Utakata
登録
Login
新しい歌
人気の歌
1
2
3
4
5
…
次 ›
最後 »
沸点は十分承知してるから トドメのひと言決して言わない
38
セキレイの後に続きてのんびりと抜かさず歩く冬の温き日
36
字が綺麗それだけなのに得をする人柄までも綺麗みたいに
36
火葬場で 「皮はどこへいったんだ」と 子供が発した ぴったりな言葉
35
人知れず春の種蒔く人のよに雨はそぼ降る日の出の前に
35
星冴えて 雪の
灯
(
あか
)
りが ほの照らす 遠ざけてきた
小
(
ち
)
さきぬくもり
34
朝六時下弦の月が不安げに抗癌の日に付き添いて来る
33
いつの間に六十路を超へし変わりたる嗜好に思考これ摂理なり
32
病床の 妻と分け合い 食べた美味 いつの時代も 桃の缶詰
31
音楽を流さず家事をこなしてく 無音の音を今日は楽しむ
30
家の中行く先々に時計有り
急
(
せか
)
す用など有りはせぬのに
41
音程が狂い過ぎててサビのとこ来てやっと知る『粉雪』なのか?
29
経年の 劣化も変化も 美しく 風雪に耐え 楠の立つ
29
大寒の陽は燦々と白梅の固き蕾に枝の雀に /三月の陽気
29
夜明け前 下弦の月が 照らす道 田舎の家々 灯りがともる
29
冬の朝登りの坂を走り来たマスクの子等の荒き息聞く
29
難題の関税・安保・温暖化そこのけそこのけトランプが来る
28
あちこちの 不調を抱えた アラ還の 話は咲きぬ 梅より先に
28
老い二人
孫
(
きみ
)
らが帰りし昼下がり 畳む布団に匂ひ残りをり
27
人生の 切符は一枚 みな平等 片道切符で どこまで行こう
26
ふくふくのスナップえんどう筋取らば青き匂ひに母の浮かびぬ /お手伝いの記憶
26
しまむらに
明日
(
あした
)
行こうか
明後日
(
あさって
)
か 本気で悩む笑えて幸せ
26
あんぱんと豆乳で栄養補給する そんな日もアリ 明日は来るさ
26
根雪積む故郷の友手習いのシマエナガ歌う絵手紙届く
26
鍋の出汁沸いて昆布を取り出せば冬はゆったり時間がすぎる
26
可燃ごみ提げ来る老婆に声ひとつ電信柱の上からカラス
25
花のない庭にまぶしき甘夏や酸甘の美味いのちの満ちる
25
力強く先頭に立つ君だから押し付け過ぎてごめん親指
25
悩み事 黒縁写真に 話し掛け… あの頃もっと 話せば良かった…
25
補助具着け歩くワンコに歩を合わす若者の眼に温もり宿る
25
新しい歌
人気の歌
1
2
3
4
5
…
次 ›
最後 »