街灯の 映せし雪の 向こうには 貴方あなた 夜風に なびいて彼方
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この苦悩いつか笑える日を待ちて すごろくのコマは 1回休み
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刻みへ 君よが身に 常世なる 不毀ふきの夜桜 散るをしらねば
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顔中にご飯くっつけ笑ってる幼よいくさ知らずに育て
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平行線交わらぬまま居心地の良き安寧の日を静かに重ね
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降る中を朝の散歩の柴犬は雪が似合うね目を輝かせ
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当前と 思われながら 働く身 雪に埋もれる 都会の線路 / 大寒波
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止めどなく 垂れては冷ゆる 鼻の奥 息するたび 冬をのみこむ
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一年の あの日の朝も 晴れていた 何度も呼んだ 愛犬あのこの名前
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それなりに幸せそうな人たちと歩調あわせて今日は寄り道
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丸ごとの キャベツに出会い 迷いなく ロールキャベツを 煮込む冬の夜
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コミカルに 介護続ける 親友の 基本姿勢は 恐らく愛情
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雪だるまの周りの足跡から聞ゆにぎやかな声楽しい時よ
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犯人は防犯カメラに変顔をする男でしょうか?店長
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お飾りで夢だけ肥やし生きている風は冷たく君を試して
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「厄落し厄落し」言い礼も言う割れた湯呑みに捨てる湯呑みに
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勉強に しがみつくのは 辛いけど 手を離しても 行く場所はない
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風呂も無く小さきアパート冬の夜 父さん、母さん家建てたよ
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どこからか 投げられてきた そのカイロ 寒いと言った 僕のためなの?
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諦めた途端にチャンス来たらしい体験談をお守りにする
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寒の内 人もまばらな公園で 梅の香りを独り占めする
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事故により 動かぬ電車 おとなしく クッキー食べて 祈るのみかな
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川べりに 一羽の鳥が 悠々と 夕陽を浴びて 伝えし自由
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真冬日に降る粉雪の冷たさは誰もが知りて人影もなく
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風が吹く  いつかあなたに届いてね  花びらはもう使いきったわ
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あちこちにチラシ看板恵方巻き 節分前にお腹いっぱい
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耳飾る 可愛い花と 白イチゴ 愛に包まれ 疲れ吹き飛ぶ
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学級の 隣の席の 子も知らぬ 我の一面 Utakataここに隠せり
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君宛てのルーズリーフの書き置きの余白に託す語りえぬもの
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雪中花(水仙) ほころぶ睦月 流れゆく 春まだ遠き 季節と心
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