悪くない風が吹いてる小春日は会えない人に会いに出かける
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のみ込まれ そうな雲行き 他人とは 比べないこと 花は一輪 /
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しらさぎと 吾も一緒に瀬音聞く 心安らぐ小春日の午後
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低く垂る 黒き雨雲見てをりぬ 気になる特売チラシと交互に
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雨上がり 草刈りの音に誘われて 心浮き立ち そろーりお出かけ \ぎっくり腰から回復😊
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無防備に 手足を伸ばし きみは寝て 静かに時を 刻む音する
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青空に 紅葉映す水鏡 浮かぶ落ち葉に 鴨の一掻き
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地を離れ友と疎遠になりつあり仕方ないわと豆腐を崩す
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孤独でも悲しいことも起きなくて幸せなのに雨はさみしい
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ジャムの香のかすかに残る空き瓶にコスモス挿して秋を愉しむ
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深爪の痛みいつしか忘るよに時は癒すやこの寂しさを
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あれは母かもめとなりて飛ぶ海の緑の深さ深い霜月
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うた友の 筆名の由来どこからか 秋の夜長に ふと気にかかり
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この先が途切れてるのを知っていて躊躇しないで終われる覚悟
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大切にされたいなんて高望みしないよ ただね「ふつう」が欲しい
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人生を百年として折り返し息絶え絶えにゴールまで這う
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目の前に満月ぬうっと昇り来て帰路の私をエスコートせん
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病床の猫にチョッキを編んだ日は独りぼっちの今日を知らない
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木の香り 雨が降る日は 更に良し 悲しい事も 全てを浄化
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晩秋は雨が降ったりやんだりのように誰かは誰かが好きで
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この世をば 儚きものと 思うれど 脱水しない 洗たく機とは
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つぎつぎと 破壊されゆく わが周り 洗濯機のつぎ タイヤのパンク / 🤔侵略者か?
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冬空に明星一つ煌々と遺す光は地上を照らす /追悼 谷川俊太郎様
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ショートボブ揺らして話す君の腕気づいていたよ透ける傷あと
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れるたび洗濯ばさみを付けるから ピンチハンガーぽつぽつと青
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冬の使者ふわりふわり飛ぶかしら このやわらかな雨が止んだら /雪虫
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銀杏の黄色の秋に包まれて心は空っぽ空を見上げる
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モットーは「清楚・清潔・上品」だ …あぁどうしよう風呂が億劫…
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霜月に夢かうつつ丑三つ時うしみつに蚊の羽音にて起こさるるとは
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雪景色 から車にて 参時間 つち黒ぐろと オホーツクの丘
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