心地よい 眠りに就きたい けれどもね… 君との時間が 楽しすぎて
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売り物にならぬ言葉を撒き歩く、インターネット無人街より。
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いつからかドアがきしんで声を出す度に知らせる家族の帰りを
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咲く花も 美しいけど 風に舞う 花の姿は 薄紅の雪
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恋なんて 交通事故の ようなもの そのトラウマに 苦しみ続ける
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心とは たぶんガラスで 出来ていた 砕け散って 元に戻らない
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自転車で 立漕ぎすれば 2年半 意外と早く 願いは届く月までの距離は38万km自転車の時速17kmとして
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心とか 意識とかって 自分なのに 何故なぜコントロール 出来ないのだろう?
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嘘でいい 僕を好きだと 言ってくれ 君の応えは 「大好き」だった
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優先席二回も譲られ改めて鏡で見たら ああ、やっぱりか
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食事終え今日はゆっくり茶が飲める ちょっと雑だが息子が皿洗う
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しくじった!収穫一日待ったのに 庭は一面ビワの食べかす
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歩いたよ!ラインが届く祖父祖母ジジババに よーし、決まった今度のみやげ
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トリミング 毛まみれ奮闘三十分 犬はスッキリ近づく夏に
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愛犬は涼しい部屋で昼寝する 私はしのぐ扇風機の前
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祖父祖母じじばばはスマホに釘付けそれぞれに 確かに見たよ!はじめの一歩
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暑い日に涼んだ木の下懐かしく 桜は切られて残る切り株
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保育園 階段ハイハイ登りきり「お兄ちゃん、いた!」笑顔の一歳
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思春期の 中学68年生 卒業試験に苦戦しており
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あなたが去年の二月で泣いている 私の傷を手当してよ
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ひとりで床のシミになる未来に メーデー 愛を教えてください
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老親を施設に入れる日近づいて鬼になるからと言い泣く彼女
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背の高い選手がクロスに打ち込めばリベロが飛び込むネーションズリーグ
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まっすぐに空に伸びゆくベクトルを感じさせ立つ欅の大樹
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祖国なし 埃及出自浅黒き橄欖樹へ暗紅の實はふふらまず
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洗礼名ヨハン・シュトラウス ドナウは昏く靑きゆゑにうつくし
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朝餐ののちは死化粧 鏡臺へ姉妹の十姉妹が嫌に悲しき
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田園交響樂さびて明るしいもうとは家系図譜へと贖 は る
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暑気払い喉ごしつるりと夏の蕎麦やっぱり蕎麦湯はいただくこととす
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「兵器には自由があってころしてくれるぼくたちの敵に 自由は?」
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