薔薇のトゲプチッと取ってツバつけて 鼻の頭に可愛いピノキオ
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誰よりも早くコタツにもぐりこみ寝息をたてる猫をなでたり
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昼休み空を見上げて伸びをする守衛さんへともみじ葉の降る
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こんなにも小さき国に季のふたつ 南に野分 北には雪と
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冷ややかな 空気に触れる 鼻先を 風がさらりと 撫でて冬来る
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燃やすなよ 命いただいけ 不味かろが 加工出来ない されどいのちぞ
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硝子越し写る景色が現実で 爪を立てても響かぬ身体
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秋が来る 息子殺した秋がくる 落葉のよに 踏みつけた道
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現実を 逃避し明日はサボります。 おかえりんくる 叫んで笑う 
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砂底にポコリポコリと立ち登る理由わけなき想ひは川面で弾け
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恋熱が落ち着いてホッとしている。 やっと変な挙動せずに済むんだね
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日々の幸せが霞むくらいのこの怠さ、生きづらさ、希死念慮。
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恥じさへも詠んで笑って模索して部屋は片付き一歩前進
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寒き朝 キャベツ畑に白き蝶 飛ばずにじっと羽を休めをリ 
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一隅を照らす灯りの石蕗つわぶきは誇らず咲きて落ち葉を抱きぬ
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あすなろは夢みし明日の交差点 山動かすも思ひ初まなば
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公園のメリーゴーランド子供らを大人に変えて一人老いゆく
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わんちゃんとおひるねするとげんきでる! あくむをみないでねむるからかな?
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来し道は迷い違へど一路なり吾子歩みたまへ道選ばずとも
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り織りし小さき布に息を吹く つよき点りよ 明日の名となれ
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あきあかね顔に触れたり遊歩道 車輪の先に立秋ぞ来る
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昼下がり ちらちらと飛ぶ雪虫に心ときめく冬好きの身は
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ファミマにはもう売ってないとろろそば終電帰りの霜月の夜
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食べたもの記録初日に衝撃のおやつタイムが5回あったよ/そりゃあ太るわ(笑)
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湯たんぽが温め続け待っていた布団の中は愛のある家
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嫌いだよ好きでもあるよ人なんて完全無欠は息もできない
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夜半過ぎ 木枯らしの音目覚むれば ポストに落つる新聞の音 
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厚揚げの 焼ける匂いで 目を覚ます 優しい朝食 一日始まる
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白き花風雨乗り越え凍えたるこの手に重し一粒のミカン
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あれよあれ… あれだってばさ… あれだって! 日に日に増える 夫婦ふたりの会話
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