茹でたての枝豆を噛む喜びよ 夏という名のご馳走がある
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通勤の改札出れば天気雨 夏の終わりの香りが満ちて
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子を産んで2年育てた家を越す 壁のシールを剥がすも愛し
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人生は神様が書いた物語 俺はページを日々めくるだけ
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いつだってぼくらはきっと若すぎる 上手くできないことばっかりで
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純白の彼岸花咲く 夏の陽に秋の風吹く団地の端に
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六十年ともに過ごした古ラジオ 時代・時代の歌を聴くとも
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新しい街の生活 少しだけバカンスのよに一週が過ぐ
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袴田さんに謝罪をしたら済むことか長過ぎる日々あまりに長い
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ハッとする店の鏡に映る我 何時からだろう見て見ぬふりは
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寡黙な息子居間でくつろぐ大晦日 久しぶりの家族のひととき
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 魂消 たまげるなぁ今日は大寒の筈なのに陽光燦々三月の気温
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祈るよにいだきよせるよ言葉にはならぬ気持ちに突き動かされ
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吾に声 掛けし笑顔の 看護師は 「十五の春」の 面影残せり
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お野菜は三食取りなと言った日から 確かに歳を取った気がする
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もふもふの愛犬いぬの形の空洞を抱えて生きる ささ身を供える
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リハビリの窓に眺める茜雲音も無くゆく日を追いかけて
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からっ風 ものともせずに ボール蹴る 半袖の子等 弾む声聞く
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冬晴れに物干し竿にジョウビタキ止まりて首をふる白き紋の冴え
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手挽きミルゆっくり回す日曜日眠る我が子を起こさぬ様に
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夢で逢ふ 亡くしたばかりの犬児いぬころも 聲を忘れたファムファタールも
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明日には忘れてしまうささやかな事等飛び立て言の葉に乗り
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小鳥たち春の日射しだ みな歌へ唄 声聞けば草木も芽吹かん
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我が輩は棒鱈よりもカスベよし五十集屋いさばやなければ何処でかうらん
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誰からのアンコールかな降る雪に桃の節句は白く染まって
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大丈夫こんな事では離れない きっとおんなじ月を見ている
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LOOKチョコ大好きだけど168円イチロクパ 1度手に取り棚に戻した
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履歴書の特技の欄にいつか書く「自分の機嫌 取るの上手いです✴︎」
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眠れないまたも嬉しい寝不足はお泊りに来た君のせいだよ
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これからは刺し子と短歌うたを趣味にする 残りの人生楽しく生きる
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