海月うみつきと書いて海月くらげと読むような月ぼんやりと春の霞に
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花びらを拾うレディの透き通る手の影残る朝の公園
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川べりの桜を愛でに集いてし友の笑顔はあたい千金
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後ろから狙う賢さトンビかな 花見の弁当一瞬で消え
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子の歩む速度で木々のを行けば卯月の枝にはや蝉の殻
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ころもかりぎぬくづる花争へ流鏑の音 正鵠を逸す 
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人知れず一人芝居の初恋のような花梨の花が咲いたよ
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海になる花韮の花一面の間引けば哀し風のささめく
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見上げれば あの日あの時よみがえる 息子の記念樹 八重桜満開
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雨に濡れ一つ二つと落ちる花 庭はもうすぐピンクの絨毯じゅうたん
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花ぐもり青が鮮やか花菖蒲、我をなぐさむために咲けしか
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故郷から小包届き よし決まり! 今日の夕餉は山菜三昧ざんまい
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行く末に重き果実る恵み秘め花梨の淡いもも色の花
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咲き竸うツツジ美しウォーキング 愛犬キミの思い出詰まった道を
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君にしてみれば いつもの夏だった 想いが届く わけもなかった
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いくつもの米粒ほどの笑顔よせ一つに和む小手毬の謎
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喜びや 悲しみだとか 実相は わたしがつくる 雨の桜に
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玄関を 開ければそこは ピンク色 忘れていたよ やわいということ / やっと開花🌸
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芋虫の頃かけられた呪い(まじない)を蝶になっても忘れずにいる
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独眼の ハーフムーンは トタン屋根 あたかも海を 眺めるように
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夏野菜 仲良く作る老夫婦 姿が消えて淋しい菜園
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雨上がり 川の両岸一面に 活き活きと咲く 野の花愛らし
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ただ一つ作れる料理はカレーなり 夫の定番メニュー 母の日
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「行って来ます」出勤する息子を見送れば ほのかに漂ういつもの香り
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名の知れた地元企業が身売りする栄枯盛衰いつの時代も
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十字架草と呼べば清らか ドクダミは 「自己犠牲」の花言葉持ち \咲弥様へ
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皐月咲き競い合うかにアナベルも紫陽花開き花盛りなり
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メンタルはアップできずにダウンのみ こんな美しい春というのに
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木々のにいつしか苔はむしりけり黄色い花を静かに咲かせ
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早苗田の空を写した水面揺れ早苗は育つ蛙待ちをり
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