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次年度の 事業計画 練りながら 部下のクレーム 溜息混じる
27
面会の十五分ほどちぐはぐな義姉の話題は帰宅に尽きる
30
にぎにぎと
桜
(
はな
)
のもとにて 宴持たむ 花も
人世
(
ひとよ
)
も
儚
(
はかな
)
くあれば
30
心臓よ、 高鳴らないで 今だけは 鼓動が彼に 聞こえちゃうでしょ
28
冬越して スナップエンドウ 収穫す ささやかながら 春の楽しみ
39
桜桜
(
さくらさくら
)
花を
抱
(
いだ
)
きて 舞う月夜
永遠
(
とわ
)
に散るなと 願い
愛
(
め
)
でつつ
28
天仰ぎ咲く木蓮の清しきや木立の奥にうぐいすの声
42
頬
(
ほほ
)
伝
(
つた
)
ひ 涙を隠す 春雨は 在りし日思ふ 弥生のしらべ
40
この世には素敵な言葉が多すぎる 修了式でもらう手紙に
12
吸わないで買っては欲しいたばこかな防衛費まで虫が良すぎる/増税計5回で
23
「ママはどこ?ねえパパ!」「百合が綺麗だろ今年は肥料が良かったんだよ」
15
温室に滴る苺の甘さほど想う気持ちは夏を待てずに
30
のどかなる 春の空にも 鋭角が ポラリスを射て 白鳥の矢よ
47
一年
(
ひととせ
)
に一度の福運なる日には列をなしたり来ぬ
生
(
よ
)
を求め
9
変はりゆく 街並みの中 桜咲く 古戦場のみ 置き去りにして
33
真ん中を射てしまうのは怖くて 少しズレてる自分を装う/其の一
16
林檎の真ん中射抜くごと詰られて わかってる恥じているよと胸の内で/其の二
10
音曲
(
おんきょく
)
に 詩歌に絵にと
謳
(
うた
)
われし 桜は生きむ 時代を超えて
30
出会わなければ 良かったなんて 思わない そんな別れが また一つ
14
蕎麦屋まで道々芽吹く木々あれど 相方のなく ただ此処に春
17
君を蛋白石にしよう。でも、それまでにはかえってきてね。
8
終わり続ける君と終わらない僕の終わりを迎えたちいさな約束
9
住職が花守らしき山門に 薄墨桜離し植へらる
51
よたよたと 丸ひ体を 揺さぶりて 犬は
翁
(
おきな
)
と 春のお散歩
42
たつぷりと付箋のつひた課題図書読むとは向かひ合ふといふ日々
17
告げよ春 この世は冬の幻と 河原の石売るほどのかひ無く(つげ義春逝く)
17
あなたへと、この春すべて書き留めるペンが折れても書き足りぬほど
40
炎症が どこか臓器に あるような けだるさ続く 花の咲く頃
22
みどり濃し湯に泳ぎきる菜の花よ熱燗酌みて早春を知る
24
安納芋 蒸して焼き目を 付けたなら 甘くてホッコリ 優しい味に
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