言葉には色んな意味があるわけで 「寒いね。」だけで伝わる何か
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降りしきる 雪の合い間に 一筋の光りはありて ひた走る春
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君がいない 春なんてもう来なくていい 一応布団は半分 空けるね
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今日のこの 星の並びを またいつか 観るのだろうか 君と一緒に / 過去詠再掲
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枝葉の鳥 追う君の目に縋りつく 僕は空舞う影しか掴めず
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薬飲み 落ち着く心に安堵して 安堵するこの心は真か
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冷凍保存は失敗みたい 未来人さん かき氷はお好き?
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かたくなな 心ほどけて 血が通う 根雪解けゆく 春の水音  / 2018年詠
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横綱の 綱の白さに めざめたり 春へと向かう 薄墨うすずみのアサ
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涙飴 固めて貴女の舌の上 転がり傷つけ 溶かされたい
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わだかまる。漢字の由来 知るにつけ 永い歴史の 人の魂
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嵐吹く 溢れる紅葉 残すのは 夏の温度と 貴方の声
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真っ暗な 舞台の上の ピンスポット 笑う演技が 一番むず
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寒椿 積もる白雪 美しけれど 寂しさ勝る 如月のこと
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誰からのアンコールかな降る雪に桃の節句は白く染まって
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傘の下耳を澄ませて聴いている降っては積もる雪の衣擦れ
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鮮やかに映る餡蜜フルーツは雪と曇天の日々に彩り
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足元を 雪にとられても この桜 咲いてみせると 花芽膨らむ
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右頬に ぽつんと面皰にきび ただひとつ 何をいまさら 夢を見てたの
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雪解けてついに露わなる田んぼ水面凝視すノスリ目敏し
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雪女郎ゆきじょろの この踏ん張りが すぎゆけば 春風が吹く 彼の岸からの
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天空から 呼びとめられて ハッとする 陽をね渡る 四羽の白鳥 / 一番乗り着ました
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ブチ野良に 強面じいさん餌をやる 猫なで声に心あたたか
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古希祝い 孫もローソク吹き消して どっちが主役? にんまり二人
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ごめんなさい。桜の季節に 十センチも 雪降らすよな 歌詠んじやって…
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君がおく パンプスのなか白々と 白蛇のごとく 我をからめとる
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ころころと鈴音のような君の声 荒ぶるときも耳にやさしき
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夕暮れの桜吹雪を切り裂いて飛ぶ白球に胸を躍らす 
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やっぱりねアナログがいい アルバムを開けばそこに家族の笑顔
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毎朝を ニューバランスの ステップで 東へ向かう つまを見送る
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