鬼さんを怖がらない児いるんだな戸惑いつつも嬉しげな鬼
14
また今年も ファミリーにゃ〜とが 我を呼ぶ まんまる焼きが 四角くなってた
21
どちらでもよかったあなたがいないならこんな世界が滅んでいても
8
流石です。やみつきになる「チョコまみれ」あの顔見れば不二家にまみれ
16
珈琲に甘さを足さず啜るきみ心なしか背筋伸びたり
18
電話置き空のけはひを伺へば凍つる奥羽の雪解ゆきげは遠く
13
今月は日曜日から始まりて月の終わりが土曜日となる
9
強風の中「走るより歩くほうがはやいよ」とペコちゃんがささやく
10
断捨離は家族ゐぬ間に指と指のあひだすり抜けバラ色の日々
11
ハコなんて取つとくもんじやない赤ん坊の抱つこの日々を破く心地す
11
君と作つた巨大ロボットこはす午後ばらせば段ボールだよ、たしかに
13
うまさとは温度だらうと揚げ焼きの春巻かじるけふも独り呑み
14
早起きは三文の徳 ホントだね 笑顔とおはよう パワーチャージだ
10
白髪染め 終わらすことの むずかしさ えいやと春のピンク試せり
15
食べて寝る 起きてカレーパン食べる 肉を切る 肉をしまう おふとんで寝る
5
チョコレートを食べれぬ部分入れ歯の母に 好物のあられを買って帰る
6
白雪を 梅に喩える 平凡な 君に恋する 平凡な僕
7
迷い込む夜の近道チャリの罠ドラッグストアへ助けを求め
16
「知」の期限 記憶の断崖転び落つ 陽の落ちて喰む蒙昧のゆらり
20
真っ白なレースのカーテン揺らしつつ 春風ふわり 部屋へ迷い込む
15
春並みの暖かさとかだまされた午前に日陰歩けば寒し
12
もう一度 始めよう それが別れの 春であっても
10
種飛ばしざくざく喰らう西瓜かな 六畳長屋の縁側ぎる
16
貴方には少し好意を混ぜておく 全部入れたら甘すぎるから
16
こんなにも貴方の色に染められて密航なんて出来るわけない
5
21グラム程度あげたって私の気持ち伝わんないし。
7
気を抜くとポンデリングと言いそうなパンデミックの忍びよる影/反転あるいは円環(ドーナツ)
11
気を抜くとポンデリングと言いそうなパンデミックの遠ざかる影
18
あじきなし さいわひなりや城崎の雪積む梅にメジロの遊ぶ/折句
18
大国が 咳をせずとも 蠢いて 風吹き荒れている先進国
9