人として 生きる限りは 難儀あり 透明クリアな鎧 常に纏いて
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愛 わたしには無い 勇気 わたしには無い なーんにもない。がらんど。
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咳をした 君のとなりに居られるの かみしめながら 一人と 一人
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さまざまな石鹸の香り交ざりあい籠もる夜更けの公衆浴場
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黄金の穂を垂れお辞儀するススキ 田畑を山へ連れ還る使者
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夢に立つ 父のネクタイ 髑髏どくろ柄 無常?再生? 魔よけか決意?
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今はまだ周回遅れの人生 幸せを目指しただ走るだけ
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縁石の割れ目でそよそよネコジャラシ 左右確認、促している /田舎車道いなかみち
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夜勤明けメイクで隈を殺したらプーさんと泣く息子の元へ
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プリクラを貼った履歴書で大丈夫です住所も電話もわかる範囲で
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話す時 何度も「めっちゃ」 をつけるから 信用のない 私の「めっちゃ」
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魂のぶんまでは痩せないで たったの21gだけだけど
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親も子も 毒も薬も 喰らいつつ お腹くだして うたかた処方
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夕暮れの窓に橙 柔らかなグラデーションに包まれた時間
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辛酸も苦汁もまるごと鍋に入れ、煮込んで飲み込む私の勝ちだ。
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感染の胃腸炎だと判明し 療養食でおやつを我慢 /2025.10.25 本日の愛犬
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誕生日なのに好物あげられず 早く元気になっておくれよ /2025.10.25 本日の愛犬
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冷え込んだ朝には薬缶で湯を沸かし 熱いお茶飲み脳味噌起こす
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寒いのは 弱く勝ち目は ないけれど キライじゃないよ この冬支度
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目の前に広がる海もご馳走に ホットカフェラテハートが浮かぶ
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オリーブの深緑色ふかみどりいろ 空き瓶に薔薇生けてみて勤労感謝
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清らかな空気に包まれ癒される 小春日和の出雲大社で
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幸せな夢から醒めた午前二時 草木を寝かしつける木枯し
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休日の 灰色空と ため息に 生姜はちみつ あたたか琥珀
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思ひ出をだいじに去らむわれわれと入れ替わりにホテルに入る家族
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光のあみが足にやさしく絡みつく 初冬の海がゆびさきに沁む
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秋の海 光のあみがゆれうごく僕のはだしと一緒にうごく
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冷凍食品れいしょくをチンして食べる気力すら 奪い取るのだ鬱のやまひは /鬱短歌
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まぁるくも 五角形にも 嵌まらない ゆがみもあいす そんな性格/
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角ばって 丸くなれずに 季節過ぎ それでも誰かが 「いいね」をくれる/
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