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新しい袋ラーメン試したが マイ・ベスト・ワンはワンタンメンなり
9
あおむしとダイコンの葉を分けあって 味噌汁の具は今日は少なめ
48
岩窟の母うらわかくふたり仔の遊びに微笑まふ偽家族
3
いちじくの葉のちりゆきてひとつあり うれぬみのまま何思う秋
15
新米のとぎ汁 植木鉢に撒く いただきますの似合う夕方
26
庭のすみやさしい光の浮き上がる黄色く笑むはつわぶきの花
16
あきのよにうたよむ吾はモンスター やまのせんべーバリボリ食らう
7
木枯らしの吹きすさぶのにいのち生むスナップえんどう土わりだす芽
15
老いるわれリハビリジムに望みわきかたい日々にもこころほぐるる
9
ここに今 わたしがいると知っている わたしのために
篝火
(
かがりび
)
を焚く
39
こうえんに葉っぱならべてあそぶこのあとを見守るいちょうの高木
9
ふゆ枯れに季節まちがえ咲くつつじ白無垢のはな はるに咲くや
6
チャプリンの美は哀しみにありという落葉ふむおとかなしやさしく
7
半分にわけていただく老いふたりおしどりのさま水を彩る
11
弾丸のパレスチナの医の救いびと傍観のわれ思い沈みし
6
くさはらに わらいはじける こどもらの うまのりあそび じじもやりたし
11
爆撃にこどもの墓場やまとなりホロコーストの過ちつづく
9
けしゴムを かりてときめく はつこいの にがきおもいも いまいじらしく
12
母を見て泣きじゃくる子を外に出す辛き日々ある母を知らずに
11
父母
(
ちちはは
)
とむかし泳いだ海街で 獲れた蜜柑を我が子に与う
37
一歳の我が子は全ての食べ物を ば・な・な、ば・な・な と呼んで笑うよ
36
この短歌はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
5
晩熟を滴る麦と稲が穂のふたつわかれになりにけるかな
8
病院の目を見てしかる看護師の 去るときいつも小さく手をふる
18
暗闇ででどうどうめぐりの考えが 雨戸をあけて光で急転
9
いいね数集めたところでなにになる 君に問う俺なにもできない
3
きみなくていきていけるやしわすのひ うごかぬあわてる伴なる携帯
9
ぜんそくのこどもの病室あかりがみえる 明けないよるをなみだぬぐいて
16
トナカイのあかりをつけて孫おどる 幻の日々遠く去りゆく
18
めいわくをかけてもいいという人に 肩ちからぬけ安堵のためいき
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