冬どりのタマネギ甘み格別のように英明さあ食べてみて
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三日月は はるか彼方を みつめたまま 振り向きもせず 慕う夕星ゆうづつ
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頷くよう しずりの雪が 落ちるとき 始まる予感 気流のうねり
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キッチンの小さな明かりで啜る時カップヌードル本領を出す
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粗大ゴミ置き場置かれた姿見に映る私に見覚えは無く
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また明日遊ぼうねって今日の日の終わりを惜しみ吾子とつなぐ手
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いつの日かとびにとられたコロッケよ二人笑って見上げた空よ
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感情は殺せないだろ大人でも吠えたい夜に見上げれば月
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青色のトラック星でラッピング 吾子あこよサンタは今年もたの
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少しだけゆっくり刻む玉葱も今夜のシチューは特別だから
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愛してる以上大好きいい歳の恋は仲良しだけで初恋
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句を歌を詠む暇さえもないほどの仲良し古希の初恋なんだ
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染みついた密かな陰を隠すよにイルミネーション輝き白く
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古希若くいつもおマヌケハプニング愛されたくて冗談なのに
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「うごいたね!」一歳にっこりママを見る キミももうすぐ兄ちゃんになる
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生きたいと願ったはずの牛たちが 死にたい僕のお皿の上に
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飛び出した地元がやけに懐かしく けど帰ってもあの頃にはもう
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土曜日はボッチでガストランチする 2人掛け席ひとりで楽しむ
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欲しいものやりたい事が多すぎて 頭の中が渋滞してる
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澄み切った空の季節よさようならオリオン西にかしいで淡く
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誰からのアンコールかな降る雪に桃の節句は白く染まって
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決まってる人生何周回っても いつも貴方は私のヒーロー
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「ただいま」に応える人がここにいることは奇跡と気付いたこの日
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パンジーはあち向きこち向き顔向けて噂している春の訪れ
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何となく 世界が色付いて見える 3月になっただけだというのに
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春風に乗って漂う風船よどこへ行くのかどこまでも行け
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春飛ばし いきなりの初夏 洗濯機 回しては干し 干しては回す
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ドーナツよ淋しくないかポッカリと まあるい穴があいているのに
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キミの嫁夢見た若き日ノートには キミの苗字と私の名前
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「何着てこう」出勤前に悩んでる 小さな事でもめっちゃ楽しい!
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