風船が消えていく冬空 白く遠く昨日のわたしを乗せて
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水はもう花を枯らした価値観を擦り合わせるのは多分できない
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キーボードを時折たたく手の甲の 滑らかなるを飽かず眺めてる
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滑らかな 喋りなんてさ 出来なくて でもそれで良い きっと良いんだ
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3歳で金と女のよさを知る君は生粋のマフィアだった
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愛してるの嘘はまだ残ってるのに深夜0時の魔法はとけて
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19になった私に「素数だね」理系の君はノート片手に
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白い頬赤らめながら目を伏せる君の秘密の声が聞きたい
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アボガドは好きじゃないって言ったよね部下の女とシュリンプ・サンド
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戻りたくないねとぽつり君が言う 夕暮れ迫る観覧車にて
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宵闇にかさりかさりと音がする降り積もるのは雪だけじゃない
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指先が触れた頬から溶けてゆく動悸酸欠眩暈とともに
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光射す世界にふたりだけでいい気づいてほしい私のきもち
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雲の間に降り注ぐ眩しい光はまるで君の笑顔みたいね
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こんにちははじめましての挨拶に 探りを入れる 探られている
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何故そこに?わたしの跡があるのでしょう。 いいえおそらく真っ黒歴史 
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母さんは銀行じゃない質じゃない小遣いあげるし飯も出すけど
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シェルターアパートに越して何年経つのかも 平和過ぎてて浦島現象
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大学の卒業式も無かったし着物着れずに髪切って良い?
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ブランチが遅すぎたのよ胃の中で籠城してるパンとカフェ・オ・レ
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ものすごく眉毛キレイに描けたのに 今日に限って部屋から出ない
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恥ずかしい通り越したら訛かもご指導ごべんたちと言う義父
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独身はやっぱり楽だ。楽だけど生活保護は割ときびしい
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本当は働きたいし学びたい阻むものって自身の障害
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今年またバレンタインに流されて一日かけてチョコラスク焼く
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シングルに戻ったんだしバレンタイン義理チョコだって言えばいいかな
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次の世で生まれ変わるはもう要らぬ痛み悲しみすべて無くなれ
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別れとは予告なく来た方が良い余命知りつつ生きる苦しさ
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今年また誰より早く美しく開花するさくら散る潔さ
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諦めと ニヒリズムへの誘惑に  負けるな踊れ 心のヘヨカ
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