肋間に貼りしホカロン寝てる間に腰をも癒しルンバのごとく
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僕だけのブラックホール なにもかも君に想えて全て無に帰す 
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忘れまいテレビの中の惨状にただふるえてたあの日の朝を
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「愛(かな)し」とは「悲し」に似ててわが胸に一匹の鬼棲ませてやまず
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このGはGoogleのGなんだってひとつかしこくなったとキミは
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二十歳なる光の殻を脱ぎ捨ててゆく背なまぶし 息子(むこ)に幸あれ
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母さんも昔は子どもだったからうざいと思う気持ちもわかる
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トイレ行き夜具り直後に大地震幼時の記憶鮮明にあり/阪神・淡路大震災
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スマホから指を離してひらがなの「やすみ」を飲み干す土曜のひかり
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幾たびも神戸に行きしボランティアやはり要るなと携帯電話けいたいを買う/亡夫
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怪獣が玩具手にして振り回すように感じた震災の朝
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レミちゃんの 牛トマレシピ 初体験 加えていこう 我が家の味に
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追悼の 灯をもらう時 走りゆく 同じ痛みに 言葉こそなく
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孫たちよ 子らには悪いが 孫たちよ 愛しさだけを 上書き保存
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さへづりぬメジロ 窓辺に座りをり そばだてる猫 冬のラプソディー
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くそくらえ 配慮親切思いやり 当たり前さえあればいいんだ
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早朝の ダイヤの乱れに 涙する 神の朝日ダイヤの 乱れを思えば
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炬燵出し 籠に蜜柑 皮を剝く 当たりと願う 冬、山茶花
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中指の露出狂 意味も知らないで なんだかんだで生命が好き
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今までの 頑張ったこと 勉強の 成果がついに みんな頑張れ
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混む屯所とんしょ 同志達の 血の匂い ただよ最中さなか 己はもらす
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これを機に反省しなさい したいですするつもりです けれど抜けてく
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桜を見ることができる権利を七千万飛んで七円で売ってる火星
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朝と夜 信号を待つ 猫がいる あいつは昼も そこにいるのか
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貶されて 虐められても 仕方なし 修行の道は きつく厳しい
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学年で 一位のはずなのに わからない 僕の気持ちも 君の気持ちも
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寒い部屋電気毛布の温もりに一人でくるまる冬の夜
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今日もまた 当たり前のように ポストに届く  亡き夫宛 ダイレクトメール
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ダメだって 風邪か感染るよ 絶対に いいのいいのと 横に寝るキミ
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いとけなき 手に雪のごと 飯こぼし 笑みて見上ぐる 春の昼かな
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