「本日中にお召し上がり下さい」仕方ないなあ寝る前のケーキ
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痛みに色がついたらさぞ彩るでしょうね
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杖たより丸太階段登りきれば余呉湖に映る紺青の山並み
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彼岸花 萩、ほととぎす 秋深く いのち名残りを 惜しみつつ咲き
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息子のとこ 行くはずだった しょうがない 今日はおうちで いい子にしてる
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寒いのは 弱く勝ち目は ないけれど キライじゃないよ この冬支度
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きしのふたおやの声おもはする こはるひよりのやはらかな朝
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母の病知った夜にも腹が減る炊飯ジャーを開ける哀しみ
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縁語とか 枕詞とか入れたくて。 なかなかハマらぬ 「旅」と「足袋」の字
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オリーブの深緑色ふかみどりいろ 空き瓶に薔薇生けてみて勤労感謝
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朝餉まえ香煙たちてりんひびき心ととのふ位牌の前に
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推し観戦 楽しんでねと吾を送る夫へ感謝のうなぎパイ買う /お土産
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子供部屋 壁紙お魚 幼稚だと 出世魚かな 任期満了
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清らかな空気に包まれ癒される 小春日和の出雲大社で
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透明な砂がこぼれていくようなまだあたたかい夢をみている
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まだ音が無かった頃の言葉みたいイチョウと夕日の光に包まれ
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怖かった⋯でっかい蜘蛛と格闘し震えながらも張り手一撃
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月見えぬ夜は大きな犬連れて 少し離れたコンビニ行こう
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淹れたての コーヒーの香りは 時を止め 秋空の雲を しばし見送る
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がんばって幸せなんだと感じた。新しい病名の書類と。
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沸騰を知らせるメロディー「愛の讃歌」古いくりやにピアフの調べ
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時雨去り一気に注ぐ陽の光 青き椿の葉を艶めかせ
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待っててと たった4文字 伝えてよ 君はいつでも ひと言足りない
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入口の 小さな白い 喫茶店 バナナジュースは 初恋の味
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波多き 人生なれど 刻まれし 愛と記憶は いろどりとなる
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旅戻り早速干しいも作業する無事に感謝し日常始むる
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小春日の温もりは母を 木枯しの厳しさは父を想ふ初冬
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初デート ママに内緒でいくからね ブタ公園で君を待つ僕
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同僚ともからの 旅の土産に 温もりぬ 忙しくとも 足痛くとも
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我はが あばら骨より 生まれたるか 広き胸に満つ 創世の海【聖書の創世記・アダムとイブより】
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