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フォーゼでしょ?それはあまちゃん?蒼汰なの?見分けつかない中川大志
2
目も耳も 体中が 衰えて 悲しい気持ち これが人生
2
子供らが 恐怖と怒号 抑圧に 耐えてる姿 戦前ですか
2
強い者 目上の者に ゴマをすり 立場の弱い 者を虐げ
2
今日も又 暗い心で 出かけては 早く終われと 時計を睨む
2
毎日が 精神修行と 決めつけて 何とか過ごす 最終コーナー
2
厳しさで 子供だましの お遊びを 無理やりやらす 保育士上がり
2
厳しさで 細かいルール 乱発し 妥協許さぬ 教員上がり
2
世間では いくら時代は 変わっても 昔のままで やるしかないか
2
船先で 抱き合う男女 われカモメ 狙い定めて 糞を落とさん 「タイタニック」オマージュ
2
次こそは大事にするって決めたのにTシャツの裾で拭いてるメガネ
2
葉桜の 下で鳩追う
幼児
(
おさなご
)
に 通行人の
眼差し
(
まなざし
)
優し
2
どっぷりと水平線を焦がしては「また明日ね」と夕暮れなずむ
18
木塀より
覗
(
のぞ
)
く柿ありさながらに昭和の
磯野
(
いその
)
邸よと興じ
4
夜歩く知らない街は喧騒に膜がかかりて限りが見えず
5
父と子が
凧
(
カイト
)
飛ばして声を張る冷えた
強風
(
つよかぜ
)
これも良きかな
4
ワンタタン ワンタンタタタ タタタタン ワンタタタタン ワンワンワンタ
1
陽の
名残
(
なごり
)
集めて重き鈴なりの蜜柑は照らす冬の庭先
10
自分との約束の木は知らぬ間にたくさんの実を結んだのです
4
万が一品質に不都合があり春が来ないとなったら叫べ
7
眩しさで見逃していた目の前の開かれた扉を影で知る
6
健やかな重みありてかひしひしと空にひつぱられて梅咲けり
5
それなのに過ぎた日にある溜息は真面目であるほどに滑稽だ
6
姿勢よくかたく変わらずそこにいる家族とは鉄だ柱だ
6
こっそりと隙間に開く蒲公英よお前いったいどこから来たの
8
知らぬ間に辺り一切桃色に霞み崩れるはずだ愉快だ
4
みしみしと成長痛の音がする若き桜の伸びていく様
5
春雨に負ける桜は見たくない試合は始まったばかりだろ
9
憂鬱を飛ばしたい風強く吹く忘れたい忘れたいと叫ぶ
5
気がかりが耐え難くあるこの世でも光は不足なく流れ込む
5
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