風のにひとの声聴き肩越しの白詰草に春告げる陽は
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青空へ白木蓮のつぼみ立ち再起の君へ春を祈りぬ
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ピンクから黄色に変わりし店先の居並ぶ花に頬ほころびぬ(再考)
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頬流れ そこに揺れるの 花影と 名残る雪影 落ちる露音
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イスからの立ち上がり時に膝激痛 行くのためらう映画「スペシャルズ」/観たいけど(泣)
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スカートのゆらぎを気づかれないようにそっと心の窓を閉じてる
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虹の橋渡り切ったかタヌ猫ちゃん幻でよいたまに姿を
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こころから自分を恥じて振り返る白木蓮の忍耐強さ
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震災後二年経つ日の「浄土ヶ浜」何事も無かったように波寄せ返す (記憶)
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原発にふるさと追われ民去りし荒野に芽吹く沈黙の郷 (3/11)
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まだ何も 踏まぬ足うら ふわふわと 雲の上む 母をみつめて
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蔦の這うひかりに鏡うもれいる うちに眠れる人おだやかに
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くしゃみして春こじ開ける君とぼく その断面を分けあうルタオ
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カレー鍋かき混ぜつつふと覗き見れば 混沌に踊らされし我の見ゆ             
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「終わったらミートドリアを食べましょう」 喪服の母が小さく笑った
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回る寿司 店の出口に鹿しし威しおどし財布のひもの弛みを打てり
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凍み渡る雪原ゆきはらけもの足跡あと 辿りてゆけば水辺に着けり
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守られていた頃思い出したくて自分のための絵本を選ぶ
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何思い うつむきて咲く 菫草すみれぐさ 淡き一世ひとよを 陽だまりの中
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冴ゑ返るベランダの朝 残月を探しつ聴こゆ さゑづりの歌
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さっきまで野原でうふふと笑ってたふきのとうが天ぷらとなる
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北風の冷たさ今日は有り難し 我が家九階までの階段昇りつ /エレベーター取替工事十日間
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木の芽風 綻び進む雪柳 髪切り心軽やかな道
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降り続く雪はおおかた上がったか深夜の窓からそおっと覗く
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ミサイルはミサの頭上に降り注ぐ葡萄酒の血を拭う間もなく
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求めても求めてもまた求めても与えようとせぬ君のプライド
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ほどきたる古着の紐を玩具にし 鼠の尾に見立てじゃるる猫
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「誇り高き下等動物」君のことそう呼ぶことで怒り鎮めん
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歩道沿ひ並びし 蒲公英タンポポの黄花 散歩の犬目線の春かな
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風向きで防災無線5時の曲今日はやたらと澄んで響いて/やーまのお寺の
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