アイコンのアーティスティックな光る目で若き黒猫みつめる先に (lightshopさん、ありがとうございます😊)
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温泉の百円入れるロッカーが故障するのはなぜ脱いだあと
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自然に枯れて散ってしまったのではなく 風に吹かれて散ったあの恋
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「せり、なずな・・・。」七草を問えば止まる祖母。「ごぼう、靴べら?」と茶化せばまた
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「そのカーテン、レーニンじゃなくてレーヨンやろ?」 西日と冷戦 赤く染まる陽
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僕たちの間を桜の花弁はなびらが舞って君との遠さを知った
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あなたから見えていようがなかろうが 今日のわたしは世界一かわいい
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大陸の 友と語りて笑いあう 小さき外交 祈りかさねて
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鞄から くしゃくしゃ原稿取り出して 夢追い人が また旅に出る
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床の間に 松と大きな 菊飾り 家族の声を 聞く年としたい / 抱負
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見上げれば紅梅咲いてこの空のどこかにきっと精霊はいて
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パンまつり 白いお皿が もう何枚 我が家はしばらく パン祭り
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雪だるま並んで浴びる如月の日差しよ僕も溶かしておくれ
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午前四時 目覚めて月を探したら 孤独を溶かす 蜜のしずくだ
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今日もまた納豆もやしを並ばせて財布の底の静かな反乱
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一年の辛苦に耐えし老い梅の蕾つけしがヒヨドリの
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辛酸を 舐めて麻痺した この舌に 効くものはなし 私は無敵
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若人が雪と氷を友として 命謳歌すミラノコルティナ
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ユーミンの歌詞が優しく飛んでゆく冬と春との間の空に
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はちみつの瓶を透かして見る未来濁りも苦味も僕の隠し味
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「お先に」とまばたきを一つ交わすとき雪の狭路は白くふくらむ
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かもめらが 夜の帷を めくりあげ この街の海に 朝がこぼれる
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「楽しかった」と 昨日に告げる ばいばいは 未来を走る コースの合図
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うたかたが僕の心臓消えるまで何度でも灯る愛のスペアで
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「安全」と「必要」と有った震災まえ古き広告よぎる朝かな/柏崎原発試験的発電開始に
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黄泉ばかり見ている人の袖をひくこの身をもちて碇となさん
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眼裏まなうらに浮かぶ何かに呼びかける返ること無い返事を待って
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放課後も解けぬ問題 青ペンは数式よりも君の名なぞる
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それぞれの背負ふ荷物の重たさを触れずに終わる今日の女子会
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羊羹の栗大き方きみに遣りふと手の触れし春炬燵かな
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