電線に雀もふもふ並ぶのをぬくぬく観てる朝のよろこび
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否定より肯定がいい響きがいい校庭、行程築きの道へ
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訪れし小樽運河はまぼろしか 四十路半ばのイエスタデイに似て
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だとしたら国会論議答弁が楽しいかもね言い訳逃れ
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どんどん上がる 承認欲求 褒められる それで言いなり それだけは嫌
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雲やぶれ差し込む希望ひかりつかもうと越えて行く山 山そして山
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人生に再び咲かせたい花は ほんのりと清楚に香る花/①
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金曜の夜はふたりでおつまみを作ってゆっくり呑むのがたのしみ
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会合を 終えて事務所に 戻る夜 貴女のチョコは 残業食に 
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朝一番 全国ニュースに故郷の名 暴風雪の町を案ず
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どんな日も今日という日は一つだけ、闇も光も全てを抱いて
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本当に孤独かどうかは置いといて 憐れむようなその目が嫌い
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百パーセント 身を委ねることこそ信頼 とりくりゅうが 教えてくれた
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サックスを習い始めて気になった ハンチング帽が似合うかどうかと
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いつになく長引く会議は気もそぞろ仲間ともまつランチに息弾ませる
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せっかちはプロローグなんて観れないわ一話で一気に掴んでくれなきゃ
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どうしても愛してしまう玄関で靴を履く背の、その無防備さ
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短歌とは何でも作れる玉鋼ハートの矢から宇宙船まで
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山笑ふ 光の中に白梅の 芽吹き膨らみ春を待ちをり 
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花街のおもかげ残す軒先に置く草花のなにがなにやら
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肉球を押し当て マッサージをす如 母想ひ 布団を踏みぬ猫
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調べずにIKEAの棚を買うように今度会ったら結婚しよう
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古希なのに若い伸びしろしかなくて「余命五十年」が口癖
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雪予報 被る害など 裏腹に なおも踊りて 童心の残滓
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孫娘 父ちゃんのため夕餉作る一人キッチン  成長に目尻さげ
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疲れたら 誰かに頼ってしまいましょ ロイヤルミルクティーの芳香
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ねこたちや ことしはだんごに ならぬのか あしたさむいよ ひとつどうですか
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生活の生産者たれ我が子らよ 老いゆく我らは畑はたを眠らす
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お砂場でただただ穴を掘る人の 明日の予定は仕事と歯医者
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サーモンの旨みと シャリの酸っぱみと 醤油の香り 好きな寿司ネタ
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