「斬新」を夢みる僕はスキマ風 流浪のニッチは斬って斬られて
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「納得」感それもハードル高めよねベリーロールで高跳びしなきゃ
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ゆらゆらと湯面を揺らす時の波宅配便は置き配にして
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夜も更けて帰宅の電車  散らかるのは 部屋だけだったら良いとか思う
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頼むからふと寝る前に思い出して鼻で笑ってから寝てください
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バス停で肩にツバ吐く男あり「何か用かな?」笑みで投げかけ
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こわごわとゴム引くように伸ばす身を受けとめ護るヨガマット二枚
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みぃちゃんのママがドア開けえっと言う髪切ってから初めて会うね
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インスタで集まり笑うストーリー 私だけ一人?深夜二時
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勉強も部活もゲームも全部嫌 布団の中でポエムを打ってる
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我慢とかしなきゃよかったランドセル ギラギラピンクにしてみたかった
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借景もよく考えたいいねよりボツだっていい自分を詠う
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レコードを聴く喫茶店待ちぼうけ「いい友達になりましょう」から
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一番のライバル君は同い年あれから二年笑みのワンツー
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彼の国の さながら紅白歌合戦 スーパーボウルよ ゆく年くる年
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雪おもくさくら草泣く声がして白無垢掘れば紫ねむる
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『改憲をはじめてやった総理の名』孫はテストで問われるだろう
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解け残る雪のに 一際目立つ 収穫されぬ紅き南天
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今日までの閉店セールご自由に空の青さにかなしみ添えて
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見えぬ糸走りあなたのそばに着く私の声を待っていてほし
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ハビットスタッキング 習慣を積み重ねると知る それだけでやる気湧き出る
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墜落か転落なのかだれもかも最期のときを知らずにとんで
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ひむがしに日はまたのぼり冴へ返るコンクリのうへメジロ目をとじ
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今日もまた納豆もやしを並ばせて財布の底の静かな反乱
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梅が枝に降りし小雪の消え残り目白しば鳴く小さな声で
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敷マットぐるりテープで止めてみる 妻褒めていて…空の青さよ
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死にたさは隣に座るパートナー私が死ねばずっと一緒ね
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円安で物価は必ず上がるだろう 金持ちだから へいっちゃら?
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オレンジに背を染められし 縁側で編む手を止めて微睡む午後よ
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風景は 日々変はりゆく バス停の 落ち葉の数も 通る車も
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