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手につかみ 口に入れたい 孫三女 満面の笑み 見とれる時間
25
林檎の真ん中射抜くごと詰られて わかってる恥じているよと胸の内で/其の二
10
音曲
(
おんきょく
)
に 詩歌に絵にと
謳
(
うた
)
われし 桜は生きむ 時代を超えて
30
「ジャガイモの芽出た?」「三本な」楽しげな会話を聞きつエアロバイク漕ぐ
35
「今ここ」の 感覚がなく なりそうな 優しく白む ワシントンの桜
46
やっとこさ子らの進学準備終え次は自分の異動の準備
24
飛行機に乗ってここまでやって来て「臨時休業」なんで今日なの
23
告げよ春 この世は冬の幻と 河原の石売るほどのかひ無く(つげ義春逝く)
17
勧誘に 問われて 光覇明宗です と真顔で答える 君に合わせる
35
みどり濃し湯に泳ぎきる菜の花よ熱燗酌みて早春を知る
25
満開の
桜
(
はな
)
のもとにて 我もまた 息絶えてみたし 望月の頃
29
この世から逝ってしまった人達と桜の下でおしゃべりをする
14
花見へと一三八タワー駐車場どこもかしこも満車満車
25
毒親の歪んだ愛に育つ子は一生愛に不自由するんだ
29
模様替え したくなる春 『春』の字は 『新』に見えたり さあ、スタートだ
16
花前線 桜前線 恋前線 開花の時は 待つ恋に似て
30
移ろいの四季の描写に飽きは無く自転車辞めぬ理由の一つ
25
真実は人の数ほどありますが事実はひとつしかないのです
20
私にも家庭と離れる日が来るの朝霧夕霧たつ北の街
33
君だけに纏いて包むあたたかな春の微風よジェラシーも消せ
24
山頂に捧げしカフェの湯気へ乞う友との無事の劔の下山
27
春霞立つ雪の辺の道しるべ来よと振る振る狐の尻尾
15
しんとした 病室にひとり 過ごす夜 廊下行き交う足音さえ恋し
28
仕事終え 千鳥ヶ淵の 桜愛で お茶を一口 幸せ感じ
36
思ふままソロ花見する楽しさよ日常離れて右手に酎ハイ
42
春盛り髪邪魔になり留めてみて結んでもみて切る洗面台
24
散り桜 逝きし誰かれ そこ此処に蘇りしも言葉交わせず
14
五00キロ 離れし友を訪ね行くプチ家出だと高一の孫
35
菜の花は今茹で上がり厨には蒼き香りと春が拡がる
46
叙勲
(
いさおし
)
の記章を磨く術もなく
認知
(
わすれ
)
の父は私を呼ぶなり
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