進め
14
ひと夜漬けコバルトブルーの茄子の肌 明日の朝には糠を洗はむ
22
いにしへの
煙
(
けぶり
)
の絶えし 名残にか 行く末も見えず 霞む夏かな
7
真っ暗なお腹の中にいたもので ひとりぼっちのさみしさと寝る
7
青春に代わる言葉が欲しい今わたしの春は何色だろう
15
「台風に注意」とラジオ言い出した梅雨より先に台風来るらし
18
「
家
(
うち
)
の前に車駐めるな出入りできん」「お前の
家
(
とこ
)
にわし出入りせん」
9
電話鳴り仕事中断出てみれば 自動音声時間を返せ
6
ベランダで 風に吹かれて 昼寝して ソーダを飲んで 恋をした夢
8
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