その涙「ごめん」がいっぱいつまってる溢れる瞳の奥の青空
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怒られることが確定してる明日 睡眠薬も役には立たない
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繁忙期 貴女の笑顔が 続くよう 支える想い 更に熱くし
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何かしたいしてあげたいと 今日もひとりよがりなエゴを振りかざす
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はや12月 共通テストの影せまり 静かな焦りに襲われる
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今日からが十二月でももうすでに飽き飽きしてるクリスマスソング
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ダンス部のショーの名残りか講堂の隅にひとひら黄の紙吹雪
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裸木の枝振多彩なるを見て 描き写したし絵心あらば
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令和でも 霜月師走しもつきしわすへ 変わりけり  雪でも舞えば なおぞ嬉しき
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重き物 心にありて 歌にせば 東雲しののめあけに かせは外れり
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未来とか考えるのも嫌だから 明後日くらいで終わりにしたい /2025.07.25
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ひと様の花壇眺めて昼散歩陽に照らされし赤きマンリョウ
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朝の窓開いて今日も遠く立つ桜紅葉さくらもみじの輝きに会う
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時流れ 年明け妻の 三周忌 春には父の 一周忌… /寺に依頼す
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生きるのはしんどいことだしかしまだ飯が旨いと白寿の祖母が
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ケースからカードを出してひと手間の番号質問マイナ保険証/今日から移行
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無理をした 多分折れたな… あばら骨 今回もまた 自己治癒挑む
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アスファルト 割れ目に咲いた ビオラたち 可憐な花に 励まされおり
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窓に寄り 鰯雲見れば 君が弾く チェロの低く 空に溶けゆく
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学校の音楽室からもれてくる練習曲を月も聴いてる
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海に僕捨てられたからヴィーナスに片腕あげた十六の冬
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あぁ、君のいつも上がった口角は僕を倒せるやわらかい武器
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もう過ぎた十一月に降る雪は私のようにきえてゆくもの
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冬なのに 冷たいおろし 蕎麦食す 冷えた体に 気合がはいる
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想定を 超える時間の 会議終え 残務処理し 日付変わる夜
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近づかば ささっと飛んでこちら見る 嫌われカラスに遊ばる小春日
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山茶花を覆ふ枯葉の隙間から 顔だす一輪かくれんぼの笑み
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ついさっき嬉しい知らせ届いたの思わずちょっと小躍りしちゃう
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未来図を 想いのままに 描いたら 今の自分に 繋げていこう
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こちらでは冬に珍し曇り空明日あすはいっぱい寒くなるらし
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