何であれ通院てのは疲れるねぇ夕餉の支度出足遅れる
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すぐそばに桜の名所ありながら毎年スルーものぐさゆえに
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羊羹とチーズぺろりとたいらげる脂質糖質まみれのカラダ
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譲り合ふ人同士 初対面なれど 会話生まるる 車両の座席
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夢の中 ぐらい良い夢 見たいもの ピンチ連発 寝ていられない
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春の果て 城の桜を縁どりにシャッターを押す君の指先
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待ち侘びし 桃の枝先ほころびて 桃源郷にいざなわれゆく 
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五月雨やボタン外れしワイシャツに針刺す父の指見つめをり
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「だめ」という言葉の数だけ撫でるから僕は夜色のただの猫だよ
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だめだめに飽きたらおいで僕の店黒猫がいる照明店だよ
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蒲公英たんぽぽの群れの目線で桜見て何とか撮りたいこのツーショット
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おべっどから おみみがよっつ はえている 外は雨風 春の嵐よ
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週末に 雨に打たれし 祭り場は 静寂の時 耐える店員
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春まつり終えれば街も工場も戻る寒さにふるえるもよし
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俯瞰せる人の世の庭眺むれば色の違わぬ芝の色かな
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「花びらがここまで来たよ!」子の髪を春一番がなでる夕暮れ
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「ねぇ聞いて」気軽に言えない日々だから歌をよすがの日々に語らい
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マンションが建つかと思えば自転車店マジかよ神様オレの為かよ
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乗馬テクさながら 犬にまたがりて 部屋中を駆け回りぬ赤児/動画
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次々と高価たかい握りを頬張りぬ 株で儲けた米寿ははのドヤ顔
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花色の多き水面に鯉ゆれて春風へ抱く命のあかり
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宴終えて器を清め茶箪笥へ並べては抱く兄と会える日 「詠み直しました」
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みっしょんを くりあしたのよ ちま猫ちゃん おかあちゃんを ちょい早よ起こす
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花びらの 吹き流されて ふたつみつ 氷室神社の 氷みくじに /★人去りて 氷みくじに 落花かな(俳句)
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感嘆の「しおそば」飲み干す寸前に残り餅入れ味わい尽くし (ニュータッチ凄麺)
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セルフレジ 行列できて 人のレジ 日祝日は それもいいかな
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もしかしてこれが最後の桜かもそう思いつつ観ればなお佳し
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通勤の列車に揺られウトウトと船漕ぐ人の夢に幸あれ 
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朝起きて 灰皿の下の 千円を ポケットに入れ 学校に行く
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春霞 遠い輪郭にじむ夜 届かぬままの祈りひとつで
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