推敲を 重ねて詠むも 今一つ 素人歌人 褒めるは君だけ
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鳳蝶アゲハチョウひらりひらりと舞ってゆく 季節に乗って翔び去ってゆく
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夏という季節が決壊した様な豪雨が僕を叩き続ける
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ゆりかごの歌を一緒に口ずさむ 親子互いの歌声聴いて
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午後の陽が少し傾く夏がゆく 跨線橋から電車を見てる
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波音に耳を澄ませば満ちてくる 人は何処かにみなもとを持つ
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偶然が偶然を呼ぶこの惑星ほしで一緒に焼こうお好み焼きを
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疱疹ほうしんは赤くふくれて我に告ぐ「このお身体からだはお疲れですよ」
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あなたへの想いを乗り換え出来たならそう考える赤坂見附
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吾子からの人生最初の「ごめんね」は、「(ママの牛肉食べて)ごめんね」
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伊右衛門のラベルの裏の大吉に喜んでいる私はチョロい
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臆病で誰かのファンを名乗れない 推すには好きの責任がある
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相手より余計に好きになったほう 負けみたいだよずっと負けじゃん
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まっすぐに縫えていないと後戻り なかなか進まぬ刺し子の歩み
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脈を打つ音と雨音相まって 眠りに落ちるひとりリビング
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浅はかについ羨んでは撤回すどの世代にも苦労それぞれ
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雪による倒壊破損が露わなる近所の空き家全貌凄まじ
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今君の 声が聞こえたと 思ったら あの頃に似た 春風でした
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深夜二時、低く唸る冷蔵庫。鼓動が共鳴して平行線。
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布団の中で丸まっている私 今日も明日もなにもできない
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短歌詠む趣味まだ誰にも言ったことないけど君になら言いたいな
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病床の 父の手握る 母 涙はは なみだ 伴侶の慈愛 初めて見せり
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彩りが 日に日に増える 卯月末 足りなくなった 春色絵の具
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ページ繰る音を葉擦れの音として聴いてる初夏の図書館は森
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通院の日取り決まらずもどかしく送りの息子伺うばかり
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木々のにいつしか苔はむしりけり黄色い花を静かに咲かせ
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楽しげに鼻歌歌う夕暮れの あなたと暮らす日々の花束
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曖昧な朝のぬくもり コーヒーを大人が好む理由わけを知った日
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金曜は「いつもの方」になる夫  花屋の認知は優しき証
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久しぶり娘に洗髪してもらいあなたを産んでホント良かった
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