甘すぎて 喉を焦がした チョコレート 夢の欠片を 吐き出す夜か
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葬儀屋のネオンサインは煌々と大河の様な国道の脇
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シリウスは オルゴールのごと ティンコロと 優しき音色で またたきており
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いつの間に冬はぬらむ一人るわが衣手に霜ぞ置きにける
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わがいほは木の葉散り敷き道もなしいづくを分きて冬のきぬらむ
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木枯らしの吹き余しつる草のいほにさらにびよと照る冬の月
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神無月誰に手向たむけむぬさぞとて紅葉吹き払ふ木枯らしの風
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草の庵にかけひの水のおとづれも途絶えがちなる冬の山里
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一つ石二つ体を寄せ合いて一つ衣の夫婦地蔵よ
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まだ遠く 会えないあなたもいつの日か 大丈夫。未来を信じてる
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暁の寝覚めに鐘の音冴えて露は霜にや置き替はるらむ
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紅葉を眺めるベストな角度かな座る人なきベンチ微笑む
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けば モミの木、イルミ、 ジングルベル… まだ霜月よ? 気が早いって
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間違いか正解かとかいうよりも別の答えが出てくる人生
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別にいいルービックキューブ インフルよ 感染ってもいい愛しています
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まつり果てて人影絶えた広場から梯子でピエロ星へと帰る
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分かり合うこと目標にしなくても励まし合ったり笑ってみたり
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きしのふたおやの声おもはする こはるひよりのやはらかな朝
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流れ星を 喰らうように 強く健気に 泣きながら生きている
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透明な砂がこぼれていくようなまだあたたかい夢をみている
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休日の 灰色空と ため息に 生姜はちみつ あたたか琥珀
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まぁるくも 五角形にも 嵌まらない ゆがみもあいす そんな性格/
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角ばって 丸くなれずに 季節過ぎ それでも誰かが 「いいね」をくれる/
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目薬を よく使うように なってから 泣かなくなった 泣けなくなった
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ふわあっと 見上げた空に オリオン座 去年ぶりだね お久しぶりです
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ベランダに米粒置けば食べに来る雀のお宿はお寺の竹薮
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無人駅 氷雨で濡れる単語帳 私は私を好きになれない
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山芋も皮をかなくなりました 手抜き料理は破竹はちくの勢い
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そこでまず相手の登記を確認し まだこの話サウナでします?
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神秘なる満月のもと進む帰路一寸先はホワイトアウト/濃霧
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