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あきつ風 雲の通ひ路こころあらば ふみ吹き寄せて人に届けよ
20
大仕事 終えた翌日 機嫌よく 二日目になり 来る疲労感
22
久々に犬も食わないナンとやら 秋刀魚の塩焼き二人で黙食
53
人間に怖がられないお化けたちハロウィンの夜はお
家
(
うち
)
でふて寝
15
友からの 退院したと 報せ受け 少し心配 されど安心
29
橙
(
だいだい
)
の小さき花から漂う
香
(
か
)
その
芳
(
かぐわ
)
しさに胸膨らませ
19
あの頃に思い描いた大人とは程遠いけどホームへ向かう
19
この蜜柑可愛いねって
幼児
(
おさなご
)
が笑えば今朝は温かい朝
46
西
(
にし
)
拝み花散り果つるルドベキア 種摘むひとの背のかげの青
20
愛を説き信じた愛に殺された貴女への愛童話に咲かせ
9
この街のどこが好きかと尋ねられ涙を堪え海と答えた
21
雨に散る金木犀はまだ濡れて仄かに甘い香りの朝で
51
嵐吹く 私の中の海もまた 光のどけき 日を 願いつつ
61
ものごとを悪い方にばかり取りたがる自分を可哀想だと思う
11
テレヴィのなかの日の丸にほほゑめる首脳に光差す優生卵
22
列王に名を遺すてふみづからの榮代の後までいくさせむ
22
高齢の妻より体力あるだろうなのに旦那は手ぶらで歩く
14
退勤後フードコートに集合でみんなで食べるラーメン旨し
39
葬儀屋のネオンサインは煌々と大河の様な国道の脇
39
切り花のコスパ日割りで考えるそんな僕にも秋のひだまり
43
夏を越し寒さに果てた我が友の 墓標に積もるは金木犀(子どもの頃飼ってたクワガタ虫です。)
11
風邪の子に焼くオムレツの甘い香と休む仕事の後ろめたさと
47
奥津城
(
おくつき
)
のきぬぎぬにすそふむ人の
常世
(
とこよ
)
にかへす波はあらじと
16
明るくて大きな月で立ち止まり見上げてしまう様な月です
41
聞いたこと 言わずに留める 自尊心 ただ今全力育成中
20
決勝で待ってるからなと言われたけど二人とも初戦で負けた
22
銅像になってる人の業績も顔も名前もまるで知らない
28
わが
庵
(
いほ
)
は木の葉散り敷き道もなしいづくを分きて冬のきぬらむ
12
木枯らしの吹き余しつる草の
庵
(
いほ
)
にさらに
侘
(
わ
)
びよと照る冬の月
13
神無月誰に
手向
(
たむ
)
けむ
幣
(
ぬさ
)
ぞとて紅葉吹き払ふ木枯らしの風
13
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