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断捨離でテレビ処分十一年 最新曲は前前前世
3
また来たか来なくていいと思う今日
羊駝達
(
あのこら
)
想い奮い起たせる
3
園児らのカラー帽ゆれお散歩カー浜辺に着けば二列の電車
3
嘘じゃなく約束でもない寄せ書きの余白に春が着地している
3
水槽のメダカ向かって子が歌う「森のくまさん」何故そのチョイス
3
さんとく
(
ジャガイモ
)
を 植えたがる母 拒む我
遅霜
(
おそじも
)
逆算 植えるは彼岸
3
一時間考え込んだ文章の送信ボタンを押すのに三日
17
どちらさま?と尋ねる祖母の手を握る いつかの私を感じてほしくて
18
大好きな人たちは国民的アイドルになったんだなと涙を流したライブ帰り
10
輪郭が ぼやけたままの 月ひとつ
朧
(
おぼろ
)
な夜に 窓埋める雪
44
雨音を静かに聴こう春の朝眠りと目覚め
間
(
あわい
)
の中で
46
一塁
(
ファースト
)
はポニーテールの女の子少年野球の言葉ぞ古し
43
桜の樹の下には何が埋まってる?私は「君の努力」に一票
9
夏野菜 仲良く作る老夫婦 姿が消えて淋しい菜園
30
昨日より少し綺麗な音がする吹き抜けてゆく風とオカリナ
29
大騒ぎしてもいい場所少なくて身体の中にムズムズが溜まる
10
秋麗ら 母の写真と 話す日の 多くなりけり 彼岸花萌ゆ
22
病院の ベッドで
独り
(
ひとり
)
見る空と 今年最後のツクツクボウシ
21
点滴の落つるは遅く 雲速し 窓はキャンヴァス
茜雲
(
あかねぐも
)
染め
28
ナミビア沙漠われゆかねども紺靑の美靑年など泛べ塩湖に
27
右脳
(
うのう
)
には 声静かなる 人棲みて 我を動かす 物
創
(
つく
)
る
(
)
時
32
見上げれば紅梅咲いてこの空のどこかにきっと精霊はいて
53
値札だけ静かに替はり昨日とは重さの違ふ買ひ物籠や
14
部屋干しで みるみる上昇 湿度計 洗濯日和に お日様ゴメン \ 関東はカラカラです
46
「あいうえお」みんなはじめに習うのに いつまで経ってもわからない「あい」
10
日常のほんの小さな幸せが崩れぬように甘噛みをする
15
「
寒みいから ひゃっけぇ水は 掛けねぇよ
(
寒いから 冷たい水は 掛けないよ
)
」母がつぶやき 墓石乾拭き /父月命日
42
「ごめんね」と言えない言葉が喉奥に詰まってしまう息苦しい日
10
目覚めれば窓に飛び込む雪景色 天が促す清き一票
17
極寒も春に近づくステップと思えば
2
月も少しいいかも
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