幸運を祈っているよ自らの春を目指して飛立つツグミ
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農園で甘き香りの苺買い好みし夫に供ふ命日
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菩提寺の墓の間に間に風遊ぶ夕には春雨そぼ降るらしき
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父に似た人 二度見して すれちがい 背中見送り 春 ひとめぐり
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祈りでは平和守れぬこの星にユートピアあるかと地球儀回す
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美味しいと風邪引く君の声を聞き韮の若芽を春風に摘む
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クシナダは 春の陽を浴び プラチナの 光りを放つ つるぎ のような
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卒園式 子どものパワーに負けまいと フルートを吹く 気合いを入れて / 謝恩会にて
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時経れど尽きぬ悲しみ胸底に沈めて今日も平常心で
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謎解きの様な短歌に出会ふ時 脳内サプリの効き目は未だ
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水仙の花咲く星に水仙の咲く春が来て花また咲いて
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だだくさ適当に一日過ぎれど良き日なり今日に感謝の刻印ひとつ
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麗しく花鳥風月詠みたくも春のおぼろに霞む言の葉
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吾の実家継ぐ人の無き墓ありて今は姉妹で守ると決めし
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メイドイン ジャパンの武器で あの子らが ころされる前に やめてください
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名も柄もわれに似ているボケ木瓜の花 木偶の坊にも春の彩り
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ため息をいくつついても減らぬ雪 彼岸の入りの桜の便り
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余寒去り 柔くなりぬ風の温度 徐々に目覚むる ソメイヨシノは
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靖国の開花宣言待てぬまま ひそかに二輪 初恋めきて (3/18標本木)
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生家にはだあれも住まず奥津城は雪に埋もれて春彼岸来る
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春なのに うれひをまとひ 淋しそう うつむく姫は クリスマスローズ
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菜の花の 苦味が鼻を ぬけてゆく 熱燗にして 「立山二合」
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咲きむるソメイヨシノに見送られ 姉と故郷こきょうつ 春彼岸
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晩年はとこに伏す祖父 病名も知らぬまま 耳に残るしわぶき
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杖を見て手を貸す人の住む街に小さな春の温もりの宵
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居た場所に もう居ないこと 追いかける 言葉はゆっくり 植物に似て
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主人あるじ無き空き家の庭に春告げむと咲くムスカリの青さ切なく
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レベッカを聴きながらミラを走らせた未来を捨てた十九の私
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保育園卒園式で歌わない娘が今は保育士になる
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Utakataに猫の声せぬ朝なれば明かり灯らず雨戸を開けぬ / お持ちしています
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