梓弓 はるねに醒めて うつつらに ゆく日をながめ さす玉の枝
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俺は俺 キミは恩師と 慕うけど イケすかないね 俺は嫌いだ
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替えかけた 衣やっぱり 寒いから 冬の格好 再び袖を 
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君のこと、好きな人など居なくなれ。世界は「二人」が丁度いい。
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夜の中 静かな声が 響いてる
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安息の ベッドを次の 三幕で 死者の柩に 変える無慈悲さ 「エイリアン2」オマージュ
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父祖たちの 開拓精神 受け継がぬ はずの男に フロンティアの知恵 「ターミナル」オマージュ
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中トロよ 赤身もいいね イカいかが ふたりで刺身 分け合った夜
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人権の 教育受けた 大人らが ホイッスル吹き 静かにしろよ
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砂原さん。 私もきっと 破天荒。 ちいかわ同士 仲良くしましょ
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どっぷりと水平線を焦がしては「また明日ね」と夕暮れなずむ
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木塀よりのぞく柿ありさながらに昭和の磯野いその邸よと興じ
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夜歩く知らない街は喧騒に膜がかかりて限りが見えず
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父と子がカイト飛ばして声を張る冷えた強風つよかぜこれも良きかな
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ワンタタン ワンタンタタタ タタタタン ワンタタタタン ワンワンワンタ
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陽の名残なごり集めて重き鈴なりの蜜柑は照らす冬の庭先
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自分との約束の木は知らぬ間にたくさんの実を結んだのです
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万が一品質に不都合があり春が来ないとなったら叫べ
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眩しさで見逃していた目の前の開かれた扉を影で知る
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健やかな重みありてかひしひしと空にひつぱられて梅咲けり
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それなのに過ぎた日にある溜息は真面目であるほどに滑稽だ
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姿勢よくかたく変わらずそこにいる家族とは鉄だ柱だ
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こっそりと隙間に開く蒲公英よお前いったいどこから来たの
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知らぬ間に辺り一切桃色に霞み崩れるはずだ愉快だ
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みしみしと成長痛の音がする若き桜の伸びていく様
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春雨に負ける桜は見たくない試合は始まったばかりだろ
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憂鬱を飛ばしたい風強く吹く忘れたい忘れたいと叫ぶ
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気がかりが耐え難くあるこの世でも光は不足なく流れ込む
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贅沢な時間を過ごし来たものだ2020を超えての我等
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厚切りの休日加減よく焦がし少し溶かした甘えを乗せる
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