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題∶「休日」 今宵のみ 急がず焦れず ゆるゆると 夢もうつつの 波に身を置く
18
甘き色 洋菓子のごとき 薄桃の 薔薇に頬寄せ 爪を塗る夜
23
安心は見慣れた景色感動は見知らぬ景色 靴ひも結ぼう
42
奇跡かな 吾の生まれし日 梅一輪 寒空の下 静かに咲けり
33
君の来ぬ カフェで飲むホット チョコレート 帰れぬうちに 雪は吹雪ぬ
27
少しずつ前へ今年も能登地震から志すべてにな〜れ
12
静寂を破りて急ぐサイレンを 無事であれよと見守る
明星
(
みょうじょう
)
27
布団という安全地帯に包まれて 外の嵐も遠い響きに
31
役立てず吾は猫なり窓のそば日向のなかに外を眺むる
34
災
(
わざわい
)
は
一切全
(
いっさいすべ
)
てを 奪い去る されどそれすら
糧
(
かて
)
と
為
(
な
)
す君
16
心折れ 今を嘆きし 老木に 接ぎ木を成して 見届ける妻
20
目的をクリアに持てば大丈夫思考も晴れてまた歩み出す
31
星屑の 銀の
階
(
きざはし
)
昇りゆき スノウフレイクの 銀河で踊らむ
26
テーブルの 花瓶にいけた 小枝から 梅が一輪 春の息吹が
31
高3生 決意を胸に あとにした 教室に光 しづかに満ちる/明日、共通テスト本番
31
いくつもの 眠れぬ夜を 乗り越えて 赤く滲んだ手 いざ本番へ/先輩方、頑張って下さい…!
26
薄っすらと積もった雪で遊ぶよう雀の足跡あちらこちらに
27
積雪の歩道に残る足跡と同じ歩幅で歩くいずさよ
20
えんぴつをころがすようにやすやすと答え出せない恋のマークシート
14
「愛(かな)し」とは「悲し」に似ててわが胸に一匹の鬼棲ませてやまず
29
二十歳なる光の殻を脱ぎ捨ててゆく背なまぶし 息子(むこ)に幸あれ
31
湯気の向こう誰の期待も届かない場所としてある朝の珈琲
25
スマホから指を離してひらがなの「やすみ」を飲み干す土曜のひかり
25
一日で 十五度の差は辛いけど ぬかるむ庭が少し嬉しく
24
「月が綺麗ですね」を待つきみの横顔は月
12
捨てられぬ 古き手紙の 薔薇色に 変色すまで また仕舞い置く
24
地下鉄に 凛と咲いてる 一輪の 百合と目が合い 見惚れた初冬
26
早朝の ダイヤの乱れに 涙する 神の
朝日
(
ダイヤ
)
の 乱れを思えば
11
皆眠る 刻はつとめて 書を開く このひとときは 我が
財宝
(
たから
)
なり
14
雪が解け重なり合った掌は愛が交差し熱が絡まる
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