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脚色の目立つ噂を聞きながら硬いトマトを噛んでるランチ
30
陸奥
(
みちのく
)
の 花の盛りを 見ぬままに 時は過ぎ去り 十五年
18
春場所
観
(
み
)
夏場所前に 父は逝き 弔事切手の 紫 悲し /一周忌準備
40
吾の実家継ぐ人の無き墓ありて今は姉妹で守ると決めし
39
愛犬の夜鳴きおちおち寝てられず されど愛おし勝るものなし /犬莫迦
21
目鼻口、喉の奥から耳までも 痒みて腫れる花粉症哉
16
我が足に 頭のせぐっすり眠る君 痺れがきても 動けず我慢
23
列島開花
桜の
(
はな
)
扉が開かれてピンクのニンフが駆けめぐる 見落とさないで私も待ってる
7
このチョコが美味しいのよという音で「中山美穂が死んだの」という君
8
娘から投函頼まれ必ずと愚直に手で持つ言われた通りに
19
保育園 六年間も 行ったのか
生
(
お
)
い立つ
倅
(
せがれ
)
少し遠くに
17
カラオケで A I
(
)
頼みの 選曲び 気づけば我が夫
(
)
(
)
昭和に戻る
15
落ち込んで 項垂れている 首に触れ ラピスラズリの 青を手渡す
20
歴史上生まれた人の総計は千百七十億人といふ
20
誰も彼も敵に思えて身構えるそんな自分が一番の敵
21
桜色の 夢見しばかりに
夕
(
ゆうべ
)
まで 乙女心の 封印を解く
24
おづまげでべんとこたないでいっちみんべ花っこさぐじぎそんまが来るんて
(
お洒落してお弁当持って行きましょう花の季節はもうそろそろね
)
30
ファインダー覗く世界は 変わりゆき モノクロームからフルカラーへと
15
春彼岸 息子の隣ちょこんと正座 ちさき手合わせ神妙な
孫
(
きみ
)
20
売り込みを競う軍用産業は反戦歌聴く暇もないのか
28
みこし引き手は軽トラで収穫を終えた田んぼの脇縫うまつり
30
入居前のお隣さんと 笑顔を交わし 嬉しい繋がり始まる予感
19
満開のカワズ桜をLINE送 雪積む庭の写真が返る
26
余裕でき遠出の旅の思案中弥生の空へ君は翔けゆく
29
時経れど尽きぬ悲しみ胸底に沈めて今日も平常心で
40
たまさかに友とあふ日にくたびれし葱と歩けり古着など着て
17
土手沿いに開花3輪見つけたり 長い眠りの 心地よい目覚め
19
春思い
三寒四温
(
さんかんしおん
)
の
四
(
よん
)
を待つ 来れど来れども
七寒零温
(
ななかんれいおん
)
20
投稿し納得いかずすぐ削除 下手は下手なり何をためらう
29
さかのぼる 制服ふわり あの頃は ぶつかりながら いまは隣に
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