決まってる人生何周回っても いつも貴方は私のヒーロー
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前下がりボブがめっちゃ憧れで 今週日曜カットに行きます/羨ましいです ひさかた乃様
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なんとなく今日は無音でいたくって 家事する音が響くキッチン
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なにもかも知っている顔こたつ猫あごを撫でろと首をのばして
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窓開けた瞬時に聞こえたホーホケキョ 散歩うながす雨上がりの朝
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きらめいた瞳の形まんまるであなたの好きなパンケーキみたい
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伸びたままほうっておくよりずっとましセルフカットの不出来なぐさ
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春の雪が僕のまつ毛に乗っかってこのまま一生溶けなくていい
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数日を袋編みだけに費やして去年と違うレッグウォーマー
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病む人の ささえになりし つえ探す 我がささえに なるのが良しと
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壊された壁が残っているように立ち尽くすしか術のない場所
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切りすぎた前髪おさえ笑ってる君に吹く春白シャツなびく
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謝るよ、顔は好みじゃないけれど、君がいないと満たされないんだ
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静寂が僕を酔わせて夕暮れの雨の雫にロマン感じる
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見ない間の心配よそに灰猫の何ら変わらぬ日向ぼこかな
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紅を指すの横顔に白妙の綿帽子見る春のまぼろし
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隣屋根に残った雪と春霖と福寿草だけ光あつめる
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菩提寺の桜今年も咲き初むる巡る季節と流るる時と
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しなやかな猫の如くに駆けだせば雪解けの泥青春に散る
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食い付いた 干物どろぼう 執念で 宙吊りになり しがみつく猫
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帰り際 角曲がるまで 見送って 手を振る父に 祖母のおもかげ
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本当に美しい日はおそらくは忘れてしまう程穏やかで
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昔ここ何だったっけ建物が解体された跡地の前で
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咲ききればられる定め古桜ふるざくら何も言わずにただ咲き誇り
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薄衣が春風漉してサラサラと音を立てたる朝焼けの辻
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ほろ酔いで星を見上げてゆく道の頬にやんわり落ちる春雪
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冴返る春に負けじと 花びらは がくとどまる 散らぬようにと
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桜木の並木に降るる花吹雪古い団地を淡く抱いて
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バス停の桜花は誇り高き顔 いつかお前もみなに踏まれる
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消えた子を見つけられずにはや一年 探してないのは仏壇の中
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