プランタを 花咲か婆ちゃんから もらい 花より野菜のタネ 選ぶ 孫
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処方箋まだ書けないよ私にはもっと訊かせてなにがつらいか
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勾配は何 パーミルかその先に何が見えるかまた明日が来る
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子育ては ハラスメントに 似たるもの  受け手が決める 愛の正しさ
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「一」足せば「辛い」気持ちは「幸せ」に 下は向かない前に進もう
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パーカーが握りしめてたこの毛はさ、長いし細いしそもそも赤い
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「一」を足したり引いたり繰り返すのが人生なんだろうな/釋愛翔様 ありがとう
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買物に 作業着羽織る 吾の姿 妻は空にて 怒っているか?
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今はただ 小さき肩を 抱き寄せて 君が孤独を 取りて除かむ
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ちょっと前 雑草魂 はて今は 個性と防御 サボテン魂
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人の世と 猫の世つなぐ 縁側で 冬用毛布をたたんで くしゃみ
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「背中向け寝ているのはね後から愛して欲しいのよ」はもう過去
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枯向日葵にしろき窩數多ありて項垂れつつ零す種子を
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最敬礼のこころに星条旗楯てぬ新愛國婦人會長を 撃て
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原爆忌無精卵を庫に飼はば生まれ死ぬ耶蘇かは知らず
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敬虔に跪くなき被曝せし額縁に生き長らふるか、天皇!
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辛口のジンジャーエールと焼きたてのピザで乾杯春の始まり
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殺すなと 描いた太郎の 缶バッジ 見かけて少し 泣き面に 春
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畑 終はたおへて 薄暮に浮かぶ 白き月 弥生最初の 望月を待つ
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どうしたのなぜ箱の中に寝ているの外はざざ降り時間が止まる
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キャンディの包み紙まで桜色 今日のチラシもどこもかしこも
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着実に進む浮足立たずさあ待望になれ青春になれ
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虚無感を 煽る言葉を 迎え撃つ ミサイルほどの 絵空事 欲しい
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風が吹く風に吹かれるカーテンを透かす光はもう春の色
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嗚呼ああうみに 心が流れて 行くような  こんな日にこそ 君に会いたい
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僕たちの間を桜の花弁はなびらが舞って君との遠さを知った
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ひよっこが 意味わからずに 歌わされ あの素晴らしい 愛をもう一度
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寒緩み買い物帰りにセカストで明るき色のコート手に取り
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遠き日に 思い描いた 夢多く 白髪混じりて「夢」夢となり
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春ゆくをまわり道せむ 手を繋ぎ月の蒼きに追ひかけられたし
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