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ちょっとだけヨコシマなことしてみる?と肩にもたれる霜月晦/八年目はじまる
13
数日で 飽きた日記を 懐かしむ 最後の
頁
(
ページ
)
隠した本音
11
言葉から 真意を知りて 気落ちする 人は皆そんな 経験をする
8
ことしからは暮のはじめに新年がきます誕生日おめでとう
6
(
「青い」「見えない」 なんて脆い。 そんな彼は 今者何処に
)
3
(
ノックして。 ねえ尋ねてよ ああそうだ 誰も此処を 知らないね
)
3
本当に あの日はなんか 変だった 朝から夜で 5回バッタリ
5
(
花ひとつ 花びらひとつ 栄華去る 人摘みてゆく もう枯れし花
)
6
輝きの名前冠する僕の星 閉じ込めてみてほんとにいいの?
6
(
我思う まだ我を見ぬ かの若蔵 汝が心を知らで 孰か生を知る
)
5
永遠に 君の援助を し続ける! 火炎ヒーラー 魔女に求婚
6
結局は朝三時まで作業して徹夜のつもりが眠くなるもの
26
コンビニの 手前で拾った 手袋を 店員さんに 託して帰る
9
春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて 冷しかりけり
5
親なるは 殊に母は いつの日も 子どものことを 気にかける生物
8
曇天に蓋をされ 秋の温もり包み
寒気
(
かんき
)
を跳ね退く
初冬
(
しょとう
)
25
昨日まで 泣いてしにたがったのに 今日はほっぺに LOVE って書いてる
5
この世には 我しかいない 幼き日 心が読める 能力願う
5
成功と 手をつなぐのは ナルシスト 心の修行 サボるべからず
5
無理をした 多分折れたな… あばら骨 今回もまた 自己治癒挑む
27
真夜中に同期四人の写真受く総年収はおよそ十倍
8
前職の同期のエース東京へ元の上司は西に追わるる
9
振込の金額ちがいキャンセルしけふの夕日はやけにまぶしく
10
遠い地に 遊びに行って 寝てへんと 言ったところで 休むはあり得ぇへん
5
いつまでも 学生気分は やめなさい 部下に叱られ 常務が泣いてる
7
歩道沿ひ並びし 低木の紅葉 散歩の犬目線の秋かな
28
亡き母は荼毘に付されて小仏を骨壷に入れる箸が震える
10
列を成す 億の細道 ああ神よ 仏よ祈る 夢子夢太郎
7
窓に寄り 鰯雲見れば 君が弾く チェロの
音
(
ね
)
低く 空に溶けゆく
22
あんずって故郷のアイスの味に似てる よねって言われて微妙なあんず
7
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