あと三日待てば採れそな茄子ありて特売の茄子じっと見てをり
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根性論それでは済まぬ現実にたじろぎつつも文月は過ぐ
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挽いてから半年経つガラムマサラの香り嗅ぐ 生活変わっちまったな
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芋ロック パッションフルーツにぶっかけて粒粒ごと吸う一夏の恋
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胸底の 黒いタールを みつめてる 白い世界へ 往く日のために
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終戦を記念日と呼ぶあはれさを原爆二発うけたそののち
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世間では枯れた花でも構わない咲かせた人が一人でもいる
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うすら恋 流れる歌詞の 気の揺れに まだこれほどはと 認めぬこころ
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「頑張れ!」と届いた 話の終わりかけ 気づかぬふりする 乙女心よ
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ふたつみつ ベルを見るたび 胸踊る ふいなつぶやき 共感の赤
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熟考後  紙飛行機を えいと押す  送っちゃった!と  はやまる鼓動
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中学の アルバムの裏 先生の 戻りたくなる 角張った文字
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盆の節 些細なことでも 信じたい あの子あの人が帰ってきたかも
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はよおきた 喜んだ顔が焦りだす スマホの画面に 11の文字
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夏休み あれだけ待ちに待ったのに 後半になれば 友が恋しい
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紙巻きのくわえタバコは夕暮れにぽつと灯せりノスタルジーを
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アン・ミカが松居一代と重なりてハッピーラッキー呪文を唱えた
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18時半ろくじはん段々日暮が近くなるツクツクボーシと挽歌を歌う
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切らさずに麦茶を沸かす今日もまたそれにつけても腹の立つこと
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「LINEこれ…」思わぬ恋の進展に 息を殺して ひとり悶える
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棲み分けが はじまる合図 新世界 天にとけてく ホルンの雄たけび / ドボルザーク
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上の人に従うべきだと 諦めた それが私の反抗期終わり
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ブラウスの白の眩しきOLは日傘の中に顔しかめ行く
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炎天にミニひまわりは萎れ咲く輝き薄くも我が子と思う
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月は秋 気温は四十 更新す 夏は終わらず 暮らしを工夫
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8月の31日午後時3等分の白桃1つ
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アボカドの水耕の種変化無く夏の絵日記白きままなり
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まっすぐな線路が敷いてあるように進んで行こう花も咲いてる
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今日を終え 空っぽになった 教室に 喧騒ぬぐう 秋風が吹く
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惚れそうに なるのを止める 臆病で 失恋すらも 出来ぬ身だから
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