幸せ増やす エンドルフィン ドーパミンに オキシトシン セロトニンも必要
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「 歳とると 寂しいことばかり 」と おばあちゃん 退院する人 見送った後
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温もりを 肌で感じる 昼日向 夜は温き手で 恩返しする
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消しきれず ゴミ箱の底へ重なりぬ 唾棄した歌の 朽ち果てるまで
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君のためという一言に背徳の臭いを嗅いでただ聴いている /背徳の忠言
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徒然と昼寝を友に過ごす身に駿馬のごとく日々過ぎてゆく /光陰如駿馬
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ぽかぽかと日差し春めきふらふらと裸で歩く人も出てくる /風狂如春酔
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あっちむいてブイ 勝敗より終わったこと祝って夕飯は二百グラムのからあげ
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雨音が草の匂いが春の概念に変換されている朝の
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白米は 子供のように 跳ね回る 「父さん母さん」 忘れたように
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転がつて血まみれの子のそばにをり燃えるゴミ出すゴミ捨て場前
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友の母連れて戻りし子は去れり 走れメロスの別エピソード
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どす黒き中年となり小三とおなじ血なのか不意の採血
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平凡を装ってすれ違うあなた肌の色がもし違かったら刺されていた
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メディア手玉に一極政治起ち上がる 「皆」 目を開け 耳かっぽじれ
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酩酊によろめく指でたたら踏む 送信しちゃった! もう戻れない
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愛を学習していないエーアイにスケベイラストを描けぬと言われ やあ三日月
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ここに並んだ三十行を埋め尽くしたら、俺が誰だか分かってくれるか
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主の居ぬ菜園の隅転がった園芸支柱は捨て猫の様
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虫けら一つ疋 撫でやうとして 殺して了ふ
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黄泉路より呼ぶ人あれば逆まきて平坂捲きて返す平坂
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陽射して 山の背なだれ 白煙の 滑り轟き 雪嶺(ゆきね)静けし
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雪吹雪 枝垂れる 寒椿  花の舞い散り くれない滲む 雪の間に
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雪吹雪 ゆらゆら揺れる かずら橋 凍つ風おろし 枯れ木は黙し 春を待つ
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春の朝 山の端霞て おぼろ月 陽射し影朧 夢かうつつか 梅の香溢れ 春を待つ 春寒に 山の端霞て おぼろ月 陽射し影朧 夢かうつつか 梅の香溢れ 春を待つ 春寒に 山の端霞て おぼろ月 陽射し影朧 夢かうつつか 梅の香溢れ 春を待つ 春寒に 山の端霞て おぼろ月 陽射し影朧 夢かうつつか 梅の香溢れ 春を待つ 春寒に 山の端霞て おぼろ月 陽射し影朧 夢かうつつか 梅の香溢れ 春を待つ
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さり気なく 嘘で築いた 戦後日本 裁かれぬ人 黄泉の人なり
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空きコマは 遊びで埋めて いざ授業  行かずに帰る 私の美学
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良いところ見て付き合うの大事だとそう言った人思い出すのに
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米寿まで生きてくれたねお母さんちゃんぽんうどん食べにいこうや
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厄介なやつだろうとは思うけど連れていきたや和膳はんなり 
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