じゃあね、って 手を振った君の 背は遠い ひとり教室 あまりにも恋だ
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さよならの 言葉吸い込む 皐月の空 また多分君の 夢を見ていた
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如月は衣を重ねることという一枚一枚ぬいで待つ春
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それぞれの背負ふ荷物の重たさを触れずに終わる今日の女子会
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「母さんがちゃんと手作りしてたから」 料理男子息子のお褒めの言葉
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背伸びして したこともない 失恋を 感情込めて 歌ってみた日
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昼食の支度をせねばと思うほど 突き付けられる身の不自由よ
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寒九雨かんくあめ 此花このはな散らし 香誘こうさそう  濡れたるみきに 触れるてのひら
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子育ては ハラスメントに 似たるもの  受け手が決める 愛の正しさ
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もの言はず追ひ越してゆく息子の背ほのと匂ひて犬見まはせり
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吊り花の 皆一様に 首擡げもた 曇天突き抜く 飢えるごとく
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今はもう 昔のような うぐいすの 声で鳴けずも やはりうぐいす
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婆さんよ! 笑うくちびる 目に焼いて 枝垂れ桜の 花は散らさじ
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気にせずに いられた時の 懐かしく 祭りの陰で 武器売る準備
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鉛筆画 モノクロームに 色彩を き想像さする 事の豊かさ
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乾燥し 鼻腔の奥がぴーすかと 鳴るのを一人密かに楽しむ
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半分はどこへやったの?上弦の 月に問ふてる夜風はうらら
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信長記太田牛一の忠義たるおれと比べて米ひとつぶの
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猫短歌最近詠めぬ感じある詠まない僕にニャンニャンと鳴く
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梅の花ミモザの花が如月の雨に濡れてる春呼ぶ雨に
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堅雪に追いかけ回る童のころ 幼なじみの声甦る
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「かわいいね。」白にほんのり乙女色にじみひろがる梅の花たち
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馬鹿げてる歌と滴と夕やけと眠る夢バナ東大受験
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暮れなずむ駅の階段 手すりには傷の数だけ笑顔、泣き顔
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掃除する 健気なロボの ご褒美は 充電満タン それでいいかな
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空回る心の遠心力だけで 空が飛べそう春が来ますね /「緊張」
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髪漉けばまだシャンプーの香りして それでも夜ごとお湯を浴びたい
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犬を抱いているときだけずっと冬だったら良いのにと思います。
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踊り子がひとり回るオルゴール グランパドドゥの夢に囚われ
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次々と美しい歌詠む歌人 その感性にふれてみたくて
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