Utakata
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人知れず春の種蒔く人のよに雨はそぼ降る日の出の前に
45
星冴えて 雪の
灯
(
あか
)
りが ほの照らす 遠ざけてきた
小
(
ち
)
さきぬくもり
38
手強
(
てごわ
)
くて
金串
(
かなぐし
)
に聞くさつま芋蒸して確かめ蒸しては確かめ
23
成長や発達に良い効果ある大人のビール最初が美味い
13
下を向く吾を諭すはカレンダーの猫の目まるく明日を見ている
29
結晶を 結べないまま 降り積もる ゆるかった冬 豆をほお張る
30
深夜まで
細
(
こま
)
い作業を終えられず午前二時前空腹に病む
27
ふと見ると 東の空の 低い位置 午後十二時の 上弦の月
34
ポケットに夢がいくつもあったけどポケットの無い服ばかり着る
28
雨天なく 買って
二月
(
ふたつき
)
雨靴は 出番を控え 靴箱の中
26
池のすみ氷張らずに残りたるわずかな場所に鴨のひと群れ
28
春を待ち 葉も花もない
裸木
(
はだかぎ
)
の 美しき枝振りに
見惚
(
みと
)
れて
35
降りしきる 雪の合い間に 一筋の光りはありて ひた走る春
42
丸くなり風を受けつつ眠る猫
撫
(
な
)
でたくなるよな背中をむけて
39
なぜだろう『ねこふんじゃった』それだけは 誰でも弾ける かんたんな曲
17
機上より 眺める海は
凪
(
なぎ
)
満ちて 輪廻を超えて 虹色に光る
31
待ちあわせ 早く家出て 寄り道をしたら見つけた 欲しかった本
22
松の木の敷き詰められた葉の他にあれだけの風も跡は残らじ
20
再生機 製造中止 思い出の あの曲もみな 幻となり
21
寝転がり床に射し入る陽だまりに手を伸ばしたら春つかまえて
27
ごみ置場整え小さなボランティア黄の水仙が吾を見ている
26
目的地目指し まっすぐ行くはずが
誘
(
いざな
)
うか如しの 分かれ道
18
空見つつ結露の窓を拭きながら真冬日の月惜しむ僕あり
28
部屋
灯
(
あか
)
りパチリとつけて夕刻を夜へと変えて
夕餉
(
ゆうげ
)
の支度
44
開花待つ 月下美人は 霜焼けの如 葉の先を 紫に染め
24
「おいしい」と 手料理を褒められる
如
(
ごと
)
「いいね」と評価いただく短歌/感謝を込めて
(^^)
23
生姜ねぎきびしい季節もあと少しお守りとして日々使いつつ
19
夜更けにてカップヌードル食いたくて湯気まで食いぬ寒さ避けつつ
23
同じ事繰り返してる日々だけど それってとても幸せなんだね
46
おそらくは我が
家
(
や
)
の歴史一の値のお米大事に炊きあげて
食
(
は
)
む
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