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二人とも猫舌だから 欲しいのは火傷しない温度の幸せ 

 シガレット菓子を咥える唇を掠めるふりして端っこを食む 

快速をわざと逃して生きづらいほうのわたしで見てる夕焼け 

LINE消す ここは韃靼海峡の真ん中なので誰も来ません 

久方のファストフードの割引券 熱きポテトでほくりと生きる 

ストーブの揺れる炎が頬紅のかわりに白い肌を彩る 

愚かなり貧乏性は貧乏だ分かったけれど変われず生きる 

さよならの言葉は白い息になり雪と一緒に溶けて春になる 

ひとつづつ蝋燭ともす長き夜の思ひまされど逢ふすべのなき 

めづらしきシャボンの泡のにほひする霜月尽の夜の仕舞湯 

眼底の東京は液状にしてさまよえる上の空の鯨 

育ててる そう自負してた 気が付けば 娘達に 育てられてた 

‪幸せになりたいだけなのに誰かが傷ついてしまうのはなぜだろう‬ 

白珠の散るかとぞ見る小夜しぐれぬれて帰りし妹が黒髪 

電線に夕のひかりを貼りつけてひととき町は鳥かごになる 

行く先を しかと見据えて歩みたる 若人たちの背は目映まばゆきて 

さきはひし言霊ことだまは今何処いずこにか 影ひそめては 星に響きて 

両腕を大きくひろげ透明なうつわになって受けとめる雪 

泣くまいと見上げた夜空星もなく 冬の夜空は寂しさつのる 

‪人形になってしまえば曇らない瞳、魂、核と呼ぶもの‬ 

大人は言うカフェイン摂取で寝れないよと上等だこの野郎これは戦争だ 

舞うだけに飽き足らず泳ぎだす雪に閉じ込められし冬の始まり 

はっか飴舐めてから往く精神科あっけらかんと寒鴉なく 

蜜のない蜂の巣、海のない月面、思春期のない僕のくちづけ 

ふたご座のひととあひみるみづうみのほとりにたてば夕波千鳥 

永遠を誓い合ったプルタブの指輪 滑り台の頂上にて 

乗り越した駅の分だけかなしみの数をかぞえて眺めてる海 

おもうこと甲斐性なしの情けなさ甲斐ある仕事出来るだろうか 

おのおのにおもひ人ある かたみゆえ 心解き難く 程は詰まらず  

100万回生きれば愛すことを知る猫の今世を抱きしめている