蝶のように舞い蜂のように刺すのつもりでくだるビルの階段
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滝落つる自然歩道下滝カフェのあじさいに降るしぶきや優し
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勇気出し一人カラオケ行った友 小さな一歩に拍手送るよ
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寂しさはカラスの目の色空の色打ち捨てられた空瓶の色
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青蔦あおつたの茂る空き家に残されし白きボールに七月の雨
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本堂の法要さぞかし暑かろと うちわ配りぬ住職も汗
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売店で熊鈴買ひしハイカーが 木洩れ日揺るる上高地往く
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星ならば 見えて届かぬ あたりまえ 君との間 30光年
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昨今の天地暴れる国救ふ 手立ては無いかシンクタンクよ
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「かきつばた」。語感の良さにお腹すく。梅雨も過ぎゆき、向日葵愛し。
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陽が射すと、疲れた心も溶けだして。ふと見上げたら瑠璃色の蝶。
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素麺を茹でる君のおでこには一日分の愛がありけり。
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ベルサイユ 紳士の優雅な馬術見し 高貴は望めぬ ポニーも吾も
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苛立ちを隠しもせずにふて寝する。朝陽が射して消えますように。
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抜け殻の蝉の意識を取り戻す 「センセイ、ありがと」 夏の陽炎
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平凡な一日でした日めくりがめくられるよう散るチューリップ
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紫陽花が庭から庭にはみ出して隣家寂しき廃墟となりぬ
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生い茂るぶどう棚下首かしげ乙女ぶりたる我を恥じ入る
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笑い皺深くなるほど愛したい秋の光で鏡眺めつ
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一歳が初めて言った「パッパッパー」アンパンマン お熱の今日もしゃべり続ける
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「あたらしい宴のお告げ」夏だから昼の陽射しに琥珀ビール輝き
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雲を見て 浮かぶ面影 時とまる 溜息一つ… 地下足袋を履く
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生まれるも死ぬるもひとり人は言うならばひとりの練習せねば
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ゆりかごの歌を一緒に口ずさむ 親子互いの歌声聴いて
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旅先で土地の香りが嗅ぎたくて深く吸ったらふるさとの香が
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夜のびて 雨雲 空を隠すとも 月日はいつも この世 照らして
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疱疹ほうしんは赤くふくれて我に告ぐ「このお身体からだはお疲れですよ」
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マイノリティ願う望みはもしかして多数の人も求めてること
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ヤクルトが飲みたいという父のため夜中に走った国道一号
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庭を跳ね 時に寄り添い 見つめ合う 仲睦なかむつまじい セキレイが二羽
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