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哀しみに刹那打たれて落丁の次第に増えし人生を生く
42
我もまた秋の味覚になりにけり 脚に実った野苺にムヒ
17
振り返る少女のそばに天使たち「遊びましょう」とダンスで誘う
32
獅子も追いつけぬ早さで過ぎる日々 私にだけ見えている春よ
11
どなたかが搾取されてのこの価格 身にかからねば気づく事なく
17
こんなにも積もっていたと時間差でわかる吹雪で見えてなかった
28
寒月のうら寂しげのそのままに今年はいかに凍てつく冬か
17
あと八日 今年はこれに懸けてきた 超楽しみでも 淋しくもあり
16
先人の 運んだ 丸太と岩の道 踏みしめてゆく 三輪山登拝
37
ぬばたまの 暗き心に あなたの手 そっと撫でると 勘違いする
15
誰を待つ 訳でもなくティーカップあり
葉洩
(
はも
)
れ日の散る 庭のテーブル
25
神秘なる満月のもと進む帰路一寸先はホワイトアウト/濃霧
29
筋肉をスクリューにする小舟たち区民プールの大うなばらに
17
紙やすりで 研がれるような 寂しさに みぞれざらざら 降り注ぐ音
26
たくさんの御守りぶらさげ 神様がいない世界は歩けねえってか
9
祈りには何の機能も無いけれど捨てられないからゴミにも出せない
13
似てるから 優しかったあの人たちに どうして動悸が そんな理由で
8
心身の反応があって辛いのね。 そうなんだけど。そうなんだけどね。
7
この世には何人か似てる人がいて 何回か取り乱す僕がいる
11
この電車 こんな時間に乗ってんの ウチらホンマは仲間かもしれん
8
地震にもクマにも負けぬなぜならば母を守る使命があるから
31
次々と 食べ物こぼす 子どもらに なす術もなく 茄子ひとかじり
26
安らわむ 硝子の月に 息をかけ 貝の小舟で 眠りの海へ
25
三十年住み慣れた家を後にする また新婚ね 小さなアパート
38
ほろ酔えば いつものきつさが 苦しくて 心のベルトを ニ穴
緩
(
ゆる
)
める
25
シクラメン 冬の寂しい 窓際に 鮮やかに咲く 赤さ強くて
23
湯気の立つ カウンターでの 一人鍋 ポン酢の香り 引き付けられて
25
全部そう 胃に入れちゃえば見ずに済む いつまでそんな感じでいるの
8
死ニタイナ嗚呼死ニタイナ死ニタイナ 死ネテイナイナ死ニタイノニナ /2025.07.13
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眠いのか、血圧/血糖下がったか 判らぬ程には寒くひもじい
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