やんだならいつもの道を見に行こう池を梅の木を雪の景色を
28
もう一度 結婚したら 良い妻となる自信あり  それでよいか君
13
積雪や 部屋の窓から見える木が 白いティアラにドヤ顔してる
28
軍拡と改憲の影煙らせて岐路を告げずに印象選挙
24
パートナーの 無き円舞会 すその舞う フリルも哀し たたずむ影の
24
人の非を突き抜く刃巡りきて おのが非さえも貫かんとす
19
窓外そうがいの 風に舞ふ牡丹雪ぼたゆき眺む愛猫の 不思議そな眼差し
25
雪化粧、南の土地に薄く付き 北の貴方のお土産かしら
11
いつの日かウイルスみたいな言霊で人の悪意を浄化したいよ
20
「真夜中のチュッ」とラインをくれる仲「好き」と言われたことはないのに
12
星もなく 息を潜める 半宵の 街は浅雪 レフ板に浮く
7
大敗をきした昨日はもう過去だオジサンじゃない気持ちは二十歳
19
ぼくたちは一本道を突きすすむ令和時代にもう「もし」はない
8
ぼくたちは悲しきASIAN BOYかな ほら、女神さま銃を構えて
9
きれい事ばかりを聴いて日はのぼり轢死者みたいな残雪をふむ
9
本音にて遊んで暮らして 説明できない気持ちで走りたいだけ
8
カリスマの成るを見ている民草の ああ、独国のあの頃の轍/『期待を抱き』つつ戒めとして
14
残りたる 野菜加えて グツグツと 具沢山の 麻婆豆腐
8
一人勝ちサナエパワーの恐ろしさ 驕らず笑顔絶やさず前へ
9
雪国の春雪原せつげんの凍み渡り これに勝る愉しみは無し/異論は認める
11
東京は雪が拭った空の青彩度がひとつ上がったらしい
20
瓶の蓋開けられないと知った日の妻が見る目の光線の縒れ
15
逝きし人より託されし 会計のくすみ色したページをめくる
13
深雪の中に残った雪だるま子供の無事を祈る夕方
14
夜も更けて帰宅の電車  散らかるのは 部屋だけだったら良いとか思う
9
沈む時 与党に入れた君 僕と残ろうね一緒に甲板に
11
春の水両手に汲んで冷たさを確かめてみる野の小川から
13
新しい モノがはじまり 少し前 新しかった モノが消えゆく
7
ただ君に好きの二文字が言えなくて塞ぐ心の隙にまた好き
9
クラシック 「朝」が流れる 真夜中と あなたの部屋で 寝ている私
5