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クシナダは 春の陽を浴び プラチナの 光りを放つ
剣
(
つるぎ
)
のような
42
春祝ふ君に分かちしヒレカツの熱伝はりて頬も桃色
22
余裕でき遠出の旅の思案中弥生の空へ君は翔けゆく
30
霜柱立たぬ乾いた冬を終えやっとと思いの春彼岸入り
27
小さい頃こわかったことはいつまでもこわいと知った叔母さんの夢
11
投稿し納得いかずすぐ削除 下手は下手なり何をためらう
30
良い仕事してくれてるね 千円で十年前に買った壁時計
31
だんだんと家族のような気がしては風呂掃除終えうたかた覗く
25
聖人のように微笑み対応す我のこころは我のみぞ知る
18
二年経ち 君 追う様に ミモザ枯れ 温む春風 遊ぶ残り葉
35
蘭の花 ほったらかしの 二十余年 ふと気づきたり 子の育ちにも似て
18
打ち合わせ 終えて飛び込む とんかつ屋 勝利を願い ヒレをほうばり
31
この想い 気付けば崩れる 距離ひとつ 名前をつけず 終わらせた春
14
三年前うたよみんで閉じた日々詠みをここに出会えて再開する春
10
菩提寺の墓の間に間に風遊ぶ夕には春雨そぼ降るらしき
46
眠りから 気合いを入れて 起きる朝 アプリおみくじ 大吉嬉し
30
賭けとして入れずにおいたガソリンが二十七円安くなった朝
14
雨上がり 見上げた空が青いから 首肩の凝りストレッチする
27
標準語しゃべる男の声だけがローカル列車の旅をじゃまする
25
山せまり川が流れてふるさとの駅はもうじき二時間の旅
30
山肌が淡いピンクに染まるのももうすぐだよとお墓に話す
30
母さんの好きな花だね山桜ここならきっときれいに見える
29
ブッフェとは呼ばずバイキングというホテルで今夜家族と過ごす
12
咲きそめし桜かわいや咲き誇り散りゆくまでの時の儚さ
26
母の膝 若手の医師の 手はマウス
翁
(
おきな
)
の医師は 患部触診 /
意志
(
医師
)
の違ひ
30
花壇には尺余の雪積む春彼岸ジャノメ蝶訪う 亡母か亡姉かと
30
散り残る梅にそぼふる春の雨庭の花蕾も潤されいく
39
何年か何十年後か振り返る今日の不遇は蟻ほども無い
18
謎解きの様な短歌に出会ふ時 脳内サプリの効き目は未だ
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「元をとるためだよ」と朝四度目の風呂に入りてこの歌を詠む
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