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眩しくてまともに顔が見れないよ 真白の中で君の名を呼ぶ
7
テーブルの真ん中には剥き出しの君からの愛今日は梨味
8
光りへと 導く糸は 素粒子の 石をも透す 人は宇宙
14
あぁ貘よ そこには母が いるはずだ 更地となりし 実家の夢を
21
ポケットを叩けば出てくるようなそんな「好き」なら食べたくないな
7
東
(
ひんがし
)
の 星が賑わう 夜があけて きらきら光る 霜月の庭
25
橙のダチュラ砂地に吊り下がり砂に呑まるるまでを幾尺
7
ボーダーを 越えてとうとう 雪景色 それならそれで また生きるだけ
19
われひとり 根深き雪の
性
(
さが
)
を負い
全
(
まっと
)
うすべし アマテラス粒子
/
雪女
12
引きこもる なのに心は 汚れてく 雪が吸いこむ さんざめく夢
13
幼子が小声で歌う鼻歌を 聞いて
瞬
(
またた
)
く冬の星々
37
差出しの 心細さを 受け取りし 次々とどく 喪中の葉書
32
あなたには 長生きをしてほしいから ポテチは私が食べてあげます
43
私だけ見える七色 麓まで尾を振る君とふたり駆け出す
8
私から私に向けての通知表 よく頑張ったねのいちごタルト
10
ストロベリー・ナイト・ケイクス 君の頼みでも一緒には死ねない
7
風が止むその一瞬の静寂に (I’ll be there) 踵を鳴らす
7
ブロッコリー トマトにみかん パン うどん 一歳児にも食の歳時記
43
精神病院
(
1983年の手記。
)
より愛を込めて――、アール・ブリュットなどに興ずる昼を。
3
もういいと顔を覆った夜でさえフープピアスはきらきら揺れて
11
明日には他人に戻る日の夜の風呂の温度は少し熱くて
6
濁っても水面は光り水流は永遠の向こうがわまで続く
5
さよならを預け荷物に潜ませて定刻遅れの飛行機を待つ
7
花束を貰った人になりたくてもらった薔薇はすぐに枯らした
7
売り場さえ 何処にあるのか わからない 天国ゆきの 切符をさがす
29
二時間後雨の国へと降り立つ予定キャビンの中は蜜柑の香り
9
珈琲が飲めない私にはカフェモカ後のキスも苦すぎ
8
能登の地の優しき土に問うてみる神と仏が隠れし場所を
30
こんな日は誰にも会わぬ散歩道歌うが一番泣くが一番
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ため息は深呼吸になるんだよ細く長くね負けたらあかん
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