一言じゃとても足りないだとしても 贈る言葉は「おめでとう」
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すすり泣く 生徒父兄に 感化され こんなん泣くわ答辞の言葉
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花束と共に帰る日少しだけ君のことばを想ったりする
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前を向け愛しているから前を向け 泣かないでほしい知らないでほしい
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売り込みを競う軍用産業は反戦歌聴く暇もないのか
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駅降りて 人々は散る それぞれを 待つ暖かな 灯りを求めて
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忘れない、どんな地獄に墜ちようと 大好きだから君は置いてく
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雨音が私を過去に引き戻す 現在いまを選んだ22の春
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ゆっくりと胸がつぶれる音がするさよならさよなら春が来たから
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知りたいよ貴方を構成する全て 好きなパンとか私も買うし
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蕎麦屋まで道々芽吹く木々あれど 相方のなく ただ此処に春
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勧誘に 問われて 光覇明宗です と真顔で答える 君に合わせる
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突然に春の季節の底が抜け咲くや咲くやの祭りとなった
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五時の鐘 二度と戻れぬ場所にいる気がして不意に詩が生まれる
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恨めしい 天気予報の 雨マーク 菓子器の中に 桜を見つけ
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在りし日の 君が遺せし 言の葉に 生きるよすがを 見出で安らぐ
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岩肌に 沁むる霧雨 走り去りて 薫る草花そうかの 色新しき
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飛ぶ鷹へ爪を隠せと言わねども 平和を告げる鳩でありたい🕊️
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「つかれたね」濡れたシーツに寝転がり君は全裸でフライドポテト
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本当はすべて綺麗だ 狭量な僕の認めぬ歌があるだけ
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満開の桜が告げる新年度 気分一新それぞれの春
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目薬を差したら何か変わるかな 何度でも巡って来る春愁
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群青のスーツに笑みを貼り付けた青年がゆく四月一日
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風そよぐ今宵を照らすピンクムーン花の薫りに揺らぐ月影
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ただひとり抱き締めたくて君のこと たぶん恋ってこんな感じだ
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西行の歌をそらんじ老夫婦 桜尚舞う羨む我に
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桜咲く路地は夕暮れぼんやりと僕らはいつも世界のとりこ
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病故やまいゆえ1人が苦手雨音を 聞き帰り待つ息子きみは休日
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連れ出して欲しいとおもうハルウララ サクラはいまだに咲かないままで
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聴かれない副音声としてもなおあなたの歌を詠み続けたい
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