それぞれの背負ふ荷物の重たさを触れずに終わる今日の女子会
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彼方から始発が響きまっさらな今日の端っこ解(ほど)かれてゆく
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「雨水」だと気付いただけでホッとした雨が降るから春が来るから/明日雨水
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まどんなと呼ばれし蜜柑いくかして萎むを見れば萬の元に
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次男坊じなんぼの知らせにふふと頬緩む われらは爺と婆になるらし
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勾配は何 パーミルかその先に何が見えるかまた明日が来る
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ふた探す 隠した場所が 分からない? 昨夜ゆうべだんは 豆炭あんか(久々使用) /中編
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粉々に割れしまったメッセージボトルを今も砕き続ける
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応援や愛を綴ったメッセージゴミの漂う海へと沈む
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人気者 負ける時には 笑われて 成功すれば 妬まれかねん
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Pが 振り子のように 揺れるから 猫ミームばりに じゃれつくだけだ
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「一」足せば「辛い」気持ちは「幸せ」に 下は向かない前に進もう
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寒戻り 落ち葉布団に 包まれた 青き新芽を 撫でる指先
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リネン糸で手編みしタオルは桜色 いつもの暮らしにひといろ添えて
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田の雪は毘沙門天か野仏かやらずの雨に童心溶けて/折句
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如月の 吉報待ちてサクラサク 若き息吹に六花溶け落ちぬ
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口先に花弁くわへしヒヨドリの落とし拾ふを見る散歩道
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朝まだきすさぶ心と通院へ闇をぬければ白雪の富士
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「同意です」 昨日スシロー今日サイゼ 君とふたりのベスコングルメ
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名の知れたクローチエパンのモーニング一時間待ち天気も良ければ
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大勝利おさめた総理の演説は要所ようしょに「そうだ」のいの手も付く
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深夜二時肩を落として灯を求む 冷蔵庫より小さき「おかえり」
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脳みそがないクラゲたち傷つきもしないのならばいっそ来世は
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柔らかく優しい君と離れるよ 温もりだけがそこにはあった
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違和感は自分の声が1センチずれて聞こえる気づいてしまった
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自分から別れを告げた翌日はなぜかポテチが不味く感じる
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六種目クロカン制覇の雄姿見て思わず乾杯超人クレボ
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他意の無い「励ましたい」がそんまんま伝わると良いな今度会ったら
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いろいろを色とりどりに彩るは「いいね」「いやね」の色違いらし
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押し寿司の押し殺したる旨さかな型枠の内躊躇いの果て、
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