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胸の上の猫のゴロゴロ聴いている 重くて熱い命というもの
36
風当たり 刺さる冷たさ耐え切れず フードとマスクで己を守る
10
諦めを覚悟と呼びて生きてゆく この身はすでに森に降る雪
49
この国の先にも平和ありますか任せていいのあの人たちに
26
「好き」という 言葉が全て 不釣り合い 君は「like」で 僕は「LOVE」なの
15
厳冬に 麹扱う 味噌造り 仕込期間は 納豆厳禁
41
感性の 鐘が鳴らねば 一句とも できぬ短歌の 恐ろしさかな
13
朝ぼらけ 差す陽を覆う毛布にて 天は墨色 やみは続きて
13
顔洗い髪を整え紅をひく
社会人
(
じょうしきじん
)
へと変身完了
15
夢見草 散り際さえも美しい 遠目に見つつ
梅々
(
bye bye
)
こぼれる
13
イエスマン 「良い人だよね」の問いかけに 心の中で「いえ、すまん」
15
声荒げ朝を待つ間に研ぐ米の白きひかりに「ごめん」をそえて
27
突然の「いい友達になりましょう」一夜の恋か長過ぎた春
22
冬枯れの色無き森を記憶しつ 歩きて待てり山笑ふ春
37
その笑みを 向けられたなら もう僕の ほおは桃の実 君の虜に
20
止めどなく 垂れては冷ゆる 鼻の奥 息するたび 冬をのみこむ
20
逆向きの電車に乗せる我が心 我が身はしっかりいつもの
戦場
(
ほう
)
へ
16
もみじの手 久方ぶりに重ねたら ぴたりと重なり月日感じる
19
「当然」と言わるる日々に削られてわが手はカサリと冬の音す
35
「まいったね」笑いあいつつ雪を撥ね見知らぬ誰かと交わすぬくもり
31
味噌汁の汁の旨味の疲れとれ落ち着きこころさといもあるか
15
イヤホンを 付けずに歩く 街の音 聞きながら行くも 心地よきかな
15
爆ぜる音 重なりゆくは我が鼓動 君から逸らむ蒼き花火は
17
空き瓶も思い出したい過去がありジャムの色した夕日を詰める
17
君が好き、そう言ってるのを 聞いたから 僕も好きになる クリープハイプ
11
それなりに幸せそうな人たちと歩調あわせて今日は寄り道
16
うるさい色は何色かと聞かれて青と返す君が好きで
7
粉雪を楽しむように闊歩するワンコに負けじと背筋伸ばして /徒歩通勤
28
浮かれてる! 分かるわ私、好きだもの。相手も分かる、きみ好きだもの
7
ぬばたまの夜さり来れば光る店 駆け込んだ先の
世間
(
シャバ
)
に癒され
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