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冬の木の指先飾る紅い花ひとり佇み春を告げつつ
17
満月とともにやってくる 月のもの 呼んでないけど まだやってくる
18
にゃおんという 呼び声ひとつ いとしくて なんでも叶えてやりたく思ふ
30
2年ぶり玄関ベランダ「鬼は外」誰も居ないを幸いにして
26
静電気私の指を刺しながら春はまだよと意地悪をする
16
節分には 大豆と鰯 今もまだ 恵方巻きには のれずに過ごし
18
ニッコリと営業スマイル手を振って真顔に戻るサロンスタッフ
23
春風と遊ぶわたあめつれもどす道中ぼくはきみに出会った
18
「オレンジのスノームーンよ」出窓から夏目漱石的に伝えむ
15
この人にならさらわれてもいいかなと思えるような人はいなくて
8
お互いに 古き階段 上り下り すれ違うだけ 春のひととき
19
間違いを もっともらしく伝えくる AIはもう信用できぬ
30
子育てが 落ち着き夢を 願いつつ 再就職で 新たな一歩
27
雪国の暮らしの方が長くなり雪ない実家の母は老いたり/帰省
31
立春の 陽射し嬉しく 雛壇を 組み立てながら 祖母に感謝す
31
「ポンコツね」なんて言ったら落ち込むわ「あんぽんたん」って言ってあげなきゃ
18
幾重
(
いくえ
)
にも、巻きて開かぬ
内
(
うち
)
の花 春立つ今朝は 意地を捨て解かむ
24
麗らかな光の空にツツピィと
四十雀
(
シジュウカラ
)
かな春を告ぐるは /立春
30
来年の 豊作祈り 今年最後のレモンは 甘酸っぱさを残す ケーキとなる
10
公園の南天の実はおおかたに喰い尽くされて立春迎ふ
33
万華鏡 桃色柄は恋の筒かさり乱れて目くるめく酔ひ
19
煮込み鍋湯気がゆっくりわたくしを人へと戻すボディバッテリー5
25
二十四の節気の月になじみよき
十月十日
(
とつきとおか
)
の「朝」の重さよ
13
膨張する宇宙の話面白き 意味不明なり 茶を啜るなり
17
聞き逃し ラジオ深夜便 朝に聞く 昭和の匂い 我、娘となる
14
早春の空樹の塔の尖端に 春告げ鳥は止まるだろうか
24
世界ごと買える気がするAmazonで 短歌の本を探す指先
17
温度計プラスをさして立春の辻立ちよりもはやい旗振り
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徴兵制復活しても私には資格ないだろうちてしやまむ
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おかあちゃん ぽんぽんいたいの だいじょうぶ あっためたげる ちょっとはましかニャ
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