気の早い初夏の風吹く通学路夏服のよなミズキの白よ
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いつだって駆け出して行くわが子かな カメラロールは背中ばかりで
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みどり萌え長き病と決別しメロンを食し君は旅立つ
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吾子の住む 街に積雪 予報でて あのコは靴を 選べるだろうか…
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ボケでなし。 ただ無知無明の 現れか 子供時代は 戦中戦後 / 昭和の日
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喜びや 悲しみだとか 実相は わたしがつくる 雨の桜に
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玄関を 開ければそこは ピンク色 忘れていたよ やわいということ / やっと開花🌸
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ネモヒラは地平の果てまで淡く咲き蒼き海へと溶けて重なる
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花びらは アスファルトにさえ 解けてゆく 桜という名の かたちを借りて
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鍬をふる 夏の野菜を 食むために 時をさまよう あなたのために
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埋め方がわからないから散らかしたままで寝ている 部屋も心も
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朽ち果てた パチンコ店の 駐車場 かつての栄華 そのままに藤
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朝出会ふおうな畑の草を抜く丸き背中は土慈しみ
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若葉風 左脇腹 肉離れ ハムの四番を 護り給え / 推し活
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華やぎの 街とうらはら リラ冷えの フィックス窓から 眺める夜空
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通夜席の 御膳の固形燃料に チャッカマンにて 火付けてまわる
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そんなこと 自分でできると 疎まれて いつまでも付かぬ 御膳の燃料
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遠くから夫を見つけて愛想するゴロンゴロンと甥の飼い犬
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五月雨さみだれ というには冷たい 雨がふり 苗の植え時 また一日ひとひ伸ぶ
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走り梅雨しとどに濡れし花畑 鳥さへ鳴かぬ朝の寂しき
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歯科医へとリハビリ兼ねて歩き行く汗ばむ肌に心地いい風
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風さやか若葉きらめく遊歩道わきの畑にエンドウの花
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搭乗口「8」をさがして 右往左往 乗り遅れる わけにはいかない
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馴染めずにはみ出していく人生のそのどこまでが個性だったか
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暑くとも日射しが欲しや今日の日は干し物揺らす少しの風と
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反戦を唱うる口で菓子を食み文字だけ拾う平和の国で
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真っ直ぐに行かば正解知りつつも右に行きたき たまにそんな日
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鉢植えのブルーベリーの紫が濃くなりてら鳥の如食む
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赤き花見覚えあると思いつつ つぶら実生りて柘榴と気づく
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足早に人の行き交ふ地下街に世代巡るを今更に知る
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