こんなにもこんなにもこんなにもなのにジンジャーエールはいつもの味で
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午前四時、ひとり背広のなりをして 遊具と戯れ雨粒浴びる 
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梅雨明けの空に虹色ドロップス ハッカの飴は君にあげるね
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生きる糧得るために 爪割り乍ら床を引き掻く紅い指先
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煙草なぞやめてしまえと恋人に口づけのたびマルボロの味
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殴るのも殴られるのも見てるのもいずれにしてもおしゃれなメガネ
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保健室やさしく包帯巻くひとが心の傷も癒してくれた
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ちん黙の コドクを埋める マンゲキョウ こっちへおいでと 誘い満ちる
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高機能紫外線加熱調理器具 ターンテーブルの上にいます
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何となくそこが海だというだけで 肋骨が開く心持ちする
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あなたには龍の雲ありしたたかに雨落とす影白々と立ち
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オオカゼガマチガイナシニチカヅクとまじない文様浮かぶ天気図
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名残なごりとは胸しぼられる重さなく道端の一葉ひとはさやれる音か
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巨大なるクマバチまん羽音はおとして窓うなるただただ恐ろしく
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継ぐ人の無き家清く飾られて裾先すそさきくぎ掛かる如く呼ぶ
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小太鼓のみて閉じる傘越しの空に龍神雨を吸い込む
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今はまだ背景でゐる稲の穂のすこやかに待つ静かなる午後
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たとふればとろめく絹の手触りか金木犀のかほりするりと
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休日が役割終えて穂薄ほすすきも熟れ白綿毛好ききに舞う
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はれて豊か山吹色の伸び伸びと今年の幸のほがらかなりて
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木塀よりのぞく柿ありさながらに昭和の磯野いその邸よと興じ
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道すがらふと列並び待ち並び並び並びて食べるコロッケ
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知らずとも踏みて気付けば歌うたふ口となりけり団栗どんぐりコロコ
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ここだけの秘密すこんと消えて行く秋の限定チョコ舌の上
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自画自賛 おれが作ったジンジャーエールが世界で一番おいしいはずさ
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逃げ場なき条件なれば主体性などあり得ない 奴隷制なり
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ウルトラマン・仮面ライダー・ゴレンジャー・・・・・・こどもの夢は黒服を着る。
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炭酸のだのこるジンジャーエールがしずかに音をたてている
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目が合ったその一瞬の窒息感 首にかかった手は恋だろう
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エアコンが喉の奥までかわかして さよならだけが言えなくなった
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