曇天に星を隠した雨夜空 故人を偲ぶ月の命日 /2026.04.08
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オーエスワン 一夏越して 冬越して 必要なければ それで良き事/買い置き
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夫と私同じ表情かおして交わす一言オオタニサン 今日の天気や如何ならん
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それと知らずAIジャズに揺さぶられプレイリスト上書きの夜
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春の晴れ三日続かず それも良し 夜を潤す雨の優しき
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人の世の 常とはいへど無情なり 親しき友の鬼籍の報せ 
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池回り一、五キロの遊歩道 風のランナー吾を三回抜きさり
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別れの日散りゆく花に送られて残り香撒きつ花道去りぬ
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本来の 役割果たせず やさぐれて フテ寝している エアロバイク 
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咲き満ちて 零れんばかりに 麗しき 風と戯れ 散りゆく清さ
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春風の二十度に耐え雪塊ゆきくれの汚れ汚れて名残りの冬の
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はな咲くも 風雨が散らし 形無かたなしに  憂世うきよを写す 春嵐しゅんらんの候
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夜を裂く百足起こしの春雷よ何もせぬから刺すなと告げて
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校庭のソメイヨシノも静まれり学科授業の開始を待って
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悔しいよマイクを持つと歌えない爪の先まで唄っているのに
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花は散り 桜の珈琲淹れる朝 淡きにほいに 満たされていく
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連れ立ちて 幾年春を 惜しみけむ 今年独りの 花の下道 /挽歌
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豪州の肉を噛みつつ和牛とはかくも遠きか年金の日々
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鳥の歌いつしかやみて花寒に空の涙の音のみぞする
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山椒の新芽の相違 尋ぬれば 犬山椒いぬざんしょうなる憎めぬ騙し
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雨の中 挨拶回り 君が来る 再会喜び 話止まらず
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企画書で 熱く商談 若手社員 今月退職 素振りも見せず
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雨打たれ 散った桜は 悲しげも 隣に咲いた 藤は輝き
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微睡まどろみて 隣席りんせきの人に 触れぬやう 眠気覚ましに 歌を推敲すいこう
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その姿 酌量の余地非ずして 厭われし者 朱色の百足ムカデ
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人間の 春を見続け 人間の 醜さなんか 知りたくなかった
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我が部屋に干したシーツの洗剤の香りの満ちて雨の音優し
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パソコンはグーグル先生付き添いで牛歩の学び焦ること無く
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痩せないといけないのかな?寝る前にとりあえずやるストレッチだけ
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残雪に うさぎの姿浮かび出で 雪解け水が田に満ち光る 
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