明るくて大きな月で立ち止まり見上げてしまう様な月です
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薄紅うすべにの 夢も想ひも 捨てたれば 身を罰するごと ニガウリを食む
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在りし日に 母の集めし 人形の 我に似つること 今気づきたり
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四季桜 天へ向かいし 枝の先 満月照らす 可憐な蕾を
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もう少しらくな体をのぞみつつ血液検査 「問題は無し」
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聞いたこと 言わずに留める 自尊心 ただ今全力育成中
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気がつけば 白菜の中で大きくなり 今まで気づかぬ我が眼 節穴
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穏やかな陽が降り注ぐ秋晴れや 今日が佳き日になりますように /ねこ母様ハピバです
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忘れたい事柄 ホワイトボードのマーカーの如 消し 前を向く
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鮮やかな紅に染まるや秋の雲 夕影の酒帳の中へ
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厳かに ソナタ奏でて 昇りゆく 月の丸さの 不可思議な夜
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茶葉挽いて淹れる粉茶の一服が我が家の冬の健康支え /ビタミンたっぷり
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人を殺す言葉になったら怖いから 今日もメモを書いては消す
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母のケア諦める事いっぱいで、でも生きていくあなた私も
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僕は今君に手紙を書いてますメンズエステな感じの部屋で
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十七夜じゅうななや仰ぐベランダ 澄む空気 夜半よわ寒気かんきの戻る立冬
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ひつじ田の記憶を辿り田鳧たげり来ぬ ひざし注ぎて虹かかる翠羽すいう / 今年も田んぼの貴公子、タゲリやってきました!
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助詞の「も」は使わぬ工夫考えて 体言止めは一度かぎりね / 「短歌の作り方、教えてください」
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板前に なると誓いし 友の子の 煮付けを食べる 初のお客に
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暮れ空と『夕焼け小焼け』のメロディがしっくり馴染む晩秋の街
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釘を踏み運が良きかと自転車屋タイヤは耐えり三千キロでパンク
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すぐそこの公園で熊目撃と 市からのLINEに変な汗出る /住宅街なのに…怖すぎる…
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愛着と渦巻く感情ファルマコン きみを愛でた LD₅₀だけ
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おまえだけイメージ良いの俺という悪がいるから成立してる
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いや違うそのエピソードは会長じゃなくて社長のエピソードだ 
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予定より早く終わって暇だから好きなアイドルで打線を組む
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夕焼けの一番綺麗なところには思い出せない思い出がある
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犬と僕と、他には何も要らぬから どこか遠くの場所ほしへ往きたい
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蟹のよう 前に進めずあちこちと 逃げ回るだけ 「脱皮」ができたら
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しもつきの雨もあふるる花の碧 濡羽も宿せひるがおの君
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