いとはじと  鼻の頭の粉さへも 羽根は黄金と君の焼きあぐ/美味しい餃子になりました。
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桜蕊落ちて踏まるる暖春のかの人の早や詠み殻となり
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晩春に替えるズボンの色冴えて 麦藁色とか茅色だとか
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日だまりに 如来の如く 目を閉じて 猫の居眠る 斑鳩の里
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死を思う人よ生き死に自由なれど私はあなたの居る世界を望む
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などてかは春の夜風にふりにふる花と過ぎにし月日追ふわれ
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紺色の代車を借りた駐車場忘れて赤い愛車探せず
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小鳥遊たかなしさへづりと南風はゑ 開け放つ窓をすり抜け 頬撫ぜる朝
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流れてく川に放すは軽き舟 四季の花びら乗せる折り紙
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凧あげよガザでアフガンで遠州で子よ無事にあれ空高く高く
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春光を浴びつ 商人らは憩ひ パックのジュース片手に談笑
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異なった アプローチでいて  伝へうる 文字を綴ること   写真かげを撮ること  
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若葉より癒しを得られ一服の珈琲は青い瓶の魔法
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胸骨に風を受け止め七分丈 床屋帰りの頭撫でつつ
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あるあるな友情努力勝利なる ジャンプ理論に則した「大河」
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カンガルー 厳しき自然 母子ともに 乗り切ってなお まだまだ続く
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純白のレースみたいな一輪のトルコキキョウを空き瓶に挿す
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パソコン台百均縛りで作りぬく使い心地は明日試そう
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じわじわと 「ハシビロコウ」が 人集め 「🐼パンダ」なき後 ダークホースか? ※ペリカン目ハシビロコウ科の鳥 (高市総理に似ている?)
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水温み駆け足でゆく白き砂 遠く人かげ予感の走る
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庭先にそびえるモミジ陽を浴びて 若葉きらめき生命いのちみなぎる
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目が合って 吾は目を伏せ 彼女笑む 半世紀過ぎ 幸せであれ
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ゆく春のはなの盛りを訪う旅路 武蔵の杜より甲斐の国へと
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不在の 自由奔放 ヘデラのツル 我がもの顔で隣家のフェンスへ
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あの人はあの子の前じゃあんな顔するんだなって知っちゃったから
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春なれば 『田村』謡うと 取り上げし 和綴の本の 紐切れて居り /観世流大成版謡本
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築泥(つきひじ) の 崩れを抜けて 吹く風の 地を擦るときに 君は声挙ぐ /奈良懐古
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鶯も桜もちゃんと春やってる 吾は怠惰を恥じつつ愛でる
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せいくらべ 孫はつまより 十センチ 高くなりけり アスパラの如く
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百均の百円以上を買えぬ時貧乏なんだと身に突き刺さる
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