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すぐそこの公園で熊目撃と 市からのLINEに変な汗出る /住宅街なのに…怖すぎる…
25
登山してる時に元気に挨拶するやつ街ではそれをしない
24
おまえだけイメージ良いの俺という悪がいるから成立してる
24
言った事覚えてないと翻すやつをそろそろどうにかせねば
19
帰り際氷のくぼみのところにストロー当てて残りを吸った
26
なんてことない風景が愛おしいうどん屋さんで心ぽかぽか
16
幼き日乗った車を運転する 昔は空を見るだけだった
15
犬と僕と、他には何も要らぬから どこか遠くの
場所
(
ほし
)
へ往きたい
17
渋柿の皮むきて吊るす妻の手の黒ずむほどに
簾
(
すだれ
)
のびたり
12
蟹のよう 前に進めずあちこちと 逃げ回るだけ 「脱皮」ができたら
14
田舎町寂しい曇天増えるころ茶色の田んぼ白鳥賑わい
36
しもつきの雨もあふるる花の碧 濡羽も宿せひるがおの君
20
昔日
(
せきじつ
)
の秋の 祖母との思ひ出を繋ぐ
鬼灯
(
ほおずき
)
隣家の庭に
30
一度きり 釣り合わなくて背のびした フローラ選ぶ マイ
人生
(
ストーリー
)
12
雨強く 寒さ感じた 一日に ミネストローネ 夜のご馳走
29
じゃが芋を黙々と剥くピーラーは二十余年の現役選手
44
新聞に載らぬ日のない「熊」と「詐欺」関わりなさそでありそな話
25
田舎町にトパーズ色の光差す夕焼けチャイムの「恋は水色」
29
孤独には人は勝てない事もある何も残さず死んだ若者
31
きみにだけ見せた一話のドキドキを今も探して作家になった
9
立冬に 立ちのぼる湯気ヒュウヒュウと まな板の音朝餉の味噌汁
27
四度だけ寝ればパパには会えるのよ そう諭す君目を赤くして
14
野沢菜を採って洗って漬け込めば 冬の支度がひとつ終われリ(まだやってない)
18
悔いばかり蘇りきて寝付けずに夜の静寂に雨音を聞く
30
聞きなれたタイトルコール日常へ戻るラジオにほっと息つく/津波注意情報解除時に
25
新米が 吾子より届き 涙出る 親馬鹿ながら 孝行息子
33
失言の恐怖症って言いながらいっぱいしゃべるあなたに安堵
23
泣き顔の 眉にも似たり 紫の 細き三日月 連れて
夜
(
よ
)
歩く
27
そばにいてほしい時ほどさみしさに強くなってくわたし演じる
53
泣き叫ぶ 子供を見つつ 早歩き 君は泣いたら 助けが来るのね
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