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鮮やかに映る餡蜜フルーツは雪と曇天の日々に彩り
20
雪解けてついに露わなる田んぼ水面凝視すノスリ目敏し
19
一塁
(
ファースト
)
はポニーテールの女の子少年野球の言葉ぞ古し
43
ブチ野良に 強面じいさん餌をやる 猫なで声に心あたたか
18
古希祝い 孫もローソク吹き消して どっちが主役? にんまり二人
31
君がおく パンプスのなか白々と 白蛇のごとく 我をからめとる
5
ころころと鈴音のような君の声 荒ぶるときも耳にやさしき
7
夕暮れの桜吹雪を切り裂いて飛ぶ白球に胸を躍らす
8
ぱらぱらと貴方の恋が実る音 エピローグ読めないやまだごめん
6
歳取れば 書くこと同じ日記帳 認知予防はいとむずかしき
13
後ろから狙う賢さトンビかな 花見の弁当一瞬で消え
30
風強き
花弁
(
はなびら
)
舞い上げ 山が泣く 紅葉と
夏椿
(
シャラ
)
の 新芽も踊る
23
風に舞い 窓より入りた 花弁が ドレッサーに落つ…おかえりなさい
21
見上げれば あの日あの時よみがえる 息子の記念樹 八重桜満開
31
雨に濡れ一つ二つと落ちる花 庭はもうすぐピンクの
絨毯
(
じゅうたん
)
35
故郷から小包届き よし決まり! 今日の夕餉は山菜
三昧
(
ざんまい
)
35
咲き竸うツツジ美しウォーキング
愛犬
(
キミ
)
の思い出詰まった道を
38
言い訳をしないところが似ているね まるで僕の過去みたいな君
5
悪性の
痼
(
しこり
)
を胸に焼き棄てて少し明るい海に漕ぎ出す
8
花びらは アスファルトにさえ 解けてゆく 桜という名の かたちを借りて
46
音声
(
おんじょう
)
と
文字
(
もんじ
)
を深くかきわけてまだここにないことばを捜す
12
雨上がり 川の両岸一面に 活き活きと咲く 野の花愛らし
30
ただ一つ作れる料理はカレーなり 夫の定番メニュー 母の日
27
鍬をふる 夏の野菜を 食むために 時をさまよう あなたのために
35
手先なら多分そこそこ器用なの 言葉はいつも出てこないけど
7
朽ち果てた パチンコ店の 駐車場 かつての栄華 そのままに藤
39
あなたとしか共有してないプレイリストの再生数が愛しい
6
若葉風 左脇腹 肉離れ ハムの四番を 護り給え
/
推し活
22
たわわなる リラの花房 街角で 胸いっぱいに 香りを満たす
/
ライラック祭り
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お笑いの賞レースを見たあとの重いニュースが流れる時間
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