心労が くれまでも 削り取る ちゆく我を 誰も見ないで…
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封鎖する?レインボーブリッジであるまいし海の血管ホルムズ海峡
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ハナミズキ送迎会の道光り白き花びら空へ羽ばたく
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人知れず初冬に開花 暖春にいだかれ実りはじむ 枇杷の木
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ランドセル揃う足並み風光り横断歩道にタンポポは咲く
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信号が青と気付けど膝痛でダッシュ出来ない吾は老人おいびと
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夜風よかぜ香る 春の星粒 すくい取り 新しき星座 空にえがかむ
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街路樹の枝に掛かりし ユニフォーム 持ち主待ちつ 東風こち揺蕩たゆと
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あお冴えしえんどう豆をともに剥く母の指先ふと見つめおり
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とりどりの 花を咲かせる 店先に 夏を先取る 真紅のペチュニア
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躑躅ツツジ咲き 主役をきそふ 庭先は 木瓜ボケ石楠花シャクナゲ 牡丹ボタン参戦
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ゆるゆると暮れなずむ 春宵の帰路 見逃さぬやう 探る明星
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布団干すお家ともしく見やりては ただひたすらに待つ花粉明け
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温む風 続く不幸に 心折れ へてしのげと 背を押す御霊妻と父
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「両膝が炎症し水たまってる」 痛みの根拠あるのが嬉し /線維筋痛症ゆえに
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巣作りの 燕は強く 逞しく 排気ガスをも 物ともせずに
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花言葉「純潔」と言う白き花 足を止め見るスノーフレーク
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「贅沢な無駄だったね」と笑うとき 僕のポッケの青春が鳴る
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寡黙なる侘しきかどを晴れやかに祭りのごとく舞う金魚草
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赤白黄 花の祭りにボサノバのリズム刻んで空へスキップ
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百均の百円以上を買えぬ時貧乏なんだと身に突き刺さる
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青もみじ 古刹に渡る 風涼し 友の奏でる ライアー優し
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一日中検査検査でくたびれた夫ねぎらわん苺のシフォンで /ハピバ🎉
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コンクリを裂きて虞美人花匂ういのちはびこる魔性の少女 / 庭の境に
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覚ゑたての言葉の余韻噛み締む子 嬉しさうに何度も復唱す
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数独で 脳トレしては 時忘れ 日暮れの時刻 今日は肉じゃが
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何気無く 普段通りに 乗る車両 座れば偶さか 隣に知人
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陽の光私をもっと駄目にするロキソプロフェン飲んだ朝にて
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疾風にさらはれ 人の行き交ひぬ歩道へ舞ひ込む 店の貼り紙
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あの山に守られているこの川に生かされている春は往くとも
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