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ひよどりは声高高と飛び上がり凍れる空に朝の月見ゆ
21
我が髪をグルーミングす 愛猫の肉球と 甘噛みの感触
29
君生まれし今日 46年経てど おじさんになれど 愛は不滅だょ
13
君と乗りし ジェットコースター 絶叫し 笑い合う日々 今は帰らず
23
遊園地
回転木馬
(
メリーゴーランド
)
の回るごと 昔を今に 為す
由
(
よし
)
もがな
24
「いいね」には少し届かぬサラダ出し「だよね」と笑う君の美し
22
松の小径 出会いし猫に 挨拶したら 付かず離れず 我が後を追い
18
ピロピロピロ 待合室で 小鳥の声 BGMとは また別のよな/通院
24
雪壁に 小さき
氷柱
(
つらら
)
群れ集い 崩されて
音
(
ね
)
は清明に響く
19
電線に雀もふもふ並ぶのをぬくぬく観てる朝のよろこび
22
訪れし小樽運河はまぼろしか 四十路半ばのイエスタデイに似て
20
どんどん上がる 承認欲求 褒められる それで言いなり それだけは嫌
13
雲やぶれ差し込む
希望
(
ひかり
)
つかもうと越えて行く山 山そして山
26
その花を咲かせる種はどこにある? 追い求めても見つからぬまま/②
30
脂のり たまり醤油で 照り焼きに 炭火の香り 食進む夜
29
金曜の夜はふたりでおつまみを作ってゆっくり呑むのがたのしみ
26
会合を 終えて事務所に 戻る夜 貴女のチョコは 残業食に
27
どんな日も今日という日は一つだけ、闇も光も全てを抱いて
9
本当に孤独かどうかは置いといて 憐れむようなその目が嫌い
11
百パーセント 身を委ねることこそ信頼 とりくりゅうが 教えてくれた
10
いつになく長引く会議は気もそぞろ
仲間
(
とも
)
まつランチに息弾ませる
24
せっかちはプロローグなんて観れないわ一話で一気に掴んでくれなきゃ
16
短歌とは何でも作れる玉鋼ハートの矢から宇宙船まで
16
山笑ふ 光の中に白梅の 芽吹き膨らみ春を待ちをり
23
優雅舞ふシラサギ冬田に降りたれば鶴と
見紛
(
みまご
)
ふ美し一こま
38
調べずにIKEAの棚を買うように今度会ったら結婚しよう
8
失くしゆく 父の背なかに 陽が落ちて すべてが愛しき 冬のひととき
27
古希なのに若い伸びしろしかなくて「余命五十年」が口癖
25
雪予報 被る害など 裏腹に なおも踊りて 童心の残滓
12
孫娘 父ちゃんのため夕餉作る一人キッチン 成長に目尻さげ
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