脅したり 大声出して 威圧する 軍隊みたい 相手は子供
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支配とか 強制とかは 人権が 一番嫌う 悪質なもの
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意識なく 独りベッドに 横たわる 死を前にして 何を思うか
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日本では 他人とは違う 選択を すればするほど 気味悪がられ
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縁取りも 見本の色も 気にもせず ただただ好きに ぬる子を見てる
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あの頃は大人になったつもりでさ「この人じゃなきゃ」とか思ってさ
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泥被り支えてくれし我が土方ともよ逝き恥さらす己を許せ
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明日にも花が咲くから見届けて貴方が魅せた桜みたいに
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春彼岸実家に帰り墓参り桜は咲かぬが牡丹ぼたもちいただく
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ウメジロー 枝から枝へ 蜜の味 梅の香こぼれ 春はすぐそこ
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三毛猫の人形が僕を見つめてる 僕も悪いと思ってはいる
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雨雲は埃でできているらしいとまじめな顔で告げる弟
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無垢なまま過ごした日々はもう遠く大人になれないめだかの学校
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高機能紫外線加熱調理器具 ターンテーブルの上にいます
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何となくそこが海だというだけで 肋骨が開く心持ちする
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あなたには龍の雲ありしたたかに雨落とす影白々と立ち
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巨大なるクマバチまん羽音はおとして窓うなるただただ恐ろしく
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だいだいの絵の具搾りてそのままに見せびらかしの彩り秋は
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歩きつつ手袋外す如月の余白無くなる春近し待て
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訊かれたら出欠迷う会だけど声掛からぬは少し寂しい
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ねぢ巻かれ歯車動くギィギィと世はまわり行く続いてまわ
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恙無つつがなく稲穂は実る収穫とりいれと呼べるもの無き我が身の前に
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陽の名残なごり集めて重き鈴なりの蜜柑は照らす冬の庭先
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幸せはたまに動物の形のビスケットになったりするよね
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診療所マスク患者が出ては入る開け放たれた玄関のドア
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ラムネよりあの日の泡が溢れだす目にも指にも甘い想い出
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この白き部屋も終わりと知る母の最期の珈琲砂糖多めで
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黄昏の光を窓から眺めるよ。外は夕焼け、僕は孤独。
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ぐずる日々、想い返すは幼年時。今も昔も、自我だけ立派。
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子の喉にビー玉一つ隠されて思春期だとか反抗期とか
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