冬晴れの団地の中の公園は遺跡のようで空は静かで
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満月に誘われるよに南から一等競い春風は吹く
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冬と春満天の空掻き混ぜて入れ替わりゆく如月の夜
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肉球の 跡をたどって 雪漕げば たたずむ木々の 真白き姿
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開花待つ 月下美人は 霜焼けの如 葉の先を 紫に染め
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「ありがとう」そのひと言の破壊力 「優しさ」引き連れ返ってくるね
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あと3人あと2人とドキドキす 辿り着かないオクラホマミキサー
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朝の空静かに浮かぶ半月に 我の心と重ね見上げる
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土曜日はボッチでガストランチする 2人掛け席ひとりで楽しむ
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チビッコは猫型ロボット来るたびに 頭なぜなぜ美味しく頬張る
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幼子を 3人連れての 外食は 味わう事なく はよ食べ!と連呼
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欲しいものやりたい事が多すぎて 頭の中が渋滞してる
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春風よ 攫っていけよ 己ごと 叶わぬ想いも 捨てられたらと
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陽を背負って 笑う君が 眩しくて 真夏に咲いた 向日葵のよう
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うす紅のちさき花びら舞い降りて真っ白猫の首を飾りぬ
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過ぎた日々 幾度も散った 白い片 君が去りても 花は残りて
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空白のひと日はひとり花のした亡き人思う春の夕暮れ
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海溝に マリンスノーは 積もりゆく 闇に降る雪 タマシイは何処
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ごめんなさい。桜の季節に 十センチも 雪降らすよな 歌詠んじやって…
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列島を ツリーとみれば ふる里は ベツレヘムの星 近くて遠くて / 宗谷本線崩落
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気の早い初夏の風吹く通学路夏服のよなミズキの白よ
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いつだって駆け出して行くわが子かな カメラロールは背中ばかりで
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みどり萌え長き病と決別しメロンを食し君は旅立つ
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吾子の住む 街に積雪 予報でて あのコは靴を 選べるだろうか…
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ボケでなし。 ただ無知無明の 現れか 子供時代は 戦中戦後 / 昭和の日
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喜びや 悲しみだとか 実相は わたしがつくる 雨の桜に
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玄関を 開ければそこは ピンク色 忘れていたよ やわいということ / やっと開花🌸
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ネモヒラは地平の果てまで淡く咲き蒼き海へと溶けて重なる
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花びらは アスファルトにさえ 解けてゆく 桜という名の かたちを借りて
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鍬をふる 夏の野菜を 食むために 時をさまよう あなたのために
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