部屋中に皐月の風を巡らせて残りわずかな初夏はつなつ惜しむ /沖縄梅雨入り
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気がつけば朝寝の息子を寝かしてた 長女は少し母の顔して
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デンパタに うぶ毛がはえて 毛が三本 やがて黄金こがねの 風のかたち
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リメイクの頼りの綱のユーチューブ 亡母の紬はブラウス・スカート
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かりそめの愛なんだから忘れるよリアを繕うぼくを斬る風
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冬越した クワガタ達の 愛しさよ 土渇けども 負けずに生きる
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寝そびれて 麦茶飲みに起き ふと見ると ちま猫 窓辺で夜明けをみてた
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恋の歌 詠む人誰も悩みおり結果オーライ 吾には眩し
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簡単に夢が叶えば情熱は3秒くらいで消えてなくなる
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草刈りの香りが風に運ばれてベランダ満たし初夏を告げゆく
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捨てられしビニール傘にも走り梅雨いつか誰かの手にあることを
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流されていく毎日に頑張れなんて言われたらぶくぶく沈んでいきそうだわ
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いいね押し同じ時間にいいねされ時を同じく過ごす喜び
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昇る陽を 背にし若草山は明け 今日も始まる 古都の初夏はつなつ
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猫になら無条件の愛存分に ヒトには見返り求めてしまう
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友と行く初夏の公園 主婦の愚痴・ぶっちゃけ話を緑風かぜが笑う
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「警告」の大きシールの不燃ごみ基準変わりてあゝややこしや
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透けるよな水色染まり慎ましく梅雨を待ち居る額紫陽花がくあじさいかな
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父親の待受画面をふと見れば 久しく会わない施設の祖母が
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初夏の陽が「早くこいよ」と呼びかける僕は毛布に溶けているのに
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「決まったよ」療休退職乗り越えた 息子の電話に 血の巡り出す
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生姜すり新たまねぎと肉厚のもどり鰹と あとは合う酒
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催花雨さいかうがアジサイの葉を揺らすので手にとってみる古今和歌集
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窓開けて冷たい空気部屋に入れ心の邪気も外に投げ捨て
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新しい水出し麦茶の色が出ず一日経って煮出して悔しい
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残り物ちまちま並べ独り飯 楽ちんだけどちょっぴり寂しい
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緑増す峠を越えて歌会へ仲間の笑顔と飛びきりの短歌うた
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やわらかくにゅるりとしなるそのしぐさ猫は時折液状となる
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アマリリス 鉢に咲きても 深紅くれないの 情熱の色 あふるゝ如し
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くろ雲がしろ雲にいじめられたらし午後から涙雨の模様で
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