アゲハかと見紛うような黒トンボ束の間庭に翅を休める
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夏なのに指のささくれひどいのはああ親不孝にじむ血を見る
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受付のかたわらに置くほおずきは折り紙揉んで作りし灯り
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夏の日の長いトンネル出た時の白いまぶしさ、生まれた瞬間
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ねむの花 ねむの葉の上 ふんわりと ねむの葉の下 光ふんわり
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栞を挟んで開かれるのを待つ それは他の誰かでもいいしあなたでもいい
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自転車に2人乗りして怖いもの知らずだったねあの日の僕ら
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蝉たちはすぐに鳴き出す雨上がるこだましていく生命いのちの音色
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図書館でむぎゅむぎゅむぎゅと鳴らし行くクロックスへの視線の矢たち
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キッチンに鎮座している鳳梨ほうり一つ今日の私の心の気球
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多忙でも話す口調のやわらかき介護士を見て我が振り直す
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せと市のお店の数だけ個性ありあれこれ迷いつまを待たせる
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ももいろのやさしい花が咲いたから合歓の木と知る職場の裏の
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現実の 壁がいくつも 迫りきて 夢遠くなり うた詠めぬ日々
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アルバムを開き会話の弾む夜 幼を抱きし若き母おり
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喪失の 胸の痛みは 消えねども 想いの深さ 吾に教える
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雨靄の盆入り前夜帰路を行く冬さながらのホワイトアウト
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職員がバケツに入れて飼っているメダカは今や皆のアイドル
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半世紀 吾は知らずに生きてきた 夏風呂のあと水浴びる事を/涼し〜🥰
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ねぇきいて♪ つむじに円形ハゲが2個できて それがつながりハートになったよ!
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我々が 「正義」と名付け 信じるは いつ何処で決め 誰が告げしや
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あらたしき軍靴を履きぬ戰争が選挙車の廻りにて喚ぶ「万歳」
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課題終え 突っ伏し肌をひっつける 机がひやくて 気持ち良いのだ
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花園のような民家の庭に咲くタイタンビカス人の顔ほども!
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リンゴ酢のサイダー割りをぐいと飲み シュワシュワとした一服の涼
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いいね👍よりLINEスタンプ送りたくなるよな短歌うたの有りてウズウズ
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バスの列 前の女性は美しいうなじの汗をそっと押さえた
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いつ見ても特急あずさはカッコイイ こんな電車をカレシにしたい
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目が合えば声出し笑う赤ちゃんの癒しのパワー何にも勝る
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教室に 居ても馴染まぬ 私には Utakataここがホントの 居場所と思ふ
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