泡落ちるタッパーによる不規則性水模様デニム古着¥1000
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一日が あっという間で 短くて すぐに明日で 今日も終わる
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水面へといがむうたかた砕けちり吐きし命の星は戻らず
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渡り鳥行く先全て地獄でもどこまでも行け鈍い青空
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当面のしあわせ保証いたします。そんな顔した2人のラパン
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冬衣 脱ぎて身寒し 梅香る 日向歩みて 身温くむや  山嶺碧濃く 空澄み渡る
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もしも選べるとするなら死ぬときはあの夏の海に身を投げたい
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飽和した しゅわしゅわブルーのびい玉に しつこく残るキミの分度器
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この間夜逃げした中国物産店。お店の奥に佇む仏像。
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なまぬるい涙にまみれ目を開ける夢のつづきはもうみたくない
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偶然に針回るだけの円盤が四次元と僕の通信機らしい
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うつくしい言葉を紡ぐ指先に手に唇にこころは宿る
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きみたちの歩む世界がうつくしくあれ はじめての我の教え子
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お札舞い とがめなければ 拾いたる 我が人生は 悔いの数々
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荒田こうでんあぜにひっそり植えられた膝丈ほどの桜にも春
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春風に揺れるカーテン眠る犬私は静かにオカリナを吹く
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父母優生学に分別すはなはだしくおそろしき医師ある
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朝一番テーブルの上にはバラの花 静かな善き日 古希を迎える
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さばさばさばこきくれなゐのはねごろもたててふるなむしらかみのゆき
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ころされたいのちをかへせいまのいまもころされてゆくいのちをかへせ
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あいどるの靴のなかを調べたら五寸釘のひとつやふたつ
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メイクして着飾るよりも起きたての君の顔こそ魅力じゃないの?
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突然の雨に二人は目を合わせ 同時にひらく傘がぶつかる
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来週は秋のお彼岸らしいけど積乱雲は山盛りのまま
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伝説がはじまりそうな顔の子が駅のホームにつま先で立つ
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シャーペンで引いたみたいに細く降る雨の日だけは詩人になれる
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ひきだしの奥のフリースひっつかみ季節は急ぎ3マス進む
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虚空から何を招いているのやら 逢魔ヶ刻に揺れるススキは
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闇迫る秋明菊の白魂しろたまが仄かに揺れるハロウィンの宵
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じゃがビーとジントニックがあったらな 月のほかには何も見えない
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