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君想い 長く伸ばした 後ろ髪 引かれてどうも 断てないのです
31
薄明に アネモネ愛でて 待つあいだ 雨上がりの 木漏れ日の下
8
ああ、海よ おおらかな海よ 潮騒が なんと楽しげで ございましょうか
7
どうしたの 戻れないのは 知ってるわ 全くほんとに あなたは馬鹿ね
5
枯れ木林 空を昇る 白吐息 見上げる紅葉 踏みしめ進む
9
声重ね
午未
(
ごび
)
に
宵
(
酔い
)
にと 移ろへば 名さへ忘るる 欠けし逆月
9
甘い目へ 六〇センチと 白い息 「君が好きです」 夢想かさなむ
6
枕もと イケメン彼氏 期待するが 今年もサンタは 現れなかった
28
眠すぎる疲れてない気がしてたけどきっと体は疲労困憊
8
クリボッチ回避と言っていいのやらクリスマスでも部活に向かう
15
小雨降る 軒下に籠 ひとつあり 二匹重なる ごろ寝三毛猫
17
ぼくはくも とりさんなかで およいでる そらさんきょうも いいいろですね
6
現世
(
うつしよ
)
の
厳
(
おごそ
)
かな
日
(
ひ
)
に
耐
(
た
)
へかねて
寒空
(
さむぞら
)
の
下常世恋
(
もととこよこ
)
ふなり
7
時間なら沢山あったがしょうがない明日本番七割程度
10
世間では 仕事納め モードだが 納められない 予定あふれて
35
ふれたなら光のように溶けそうで眠ったきみをただながめてた
16
昨晩も今朝もお昼も今晩も君と過ごせる在宅さいこー
8
気が狂う ほどの激しい 静寂が 君と僕の
間
(
ま
)
横たわっていた
28
今晩は初めて見ました火の用心呼びかけているおじさん達を
5
ふと夏を
偲
(
しの
)
び恋しむ 青年は その度 服の雪を払った
14
あの窓もこっちの窓もほの明かり眠れない人この指とまれ
13
「母さんがまちがってたよ、だいじょうぶ」言ってやりたい十五の君に
19
喧騒を 越えて在るのは うつつかな 街灯の先 見える足跡
10
自分なり ひそめた眉に 留まって 足元見えず 身がお化けかな
7
まっさらな 空の息吹が 頬に沁みる 青の絵の具に カルガモひとつ
9
猫来たる 無理くりのるね ご飯中 邪魔じゃないけど ちょっとどいてよ
11
昔した どんぐり拾い わいわいと 持ち帰ったのは どんぐりじゃない
7
息を吐き 想うは跡か その先か 煙突じみて もくもくするや
7
友と会い 酒を交わして 気づくのは 虹と見紛う 宝石の時
9
鼻の奥涙の波が寄せることバレたくないから夜を呼んだの
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