ベランダに米粒置けば食べに来る雀のお宿はお寺の竹薮
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観葉樹 渇いた土に 水をやり 根の先までも 届け冬の日
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あんなふうにならないでねと親が子に伝えていそうな「夢」の筆跡
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激動の日々はいつしか過ぎて行き光を纏い冬の日優し
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見上げれば朝の光は柔らかに飛ぶ鳥の羽黄色の落ち葉
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雪原のような白鍵さまよひて悲しき調べ一人辿りぬ
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山芋も皮をかなくなりました 手抜き料理は破竹はちくの勢い
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夜想曲弾かんとしてもその中に密かに宿る夜は逃げ出す
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北の国 貰いし土産 食べ頃に インカのめざめ 調理に迷う
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モーレツを装うスーツ纏っても毛玉だらけのパジャマがイチバン
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どの店で何を買おうと年越しが頭のすみに有る師走かな
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ひさかたの光しづけきかきにふる雪は山茶花さざんか 大雪たいせつの朝
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丙午ひのえうま 年が明ければ 年女 避けられた年 それでも生まれ
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短歌すらむ気が失せるほどえた心振り切りまた筆を
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不信・不安・恐怖が黒く染める視界 良い色の存在も忘れた
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金色のイチョウはまだまだ落ちもせず辺りを明るく照らすかのよう
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薄暗き早朝散歩のお供にはヘッドライトとネックウォーマー
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三十年ここで寝たんだ このベッド あるじ無き部屋 淋しさつのる \ ようやく独立!
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風散れる イチョウ並木の 向こう岸 彼女は消えた 冬を残して 
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年の瀬にふみのあてさきかぞへつつ 薄墨いろの白菊しらぎくを見る
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真っ白なまが玉のような形して茶の花咲けり初霜の朝
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まだ暗き公園の中見渡せば枯れた木々には鳥たちの群れ
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寒空のもと ひっそりと葉の裏に 剪定逃れ 残る空蝉うつぜみ
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雨の日の黄シグナルは寂しかろう心の岐路にひっそりと立つ
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吐く息の むほど 夏が 恋しくて 雪より白い 彼夏かなつの雲が
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やっぱり麦茶はこの味が安心するなぁって、 彼女の家で
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わたしから 産まれるものは醜くて 生まれぬ君を愛しくおもう
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さき手に希望いっぱい握りしめ父にいだかれ眠る赤子よ
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ねぇ、コーンポタージュだね、木のスプーンだね、幸せだね
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目覚めたら どんな時間も スマホチェックみる 君の気持ちが 届いてないか
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