Utakata
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斑沢鵟
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窓際に猫が寄り付きだして春ガラス越しに蝶追いかけて春
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退社まで友達でいてくれたひとaikoの歌が上手かったひと
5
ラジオからペーパーノイズが這い出して鼓膜を撫でる優しく撫でる
8
「撫でさせてやってもいいぞ」と横たわり撫でるまで猫はそこに居る。ずっと
15
転寝
(
うたたね
)
のふくらはぎから沁みてくる猫がいてくれることの幸せ
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だいじょうぶ笑ってるだけ街の
灯
(
ひ
)
がビックカメラの袋みたいで
8
窓のない巨大なビルの真っ白な壁に貼り付く細い階段
9
世の中のコンテンツすべて食べるまで何億年? ならそれまで生きる
3
この辺は雨が降るともう歩けないだからあなたはどこへも行くな
5
一丁目まるごと幸せにしながら洋食店はコンソメを引く
9
慣れもせず引きずりもせず「さよなら」が降り注ぐこの毎日をゆく
8
街路樹の向こう側から吹く風が不意に浴びせる夕立の余韻
9
手の甲にツートンカラーの蚊がとまり
他人事
(
ひとごと
)
みたいにそれを見ている
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寂しさはカラスの目の色空の色打ち捨てられた空瓶の色
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窓際で何かを見ている黒猫とそれを見ている僕との時間
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茜雲ポツンと黒い穴が空き徐々に広がりアオサギが来る
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真っ白な壁にしばらく影として存在してみる本日快晴
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脳味噌の長らく使ってない箇所を鍛えられている猫と暮らして
5
付き添いに病院食の献立表エアで頬張り楽しくはない
6
躙
(
にじ
)
り去るヤマカガシの背のドット絵にダイブしてみる夏日・南中
7
光さすトンネル越しの
東口
(
ひがしぐち
)
別のライフが待っているような
6
石垣にカニの形の窪みあり同じ形のカニを待っている
12
惑うひと手伝うひとを飲み込んでノンステップバス深呼吸する
8
ナガミヒナゲシは
書割
(
かきわり
)
然として ままごと遊びの裏庭を飾る
3
ぽっかりと駅の方だけ晴れていて用はないけど靴紐を結う
10
十五年書いたブログが消えた朝この
清
(
すが
)
しさはどういうことだ
15
そういや今日スキップを踏む大人を見た 一杯目はまずその人のため
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夕暮れが
八十吉
(
やそきち
)
みたいな色をして空は球体ここは平面
8
アベリアは無数の腕を突き上げて
花粉媒介者
(
ポリネーター
)
を捉えんばかりに
4
何にでも始まりはある
徒
(
いたずら
)
に想いを馳せる朽ちた店にて
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