それぞれの背負ふ荷物の重たさを触れずに終わる今日の女子会
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透きとおる 若葉が灯す きさらぎの まだ雪のこる うたかたの道  / welcome
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ピーポーが半音下がり通過して見知らぬ人の非常時を知る
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風抜ける小高き丘に登り来て観光地となる農村眺むる
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口先に花弁くわへしヒヨドリの落とし拾ふを見る散歩道
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手放して出来た隙間を覗いたら見え隠れする大切なもの
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この色を言葉にできぬもどかしさ黄昏時の空の蒼さよ
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退社後のバス停 濡れたアスファルト ベンチのしずく 通り雨の跡
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今もなお時を刻めり腕時計 手にとる朝に早春の風
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柿の実を啄む鳥と睦月去りからす一羽の裸木の空
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隠し財布より 出る遺品の メモ書きは 父に渡した 我の番号
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亡き母と二人旅などしたかった命日近づき今更に思ふ
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眼裏まなうらに浮かぶ何かに呼びかける返ること無い返事を待って
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春らしいひかりが僕の自転車に反射している きみに会いたい
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公園のパンジー美し花の道 春は隣と五感に感ず
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吾を見つけ鴉寄り来る庭の隅「これはないしょ」とパンを分け合う
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マイペース こねこのように のびのびと 生きてみたいね ヒトは不自由
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枝垂れ梅のトンネル抜けて吹く風は戻りし寒さと芳香乗せて /梅林にて
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冬と春 行ったり来たりの 境目が 幻想的な 夜明けの時刻 
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桜もち思いがけずに賜りて小さきひいなをそそくさと出す
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寒戻り 落ち葉布団に 包まれた 青き新芽を 撫でる指先
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こんなことやれてた筈の布団干し夫の手など当てにせずとも
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透明な高次脳機能障害ハンディキャップに包まれた重さに倒れ誰も気付かぬ
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涙鳥るいちょうの天に舞い立つりくりゅうの光に酔いし明けの金星きんせい/コルティナ五輪
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「ボッチャ」てふ競技あること知らなくて デイケアに来て楽しめる今
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寒風を漕いで夜行く受験路に十五の春の蕾膨らむ
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冴ゆる宵 雨水うすい今日けふは 西空に 陸橋渡らば 見ゆる二日月ふつかづき/二十四節気
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白鷺が 凛々しく立ちて 月曜を 労うように 明るく照らし 
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梅の香をマスクをさげて深く吸う 鼻炎の吾に油断をさせる
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またひとり友が逝ったと嘆くなれ八十歳やそとせ生きればそりゃぁあなた
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