ドリンクの添ゑつけの果肉搾りて 指先につ檸檬の香り
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全てくう 般若心経 その中に 心理哲学 通ずることらし
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僕はもう大人ですから皆様が今川焼と言うなら合わせる
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お昼寝をオルヒネとふ我が家かな 打てばスッキリ目覚めさわやか
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ゴミ出しもスニーカーの紐締めて まあまあハードな階段生活
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満艦飾の衣着て新船ひと吠えす 三十年振りの壽ぎに児らも集いて
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みーちゃんが来てくれるからおばちゃんは罪滅ぼしが出来る気がする
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よその子が親子で食事をする姿ストローつまんで見ていたと聞く
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袖口の汚れた白のワイシャツを むき出しで着る男の哀れ
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春陽しゅんようもと 露天の湯に浸かりつ眺むる 白き馬酔木あせびの満開
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春草しゅんそうも震へをる 長き余寒を耐へ 数多の水仙笑ふ弥生
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春陽しゅんよういだかれ つぼみゆるまりて 枝紅らむる 神社の桜
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パンくずが 一つ落ちては 一つ拾う 一年後には 一枚のパンかな
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今はただ 去りて久しき 可惜夜の 余韻に浸る 君を想ひて
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福井にて 黒き涙を 流す地よ のこせし子は今 四歳よつになる
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Eテレのダジャレにツボる息子から『サバイバルで鯖威張るー!』
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プランター 小松菜の芽が出揃って 農家気取りの二年目の春
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友だちの 恋愛相談 受けながら 彼の心を 奪う妄想
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お人好し 装いながら しゃあしゃあと 嘘をついてる 皆気付かない
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遅れれば遅れるほどによろしきは 桜の開花春が長保ち
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君去りて 落ちし蕾の あかきこと 子の呼ぶ声に 我は老いゆく
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羽々斬はばきりを 構えて大蛇おろち 幻影の 我のクロユリ 断ち切れぬなり
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我が足に 頭のせぐっすり眠る君 痺れがきても 動けず我慢
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雨の日は 晴れを祈って 晴れの日は 雨を祈った 三月の自室へや
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聴き終えたやさしい話に作り手もきっとと思う「ゆず、香る」 /深夜便ラジオ文芸館にて
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娘から投函頼まれ必ずと愚直に手で持つ言われた通りに
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保育園 六年間も 行ったのか  い立つせがれ 少し遠くに
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夕日に 友と語らう 三年間 淡い花びら 色染め濃くして
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時経ちて 陽春ようしゅんうた最中さなかなり 飛び立つ花粉せい黄金こがねに輝く
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ポーリッシュポタリー求めGoogle(Inc.)各地の食器よ我に集まれ
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