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棺桶に花敷き詰めて春のよな人だったから私の祖母は
49
あちこちと ガタくる身体
予告なし
(
サプライズ
)
メンテしながら 1マス進む
31
もう何も いらないと思う その次にアレ欲しこれ欲し 波間におぼる
/
思秋期
35
影二つ 夕日を馴染ませ君の髪 揺れる頃には夜の街並み
12
今年初発信履歴にキミの名が二分間という最高のキロク/初聲・睦月十五日
23
黒豆の
漆
(
うるし
)
の如き
艶
(
つや
)
を見て 口にせずとも うまいとわかる
23
愛人に合格出来ぬは見た目よりおしゃべり好きで秘密にできない
23
厳寒に 餅花飾る小正月 五穀豊穣願ひを託す
23
病床の吾を想いて厚き文 友の笑顔が飛び出し舞ひぬ
31
薄っすらと雪積む道を中学生白い息吐き追い越し急ぐ
29
いくつもの 眠れぬ夜を 乗り越えて 赤く滲んだ手 いざ本番へ/先輩方、頑張って下さい…!
25
風と歌い踊り疲れて木々の葉が眠る公園 私は一人
21
ひとり飲む酒のしずかな熱(ほとぼ)りよ 蕎麦屋の隅に歌の芽を待つ
40
我が妻ををんなとおもふ寒の入り夜のとばりの窓をうつ風
18
万人に
松葉
(
まつば
)
竹節
(
たけふし
)
梅の実の 如き幸福
吾
(
われ
)
寿
(
ことほ
)
ぎぬ
16
薄っすらと積もった雪で遊ぶよう雀の足跡あちらこちらに
26
積雪の歩道に残る足跡と同じ歩幅で歩くいずさよ
19
綺麗事口にしていた恥ずかしさ『心はカネで買えないじゃない』
29
そうだよねよく解ったよ心まで動かすものが札束なのかい
21
あなたがさ別れる前に待ったのは『慰謝料いらん.!』の言葉だったか
25
お金では私の傷は治らないこのトラウマも脳障害も
28
怨み節直球投げても良いのなら数多飛び出す堪忍袋
29
もう後も ないまま告げた 別れにも 彼女は一人 背を向けていた
10
父親のトイレ見届けさあ寝るか矢先のニュース
31
年/追悼阪神淡路大震災
23
同じ家の並んだ街を寒風と過ぎれば暮るる人参畑
20
一日で 十五度の差は辛いけど ぬかるむ庭が少し嬉しく
23
百均の毛糸じゃ上手くならないと言われて気付く解けゆく撚り
23
千切れゆく毛糸の端のそれぞれを私みたいな夫婦と思う
28
あの暑い夏はまぼろしアナ雪のアトラクションへと向かう玄関
23
幼日の 温もり恋し湯たんぽの 布団の中で触れ合う指先
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