目に涙浮かべて走る環状線 不意に流れたくるりのせいだ
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三毛猫の頭を撫でて願います、君の一日幸せであれ。
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下の名を呼ばれることが減るにつれ 背広が皮膚に溶け込んでいく
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十七年たくさんの幸せ有難う! 愛犬キミのお家よ 骨壷を置く
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初詣神様なんてそっちのけ今年の夢の話をしよう
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昼下がり炊事に片付けお洗濯私はちょっとしたマエストロ
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この世をば我が世とぞ言わむかんばせで 昼寝決め込む小さき犬よ /本日の愛犬
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室内の 静寂やぶり 加湿器の 水飲む音が コポコポ響く
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まったりと 猫と留守番 金曜日フライデー あえて音なき 部屋でUtakata
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足音を まるで忍ばず タカタカと 物申したく 吾探す猫
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無機質に暖められた教室の日暮れの速さに感じる寂しさ
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犬と僕と、他には何も要らぬから どこか遠くの場所ほしへ往きたい
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たましい と いう名の核持つ 単細胞 そう見えるかな 空からの雪
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冷ややかな 空気に触れる 鼻先を 風がさらりと 撫でて冬来る
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老眼に優し 暦求めて 買ったのに サイズ間違え 途方にくれる
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墓前にて頭を垂れる父の背にこの二十年はたとせの星霜の積む
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晴れてるからギリ秋みたいな服装で スーパーに行く スポドリを買う
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米 毎回チョイかために炊く炊飯器 そこがお前の良いところだよな
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教科書も読まずに何を学ぶのか ただノートを買いまくりたいのか
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弘法じゃないです 筆を選んでは書き損じるとこまで楽しみます
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最近は朝食べてます コーヒーとパンってスーパーフードなんだよな
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寒いからじゃなくて冷えを和らげるためにカイロを買う世界線
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子供の頃から好きなお菓子ほどめっちゃ値上げする世界線だわこれ
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この道がそのまま障害物になる そうじゃない人におんぶされたい
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フライドポテトを揚げて盛るとき 誰かがめちゃくちゃ喜んでくれる
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人として 生きる限りは 難儀あり 透明クリアな鎧 常に纏いて
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愛 わたしには無い 勇気 わたしには無い なーんにもない。がらんど。
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咳をした 君のとなりに居られるの かみしめながら 一人と 一人
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さまざまな石鹸の香り交ざりあい籠もる夜更けの公衆浴場
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黄金の穂を垂れお辞儀するススキ 田畑を山へ連れ還る使者
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