愚痴ひとつ言えない介護なんてのは健全じゃないと思うのです/ひとりごと
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介護って常に笑顔にならなくちゃいけないような雰囲気あるね/ひとりごと
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我がつまの作りしカレーは絶品で娘を誘う口実にもなり
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やさしくと自分で自分に言いかける ちょっとお疲れ心配ないない
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睡魔とは来て欲しいとき来ないもの 来ちゃ困るときやって来る客
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庭プール夏日を浴びるカッパの子 水鉄砲で戦う平和
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ゴミの日にボロいわたしのぬいぐるみ涙流して背負って帰る
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朝顔の萎れし花を摘む朝に蝶舞うごとし夢のきのうは
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打ち寄せる夏の波際引いてゆく初採りかぼちゃにみちくさの秋
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そういえば空を見上げていなかった 塞ぐ気持ちよ明るくな〜れ
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涼しげな 小鉢に盛られた 素麺を 脇で彩る 夏野菜達
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日焼けした 赤銅色の腕見つめ 汗を拭いてもうひと頑張り 
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グランドに熱き球児の声は消え カラスが一羽 涼む風の音
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舌鼓満ち足り杖と炎天へ駆け入る童ドアあけどうぞ
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涼求めくすのきの下見上げれば繁る木の間にまほろばの蒼
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ともしきは気持ち良さげに飛ぶトンボ 残暑の空を気負わず進む
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夏季プール 終わりの時が 近づいて 水面を通る 風は秋色
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廃屋のナツズイセンが珍しく分け入りて今朝「はなどろぼう」に
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貴女から 誕生日だねと メール来る 幸せ度合 ケーキより甘く
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早稲の穂の実は健やかにふくらみて 暑風あつかぜのなか初の刈り取り(加賀)
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終わりなき猛暑日 冷房効くオフィス 同僚と食む アイスクリーム
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ねこたちに休みはないから日曜も同じ時間にご飯をねだる
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『恋コロン髪にもコロンヘアコロン』シャンプーの名もかわいい昭和
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秋がハロー夏がさよなら行き逢いの夕べにきらり浮かぶ三日月
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ブラウスの白の眩しきOLは日傘の中に顔しかめ行く
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介護への道ゆるやかに歩む日々 枯れ葉と若葉の交わる木陰
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言葉など無くても れるだけでいい 猫に伝わる 人の気持ちは
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バス停は人影も無くこの夏を閉じ込めるよに降る蝉時雨
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と軽く ひたいに当たる 風は無く 視界の端を 舞ひをる蜻蛉とんぼ
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遺言書ドラマ容易く現実は法務局にて難儀重箱
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