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「ないないない」悪意は
虚無
(
ない
)
を突いてくる全て見透せ想定内で
19
二度とない景色がみたい僕の目を運んで歩く奥の細道
9
人生のモテ期を3回残してるはずなんだけどいつになるやら
7
人よりも寝てるはずだがまだ眠い私の身体燃費悪いの
7
現代に身元不明の遺体とか出てくる山の化粧が落ちた
7
想像の二倍半ほど大きくて 妻の口癖 「ちょっと一口」
23
電光掲示板の文字を跳ね返し 光の電車をただよわすバス
7
ならべよ国道
134
号線 鎌倉はディズニーかよ
5
言の葉の舞い上がる
刹那
(
とき
)
掬わんと浅き夢見し
微睡
(
まどろみ
)
におり
17
いぬと 音楽と 体調で 光はこんなに光ってみえる
8
来週は 皇居で歌会始めかな 恐れ多くも 願う新年
15
セラピー犬抱くその手は大きくて余命ひと月 母は小さく
21
冬の夜の 帳の中に 君覚ゆ 人の情けの 影見たくなし
9
ひとまわり小さきサッカーボール蹴る ひとつ未来のサッカー選手
16
来月の今日になにを贈ろうか 考えるわたしチョコレートみたい
6
湯呑み置く ゆらめく
煙
(
けむ
)
の 中見れば 初雪の冷え すこしやすらふ
9
さようなら また会うことも ないけれど 次の時こそ 幸せにね
7
取り替えし電球色の懐かしき 暖かきやら 心ぼそきやら
18
奇跡かな 吾の生まれし日 梅一輪 寒空の下 静かに咲けり
32
23歳頃 入院し 看護師の仕事に感動し 工場勤務から 看護師になり 今回もまた 癒された
13
まだ入院中につき 短歌は リハビリとして自由に書く
14
老けたねと言ってもいいよ、まだ大人にはなってないから
8
猫だけが、猫だけがまだ救いだよ。奴らはぬくくて柔らかいもの
10
入院したら 看護師が 回転寿司 みたいに交代で 来てくれる 若い女のコと キャバクラのような 喋れるから 元気になった
11
海まではとどきはしない純白のあなたの羽根を羽ばたかせても
14
ウサ耳をピョコピョコしてるお父さん確かにあなた面影あるわ
10
初雪が月の光を返すから すこし明るい冬の夜の窓
11
飲み会にひとり遅れるかのように私もじきにそちらに行くね
14
隣家より もぎたてをお裾分けされ 年々甘く成りゆくみかん
26
赤いのに柔らかくないアボカドのハズレみたいな大人になった
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