かっちゅうのお窓の前のほんの前しょうもないけど着ると違うね〜
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いい夢の侵入者が惡い夢出る怪物に惡口を吐く
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いちご食べ口から垂らしよだれだと果汁のままに自ら破滅
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むすめむすめプリンを独り占めなんて焼き立てなのにすぐ食べている
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ふるふると揺らされ具合いを伺ってカラメル伝う小皿にスプーン
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「大人になれ」顔に書いてる「胡麻をすれ」 負け顔かまして山椒をする
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あそび暮れ子らは家路に語らひの 山の端に入る けふの白雲
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つちの戸をたたき春告ぐきぬの雨 うんと伸びする草の子の朝
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「AIと恋に落ちたんだ」「大丈夫?」エラーコードは愛の証さ
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椅子の背に掛けたタオルを引っ張って落として敷いて座ってる猫/いつもいつも
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白黒をはっきりさせてばっかりじゃ息苦しくて仕方がないや
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猫と会話ひとりの日常 懐かしき 夫や母との口喧嘩さえ
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カリカリは盛ってあるのに隙ついて母の介護の飯舐める猫/常に狙っておる
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鬼さんを怖がらない児いるんだな戸惑いつつも嬉しげな鬼
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また今年も ファミリーにゃ〜とが 我を呼ぶ まんまる焼きが 四角くなってた
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どちらでもよかったあなたがいないならこんな世界が滅んでいても
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流石です。やみつきになる「チョコまみれ」あの顔見れば不二家にまみれ
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珈琲に甘さを足さず啜るきみ心なしか背筋伸びたり
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強風の中「走るより歩くほうがはやいよ」とペコちゃんがささやく
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断捨離は家族ゐぬ間に指と指のあひだすり抜けバラ色の日々
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ハコなんて取つとくもんじやない赤ん坊の抱つこの日々を破く心地す
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君と作つた巨大ロボットこはす午後ばらせば段ボールだよ、たしかに
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うまさとは温度だらうと揚げ焼きの春巻かじるけふも独り呑み
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早起きは三文の徳 ホントだね 笑顔とおはよう パワーチャージだ
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白髪染め 終わらすことの むずかしさ えいやと春のピンク試せり
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食べて寝る 起きてカレーパン食べる 肉を切る 肉をしまう おふとんで寝る
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チョコレートを食べれぬ部分入れ歯の母に 好物のあられを買って帰る
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白雪を 梅に喩える 平凡な 君に恋する 平凡な僕
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迷い込む夜の近道チャリの罠ドラッグストアへ助けを求め
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「知」の期限 記憶の断崖転び落つ 陽の落ちて喰む蒙昧のゆらり
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