風に舞うとんぼのはねのかろやかに 暦ひもとき立秋と知る
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夏が来てトルクが伝うインパクト工事の汗が床に滴る
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白波に 遠くの崖と青き空 病の体 痛み凪ぎゆく
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庭に咲く 鬼灯紅く色づきて 盆棚飾る時節となりぬ 
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ウドの花のメルヘンチックな可愛さに小さな妖精隠れてそうで
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多幸感ピンクメイクは貴方には見えていたかな花火大会
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届かぬ夢 見えぬ景色 淡い夕暮れ 空を知らないセミの脱け殻
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朝方にわずか二時間草取りを 昼寝醒めたら既に夕刻
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どれだけか 癌の寛解 病むこころ 先は見えずに 残る思い出
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帰り道 わざと間違え 遠回り ふたり並んで 自転車を押す
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戦場に行かせないため船上に行かせて死なせた良い教師だね
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八百万の 神に祈りて 土まみれ 闘魂燃ゆる 甲子園の夏
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ミニバラの首を落とせば手のひらに金魚の腹の丸さで触れる
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補聴器をやたらすすめる店員よ♪うっせぇうっせぇうっせぇわあんたが思うより地獄耳
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立秋とニュースは言うが 熊蝉よ おまえの声はいつ止むのかね
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2分後に返事してすぐ既読つくずっと1人にさせてごめんね
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8月の、朝のぬるめの温度感によく似た君のずるい優しさ。
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恋コロン 髪にもコロン 資生堂 ヘアコロンシャンプー の早見優
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左手で胸のつなぎ目に触れる 右手よりきっとやさしくなれる
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卒アルの写真をそっと抜き出してAIに命じた五十年後
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若杜氏 ふくめば納得 ぶりホタテ 八年八月 八日の理八
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傷探し治っているか触れてみてまた疼き出し持て余す夜
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母詠みし半世紀前の短歌あり 九十路の父とこころをたどる
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汗光る 小麦色の君 無言のまま 麦茶飲みほし 満面の笑み
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点滴の代わりになってちょうだいね明治エッセルスーパーカップ
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ソプラノが出ないあなたも素敵です とても綺麗なステンドグラス
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米の値が下がり始めて誰か泣く電信柱で蝉が鳴いてる
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金髪をやめないきみとのカラオケにこう生きたかった人生を見る
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大切と 呼ぶには少し 遠すぎて 忘れるにはまだ 近すぎる人
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薄羽の黒い蜻蛉とんぼが夕風をふわりと降りて余熱の路上
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