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ふかふかの雪は五寸を越すほどかサラサラと落ちスコップに残らず
33
遠出して昔の赴任地通りなば 思ひ出
手繰
(
たぐ
)
りて多弁となる
夫
(
つま
)
49
ラブソングみたいな空だ冬風に星瞬いて輝く空は
49
数人で 会話するとき 全員に 等しく目合わす そんな人、好き
28
公園の前身は駅誰ぞ知る光りつつ舞う六花に問わん
37
窓硝子に重ねる君と眉月を雨粒は石を穿つらしいし
7
竹を食むパンダの消えし園のなか働く人の靴の音ひびく
41
5分間フロム鉄道停車あゝショーズの滝にフルドラ踊り
18
芝の上セラピー犬を抱く母
末期
(
まつご
)
の時を薫風はつつみ
25
脱ぎ捨てた僕を拾って歩く夜シンクに朝のカップが残る
31
嘘という透明な服を重ね着て 立ち止まるとき僕だけ寒い
33
笑み湛ふ 君のひとみの 奥底に 戸惑い隠す 嘘ぞ映さむ
9
笑い声あかるいナイフとなって降り僕の輪郭削りとってく
31
食べ切れぬ ぽんかん貰い 有り難く 次に何をか じいさまの為
18
赤子皆生まれる日時選ぶのか人生初の選択なのか
14
赤子皆生まれる
日時
(
とき
)
を選ぶのかならば選ぶは生きるそのもの
6
雪にさす
朝陽
(
あさひ
)
の色は 生成り色 忘却の
彼方
(
かなた
)
竹を編む人
40
曇天と 墨汁なぞる アスファルト 雪衣着て 緑待ちわぶ
20
「まあ立派こんなに太くてかたい♡」樫の木を見るお前はもう何も言うな
4
ムチャぶりの手品みたいなお見事は一年たってやっと初恋
25
ゴミ箱に 入らなかった 紙くずを 拾いに行って また投げ入れる
10
泣くために君に出会った訳じゃない サンディエゴってどこなんですか
9
触れていい その言葉さえ 疑って 君のとなりで 手をこぼしてた
9
アルバムを
捲
(
めく
)
りて若き吾に問ふ 夢見た未来獲得出来たか
43
如月の朝の光は春近し 夜泣きの孫も一年生に
21
毛布噛む癖 直らぬが 白き歯を保つ老犬 歯磨き効果/
17
歳
9
ヶ月
U∵U
30
値上がりで ゆらしゆらして
3
杯目 紅茶のパック 破れんばかりに
25
だってそれ人がいつからか夢と名をつけた視界を塞いでる霧じゃない
8
血のかよう 言の葉たちと 寄り添いて ともに渡らむ この大海を
10
へこんでた 友が笑ってくれたから 昨日の失敗 しといてよかった
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