の机使ひて思ふ引き出しの何処に悩みを仕舞っていただろ
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満たされぬ心インナーチャイルドが悲鳴あげている そして爆買い爆食またも
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みみっちくチマチマ節約した金で余計な物をアッサリ買ってる
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時は流れ止まったままの心など非情なまでに置き去りにする
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一年のトッププレイリストから 流れるのすべて君とのあの日々
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伸びた髪切らずに纏め黒リボン きみがリボンの子と呼んでくれたから
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お別れはなにも言わずに微笑みたい だってアウトロはピアノソロがいい
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ひとは思う 死が物語の終わりだと 死ぬまで終わらぬとは限らないのに
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春告げる鳥のさえずり聞きながら古い外套捨てて旅立つ
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ほほ笑みは 生後三日の が語る キユッ とあがった ピカピカの頬
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暖房が寒さに勝てぬ布団から 小一時間も出られずにいる
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君は君それ以上でもそれ以下でもない その言葉で一歩進めた
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遠くまで来ちゃったなって思うから浜辺を歩くのってこわいよ
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ざまあみろ 心の中で それくらい 言ってもいいよね 小さな復讐
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闇の中光が横を流れゆく僕も一緒についてゆきたい
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冬空に オリオン光る 寒さゆえ はく息白く 夜空に消える
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滝の音聞こへ来そふな油絵の水霧飛び来て吾にかかるごと
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無為むいのまま 降りつづく雪 こうなれば 有為ういであろうか 飛ばない飛行機
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ピークなる疲労の夜に浮かぶ星やさしいオリオン私を照らす
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クリスマス前に旅立つ人看取る業務の心うち如何許り/介護士
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二軒分 家事と介護を こなすには 知恵を絞りて 手抜き息抜き
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久方の 雨の早朝 鮮やかな カイヅカイブキ 緑濃く伸び
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鶴ヶ多賀盛岡姫路伊賀上野松山熊本城に行きたい
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真っ白なまが玉のような形して茶の花咲けり初霜の朝
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まだ暗き公園の中見渡せば枯れた木々には鳥たちの群れ
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年六度 季節の行事を飾る棚 心ほんわり温き場所なり
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きみの好きな音楽聴く気になった時 この人が好きと強く感じる
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埃だと思い込んでた ずっともう星は真上でひかってたのに
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電話口 後輩の声 懐かしく 深夜残業 頑張ったよね
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必ずや 新大阪で 立ち寄って たこ焼きうどん 勝負めしなり
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