寝ころんで時計ながめる 11 時…2時…3時… あれ?、何してるんだろ
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風呂上がり ブローがさほど苦じゃないし汗も吹き出ぬ 秋なんだなと
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二十二時以降返信いたしません わたしを守ると決めた静寂
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うらはらに思いと違い進み行くわたしはどこへ行くのだろう
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憧れた田舎暮らしにさようなら都会の暮らしに夢を語ろう
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シクラメン居心地いいのか十ヶ月 次々現わる小さなつぼみ \ 11月からずっと咲いています
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木々の枝葉がわたくしの頭を撫でて慰めようとしていた土曜
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野っ原はススキと野菊に覆われてアキアカネ待つ頃となりけり
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晩夏には百日紅サルスベリの花遅れ咲きつくつく法師の鳴き声あはれ
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読ナみゾ方機さ能え も縦知中ら横なをか使っいたたのい
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同クラは出ない 水泳決勝戦 大歓声に プールが割れる
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「この惑星ほしに生まれて来るのは早すぎた!?」 「構いやしない。世界は滅ぶ」 /👾
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傷ついて 終わる恋愛 それでも良い。 何でも良いから 恋がしたいのだ
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久々に友と話せばあの頃の 記憶さやかに甦りたり
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敬老の心こもるる飾りつけ集う笑顔に感謝あふれて
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あんたってなかなかひどい奴だよね 高天原たかまがはらを向いてむくれる
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手に入らないならなんで光ったのって言いたくもなるまばゆい瞳
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「異常なし」を確かめに行くクリニック心配性の病は治らず
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先生が答えを省いたあの午後にほんのりすりむいたままの胸
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草むらで大合唱の虫たちは短き秋を知りて鳴くやも
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本当は粉薬だって飲めないし、なりふり構わず泣きたかったし
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恐るべきクエチアピンの副作用 豚の飼育のように太らす
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話すこと紙にメモしてこんな事最後の日に言うことじゃない
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子ども舌 苦味があっておいしいと言う人みんなうそつきとする
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幼き頃秋の日に教えてくれたカタサセスソサ…途切れる音色
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ゴロゴロし糖質摂って酒も飲む理想と違う前日の自分
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漱石を教授に昔勧められ四行読むとまぶたが降りる
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とめどなく語る目に涙 きらめきは彼女であふれ私ではない
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胸張らず下見て歩く 今日だけはいいよねだって恋と別れた日
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布団敷き短歌集読む お腹からカラになったよ〜心地良い音
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