五歳児は自分のことを「オレ」と言う イントネーション作る可愛さ
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眠るの耳元にそっと「さんぽだよ」ささやく夫に優しさを見る
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ぬいぐるみ 暑いときだと撫でる気も起きないけれどペンギンならば
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蝉時雨 ふと立ち止まり目をつむる 矢の如くゆく光陰の中
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粗大ゴミ置き場置かれた姿見に映る私に見覚えは無く
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本当に美しい日はおそらくは忘れてしまう程穏やかで
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来る夏の衛兵のごと門前に立ちて優しい立葵かな
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アメリカンチェリー一粒ちょっとした言葉の棘を反省してる
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いつまでも続いて欲しい信号が 変わって私今交差点
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直接は話さず話せず触れられず緑の通知が私の明かり
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白黒で はっきりさせないこともまた 美しさかも 百鼠色
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ようやくに家を出る息子に老婆心 あれもこれもと箱詰め始める \ 33歳の自立 羊の皮を被った山羊さん有難うございます
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ひたすらに眠ることと食べること 愛しさ増して 我が家の老犬 \ もうすぐ17歳
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空を飛ぶ夢など見たことないけれど自転車からはいつも落ちてる
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あの日さえ離れてくれぬこの思い抱えて歩く枯野の草を
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心配のしすぎと友に言われても手の鳴る方へあなたはだあれ?
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三十一の文字は牢獄ならずと舎にいへ蒸し焼かる牝鶏
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「三人で来たかったね」と逝きしを偲びつつ行くコスモスの道
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今朝はまた妻が特別ご機嫌で 良い一日が待っているかな
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ありがちの言葉机に残されてあなたの居場所は遠い日の午後
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長押しで電源を切る親指がたしかに息の根を止めていた
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入り浸る飲み屋の影にいる子猫そっと抱き上げ毛づくろいする
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大陸の 友と語りて笑いあう 小さき外交 祈りかさねて
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滝の音聞こへ来そふな油絵の水霧飛び来て吾にかかるごと
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想い出は街をぐるりと歩いた日 兄の遺した紬をほどく
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雨の日の黄シグナルは寂しかろう心の岐路にひっそりと立つ
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父さんのお母さんおばあちゃんから僕の子へ繋がっている眉毛のアーチ
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目薬をささんと上をみれば空、カラスよこぎる いっぱいに空
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幾人の旅立ちの日を立ち合いて去年の夏のぬける青空
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独り身の寂しさ煮詰めたかのようなレトルトカレー食む寝正月
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