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石ころを蹴って歩いて大人でも迷子になりたい夕暮れがある 

金色のちひさき星のかたちして秋雨に散る木犀の花 

エヴァンゲリオンの夕空の色した故郷へ帰るわたしの車 

三ツ星の店みたいだと笑むきみとオリオンのした分ける肉まん 

さりげなく月が綺麗と言ったって気付きやしない君が好きだよ 

一昨日のLINEに既読がつかないの きっと世界が止まってるのね 

‪テンサイに生まれたかったまたは冬生まれたかったダイコンムスメ‬ 

わかってた、独りでも呼吸いきできること 風がなくても踏み出せること 

背の高いきみから秋になるらしい寝癖でくるりまわる木枯らし 

熱い頬冷やす風に乗る金木犀そろそろ髪を乾かさないと 

ルービックキューブの死骸すら揃わなかったのだしおまえの負けよ 

‪役立った時は生きていてもいいと言ってもらえている気がしてる‬ 

むらさめのすぎにしのちの雲間よりさえざえひかる秋の夜の月 

うつむいてくちべにえらぶをとめごのうなじのしろき秋の夜の月 

知る事はしょっぱさがなきゃ旨味無いなどと訳知り顔のお汁粉 

青春のあわい青さに染められた栞がおちる卒業文集 

知ってるか 悲劇のヒロインだってもう自分で立てる時代なんだぜ 

うつくしい食事は瞳が消費して口の中へとすてられ続ける 

今日もまた夕焼け小焼の時報鳴り布団の中で過ごしてしまった 

淡々とクッキーを抜いていくような昨日に今日もそして明日も 

揺るがないたったひとつの嘘だけを頼りに歩く星のない夜 

『東南が吉』のお告げを聞いた者のみが集った黄昏のイオン  

混じり気のないコバルトの空の下僕らはどこにも行けない迷子 

横顔に 青春時代 アドレセンスの 陰見たり 尾崎豊の唄 君は愛で 

貝殻はいつかながれた流星の記憶を抱いて浜辺でひかる 

可愛くてずるいあの子が誰よりも優しいことが何よりつらい 

風にのりコンビニ袋がこの街のため息のように真夜中を舞う 

‪君と離れ離れになるの嫌だから骨になっても手を繋ぎたい‬ 

通学路 まひるまの青 からころと幼稚園児のトロッコはゆく 

何の夢か忘れたけれどぼくもって笑ってたことだけ覚えてる