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埋め方がわからないから散らかしたままで寝ている 部屋も心も
19
朽ち果てた パチンコ店の 駐車場 かつての栄華 そのままに藤
41
朝出会ふ
媼
(
おうな
)
畑の草を抜く丸き背中は土慈しみ
46
若葉風 左脇腹 肉離れ ハムの四番を 護り給え
/
推し活
24
華やぎの 街とうらはら リラ冷えの フィックス窓から 眺める夜空
30
遠くから夫を見つけて愛想するゴロンゴロンと甥の飼い犬
15
やみくもに剪定をせし紫陽花は今年も小さき花芽膨らます
15
歯科医へとリハビリ兼ねて歩き行く汗ばむ肌に心地いい風
16
風さやか若葉きらめく遊歩道わきの畑にエンドウの花
17
搭乗口「
8
」をさがして 右往左往 乗り遅れる わけにはいかない
31
馴染めずにはみ出していく人生のそのどこまでが個性だったか
24
庭隅の日当たり悪い紫陽花もやっとピンクに染まる水無月
14
畑仕事梅干しづくり味噌づくり君逝きてよりせぬこと増えて
17
暑くとも日射しが欲しや今日の日は干し物揺らす少しの風と
40
早朝の 無心になれる 草むしり 百合の
蕾
(
つぼみ
)
も 咲く時を待つ
45
反戦を唱うる口で菓子を食み文字だけ拾う平和の国で
45
真っ直ぐに行かば正解知りつつも右に行きたき たまにそんな日
42
鉢植えのブルーベリーの紫が濃くなりて
孫
(
こ
)
ら鳥の如食む
26
赤き花見覚えあると思いつつ つぶら実生りて柘榴と気づく
27
足早に人の行き交ふ地下街に世代巡るを今更に知る
37
八十路なり
亡姑
(
はは
)
患いし認知症 脳トレに我
短歌
(
うた
)
楽しみて
25
もぎたてを届けてくれる友のあり真っ赤なトマト 食めば夏の香
39
洗濯物干して何気に目をやれば雑な性格ぶら下がりをり
47
この星の裏では餓へる人をりて平和の国は大喰い競ふ
47
相談を 仕掛けておいて この態度 そういうトコに 原因はある
11
「可哀想」 なんていうのは 勝ち組の 慰みものだと 捻くれてみる
12
自分から 誘ってみるの 夏祭り 意思と帯紐 固く結んで
13
君の身に絶えず降れよ幸せが流星群のように静かに
19
課題終え 突っ伏し肌をひっつける 机が
冷
(
ひや
)
くて 気持ち良いのだ
14
あらかじめ 己の
自尊心
(
プライド
)
捨てとけば 何をされても 傷つかなかった
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