音纏い踊る君の目離さない向こう側から僕を掴んで
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洋画煙草固いプリン君の声 掲揚されたエモに浸れば
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眠くない。強がるけれど、寝たくない。すれば悪夢が迫り来るから。
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戦争と私と感情と貴方 どうか我等に静かな朝を
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戦争と私と感情と貴方 飲み込む空は今青くない
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アレルギー モンデルカスト が切れた日にゃ 鼻水でるわ くしゃみが出るわ
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戦争と私と感情と貴方 繋ぐ糸はまだ熱を持って
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遺伝とは 高眼圧に 悩まされ 生きてゆくのが 息子と同じ
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メロいが何かは知らないが、俺じゃないことは知ってるぜ
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僕だけが知ってる世界は僕だけが知らない世界と言えると気づく/老いた(オールド)らし
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癒されし幸せ運ぶアルパカよ今も心に笑顔の君が
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いったんは「チョコはビター」とごねてみるストロベリーの綺麗な紅に/折句
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はや過ぎて卒寿の兄の七七日なななのか供えの花は明るくまとめ
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私たち大口を叩いてようね青年という生き物だから
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電車内 揺れにしたがいシンクロす 朝に 眠い おじさんおばさん
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夕焼けの沁みた空気の手触りと色と香りは時間を止める
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追憶の君は幼さ残ってるまた同じ星を数えられたら
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同クラは出ない 水泳決勝戦 大歓声に プールが割れる
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十五の夜 隣で眠る横顔の奥に 私と同級の母
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僕たちは 毎日せっせと 食べる 食べる 今日もせっせと 薪を、焚べる
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おれ人間向いてないやバッタとか良いんじゃないのとどこぞの二人
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長いこと生きてる気がする 僕だけど。ばあちゃんと並び月を見ていた
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白鷺は細きあしして草を分けひょろ首伸ばし川面覗きぬ
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湯の川を揃ってゆったり魚たち群がるところが湯の湧くところ
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珍しく口から感謝飲んでいる珈琲豆よ育てた人よ
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蜂蜜を紅茶に垂らす一年が穏やかなれと出初めの朝に
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そんな夜はひっくりかえったスリッパとお話するのさ。おもて向くまで
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愛犬の骨壷を抱く 嗚呼キミもここに一緒に来たかったよね \ 新居に移りました
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あくび呑む授業じゃ見えるそのへんをうろついている時の神様
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棺桶に花敷き詰めて春のよな人だったから私の祖母は
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