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街
歩
(
ゆ
)
けば モミの木、イルミ、 ジングルベル… まだ霜月よ? 気が早いって
22
久々に会えば思っていたよりも少し痩せてる父のかんばせ
42
横になり描きかけの母じっと見る美人と写実迷うさじ加減
29
懐かしさ 漂う喫茶 奥の席 コーヒーフロート 至福の一時
42
華がない だからどうした漢なら 生き様死に様 背中で語れ
21
気がつけば 朝から食べず 夜半すぎ チョコパイ一つ そっと噛みしめ
27
人知れず 産声上げし
機螂獅鮫
(
きろうしきょう
)
独り銀幕の 波に揺られる /Z級映画『メカカマキリライオンシャーク』
6
縁語とか 枕詞とか入れたくて。 なかなかハマらぬ 「旅」と「足袋」の字
24
オリーブの
深緑色
(
ふかみどりいろ
)
空き瓶に薔薇生けてみて勤労感謝
48
子供部屋 壁紙お魚 幼稚だと 出世魚かな 任期満了
16
婚活も転職も停滞してる BL漫画の考察はする
5
気遣いとノックの文化が無い星から来た宇宙人として生きる
6
穏やかな 君の目と声 いつまでも 心に残り 日々をあたたむ
19
ぼやけてる西の夜空に浮かぶ月 目を細めたら綺麗な三日月
43
休日の 灰色空と ため息に 生姜はちみつ あたたか琥珀
16
檜葉の枝杉の木の枝花屋にて並び始めて冬の訪れ
41
気がつけば駆け出していたあの頃の無闇に明き三日月の夜
21
小春日の温もりは母を 木枯しの厳しさは父を想ふ初冬
24
くちもとに かかる火の粉を はらわいで 熱さのあじと 匂い眺めん
16
あのひとの 子を可愛がり 恨めしく 思うわが身の はしたなきかな
18
赤信号 ぼぅと眺める その先の 街路樹濃ゆく ワインレッドに
21
良きうたを 秋の夜長に 手探りで 煙くゆらせ 珈琲匂わせ
14
残業の後に限って見たことない光り方してるラブホテル
8
換気扇 煙と香り 無造作に 吸いて吐き出す 今の我が身か
16
まぁるくも 五角形にも 嵌まらない ゆがみもあいす そんな性格/
9
角ばって 丸くなれずに 季節過ぎ それでも誰かが 「いいね」をくれる/
14
思うのも思われるのも塞ぎたく 己に夢中になるもできない
10
ふわあっと 見上げた空に オリオン座 去年ぶりだね お久しぶりです
25
我のため
雑草
(
くさ
)
を摘んでは土産とす
認知症
(
やまい
)
の祖母の不変の愛情
27
大陸の 友と語りて笑いあう 小さき外交 祈りかさねて
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