Utakata
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絶景の桜に
被
(
かぶ
)
せしキャッチコピー駅構内で春につかまる
48
それぞれの背負ふ荷物の重たさを触れずに終わる今日の女子会
48
夫逝きて
三年
(
みとせ
)
目の春紅梅の咲きて嬉しや命の満ちる
44
手放して出来た隙間を覗いたら見え隠れする大切なもの
43
ピーポーが半音下がり通過して見知らぬ人の非常時を知る
38
透きとおる 若葉が灯す きさらぎの まだ雪のこる うたかたの道
/
welcome
36
風抜ける小高き丘に登り来て観光地となる農村眺むる
36
プランタを 花咲か婆ちゃんから もらい 花より野菜のタネ 選ぶ 孫
35
ラブラブのハスキー二匹を唸る犬 恋の火花を春が覗けり
35
退社後のバス停 濡れたアスファルト ベンチの
滴
(
しずく
)
通り雨の跡
35
今もなお時を刻めり腕時計 手にとる朝に早春の風
35
柿の実を啄む鳥と睦月去り
鴉
(
からす
)
一羽の裸木の空
35
贅沢と車所有を禁じられ移動手段がタクシーな矛盾
39
咲き初めし梅に白雪降り積もり溶けて色艶失せし
姥梅
(
うばうめ
)
34
桃色の 花を飾りて 春が来る 長き冬の日 忘れるほどに
34
この色を言葉にできぬもどかしさ黄昏時の空の蒼さよ
34
亡き母と二人旅などしたかった命日近づき今更に思ふ
34
口先に花弁
咥
(
くわ
)
へしヒヨドリの落とし拾ふを見る散歩道
34
隠し
(
財布
)
より 出る遺品の メモ書きは 父に渡した 我の番号
33
公園のパンジー美し花の道 春は隣と五感に感ず
33
涙鳥
(
るいちょう
)
の天に舞い立つりくりゅうの光に酔いし明けの
金星
(
きんせい
)
/コルティナ五輪
32
小春日に競って歌う小鳥たち春に恋する喉を整え
31
老夫婦 喜ぶ姿 いと嬉し 慣れぬ仕事も 段取り八分😊
31
人生が汚れ裂かれて台無しで子供の私に声をかけたい
31
かもめらが 夜の帷を めくりあげ この街の海に 朝がこぼれる
31
マイペース こねこのように のびのびと 生きてみたいね ヒトは不自由
31
枝垂れ梅のトンネル抜けて吹く風は戻りし寒さと芳香乗せて /梅林にて
31
春らしいひかりが僕の自転車に反射している きみに会いたい
31
透明な
高次脳機能障害
(
ハンディキャップ
)
に包まれた重さに倒れ誰も気付かぬ
31
「ボッチャ」てふ競技あること知らなくて デイケアに来て楽しめる今
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