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初詣豆まき恵方もスルーして福を避けてるわけではないが
18
掃除機の回転ブラシ巻き付けちゃ自虐いそしむ紐自縛趣味/いい加減しなさい
14
自分を蹴っ飛ばしながら走り続けるのにはもう飽きた
8
明日もまた 会うのだろうに 石段で 話しこけてる 学生いいな
19
厚底の靴貫く灼熱のアスファルトさえ恋しくて…ぞくり
13
ふと浮かぶ歌をスマホに入力し思い出しては自分添削
20
間違いを もっともらしく伝えくる AIはもう信用できぬ
30
子育てが 落ち着き夢を 願いつつ 再就職で 新たな一歩
27
ストレスが たまる日々でも 気遣いを グリーンスムージー 気休め程度
22
同じ国、同じ言語のはずなのに三人寄ればわたし除け者
14
苺大福
(
だいふく
)
をキメなきゃやってられないよ 試験と就活 中指を立て
21
立春の 陽射し嬉しく 雛壇を 組み立てながら 祖母に感謝す
31
立春に 見頃を迎へし紅梅 露天風呂に浸かりつつ花見/日帰り温泉
♨
28
バブル時の深夜タクシー取り合いを思い起こすや「東京アプリ」
17
あまりにも大判ぶるゆえ混雑の一万一千(点)「東京アプリ」
14
麗らかな光の空にツツピィと
四十雀
(
シジュウカラ
)
かな春を告ぐるは /立春
30
来年の 豊作祈り 今年最後のレモンは 甘酸っぱさを残す ケーキとなる
10
立春に寒さ束の間緩みおり 雨水、啓蟄心は逸る
20
食べ過ぎた腹の肉をつまみつつ笑みが溢れる太っ腹かな
10
公園の南天の実はおおかたに喰い尽くされて立春迎ふ
33
温燗で自分の機嫌とりながらエドシーランでおやすみ不穏
10
のらぬ日に一駅前から朝散歩向かい風の
音
(
ね
)
に鼻歌をのせ
14
自販機のペットボトルが水筒に名前を変える午後の仕事場
15
四十前まつりごとは分からぬが子の明日のため分かるふりする
13
万華鏡 桃色柄は恋の筒かさり乱れて目くるめく酔ひ
19
煮込み鍋湯気がゆっくりわたくしを人へと戻すボディバッテリー5
25
「先輩へ」 色紙程度じゃ足りないわ 原稿用紙を用意しなくちゃ
7
全人類、幸せであれ! さもなくば、巡り巡ってあのこが死ぬの
5
全人類、不幸になあれ! さもなくば、無垢なナイフがあのこを刺すの
5
二十四の節気の月になじみよき
十月十日
(
とつきとおか
)
の「朝」の重さよ
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