黒糖のひと噛りにて誘(いざな)われ 御国訛りよ『島唄』の調べ
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みるは入浴剤もいいけれど柚子のおふろに勝るものなし
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セルフレジ 防犯カメラに気が付いて とっておきの笑顔を向ける
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五平米 税評価額の千倍で 自治体さまが土地お買い上げ
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携帯の ラジオをお供に 聴きながら ラジオ体操 足取り軽し
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風の音 空き缶カラカラ 回る音 静かな部屋に 薄く響いて
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足元に散る花びらの主なし どこから来たの 私は香川
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曖昧な世界の輪郭 神経は痩せ細りて文学となる
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桜色のそのつま先に熱伝う 無邪気なふりが なまめかしくて
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血潮の熱さばかりを知っている あなたの呪いになりたいんだ
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ああなって こうなってから ああなって こうなったから そうなったんよ
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半覚醒 タライ遠く 波となり響く 赦しの距離揃わずとも
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守るなんて慣れないからさ 受け取れぬ自分を責めて闇に溶けてく
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心から愛する貴方の人生をカバーに閉じ込めお守りにして/今日も私は、とある作家貴方の自伝を持ち歩く。
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貶されて 虐められても 仕方なし 修行の道は きつく厳しい
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ここで失恋たぶん来ないお前を間伐に怯える桜と共に待ちながら
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サザン流れる後部座席で不自由さ抱えてたあの子を乗せて噛む果実
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クソサドの防衛担当齋藤が私に言うの君は道具だ
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僕たち林の中を逃げ回る泥だらけで笑う 遠くにいるから君が好き
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蓋が重なり固まり凝る 出してほしいと叫ぶ我/都々逸
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きらきらに いとおしく散れ 冬の蝶 燃えるはね舞い カレイドスコープ
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スマホからゲームが消えた 天井の模様に少し詳しくなった
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貴方様 幸せならばそれでいい 忘れてあげる、目は腫れたけど
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生かされた、貴方の所為で。その癖に! 落ちる水滴 生気を奪う
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さわやかでハンバーグ通ぶるそんなオマエは今夜ボロネーゼ行き
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ずるいひと わたしを泣かせたひどいひと まだ好きなのよ、この人誑し!
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キーボードを時折たたく手の甲の 滑らかなるを飽かず眺めてる
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滑らかな 喋りなんてさ 出来なくて でもそれで良い きっと良いんだ
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こんにちははじめましての挨拶に 探りを入れる 探られている
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何故そこに?わたしの跡があるのでしょう。 いいえおそらく真っ黒歴史 
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