ねこたちが ゴハンおくれと やってくる 夕暮れ時よ うろうろうろうろ
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困ったね 恥ずかしがりで出てこない 今日も大腸に閉じこもって
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「製造を終了しました」だけで済む何度リピートしても結局
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曜変ようへんに 宇宙を想う 感性が  現代人に るのだろうか
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口惜くちおしい 而立じりつを過ぎて 人や店  心にまる ものはじ
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おおふ 毛布の様な 星空は 新月前の「♫星屑のステージ」/♫チェッカーズ
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ひたむきに家族守りし歳月(とき)の波 刻みし皺もわが愛の地図
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このところとんと見かけぬ野良猫何処いずこに去りてあの月を見る
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白髪染 もう面倒だと ウィッグか 人の目すぐに 慣れると言い聞かす
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吾が作る 醤油の染みた玉コンの 湯気の向こうに冬晴れの空 
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耐えゆけば枯れ野の果ての陽だまりに食欲めばえおでんの香り
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月が綺麗 喜ばせたい ただいましてね あなたのLINEに私は揺れる
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足腰に力入らず お座りも儘ならぬきみ 寿命乗り越へ
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葬送のリフレインだと言う母にフリーレンだと今日もリフレイン
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あと七日なのか 愛犬あのこない 日々ひび去年きょねんいまよしもなく
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とはいえど数えたくなき悔恨を現世うつつはてに捨てるもかなし
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傷ついて また傷ついて 立ち昇る レモンの香に 心整う
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窓からの 西陽差し込む 研究室 一人でこっそり ご褒美おやついただく
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幾重にも覆えど疼く胸ならむ ふり切れば朔 君待ち月の
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大丈夫じゃないとき そっと寄り添ひてくれる わがの 愛らしきこと
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聞いてるか 子宮筋腫よ 暴れるな 何も用事が 進まないんだ
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誕生日に贈る 友への手巾ハンカチに 絶へぬ笑顔をと 願ひを込めて/涙を拭いて笑顔に
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仕事とは 任務ではなく 任意です 無理のし過ぎは 無駄なことです
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図書館に見つけた絵本「はなのみち」 幼き音読耳によみがえる
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けんけんと 声を響かせ 春告げる  梅の花より 鮮やかな君  
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くるしくてつらくていやでにげたくてまたきずついてまだきずついて
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幼少から不幸になるとは気付いてた足掻いてみても抜けられはしない
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幸せは私に似合う色じゃなくほんとに似合う人に着せたい
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短歌みたいな人生がいいなとか あまりにアバウト それでもいいか
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頭数あたまかずキリや縁起で増すばかり重みは足りず兵も夢
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