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送迎の車待つ間の母の手に椿水仙花を持たせて
34
氷雨ふる みる間に根雪の かさは減り 白い十字の 紫陽花を買う
30
吟行に来た人だろか城見上げペンを走らす肩濡れしまま
29
散り終えり 盆栽の枝 葉の
陰
(
かげ
)
に 返り咲いたる 小さき桜
29
膝の上 4
kg
(
キロ
)
ちょいのぬくもりを この上もなく愛おしむ
晩春
(
はる
)
29
青かった バナナは一気に 食べ頃で そんなに食べれず 買い物下手で
29
一段と痩せた様子の兄に会い「お時間です」と追われるように
28
咲きかけの桜も二度寝する春の吹雪冷たく車を叩く/今朝の気温零度
27
卯月
半
(
なか
)
行きつ戻りつ 春の来る 昼は夏日に 吹く風
温
(
ぬる
)
く
27
学校に少しは慣れたか一年生タンポポ色の帽子駆け往く
27
気の早い初夏の風吹く通学路夏服のよなミズキの白よ
27
中野から乗った特急電車内出会った少女は過去の私か
26
東屋
(
あずまや
)
に雨
除
(
よ
)
け入れば眼前に角度変はりて
湖
(
うみ
)
の広がる
26
雨のあと 新芽の先が 陽を受けて 眠りから覚め 伸びをしている
25
春のどか女城主の里往かば地酒とカステラ土産と決めし
25
惜しみなく花木の若芽萌え
出
(
いづ
)
る老いる家にもときめきの春
25
夜は良い誰も来ないし呼ばないし泣いたとしても気付かれないし
25
窓を開け 朝の空気を 吸ひ込みて 静かに過去の 扉閉めゆく
25
青もみじ一樹立ちても美しき連なればなほ初夏の佳景なり
25
安らかにと祈る気持ちに添うような虹に出会えり母送りし日
24
来るはずのなき便りを待っていて どこぞの桜は葉桜と聞く
24
人知れず一人芝居の初恋のような花梨の花が咲いたよ
24
満開の
躑躅
(
つつじ
)
にカメラ 構えたら 一緒に写る 舞ってきた蝶
24
如月の 南の空に朧月 光のどけき静寂を照らす
23
はるくれば ふぼのにおいの かおりたつ おもいでみちて うごきもできず
23
母逝けば
磯鵯
(
イソヒヨドリ
)
は帰り来て 春のうららに 慰めの
啼
(
うた
)
/ 享年
94
才
23
海外で ツ と シ は笑顔の記号だと 知ってから見る ツツジ にっこり
23
斑雪
(
はだらゆき
)
残る峠を越えて行く冬眠明けのジャガイモ恋し
23
すき家にねでっかい張り紙ありました「毎日清掃!」ちょっと笑った
23
五分咲きの花を見たいと言う母は一生懸命踏みしめる地球
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