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歌詠まぬ日々を重ねて帰りつく「ただいま」という一番の歌
33
「楽しかった」と 昨日に告げる ばいばいは 未来を走る コースの合図
28
まだ暗い 部屋にひとりの呼吸音
宇宙
(
そら
)
とわたしの 秘密の時間
33
浅瀬ゆく小石の光り掬わむと水に透くる手幼き紅葉
22
「安全」と「必要」と有った震災
前
(
まえ
)
古き広告よぎる朝かな/柏崎原発試験的発電開始に
25
浮き雲に寝ている心地 ごめんねと言えてすべてが軽くなりけり
30
恋
(
こ
)
ふと
云
(
い
)
ふ
二文字
(
ふたもじ
)
の中に
綺羅星
(
きらぼし
)
と 風と泉と
夜櫻
(
よざくら
)
が
棲
(
す
)
む
29
枝垂れ梅のトンネル抜けて吹く風は戻りし寒さと芳香乗せて /梅林にて
35
僕たちが 不動と信じ すがるのは 昨非今是の 正義に過ぎぬ
22
何回も動画見ながらリハーサルボンボンショコラは無事に納まる
30
透明な
高次脳機能障害
(
ハンディキャップ
)
に包まれた重さに倒れ誰も気付かぬ
34
涙星 泣きたいときは鳴けばいい いつかは渇れて 忘れてくから
20
羊羹の栗大き方きみに遣りふと手の触れし春炬燵かな
21
乗り合はす
女性
(
ひと
)
の
鞄
(
カバン
)
に吊るされし マスコットのシマエナガの視線
32
月面のゴルフボールが見えたとて人のこころの襞は見えない
28
懸案の債権回収成功し やれやれやれとロング缶呑む
18
閉ざされた 我が
城
(
こころ
)
へと 差す光 わたしを変えた
革命の訪問者
(
うんめいのひと
)
23
「母さんがちゃんと手作りしてたから」
料理男子
(
息子
)
のお褒めの言葉
33
罰
(
ばち
)
なんて
容易
(
たやす
)
く当たるものじゃない強運揃いはだいたい悪人
32
寒風を漕いで夜行く受験路に十五の春の蕾膨らむ
34
蓋
(
ふた
)
探す 隠した場所が 分からない?
昨夜
(
ゆうべ
)
の
暖
(
だん
)
は 豆炭あんか(久々使用) /中編
26
空青く風ばかり強く吹いている雨の待たれる雨水朝かな
22
寿命乗り越へし愛犬との人生続く奇跡の日々を噛み締む
27
細い月 光の筋に 見えるほど 寒い夜空を 優しく照らす
30
選挙後に改憲の風高まりて事前は忖度マスコミの罪
25
夕月夜 なれにし袖の梅の香を標とぞせむ 夢の通ひ路
18
吟醸酒 嗜むほどに酔ふほどに 人肌恋し如月の夜
23
集まり散じて人が変われば 仰ぐ理想は流転するもの(赤茄子日本翁へ返歌)
17
シャンプーの泡に流して
解
(
ほぐ
)
れたら浮きて心は歌に染められ
22
この愛を脳細胞に刻みます海馬老いても忘れない!多分
14
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