雲一つない星空を駆け抜ける夜汽車は走る色を捨て去る
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あの頬に涙が似合ったそれでいて弛まぬばかりの未来があった
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「バス来たよ、気を付けてね」を疑いも確かめもせず 雨の日だから
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近所じゅう田植えで忙しこの時期は納税通知をひたすら処理す/五月は税の季節
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溢れそうな雪解け水を眺めてたつい最近の日々遠くなる初夏
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おひとりのフードコートで食べ終えたスプーン見つめ時間を止める
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乗り越えるそこにいるのは私だけ 自分で自分の背中を押すんだ
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「一」足して「辛い」気持ちが「幸せ」に 「一」欠片を探し旅する人生
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メンタルはアップできずにダウンのみ こんな美しい春というのに
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心病やまい持つ君と話ができたなら 願いつ今日も眠りに落ちる
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「あと千歩」まだ歩こうとする父の残りの数を僕も数える
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明日こそポジティブ短歌詠いたい 灯りを消しておやすみなさい/もう明日でした❢
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ポロポロと涙が落ちる彼女には 言葉はいらないただ抱きしめる
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不成就日避けて先行抽選に賭ける日曜当たって欲しい
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振り返るハードモードの先週の日々小休止してまた明日から
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低気圧来ても去ってもやって来るもう何十年の頭痛歴かな
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不器用な僕は恋文のかわりに、真っ赤なアンスリウムを君に。
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馴染めずにはみ出していく人生のそのどこまでが個性だったか
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西の果てゆけば天竺あるごとく東に在るとは聞けり、日高屋
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寄り添いし福祉のプロの尊さを知る美談だけでは纏められねど
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夕張のメロンみたいな百合の花見てまた思う夏まで生きなきゃ
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コガネムシコンサルタントコバンザメコピーライターコメンテーター
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遠ざかる あの日あの道 あの時よ 別れを告げて 走り出す今
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夏空に 君が想うは僕じゃない その現実が内部を冷やす
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雨粒が 線に変わりて 我 叩く 振り向く先に 白衣観音
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思春期のおでこをそっと撫でる夜 バレたらやばいがやめられぬ母
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住み慣れた 家の階段 踏み外す 初めて落ちた…老いの始まり😒
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足袋履いて 機械担いで 急斜面 今年は手を突く…老いの始まり😓
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家を決め 分かれし道を 進みゆく かの人も今 何をか思ふ
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庭先に 迷子の蛍 舞ふ夜更け 逢ひに来たかと 亡き妻思ふ
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