美しい夕暮れの空グラデーション青と紫しばし見惚れる
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色のない景色の向こうに繰り出せば花々の色やたら眩しく
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咲きかけの桜も二度寝する春の吹雪冷たく車を叩く/今朝の気温零度
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雨に濡れ一つ二つと落ちる花 庭はもうすぐピンクの絨毯じゅうたん
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合鍵を百本作り鳩百羽と飛ばすね どこ行ったのあなた
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彩りが 日に日に増える 卯月末 足りなくなった 春色絵の具
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埋まらない孤独の穴さえ愛おしい今のわたしは一人で二つ
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あの人の事掘り起こす考古学鞄の底に眠るクッキー
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切り取り線あなたを安心させるため語尾の「?」を鋏で落とす
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草むしる手を止め見上ぐ空高く飛行機雲が西へと向かう
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何光年どれだけ遠く離れても足首掴む生まれの引力
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植物がこときれるその瞬間に 気付く誰かは いるのだろうか
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オレンジのバックライトに照らされた独自フォントの「8」つるつるの
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生活に流され枯れた一輪を集めて作った罪の花束
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あの人が密かに植えたチューリップ寄り添う様に赤、黄色
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おひとりのフードコートで食べ終えたスプーン見つめ時間を止める
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早苗田の空に飛行機ひとすじの雲を引きつつ雲間に入りぬ
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朝凪に 鳥らの声しか 聞こえない 世界にただ 一人の私
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雷鳴が 曇天の空 轟きて 燕も我も 軒にて宿り
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あずまへと 暗雲あんうん流る いぬこく 西よりずる 群青のそら
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パスケース 貴女の笑顔を 意識して お土産屋での 幸せな時
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水無月の 朔日ついたちに ストーブ点火 葉陰の濃さに 逡巡しつつ
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つつがない 日々の暮らしの 後を追う 「不幸」と言う名の 無情な悪魔
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女々しくも 願ひが一つ 叶うなら 今一度 今一時 逢いたひ
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登りきれば そこが楽園 かといえば わからぬままに 必死に登る
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二郎ラーメン ストロングゼロで流し込む 下人の行方は誰も知らない
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富士サファリパークの地下に棲む「それ」は 丑三つ時にご覧いただけます
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実家では禁止されてた黒魔術を下宿先では日に7度撃つ
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5歳児にTOEICで負けたあの日から 毎日欠かさず虎を狩ってます
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梅雨空に 古疵痛み 年齢とし思ひ 慌てて布団に ダイブする我
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