死の直前考える事は死ぬ事だ正義なんかで助けちゃいけない
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不確かな義理で助けた命など残りの人生不幸しかない
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牛頓ニュートンの八朔ふたたび帰路コロン道祖神さま取り替えまする
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吟醸の酒に稲田と米の香と果実味へ酔う 兄よ有難う  「兄さんから届いた〆張鶴純米吟醸酒 夢見て酔えます」
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君だけが全く違う輝きを放っているんだ何てこったい
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雪解けの 春の鼓動を風に聴く 桜舞い散るせせらぎの路
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園庭に雪柳の弧 風にゆれ輪へといざなふ影のやわらか
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やっとこさ子らの進学準備終え次は自分の異動の準備
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冬を越え朝の陽光暖かく咲き誇るビオラ今日も元気に
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春乗せてはずむリュックの幼子よどの子もどの子も平和であれと
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たつぷりと付箋のつひた課題図書読むとは向かひ合ふといふ日々
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球音がカキーンと響き弧を描き光をキャッチ勝ち負けはなし
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今週の五枚のシャツに火熨斗かけ いろいろなこと平らに均す
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美しき短歌うた 詠もうと構えたその瞬間 言の葉消えゆき 無味な文字並ぶ
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がんばって大きくおなり 甥っ子よ ひなどりのようについばむおくち
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幹とを象皮で覆ひし桜木に 三分五分ほど花の咲き出づ
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付き合いはなくとも近所の暮らしぶり透けてみえてくるごみ置き場にて
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土に舞ふ花弁さへも溝口の定まるところを知るがごとくに
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マイカーの 使用控えて バスタクシー 今すぐ出来る 「SDGs」
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「強かさ」 「決断力」は 別物と 日本政治が 顕わにしたる
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炎症が どこか臓器に あるような けだるさ続く 花の咲く頃
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「おばさん」と いう語が物議 かもすなる 語彙の痩せたる 貧相な国
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下の句の 係り結びの 間違いも 敢えて言うまい 歌がよければ
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イスラエル 「Air raid」空襲警報 鳴り響き 裸の王のトランプさんの 撤退迫る
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雪折れせし桜の小枝に八重三輪。すでに花瓶は春盛りなり
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人生に今日がなくとも困らないやうな1日をする真面目さ
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張り詰めた 己の心 ふと離れ 重荷支える 釘を見上ぐる
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授業中 窓際で二人 吹き出した 世界が少し 狭すぎてた日
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さりとてものどかなりけりこの春をかぎりとすらむつひのひとひら
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さようなら はじめましてが 交差する 年度末から 年度始まり
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