会いたさに 目覚める時刻 早過ぎて 濃い藍色の 夜は明けゆく
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校庭に 明るいきみどり色の筆   樹々を描いて 飛ぶ野良インコ
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艶やかな光を放つ真鍮しんちゅうふちを見つめる滑らかな色
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ソンナコトナイヨ を多めに持参して 思春期の父のご機嫌直し
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放課後の 声がきこえる 夕涼み タイム・スリップ 夏至の夕暮れ
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降りてきて あちらは今は こうなってて もう行かなくちゃと 云ったらしい
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この一瞬ときは ソーダのごとく 泡となり 人は記憶を 組み立てている
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窓を打つ 雨音強く 響く夜は 墨の香りが 心に響く
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優しさに 触れた心は 強くなり 温もりだけを 散りばめてゆく
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15年 100円だった 思い出の味 200円でも 幸せなキャベツ
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いつもなら残業優先業務過多今日はダッシュで孫の待つ家
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ポケモンと寝たい僕を止めるのは起動すらもさせない睡魔
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我々はバスに乗りたるアルマジロ座席の上に丸まりて眠る
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夜も更けて独り寝ころび想うことあなたが何処かで息をしている
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車窓より宇治川は常に轟々と都の果てに人を飲み込む
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結婚が上がりのマスを解雇されチュール片手に家路急いだ
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邪魔っけな角生やしてる強き鹿 強き女のハイヒール履く
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ここからは幕は閉じたり観る人も観られる人もそれぞれに行く
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ダンシングヒーロー踊る子らがいて櫓太鼓やぐらだいこはロックを刻む
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君と僕。ホウレン草のおひたしがこれほどうまい幸せにいる
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雨の中一つの傘の下にいて外側にカバン持てば良かった
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朝起きて ポケモンスリープ 起動して カビゴンの寝顔 誘われ眠る
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2年ぶり2日ふつか酔いだよ徒歩2分外呑み愉しシルバー2人ふうふ
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無くなれば 満たしてくれた おやつ缶 空っぽにして まだかな と待つ
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戦争を知る祖父が言う 麻雀で平和ピンフは最も基本の役と
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夏雲のような埃を食べたまま掃除機だけはあの日のままで
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夏にしか食べない雪見だいふくを分けあう夏の青春たちよ
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ふとんしかない部屋だからわたくしと壁と枕と川の字で寝る
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優しさがだんだん小さくなることを どうして大人になると呼ぶのか
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「暑いから」で蒸発させていい理由になるか わたしの涙を返せ
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