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八十
(
やそ
)
過ぎて飲めなくなった昔ほどされど楽しみ日々の晩酌
22
平日を 泳ぎきるため 休日に 息継ぎだけして また人の波へ
30
寒さにも三年越しの胡蝶蘭 花芽をつけて光へ伸びる
22
陽だまりの丘を目指して駆け登るただひたすらにヒラメ筋トレ
17
枯れ草の中で見つけた白い花スルーが上手
小さき
(
チサキ
)
はこべら
18
返信のメールを開き首ひねる送りしメールそう読まれたか
18
年明けに 隅で人待つ スノードーム 笑うサンタは 見向きもされず
21
窓に差す陽を握る手の小さきを 光は溢れて我に開けり
21
この苦悩いつか笑える日を待ちて すごろくのコマは 1回休み
28
風当たり 刺さる冷たさ耐え切れず フードとマスクで己を守る
10
一光よ 病室に刺す朝の陽の プリズム色がドア染め抜ける
22
枝切られいびつになるも空目ざす枯れ木の夢は
風花
(
かざはな
)
のなか
33
朝の陽に蓮を咲かせる泥水の熱おび深く命そそげり
21
顔中にご飯くっつけ笑ってる幼よ
戦
(
いくさ
)
知らずに育て
30
「好き」という 言葉が全て 不釣り合い 君は「like」で 僕は「LOVE」なの
15
アラームが 何処か遠くで ないている 炬燵の中に 猫とスマホが…😓
34
この疲れ汚れにあらず生の証 泥を蹴りつつ我が家へ帰らむ
41
枕辺にその時立っててほしいのはなんだかんだで諧謔の神
13
朝ぼらけ 差す陽を覆う毛布にて 天は墨色 やみは続きて
13
顔洗い髪を整え紅をひく
社会人
(
じょうしきじん
)
へと変身完了
15
車椅子通れるくらい平らにと降る雪を掃く降る雪を掃く/掃いても掃いても掃いても
28
夢見草 散り際さえも美しい 遠目に見つつ
梅々
(
bye bye
)
こぼれる
13
大切な言葉が尽きた サイダーのような色した空が見たいよ
6
イエスマン 「良い人だよね」の問いかけに 心の中で「いえ、すまん」
15
缶ココア片手に 友と語り合ふ 交はりぬ互ひの白ひ息
25
わが内に不機嫌という蜜ありて近きものほど汚して止まぬ
35
息子から「面白いよ」と差し出さる本で温もる家族の時間
29
リメイクの作務衣と併せソウルフード小包の中はゆりちゃんだらけ
19
二晩で一升瓶を空にする 女房三合私は七合
21
突然の「いい友達になりましょう」一夜の恋か長過ぎた春
22
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