西行の歌をそらんじ老夫婦 桜尚舞う羨む我に
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何であれ通院てのは疲れるねぇ夕餉の支度出足遅れる
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すぐそばに桜の名所ありながら毎年スルーものぐさゆえに
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羊羹とチーズぺろりとたいらげる脂質糖質まみれのカラダ
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譲り合ふ人同士 初対面なれど 会話生まるる 車両の座席
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夢の中 ぐらい良い夢 見たいもの ピンチ連発 寝ていられない
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春の果て 城の桜を縁どりにシャッターを押す君の指先
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仕事場で作業してると男前 5時のチャイムで魔法がとける
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キュウと鳴る靴を追いかけイオンタウン逃げる子供にゃ鈴をつけにゃあ
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うそつきと四年に一度の約束を果たしたらまた四年眠ろう
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爆笑で沸き出す脳の幸の波「は」が満ちて虚脱の吐息の僕ら
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見栄はってコートを着ずに出歩いて 取り憑かれたかよこしまな風
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のど痛しこれから始まる展開に 暗澹とする来週多忙
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君まさば 妙なる和歌を 詠みなむを なくて淋しき 佐保川の花
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稲妻の 如き君らか 葦牙(あしかび)の 萌えいでし日の 過ぎて遥けし
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雨声うせい止み 扉を放ち 一呼吸 雨の残り香吸ひつ 散策
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雨に濡れ 桜色増す 老木を スマホに写す 笑顔の夫婦
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靴底に花弁を付けて帰る子は 春の便りを我が家に運び
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自宅にて 花見弁当 広げれば 雨には勝てず されどつまの笑み
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道端に アスファルトの 隙間にも ふまれてたんぽぽ ひらいてたんぽぽ
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いつの間に増えなくなった思い出と作れる料理作らない日々
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窓外そうがい雨声うせい打ち消す懐メロを聴きつ口遊くちずさみぬ午後の居間/浜崎あゆみ
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五目豆炊く出汁の香に癒されつ過ごす休日やすみのまろき静けさ
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「カントリーマアムは美味しいですね」って やっと貴方に言えた冬の日
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古都の夜の宿の池辺に鹿ぞ鳴く春の嵐を愁うがごとし
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ガッツリと 食べたい気持ち あるはずも あっさり系を 身体が望む
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捨てられぬ 勿体なくて 捨てられぬ 肝腎なもの 何故か消えてる
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降りしきる雨に打たれし桜花さくらばな色落ちもせず散りもせぬかな
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三つだとヤなのダメなのどうしても シロツメクサ 落ちた桜と
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隣レジ スイスイ進む 会社員 ぼくはゆっくり さりとてすすむ
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