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水無月の雨に打たれてヤマボウシ一人バス待つ私の横で
43
梅雨晴れ間しばし賑わふ公園に赤児はじっと遊ぶ鳩見る
38
わすれんぼ治らぬままにまた今日も迷子の鍵に冷や汗の滝
36
朝市を覗き歩かば懐かしき老人会で編みし伯母の籐かご
35
暑くとも日射しが欲しや今日の日は干し物揺らす少しの風と
33
二度寝して 始まり遅い 休日に 雨が加勢し 雨音を聴く
33
幼児
(
おさなご
)
を膝に抱えて二人して歯磨きしてる今日は父の日
33
二時間で二つ県超へ湯に入らば湯煙り向こふの方言温し
31
本当か天は二物を与えずとたった一つもくれないくせに
30
慣れぬ手で ズボン繕う 雨の午後 空も心も 潤む梅雨入り
30
久しぶり自分の顔をアテに呑む ビジネスホテルのデスクの鏡
29
浄土では父や母には会えたのか少し急いで旅立ちし兄
29
ぽつり立つ清流の岸の釣り人に幾年経てども亡兄が重なり
29
フル・ムーン 「もう赦して」と 願っても 御仕置つづく 変われぬ私
28
雨音に包まれながら目を閉じる 雨のメロディー音符が踊る
28
愛猫に
触
(
ふ
)
れるぬくもり 体温と 甘えてくれるその優しさと
28
檸檬の実 ゆっくり膨らみ 成長す その愛しさや 主張もせずに
27
改札の軒 水無月の
燕
(
つばめ
)
の巣 親鳥を待ち かおを出す
5
羽
27
飽かず降る雨に包まる鎮守森 息深くせば緑沁み入る
27
恨み辛み人を呪って逝くよりも『無』になることが尊いものだ
27
黎明
(
れいめい
)
に
慟哭
(
どうこく
)
の如 荒れ狂う風雨 硝子戸叩く 水無月
27
軽やかに
洗濯物
(
ほしもの
)
乾く嬉しさよ 梅雨の晴れ間の小さなシアワセ
26
船の旅日本一周ご夫婦に土産をもらいちょっとジェラシー
26
道標
(
みちしるべ
)
示され歩く この道で 出逢えた人に 渡す
言霊
(
ことだま
)
26
イヤホンで占領された子の耳に「行ってらっしゃい」は届かなくて
26
梅雨の夜深層心理うごめけば罪の淵より湧き出づ祈り
26
借景なりあたらし朝の窓外のサツキ紅白愛でたき花よ
26
雨が
訪
(
たず
)
ね土やはらかに微笑めば庭の友らが豊かにいそしむ
26
酔いざましがてら 語らいゆっくりと 同じ速度で友と 駅まで
26
雨が止む一瞬狙い駆け出した だるまさんが転んだみたいに
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