ICは思考する巨大都市であり 無数の素子のひとつがあなた
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布団から 足を出したら 寒すぎて 入れると熱気に また身をよじる
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朝焼けの 空気冷たく 息を吸い 白き吐息と いざ仕事場に
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前髪に 引火してみて 幼さか 静かな欲は アルコールランプ
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死に別れ?怖くは無いわ 簡単よ 次も貴方と出会えば良いのよ
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ほっといて そう言うキミを ほっといて 怒られたよな 今日はどっちだ
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なに食べる? たまには違う 店に行く? 焼き肉?お寿司? そうだふぐだよ
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この俺に? 似てる奴とか いるのかね そいつは偽物 偽物の無頼
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恋という新種の病にかかった 症状 いっぱい 期間 一生
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帰り道 豪雨のなかで 傘ささず 息を切らせる 笑顔の二人
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寒い部屋 外から雪が つもる音 また一人かも まだ続くかも
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店先の生け簀に夢中な我が息子魚の運命さだめ知る由もなく
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ぶっ刺さり忘れられないきらめきに届くためならどうでもいいよ
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今までの悔い一つずつ拾いゆく暗がりの先に輝きを置け
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ボクの住む いえをけずって かまわない キミの子の肉 ボクもけずるね
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「月が綺麗です」きみが教えてくれるから 見えないけれど死んでもいいわ
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朝寒く 嫌々起きて 出勤も 明日は土曜日 足取り軽し
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そういえば授乳の頃も思ってた せめて一晩ぐっすり寝させて
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荒れ果てた庭の寂しさ目を閉じる黄色いガーベラ植えてた背中
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正月も半月を過ぎ日常がこうして人は歳をとりゆく
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算数か哲学なのかいまひとつ割り切れなきや 離合集散
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みなで積む ウォーキングで 勝ち取った 賞品選び 満面の笑み
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父母ちちははと弟たちと住んだ家ドアを開ければみんないるよで…
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カツぬき梅食べますか天神さんげんかついで本番前夜
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寝てる間に アップロードされ 違和感が 見たことのない アプリがあるよ
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「さあ走ろ」 背中を押され スタートする 離されないよう キミの影追う
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玄関を 開けるとすぐに センサー開始 今夜のおかずに 心が躍る
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ナチスから逃れ「命のビザ」持ちて日本上陸敦賀港なり
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高3生 決意を胸に あとにした 教室に光 しづかに満ちる/明日、共通テスト本番
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いくつもの 眠れぬ夜を 乗り越えて 赤く滲んだ手 いざ本番へ/先輩方、頑張って下さい…!
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