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雨に濡れ一つ二つと落ちる花 庭はもうすぐピンクの
絨毯
(
じゅうたん
)
35
故郷から小包届き よし決まり! 今日の夕餉は山菜
三昧
(
ざんまい
)
35
咲き竸うツツジ美しウォーキング
愛犬
(
キミ
)
の思い出詰まった道を
38
言い訳をしないところが似ているね まるで僕の過去みたいな君
5
悪性の
痼
(
しこり
)
を胸に焼き棄てて少し明るい海に漕ぎ出す
8
花びらは アスファルトにさえ 解けてゆく 桜という名の かたちを借りて
46
音声
(
おんじょう
)
と
文字
(
もんじ
)
を深くかきわけてまだここにないことばを捜す
12
雨上がり 川の両岸一面に 活き活きと咲く 野の花愛らし
30
ただ一つ作れる料理はカレーなり 夫の定番メニュー 母の日
27
鍬をふる 夏の野菜を 食むために 時をさまよう あなたのために
35
手先なら多分そこそこ器用なの 言葉はいつも出てこないけど
7
朽ち果てた パチンコ店の 駐車場 かつての栄華 そのままに藤
39
あなたとしか共有してないプレイリストの再生数が愛しい
6
若葉風 左脇腹 肉離れ ハムの四番を 護り給え
/
推し活
22
たわわなる リラの花房 街角で 胸いっぱいに 香りを満たす
/
ライラック祭り
32
お笑いの賞レースを見たあとの重いニュースが流れる時間
12
なにかしら面白いことは起きないか 面倒じゃない日常の範囲で
7
昔から みんなのうた が好きでした 宇多田ヒカルはクマの人です
6
幸せの定義を君に聞きたいな 百二十文字以内で答えて
5
暑がりの君に合わせたエアコンが僕をにわかに刺した休日
5
もうすぐで自分の家に着くけれど 君の横にはずっと居たいし
9
温泉へ 道のすがらに トラクター 田植えに浮きたつ 乙女でなくとも
37
おひとりのフードコートで食べ終えたスプーン見つめ時間を止める
22
「あと千歩」まだ歩こうとする父の残りの数を僕も数える
24
緑なす五月の風の中に立つ白きシャツ着た君が手を振る
26
薔薇の棘とりて一輪挿し気づく萎れの早し棘もいのちと
26
洗面所 パックがぬるくなっていて もうすぐそこまで 夏の足音
8
ご近所の人にゆっくりかけられる「こんにちは」の試されてる感
11
名前のわからないペンギンの前髪みたいな寝ぐせをパシャリ
7
外出の予定のない日だけ やけに髪と顔の調子がいい
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