嫌われてもひどい名前でも白く可憐な花の屁糞葛ヘクソカヅラ
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かなしいな 短歌づくりに没頭し 電車のりこし多摩川を越す
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あまがえる白き腹みせ窓登る 歯磨きの手をとめて観察
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フォロワーになってくれる人が見つかると心の種が芽吹く気がする
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かなしいな 短歌づくりに気をとられ お肌の手入れちょっとおこたる
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鰯雲いわしぐもうまれつづける波のよう夕陽をあびて明日につながる
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社会人・女どちらかを辞めたい「ストッキング 意味」の検索履歴
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この夏を乗り越えられたのはたぶんあなたのおかげ Nクールしまう
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金使い荒い女だ私って 痩せて太ってまた服を買う
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恐るべきクエチアピンの副作用 豚の飼育のように太らす
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欠ける月 いとしい人よ いまもまだ たったひとりでいるのだろうか
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ちょうど良い気温にやる気の満ちてきて 掃除はかどり充ちた休日
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爽やかな朝の光が差し込んだカウンターにて食むエッグマフィン
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副作用?食欲の秋?どっちかな? この浮き輪肉どうしましょうか
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身体中痛くて痛くて泣きたい日 誰かに頼り甘えたい日
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虫の音のほかにはなにもない夜だ 目を閉じわれも浸されてゆく
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まあ嬉し!ちま猫ちゃんがなめてくれたら痛いの痛いの飛んでっちゃうね💕😺
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バスに揺られ外を見ていると何モノかが迫り上がって来て気持ちを塞ぐ
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さぁ行こう 心を紡ぐ 物語 みんなと進む この物語
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納豆を安く買えたと喜べばタレとからしが付いてなかった
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向かい合う蟷螂かまきり二匹薪の上 秋の日差しは淡くやさしい
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叶わない願いというのもあるんだと納得しながら絶望する夜
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目覚めると傾いている写真立て 慌てて写真に戻ったみたいに
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秋風にプラごみひとつ転がりぬコロコロコロリ物悲しさよ
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夫との夜の散歩を再開す 稲刈りあとの風に吹かれて
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たはむれに吾を背負ひし四十吾子ひとり身残こし母老い逝けん
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家と家細い隙間になお細い三日月浮かぶ僕の街角
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姉に手をひかれ初登園父なき子にしなくてよかった愛しきかの日
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白黒で はっきりさせないこともまた 美しさかも 百鼠色
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スパゲティを巻く 色んなものが一緒になって 仲良しになればいい
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