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あと三日待てば採れそな茄子ありて特売の茄子じっと見てをり
51
根性論それでは済まぬ現実にたじろぎつつも文月は過ぐ
42
挽いてから半年経つガラムマサラの香り嗅ぐ 生活変わっちまったな
9
芋ロック パッションフルーツにぶっかけて粒粒ごと吸う一夏の恋
13
胸底の 黒いタールを みつめてる 白い世界へ 往く日のために
45
終戦を記念日と呼ぶあはれさを原爆二発うけたそののち
32
世間では枯れた花でも構わない咲かせた人が一人でもいる
24
うすら恋
流れる歌詞の
気の揺れに
まだこれほどはと
認めぬこころ
7
「頑張れ
!
」と届いた 話の終わりかけ 気づかぬふりする 乙女心よ
7
ふたつみつ ベルを見るたび 胸踊る ふいなつぶやき 共感の赤
8
熟考後 紙飛行機を えいと押す 送っちゃった!と はやまる鼓動
14
中学の アルバムの裏 先生の 戻りたくなる 角張った文字
7
盆の節 些細なことでも 信じたい あの子あの人が帰ってきたかも
9
はよおきた 喜んだ顔が焦りだす スマホの画面に
11
の文字
7
夏休み あれだけ待ちに待ったのに 後半になれば 友が恋しい
15
紙巻きの
咥
(
くわ
)
えタバコは夕暮れにぽつと灯せりノスタルジーを
45
アン・ミカが松居一代と重なりてハッピーラッキー呪文を唱えた
17
18
時半
(
ろくじはん
)
段々日暮が近くなるツクツクボーシと挽歌を歌う
41
切らさずに麦茶を沸かす今日もまたそれにつけても腹の立つこと
20
「LINEこれ…」思わぬ恋の進展に 息を殺して ひとり悶える
11
棲み分けが はじまる合図 新世界 天にとけてく ホルンの雄たけび
/
ドボルザーク
38
上の人に従うべきだと 諦めた それが私の反抗期終わり
12
ブラウスの白の眩しきOLは日傘の中に顔しかめ行く
30
炎天にミニひまわりは萎れ咲く輝き薄くも我が子と思う
27
月は秋 気温は四十 更新す 夏は終わらず 暮らしを工夫
24
8月の
31
日午後
8
時3等分の白桃1つ
42
アボカドの水耕の種変化無く夏の絵日記白きままなり
41
まっすぐな線路が敷いてあるように進んで行こう花も咲いてる
19
今日を終え 空っぽになった 教室に 喧騒ぬぐう 秋風が吹く
25
惚れそうに なるのを止める 臆病で 失恋すらも 出来ぬ身だから
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