Utakata
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口先に花弁
咥
(
くわ
)
へしヒヨドリの落とし拾ふを見る散歩道
46
寒戻り 落ち葉布団に 包まれた 青き新芽を 撫でる指先
43
吾を見つけ鴉寄り来る庭の隅「これはないしょ」とパンを分け合う
41
亡き母と二人旅などしたかった命日近づき今更に思ふ
40
桜もち思いがけずに賜りて小さき
雛
(
ひいな
)
をそそくさと出す
39
公園のパンジー美し花の道 春は隣と五感に感ず
38
一
(
いち
)
聞けばこの子の百が解るのは離れていても母さんだもの
38
こんなことやれてた筈の布団干し夫の手など当てにせずとも
37
早春の風にあたりて揺れながら洗濯物は雪景色みる
37
子供らが初めて食べる「おいしい」をあとどれくらい見れるだろうか
36
点
P
が 振り子のように 揺れるから 猫ミームばりに じゃれつくだけだ
36
忘れてた 窓うつ
雨音
(
あまおと
)
目がさめて 凍土をとかす 歓喜の水の
音
(
ね
)
36
冴ゆる宵
雨水
(
うすい
)
の
今日
(
けふ
)
は 西空に 陸橋渡らば 見ゆる
二日月
(
ふつかづき
)
/二十四節気
35
世の中は 連休なれど 休みなく 仕事終えれば 月の微笑み
35
捨てられて 親を知らない この猫は
お婆
(
(吾の母)
)
の事を 母と思ひて😺
35
眠ってた春服そっと起こすよに 陽光の差す
陽
(
ひ
)
だまりの部屋
35
リネン糸で手編みしタオルは桜色 いつもの暮らしにひと
彩
(
いろ
)
添えて
34
如月の優し朝日に照らされて蕾ふくらむ沈丁の花
34
今は無き
故郷
(
こきょう
)
の古き喫茶店 記憶を灯す 茶色のランプ
34
猫の日を
愛猫
(
きみ
)
は知らずに 膝に乗る 春の風吹く 窓辺に座り
34
買物に 作業着羽織る 吾の姿 妻は空にて 怒っているか?
34
朝風は冷やりとすれどヒヨドリの遊びに来しか梅の
木末
(
こぬれ
)
に
34
ヒヨドリに花芽を食まれ紅椿 一輪二輪春を待ちをり
34
将来を夢に描いて捨てて来た過去はきっちり抱えています
33
花笠の紅梅香る木の肌の皺に触れば温き木の精
33
雛飾るガンセンターに春のいろ 日だまりに咲くいのち彩る
33
初鳴きのウグイス聞きつつ朝散歩 雪の富士にも春はすぐそこ
33
祈りつつ入試のあとの氷雨にも土わり芽吹く蕗のとうかな
33
それぞれの背負ふ荷物の重たさを触れずに終わる今日の女子会
66
寒風を漕いで夜行く受験路に十五の春の蕾膨らむ
34
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