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すれ違う回送電車に 脳みそを ひったくられてしまったようだ
9
メンタルはアップできずにダウンのみ こんな美しい春というのに
30
早苗田の空を写した水面揺れ早苗は育つ蛙待ちをり
29
杖をつき 前行く老人 カートには 花束一つ ゆっくり揺れる
48
自由 鋼鐡天井ゆ開放されし青空へかなしみの謳歌ひびけり
13
夕立に なす術もなく 立ちつくす 信号待ちで 水行のごと
27
家を捨て世を捨て流れ公園に
ホームレスの
(
ホームのない
)
人バラを見ている
31
おやゆびの姫のごとくに
小
(
ち
)
さき花ヒメシャラの笑み雨に濡れても \ 五月尽日
25
見上げると夜空の月が
微笑
(
ほほえ
)
んで 今頃君も笑っているね
35
詠みつづける
三十一字
(
みそひともじ
)
に秘められた思考と記憶がうたになるまで
8
登りきれば そこが楽園 かといえば わからぬままに 必死に登る
40
ナツィストの肋骨より納まりぬ軍卒の襤褸なせるは憐れ
10
Floral dandelion breaks isolation and fusion.
4
先生の見舞いに行けぬ少年は雨漏る家にひとり涙す
25
幼児
(
おさなご
)
を膝に抱えて二人して歯磨きしてる今日は父の日
58
いい歳の おばさんだけど 年上に 見られて哀し 女心よ
22
カッポカッポ お馬の様に歩いたね もうもう動かぬ
愛犬
(
キミ
)
のその脚
48
ナイターの ない夏至の夜 うっかりと
開
(
ひら
)
いてしまった つれない家計簿
40
どしゃ降りの 雨の朝にも
四十雀
(
しじゅうから
)
ピーツピーツと 鳴き続けおり
47
離れても同じドラマを観ていたね 自分時間に浸って見返す
27
ゆっくりと瞳に
溢
(
あふ
)
れ出してくる涙を見てる怒れる人の
35
しらんけど 何だかすごい パワーワード
万波中正
(
まんなみちゅうせい
)
夢に出でたり
26
梅雨開けて 明日の予報は 晴れだけど 猛暑の文字が 添えられており
22
母さんが妙に照れてる 白髪の紳士とばったり再会した日
19
カレンダー猛暑追いかけ七月に 雨も降らないああ半夏生
14
いたずらを謝る如く 土砂降りは止みて 公道には架かる虹
29
原因を探すよりまず気付くこと「注意サイン」が伝えてる事/wrap勉強中
15
もうすぐに雷雨がやってくるのかなこの呼吸苦と下がるメンタル/wrap
19
人の波をイートインからながめつつ食べるおにぎり格別な味
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家族すら持たぬ女はさびしくて人恋しさに人をながめる
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