花びらを拾うレディの透き通る手の影残る朝の公園
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せわしさにコーンフレークを掻き込んで春居丈高いたけだかに来たりと思う
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夢洲には無縁でいたいかりそめの過度な未来は信じていない
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子の歩む速度で木々のを行けば卯月の枝にはや蝉の殻
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人知れず一人芝居の初恋のような花梨の花が咲いたよ
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よく見るとツツジの蕾並んでる 順番待ちを楽しむように
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海になる花韮の花一面の間引けば哀し風のささめく
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行く末に重き果実る恵み秘め花梨の淡いもも色の花
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君にしてみれば いつもの夏だった 想いが届く わけもなかった
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いくつもの米粒ほどの笑顔よせ一つに和む小手毬の謎
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玄関を 開ければそこは ピンク色 忘れていたよ やわいということ / やっと開花🌸
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独眼の ハーフムーンは トタン屋根 あたかも海を 眺めるように
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徒桜あださくら 一まい一まい 降りてくる 絶望と 希望にゆれる メトロノーム
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すれ違う回送電車に 脳みそを ひったくられてしまったようだ
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名の知れた地元企業が身売りする栄枯盛衰いつの時代も
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メンタルはアップできずにダウンのみ こんな美しい春というのに
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早苗田の空を写した水面揺れ早苗は育つ蛙待ちをり
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眠気冴え 余韻の冷めぬ 短夜みじかよは 君の返信 ただ嬉しくて
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衰えていく身を抱え 懸命に生き延び 傍にいてくれる愛犬きみ
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杖をつき 前行く老人 カートには 花束一つ ゆっくり揺れる
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すれちがう バスの運転手さんたちの 挨拶 見たくて いつもこの席
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夕立に なす術もなく 立ちつくす 信号待ちで 水行のごと
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家を捨て世を捨て流れ公園にホームレスのホームのない人バラを見ている
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雨後の風 マスクを取りて 吸い込めば お日様の香と 濡れた土の香
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おやゆびの姫のごとくにさき花ヒメシャラの笑み雨に濡れても \ 五月尽日
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春草しゅんそう息衝いきづいた その地に芽吹く 狗尾草エノコログサが 夏はすぐそこ/狗尾草=ねこじゃらし(^^)
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右頬を 小風こかぜがなぞる度 よぎる あの葉盛りの 夏のさよなら/r 
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見上げると夜空の月が微笑ほほえんで 今頃君も笑っているね
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雨のカフェ 貴女と過ごした 4年前 貴女の顔を 直視できずに
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登りきれば そこが楽園 かといえば わからぬままに 必死に登る
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