みやびやか川面かわもに踊る大鷺おおさぎの群れには音も波も立たざる
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本当に美しい日はおそらくは忘れてしまう程穏やかで
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海月うみつきと書いて海月くらげと読むような月ぼんやりと春の霞に
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パン、トマト、チーズ並べて新しい4月の朝は異国の如く
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この雨は 涙 隠すに 丁度ちょうど良し 頬 打つ雫 くき春雨
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バナナにも背中とお腹があるのだと吾子に教わる春の朝食
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春はもう此処に在らずと知った時紫陽花の葉の緑色濃く
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言い訳をしないところが似ているね まるで僕の過去みたいな君
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祇園から望む闇夜の三滝山照らす後光ごこうは街の灯りか
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もうすぐで自分の家に着くけれど 君の横にはずっと居たいし
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月ごとに 1キロづつと 減っている 腕が細いよ 言葉少ない /特養の義母の様子
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来る夏の衛兵のごと門前に立ちて優しい立葵かな
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何も損は していないのに 言っただの 云われたなどと さるイヌたち
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華やぎの 街とうらはら リラ冷えの フィックス窓から 眺める夜空
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「ねぇパパは保育園どこいってるの?」帰宅のパパへ素朴な疑問 /吾子二歳
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あさひかわ 菓子博なんか やらないで 饅頭一個 しか食べられない / PR短歌
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通夜席の 御膳の固形燃料に チャッカマンにて 火付けてまわる
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見事なり! すっぽり実だけを食べてった 庭は一面ビワの皮、皮
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雨が降り 晴れの日よりも嬉しそう そんな紫陽花 元気をくれる
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十六年キミと続けたごみ拾い キミのおかげよ もう立てぬ老犬キミ
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雨予報 外れて晴れた 日の朝は 得した気分 カーテン洗おう
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苔むして ひぐらしの声 降る森の 山頂に立ち 山並み遥か
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久しぶり娘に洗髪してもらいあなたを産んでホント良かった
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「行って来まーす」ふと振り返るベランダに淋しそうな愛犬キミの姿が \ 若かりしキミ
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幾筋の ひこうき雲の その先に 夕焼け色の 街が広がる
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何回も茅の輪をくぐりお祓いす半年の罪多く積もりて
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一条の 蚊遣火かやりび 星に みえますか 天の川瀬で ひとり待つきみ / もうすぐ七夕
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その昔 母の日贈り物ギフトのマグカップ やっぱり捨てれぬ 欠けてはいても \ 断捨離してます
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うっかりと落としてしまったシュークリームみたいにとける夏の猫たち
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突然の別れ相棒コンロとの二十年ふたとせ労い撫で拭きあげる
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