秋空に ほのかに漂う 橙の花を探せど 香り咲くのみ
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「聞いてます?」困っています効きすぎて 副作用だけ起きてる薬
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見えねども確かに蕾は弾けたり 風の中には木犀の匂ひ
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湯屋帰りアスファルトのさやかなり無用に済んだ傘を忘れて
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山門でオナラをしたらにおうぞ~本尊冒涜したらぶつぞ~/宗教短歌
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恋人でも友だちでもない 深く深く信じ尊ぶこの結びつき
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残酷な若さを刻む卒アルの君の写真と訃報見比べ
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やさしさがたとえ返ってこなくても渡せただけで満ちる幸せ。
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そろそろの夕暮れ安いタッパーの98円刻みネギ買う
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外を見る君がこちらを向くようなすごい呪文は教科書にない
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温かい音色に亡父を懐かしむクラリネットのアルトの調べ
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さりげなく靴下だけを推し色へ私のための私の魔除け
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渇水に 恵みの雨と喜ぶも 降り止まぬ日を今は恨めし 
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混みあへる電車にスマホみつめ泣く君の悲しみ我も悲しき
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役に立つ立たないとかは別としてひたすら青い星を集めた
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息を吐く 集中途切れ 声の渦 デスクに伏せて 船酔いをする
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便覧を、気怠くめくる 5時限目 『相聞歌』だけ紅く光った。
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コンビニにはりつき続けている蛙 君には君の生き方がある
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耐える夜 耐えることすら忘れた日 そのとき君の強さを知る日
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山道でけはひを感じふり向けば同じ目線の一羽のカラス
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お弁当に あじ塩と米で 塩むすび 具材の代わりに 愛情を込め
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何者になれない僕も「何者になれない僕」になったのでした
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すきじゃないマグはなかなか割れなくて ずっとこうして生きてきたよな
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アリたちが 待ってましたと うごきだす 秋の匂いの 雨上がりの朝
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幼稚園運動会の練習はけたたましくも童は宝
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夏の暮れ 深山陽射して 茜空 鐘の音響き 雁泣き落ちる 
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好きな人できたわたしに春が来た夏なんだけど春が来た
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自撮りしてあまりの暗い表情に愕然としてゴミ箱捨てた
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秋の夜のフロントガラスにしがみつき松虫三匹 ジェットストリーム 
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六畳に屈みし父のハモニカの音色おといろベニヤ壁に沁み込み
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