新しい歌|人気の歌サイトのご案内

住むひともなくて荒れたる庭なれどいま盛りなりさざんかの花 

‪いつまでも生きるのだろうこの世からいい人順に死んでいくから‬ 

なにものももたずに生まれなにものももたず死ぬこそいのちなりけれ 

真夜中が凍りつかせた指先を温めてくれる人なき師走 

のしのしと他人の庭を踏む猫よ 冬に負けるないつでもおいで 

人間と関係しなきゃ暴かれることはなかった海岸がある 

100万回生きれば愛すことを知る猫の今世を抱きしめている 

‪懐かしい人に会う、との占いでまだあのひとを探してしまう‬ 

水たまりの数だけ月はあるらしい蛙は思い夜の畦を跳ぶ 

ただでさえ眠るだけでも辛いのに夢であなたとキスした夜は 

船寄せし 宮古の浦の 月山がっさんに 月かかるさま 見し宵ありし 

宛名書き かつての住所を見つけても 帰りはしない帰る気もない 

「犬の名は」問うた答えに対するは 「だいずとひじき」なぜそうなった 

会わずともなんとはなしに顔浮かぶ 「ちょび」と言う名の他人の猫よ 

秋も去りひっつき虫だけ残る冬 毛に絡ませて命運ぶ犬 

八月にきみとつくった砂山の遺跡をふゆの浜辺でさがす 

数々の「意味」「目的」に突き刺され横断歩道を渡るひとたち 

僕たちがそっと視線を向けたのは満員電車に落ちたのど飴 

たましいをひとりで抱えられなくてどろどろ出てるみっともないな 

ゆりかごとニンナ・ナンナの子守唄 確かに君は愛されていた 

廃園に降りつづく花ふれし人ふと外されて伏したる告天子ひばり 

落ち葉降り つるり黄色の 並木道 木枯らし追えば 魔法が続く 

消耗し今日も眠れぬ夜の帳目閉じるたびに明日に怯える 

明け方に新聞をとる 空見れば白く浮かんだ月がぽつりと 

‪イチョウ切る金の絨毯敷きつめるウィザード作業員たちの唸るチェーンソー‬ 

をりふしに 古書街ゆきて 百円の 文庫もとむは 楽しかりけり 

力こぶつくるあなたの筋肉に触れてみたいと密かに思う 

幾何の   微 嘘な小 を   初期値   と   し 宙は回 宇 る よる回 

夢はいつもかへつて行つた白壁に干し柿熟れる遠いふるさと 

感情の延焼はなお人を灼きはるか燎原WWW.ワールドスリー