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「ありがとう」言える距離には君がいて 蛇口をひねれば水が出る春
42
この身吹く風の音が聞こえる そうかそうなのか 友の逝きし夜
18
待ち合わせ8時の電車の先頭ね スマホなくてもちゃんと会えたし/昭和時代青春の頃
42
言葉にはならない気持ち 春風が吹いて撫でてくこの感情を
54
落涙し 絵になる女と ならぬ我 顔面格差に なお泣けてくる
22
三月の
眩
(
まば
)
ゆい春の 昼下がり 懐かし友と 心が通ふ
34
回る寿司 店の出口に
鹿
(
しし
)
威し
(
おどし
)
財布のひもの弛みを打てり
38
平穏な生活に花 添へるよに 歌を詠む日々 心潤ふ
37
音が好き消えて無くなる音が好き限りある世のあらゆる音が
17
慰霊碑に刻まれし子の年齢は二歳とありて孫と重なる
23
もし明日命尽きてもそうするか正しさよりも愛おしきもの
14
誕生日集い笑えばありがたしデイサービスは日だまりのごと
20
身を屈め目線合わせる水仙にご機嫌を問う迷惑かしら
29
いかにせむ眠れぬ子へと伝へよう 恐るることはないと言ふのに
10
忙しや 春告げし後 鶯は
時鳥
(
ほととぎす
)
の子も 育て旅立つ
31
ゴミ出しもスニーカーの紐締めて まあまあハードな階段生活
31
横顔が なんか綺麗?と ふと気づく あなたに会える 1週間前
9
父に似た人 二度見して すれちがい 背中見送り 春 ひとめぐり
59
梅園の 寂し
艶
(
あで
)
やか 薄れ日に
跳
(
は
)
ねた小鳥や 春はほのかに
11
桜色の 夢見しばかりに
夕
(
ゆうべ
)
まで 乙女心の 封印を解く
26
幸運に すました顔で 身を委ねる そうしたいのに ハートはうらはら
10
並ぶほど愛くるしいは雀なり後光を受けてわれにおはよう
23
思い出は 巡る季節に 風化して この春消えた 君の面影
19
今はまだ他の楽しび知らねども 新芽のやうに伸ぶるてのひら
10
駅降りて 人々は散る それぞれを 待つ暖かな 灯りを求めて
27
目を
塞
(
ふさ
)
ぎ 耳を
塞
(
ふさ
)
ぎて 「孤立人」 虫にもなれず 何処に行くのか
19
幸運を祈っているよ自らの春を目指して飛立つツグミ
54
今までに捨てたレシートを集めて 何度折ったら月に届くか?
9
眠りから 気合いを入れて 起きる朝 アプリおみくじ 大吉嬉し
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大切にしてもらったね先生にいつかどこかでまた会いたいね
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