いつの間に我が子が我をトントンと寝かしつけてるうたた寝の午後
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行きがけに見かけた男女ふたり組がまだキャッチボールをしている
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知らないじいさんと並んで木漏れ日ベンチ どようび午後さんじはん
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呼吸して。横のベンチのおじさんがページをめくる音に合わせて
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木漏れ日と さえずりと 風吹く音と 受け容れられていると感じる
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我が町の桜ついに蕾成り様子見の人すでに溢れる
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桜色薄茶の里を塗り替えて棘々の心を丸くしていく
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しょうがない 仕事行こうと 起きかける 休みと気づき うれしくて起きる
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頼むから はよ効いてくれ 時間薬 他に癒せる すべがないのよ
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二十歳なり一人で食べるアポロチョコ手には秘密の宇宙基地あり
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Utakataうたかたにつぶやくようにむ歌が 心のおりをすすいで流す
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夏と冬 苦手な君が息を吸うように呟く 「猫になりたい」
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知らないアナタの目尻のシワに知るトシの香りとタバコの匂い
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ゼミ終わり夕陽を背負って笑いあう若草光る教室の日々
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急がないその時間ときが来るいつかまた 月を見上げて君の名つぶや
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牛乳の空きパック使い常温に冷ましたほうじ茶おともに連れて
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ゼンマイは 巻き過ぎちゃうと 切れますよ 心も同じ ほどほどが良し
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君が打つ水鉄砲の水の色その透明を超えるものなど
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ばかンなる、私ン中、頭ン中、貴方を好きだ、と藻掻いてゐる
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変わらないけやきの木陰一に好き枝の広がりも透ける感じも
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歯のメンテ 二十年来 通う歯科 いまだに知らず 医師せんせいの顔
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ビル街の 天神様で 待つ君の 笑顔で手を振る 姿に胸キュン
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見上げると夜空の月が微笑ほほえんで 今頃君も笑っているね
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加熱してからみが飛ぶのをいいことに期近きぢかわさびをうどんで煮込む
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よその子がまた遊ぼうと来てくれた友だちみたいそれが嬉しい
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ロケットのニュースを君が知らないとアメーバ消える西荻窪
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十六年キミと続けたごみ拾い キミのおかげよ もう立てぬ老犬キミ
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ゲーミングPCの七色を見る 消せるペンで書く退職届
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わたしだけ見ている世界がありました取り除いても世界でしたね
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梅雨空に 古疵痛み 年齢とし思ひ 慌てて布団に ダイブする我
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