未だ残る不安が滲む雨の夜は甘酸い梅酒に全て溶かして
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「さあ記憶なくせば無罪してあげる」そう言われたら何でもできる
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着実に進む浮足立たずさあ待望になれ青春になれ
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堂々と宣言していた君の夢 成否たづねることもあたわず /2025.02.02
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言葉放つ嘘では無くも半分は好印象欲し本音もありて
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落とし物 気付かずに去りゆく背中 「待って」のさき声も届かず
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オレンジをオレンヂと書く母のメモふわり漂う昭和のかほり
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あめのあさ ねこは ぽやんと ねぼけがお 横目に見つつ プリンを食べる
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表裏 裏の表のまた裏と 聞きたい事だけ耳をそばだ
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締切と 雑務に追われ ひと月が 過ぎて気づけば 花香る春
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雛壇の人形は 雨声うせいを聞きつ しづかに宴 氷雨ひさめの弥生
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せわしない令和の音に逆行す余白の多い音符の心地/ラジオから
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涙腺が弱まってるのもホルモンか「もぐらとずぼん」(←絵本)読んでウルウル
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ひさかたの 雨の予報の ひな祭り 月食阻む 雲し恨めし
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すれ違う人みなマスク 顔かくし心隠して己閉じ込め       
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赤黒く染むる満月 蝙蝠コウモリの飛び交ふ如し 皆既月食/生憎あいにくの雨天で残念ですが(^^:)
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イスラエル米と結びてハメイニを殺害したるコトの始まり
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サーモンを 宝石みたく 散りばめて 孫が微笑む バラちらしかな
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さ、寒い。冬は去ったと思ったらちょっと待ったと春のドカ雪
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咲き初めし辛夷こぶしふるえる春寒に園より流るひな祭りの歌
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食卓に ガラス細工の雛人形 ちらし寿司で 大人の雛まつり
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面を脱ぎ試合のあとに配られた薬缶のカルピス薄くて美味い
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学研の付録に焦がれた鍵っ子の夢はち切れるアパートの二階
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目で笑い心で暴言吐いているそんな大人にいつしかなった
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コートまとひ 凍て返る通勤路行かば 氷雨ひさめに打たるる散りし紅梅
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ラーメンを食む君のメガネが曇る 何なんだろうこのときめきは
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春なのか冬の残滓の中なのか三寒四温のVAR
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雨上がる 歯肉蠢く啓蟄に 「夢の中へ」と陽水聞ゆ
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左右(さう)の手で 包むがごとく 生姜湯(ゆ)を 惜しみつつ飲む 冴え返る午後
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スマホ繰る指先より伸びし糸 地球の裏の愚痴を手繰りて
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