疲れたら 誰かに頼ってしまいましょ ロイヤルミルクティーの芳香
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フェイクありエログロもありひかりありプラットフォーム資本主義の世
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はつ雪のふりだしさうな空色の子の上靴の粘土をあらふ
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泡沫や 書を捨てたれど町に出ず ネットにあそぶ老爺となりぬ
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人生に無駄なことなどないのですピンチ乗り切る即興短歌
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雪原に 北風吹いて粉雪は かけゆく てつなぎ鬼のごと
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サーモンの旨みと シャリの酸っぱみと 醤油の香り 好きな寿司ネタ
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若人よ塀の外だけ暴れませそんな人こそ未来を担う
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ゴルフとか 楽器にキャンプ、 釣り、写生  いざ踏み出せぬは 時と金成
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テーピングした手で笑うオオカミを信じた子ヤギみな戦場へ
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未来より今の自分を保全する いつの間にやら陥る老醜
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ドアを押す音に何度も振り返る 丸テーブルを半分空けて
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この世とば幸せものはうらめしいつまらないとな思う我が身が
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曾孫ひいまごはバイバイと帰り行くママに抱かれてニコニコバイバイ
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一年振り実家で寝る布団にて寝ぼけたつもりで母の手をそっと握る
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お袋がコロッケを揚げる コロッケが嫌いと言えず死ぬのだろうな
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朝ぼらけ 空気凍み入る卯の刻に 布団の奥で五分を乞う身
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朝ぼらけ 空気凍み入る卯の刻に ふすまの奥で五分を乞う身
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獅子たるは 獅子の道行け 鬣を 笑顔に変えて 強者となれ
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神経質 否鈍感? 揶揄われ 体罰受けて 吾生きており
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嘘をつく 上手に嘘を つきたれば 百の方便 駆逐さりけり
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傷を負い 横にそれつつ ひん曲がり 貴方がありて 吾も生きたる
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日が少し 長くなっても まだ冬を 感じるだけで 春はまだまだ
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冷え机 夏に恋しき 冷たさよ
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指し示す アプリの針は 南南東
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そぞろの神に 誘われて 道を行く 我に返るなり 身ぐるみ剥がされ
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雪の足跡静かに晩冬の日介護ベッドレンタル解約
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雪むろに籠るごとじっと静寂に身を任せつつ 君と居る時間(とき)
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甘言に迷わされずに一票を思うが誰がなっても一緒
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しばってる ひとたちみんな しばってる しばられている ひとたちのこころ
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