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晴れやかな 歓喜と平和の祭典を ガザから眺む 人々想う
39
気にせずに いられた時の 懐かしく 祭りの陰で 武器売る準備
39
乾燥し 鼻腔の奥がぴーすかと 鳴るのを一人密かに楽しむ
19
「かわいいね。」白にほんのり乙女色にじみひろがる梅の花たち
28
防空頭巾爛れて千々に孔開きぬ蒙る儘焼かる火に
20
徴兵遁れられず若き丈累々と希望の旗のもとに殺さる
15
闘病を支えてくれる診療所 紙のカルテは地層のごとし
33
雪洞
(
ぼんぼり
)
の
丸
(
まろ
)
き
灯
(
あか
)
りに 伏す君の
手弱女
(
たおやめ
)
の如き 長き睫毛よ
27
彼岸前もう満開の木蓮が手持ちぶさたに風にゆらゆら
28
青年にドア開けられてしずしずと五十五の我乙女となりぬ
34
微笑めば微笑み返すレジ台にやっと届いた小さき子の指
19
ゆるるりと自分を満たす一人時間 気ままサプリが吾には効くらし
39
青天の
下
(
もと
)
満開の早桜 メジロを
誘
(
おび
)
き寄する 蜜の香
30
日記帳今日のあれこれ書き連ね 狭い余白に「お元気ですか?」
35
ネギ油 炎が上がるカウンター 香ばしい麺 一気に食す
30
流れてる ラジオを聴いて リズム取り 今朝もカタカタ パソコンを打つ
12
塾へ行く 道に毎日 向かい風 負けてたまるか 待ってろよ、春
27
派手やかに 咲く花よりも 紫の すみれ恋しき 春浅き野は
32
ねこ母へ お悔やみ申し上げまする タヌ猫さんへ冥福あれと
19
陽だまりの たんぽぽひとつ 春が来る 小さな風が そっとゆれてる
19
親を子のようにおもう日 崖っぷち、だけど愛して家事をしている
29
さんとく
(
ジャガイモ
)
を 植へたがる母 拒む我
遅霜
(
おそじも
)
逆算 植へるは彼岸
38
往き方は調べたけれど間に合わず 疾うに葬儀が始まる刻や
18
これやこの
想像ラジオのジングルは
(
行くも帰るも 別れては
)
知るも知らぬもあふ坂の関 /蝉丸✕いとうせいこう 10/100
10
下手なりに 写経に臨む 我を見て 成長したなと 友が微笑む
33
名駅で 最初で最後 二人飲み 男女の友情 転勤前夜
31
頂
(
いただき
)
を 目指せ 困難 有ろうとも 高い場所ほど 風吹くものだ
30
間違いは笑いとばして知らぬ顔シナプソロジー声弾ませて
33
アスファルトの窪みに春を溜めておく 星の数だけ路面、光るよ
28
木蓮のつぼみをつつく破廉恥を知らない二羽がキーキーと鳴く
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