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のこりなどつゆほどおもひもせぬうちにいつしかそれのつゆのひぬまに
16
大関の蒼い眼の先思ふのは 母国に残したパパとママのこと
26
帰る道 通行止めも解除され 子の無事祈る 月の寒夜に
26
人であることを最低限にして
5
重力を振り切るロケットぱねぇから「たった
1
秒」職場へドンよ (秒速11.2km)
13
暖房の ない体育館 終日の イベント管理 芯まで冷えて
28
溢れてる 人とチョコに 活気あり 価格の高さ 我は引き気味
22
目覚ましと言う概念が懐かしくひとつひとつを脱ぎ捨てて行く
13
駅前にて また会おうねと 約束を交はす友と
吾
(
あ
)
見送りぬ月
25
哀しみは捨てずに抱く わが
肉
(
しし
)
の芯を創れる光なるゆえ
24
白光をまばゆく照らすつよき葉に その
現象
(
かがやき
)
になまえをつけた
9
前向けぬ日は日向にてひっそりと息整える草の如くに
31
猫は好きひっかかないし人見知り聴こえてくるよ猫の鳴き声
17
朝起きて 切手散らかり 大惨事 当ニャン しらんかおしているよ
21
J
P
C
Z
を検索わかるのは長い名前と検索の跡/
J
P
C
Z
=日本海寒帯気団収束帯
18
どちらから?二階の軒の端の端。見事な
氷柱
(
つらら
)
すぐ手が届く/なが〜い
24
安全が汚染されない空間に連れていってよ大人なんでしょ
7
人間と道具の狭間の彼方かな 地に足つかず宙ぶらりんりん
7
サイゼにて「ボンボンなんとかシール」とか言い合っている
老夫婦
(
ふたり
)
のランチ
21
王将の守りの駒が逃げ道を塞いで負ける それも人生
28
「お先に」と誕生日過ぐを報せくる友よ間もなく吾も追いかける
29
タンスの上 おおきい麩菓子が おちている あれ違ったわ 茶色のチビ猫
22
双方の言い分甲乙付け難し大義はひとつとは限るまい
15
太陽に 照らされ光る 彼女なら 私の呪いも 効かないだろう
8
風花と見紛ふばかりの白梅の 幽けきかほり鼻腔で捉へ
24
無用かと 古文歴史は テスト用 かの知識こそ 生きる目的
9
席前の 老婆に皆で 嘘をつく 人の心は 美しきかな
12
3
分で用足し戻れば
機
(
はた
)
と消え誰ぞ持ち去り戻らぬコート (高価なものでもなく・①)
16
古着屋で買ったと似合わぬコートの背 息子の影を母は憂いて (②)
21
譲り合ふ気持ち一つで 人と人 心温もり 生まるる笑顔
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