切なきや闘病重ね逝きしの笑顔が浮かぶ氷雨降る夜
32
どうやって自分の体を愛せるか 自分を女と受け入れるのか
5
八朔はっさくがおっきな箱で届く朝 フライング気味サンタ姉さん
33
一年の終わりとそしてこの恋の、終わりが重なる十二月の夜
17
アンハッピーあなたに恋したあの日から まじ最悪だしさっさと振って
7
「障害者」「生保」の札を付けられて「私」の個性堂々生きる
30
生きているそれが奇跡のあなたとかちっとも心に響いて来ない
29
横文字の洒落た料理は苦手らし冒険いらんと夫は言ふなり
35
触れる縁 見るも聞くのも 我が内に 肩先にともる ペテルギウス
36
清しきは冬の日の出のまばゆさよ 干し物しつつ息白くして
33
桃あわく真冬日に咲くアサガオの小ぶりな花のひと日の笑顔
32
朝四時の アラームを無視 二度寝する 猫に耳たぶ 噛まれて起きる😓
31
どんぱちと遠くで聴こえる帰り道解けたあなたの帯結ぶ夏
15
目の前の巨大な愛に気付けない愚かなところも愛おしかったよ
13
怖いから歯をむき出して威嚇する 動物すらもしない仕草で
13
まだ固い 梅の蕾の その先の 親友ともの未来も 代わりに歩む/命日に寄せて
30
浜辺にて 君の名を書く 僕の指 打ち寄せる波 君が消えゆく
16
ジーンズで来たらダメとの御触れ出て迎えた社長ジーンズでした
25
旧友とメールやり取り そつなくも AI作のコピペが映える
17
雲のない夕暮れの山その奥にそびえるあの山クリアに捉え/冬の晴れた日限定
24
今日どれを聴こうか漁るアルバム殆ど全部スピッツだけど
25
加湿器の 水の分だけ 飲み込んで 渇きを癒やすか 冬籠りびと
20
ケアをすること業にする人たちをケアできたならと密かに思い
28
あきらかに血縁者とは見えるけど 意外と他人な阿佐ヶ谷姉妹
19
暗き底の 深海魚なる 我なりき 人知られずが 今、光得て
24
昼下がり編み物しながらイカ大根ことこと 冬の至福のひととき
36
ひさかたの光さざめく波間にも 君が御髪おぐし手繰たぐれ我がかい
19
午後の径健気けなげに咲きし冬薔薇ふゆそうびほのかに揺れて心和みぬ
32
CMがこわいの 誰も絶望を知らぬ顔してそこに居るから
9
記憶なく 履歴もなくて 宅配の 配達予告に 疑心暗鬼す
19