君が不意に 思い出し笑いを した時の 察した理由は 正解なのか?
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剥がれない クスむベタつく 新品の 計量カップの 説明シール
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山駅舎 待ち合い隅の招き猫 左手上げて人来るを待つ
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短歌うたを読み思い起こすは故郷の一家総出の田植えの五月
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手抜きでも「美味しい」と言ってくれるひと それで上がらぬ私の腕が
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後追いの一歳児連れてフラダンス ママの背中はゆりかごになり
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待ちわびて 影が染みつく 夕のころ かどから不意に 母はあらわれ/ 2 019.4
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あの時が 最後だったと思い出す 未来が見えて だきしめる今
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鼻奥はなおくの 腫れ物ひとつ 何ゆえに グズつく空には わかるまいて
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珈琲の湯気ゆらゆらと 夜に溶け 遠くに灯りのともる日を待つ
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旅路にて カクテル作り ほの暗く 語り尽くそう 今日の思い出
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思春期の 中学68年生 卒業試験に苦戦しており
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訳なんて知らなくていい いつかこの片道切符を正解にする
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老犬は一生懸命生きている 介護しながら癒される日々
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空中に絵を描けるペン、マジである!絵空事って、未来の話。
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やっぱりねゴミには出せない 眺め入る箱一杯の子供の作品
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星ならば 見えて届かぬ あたりまえ 君との間 30光年
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30年前の君から 今届く 宇宙の中ではすぐ そこに居る
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パリの夜 歯車合わず無念でも 静かな焔 泪で揺らし
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親と子が 孫とひ孫の顔になり ひいじいちゃんの思い出話
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「正しい教育と歴史認識のもとにわれわれパリ市民は生まれた」
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父殴てる馴犬哀し。頸枷に「愛われを創れり」彫られて
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八月は虫の音色がかわりだす幾万年の星の夜の下
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素人の文字の看板海の家斜めに落ちて夏も終わりつ
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箸袋たたむ指先夏惜しむ冷たい蕎麦の美味かったこと
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寝ることが仕事の老犬昼時は しっかり目覚めてオヤツをねだる\体内時計?
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悩みごと悲しいこともないはずが秋めく景色胸が切なく
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早々はやばやと鳥は見つけた秋の味 庭に散らばる柿の食べかす
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サルビアはまた恋をして散ったとて風に舞っても紅を忘れず
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逃げたこと だめだったこと 並べたて 自分をきらいになっても 満月
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