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薔薇の名に天津乙女とあり少女天翔る雲こそをうとみをれ
5
ここにない。あなたが欲す、そう、『希望』みたいな言葉。さわれたら、熱。
4
「どちらでもない」世界だと言い聞かす 何にもしたくないからだよね
5
希望なら手に入るけど絶望を歌うためには足りぬ文字数
6
皮肉にしか 聞こえぬ世辞を 受け取って 返せぬ
言
(
こと
)
を この
泡沫
(
うたかた
)
に
28
行かなかった解散ライブ再生し部屋に時間の塊が降る
6
かっこいい言葉遣いに無理してる?感じたことをそのまま言って
5
真ん中を行く人 僕は掘って行く ここでさよなら、地球のみんな
4
その猫も死ぬよ 歌壇にてあらかじめ穂村弘が飼いはじめしも
5
アルブレヒト・デューラー「
復讐
(
ネメシス
)
」像の幾多度刷られ幾多度の戦争
3
ワンタンメンしようかパンケーキを焼くか 究極の二択?でもしんどいの
6
母からの「家静かです」ひとことに子も犬も去る実家を思う
20
投げた球追って帰ってこぬ犬は六文銭もきっと渡せぬ
8
いつまでもいつまでもただ踊ったの今宵で夏も去り行くのだと
9
雲を呑むような心地を
雲吞
(
ワンタン
)
と書いた詩心 漢字はポエム
11
木々の間をざぁっと吹いてセーターの真青の肩にとまる
紅葉
(
もみじば
)
13
楽しいとあなたが言ってくれるなら 生きている意味あるかも。やった!
8
仕事として米の選別知る夫はいまだ田にある稲穂を憂う
16
新しい袋ラーメン試したが マイ・ベスト・ワンはワンタンメンなり
9
刈り取りの済みし田んぼにじっと立つ陶器にも見ゆ白鷺一羽
19
岩窟の母うらわかくふたり仔の遊びに微笑まふ偽家族
3
病床で歌う「ふるさと」ゆるやかに かのやまの
彼
(
か
)
を
忘却
(
わす
)
れゆく人
39
いちじくの葉のちりゆきてひとつあり うれぬみのまま何思う秋
15
庭のすみやさしい光の浮き上がる黄色く笑むはつわぶきの花
16
あきのよにうたよむ吾はモンスター やまのせんべーバリボリ食らう
7
木枯らしの吹きすさぶのにいのち生むスナップえんどう土わりだす芽
15
老いるわれリハビリジムに望みわきかたい日々にもこころほぐるる
9
ここに今 わたしがいると知っている わたしのために
篝火
(
かがりび
)
を焚く
39
こうえんに葉っぱならべてあそぶこのあとを見守るいちょうの高木
9
ふゆ枯れに季節まちがえ咲くつつじ白無垢のはな はるに咲くや
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