桜咲き桜散る狭間を愛でる日本にはそんな四季ありて
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アウターの人半袖の女性ひともいて横浜は今春の入り口
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先輩はマンガ喫茶かサボりつつ結果出すのがプロだと言って
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3時間2万歩歩いて消費した 脂肪はたったの82グラム
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日溜まりのベンチに座りうたた寝し 目覚めぬままに逝けるものかは
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「詠むと読む」遠き銀河の星と地球ほし 恒星ほしには無いんだ花咲く土が
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助手席の私を越えて春の山 見えぬ動物けもの呼吸いきに霞めり
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廃屋をなお護る者たちのあり 庭の樹も草も逝きし人々の想いも
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これほどに 待ち望む花が 他にあらむ 古きより胸に 刻み込まれて
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待ちまちて春が来たなら何しよう花見・野歩き・友のお見舞い
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罰なんて今日まで信じて居なかった舅が首を吊ったと聞くまで
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ぶら下がる父を見上げて震えても何も出来ない夫だった人
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池の島松ヶ枝に立つ白鷺に 射竦まされて暫し動けず
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猫を撫で コーヒー淹れて ウタカタを あとは天気が 上がるのを待つ
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給食は残さず食べるべきなんだああそれなのにキノコが見てる
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病院の待合室みな健康に前向きなひと治そうとしてるひと
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やんでると見まがうような降りでさえ傘にはちゃんと雨粒の跡
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駆け回る 子を先生が 追いかける その歓声よ 未来に続け
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週一に 来る孫からの ハグ受けて たちまち我は 充電満タン
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ミサイルが空を裂こうと、庭先にブルーベリーのひかりは伸びる
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珈琲の向こうに君の笑い顔 世界をちょっと許せてしまう
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一人では 立てぬ背骨を 寄せ合って 「自立」のふりする 群れの醜さ
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夕暮れの薄青き空ひんやりと三日月浮かべさよならを言う
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めでたしと終わらぬ粋なストーリー再び誰かが紡ぐ時まで
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ハイ!チャイナ!宮廷ドラマに胸打たれ僕なぞ出る幕のない美麗
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金ローの魔女宅録画見つからずキキに会いたくTSUTAYAに走る
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たくましき 大樹に注ぐ 月あかり 零るる泪 乾かし給ふ
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夜の雨 種蒔き時に 慈雨となり お日様伸びて 大地たりなむ
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重き荷を ズシリと背負う村仕事 一年ひととせ無事にと神棚拝む
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日の本の 四季の光と風と水受けし桜は 春の舞台へ
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