テストにて 「足枷」の字を 読めたから 今日はその字が 頭をめぐる
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ドン!と咲く花火が 僕には弾け飛び 光る血肉に 見えたあの夜
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私には私のための絶対の物差しがあり、それは折れない。
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いつの日か、歪めた物差しの目盛りが標準になるその日が怖い。
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「積読」も電子書籍で買ったなら画面の奥で罪悪も無し
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涼風はどちら側から吹くでしょう?夏と秋とがゆきかうみち
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カラスってマジ賢いね だってさあ うちの網戸は枠しかないよ
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雲がかる 夫問つまどい予期せず あごをだす 夢見た心ぞ 噴き出す愛情
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「神様今日も朝をありがとう」言えない日は釜を覗いてる
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おかあちゃんが「ふっきん腹筋」してるとき ちかたなく仕方なく おいしいおみずのうつわでのむ ねこ(水道水派w)
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どうしよう 何着ようかな 迷いつつ 昨日出会った 天然石パープルちゃんだけは>一点もののピンキーリング💍
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普通じゃなくて 悩んだことは あったかな 枠にハマらぬは 幼き頃から(普通ってなに?)
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中学の卒アルを紐解いていく 君の名だけは見ぬようにして
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ミジンコになれたとしたらミクロンの情動にさえ気づけるのかな
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悩ましき上天重を食らう様出世払いとのたまいにけり
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バリキャリのばあちゃんが煮るかぼちゃには柔らかさなんて微塵もない
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ブレーキとアクセル間違える前に、まず疑おう己の能力
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夜の空 光り弾けた大輪の花に 隠しきれぬ虚しさ
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夕暮れにフェンスの影を踏みながら格子模様のきみが振り向く
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ソラニンの発せられない「と」のような事がこの世にあるとするなら
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萩の露荻の上風うはかぜ虫の声もののあはれは秋ぞまされる
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うっとりと あまき緑茶に 酔いしれて その名は薫 奇しくも「薫」
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帰りつき 手ずからオヤツをやるひととき ただいまただいま わがよ ただいま😸
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灼熱に床屋に髪を切りに行き汗拭きタオル無駄に使わす
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お抹茶と 緑茶の違い 知れたから 二十六日は 抹茶記念日
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ねこたちと キスする傍ら 香を嗅ぐ 今日一日は宇治に浸りたく
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少しだけもう少しだけ食べたいな そういう悪魔はタバコでたおす(喫煙にも一分の理)
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明瞭に誰の役にも立たない日 ガチャを一つ引く、天使を
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おめでとう心の底から思えない 君に伝える勇気も出ない
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正午過ぎ もはや紙くず 履歴書や また薄暗い 六畳一間
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