のんびりと 過ごすとしょうか 春日和 往来ぶらり 寄るライブラリとしょかん
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コンビニの駐車場わき 青年と並びて 煙草を吹かすおうな
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春の雨 まだ咲きめし桜花さくらばな 散ることも無く しとど濡れつつ
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『ちゃいるど』てふ歯科医院にかかりし子のそのまた子の 旅立ちの春
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枝ぶりの構図瞼に 老木は枯損木となりて久しき
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貼り紙に「子の卒業」と書き まちの接骨院は 春の休診
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「春雨じゃ濡れて行かむ」と見栄を切る それは無理でしょ氷雨そぼ降る
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遠い遠いアラブの国の油田から 危なき海を越えし苦労よ
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「元気でね」 手を振る君を 追いかけて 引退しても 心に宿す
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夕方に螺旋を描く筋雲と同じ形の物を持ってる
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エネルギー保存が真というならば 君に渡した 熱の行方は
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白霜の ろうのかげそふ ふゆの夜に 遠くにほへり うらもえのはな
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加古川線 二十二時の電車内青いシートと機械音声
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窓叩く 雨音だけが響く小夜 微睡まどろみ辿る遠き日の記憶
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言葉にしたら 壊れそうなこの想い もどかしさ抱え今日を過ぎゆく
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夜に閉じ ひとり迎えし 同じ朝寡黙に拡がる 薄青の空
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会見後「また嘘言っちゃったよ…」と頭抱えてるのか?トランプ!
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花時雨はなしぐれ 桜花爛漫 手を貸しつ 我のこころも潤していく
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グラスの中でずっと眠っていた星をいともたやすくきみが光らす
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楽しげな嘘が溢れてそのなかで各自が愛を削がれていくよ
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「ママはどこ?ねえパパ!」「百合が綺麗だろ今年は肥料が良かったんだよ」
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山頂を雲で隠して山たちは幽玄ぶって佇んでいる
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連絡の 遅れを詫びて 汝(な)が妻ゆ 訃報ぞ届く 彼岸の宵に /挽歌
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言葉には ならぬ悲しみ 拭へども 拭ひおふせぬ 血の涙かも  /挽歌
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今ひとたび 逢ひたしと切に願へども 生きては行かれぬ 西方の国 /挽歌
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花散らす目白に蜜はゆずらじと雀は桜一輪落とし
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潮風とかけっこをした散歩道 桜散りゆく 3月下旬
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沖縄でうさぎにゃんこわんこたち飛行機の音日々聞いてるか/NOWARBUNNY
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親戚と 子供の頃に よく会って あいだがあいて よく会う歳に
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忘れたい 忘れたいなら 忘れよう 忘れたいなら 忘れることさ
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