東雲の庭に降り来し冬鳥の黒きまなこに日の映りおり
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探し物 失くしたものは 物でなく 仕舞ひぬ場所を辿りぬ記憶
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ヒヨドリがほうれん草を食べに来る デイ友言いし如月の朝
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徒歩五分それも車に乗るくらし選挙ポスターありやなしやと
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遊園地 回転木馬メリーゴーランドの回るごと 昔を今に 為すよしもがな
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その花を咲かせる種はどこにある? 追い求めても見つからぬまま/②
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春近し幼さ抜けて駆ける馬 咲けよと願ふ先陣の風
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脂のり たまり醤油で 照り焼きに 炭火の香り 食進む夜
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隙あらばガチャが出来てるストリート またかなんてはヤボな話ね
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うずくまり風の唸りにさいなまれ 哭いた夜すら明日あすは待たない
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君の目の光が消えるその前に僕ならずっとここにいるから
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失くしゆく 父の背なかに 陽が落ちて すべてが愛しき 冬のひととき
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母さんが千の風になってたら怒るだろうか鍋を磨けと
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人生に無駄なことなどないのですピンチ乗り切る即興短歌
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この星を 巡って帰って 来たんだね 去年の君を 想わせる風/r
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雪原に 北風吹いて粉雪は かけゆく てつなぎ鬼のごと
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曇天に 梅のつぼみが ちらほらと  冬の名残を 今は楽しむ
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若人よ塀の外だけ暴れませそんな人こそ未来を担う
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政治家になる前ならばその笑顔好きになったな信じただろな
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代役は良いチャンスだと言われても飛躍するのはわたし以外で
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憂いなしと請負う人よ勇ましき言葉に日々吾が憂いは増して
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この世とば幸せものはうらめしいつまらないとな思う我が身が
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改札を抜け ほんのりと 梅の香の広がりぬ家路 つまと共に
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「ですね」から 「だよね」になった 瞬間も 気付かないふり 気付かれぬよう
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梅の香に思いを馳せるティータイムこれで少しは賢くなるかも
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池に立つ鷺の白さとしなやかなフォルム美し天の賜物
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残酷ねサンドイッチを食べさせて賞味斬り捨て無人コンビニ
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開幕戦 心躍らせスタジアム 跳ねて歌って命の洗濯 /Jリーグ
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冬枯れの 苅田に飛び来る白鳥に 古古米撒きて夕空眺む 
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あどけなきさくら草にも雪のふる 立春越えに桃色ふるえ
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