真冬日の午後を脳活体操でアップデートは座位の姿勢で
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群れに酔い 失いかけた 現在地 ひとを見下し 刺すピンは赤
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親という げに忙しき 生き物は サンタを帰らせ 鬼招き入れる
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満月とともにやってくる 月のもの 呼んでないけど まだやってくる
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にゃおんという 呼び声ひとつ いとしくて なんでも叶えてやりたく思ふ
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寒すぎて ご不浄行くにも 上着着る 今日は立春 さあ後ひと月
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静電気私の指を刺しながら春はまだよと意地悪をする
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初詣豆まき恵方もスルーして福を避けてるわけではないが
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ニッコリと営業スマイル手を振って真顔に戻るサロンスタッフ
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「オレンジのスノームーンよ」出窓から夏目漱石的に伝えむ 
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掃除機の回転ブラシ巻き付けちゃ自虐いそしむ紐自縛趣味/いい加減しなさい
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この人にならさらわれてもいいかなと思えるような人はいなくて
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ふと浮かぶ歌をスマホに入力し思い出しては自分添削
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休学というドーピングに及ぶ友その筋肉量に負けている僕
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あまりにも大判ぶるゆえ混雑の一万一千(点)「東京アプリ」
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歳とともに目とスマホの距離遠ざかる 宇宙が膨張してるせいかな
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自販機のペットボトルが水筒に名前を変える午後の仕事場
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嘘つきの ぼくが願うのは ひとつだけ ただあなただけ、真実でいて
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ほんとうの 中に冗談をひとつまみ 実はわたしも、うそつきなんだ
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立春に 3月並みの 温度あり 暦通りに 春を感じた
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神様に背中を向けてでも君のことを見ていたい2月某日
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立春も 余寒が続き 予感欲す
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洋画煙草固いプリン君の声 掲揚されたエモに浸れば
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眠くない。強がるけれど、寝たくない。すれば悪夢が迫り来るから。
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もういいと言っても決して許さない外部は今日も華々しげだ
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乙女らがマスタング駆るエンドロールガラス越しにはいいオトコたち/折句
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キャラメルに銀歯もとより永久歯抜けて四十二回目の春
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いい話 それに感動する私 いい話よね いいに決まってる
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子と競うバレンタインは保険屋の営業チョコで余裕綽々
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玄関を開けると無限のリビングであの日のきみがお茶を飲んでる
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