Utakata
登録
Login
サイトのご案内
新しい歌
人気の歌
1
2
3
4
5
…
次 ›
最後 »
名古屋場所十日目取れたチケットに少し増へたり夫婦の会話
43
ミニトマト真っ赤に実る鈴なりの重きいのちが夏に輝く
41
初蝉の声に包まれ空仰ぐ 私の夏がいよいよ始まる
38
暑き日は涼みに来いとイオン云う 外に出るなと広報車回る
38
台風の後を飛んでく黄揚羽の後に続けと自転車を漕ぐ
37
ささやかな ミニの願いも 立ち枯れて トマト引きぬく 般若波羅蜜多
35
白寿まで達者ならむや鰻重を 米寿の母がぺろりと平らげ
32
年齢の七掛け説を説く友と飲んで語らば気持ちほぐれし
32
朝七時 癌セン前に立つ列に椅子を譲りし人ぞ涼しき
31
山里のジジ工房に炭火起き 爺ハム作り婆パン焼く幸せ
31
梅雨明けの初日迎へし 通勤の朝の 空気も軽やかに夏
31
夕日より朝日よりまた君思う揺らぐためらい月の満ち欠け
30
「介護する人はいつでも優しいね」チクッと針がハートを刺した
30
真っ青な夏空までを欲しがるかアサガオの蔓支柱を越えて
30
ぼうっとして
日傘
(
かさ
)
と間違え靴べらを手に
出
(
い
)
でしこと
夫
(
つま
)
には内緒
30
軒下の 物干し竿は 滑走路 巣立つ燕は 我が子の様で
30
猛暑との 根比べの日 休戦か 涼風の朝 ホッとひと息
29
十六夜
(
いざよい
)
の今宵も曇天に
染
(
そ
)
むる
観月
(
かんげつ
)
はまた おあずけの夏
29
一年
(
ひととせ
)
の無病息災願いつつ新たな
粽
(
ちまき
)
玄関に据え /祇園祭の厄除け粽
29
温風
(
あつかぜ
)
は遠き野分を思はせて空蝉残る
緑葉
(
みどりば
)
揺らす /皆様お気をつけて
29
農村の時の遺産の舞台では地元の役者が江戸歌舞伎舞ふらし
29
昔日の 揺らるる列車
故郷
(
ふるさと
)
へ 姉と分け合ふ 冷凍みかん
29
歩道来る自転車の子に譲る道 会釈涼しき夏の朝かな
29
前ならえ皆でやっても皆ちがう腕の長さも指の長さも
28
夏空に 入道雲が 広がりて 無常の中に 蝉の合唱
28
そう、夕べ母がシャワーを浴びたのよ。嫌がる事なく還る時もある
28
台風が 乗っかっている 吾子の町 山のこちらは むし暑いだけで
28
母の手のぬくみの残る古き棚かはらぬ場所に我が箸のある
28
コンクリの割れ目に根付く百日紅刈らずにおけば赤き花咲く
28
友達に短歌やってること言えば ちょっと奥さん、乙女ですってよ
28
新しい歌
人気の歌
1
2
3
4
5
…
次 ›
最後 »