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飛梅
(
とびうめ
)
の
柵
(
さく
)
に結びし 『吉』
神籤
(
みくじ
)
『大』がつくまで 引いてみようか
19
暗闇の中 我探し鳴く君の声 聴こえた気がして じっと耳澄ます
26
宵風や 腑と足
止
(
と
)
むる 夜桜と 雲間の月と重ね 眺むる
30
トゲのない言葉を探す会話するへとへとになる今日も一日
27
梅散るも 人と人とに 花が咲く
弥生吉日
(
やよいきちじつ
)
天神の市
17
物忌みの2日目耐えたご褒美に ファミマの増量チョコクレープを
25
背中から両腕回し抱き上げる日々の吾を置き父旅立ちぬ
28
散り桜 逝きし誰かれ そこ此処に蘇りしも言葉交わせず
13
飛ぶ鷹へ爪を隠せと言わねども 平和を告げる鳩でありたい🕊️
19
タイトルを付けてみようか人生に照らす
夜
(
よ
)
くるくる走馬灯なり
24
宅配で届いた空色ブラウスの清々しさが眩しい雨の日
29
疼く歯に目覚めし
朝
(
あした
)
雨音いよよ激しく君は今日手術台へ
13
黄の花の名を尋ぬれど誰れ知らむ 遠き山より鳥の運べり
24
現実逃避 するなと人の言うけれど 生まれし日より 夢に生きたり
26
『だったらな』超能力者、魔法使い、清らかだったなもう夢も無い
23
声と字の棘に気づいて吾は去れど相手が来れば経を唱える
14
盛り付けの美的センスを見せ合って苦き笑顔のセルフスイーツ
17
タンポポが白も黄色も雨に揺れ草に埋もれる季節がまた来る
29
掃除機の音にも怯まず かまってと 棚を降り すり寄りぬ愛猫
26
虐待と名前がついた「当たり前」まだ始まってすらない人生
8
フレッシュさの欠片もないって顔をして乗り込む電車四月一日
9
仕事終え雨のレーダー待つ河童どうせ降るならバチバチ駆けて
21
四月一日
(
わたぬき
)
の度 嘘を
吐
(
つ
)
き笑ひ合ふ 学友から 今は
夫
(
つま
)
と
吾
(
あ
)
と
31
実体の無きまま ふわりとした君に
暁
(
あかつき
)
逢ひぬ
黄泉
(
よみ
)
を旅して
29
生きてゆく
私
(
わたくし
)
だけの役割を果たす私は
私
(
わたくし
)
らしく
25
春の気を鎮め潤し降る雨に 心置きなく深呼吸する
30
エイプリル フールも忘れ 過ぎ去った 慌ただしいが 年度の初め
7
「ありのまま」「アリのママ」だと思いつつアナ雪歌う三歳の君
21
雨煙る朝ふと見ればサヨナラの予告としての葉桜なりかな
10
花時雨 珈琲香る朝にゐて
縁
(
えにし
)
をめぐる 泡沫の歌
15
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