孫が来る 退散するまで待っていよう 朝の掃除が夕方になる
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頭頂がちょっぴり薄くなってきた 言うのは止めとこ 夫の散髪
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回覧板しっかり握ってヨタヨタと 一才のキミ、何処にお届け?
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あなたが去年の二月で泣いている 私の傷を手当してよ
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ひとりで床のシミになる未来に メーデー 愛を教えてください
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眠い目が 見開く心を 留まらせ 闇夜へいざなう まぶた合わせて
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街頭の ない畦道で 吾子と聴く 虫の知らす 秋はもうすぐ
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洗礼名ヨハン・シュトラウス ドナウは昏く靑きゆゑにうつくし
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田園交響樂さびて明るしいもうとは家系図譜へと贖 は る
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「兵器には自由があってころしてくれるぼくたちの敵に 自由は?」
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志願せる少年兵はためらはず窃盗、強姦、虐殺す けふのことだよ
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万国旗 ゆめのやうなる朝の空へ人は手をさしのべてをりぬ へ
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川底にキラリと光った小魚は流れに逆らい上へ上へと
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風運ぶ 青さが少し薄れゆく  ホットコーヒー 夏に句点を。
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現世では ちょっぴりつらい みち歩く 宿命だよね なら仕方なし
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夏という季節が決壊した様な豪雨が僕を叩き続ける
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外国語 学び初めて知る 母語の 身近にあふれる月とお日さま
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急ぎ旅なれどコスモス風に揺れ吾を迎える ふるさとは秋
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日替りの社食のデカい唐揚げが嬉しい三十二歳児の秋
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いわし雲うろこ雲とか昔日の人々海を愛していたね
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何故なのか分からないけどわたし今ここでこうして元気でいます
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ものづくり琴線ふれる作品は平明にして気をてらわない
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山肌やまはだに 落葉布団ぶとんを 掛けし木々 裸になりて 雪衣ゆきごろも待つ
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帰り道 妙義みょうぎの山が しゅに映える 綺麗な夕焼 朱鷺とき色の空
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マッチ売る少女の灯す温もりも絶望も無し電子の煙草
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悪くない風が吹いてる小春日は会えない人に会いに出かける
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今宵また 眠れる夜に 想うこと ごくごく普通 夢のまた夢
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冬空に明星一つ煌々と遺す光は地上を照らす /追悼 谷川俊太郎様
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にびいろの冷たい空に湧き上がる憂鬱の霧わたしを閉ざす
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車窓より見ゆる景色は夢模様 映る我が身はうつつに立てり
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