まれに見る六月末の涼風に昭和の夏を思いくらべる
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反戦を唱うる口で菓子を食み文字だけ拾う平和の国で
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朝っぱら レノアビーズを ぶちまけて 家じゅう花の 香りいっぱい
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蚊も蝉もいない暑さは珍しく春の延長にいまここにいる
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日本、喪失さる記憶つゆ思はざる万愚節の甘藍のひしひし
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ひとり寝の冷感シーツ触れながら肌の記憶を消す熱帯夜
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お互いに次の言葉を探せずに青梅みたいな沈黙が来た
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母さんの知らないあなたがいるようにあなたの知らない過去の母さん
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吹きぬける 猛暑のあいまの 涼風に ほっとひと息 蝶も蜂も
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わからない感情がよくわからない言葉になってぽろぽろ落ちる
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また今日も眠れぬ夜をくぐり抜け朝食少し豪華になった
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真っ直ぐに行かば正解知りつつも右に行きたき たまにそんな日
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轟音のいつものくしゃみに遮られ 歌にならない母よ 元気で
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三日月夜。 月牙鏟げつがさんの 使い手は 沙悟浄だった 成仏のための
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担当の季節のしつらえ褒められて七夕飾りがくるりと回る
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旅路にて 荷を預けたら 身軽なり 引き受けてくれた かたに謝恩の
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暮らしにも良き根が付けと半夏生たこわさ添えんふたくちくち
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底面に貼ってよ僕の腹の皮膚 いつまで君は船でいられる
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ああ夏だ茗荷と大葉刻む時香りも色も涼やかなり
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ちゃん付けで呼ばれた祖母がひなげしのように微笑む母校の前で
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さき黄の蝶はフェイント楽しげにアカツメクサの野原舞いゆく
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暮れなずむ空と夫と歩く道半夏生はんげしょうの白が揺れてる
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参院選掲げ守らぬ公約に疲弊する日々膏薬を貼る
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一条の 蚊遣火かやりび 星に みえますか 天の川瀬で ひとり待つきみ / もうすぐ七夕
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花の名も知らないきみが水をやる滲みあふれる夏の夕暮れ
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寝る前に空にお願いするのです『朝、永遠に目が覚めないよう』
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七夕のチキンラーメン 紛れ込むタマゴの殻も今日は星屑
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排気ガスまでも暑くて裏道を行けども逃れられない熱気
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暑さから逃げんと肩で風きって歩けばわずかに風は起きたよ
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のど自慢?あののど自慢⁉️出場がもし決まったら教えてください😸/ねこ母CAT様へ
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