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母の居る 空へ届けと ブランコを 力の限り 漕ぐ
星 野原
(
ほしのはら
)
30
愛ってすばらしい だけどわたし以外に注がれる愛はすばらしくない
4
いつだってわたしの隣は誰もいない だれかをずっと待っているのに
12
寝たきりで稼げる訳を読み取れば金と頭脳に恵まれていた
25
あなたの目の前で死んでやる あなたの記憶にいつまでも残りたいから
5
大晦日 暇持て余しブックオフ 行ってもやっぱセールまだだし
14
「天国に忘れ物して取りに帰る」窓から消えたサッカーの子
8
迎えたくなき晦の朝迎へ孤独恐れて布団に隠るる
12
クリスマス 年末年始 独り身に 辛いイベント 続けざま止めて!
12
君からの
LINE
(
ライン
)
届いて 心弾むけれど…君の
本心
(
ハート
)
は どこにある?/ 表情も欲しい 欲張りな私
11
無機質な スタンプだけの やり取りに 虚しさばかり 募りゆくなり/でも…止められない惨めさよ…
15
年の瀬に 風邪の神さま ひょっこりと お蕎麦もお節も 無い
年末年始
(
としこし
)
よ
21
さいぼしを馬肉と知らず食べた今 競走馬のこと見る目変わるな
9
商店街を抜ける間 僕たちが見れなかったクラッカーのような初雪
8
夏の日に熱吸いきった冷えぴたが 冬になったら貼るカイロになる
12
期待値が上り過ぎたかプロ仕様 我が家の汚れプロ負かしたり
37
お利口に早く寝ていた ナマハゲはどこでも来ると信じ込んでて
26
硫黄風呂10まで数えて火照ったら 今年最後の空気が冷ます
11
大またを 開いて今年を のぞき込む 一年の兆し 大吉と見えたり
31
苦にいたみ 嘆きの雨はやまずとも ただきみの背に
悲
(
ひ
)
は傘を
架
(
か
)
く
16
薄明かり 初日の出を待つ控え室 外で焚き火にふーと吹く音
11
こんなキャンプしてみたかったとはしゃぐ父 おでんとあったまったどぶろく
12
初だとか 早々だとか 考えず この毎日を 変わらずおくる
17
このところ 学生時代の 友らとの 距離の取り方 わからずにいる
13
新年は迎えねば来ない さながら2025第二シーズン
4
独り身の寂しさ煮詰めたかのようなレトルトカレー食む寝正月
25
音の無い世界 君の息遣いはまだ聞こえる、それに合わせた僕の鼓動も
7
金色の薄き花びら春まとい蝋梅の花静かに咲かむ
26
九時五時で 部下に残業 おしつける 課長に物申せば パワハラだとよ
12
初雪に錯覚ごとき起こりつつ木々に花々咲かせおるなり
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