関連死防ぐ若者奔走の能登半島はもう暖かい
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「頑張ろう」思い広がれ能登地震からいっぱいの花咲く春ヘ
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次の予定があり終わっても悲しくはない春になる花が咲くから
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レコードにならない作詞家は今も夢を見ているいつも青春
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懐かしい食堂にきて懐かしくない献立をいただきました
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かわってく 道路、駅名、ラーメン屋、背すじの角度と結婚観
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そこにある 風じゃない声 耳澄ます 人差し指で評する前に
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ねこのごとましろのほそきあしそろへちいさきぎんのみみをはねゆく/こいぬ
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この怒り我がものにして誰であれ抑えも奪えも出来ようもなし
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10秒で 返信しないで ポストから 片道3日が ちょうどいい距離
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傘持たぬ人しょんぼりと佇ませ赤信号の悠々と光る
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あの日々は良かったと思う昭和の世その清流に遡上する夢
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春風と陽と雲の間飛ぶ雪は冬の花びら散るかの如く
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言の葉が 胸に詰まって ヒリヒリと 痛む夜には うたかたが効く
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病棟の 父への葉書に歌一首 余白で伝わるものの多かれ
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恋する火細くなる今しみじみとあきらめと言う老いのようです
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返信の文字で聞こえる言い回し確かな貴方の言葉と思う
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我が子との繋がり途絶えこの先の何を目指して生きてゆくのか
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つくしく指先染めて老い二人雨音続くすごもりのとき
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雪ほどけ自転車を漕ぐ緩い坂秋から春で解けた脚力
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コロナ禍はマスク買えずに作ったな今パンストで髪の毛結ぶ
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障害と聞こえ悪くもその裏の「秀でた才能」見てはくれぬか
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白木蓮あはあはと滲みいづこより来しものぞ燕尾垂れをり
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霊柩の冬雷に冴ゆ喪家葬式の花だしおらばたづねびとあり
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春暁落雪図庇はばつらぬきとほるまで槍穂を著けと聖霊ふたつ 
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日時計に影 梶尾舟じりじりと炙れ陽炎階段へ靴躙る釘
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絶対的現存在の把握を期して必然死偶然の死ならず・石牢
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右廊・三菱油彩鉛筆風景画展 左廊・村上隆ファンアート展、の地獄
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十年も経てば君らの叙情など時代のコードもろともに死ぬ2024年現在のドレスコードでお送りしています。
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離縁して生活保護の財政でクラス会には夢でも行けぬ
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