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ころころと笑うあなたの手料理の熱々ポトフにまろき芽キャベツ
30
ケースの中 48色の色鉛筆 春の彩り 足りるだろうか
21
ファッションは気に入る服を着れば良い羽田で探す妻色の服
10
稲妻が秋の田金に色づかせ雷鳴乗って妻に会えれば
13
あの色もトレーナーも輸入もの君から僕が学んだ文化
12
辞めたいと騒いで戻った赴任先 掃除ゴミ出ししていた私
14
老夫婦 喜ぶ姿 いと嬉し 慣れぬ仕事も 段取り八分😊
33
桃色の 花を飾りて 春が来る 長き冬の日 忘れるほどに
36
はちみつの瓶を透かして見る未来濁りも苦味も僕の隠し味
30
許されぬ 恋に落ち逝く運命なら ともに地獄へ行方もしあわせ
16
忙しき夫の背中に手を合わす 湯気立つ飯を 絶やさぬ祈り
31
「お先に」とまばたきを一つ交わすとき雪の狭路は白くふくらむ
28
生きるのに絶望しても血税で死後の処理とは何か苦しい
28
目標は生きる力になるかもとカンパネラ弾く漁師を都度見る
30
ラブラブのハスキー二匹を唸る犬 恋の火花を春が覗けり
37
私もう信じるからと言いわたし心の渡し断ち切る
親
(
わたし
)
12
親心「おや」とも思わぬ子心に手心くわえる小心の親
17
「安全」と「必要」と有った震災
前
(
まえ
)
古き広告よぎる朝かな/柏崎原発試験的発電開始に
24
田の雪が少なくなれば遠征を止めて近所に現る白鳥/嬉しい
30
浮き雲に寝ている心地 ごめんねと言えてすべてが軽くなりけり
28
黄泉ばかり見ている人の袖をひくこの身をもちて碇となさん
14
東大卒すごい人だと休む俺いつかは俺もと戦う息子
15
白鷺が 凛々しく立ちて 月曜を 労うように 明るく照らし
32
梅の香をマスクをさげて深く吸う 鼻炎の吾に油断をさせる
32
施設での
義姉
(
あね
)
の暮らしも一年にスマホの画像に「私じゃない」と
26
何回も動画見ながらリハーサルボンボンショコラは無事に納まる
29
アラ古希の働く人の七割がリア充らしい そうなんですか
15
ヤオコーの店内曲が脳内に ループしている止めたいけれど
20
まだ恋を知らぬ吾子つれ万智は西へ 3.
11
早十五年
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妻となる人を知らずにひと部屋のアパートにゐた男がよぎる
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