いつもねむい いつだってねむい 今日もねむい 明日もねむいし明後日もねむい
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ごはん食べたら無茶苦茶ねむい ダメと知りつつ横になる
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金も名誉も私は要らぬ ただのんびりと暮らしたい
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母乗せて車椅子押す畑道 汗水流した母は無口で
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自転車で 立漕ぎすれば 2年半 意外と早く 願いは届く月までの距離は38万km自転車の時速17kmとして
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「元気なら」 何度も唱え 後ずさり 足の重さを 花が後押し 
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夜八時体育館を出たあとに夏のにおいがした気がしてさ
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誤嚥して 夢の中から 飛び起きる 微睡まどろむ今宵 スマホ片手に
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「もういいよ」 思い巡らす 贅沢さ まだまだ先が きっとあるはず
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お日様の匂いの吾子が鼻寄せて「ばあちゃんちょうちょの匂いがするわ」
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そのへんの言葉じゃサイズが合わなくて 裸の気持ちがくしゃみをひとつ
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死にたいと言ったあなたの手を握る  死なないでくれと告げる代わりに
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会いに行く 君に逢いに行く 愛してる?えっ? わからない…でも 君に逢いに行く
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肉体的な[返歌] 問題はなく こころの ストレスにさあ ビール2本を
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穴だと思うからいけないんだよポケットみたいに気楽にいこ
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帰る家 いつか「実家」になるその日 空き家になる日 更地になる日
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休学で同学年になった人「同い年だからタメ語でいいよ!」
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僕だけがまともで周りはおかしくて こんな世界を1人で耐える
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母親であるより前に私って1人の女で、だからごめんね
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手のひらで君の重さを確かめた だけどごめんねだけどごめんね
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がんばって君を産んだがまだ君は1人じゃ外で生きれないんだ
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温室で育った僕は温室で育った君と仲良くなれる
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キャッシュレス 当たり前になり いざとなり 現金払いに あせるやあせ
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何ゆえに生きてゆくのか悩む君ともかく人は生きるほかなし
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交差する直線は二度交わらぬ 平行よりも時に酸っぱく
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あの時が 最後だったと思い出す 未来が見えて だきしめる今
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オススメの明太おじゃがチーズ焼 写真に撮ってトトロがじゅるり
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七夕の演奏会が楽しみで来年会える確証は無い
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内定の報告出来ずに私っていつまで子どものままなんだろう
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年上で楽器が吹けて優しくてタレ目の人ってあんまり居ない
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