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日だまりに 如来の如く 目を閉じて 猫の居眠る 斑鳩の里
23
レコードにフィルムカメラに拘りのオジンはスマホ音痴やっぱり
29
などてかは春の夜風にふりにふる花と過ぎにし月日追ふわれ
11
紺色の代車を借りた駐車場忘れて赤い愛車探せず
21
日曜の 公園にぎわう 家族連れ 弾む声聞き 平和よ
永遠
(
とわ
)
にと
21
昆布
(
こぶ
)
利
(
き
)
かせシャキシャキセロリ浅漬けに 夫の「美味い!」にドヤ顔返し
31
純白のレースみたいな一輪のトルコキキョウを空き瓶に挿す
21
隠蔽を見て見ぬふりの日本人 陰口コソコソ報告しようよ
15
パソコン台百均縛りで作りぬく使い心地は明日試そう
31
添い寝する我の傍らにじり寄り片手を預け愛猫は去る
26
水温み駆け足でゆく白き砂 遠く人かげ予感の走る
22
土瀝青
(
アスファルト
)
の片隅
小
(
ち
)
さき名も知らぬ白き草花 健気に咲く春
26
順番は桜の次に
桜桃
(
さくらんぼ
)
咲いたものだが園地は
廃
(
すた
)
れ/後継者無く
22
そりゃああなた持ってるやつが「持つな」って云うから八十年不均衡
13
「コメ黒」の コーヒーの香を 嗅がせけり お目々ぱっちり 木彫りミミズク /コメダ珈琲北大路店「コメ黒」
13
蝌蚪
(
かと
)
逃げろやばいぞ逃げろ消防団放水訓練ほら始めるぞ/
蝌蚪
(
かと
)
―おたまじゃくし
27
チビ猫の 首輪もどっか 見当たらない 買い替えどきを 知らせているか
22
せいくらべ 孫は
夫
(
つま
)
より 十センチ 高くなりけり アスパラの如く
24
何であれわたしを負かす後輩は頭かきつつ「番狂わせっす」
24
百均の百円以上を買えぬ時貧乏なんだと身に突き刺さる
30
道端に放り出されてたヘルメット拾って見たら実が詰まってた
18
昼過ぎに
摂氏
(
せっし
)
20度超えたから雲引っ張って
躑躅
(
つつじ
)
膨らむ
27
青もみじ 古刹に渡る 風涼し 友の奏でる ライアー優し
31
約束の 前日に送る 楽しみと あなたもきっと 待っててくれる
6
予定なき日々が待ち受け猫伸びしカラッポの心跳ねてころがる
14
親ごころ尽きることなく病める子と代われるものかと思いこそすれ
21
母の愛 うざがる君が お風呂場で 口ずさむのは はなみずき
8
桃色の 絨毯踏むを 忍びなく 風に頼みて 道をつくらむ
15
春の陽に 土を持ち上げ顔を出す 旬の筍山の香満ちて
28
待つ君の背中に滲む「さよなら」に花の香りを添えて返そう
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