我がことは 呪いの葉なり 古の 龍すら我を 畏れんやもやも
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これまではあなたに手渡しできたのに「書類はすべてpdfで」
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優良印たまごを前に思うこと丁寧な暮らしってなんだろう
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叶うなら ちぎって捨てたい かじりたい 吸っては吐いて 吐いては吸って
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年老いたいぬとならんで横になり声をきいてる ちゃんときこえる
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晴れた日に視線下げれば紫のハナニラ揺れる春を見付けた
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田んぼ町地主が巣食う土地ありき用水盗みて知らぬ存ぜぬ
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玉響の意識抗うやおら起き初蝶婀娜めく鱗粉撒きつつ
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三十九年二十四時間働いて安いジョギングシューズ買う
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出る杭は打たれると云ふこの邦で 芽を出すフキノトウの勇気や
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乾くのを 待ちながら見る 絵模様 思い出映す 懐かしき日々
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何倍も でかい水溜りも海に 勝つことできない 年功序列
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偶然に 拾った本を読み進む 終わりよ来るな 愛が生まれた
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美ら海と 優しい島人しまんちゅ 支えられ ナンクルナイサと 教えらし日
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僕がマ違えた乃はΚの世乖への 生まレ方だっタのだ卜思う
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嗚呼、友よ。苦難の終りを望むなら 呼んでくださいぼくもいくから
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中二の姪 自分変えると剣道部 今は優しき救命ナース
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うたかたの紙の体を燃やすのは詩を詠むためか、詩になるためか
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日暮れまで 土手でアカペラ君の歌 渇れた涙が溢れてきたよ
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土手の橋 対岸から行く君の方 イルミ観ながら飲んだチューハイ
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通過儀礼 そんなものはなくたって 認めてあげなよ 不肖の友なら
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朝のたび生まれ変われるとするならばわたしは今日は草木の香りに
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きみたちはなないろの種 列を成し未来をつめたランドセルがゆく
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テニスボールはっきゅうを追いかけすごす中学の師と肩を組む卒業の空
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パンと珈琲の香りが誘う猫の道ハイソな彼の秘密の隠れ家
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雷鳴と 共に激しい 雨が降る 春本番が 突然来たあ
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死に場所に船を選んだ人おもう 最期にうつる海の青さよ
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真夜中にいかづちとどろき起こされて稲妻走り真昼の如し
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死にたいと ポツリ呟く 少年の 悲しい目には 灰色世界
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ピリピリと 真面目な人が いるときは 私は逃げる 見えないように
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