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生きていて"ごめんなさい"と"よかった"を反復横跳びしてる僕たち
16
幸せという字は手枷の形から出来た
飼
(
か
)
育
われてみたい夜がある
9
感情は言葉にして吐き出さないと 勝手に出口を見つけてしまう
16
地獄だと自覚があるだけ褒めてよ。生きてるだけで大惨事でしょ。
5
じゃんけんが好きな君のその指と私の小指は繋がりますか。
2
もう誰も「よき倫理を!」とは言わないし 神は死んだと嗤う声も無し
8
ソンナコトナイヨ を多めに持参して 思春期の父のご機嫌直し
16
無くなれば 満たしてくれた おやつ缶 空っぽにして まだかな と待つ
24
連日の熱気 はらりと夢になり
9
日
(
ここのか
)
過ぎれば ここも秋です
8
モコモコのスウェットに袖通したら 秒で治せるタイプの鬱病
10
ここに今 わたしがいると知っている わたしのために
篝火
(
かがりび
)
を焚く
35
父母
(
ちちはは
)
とむかし泳いだ海街で 獲れた蜜柑を我が子に与う
34
おたよりが通じることのありがたさ 心の便秘 しませんように
19
「分かるよ」と絶対容易く言わないで でも君だけは きっと分かって
6
鳥籠の中で産まれた鳥は皆 飛び立つことを
病気
(
ビョーキ
)
と思う
7
帰り道、雪に埋もれた路地裏は 何処とも知れぬ 白いまぼろし
40
そこにある 風じゃない声 耳澄ます 人差し指で評する前に
20
亡くなりし犬のにほひの残る家 庭の
白梅
(
シラウメ
)
今年も咲いて
53
君のそのふざける癖をやめないと薬指ごと噛み千切るから。
5
こんなにも貴方の色に染められた。傷んで価値が消えた髪の毛。
7
そんなのに誓ってないで神様は君なんだから私を救え。
5
インクとかこんな時代に滲ませて間違えすぎた手紙と涙。
8
病棟の 父への葉書に歌一首 余白で伝わるものの多かれ
27
娘から「これから行くね!」突然に 今日の予定は「孫」に変更
16
後追いの一歳児連れてフラダンス ママの背中はゆりかごになり
14
プレゼント箱を開けるとまた箱が 最後の箱には指輪がひとつ\思い出①
14
「こわれもの」小包届く海越えて 現れたのは ふわふわコアラ\思い出②
11
丁寧に紙とテープで修理する 夫と半生歩んだ聖書
14
葉も枝も切られてしまって丸坊主 桜の樹々は寒そうに立つ
12
この国に欠けているもの教育ね 年々増えゆく朝拾うゴミ
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