おたよりが通じることのありがたさ 心の便秘 しませんように
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青年も優しき人も年寄りも理不尽を知る個々の場所にて
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抱きしめて欲しい日もある。猫のようにあなたに喉を撫でられたい日も。
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うたかたで繋がると云う意味知りぬ アナログなれど詠むを続けし
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君と歌うカラオケルームの205 きっと今なら空も飛べるはず
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老犬と孫は同じパンパース歩けない子と歩き出す子と
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傘持たぬ人しょんぼりと佇ませ赤信号の悠々と光る
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雪の舞う寒の戻りに囲む鍋 おろしガネにも降るみぞれ雪
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休日を終わらせたくないこんな夜も 車窓に流れる人の「日常」
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おたいまつ往く路々を照らすよう 火の粉散るたび春は近づく
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ささやかに泣いていつかを誓い合う一期一会に去りゆく人々
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青白く光る窓辺に朝灯る 内の夜では夢の影浮く
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炭酸の泡みたいには上がれない。貴方の腕にしがみついても。
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君のそのふざける癖をやめないと薬指ごと噛み千切るから。
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こんなにも貴方の色に染められた。傷んで価値が消えた髪の毛。
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魂が抜け落ちて未だ戻らないのは君も地獄行きだからよ。
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あの人やこの人達〜国際女性デーに捧ぐ〜が大切に想う誰かを想ってみよう
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図書館は無知蒙昧な僕のため 今日も謙虚であれと教える
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桜より一足早くサクラサケ 合格前線 昇れ君まで
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そんなのに誓ってないで神様は君なんだから私を救え。
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悲しみは変わらなかった13年 今日もあなたへ祈っています
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インクとかこんな時代に滲ませて間違えすぎた手紙と涙。
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夕暮れにくっきり浮かぶあの月は実は天使の爪のかけらだ
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永遠に変わらぬ想い贈ります 僕の想いが化石になるまで
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他所よそ行きをクレンジングでほどく君 一人の女性ひとが少女にもどる
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点描に光が湾を浮かばせる 港を抱いた汽笛のこだま
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私以外に知らせないでね 君の手が案外煙草くさいってこと
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ふんわりと湯気の向こうの午后の陽を甘く香らすシナモンの枝
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一つでもあなたと多く夢を見たい たとえ多くは叶わなくても
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駅前でたまたま君と会えただけ ただそれだけで僕は幸せ
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