朝四時の空気の匂いは 独りきり コンビニ着くとヨシダさんいる
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気が楽と言うけど私の心臓はそれどころじゃないの貧乏ゆすり
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もう過ぎた十一月に降る雪は私のようにきえてゆくもの
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空白に勝手に咲いた水仙が勝手にしおれて勝手にさびしい
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起きるため眠る獣の四畳半 金魚はいつも横を向いてる
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雨どきの しじまにいたり 君に問う 散りゆく恋路 恋情いずこ
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物寂びた紙の香りを思い出す図書館通う懐かしい日々
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店仕舞い古本屋兼喫茶店在りし日の我が声が聞こえる
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時々は本屋に寄って探索を背伸びしながら小説手に取る
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頬に告ぐこの優しさの雨の予報 あーした天気になるかしら
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「(寒いから)帰ろう」『(眠いから)切るよ』受け取ることが愛のお返し
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息白く 朝日は橙 空は青 電車は緑 会社はブラック
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錚々たる哉憧憬の園 人は知らぬとばかり言う 木枯らしの声甲高き されど我ゆく彼の道を
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何にでも見つけようとすりゃ粗のひとつやふたつくらいあるもんでしょうに
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言葉には正解なんてないでしょう そこんとこどう ねえ定家さん
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窯の火を再び燃やし焚べる薪 炎を映す器を求め
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仕事する、あなたと話す、服を買う、明日も生きる、緩やかに死ぬ
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悪人に刺されて死ねたなら星座にして飾れるほどの結末
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実るほど おつばい垂れる 秋時雨
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銀色の 顔ばかり溢るこの街に 今年こそはサンタさん みんなをHappyにしてよね
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ふたご座の 流れ星だって見たかった 目の前にいる君は遠い星みたい
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どなしたん 大丈夫やでここにおる 水の吾は 何度も君に掬われた
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東大が 7対6で うっちゃった
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後ろから 刺すのは貴方の 愛錠か どうか契りの リボンを結んで
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形ある物は全て壊れると 覚悟を決めるも時既に遅し
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風そよぐ 他人の芝から省みて 己の芝は無いものと知る
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君の肩揺れる黒髪ヘビに見え 僕はカエル蛞蝓ナメクジかなど
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社交性 全くないと 言わないが しゃべらぬ方が 無難なことも
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幾年の未読無視でも諦めぬ ブロックされぬことに甘えて
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食事をタスクとしてこなした日が増えませんように
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