死に別れ?怖くは無いわ 簡単よ 次も貴方と出会えば良いのよ
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星屑の 銀のきざはし 昇りゆき スノウフレイクの 銀河で踊らむ
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捨て尽くせ眠りも夢も生も死もたったひとつの信ずるものも
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ストーブの前に座りて半睡のあわいに遠き笛太鼓の
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病床の吾を想いて厚き文 友の笑顔が飛び出し舞ひぬ
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テーブルの 花瓶にいけた 小枝から 梅が一輪 春の息吹が
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寝坊をし 焦る自分に 降り注ぐ 「まだ間に合う」と 空からのエール
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いくつもの 眠れぬ夜を 乗り越えて 赤く滲んだ手 いざ本番へ/先輩方、頑張って下さい…!
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風と歌い踊り疲れて木々の葉が眠る公園 私は一人
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「人は死ぬ」あらゆる人の最終話 善悪すらも彼岸に消える
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ひとり飲む酒のしずかな熱(ほとぼ)りよ 蕎麦屋の隅に歌の芽を待つ
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万人に 松葉まつば竹節たけふし 梅の実の  如き幸福 われ寿ことほぎぬ
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蝋梅に見惚れる吾に枝を切り手渡しくれる薫りと共に
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一日で 十五度の差は辛いけど ぬかるむ庭が少し嬉しく
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地下鉄に 凛と咲いてる 一輪の 百合と目が合い 見惚れた初冬
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上階で移動させてる家具の音再び家の建具が開かない
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香しい葉で包まれた桜もち口いっぱいの春を噛みしめ
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縫いぐるみのお猿を乗せてカート押すばあ様お茶目な幼女になりて
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日が昇り今日も行き交う人の群れ階下に降りて吾も歩まむ
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許せない自分のことは喪失と罪には重いチューリップ白く
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背伸びしてどんな自分に見せたいの? そのままでいい私は私
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朝採れで 白菜手にし 仕事場へ 存在感は ダルマ以上で
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片付けて 額に汗の 冬日向 はちみつ紅茶 ひと息入れる
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「製造を終了しました」だけで済む何度リピートしても結局
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曜変ようへんに 宇宙を想う 感性が  現代人に るのだろうか
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口惜くちおしい 而立じりつを過ぎて 人や店  心にまる ものはじ
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むすめとの 夜のデートは 本山で 旦那の愚痴を 肴に飲んで
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闇闇やみやみと旗色悪き闇なれど無窮の闇の我に尊し
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このところとんと見かけぬ野良猫何処いずこに去りてあの月を見る
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吾が作る 醤油の染みた玉コンの 湯気の向こうに冬晴れの空 
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