Utakata
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おさなごの腕に残りし点滴の 痕の数だけ後悔がある
16
何もかもお
終
(
しま
)
いみたく思える日 変わらずにあるセブンイレブン
30
ランドセルに手足が生えて歩いてく後ろ姿を送る幸せ
17
日々増える身体の不調に目を瞑りこれが普通と信じて暮らす
13
あの人にお辞儀をされた雨の日をラベンダーなら知っているかも/折句・青嵐
13
木漏れ日に桃の消えなば花は葉に 吾にも
萌黄
(
もえぎ
)
ぞ春を貫き
11
歯ブラシの 替え時さえも 持て余し 日がな一日 旗日が終わる
15
こどもの日ふと思ひたち草取りす墓石もなき終の棲家で
10
歌うこと好きなんだって
U
t
a
k
a
t
a
のルール変わっても一度思う
17
軒下に 燕飛び来て巣作りの 風の優しき初夏は来たりぬ
23
朝焼けに映える水面は穏やかで水平線は空と解け合う
9
みぞれ舞うサイクリングはびしょ濡れで二人は笑う罰ゲームかと
8
荷造りを終えてしまえば母さんの「おかわりは?」すら胸に刺さるな
25
はずれゐて 太鼓の音の微かなり くらやみ祭りに 夏の始まる
15
千載
(
ちとせ
)
経ど
恋路
(
こひぢ
)
に惑ふ 心地こそ 昔も今も 変わらざりけれ
10
連休の最終日まだ道すひてネコ並走し
叢
(
くさむら
)
に消ゆ
10
やらかした帰宅し気づく買い忘れ明日まで続く束の間の青
8
八雲立つ出雲大社に詣でたる皐月朔日今日は大安
21
大きけりゃ大きいほどに映えるけど ベランダ鯉も龍を夢みる
17
二本の火 ゆらりと揺れて 重なりあう まだ消えないでと 薪を足す吾れ
9
窓を開け夜風を頬に受けながら遠く見やれば海に月影
9
寂しさを もやいに変えて 高波も 繋ぎて進む 二隻の舟は
10
満々と水をたたえた四万十の沈下橋潜り屋根舟がゆく
7
「ありがとう」そんな一言さえあれば二年は延びた離婚の決断
7
テント泊癒えぬ疲れを逆撫でる
(
有明の つれなく見えし 別れより
)
暁ばかり 憂きものはなし /030/100/壬生忠岑
6
運命だ 夢で落とした左手を君が拾って来てくれたこと
6
こどもの日ごちそう素材のスーパーに母と二人の妙な気まずさ
6
連休は皆断捨離に目覚めるか買取長蛇のブックオフかな
6
不意に意思持ちたる寝癖
SO
(
ソー
)
CUTE
(
キュート
)
惰性がボブに昇格した日
6
朝イチのバスで上京する君の目に留まる花 凛として
紅
(
あか
)
6
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