好きじゃないお菓子でお腹いっぱいで好きなとんかつお持ち帰りに
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もう夏も終わりかななんて天気雨聴きつつ 声にす花びらのみかん
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我が家に 来たモンステラ 鉢植えに 言葉をかけて 家族となりし
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溜め息を遠慮もなしに吐いてみる どうせ今夜は仮装行列
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甘すぎて 喉を焦がした チョコレート 夢の欠片を 吐き出す夜か
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今宵だけ ジャックオランタン携えて 僕も甘味を乞うてみようか
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また落ちる 資格の試験に 我嘆き 傾向まるで 成長せずと
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「ほら今日はハロウィンだから食べなさい」鉢に盛りたるカボチャの煮つけ
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桜葉さくらば 一葉ひとはのこらず 落ち果てて 届かぬ手紙 どどと着くよに
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手に取れば「小さい気がする」サイズなど家で測って承知なくせに/ザル·鍋等購入時に
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マカロンのような軽い共感した後で寄り添えたのか?反省をする/解散後
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金魚妻 わたしの鉢はちいさくて 今は自由に游いでいるか
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移植されし樹齢二千のオリーブの挿し木ひと枝我が家の庭に「ナガシマフアーム」
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クマさんがお待ちなさいと言うけれど喋る個体は危険らしくて
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砂かぶり動かない ママの卵焼き ぼくひとりレジャーシートをたたむ
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肉体は一度死んだら戻らない 心も同じメンタルヘルス /鬱短歌
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何度でも返り咲くのは黴ばかり 深夜だけ出る潔癖のさが
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より甘く控えめなの銀木犀金の後追い香り途絶える
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うっすらと雪化粧した遠嶺に「今年も来たね」と『今は』思える(まだ憎くはない)
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悪夢しか 出ないおまえの存在を 覚めて叫んで 己を呪う
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昨日観た映画の続き生きる様、絶望じゃなく、希望を持って
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くもらせて雨を降らすも人ならば 晴らせて照らす故も人なり
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よくはれてぼくはきんいろきみがぎんいろ ふたりわらえばにじいろしかく
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名月を丸く見たくて度の強い眼鏡欲しくなる十三夜かな
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切り花のコスパ日割りで考えるそんな僕にも秋のひだまり
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薄氷うすらいの ごとき夕月 ふち欠けて 羽虫の飛びて 闇に溶けゆく 
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静寂の 秋の夜長に 君想い 歌奏でるは ああ小夜曲セレナーデ
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雨戸開け施設の義姉あねの家じまい開くアルバムに手を止め見入る
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おまえのな 出来ないことと行けぬとこ 我独り往く 共通おもいではない
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「Culture」に「文化」をあてし先人を探しつつ知る「明治節」やら
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