あさひかわ 菓子博なんか やらないで 饅頭一個 しか食べられない / PR短歌
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フリーハグとはいうもののほんとうはあなたの胸にかえりたいだけ
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ガザの子・イスラエルの子ともに汚さざる手に平和を祈る日を望む
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雨後の風 マスクを取りて 吸い込めば お日様の香と 濡れた土の香
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養分とガラスの破片をいっぺんに飲むようなあなたとの文通
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粛々と愛していかう ときどきはこんなうたでも辞書にしながら
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女々しくも 願ひが一つ 叶うなら 今一度 今一時 逢いたひ
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祝日の ない六月の そこここに 芍薬という 姫様が立つ
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朝8時すれ違いざま目が合って 貴方からは夏の匂いがして
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振り向けば積み上げてきたはじめてが視点をすこし高くしている
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さえずりが怖いわたしは朝よりも静かな夜と癒着している
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鳥の鳴き声に癒しを感じてみたい 這いよる朝のせわしい調べ
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紫陽花は色とりどりに咲き誇り、深き思いで散らず枯れゆく
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雨予報 外れて晴れた 日の朝は 得した気分 カーテン洗おう
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譲ってはいけないラインを譲りつつ指関節がポキポキと鳴る
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蔓延はびこった 草と格闘 そののちに クワガタ顔だす 月夜の露天
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こんな世を一所懸命生きている見返りに月だけは明るい
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苔むして ひぐらしの声 降る森の 山頂に立ち 山並み遥か
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すいっちょんだけがわたしのそばに居る梅雨もくすぶる生温い夜
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どしゃ降りの 雨の朝にも 四十雀しじゅうから ピーツピーツと 鳴き続けおり
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わたしには見えないものを見通している先生のうすい微笑み
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蛍飛ぶ尻の光は何事か嗚呼亡き祖父の今わの言葉
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幾筋の ひこうき雲の その先に 夕焼け色の 街が広がる
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何ごとも続けることが肝心といきが続いたやつがのたまう
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何処どこからか届く虫の音ゆっくりと更け行く夏の夜のリズムよ
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どこを見ているか少年 きみの手に確か密かに這いよる戦禍
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今日だけは強く私を抱きしめて 包んでくれよ星降る夜に
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何回も茅の輪をくぐりお祓いす半年の罪多く積もりて
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キッチンの南側は春雷の日に赤丸をされてカレンダーがこおっている
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「のきばって何?」って聞かれ分からない 親子笑ってささのはさらさ
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