夢の中 ぐらい良い夢 見たいもの ピンチ連発 寝ていられない
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待ち侘びし 桃の枝先ほころびて 桃源郷にいざなわれゆく 
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五月雨やボタン外れしワイシャツに針刺す父の指見つめをり
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「だめ」という言葉の数だけ撫でるから僕は夜色のただの猫だよ
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だめだめに飽きたらおいで僕の店黒猫がいる照明店だよ
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蒲公英たんぽぽの群れの目線で桜見て何とか撮りたいこのツーショット
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おべっどから おみみがよっつ はえている 外は雨風 春の嵐よ
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春嵐ひとときの夢散り残し季節は先にゆこうとしてる
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週末に 雨に打たれし 祭り場は 静寂の時 耐える店員
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春まつり終えれば街も工場も戻る寒さにふるえるもよし
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枝垂しだれては心静かに咲く花の行く末思ふ性分しょうぶん苦し
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「花びらがここまで来たよ!」子の髪を春一番がなでる夕暮れ
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「ねぇ聞いて」気軽に言えない日々だから歌をよすがの日々に語らい
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マンションが建つかと思えば自転車店マジかよ神様オレの為かよ
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乗馬テクさながら 犬にまたがりて 部屋中を駆け回りぬ赤児/動画
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報道も安いお茶パック未入荷もギリギリまでは待つ気を保つ
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葉桜に 新たな明日へ 導かれ 風にさらわれ 君にさよなら
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逢えぬ夜の微熱さやかに一つきり叶えと星へ歌う宵闇
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仰がれて 風に煽がれ 雨を受け 少し遠見の 桜の宴
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暖房がそっと準備をされている選挙会場散り桜舞い
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廃屋の荒れにし庭に水仙の栄華の名残り一隅を照らす
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土手の端の薄紫の群生のにら花の星一つ恋しき
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いささかに 「サザエさん」とは 違う世で 令和になりて 甚だしかり
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ぬか床の醸す温度は人肌に 如何に胡瓜の漬かり加減は
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まほろばの 階段の下 遺書遺す 「もう疲れた」と どこに消えたか
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明け方に キミの残した オリーブを 手掴みで食べる 気づかれぬよう
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知らないでモヤっと不安でいるよりも 学んでしっかり不安でいたい
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黒歴史 絶えなば絶えね はなばたけ ねあげうけふも はなやかれむ
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大好きな君の先生別園へ別れと出会い四度目の春
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春風になれたとしてもこの声は あたしのこの手はあなたの元へは
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