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うらはらに思いと違い進み行くわたしはどこへ行くのだろう
14
憧れた田舎暮らしにさようなら都会の暮らしに夢を語ろう
17
女子らとは まるで違った 足音が どどどどどどど 男子のリレー
19
空の音静かになってこの夏は本当は終わりと教えてくれる
37
何となく太くなりしかコガネグモ庭に居続けひと月が過ぐ
30
胸の中を掴まれる感覚が好き。寒い日に吸う煙草の話。
9
月光が 部屋の奥まで 照らす夜 心と同じ 揺れる蜘蛛の巣
36
通院の我を待ち居る虫の音の清けし音色に灯りを消しぬ
23
木々の枝葉がわたくしの頭を撫でて慰めようとしていた土曜
15
赤毛のアン まさに今また 読破中 毎夏泊まりし P
プリンスエドワード/猫母CAT様
15
カップ見て陶器か磁器か悩む母伊万里焼だと教えてあげる
12
気にしないでいてと言って去る君の背を眺めつつ胸に込み上げ
7
蛇口から水滴ポトンと落ちる音静まる部屋でテストを受ける
9
朝イチの美しき声はキミだった! ひょいと現る小さなコオロギ
36
懐かしい匂いと声に乱されて 危うく君を引き止めかけた
17
隠れ里 そんな世界に いるような 苔むす庭に 日常忘れ
27
人生の三叉路に立つわたくしに秋はやさしくあいさつをする
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日々を詠む うたの しずくの 集まりて 渇く心に 慈雨のじんわり
65
新米を食らふ悦び奪はれし古米をあさる瑞穂の国よ
27
秋彼岸 ひと足早く 墓参り 虫の音を聴き 線香を焚く
26
潮風に 季節外れなクリスマスソング流して忘れたふりを
16
なぜかしらもつれた糸をほどいたらわだかまりまで解ける気がして
18
山登り 山頂からの 絶景は 川や電車も ジオラマのごと
27
あんたってなかなかひどい奴だよね
高天原
(
たかまがはら
)
を向いてむくれる
10
虫の音の夜明けの空は茜色 熱き太陽兆し満ちくる
25
手に入らないならなんで光ったのって言いたくもなる
眩
(
まばゆ
)
い瞳
13
茜空 夏を見送る 風が吹き 今日が最後の 真夏日なるか
24
ビルの影角度斜めに傾いて木枯し強く吹く季節来て
7
夜寒など書きつつ続き決めかねて燗を一本つけるか迷う
9
暮れ時の小道慌てて小走りに仕事帰りの余計な用事
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