君の名を漢字に変えて送信す。それが愛だと知ってほしくて。
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カッポカッポ お馬の様に歩いたね もうもう動かぬ愛犬キミのその脚
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農園の紅いネットにぶら下がり小玉スイカの縞夏を告ぐ
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その昔 母の日贈り物ギフトのマグカップ やっぱり捨てれぬ 欠けてはいても \ 断捨離してます
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昼休みLINEに集う三姉妹 親とも友とも違うオアシス
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風強しうねる青稲猛る音 散歩の犬もはためいている
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人けない深い山道ヤマユリは我が為に咲く威風堂々
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こんなにも蝉の鳴き声うれしいと思った夏は生まれてはじめて
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外へ出て雨が降ったこと知る吾は水族館の魚のごとし
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久々の風鈴の音 懐かしき ふるさとの夏 昼寝のひと時
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大の字に寝っ転がって昼寝する 風鈴チリーン 涼風運ぶ
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夏風邪は7日目もまだ発熱すアイスとプリン買って来てほしい
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小庭でも小さき命を育みぬ鎌の気配にバッタ飛び跳ね
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ドドン!ドン!地をかけ響くドン!ドドン!耳に映るは夜空の大輪
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ドン!ドン!ドン!地鳴る花火の爆音は猛暑しずめる令和の風鈴
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青色がキラリと光り目をやればトカゲ瞬時に庭石の陰
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ウイルスが居心地良さに居座って退いてくれない、この老体から
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早朝に往復五キロ リハ散歩 朝陽に目覚む濠の蓮見る
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自販機にポカリスエット買いに出た午前3時の風の涼しさ
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午前3時 東の空に煌々と輝く赤い星を眺めて/明けの明星
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アゲハかと見紛うような黒トンボ束の間庭に翅を休める
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青空に 輝く機体 雲を引く 夏への思い 翼に込めて
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挽いてから半年経つガラムマサラの香り嗅ぐ 生活変わっちまったな
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芋ロック パッションフルーツにぶっかけて粒粒ごと吸う一夏の恋
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老いと死を想像するだにぐるぐるとこわくて眠れないときのうた
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うすら恋 流れる歌詞の 気の揺れに まだこれほどはと 認めぬこころ
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「頑張れ!」と届いた 話の終わりかけ 気づかぬふりする 乙女心よ
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ふたつみつ ベルを見るたび 胸踊る ふいなつぶやき 共感の赤
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熟考後  紙飛行機を えいと押す  送っちゃった!と  はやまる鼓動
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中学の アルバムの裏 先生の 戻りたくなる 角張った文字
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