太陽やあの子みたいにいつまでも灯り続けるひかりがこわい
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あいつよりましだと思いつつ生きるあいつよりましと思われながら
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「あの魔女は自殺でしたよ その証拠?僕に名前を教えたことです」
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かさぶたになってしまった思い出をむりやり剥がしてまた傷にする
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歯車はもう狂わない最近の運命はみなデジタル仕様
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こうやって年月が過ぎあの頃は大変だったと早く言えたら
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でもそんな寒くないしとコート置き出てきたもののもう帰りたい
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新しいパソコンが来て古いやつ拗ねてもう立ち上がりもしない
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人の声せぬ正月はおとなしく手酌で旨い日本酒を呑む
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いかに踊ろうとも背後迫るのは冷えたどうしようもない風だ
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陽の名残なごり集めて重き鈴なりの蜜柑は照らす冬の庭先
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自分との約束の木は知らぬ間にたくさんの実を結んだのです
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万が一品質に不都合があり春が来ないとなったら叫べ
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眩しさで見逃していた目の前の開かれた扉を影で知る
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健やかな重みありてかひしひしと空にひつぱられて梅咲けり
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それなのに過ぎた日にある溜息は真面目であるほどに滑稽だ
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姿勢よくかたく変わらずそこにいる家族とは鉄だ柱だ
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こっそりと隙間に開く蒲公英よお前いったいどこから来たの
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知らぬ間に辺り一切桃色に霞み崩れるはずだ愉快だ
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みしみしと成長痛の音がする若き桜の伸びていく様
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春雨に負ける桜は見たくない試合は始まったばかりだろ
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埋葬費をりしもてなぐさみに染む罌粟防火壁のもとに額づけ
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放蕩の返済が果追はれつつ葡萄に裸婦は序する福音、鳩卵
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約翰よはねまぎらはしくも謄本へ添ゆる洗礼名さへみわけがたかり
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娼婦私生児しかれども父祖にてはなやかなる頬 じつを衒ひて
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スーパーは隣町まで行ってます会ってもどうせ目をそらすんで
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久々に目覚まし鳴るまで寝た時はなんだかふわふわ調子が悪い
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夏茜、戻れずともまた逢いにきていいですかと君きいてくるから
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意地悪な電話とぎこちない手紙 貴方の利き手すら愛おしい
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この街に雪は降らねど 積もったと君が囁く電話越し 冬
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