青春のあわきを知らず老いという深き静寂に独り入りゆく
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あしひきの山切れるところ古屋連なり 日入る海に雪崩れん如し
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塩づけの葉桜つつむ知恵人の想い香も馳せ道明寺食む
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汽車を待つ あなたの肩に 舞ひ降りし 花びらに願ふ 無事の帰りを
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山椒のぴりりと香る木の芽添え 蕎麦をすすりて ゆく春惜しむ
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すべての窓 パーッと開け放ち 家中に卯月の風を招き入れる朝
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久々に つくったリース もろそうな ドライフラワーに 小技仕掛けた 
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どこかにて 袂を分かつ 風なれど またいつの日か ひとつの世界
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いとはじと  鼻の頭の粉さへも 羽根は黄金と君の焼きあぐ/美味しい餃子になりました。
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桜蕊落ちて踏まるる暖春のかの人の早や詠み殻となり
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晩春に替えるズボンの色冴えて 麦藁色とか茅色だとか
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日だまりに 如来の如く 目を閉じて 猫の居眠る 斑鳩の里
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死を思う人よ生き死に自由なれど私はあなたの居る世界を望む
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詠む内に広がる世界に差す光この瞬間を待っていたんだ
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などてかは春の夜風にふりにふる花と過ぎにし月日追ふわれ
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紺色の代車を借りた駐車場忘れて赤い愛車探せず
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凧あげよガザでアフガンで遠州で子よ無事にあれ空高く高く
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春光を浴びつ 商人らは憩ひ パックのジュース片手に談笑
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異なった アプローチでいて  伝へうる 文字を綴ること   写真かげを撮ること  
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先達に 学ぶ事あり 吾が世代 言うは易しく 行う難し
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胸骨に風を受け止め七分丈 床屋帰りの頭撫でつつ
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あるあるな友情努力勝利なる ジャンプ理論に則した「大河」
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高市氏 俺とおんなじ 「Rock」ロック 世代 土俵は同じ 政策論議
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はじめての 発表会にて サックスの 音色響かす つまを見守る
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純白のレースみたいな一輪のトルコキキョウを空き瓶に挿す
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朗読で 聴く「芥川」 最高で 人導くも 波にのまれて ……
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じわじわと 「ハシビロコウ」が 人集め 「🐼パンダ」なき後 ダークホースか? ※ペリカン目ハシビロコウ科の鳥 (高市総理に似ている?)
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水温み駆け足でゆく白き砂 遠く人かげ予感の走る
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焼きたてのキノコベーコン乗るピザと熱いコーヒー一緒にいかが
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ぽつねん島 枯れ木に若葉 深緑 丸い斜面に芝桜萌ゆ
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