恐竜の 絶滅みたい セミの声 花野はなのに息吹く 虫たちを聴く
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アジサイが まだ青々と 咲いている チクチクするよな 酸性の土
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血の海に 子を落としたる えんありか サンゴ草咲く 海原に立ち 
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朝夕に飯を求める野良猫のために生きてる健康的に
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魂の 傷がその人 たらしめて そこはかとなく 悲の彼岸花
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愛用の お花鋏も 四十年 いちども研がず チカラワザで切る
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各各かくかくの 流儀にそいし 雪國の 仕舞いはすすむ さいごの竜胆りんどう
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とどめさす 淋しい心の 急所とは。 人にはおわす のど仏なる
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いわし雲うろこ雲とか昔日の人々海を愛していたね
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目覚めれば べつの天地が あらわれて 靴をはきかえ あさの白銀 / 立冬
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歩きつかれ 夢中に寄りそう 人のいて 無理きかぬ脚と そっとなで説く
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雪景色 から車にて 参時間 つち黒ぐろと オホーツクの丘
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透過した 下弦の月が はらはらと 風花をよぶ もはや根雪と
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感情は殺せないだろ大人でも吠えたい夜に見上げれば月
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祖父祖母の昔語りをしんと聞く時の彼方は夢幻のようで
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寒さ増し川原に集う野鳥にもヒタヒタ寄せるインフレの波
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冬空も 春へ変わりゆく オリオン 東から徐々に 南へ移り
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小さめの手提げ片手に 一枚のはだかの紙幣持ち コンビニへ
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冬空にスノームーンは冴え冴えと凍土に咲くはスノードロップ
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紅梅と白梅咲くや公園に春を探しに車椅子行く
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わだかまる。漢字の由来 知るにつけ 永い歴史の 人の魂
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ふと目にせし「フィンランド湾」が気になりてグーグルマップでヨットを数ふ
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くるくると渦を巻き巻き咲き誇るラナンキュラスは心の深部
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空き家から売り家に変はるその庭のタンポポの花 降る雨に閉づ
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手際良く落ち葉すくひし老人の水車の音聞くひと日始まる
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子の歩む速度で木々のを行けば卯月の枝にはや蝉の殻
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東屋あずまやに雨け入れば眼前に角度変はりてうみの広がる
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学校に少しは慣れたか一年生タンポポ色の帽子駆け往く
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バナナにも背中とお腹があるのだと吾子に教わる春の朝食
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春雨に濡れ滴って青合羽我も一つの小川となりて
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