山の端の ちっちゃな青空を めざして 雨を泳ぐよ くじら12 / ドライブBGM
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掃除機の手を止めじっと立ちつくす今この時刻原爆落つと
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トマト枯れ 空いたところに 半額の ヒョロきゅうり苗 植えたらすくすく
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盂蘭盆會の ご先祖たちは なに思う 帰るところが あれば嬉しい
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ピクリとも 動かぬ森の 木々たちの 沈黙の底に 流る水の
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魂の 入れ物ひとつ ぼんやりと  駅のベンチで 電車 見送り
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虫食いの あとは涙の かたちして くもり空にも 朝顔は咲く
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この夏も仕舞いの市民プールからふわり飛び立つシオカラトンボ
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あした咲く つぼみさがして 安堵する 半分いじょう かれてる朝顔
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隣家となりやの 煙突屋根の 三角の 影がとどけば 開く秋の戸
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ひりひりと波立っていく心なりほんの些細な出来事なれど
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雷光の度に強まる雨音を一人聞いてる音の無い部屋
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稲刈りの すすみ具合が あいさつの 田んぼの町の お通夜の席の
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露結ぶ 中秋の月 おぼろげに 絶えた虫の音 静かに包む
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錦繍を バックにわれを 撮るつまの 落ち着きのなさ 笑う十勝岳
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溶け残る角砂糖こそ甘かりし夜更けてそこに灯る思い出
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熱闘は 悔し涙に たそがれて 雪のにおいの 空を見上げる / 日ハム
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雪道の 峠のカーブ 右ゆけば トンネルあかく 我を吸うなり
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人びとは 縦横無尽に 行き交いて ひとりたたず 駅コンコース
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桜葉さくらば 一葉ひとはのこらず 落ち果てて 届かぬ手紙 どどと着くよに
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風邪の子に焼くオムレツの甘い香と休む仕事の後ろめたさと
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鳥渡る 諏訪湖の水辺賑わかせ冬を遊べや春帰るまで
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白壁の土蔵を覆う蔦紅葉きらめき揺るるそよ吹く風に
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積雪は 十九センチ きのうまでの 浮かれ気分は 静かに埋まる
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替えの効く生を受けても 代替のそいつは僕を詠えないだろ
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檜葉の枝杉の木の枝花屋にて並び始めて冬の訪れ
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寅の刻 感謝知らずの 血筋だと 夢に起こされ ぢっと耳澄ます
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大陸の 友と語りて笑いあう 小さき外交 祈りかさねて
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雪よりも一足先に白散らせ 月夜が照らす 八重の山茶花
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五平餅売らる茶店の灯も落ちて紅葉祭りも日暮れて終わる
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