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娘
(
こ
)
の机使ひて思ふ引き出しの何処に悩みを仕舞っていただろ
59
満たされぬ心
(
インナーチャイルド
)
が悲鳴あげている そして爆買い爆食またも
30
みみっちくチマチマ節約した金で余計な物をアッサリ買ってる
24
時は流れ止まったままの心など非情なまでに置き去りにする
30
一年のトッププレイリストから 流れるのすべて君とのあの日々
10
伸びた髪切らずに纏め黒リボン きみがリボンの子と呼んでくれたから
6
お別れはなにも言わずに微笑みたい だってアウトロはピアノソロがいい
8
ひとは思う 死が物語の終わりだと 死ぬまで終わらぬとは限らないのに
5
春告げる鳥のさえずり聞きながら古い外套捨てて旅立つ
25
ほほ笑みは 生後三日の
児
(
こ
)
が語る キユッ とあがった ピカピカの頬
45
暖房が寒さに勝てぬ布団から 小一時間も出られずにいる
30
君は君それ以上でもそれ以下でもない その言葉で一歩進めた
26
遠くまで来ちゃったなって思うから浜辺を歩くのってこわいよ
11
ざまあみろ 心の中で それくらい 言ってもいいよね 小さな復讐
14
闇の中光が横を流れゆく僕も一緒についてゆきたい
13
冬空に オリオン光る 寒さゆえ はく息白く 夜空に消える
16
滝の音聞こへ来そふな油絵の水霧飛び来て吾にかかるごと
40
無為
(
むい
)
のまま 降りつづく雪 こうなれば
有為
(
うい
)
であろうか 飛ばない飛行機
46
ピークなる疲労の夜に浮かぶ星やさしいオリオン私を照らす
34
クリスマス前に旅立つ人看取る業務の心うち如何許り/介護士
31
二軒分 家事と介護を こなすには 知恵を絞りて 手抜き息抜き
36
久方の 雨の早朝 鮮やかな カイヅカイブキ 緑濃く伸び
30
鶴ヶ多賀盛岡姫路伊賀上野松山熊本城に行きたい
8
真っ白なまが玉のような形して茶の花咲けり初霜の朝
29
まだ暗き公園の中見渡せば枯れた木々には鳥たちの群れ
24
年六度 季節の行事を飾る棚 心ほんわり温き場所なり
36
きみの好きな音楽聴く気になった時 この人が好きと強く感じる
10
埃だと思い込んでた ずっともう星は真上でひかってたのに
11
電話口 後輩の声 懐かしく 深夜残業 頑張ったよね
30
必ずや 新大阪で 立ち寄って たこ焼きうどん 勝負めしなり
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