もうやめる悲劇のヒロイン気どるのは みんな何かを抱えてるんだ
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後ろには黄金のすすきがある気配長く伸びてる影を踏みつつ
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秋桜は夕日を浴びてもたれ合う雪虫飛んでやっときた秋
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嫌なこと 立て続けにあるこんな日は 早く片付け 早く寝るべし
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母の手を優しく引いてる 息子かな? 二人の姿 我に重なり
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愛用の お花鋏も 四十年 いちども研がず チカラワザで切る
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同じ月 同じ時代に 観れる縁 心も円く なれる秋の夜
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期待する事をやめると決めてから 霞んだ空から青空のぞく
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わらってる 遺影えらんだ ちちとはは みるたびあんど ほほえみかえす
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継続は 力なりとは 言うけれど utakata投稿 二百首になる
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夜明け前 松葉牡丹ツミキリソウの 世話をする あかく染まりし 東雲しののめの空
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慣れぬことするから コーヒーこぼしたよ 大騒ぎをただ じつと見るねこ
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過疎地では 五十なかばで 若いしゅう 我 木登りし 皆でく…柿…😄
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日曜日庭の草取り疲れおり「笑点」見つつのらり暮れゆく
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山ふもと 日本の原風景をてふてふと もみ殻匂へば 暫しばしの郷愁
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針仕事聞けば口貸す母の横「これどう縫うの」わざとたずねる
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刈り取りし 稲の株元 青々と 新芽が芽吹き 青田甦る
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子が帰る 巣を整えて 送り出す 半人前の 親を目指して
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月明かり照らす夜空のひつじ雲 秋の夜長を静かに飾り
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復刻版ハイシーオレンジ並んでる目的だったいろはす忘る
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山陰の「二十世紀」はみずみずしい緑のしずく愁いの滲む
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運河沿い古い寿司屋が灯りだす秋の茜と同化している
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人はみな消せない過去と後悔をたずさえながら明日へと向かう
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ゆっくりと 流れる時間 田んぼ道 朝日を浴びて きらめく秋穂
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ハンドルを握る私に「見よ」といい苅田の白鳥姉は指差す
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どんぐりを拾って数を競いましょうそのあとぎゅっと抱き合いましょう
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我が子とは私が生きた証とも夫婦の過去の輝きとも言う
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秋晴れにマンション草引きほのぼのとご近所さんとのふれあいも良き
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ひとりでは何も出来ない現在に道しるべ無き道があるのみ
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発表会 一年続けた猛練習 あっさり流れる 選挙のために
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