春うらら 春休みとも 重なりて 平和な日本 みな桜色
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見るものと  思ふこととを  なすことの  すべてを決むる  われにありけり
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冬去りて  世代交代  椿らは  赤き絨毯じゅうたん  地にかえりゆく
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人生に 勲章なんて 要らないよ 日々生きること それでいいんだ
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ただ晴れて ただ温もれて 風もなく この一日は 幸せだよね
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宇宙人のガイドブックの片隅に「美しいけど残念な星」
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インフルBという春休み 五日間家族の声で満たす喜び
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スギ終わりヒノキまでの隙突いて布団にうららな陽をたっぷりと /花粉はまだ続きます…
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蕾たつ夜半の薄紅つまむ指 触れちゃいけないものと知りつつ
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市役所は どこですかと問う 留学生 まっすぐな瞳に エールを送る
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水清き媼が捏ねし草もちに籠れし富士の霊気を食めり (忍野村)
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知らぬ間に 庭に黄色の 花が咲き 身近にあった これまた自然 ※ 連翹の花だと思います 
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うつむいた 心も顔は 上を向き モーツァルトの 確かな調べ
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ピュッと風くるの知っててまばたきを我慢するなどできるわけない
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花ながれ枝たゆたえば古の栄華ぞ散りぬ楼門の風
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菜の花は間近に見ればモンキチョウ花と虫とは親戚なのね
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エモき曲  春の夜長に  聴きおれば  理由わけなき涙  頬をつたいぬ
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雨の日は大根日和コトコトと雨色飴色じっくり待って
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良かったよえらい目に遭うとこだった災転じて何事も福
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空振りをイチローにならい頷いて描くイメージ明日の打席へ
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己の価値観もち込み秩序を軽んじる職場の若葉は伸び放題で
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どうしたら想いは短歌うたに届くのか消化不良の心と短歌と
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桜木にそぼ降る雨の染み入りて薄墨さえも春のはじかみ
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名前より長いあだ名をつけられて馴染めないまま忘れさられた
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くもり空 ねこたち今朝も おべっどさん ふたりなかよく きゅっとひっつき
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愛用のぬいぐるみくわえ我探し 見つけてほっぽり 我へと一直線 /愛すべき我が猫
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冬ごもり春日を待たずにけるを惜しと云はぬが華の枯人かれびと
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あなたへの届かぬ想いしまい込む朝の光に桜ちらちら
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愛憎も此処に至りて霞みけりふたりの旅はただ手を取りて
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白湯を飲みほっと息つくマグカップ雪の降らないこの街の白
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