鳥が鳴く理由も知らずに癒されて 人の言葉に怯懦になるの
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やっぱりね あなたとわたしは離れない 運命もそう言っているしね
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変わりなき繰り返す日々美しき明日はいらぬ今日の温もり
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暗黒のけむりの如き排気ガス バス発車時に吐き出されおり
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汝戰に征かず懸崖の菊一輪取つて曰 特攻隊につづけ、と
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ふるさとに帰ると決めて初夏の駅 遡上してゆく鮎でありたい
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引き金と注意サインに対処する「道具箱」書く具体的にね/wrapラップ勉強中
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五年後の予定を信じられるならこの感情を愛だとしよう
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体力は基準ぎりぎりオーケーと 施設に並ぶ筋トレマシン
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ちゃっかりと僕の寝床の中央で寝ている犬に「もしもし」と言う
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富める日本。夢遊病にてくちずさむ約束手形に偽眞珠母 生る
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賛成の萬歳響く駅前に傀儡のごと晴着――濡れかへ ら ず
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溌溂と晧歯剥きつつ小綺麗なる口蓋言ふ 「原爆もたば」
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いくつものゲタがならんだ三世代ほど未来から来たラブレター
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「あれー」っと短期記憶があやふやで脳裏をよぎる認知の二文字
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免れぬ老いではあるが胸底に忘れたくなき乙女心よ
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とりどりの百合の花咲く庭園に蜜吸うアゲハ陽に煌めいて
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いたずらを𠮟られそうな柴犬がソファーで狸寝入りをしてる
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家庭科でどれくらいまで習うだろう娘のジャージに千鳥がけする
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むきだしの心に傷がつくたびに 強さと弱さの歪みに流離う
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さきどりの幸せに溺れてふやけた心がめくれてヒリヒリするの
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オアシスの活断層の深くへと沁みていくような湿潤療法あなたのみず
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流れゆく誕生日の群れもうすぐに夢が叶うと夢も無いのに
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夕飯に取り出す玉子は小さくてにわとりも今夏バテと聞く
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暗がりに 見つめる一点 ナツメ灯 私は何を してたんだっけ
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猛暑から蝕まれつつ起床するふとした仕草で足がつります
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一匹のイワシとなって終電の漁火いさりびめいた明かりに向かう
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条約に隔てられてもなほ海は絶へず微分可能な球面
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この歳で記憶の中の恋愛は全てきれいに磨かれている
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熱狂の舞台で不意に音が止み 今日も貴女の幻を見た
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