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まどんなと呼ばれし蜜柑いくかして萎むを見れば萬の元に
11
毎日の中川記者の賞受けし写真のパンダギター弾くがに/毎日新聞社中川祐一記者「報道写真の力」受講
5
体調がすこぶる整うデイケアに通う事こそ今の我が仕事
30
「ボッチャ」てふ競技あること知らなくて デイケアに来て楽しめる今
33
ヤオコーの店内ソングの謎を解き 誰かに言いたい「中押しの市」
15
スーパーの店内ソングの特集を テレ東あたりでやらないかしらん
16
フロジンを一月分はもらえない悩み過ぎては髪また抜ける
25
皆が愛づ梅の花こそねたましや
水仙
(
ナルシス
)
はただうつむくばかり
22
水仙
(
ナルシス
)
は犬に小水かけられて むっとしてをり桜待つ春
26
夕焼けを見るたび今日も想い出す 君の温もり煙草の匂い
23
落ち込みぬ日に
食
(
は
)
む
一欠片
(
ひとかけら
)
のチョコ 心に沁むる 慰む甘味
32
遊び着のままで舞うよな氷上の十七才のファンキーな笑顔
25
嬉しさは 尾っぽの振りにあらわれて 家人帰れば ちぎれんばかり
24
窓辺から聞こえてくるは車の
音
(
ね
)
今夜も誰か今を生きてる
12
手を尽くし誰もが解けぬ知恵の輪を最後に解くは力技のみ
9
春近し 古木の白梅咲きそむる 若草色のメジロが二匹
25
川鵜らはV字に列を編成し 冬を求めてこの街を去り
26
「我々は寒い所が好きである」 川鵜の族長言い残し去る
19
戒名に「牛」と「肉」の字入れ込めばジュッと成仏しそうだ祖母は/祖母百歳。大往生
20
あの頃の
父母
(
おや
)
と同じ歳なのか何たる迂闊何たる未熟
14
細胞のひとうひとつの窓を閉めこれより始まる幽体離脱
10
昼食の支度をせねばと思うほど 突き付けられる身の不自由よ
19
針穴が従来よりも四倍と触れこむ裁縫セット吾も欲し
13
氷雨ゆき軒の下こそ暖めつ 虹の青いろ冴へ冴へと見ゆ
20
3時半おやつ食べたら病みつきにでもゲームはねすぐに飽きぬる
15
温
(
あたた
)
むる役割放れ
羽撃
(
はばた
)
ひて ホーム下落つマフラー 哀れ
27
掛け軸の五段飾り雛わすられじ貧しきなれど心みたされ
23
笑み浮かべ 逝きしあなたの 面影を 独りたどるは 梅花の旅路
14
老爺ひとり峠を下る杣道の目に映りしは苫の煙か
14
みそひとの呂律の波の荒ぶれば詠み手読み手の櫂の抜き差し
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