生活の 心の動き 切り取って 語数を揃え 人を楽しむ
3
罪深き 浮世の業を 嘆いても 君は気づかず 罪に溺れる
3
良心の 呵責は嘘に 包まれて 慣れてしまえば 罪も友達
3
できること できないことを 相談し 納得のいく 答えを見つけ
3
勝曰く 百パーセントの 敵もなく 百パーセントの 味方もいない
3
目薬を 綿棒ケースに 入れといて 順番決めて 間違わぬよう
3
「持ってない! やってないから、持ってない!」口にしてから気付く川柳(学べ宿題キャンセル界隈)
3
AIに「MBTIどれっぽい?」尋ねてみたらば「絶対にP」
3
AIを 使っていると 思うから 天気予報が 外れて勝利
3
日本が 輸入に頼る 体質を 止めない限り ホルムズ海峡
3
虚業より 菅原文太 転身し 畑耕す 家庭菜園
3
気味悪い 罪の泥沼 渡り船 下を覗けば 呑み込まれそう
3
舞い上がる紅葉が揺れる秋の風
3
いいことも 悪いことさえ 忘れられ 反省もなし 前頭葉ロス
3
何食わぬ 顔をしてまで 働けば 恥ずかしいやら 情けないやら
3
君を待つ駅でおぼする4五歩いつかの戦火で暖を取る冬
3
人間の五分の三を過ぎたなら希死と疲労の区別がつくか?
3
七音はよんおん 五音はさんおん 短歌はさんおん いっぱいめんどう いっぱいすき
3
怖いくらい眩い世界に戻ってもエントロピーは減ってくれない
3
霧雨の しとしと街で 待ちぼうけ この恋は湿気た マッチ棒か
3
自転軸を君のピルエットに定めます 23・4度を0度に
3
殺し屋です、孤高のプロです、踊れます。そんな俺たち、スペシャルズな5人。
3
屋上の 展望鏡は 遠くより 住んでた家を 探すモノです
3
久しぶり スカートを履く キミを見た まだ五分咲きの 風の強い日
3
旅先で意気投合のあの人と一夜の恋が今プロポーズ
3
車窓には鶯谷のホテルネオン 次は大宮 雪深き地へ
3
書店での逢瀬重ねる春の夜 新潮文庫の天はギザギザ
3
面倒を見ると言っていたのにね、水草揺れる金魚なき鉢
3
このハゲと 執ねく秘書を いたぶりし人 返り咲く ほとぼりさめて
3
平日の 午前十時 駅近は さえずり靴音 子等の歓声
3