ずりばいは僕は得意だ床の上 スーイスイスイ魚が泳ぐ
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寒戻り 遅くなりても 咲く桜 君と一緒に 見るの叶わず
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初彼岸 春を待たずに 去りし君 膨らむ新芽 生まれ変わって
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見る度に 遺影の君は 違う顔 怒っていたり 笑っていたり
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十年も経てば君らの叙情など時代のコードもろともに死ぬ2024年現在のドレスコードでお送りしています。
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屋台消え人がまばらな遊歩道ゴミ拾いする爽やかな朝
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なんとなく気まずい空気が流れ出す寡黙な息子と二人の夕餉
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強風に折れた大枝ぶら下がるそれでも生きる花を咲かせて
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逃げる子にママはオムツをつけられぬ高速ハイハイつかまるもんか
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見上げれば三十年がよみがえる息子の記念樹 八重桜咲く
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「できたよ!」と つかまり立ちで満足げ 孫の姿は期間限定
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老犬のお尻吊り上げ散歩するリハビリ毎日 私は筋トレ
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ラジオからゆったり流れるピアノ聴き気分は高級ホテルの朝食
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ベランダで朝の日課のマッサージ 老犬は過ごす至福のひととき
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久々に一人の朝食これもいい ジャズ聴きながら家事後まわし
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30年前の君から 今届く 宇宙の中ではすぐ そこに居る
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気が付けば ひこばえ青々繁ってる ああ、生きてるね 桜の切り株
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早々はやばやと鳥は見つけた秋の味 庭に散らばる柿の食べかす
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老犬は反応も失せて寝てばかり も一度見たいよ元気なキミを
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園庭に歓声上がる お餅つき 杵持つ子らの真剣な顔
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布団剥ぎカーテン開けて皆起こす 朝から全開 もうすぐ二歳
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図書館の 棚で偶然 目があった 私を見ていたような 背表紙
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ツツピー と 求愛の声 高らかに ヒトも素直に 好きと言えたら
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寒き日も 言葉の灯り あたたかく 明日を潤す 桜雨かな
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さみどりが うなづく川辺 伸びしろが 少ないなりに 肯定されて
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言の刃を ふりまわしたい気分の日 斬ったら切れていたのは自分
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冬の日も 雨降る夏も お別れも 過ぎてしまえば 戻らないから
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われはわれ愛せるものを撃つわが名とは國體、國家なり
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富める日本。夢遊病にてくちずさむ約束手形に偽眞珠母 生る
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山の端の ちっちゃな青空を めざして 雨を泳ぐよ くじら12 / ドライブBGM
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