東北の冬の青空ありがたし磐梯山の雪の輝く
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木の間より差し来る朝日サンゴジュの僅かに残る熟れし実照らす
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想い出は街をぐるりと歩いた日 兄の遺した紬をほどく
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雨あがり 澄んだ夜風に 洗われた 桜の枝に 蕾が一つ
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暁に 消え入りそうな下弦月 師走の空の雲間隠るる 
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一列にまとまるムクドリ鳴くを止め首傾げ見る駅向かふ人
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納言女史「冬はつとめて」って正気かよ 暗くて眠くて冷たいだけじゃん
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会長の上に名誉が付くなんて殿堂入りということですか
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空気澄み 雪被る山 遠く見て 冬の覚悟と 春待つ希望
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切なきや闘病重ね逝きしの笑顔が浮かぶ氷雨降る夜
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死期が来る 春のどこかね そのころは 皆笑うのね 四季が来たねと
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どうやって自分の体を愛せるか 自分を女と受け入れるのか
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薔薇色と すみれ混ぜたる 揚羽蝶あげはちょうの 形崩して 逝く夕雲よ
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八朔はっさくがおっきな箱で届く朝 フライング気味サンタ姉さん
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アンハッピーあなたに恋したあの日から まじ最悪だしさっさと振って
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生きているそれが奇跡のあなたとかちっとも心に響いて来ない
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清しきは冬の日の出のまばゆさよ 干し物しつつ息白くして
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桃あわく真冬日に咲くアサガオの小ぶりな花のひと日の笑顔
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朝四時の アラームを無視 二度寝する 猫に耳たぶ 噛まれて起きる😓
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スマホでも着信音は黒電話まぎれず目立つと介護の折に
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怖いから歯をむき出して威嚇する 動物すらもしない仕草で
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日和見はもはや手遅れ国挙げて洞ヶ峠を転がり墜つる
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旧友とメールやり取り そつなくも AI作のコピペが映える
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疲れたと床に寝転び一休み、いや三休み、五つ休みか
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雲のない夕暮れの山その奥にそびえるあの山クリアに捉え/冬の晴れた日限定
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加湿器の 水の分だけ 飲み込んで 渇きを癒やすか 冬籠りびと
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ケアをすること業にする人たちをケアできたならと密かに思い
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みどりごのはだかの足がぶらさがり 若い夫婦のリュックの脇に
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喫茶店 シックなスーツ 着こなした 雅な漢 思わず惚れる
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この世には フフと此方こちらが 微笑みを してしまうほど 素敵な人が
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