わだかまる。漢字の由来 知るにつけ 永い歴史の 人の魂
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ふと目にせし「フィンランド湾」が気になりてグーグルマップでヨットを数ふ
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空き家から売り家に変はるその庭のタンポポの花 降る雨に閉づ
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手際良く落ち葉すくひし老人の水車の音聞くひと日始まる
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桜に問う 如何して神は移り行き果てるもののみで現世を満たした?
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雨の日もレインコートで歩いたね ひたすら眠る老犬愛し
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「罰ゲームで塗られた黒い顔ならば 母さん綺麗に拭いてあげる」
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バナナにも背中とお腹があるのだと吾子に教わる春の朝食
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杖ついて駅迄の道風を浴び登校の子に追い越されつつ
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大切なものを失う涙などもう嫌パールは身に付けない
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猫の毛がいっぱい付いた黒リュックこの人きっと家じゃデレデレ/エスカレーターにて
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食いしばり痛み拡げるエネルギー他の何かに役立てたいよ
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常日頃発す言葉が人生を作り上げてく 吾「まっいいか」
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毒親を捨てた時から人生が動き始めた、やっと、やっとね
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闘病の親友ともからLINE「痛いよ」と ちょっとはわかってあげれてるかな
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もう遅い 出来てしまった首のしわ タオル枕に変えたところで
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風呂キャンにとって試練の夏が来た
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店先に焼き鯖並ぶ半夏生我が家は生姜たっぷりにして
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君の住む 街への仕事 甦る あの日の景色 良きも苦きも
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現実の 壁がいくつも 迫りきて 夢遠くなり うた詠めぬ日々
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君が来る ふるさとの夏 目前に 希望と不安 浅き眠りと
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嵐にも 距離にも負けず 君が来た そのことだけで 何もいらない
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むすめ来て嬉しいあまり夕飯にこさえたものを覚えていない
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午後7時 「暗くなった」と呟いた 鬱で休んで 無駄にした夏
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ババババン、ドーン、と上がれば戦争が仕掛けられても気付かぬ花火
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母知らぬあの子が私を呼びに来る心の底から子供になろう
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歩き出す 君の背中を 見送りて 私は今も ここに佇む
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時は過ぎ 巻き戻せぬと 腑に落つる 一人旅での 静かな夕べ
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小遣いをちょっぴりもらう程度なら母に手伝う事はしない
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晴天だ晴れたら出来ると待ちながらいざとなったらほとんど出来ない
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