酔ってない 酔っていません 酔ってない ベロベロじゃない 酔っていません
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明治には身思ふ声を繋ぎしか音の遺産の壱号電話 [題詠 電話]
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巻き貝の螺(にし)をオネジに見立てけん古人(いにしえびと)をわれは敬う /螺子賛歌
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ポテサラに キャロットラペと ブロッコリー 蒸しつつ鮭焼く 合間に大根おろし  
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吾がしゃがみ 名前を呼べば 蒼瞳羊駱きみと目があう 何年も続く 二人の合図
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夢追いて春を去り行く彼のもと 桜吹雪よ声を届けて
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使はざるWin11を消せぬままLINUXを使ふ「もったいない」と
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ズッ友!と 書いた卒アル 五年経つ ずっとは無理よと 今も笑む君
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積み重ね 日々積み重ね 善と悪 ほら贅肉だ あら美味しいのね
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ガンダムを我が子のように胸に抱く深夜2時ごろ実はシラフ
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逃げられた と言ふ飼い主 本当ですか? もう飼いきれない そう言ってましたよね
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青い鳥 探しに行って 見つからず 家に戻れば 夕食時に
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古くて黒ずんできたフリスクで爽快になる口と胃の中
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波がしら 引いては寄せて 泡となる 朝霧湧きて 磯小島映え 光さし 目覚むる海に 舟を出す 静寂(しじま)を抜けて 明日(あした)を拓かん
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きみがいう のこったしろみは どうするの? のこったしろみに きみをかさねて
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五輪ロス 祭りが終わり 現実に 引き戻される モノクロの日々
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カメラ持ち 職場の近く 溜池の 鴨を撮影 呑気なもんだ
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娘から 言いたいことを 言わぬよう 忠告されて 学童二年
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失明を 恐れすぎても 仕方なし 目が見えること 今は感謝し
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冬晴れの ひともと咲くや 水仙の  香りこぼれて 風に漂い 冬の朝
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独りゆく 雪の足跡 振り返り 雪降りしきり  木立凍てつき 枝を透かして  氷る月影
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冬凍る 足跡絶えて しじまかな おろし風吹き 白銀の舞い 凍てつく梅の 香り溢れる 春隣
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春風が いつもは暇な 町医者に 子供を連れた 患者を運ぶ
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春よこい くれない燃える 蝋梅の 梅の香残し 花舞い上がる 風薫る
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冬寒し 埋み火おこし 笑みこぼれる  氷雨窓打ち 月影冴ゆる
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春雨の おぼろ霞て 山の端よ 朝の陽射すや 光こぼれる 銀嶺の嶺
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たまにはさ ほかの味とか 試したら? ああとりあえず ポッピングシャワー
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雪吹雪 足跡絶えて 静けしや 空くれないの 雁の羽ばたくや 凍つ峠解け 灯灯る 夢か現か 君の影
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大げさと 妻に笑われ 湿布張り 15分後に 感謝感激
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痛みなど 他人に伝える 難しさ 笑われたって 現実だから
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