春飛ばし いきなりの初夏 洗濯機 回しては干し 干しては回す
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蜜を吸う鳥の重さで枝しなる春を喜び鳴き交わす空
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キミの嫁夢見た若き日ノートには キミの苗字と私の名前
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「何着てこう」出勤前に悩んでる 小さな事でもめっちゃ楽しい!
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オシャレってこんなにテンション上がるんだ 気づくの遅しアラ還暦かんなのです
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椀 三つ 久々煮込む 「つみっこ」を 一つ供えて 息子と夕飯 /つみっこ(方言?) = すいとん
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桃色の こぶしの花を 愛でた妻 天仰ぐ我 頬打つ氷雨
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本当に美しい日はおそらくは忘れてしまう程穏やかで
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ほろ酔いで星を見上げてゆく道の頬にやんわり落ちる春雪
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静寂な 田舎の夜は 淋しくて 雨東風あまこちと 秒針の音
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ぼくはぼく。人と違ったスピードで三センチくらい進んでいます
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いつの間に我が子が我をトントンと寝かしつけてるうたた寝の午後
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行きがけに見かけた男女ふたり組がまだキャッチボールをしている
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知らないじいさんと並んで木漏れ日ベンチ どようび午後さんじはん
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呼吸して。横のベンチのおじさんがページをめくる音に合わせて
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木漏れ日と さえずりと 風吹く音と 受け容れられていると感じる
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我が町の桜ついに蕾成り様子見の人すでに溢れる
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桜色薄茶の里を塗り替えて棘々の心を丸くしていく
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頼むから はよ効いてくれ 時間薬 他に癒せる すべがないのよ
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彩りが 日に日に増える 卯月末 足りなくなった 春色絵の具
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二十歳なり一人で食べるアポロチョコ手には秘密の宇宙基地あり
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Utakataうたかたにつぶやくようにむ歌が 心のおりをすすいで流す
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夏と冬 苦手な君が息を吸うように呟く 「猫になりたい」
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知らないアナタの目尻のシワに知るトシの香りとタバコの匂い
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ゼミ終わり夕陽を背負って笑いあう若草光る教室の日々
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急がないその時間ときが来るいつかまた 月を見上げて君の名つぶや
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牛乳の空きパック使い常温に冷ましたほうじ茶おともに連れて
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ゼンマイは 巻き過ぎちゃうと 切れますよ 心も同じ ほどほどが良し
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君が打つ水鉄砲の水の色その透明を超えるものなど
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ばかンなる、私ン中、頭ン中、貴方を好きだ、と藻掻いてゐる
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