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馬の尾の 顔払いたるを 叱りつつ
蹄油
(
ていゆ
)
塗り終え 仰ぐ
落日
(
らくじつ
)
21
冴ゆる冬空 ふたご座を追ひ 浮上しをりぬ
寒夜
(
かんや
)
の
更待月
(
さらまちづき
)
22
忙しない時が私をクズにして レジに並んだ老婆を憎む
13
蟲が沸く 新年早々脳腐り アイツの性器切り落としたい
8
今さらに夏らしいことしたくなり 凍てつく銀の六花を思う
14
しんどいと瞼が重そうにしてるの 当たり前なのに そうじゃないみたい
7
待合室 長椅子の上 タップダンス ママの隣がステージだもん
10
バスの窓 知ってる道とかお店とか 私の顔とか 次で降ります
7
足りないね 人手や時間 分かりたい ひとのこころは 癒せないのか
10
いちばん良いものを天国いちばん悪いものを地獄と生きてる人が
10
雑音を吸い込みながら降るけれど雪は白色静かに積もる
31
よく知っているけど 未だにスマホでは打ったことない言葉:『巻き尺』
7
不安でも一日ずつを生き延びて 詠み返す日に泣けますように
18
雀二羽 ぷっくり膨らみ 植え込みに 天敵のない 青空の
下
(
もと
)
40
「泣けるわ」とスマホを閉じて見上げれば三十一文字の空広がって
28
推しが
嫁
(
い
)
く また裏切るの?糞女が いいよ。シェリルは永遠だから
16
「いいね」より温かいのは三十一文字スマホの中に咲く花の雨
30
予感してカーテンさっと開けてみる 白い世界が広がっていた❄️
46
あの日から変わらぬ
毒
(
アイ
)
に侵されて もう3年か、凶器は絶えず
17
歩くたび抜かしていく人の背に元気だったわたしが見えるよ
36
掛け声の 余韻抱いて 影並べ 大きな夕焼け 背負って歩く
14
甘き色 洋菓子のごとき 薄桃の 薔薇に頬寄せ 爪を塗る夜
23
安心は見慣れた景色感動は見知らぬ景色 靴ひも結ぼう
42
奇跡かな 吾の生まれし日 梅一輪 寒空の下 静かに咲けり
33
君の来ぬ カフェで飲むホット チョコレート 帰れぬうちに 雪は吹雪ぬ
27
少しずつ前へ今年も能登地震から志すべてにな〜れ
12
心折れ 今を嘆きし 老木に 接ぎ木を成して 見届ける妻
20
見上げれば紅梅咲いてこの空のどこかにきっと精霊はいて
49
星屑の 銀の
階
(
きざはし
)
昇りゆき スノウフレイクの 銀河で踊らむ
26
高3生 決意を胸に あとにした 教室に光 しづかに満ちる/明日、共通テスト本番
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