まだ恋にしたくない春 夕焼けが綺麗に見える謎はそのまま
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群青のスーツに笑みを貼り付けた青年がゆく四月一日
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レコードになったことない作詞家の夢レコードを聴くプレーヤー
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ただひとり抱き締めたくて君のこと たぶん恋ってこんな感じだ
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西行の歌をそらんじ老夫婦 桜尚舞う羨む我に
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業務スーパーぎょうスーで 異国情緒を カゴに詰め 当たりあるかな 運試しする
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雨の中 カアカアカアと 鳴くカラス その鋭き目 力みなぎる
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生け花のデモで舞台にサクラ咲く 片付けはあっという間に終わる
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廃屋の荒れにし庭に水仙の栄華の名残り一隅を照らす
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楽園の如く花たち咲き香り二季というのは寂しい言葉
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東京はなにもなくてなんでもある 白い桜と枯れた空とか
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出来上がり二、三日後が美味くなるきな粉ねじりは待てば歯ごたえ
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春だから訪問看護師入れ替わり前任者の今ずっと気になる
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術もなくニュース見つめる白鳩の口に咥へし反戦ポスター
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冬枯れの いばらも蒼く芽を吹きて 待ちにし季節ときよ桜咲くなり 
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桜花なり 僅か十七逝きし友 存えながらし身は恥の多くて
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外来の「ブログはじめました」の張り紙のQRコードにスマホの音なし
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満天の星になれずに真っ黒な池の水面に浮かぶ花びら
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ひさかたの光散らしむ 忘れないよりも忘れるほうが優しく
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無謀でも 寛容だった 昭和時代 木登り遊び 今は懐かし
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大丈夫サンタのいない子供たち僕もこうして何とか生きてる
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トランプにハラスメントのカードなし僕の手札に切り札がない
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山椒の新芽の相違 尋ぬれば 犬山椒いぬざんしょうなる憎めぬ騙し
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好きだった彼女の声を聞きたくてまだ捨てきれず昔のガラケー
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その姿 酌量の余地非ずして 厭われし者 朱色の百足ムカデ
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わたくしの 椿のような 恋心 終わった時に 「落ちた」と呟く
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痩せないといけないのかな?寝る前にとりあえずやるストレッチだけ
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悠久の歴史桜は吉野山薫り今でもみんなの故郷
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風の音で目覚めた朝は手を伸ばし毛布のなかに春を連れ込む
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杜若かきつばた 躑躅つつじ 蒲公英たんぽぽ 不条理の漢字あれども歌楽しけれ
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