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家々の影と夕陽のくっきりと青田は二色に染められている
27
久々の風鈴の音 懐かしき ふるさとの夏 昼寝のひと時
35
大の字に寝っ転がって昼寝する 風鈴チリーン 涼風運ぶ
38
自販機にポカリスエット買いに出た午前3時の風の涼しさ
27
午前3時 東の空に煌々と輝く赤い星を眺めて/明けの明星
26
蝉の声鳩の声聞く道の辺に待宵草が朝風に揺る
31
辛い
時代
(
とき
)
を共に歩みし妹にとりどりの花十三回忌
38
神様のキスを待つよな雨上がり 遠く 君へと虹が架かるよ
13
老いと死を想像するだにぐるぐるとこわくて眠れないときのうた
9
下ばかり向いていた日々 笑顔より思い出すのはキミのスニーカー
19
人類に文句があるのか この
地球
(
ほし
)
は傾げて回る 今日も明日も
12
尊いなぁ… こんなに小さな 生命が 手のひらの上 呼吸している
16
我と彼 同じもの食べ 育つのに どうしてこうも 差があるのだろう
10
夥
(
おびただ
)
しい 努力で出来た その能力 羨むだけでは フェアじゃないかも
14
君見つけ じっとり魅入る 炎天下 手元のアイスが 溶けてこぼれた
15
公園の木陰のベンチに赤き葉のふたつを伴に秋を思ひぬ
34
ふくらんだ ホクロの真ん中に 毛が一本 孤島に生える ヤシの木みたい
13
はぐれかけの 私も取り込み 囲まれる 体育祭は
永遠
(
とわ
)
の思い出
15
電車内 揺れにしたがいシンクロす 朝に 眠い おじさんおばさん
18
夕焼けの沁みた空気の手触りと色と香りは時間を止める
22
追憶の君は幼さ残ってるまた同じ星を数えられたら
20
日々を詠む うたの しずくの 集まりて 渇く心に 慈雨のじんわり
64
同クラは出ない 水泳決勝戦 大歓声に プールが割れる
19
十五の夜 隣で眠る横顔の奥に 私と同級の母
15
僕たちは 毎日せっせと 食べる 食べる 今日もせっせと 薪を、焚べる
21
赤シートに 慣れた眼、視界は アイスブルー 社会は冷酷 受験は孤独
22
学校を 休みて母と 飯を食ふ 外の喧騒 茫然と聴く
20
おれ人間向いてないやバッタとか良いんじゃないのとどこぞの二人
14
客として 貴女の接客 学ぶべき 多くの気づきが 自分を高める
16
我孫と 部下の子 同じこども園 世間は狭い それまた楽し
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