年の瀬の気配とどかぬ病室で正月準備考えており
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この部屋の座椅子の窪みばあちゃんが生きてた証小さな重み
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来世とか あるとしたらば 犬かネコ 木とか花とか クジラがいいな
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三十年住んだ街は懐かしき 愛犬と歩いたあの道この道
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勧誘に 問われて 光覇明宗です と真顔で答える 君に合わせる
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さりとてものどかなりけりこの春をかぎりとすらむつひのひとひら
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まだ恋にしたくない春 夕焼けが綺麗に見える謎はそのまま
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雨やみて 窓に張りたる 花びらに とき儚きを 想ひ知るかな
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アイデアを まとめる為に 夜散歩 カレーの香り パワーが溢れ
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花散らし 頬を撫でるあの風を 僕の手中に収めたくなり
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曇天に星を隠した雨夜空 故人を偲ぶ月の命日 /2026.04.08
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戻らばや花かんざしの童女わらはめの姿包みし春の夕暮れ
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春鬱はるうつ頓服くすりねむりにちてゆくそれでも まねばみずかとむら
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むさぼった ハッピーエンドの 動画たち ずいぶん手軽な 快楽ですこと
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一昨日まで 暖房いれてた寝室を ねこも暑かろと 快適おまかせ
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試写会を観てきた君のくちびるは つるり滑ってネタバレしそう
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「まぁ!かわいい」ぷくぷくだった友のが美少女になる卒業写真
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ストーヴの石油も尽きて仕舞ひ頃 兜を飾る相談をして
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鶯も桜もちゃんと春やってる 吾は怠惰を恥じつつ愛でる
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何処ゐづこから散りぬ桜花おうかの振り積もる路肩 見上ぐれば葉桜そよ
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水溜り軽々と超えスニーカー春を探しに橋のむこうへ
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運ちゃんが消えたらもっと怖いだろ走行中に客消えるより
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一日中検査検査でくたびれた夫ねぎらわん苺のシフォンで /ハピバ🎉
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本当の恋に別れを告げた後 月が初めて満ち欠けをする
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片足を あげて孔雀の 凜と立つ 一鳳(いっぽう )の図は 薔薇をあしらう /森一鳳筆孔雀図
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品性を 損なう歌を 読まぬ君 一粒胤の 御子の居るらし
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月も無き闇夜にひとつ声ぞする寝言云ふらし人めくうぐいす
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雨粒に 打たれ濡れるも 乙なもの 早目の風呂で 贅沢気分
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あわあわと新宿駅に暮らしてたあの人々は何処に隠れた?
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ヒノキ花粉 喉鼻までも 攻撃す 絶不調のまま 一日終わる
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