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立春の 陽射し嬉しく 雛壇を 組み立てながら 祖母に感謝す
31
「ポンコツね」なんて言ったら落ち込むわ「あんぽんたん」って言ってあげなきゃ
18
幾重
(
いくえ
)
にも、巻きて開かぬ
内
(
うち
)
の花 春立つ今朝は 意地を捨て解かむ
24
麗らかな光の空にツツピィと
四十雀
(
シジュウカラ
)
かな春を告ぐるは /立春
30
公園の南天の実はおおかたに喰い尽くされて立春迎ふ
33
万華鏡 桃色柄は恋の筒かさり乱れて目くるめく酔ひ
19
煮込み鍋湯気がゆっくりわたくしを人へと戻すボディバッテリー5
25
春立つ日きまりのような陽射し受けごみ収集車は給油を受ける
31
かさね着の万葉・古今のかたわらにニュートン・オイラー置かるも愉し
16
生更木の 凍てつく大地に麦踏みの ザクザクの音春近づきぬ
24
三層の劇中劇を観るような半覚醒の悩ましき朝
22
列を
作
(
な
)
す 灯籠の
赫
(
あか
)
き
燈火
(
ともしび
)
古き和風のイルミネーション
23
世界ごと買える気がするAmazonで 短歌の本を探す指先
17
温度計プラスをさして立春の辻立ちよりもはやい旗振り
19
徴兵制復活しても私には資格ないだろうちてしやまむ
16
おかあちゃん ぽんぽんいたいの だいじょうぶ あっためたげる ちょっとはましかニャ
24
退職の日は近づきて 吾の中に 被害者という 鬼が目を出す
27
体操のお兄さんの如キッチリとラジオ体操する
ASD
(
アスペ
)
の彼
25
生命
(
いのち
)
とは熱きものにてたらちねの母子はわれを父親にせし
20
不機嫌に睨んたような顔になる それは良くない老いひし
輩
(
ともがら
)
23
ぬか床を久かたぶりに掘り返し 胡瓜と蕪を埋めて春待つ
30
公園の出口
燻
(
くゆ
)
らす
屯
(
たむろ
)
の巣 通り迂回しお巡りさんへ (①・何かあってからでは遅いので
🫡
)
13
劣等生 大体皆に 追いつけず 少しだった差 今では広がり
11
左手が
疼
(
うず
)
くと息子厨二病 オレも疼くぜ
四十二
(
しじゅうに
)
病さ
10
愛おしい貴方に揺られ迷うチョコ波と波とが綾なし
蕩
(
とろ
)
け
20
「
O
(
マル
)
X
(
バツ
)
」は日本の心まるっとな月夜に掲げよ答案用紙 (世界的には「
O
(
マル
)
ではなく「チェックマーク」)
13
この世界 なくなれば良い そう思う 自分が嫌い 心が痛い
13
ひよどりは声高高と飛び上がり凍れる空に朝の月見ゆ
21
自分とは 自問自答し 知りたがる 返る答えは 何も無い
13
皇子
(
おうじ
)
とて農夫になりきり詠ふ妙「
仮庵
(
かりほ
)
の
庵
(
いほ
)
」は稀なのかしら (天智天皇・もとは「詠み人しらず」の歌だったとか)
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