焼き魚ここまで綺麗に食べるとは匠の技だ 弟子入りしたい
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感性の 鐘が鳴らねば 一句とも できぬ短歌の 恐ろしさかな
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枕辺にその時立っててほしいのはなんだかんだで諧謔の神
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凍る月眺めファンタを飲む部屋は二十五度設定。夏の展開
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大切な言葉が尽きた サイダーのような色した空が見たいよ
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イエスマン 「良い人だよね」の問いかけに 心の中で「いえ、すまん」
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缶ココア片手に 友と語り合ふ 交はりぬ互ひの白ひ息
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「そのバッグまだ持ってたの?」ママ友よ一生出汁巻き失敗してろ
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息子から「面白いよ」と差し出さる本で温もる家族の時間
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リメイクの作務衣と併せソウルフード小包の中はゆりちゃんだらけ
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二晩で一升瓶を空にする 女房三合私は七合
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見るだけでマンガのような熱海富士 敗けたら敗けたでかわいい笑顔
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のこりなどつゆほどおもひもせぬうちにいつしかそれのつゆのひぬまに
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大関の蒼い眼の先思ふのは 母国に残したパパとママのこと
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帰る道 通行止めも解除され 子の無事祈る 月の寒夜に
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人であることを最低限にして
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重力を振り切るロケットぱねぇから「たった1秒」職場へドンよ (秒速11.2km)
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暖房の ない体育館 終日の イベント管理 芯まで冷えて
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溢れてる 人とチョコに 活気あり 価格の高さ 我は引き気味
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目覚ましと言う概念が懐かしくひとつひとつを脱ぎ捨てて行く
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駅前にて また会おうねと 約束を交はす友と 見送りぬ月
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哀しみは捨てずに抱く わがししの芯を創れる光なるゆえ
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白光をまばゆく照らすつよき葉に その現象かがやきになまえをつけた
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前向けぬ日は日向にてひっそりと息整える草の如くに
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朝起きて 切手散らかり 大惨事 当ニャン しらんかおしているよ
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JPCZを検索わかるのは長い名前と検索の跡/JPCZ=日本海寒帯気団収束帯
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どちらから?二階の軒の端の端。見事な氷柱つららすぐ手が届く/なが〜い
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安全が汚染されない空間に連れていってよ大人なんでしょ
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人間と道具の狭間の彼方かな 地に足つかず宙ぶらりんりん
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サイゼにて「ボンボンなんとかシール」とか言い合っている老夫婦ふたりのランチ
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