静と動二人の組長ぶしの生き様は最強剣豪にふさわしきかな
2
靖国の 標本桜 武者震い 初舞台前の 女優のような  
2
ヒトカラで、ケツメの『涙』を歌ったら、涙が止まった。たこ焼き美味い。
2
コンビニの 灯りで目を覚まし 始発乗る 娘を駅まで 送り届けた
2
主君しゅの苦悩忠義の新選組ものを守れずにいのちを散らせ着せし汚名
2
どんなことしたっていいよ君だけは/割れたガラスと35円
2
ぼんやりと曇った朝に赤みさす「いちごが香るチョコミルクラテ」
2
五億年くらい生きてと願いつつきみをひとりにするのも嫌で
2
少しだけ優しくなれた日曜日。バス停のベンチでにやにや笑う。
2
高機能紫外線加熱調理器具 ターンテーブルの上にいます
3
あなたには龍の雲ありしたたかに雨落とす影白々と立ち
6
だいだいの絵の具搾りてそのままに見せびらかしの彩り秋は
3
歩きつつ手袋外す如月の余白無くなる春近し待て
5
訊かれたら出欠迷う会だけど声掛からぬは少し寂しい
5
ねぢ巻かれ歯車動くギィギィと世はまわり行く続いてまわ
3
恙無つつがなく稲穂は実る収穫とりいれと呼べるもの無き我が身の前に
2
あと少し 答え掴めぬ小テスト 蝉のせいよと ひとりごちする
4
ソーダ水潜らせボクの恋心ほんの少しでも弾けてくれたら
3
石膏像 見つめる先に いわし雲 校舎で独り 哲学をする
4
出たはずの息子が慌てて戸を開ける マスク忘れた! 嗚呼そういえば
4
あと少し君の指まで3センチ 触れてしまえば終わるのだけど
3
ざばざばと雨水垂らす憎き空 部活がしたいの引退目前
3
お疲れさん 去りゆく君のテールランプ おんなじ家に帰れりゃいいのに
3
じゃあまたね 遺品整理し祖母の家 気をつけてな の言葉もう無し
4
好きですと 言わずも漏れた恋心 それなのになぜ 聞き流せるの
3
塩対応 キミの気まぐれ慣れっこさ 拗ねたフリして微笑み待つから
2
体裁を整えた解 用意する 母の欲しがる良い子になって
4
ぬいぐるみ 幾つも並べて何とする 川の字 真ん中 母陣地狭し
4
ぶらんこに揺らされたまま恋心 もうちょっといてと言えないせいで
3
窓叩く 暴力的な梅の雨 洗濯物と途方に暮れる
2