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スマイルは営業用と言いつつも君はまわりを明るく照らす
24
女流とは言われないよと姪っ子が生き生きしてる将棋道場
25
いくつもの花びら風に舞ってゆく夏の化身の
百日紅
(
ひゃくじつこう
)
の
46
あなたから見えていようがなかろうが 今日のわたしは世界一かわいい
12
名月に虫も魅せられ
清
(
さや
)
けしに同じ月見る人を思へり
33
蒼き蝶フジバカマ咲く山里へひらりと降りて羽を休めむ
20
野っ原はススキと野菊に覆われてアキアカネ待つ頃となりけり
19
丁寧に終わりを描きだす絵筆 いつか滲んでも美しいままで
7
三振で最後の打者になった子の肩を抱いてるチームメイトよ
24
ほんとうを
十重
(
とえ
)
に
二十重
(
はたえ
)
に押し匿すまあるい嘘の博覧会で
12
夜勤へと向かうあなたに力水つけるつもりで麦茶を渡す
29
ひとり風呂子の水鉄砲構えては一心不乱に打ちまくる
深夜
(
よる
)
12
繰り返す2歳が鬼のかくれんぼ隠れる所もうありません
18
矛盾にも居場所と愛があるように 分かり合えないあなたと生きたい
12
嬉し朝 猛暑に耐えたか ようやくに ツンと顔出し彼岸花咲く
39
母親の眼差しだった小児科医 十五の僕に「背伸びせんとき」
32
テレビ前 後ろで手を組む父と
息子
(
こ
)
は おんなじかたち やっぱり親子 \ 世界陸上観戦
45
乱筆のわたしが書道七段のきみのとなりに寄せ書きをする
30
薄雲の掛かる星空 遠雷の音は 深夜の雨を予告す
26
降らさうか 迷ひ
倦
(
あぐ
)
ねし雨雲のため息なのか 秋の涼風
46
帰り道 秋の夕焼け 美しく 疲れた体 少し軽やか
32
両親が出会ったころの曲なのとあなたが歌う欧陽菲菲
19
心地良い 風が窓から 入る朝 紫式部 実る庭先
31
箪笥の角通りがかりの一瞬に打った小指に死も覚悟する
14
多様性という決めつけ。個性という檻。人は凝り固まっている
8
朝焼けは 静かにあけて まだ眠る 街並みをそっと 優しくつつむ
15
世の中は 諸行無常なりて かくあれば 急いては成らず ただ清きあれ
12
文豪の用紙のマス目踏み越えて万年筆は縦につらつら
18
秋桜
(
コスモス
)
鮮やかに咲く 優雅なり 前を行く君 嫋やかに咲く
11
健やかに新しい朝与えられ 一期一会の命を生きる
13
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