横顔が なんか綺麗?と ふと気づく あなたに会える 1週間前
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梅園の 寂しあでやか 薄れ日に ねた小鳥や 春はほのかに
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老木の ひなたの桜 満開で パワーもらいし 五十二の春
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悲哀とは 幸福たちの 存在を  証明し得る 唯一のもの
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死ななくていいんだよって理解わからせて機械になりきってきた身体に
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桜色の 夢見しばかりに ゆうべ まで 乙女心の 封印を解く
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幸運に すました顔で 身を委ねる そうしたいのに ハートはうらはら
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並ぶほど愛くるしいは雀なり後光を受けてわれにおはよう
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思い出は 巡る季節に 風化して この春消えた 君の面影
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今はまだ他の楽しび知らねども 新芽のやうに伸ぶるてのひら
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目をふさぎ 耳をふさぎて 「孤立人」 虫にもなれず 何処に行くのか
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幸運を祈っているよ自らの春を目指して飛立つツグミ
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メイドイン ジャパンの武器で あの子らが ころされる前に やめてください
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今までに捨てたレシートを集めて 何度折ったら月に届くか?
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眠りから 気合いを入れて 起きる朝 アプリおみくじ 大吉嬉し
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大切にしてもらったね先生にいつかどこかでまた会いたいね
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標準語しゃべる男の声だけがローカル列車の旅をじゃまする
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山せまり川が流れてふるさとの駅はもうじき二時間の旅
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謀略が 均衡崩し 世界戦 高笑いする 大富豪たち ※戦乱こそ格差拡大富豪の利
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「引きこもり」 「孤独孤立死」 「震災死」 政府丸投げ 三十年 ※ 「震災死」=震災後の孤独孤立死
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うぐひすのはかそけくも春をまつ君が袖へとひとひらの舞ふ
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あの頃はヒロシマだった広島の戦後八十年も戦前
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光含み 魔物のごと咲く 白き花 桜よ今年も 我は惑えり
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独り言いつの間にやら多くなり 茶碗を洗う手に春の風
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球根のでし芽見んと四つ這いになりて地中の温さ伝わり
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あの方は今はどうして居るのだろう連絡先も知らないくせに
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羽広げ 一点見つめ 飛び立ちぬ 朝の白鷺 雲間に消える
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近くに見ても 遠くに見ても 美しき 光、闇さえ 従えしはな
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月が綺麗 あなたの好きな 細い月 見て見てなんて 言える距離なら
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君逝きて がらんどうの身旅幾度 囃す友あり「メリーウィドウ」
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