うた友の苦悩分かりし歳なれど いいね押すしか出来ぬがもどかし
40
ヨシの原 渡りに備へ秋つばめ よく食べ行けよ春に戻れよ
35
トマトとか 洗うお水が すこしだけ 冷たくなりて ひっそりと秋
32
朝夕にやうやう整ふ秋気配 されど居座る残暑や手強し
31
よく乾き衣類畳めば不思議なる吾は吾の香母は母の香
31
半月は 夜露の虹に つつまれて ななめ上向き 十五夜の夢
30
週末のカレーはトマト セロリ チキン 「お疲れ様!」も一緒に煮込んで
30
どうしたら 浄土へ着くか 今年あと 三月みつきと半分 ストーブける
30
週末の うたかた短歌 賑やかで 明日の仕事の 励みとなれり
29
秋雨に苔の緑の色映えて 樹木も音なく虫の音の道
29
無花果いちじくのほのかに甘い風香る 無花果の木の小さな木陰
28
灯り消し 月の光に たたずめば わが身の影の 濃さにおのの
28
風を受け膨らむレースカーテンの下にもぐって見上げる秋空
27
それぞれの 趣味の話を 持ち寄りて 語る時間の 過ぎる早さよ
27
この色が秋の空です。と云うように青青青の中 飛行機は飛ぶ
27
コスモスの香り手につけバスに乗る幼稚園児は爺の手放し
26
一言も行くよだなんて言われないでも選んでる君の好物
26
百円で買える青菜は豆苗と小松菜だけの秋とは名ばかり
26
「大丈夫」そっとつぶやき親指を立てたら母が返してくれた/(👍️)
26
予報士の 例年ですと のフレーズに聞き飽き今日も夏服を着る
26
丁寧な暮らし生き方憧れる せめて歌はと丁寧に詠む
50
少しだけ褒めてほしいよ介護ってやって当たり前とか言うからさ/(介護)
44
下草の茂みに立てる露草の青 凛として秋ひとしずく
25
雪虫がたった一匹とんで来てせっかちなのか長月半ば 
25
早朝の空気つめたく心地よい秋は乙女の恋より短し
25
重そうな雲がこの街覆うから山の向こうへアクセルを踏む
24
つゆ光り 空 向くすがた いとおしく 猛暑を耐えた 青き朝顔
24
母親の笑顔にもっとがんばると決めても眠い人間だもの/(介護)
24
ねむれない夜は ひたすら 足元の すやすやねこの寝息きいてる
24
太鼓のに 元気な「ヤー!」が微笑まし 運動会の練習なのね>保育園だね
23