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漫ろ雨 傘をさしつつ 空を仰ぐ 思案に暮れる その顔は濡れていた
3
昨日よりたしかな愛がほしいから日記に書いたあなたの名前
39
フード越し風が鳴るのを聴いている星瞬いて流れて消えて
48
やすき世は箱入りものやかたぬきの 匂い立つなきあはれなりけり
14
寒空の
下
(
もと
)
ひっそりと葉の裏に 剪定逃れ 残る
空蝉
(
うつぜみ
)
37
寂しさは空気が読める奴なので 友の後ろに隠れているの
15
あたしってなんてつまらぬ人間か そういう思考浮かんで消えて
12
エヴァ見ると自分を抱きしめつつ刺しているという感覚になる
7
ざわざわと人混みの声夕闇に染まる街並みイルミネーション
8
暁に 消え入りそうな下弦月 師走の空の雲間隠るる
28
漢でなく 日本に生まれし我ならば 漢(おとこ)ではなく 倭(おとこ)になろうぞ
7
薔薇色と
菫
(
すみれ
)
混ぜたる
揚羽蝶
(
あげはちょう
)
(
)
の 形崩して 逝く夕雲よ
27
八朔
(
はっさく
)
がおっきな箱で届く朝 フライング気味サンタ姉さん
34
怖いから歯をむき出して威嚇する 動物すらもしない仕草で
14
浜辺にて 君の名を書く 僕の指 打ち寄せる波 君が消えゆく
17
雲のない夕暮れの山その奥にそびえるあの山クリアに捉え/冬の晴れた日限定
26
「家じまい無事に済んだよ父さん」と墓に供える白い秋桜
39
召し上がれ 残さないでね 私の愛 消費期限が 切れちゃうからさ
10
ひさかたの光さざめく波間にも 君が
御髪
(
おぐし
)
を
手繰
(
たぐ
)
れ我が
櫂
(
かい
)
21
なんということもない事なんとなく上手くできないそんな今日です
46
いきなりのダークモードに戸惑ったわたしいますよいますよトイレ
29
喉痛く 唾を飲むにも覚悟要る 何故か風邪にも 長居をされる
24
コロちゃんは白の豆柴ポテポテと短い足で庭駆け回る
33
火をくべて ほくそ笑む軍需産業 この手にあるは 水か油か
34
冬の宵 満月照らす 君の頬 儚く消える 雪の花かな
12
通学路 友と歩いた 過ぎし日々 かつての道は 住宅街
17
ねぇ、コーンポタージュだね、木のスプーンだね、幸せだね
8
冬眠をする必要はないのだがあれもこれもと美味しくてつい
40
老人が犬を散歩に連れている歩いて止まる歩いて止まる
7
耳元で 響く
声音
(
こわね
)
鈴の声 思えば
馳せる
(
はせる
)
冬の
喧騒
(
けんそう
)
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