青い空、コーラと何か甘いもの 結局のところこれだけでいい 

セックスの前中後を匂わせるうたに威嚇のいいねを灯す 

新しいセブンイレブンできたけどそこの駅にもセブンあるじゃん 

「明日」という漢字を「あす」としか読まぬあなたにそろそろ嫌気が差した 

この街が丸ごと雪に包まれて そうしたらあともう少し寝る 

カレーの匂いを嗅ぐと足取りが軽くなるのはきっと本能 

心荒れ全員死ねと憎むとき何故か呪いは上手くいかない 

わかってよ わかったふりをしていてよ わからなくてもきみが好きだよ 

どうせなら全部素通りしてくれよ わたしの繭に爪を立てるな 

真っ白な雪のかたちの帽子あり朝焼けが降るなだらかな丘 

茶だんすの奥に未封の赤ワイン今夜飲もうか一人飲もうか 

黒板に薄く残った数式よ 私のことは忘れないでね 

夕暮れのあの子と彼のシルエット遠い岸からそれを見るだけ 

年の瀬のオフィスの消えないLED眠らぬ街よ眠れないのか 

「雪だよ」と画像送れば「こっちも」と雪がっせんの始まる夜だ 

従業員通用口を出た彼がカラスになって消えた可能性 

あの日々は正解とかじゃ無いけれど君は絶対花を踏まない 

電柱の影はどこにも行かなくて昼の光は音楽だと言う 

テレビの向こうで暴れるニホンザル 私ならもっと上手くやれる 

地に足がついた話をしてみたい 蝶の単位は一頭、二頭 

ゆきのうえ こぼれた どうぶつビスケット どうぶつ かくにんしながら たべた 

なんかその、歌って華があるような傷や痛みじゃもうないわけで 

できることをやると呟く「を」の息の白さよ俺もがんばっているから 

カフェオレの空き缶があるテーブルで 愛と芸術だけが足りない 

日焼けしたページをめくる音だけが唯一の逃げ場 この夜からの 

去って行く 人はどこかで また会える 会えない人も あちらで会える 

僕の吐く言葉はすべて死に絶えて二度と君には届かない、雨 

結局は言葉が人を繋ぐって教えてくれた君の言葉が 

そのすべて己がみぬちにならしめむいとしちちはは白き骨食む 

膝枕 もみあげの白髪 つい触る あなたの歴史辿りたいよ