暑い時毛糸さわるの嫌だから束子たわし編むのは春の手仕事
27
咲けば散る 愛しきゆゑの 儚さに 夢か現か 桜花日月
11
曇天に星を隠した雨夜空 故人を偲ぶ月の命日 /2026.04.08
21
春風を彷徨さまよひ 羽化したてのはね休ませつ 花求む初蝶はつちょう
30
ラベンダー 蕾たくさん 背伸びして 桜のあとの リレーの如く
34
春の晴れ三日続かず それも良し 夜を潤す雨の優しき
32
人の世の 常とはいへど無情なり 親しき友の鬼籍の報せ 
25
さくら花命いっぱい咲きほこり散りぎわみごと夢の如くに
22
別れの日散りゆく花に送られて残り香撒きつ花道去りぬ
35
本来の 役割果たせず やさぐれて フテ寝している エアロバイク 
13
葉桜に感謝をしよう花びらをつまむ指先おでこに触れた
21
はな咲くも 風雨が散らし 形無かたなしに  憂世うきよを写す 春嵐しゅんらんの候
18
ほろ酔いの花渦まいて桜みち春の嵐に蒲公英の咲く
17
夜を裂く百足起こしの春雷よ何もせぬから刺すなと告げて
28
校庭のソメイヨシノも静まれり学科授業の開始を待って
24
悔しいよマイクを持つと歌えない爪の先まで唄っているのに
14
連れ立ちて 幾年春を 惜しみけむ 今年独りの 花の下道 /挽歌
20
豪州の肉を噛みつつ和牛とはかくも遠きか年金の日々
20
輪唱の如 桜咲ひたら 躑躅つつじ咲き 花は順に 春を歌ふ
29
「重たいか」心配そうに母の声 荷を持つための我が手なりしも
19
山椒の新芽の相違 尋ぬれば 犬山椒いぬざんしょうなる憎めぬ騙し
8
その姿 酌量の余地非ずして 厭われし者 朱色の百足ムカデ
14
門口に座布団積みて哄笑わらひと ズレた軸に手添えなきを悔ゆ
10
人間の 春を見続け 人間の 醜さなんか 知りたくなかった
9
ニコチンは絶対、脳を溶かしてるニコニコ自己中「チーン・・・」って感じ
14
我が部屋に干したシーツの洗剤の香りの満ちて雨の音優し
25
寝る前にうとうとトースト食む僕は何かが欠けてるカロリーで生く
20
パソコンはグーグル先生付き添いで牛歩の学び焦ること無く
33
痩せないといけないのかな?寝る前にとりあえずやるストレッチだけ
28
床に伏し痛む背中に天井 ウグイス鳴いて桜散るかな
7