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警報ランプ鳴りつぱなし
(
短歌研究一月号「空気について」の研究
)
の室内へ閉ぢられて 誰も止めにゆかざる
3
プロレタリア投獄されて長々しある島国の平和なる日々
5
能登の地の優しき土に問うてみる神と仏が隠れし場所を
30
こんな日は誰にも会わぬ散歩道歌うが一番泣くが一番
27
ため息は深呼吸になるんだよ細く長くね負けたらあかん
24
生き様を立派に語らう人もおりポツリポツリの亡父母が愛しき
35
マウントを取って取られて生きてきた ささくれ剥いた痛みの後悔
13
鼓笛隊照れて歩きし君は今 生きろ の曲をドラムで叩く
19
被災地を笑いで笑顔に 戯れ言だ ビートたけしに同意も切なし
12
スクープで時代が変わる日本国 浮かれし日々のデジタルタトゥ
13
この場所に我が意を得たりの歌ありて友と会うよな安らぎを得る
25
踏みしめる 受験終わりの 道を行く 傘もささずに 雨濡れながら
9
青年も優しき人も年寄りも理不尽を知る個々の場所にて
26
訪れる 一季一期に 油断して 君は笑ってくれなくなった
8
もうきっと 増えることない 思い出を 数えてこれで 何個目だろう
6
春風に 吹かれ拐われ 冬の君 全てを春の 色にしてゆく
5
人々が 毛嫌う夏の 暑ささえ 君のものだね 西に
涼風
(
すずかぜ
)
5
スーパーの牛乳十円高くなり、なんだよお前も裏切るのかよ
9
揚げたてを「狐色」と評されて黙り込んでる骨なしチキン
12
もうきっと 会えない 半袖のあなた 緑の道の 日焼けたあなた
6
初恋と 出会いの春は 好きだけど 別れの春が僕は嫌いだ
6
僕達は若い それでも、それだから 別れも知らず 春を待つのか
6
美しき言葉を紡ぐ詠み人よ あなたのように私もなりたい
14
春立つ日目標一つ加筆する 青春十八きっぷで歌を詠む旅
19
何億の 人混みの中 君がいて 今別れたら もう出逢えない
5
毎日を丁寧に暮らすその意味を 未だ分からず普通に暮らす
27
流木をプランターにし花あふる 海街道の道なりに春
22
道の駅たらいで売らる小めだかを 幼子目で追い その吾子の目を母は追うなり
13
縦社会 忖度するは生きる為 春の陽射しは 平等なれど
18
ようやくに暦が弥生に変わる頃 閉じた本など読める気がする
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