花粉症 副鼻腔炎 咳も出る 妻がコロナで トリプルかいな
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止めといて 試練試練で のんびりと 現世楽しむ 余裕もないな
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ステロイド 効かへんように なったなら 命危なし 喘息持ちは
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スーパーで インスタントの ラーメンを 買って作って 食べたら薬
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休んでも いいんですかと 館長に 尋ねてみたら いいよって感じ
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「あれ等みな毒持つ花だよ」赤、青、黄。 「先生、それは悪意でしょうか」
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北の地の未来ほほ笑む花もちの長き満ちるアリストロメリス
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剣の葉と淡きの白と朱の花のイキシアへ抱く揺れる反相
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真白きの五片の花と柔ら葉の一輪草へ追憶満ちて
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夜の露に再び目覚め照る花よ真白き星のオーニソガラム
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里山に何も求めず美を徹すままにほほ笑むおきなぐさかな
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孝行の足りぬ私へ悲しみの溢れる紅のカーネーションよ
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一歩ずつ母へと向かう純白のカーネーションの愛を抱きしめ
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母親の涙思うと耐えられずテレビを消して何故だ何でだ
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封鎖する?レインボーブリッジであるまいし海の血管ホルムズ海峡
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どっぷりと水平線を焦がしては「また明日ね」と夕暮れなずむ
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木塀よりのぞく柿ありさながらに昭和の磯野いその邸よと興じ
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夜歩く知らない街は喧騒に膜がかかりて限りが見えず
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父と子がカイト飛ばして声を張る冷えた強風つよかぜこれも良きかな
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ワンタタン ワンタンタタタ タタタタン ワンタタタタン ワンワンワンタ
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陽の名残なごり集めて重き鈴なりの蜜柑は照らす冬の庭先
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自分との約束の木は知らぬ間にたくさんの実を結んだのです
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万が一品質に不都合があり春が来ないとなったら叫べ
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眩しさで見逃していた目の前の開かれた扉を影で知る
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健やかな重みありてかひしひしと空にひつぱられて梅咲けり
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それなのに過ぎた日にある溜息は真面目であるほどに滑稽だ
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姿勢よくかたく変わらずそこにいる家族とは鉄だ柱だ
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こっそりと隙間に開く蒲公英よお前いったいどこから来たの
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知らぬ間に辺り一切桃色に霞み崩れるはずだ愉快だ
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みしみしと成長痛の音がする若き桜の伸びていく様
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