明け方に相談しあうアサガオは誰から咲くか決めたようです
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アマビエの姿見えなくなったわね我風呂上がり夏の夕暮れ
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ゴーグルをつけて 信号待ちの子ら  すれちがう人の表情ゆるみ
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にぎやかな運河の街に雨が降る私も流れ海になれたら
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影踏みを夏の遊びと過ごしたが日傘さす今影持ち歩く
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言えぬこと言い足りないこと胃に収め大和撫子のふりをしてみる
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予後不良心膜炎経過観察このよのほかにいくるすべなく
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生きてれば ほめてもらえたあの頃を  夢見て眠り 目覚めて泣いた
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利き腕にかたぶく重心コロナゆゑ千鳥足にて揺るる視界は
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虫の音に目覚め薄闇ひんやりと朝か夕かとしばし哀しき
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眩しくてまともに顔が見れないよ 真白の中で君の名を呼ぶ
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テーブルの真ん中には剥き出しの君からの愛今日は梨味
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光りへと 導く糸は 素粒子の 石をも透す 人は宇宙
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あぁ貘よ そこには母が いるはずだ 更地となりし 実家の夢を
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ポケットを叩けば出てくるようなそんな「好き」なら食べたくないな
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ひんがしの 星が賑わう 夜があけて きらきら光る 霜月の庭
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無花果の蔕を剥き遣り置く卓に白釉の皿清浄なりて
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ボーダーを 越えてとうとう 雪景色 それならそれで また生きるだけ
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病床で歌う「ふるさと」ゆるやかに かのやまの忘却わすれゆく人
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われひとり 根深き雪の さがを負い まっとうすべし アマテラス粒子 / 雪女
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引きこもる なのに心は 汚れてく 雪が吸いこむ さんざめく夢
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幼子が小声で歌う鼻歌を 聞いてまたたく冬の星々
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父母ちちははとむかし泳いだ海街で 獲れた蜜柑を我が子に与う
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一歳の我が子は全ての食べ物を ば・な・な、ば・な・な と呼んで笑うよ
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差出しの 心細さを 受け取りし 次々とどく 喪中の葉書
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あなたには 長生きをしてほしいから ポテチは私が食べてあげます
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私だけ見える七色 麓まで尾を振る君とふたり駆け出す
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私から私に向けての通知表 よく頑張ったねのいちごタルト
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ストロベリー・ナイト・ケイクス 君の頼みでも一緒には死ねない
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風が止むその一瞬の静寂に (I’ll be there) 踵を鳴らす
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