うそつきな僕らへ落ちてくる星は誰の願いを叶えたかった?
2
あやとりの最後はいつも僕だった 指に絡まる名無しの銀河
8
ドーナツの穴だけ食べる方法を考えてる間に星が沈んだ
5
いっぱいになる前にわざと割るグラス たされるのはやっぱりこわい
7
丁寧に爪をみがいてからなぞる彼の背中のあかい五線譜
3
同じ月見上げているならそれでいい 棺桶代わりの電話ボックス
1
月曜の舞台でおどる屍は全員左に傾いている
4
毎日のノルマをこなす死神を誰も責めないやさしい世界
2
開いても開いてももうありませんあなたのために脈打つ心臓
3
カーテンを閉めるみたいに人生を閉じられるならいいのですけど
3
見届けるまでが復讐でしょう?さあ落下ボタンを押してください
2
【WARNING】減量中の時にだけレアなスイーツすすめるアイツ
1
火曜日と化膿と過労水槽の三層構造揃う妄想
3
くらやみでうまれたこどもはひかりから逃げようとする習性がある
5
心臓をうしろからわしづかまれる満身創痍ハッピーエンド
2
届かないと知っているからいくらでも闇夜へ流す紙飛行機
4
かみさまにもらったノートを一文字もうめられないまま地獄におちる
2
だいじょうぶ、僕はひとりで死ねるからお前はあの子のところに行けよ
4
「じゃあまたね」まばたきひとつしないままコーラで流し込むハルシオン
2
もうだいぶ塞がりかけた傷だって触られるのはやっぱり痛い
9
とりあえず出された薬をとりあえず飲んでとりあえず今日を生きる
2
太陽やあの子みたいにいつまでも灯り続けるひかりがこわい
3
あいつよりましだと思いつつ生きるあいつよりましと思われながら
3
「あの魔女は自殺でしたよ その証拠?僕に名前を教えたことです」
3
かさぶたになってしまった思い出をむりやり剥がしてまた傷にする
3
歯車はもう狂わない最近の運命はみなデジタル仕様
3
どなたかが一心に打つ点描の赤橙あかだいだいがきらめく季節
7
こうやって年月が過ぎあの頃は大変だったと早く言えたら
9
でもそんな寒くないしとコート置き出てきたもののもう帰りたい
4
新しいパソコンが来て古いやつ拗ねてもう立ち上がりもしない
4