けつなあな けつあな確定かくてい けつなあな けつあな確定かくてい けつあな確定かくてい
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塗り箸を 紙ナプキンで 拭いてから 使う俺見て 一瞬止まる
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ごろごろと 光る雷 ゴロゴロと だんだんキミは 俺に近づく
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私の一張羅をケバいって言ったあいつは理屈が好きなのに
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カフェオレとカフェラテの違いを調べて改めてラテ派を称する
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「中性脂肪五百越えたら治療」だと主治医の引いたラインの現実リアル
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古巣より 飛び立ちゆける 燕尾へと 踵返して さよならまたいつか
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陽を知らぬ 闇の底にて 息ひそめ 明るい未来の 道を掘りゆく お題「もぐら」
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マスクって瞳を光らす魔法だね歯ずかしいからタオルを掛けて
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枯れ花を残して咲いたユリの木は勢い勝り緑と白に
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人生の大逆転はクレシェンド実はとっくに始まっている
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日がなぱたぱたぱた水の落ちる音いつかひとつの大曲となる
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おきざりの夏蝶ばかりわれをおき帷子色の屍ひしめかせたり
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つまらないおとなになったあの時のかえらぬ傷が疼くのだった
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ブランコが高く上がれば上がるほど 美しくなる 重力の虹
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キャトルミューテーションを指示せし宇宙船内に呻きて置かるトランプの脳
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一歳半 床に突っ伏し駄々こねて 小さな神様 にんげんになる
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女子会で 今の子みんな美形だと 昭和の普通が口々に言ふ
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北海道に新婚旅行夢見てた妻とハワイも今は難病
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ゆるるりと昭和漂う喫茶店 同じ匂いの友と語らふ
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幼き日姉弟こどもが登った桜の木 伐採前に最後の開花
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車窓には 田んぼの緑 果てしなく 来世をさがす 旅のはじまり
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暑いのに 冷たさに負け 五臓六腑 ゆっくりじんわり しみるポタージュ
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夏木立 陰のみどりは 黒ぐろと 海を思わす 深い深い海
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浄土にも セミの時雨しぐれは あるかしら つんざくような エンドレスコール
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恐竜の 絶滅みたい セミの声 花野はなのに息吹く 虫たちを聴く
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アジサイが まだ青々と 咲いている チクチクするよな 酸性の土
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無花果いちじくのほのかに甘い風香る 無花果の木の小さな木陰
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血の海に 子を落としたる えんありか サンゴ草咲く 海原に立ち 
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朝夕に飯を求める野良猫のために生きてる健康的に
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