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感性の 鐘が鳴らねば 一句とも できぬ短歌の 恐ろしさかな
15
イヤホンを 付けずに歩く 街の音 聞きながら行くも 心地よきかな
17
雪害の あちらこちらの 滞留は わが脳内の 仕組みに似たり
42
仕事場の 窓から聴こえる 清志郎 あわせて鼻歌 うたう休憩
44
プラマイがゼロになるよう神様が 与えてくれた私の余生
45
白板を見つめる黒目愛おしい何が起きたか視線ぶつかる
8
雪にさす
朝陽
(
あさひ
)
の色は 生成り色 忘却の
彼方
(
かなた
)
竹を編む人
39
値札だけ静かに替はり昨日とは重さの違ふ買ひ物籠や
12
「いい子ねぇ」 言われ続けて 癒着した 仮面気づけば 剥がせなくなり
31
僕の中 あるかわからぬ 恋心 拗れに拗れ 頬伝う露
17
いつの間に
厨
(
くりや
)
に立つ子の背は伸びて 注いでくれたる味噌の香膨らむ
26
へこんでた 友が笑ってくれたから 昨日の失敗 しといてよかった
44
眠れぬ夜 羊かぞえるのはやめて 牧羊犬を走らせてみる
31
君の横 すでに女の 見えつらむ 無駄と知りせば 恋せざらましを
25
解体の
義姉
(
あね
)
の棲家の家じまい嫁入り箪笥に見届けられる
31
やっぱりね住めば都だ 片付けを終えて眺める新しい土地
38
政治家は選挙に勝つのが仕事だと…まさかホントと思わなかった
22
クラスでは いつも隠して いる君の 言葉のトゲを 僕だけが知る
21
子に孫に武器を持たせる日が来ると思ったろうか当時の人は
28
感情
(
こころ
)
なき ボーカロイドの 機械音 こころの
詩
(
うた
)
で 肉声となれ
17
冬祭り 叶わなかった 恋に会う 気まずいけれど まだ火照る頬
24
フワフワの甘~い卵焼き食べて「今日も生きてて良かった」思う /今日の配食🍱
31
恵方巻き夕刻スーパー影もなく買えば済むかと当てにしたのに
14
(※ 恋に長し愛に短しこの距離は「中途半端」と訳してもよい)
13
ただいまと同時にチョコをひとかじり褒美ではなくこれは兵糧
17
真冬日の午後を脳活体操でアップデートは座位の姿勢で
26
冬の木の指先飾る紅い花ひとり佇み春を告げつつ
17
満月とともにやってくる 月のもの 呼んでないけど まだやってくる
18
にゃおんという 呼び声ひとつ いとしくて なんでも叶えてやりたく思ふ
30
2年ぶり玄関ベランダ「鬼は外」誰も居ないを幸いにして
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