Utakata
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落ち込みて 言ひ訳出来ぬしくじりに 眠れぬままに暁を待つ
24
人の世に 人が一番 必要で 人が一番
煩
(
わずら
)
わしくて
18
岡山の暑さをみやげに妻もどり今日の津軽は三十一度
14
雨降りて 畑も我も喜べど 雑草延びる未来は辛い
14
ピストルの音で目覚める朝もあり 青空透けるクラスの旗よ
20
雨上がり 歩道橋から 見下ろした いつも通りの いつもの通り
12
台風の進路気にしつ青梅のヘソ掻き作業夫と励みぬ
17
鳴り響く流れの
濁
(
にご
)
り速くとも雨降り止みて光る川波
14
くしゃみしてうるささ咎める人は居ず咳に労りくれるもおらず
13
うつくしき 短歌のひとつ 検索で その人の名 調べてみると
12
颱風の日だけ一人で歌うのは風が歌声掻き消すからさ
10
おふくろの問診票を代筆す おんぶした背の…なるほど、縮み
23
自信作投稿するもボツとなり補足の短歌入選となる(まぁいいか!)
19
謝罪して理屈にこころ追いつかず溜め息ほどでない息を吐く
20
「ねえパパはどこへ行ったのママ」「庭にいるわよいつか掘ってみなさい」
17
子の寝顔 心のネガを 忘れさせる この子の幸わう 先を願おう
8
空一面 青にしたいというように 雲ひとすじが急ぎ流るる
8
ドリカムのヒットソングを聞きながら あなた探した四十年前
9
浮き沈みしても焦らず「日常」をひたすらに生き 時を重ねる
15
生きたくも 叶はぬ遠き 人びとを 想ひて己が 贅沢を知る
12
台風の 近づく音に 聞くために 窓を開ければ 蛙の宴
9
定期券タッチの音は重なるが違う路線へ進む背中よ
9
やわらかに笑う
貴女
(
あなた
)
の皺に見る 過ぎし日の笑えなかったこと
7
皐月晦日爽やかに吹く嵐去り水無月嵐に足止めとなる
7
吹き荒るる嵐の空に影見えず鳶はいづこぞ無事と祈らん
7
長袖のシャツの皺を伸ばす昼 雨の切れ間に燕羽ばたく
7
台風の雨しきるなか
餌
(
え
)
を求め雀チュンチュン鳴き叫びをり
11
雨戸まで締め切った部屋除湿する室外機の
音
(
ね
)
雨音に負く
7
野分なる言葉が好きだ だだ広い
叢
(
くさむら
)
風にうねって揺れる
8
何度でも聴いたの歌を、もうそれは会えなかったという証で
8
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