星影の 埋もれるような 喧騒も 夜だかく独り 君は輝け
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新しいノートを開くときのように年の初めの意欲ふくらむ/本年もよろしくおねがいします
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踊り場はそういう意味じゃないのだが そういう意味ならずっと素敵だ
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不従順を 叱りて鞭を 当てし事 悔やめば馬の 背を長く洗う
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ようやっと老夫婦ふたりきりの正月に すき焼きなどをつついてみている
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山茶花に集う雀ら可愛かいらしと慈しむごと満開の紅
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大体の嘘はニベアで隠せるとガールズバーで教えてもらう
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丑三つはあえかな道の開くときすっと心が抜け落ちるとき
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毎日を壁面ミラーを見て過し飽きることなき病衣の十日
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赤々と眼前に今道はあり茂吉の歌が轟然と射つ
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じんわりと 民生が歌う トリビュート 私は今日まで生きてみました
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世の中はいろんなことがおきてると眺め回してたたむ新聞
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冷めぬよう湯船のふたを引き寄せてオイルサーディンのようにぬくまる
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リビングで話す時間が隠し味少し強めの塩味も好き
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美味いじゃん! 噂の関西名物 ご飯のおかずにお好み焼き /今日の配食🍱
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寒風に踏み出す勇気我にあれ今年の目標ウォーキングとす
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朝食にゆで卵2個食べ続け最近ちょっと調子が良いわ
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テーブルにこぼれた蜜を指で拭く かりんとう焼くよな午後が好き
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きみが言う「さみしいじゃん」は青空に画鋲をひとつ刺すような音
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杖をつく爺ちゃん追い越す背中あり子供は風を連れて走るよ
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馬の尾の 顔払いたるを 叱りつつ 蹄油ていゆ塗り終え 仰ぐ落日らくじつ
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砕けちゃった僕の心がでもいいんだこぼれて君の星空になる
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「連れてくよ」あの非常口の緑へと僕があなたの光になる日
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粘膜もそろそろ慣れた罪の味 神様もっと寝たふりしてて
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人生の幾許いくばくをあなたにあげる それとも私と共に逝きますか
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ひとり寝の 眠れぬ夜の さびしさに 冷たさだけが 纏い付きけり
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寒き夜 眠れぬままに 日をまたぎ 独りを憂ひ 来る朝憂ふ
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謎解きの気分で読むも乙なもの解釈ひとつでワチャワチャしたり
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耐え難き 寒さの中の 眠れぬ せめての癒し 暖房ピッ
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「ごめんね」と息子が謝るそのあとの空の青さに名前をつけたい
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