花揺らす冴え返る風散歩道 犬抱き寄せて春の温もり
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「犯人はあんたなんよ」と愛されたあの夜は昨日もう過去なのか
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静寂を 微かに破る 針の音(ね)に 幼き頃の 学び舎を想ふ
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スピードに乗れない吾を急かすなとゆっくり歩む日だまりの道
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引き締めを図る狙いが見え見えの端っこにいる俺はエレジー
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すれ違う双子の姉妹のベビーカー微笑みくれて僕を励まし
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玄関を開けると無限のリビングであの日のきみがお茶を飲んでる
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「雪だべ」と祖母に微笑むドクターのさくら色した往診カバン
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訃報あり 行くことかなわず 手を合わす 幼き頃の 思い出めぐる
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「愛してる」「愛してほしい」「愛したい」「愛は苦しい」「愛って何だ?」
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春の花春に色づき終わるようその花束は君の華束
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みなさんのいいねをもらい満足だだがまだまだないいねをくれよ
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レストラン日本人はいいけれど外国の者少し怪しい
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月と星 そらたわむれ 夜が明ける おいてけぼりの 月は鬼役?
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裸木のすべての枝の粧いは昨夜よべに降り積む淡雪のすい
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おじいさんとおばあさんが手をつなぎゆっくりイオンを後にする。ほろっ
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雪解けの カタクリの花ひっそりと 薄紫に春待ちわびて 
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煮詰まった 頭を冷やし 屋上で 朝焼見つめ 深呼吸する
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短歌とは 俺にとっては 啖呵やねん 思ったことを 言葉にのせて
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吾れ見つめ 顔近づけし 蒼瞳羊駝アルパカや 想いがあふれ 笑顔もあふれ
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垂れていたつららも消えて晴れ渡る空色西に走る電線
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いつもならバレンタインデーバレンタインによく荒れた冬将軍の姿が見えぬ
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八戸であがなひきたる八幡馬 男馬女馬を離して飾る
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甘菓子を頬張るあどけなき孫は戻られぬあの春の日のきみ
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和服着た 清楚な人と すれ違い 貴女を想う 祇園の小路
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無意識に沈んでたのかこの俺は?ふた親おくり幾星霜も
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猫型のスポンジ週末替えようと 思ってそれから幾日経つか
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ラジオより春告げのうた聞こえ来て胸を開いて顔を上げたよ
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空腹だ バレンタインも 忍者めし 増えるタスクを 噛んで飲み込む 
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最近は 自転車よりも 歩くのが 気が楽だなと 思う冬晴れ
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