頬に涼し露天の風に行方問う大谷翔平特大飛球
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人生の 単位足りずに 留年し 神様からの 居残り授業
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無くなれば 満たしてくれた おやつ缶 空っぽにして まだかな と待つ
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薔薇の名に天津乙女とあり少女天翔る雲こそをうとみをれ
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皮肉にしか 聞こえぬ世辞を 受け取って 返せぬことを この泡沫うたかた
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その猫も死ぬよ 歌壇にてあらかじめ穂村弘が飼いはじめしも
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アルブレヒト・デューラー「復讐ネメシス」像の幾多度刷られ幾多度の戦争 
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ワンタンメンしようかパンケーキを焼くか 究極の二択?でもしんどいの
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母からの「家静かです」ひとことに子も犬も去る実家を思う
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投げた球追って帰ってこぬ犬は六文銭もきっと渡せぬ
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いつまでもいつまでもただ踊ったの今宵で夏も去り行くのだと
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雲を呑むような心地を雲吞ワンタンと書いた詩心 漢字はポエム
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木々の間をざぁっと吹いてセーターの真青の肩にとまる紅葉もみじば
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仕事として米の選別知る夫はいまだ田にある稲穂を憂う
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新しい袋ラーメン試したが マイ・ベスト・ワンはワンタンメンなり
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刈り取りの済みし田んぼにじっと立つ陶器にも見ゆ白鷺一羽
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岩窟の母うらわかくふたり仔の遊びに微笑まふ偽家族
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病床で歌う「ふるさと」ゆるやかに かのやまの忘却わすれゆく人
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いちじくの葉のちりゆきてひとつあり うれぬみのまま何思う秋
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庭のすみやさしい光の浮き上がる黄色く笑むはつわぶきの花
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あきのよにうたよむ吾はモンスター やまのせんべーバリボリ食らう
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木枯らしの吹きすさぶのにいのち生むスナップえんどう土わりだす芽
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老いるわれリハビリジムに望みわきかたい日々にもこころほぐるる
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ここに今 わたしがいると知っている わたしのために篝火かがりびを焚く
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こうえんに葉っぱならべてあそぶこのあとを見守るいちょうの高木
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ふゆ枯れに季節まちがえ咲くつつじ白無垢のはな はるに咲くや
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チャプリンの美は哀しみにありという落葉ふむおとかなしやさしく
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半分にわけていただく老いふたりおしどりのさま水を彩る
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弾丸のパレスチナの医の救いびと傍観のわれ思い沈みし
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くさはらに わらいはじける こどもらの うまのりあそび じじもやりたし
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