各停に揺られまどろむ帰り道 陽の沁む瞼のだいだい色よ
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銭湯で友と使いし石鹸の減りが嬉しい夏の夜かな
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木槿咲く庭に出ずれば陽に光りトンボ舞い来て庭石に降り
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帰り来し子等と連れ立ち盆の朝花や水持ち墓前に集う
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反戦と平和に みんなが飽きるのを リニューアルした 戦前が待つ
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あぁ行きたい 流れるプールに 海水浴 お風呂掃除が 分相応
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玄関の日々草にちにちそうの白さやか呼び込む風の秋のひとさじ
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夕散歩うれしい犬に負けぬほど嬉しい顔で先を走る子
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風力の白の巨大なプロペラは誰より早く季節にさわる
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パッと見はコミュニケーションできるふうなれど氷河をあるくわれなり
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君がためテクノロジーに背を向けて今朝も落ちゆく高台の雫
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目の前を日焼けした子が駆けてゆく慌てなくても夏はあるわよ
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姉さんに 褒められスルーす 弟は 同じコーデで また出掛け
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それぞれの 朝を迎えて 支度をし ベルで着席している不思議
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おっちゃんの こってりラーメン大盛りに ニンニクマシマシ 失恋の味
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いつまでも続いて欲しい信号が 変わって私今交差点
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人力車 発明したの日本ですと知った時の納得感よ
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AIが「風呂無理せず」と言うならば そうしてしまう自分がコワイ
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スイーツを見た時・猫に会った時。どうして同じ表情かおになるんだろ
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床に落つ白髪一本つまみ上げ抱きしめましょう我の人生
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月光夜どうしようもなく秋の風あしたは桃を買ってきましょう
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君の名をよぶとき息を整えはじめてる、さがさないでください。
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寝ころんで時計ながめる 11 時…2時…3時… あれ?、何してるんだろ
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二十二時以降返信いたしません わたしを守ると決めた静寂
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草は伸び 虫も飛び交う 猛暑日も 進化か淘汰か 我ら人類
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夕焼けの 沁みた空気の 手触りと 色と香りは 時間を止める
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人生で 妄想時間 控除せば 有効稼働 いかほどか
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懐かしい匂いと声に乱されて 危うく君を引き止めかけた
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朱が夜に 染まる境は ビル群の狭間 ちょうど僕の真上に
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読ナみゾ方機さ能え も縦知中ら横なをか使っいたたのい
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