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人の運 天秤ばかりにかけてみる シーソー如くに揺れて止まらず
23
言葉とは 無限であるゆゑ 有限で 届かぬ想ひを ひたすらに
綴
(
つづ
)
る
17
うた
読
(
※詠x
)
みて
泪
(
なみだ
)
するとは かくばかり
他人
(
ひと
)
の心は
吾
(
われ
)
にあると知る
16
階段を駆け上がってたねあの頃はよろける老犬と今朝もお散歩
13
誰よりも春の風を待っていた 四月はじまりの日記みたいに
9
幼き日
姉弟
(
こども
)
が登った桜の木 伐採前に最後の開花
12
無意識に死なないっておもってる つぼみの多い桜の枝買って
6
電流のように走ってしまったと思うビールを飲んで酔えない
4
「これ、どーお?」上から下までユニクロで気だけは若い
白髪
(
しらが
)
の夫は
14
思い出は 時間が経てば 消えるのか… 僕の中から 行かないで、君
13
お上がりの息子のシャツ来て鏡見る「若返ったわよ!」にニタッと笑う
10
途切れなく次々飛び出す昭和歌謡 ジュークボックスと呼ばれた夫は
9
来る春の 山の息吹を確かめつ 木洩れ日の下 カタクリの花咲く
28
植物は見かけるだけでいい 育てると恋と同じですぐ枯れるから
7
今はまだ 哀しい詩しか 詠めないが 美詩を詠える 春来るを待つ
20
納棺時 嫁の体に 我が母が 掛けるセーター 涙止まらず
18
春遠き 沈む心に 皆の詩 心和ます 我の灯
17
オオワシが風を掴みて舞ふ勇姿 この目て見たし流氷の地で
21
漆黒の 夜空見上げし 雨つたう 昨夜満月 見るの叶わず
12
私にも使える魔法がひとつだけ薄い瞼に「よい夢を」とキス
6
黄水仙 ムスカリの青 西国の 国旗を思い 平和を願う
19
十年も経てば君らの叙情など時代のコードもろともに死ぬ
(
2024年現在のドレスコードでお送りしています。
)
6
会議後のカラオケくらいさ楽しみはリタイア出来ぬ夫のつぶやき
11
黙々と 靴見て歩く道すがら 顔を上げて と桜に言われ
44
忙しく貧しく物思はざる他者の恥を快く愉しむは たれ
3
「なんとなく、愛国。みんなで売ろう兵隊を君がその兵だけれども」
4
十六年一緒に暮らしてようやくに分かってきたかも 犬語なるもの
17
私より料理がうわ手の娘婿「お母さん、包丁研いでおきました」
12
理不尽なルール子どもが学ぶのはアフリカ系の人らの差別
4
ゆめ知らず智慧の階段踏みしめて錬金化学に塩基無水・素
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