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口の中入れて咀嚼はするものの 味覚戻らず食欲失せる
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眠たくて 首もげそうなこの人に 右肩を貸す 次の駅まで
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「じゃ、またね」うらはら指は浮いたまま子の顔見るとクリックできず
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炊飯器覗きて今日から秋だねと言いし五歳の食む栗ご飯
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大丈夫 この世の全ての人間は着ぐるみを着て生きているから
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肘ついてテレビ観ながら食事する。子が出てゆけば母脱ぎ捨てて
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「マドラーを今度買おう」が合言葉箸を舐め舐めハイボール混ぜ
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幼子と仔犬一匹連れ立って早朝を行く同じ歩幅で
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神様はいないんだけど運はある。ずぶ濡れだけは避けられたから
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「今日こそは」決意に満ちた小さな手 一段一段階段降りる
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電気消しベッド戻るとき 床にいる ねこ踏まないよう すり足で戻る
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六日目で神は地球をおつくりに。僕は七日で二回炊飯
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あの時に本屋で立ち読みしなければどしゃ降りにあうこともなかった
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体温が宿るシーツに包まれて窓の隙間はさわさわと秋
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料理とは美味しく楽しく作るもの心も満たす誰かのために
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白鷺とカラスが
戯
(
じゃ
(
)
)
れる田の上のそのまたうえの筋を引く空
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連れ添いてシルバー夫婦の五十年轍の跡を振り返りなば
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コロナ癒え敬老祝うファミレスで味覚障害の現実を知る
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朝から鮭を焼くような丁寧な暮らしを夢に菓子パンを食う
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祖母と孫 言葉遣いは 雑だけど 手繋ぎ渡る 横断歩道
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目薬を嫌いな老猫抵抗する持てる力を全て出し切り
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約束はしないでいつも「じゃ、またね」 いつでも会えると信じてたから
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去る人も来る人もいてやじろべえ傾く時をまた見逃した
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贅沢をたまにはするか女房と回転ずしの百円に行く
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気に入りの靴下などを捨てました 大きくなるってなんか残酷
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子育ての思いの積み木積み上げる小児内科の待合室に
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かにさされ ほほにムヒぬる ごみだして 揮発成分 なみだがにじむ
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絵空事描くなと言われた進路希望 描かれたみたいに空は綺麗だ
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社会的所属があるって安堵感 無職経験あるからわかる
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足取りもたんたたたんと軽やかに ステップ踏んで君を迎えに
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