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雨の降るひとりの部屋は寒寒と雨音を聴く静けさもよし
11
招かれた酒場に寄りてカウンター落ち着いて呑むひととき愉し
11
会いたいよ 君の写真に語る
夜半
(
よわ
)
この声はもう届かないけど
21
見上げると夜空の月が
微笑
(
ほほえ
)
んで 今頃君も笑っているね
34
渡された万年筆のあたたかさ君の体温に心ときめく
25
加熱して
辛
(
から
)
みが飛ぶのをいいことに
期近
(
きぢか
)
わさびをうどんで煮込む
22
土曜の午後バイクにまたがり風を受けコーヒー店で文庫本読む
9
あっさりが心守れる距離と云う 見出しに同意す休日の朝
48
蝋燭の 灯りをそっと 包むよに 心の灯りを 灯しませんか
39
嗚呼こんな輝くんだな微笑んだ君の頬には光あつまる
26
還暦の君に逢ったら問いたくて 知りたい人生質問60
35
梅雨空を見るたび
過
(
よぎ
)
る 在りし日の ティッシュで作る てるてる坊主
28
まあいっか どうにかなるを呟けば心や緩み
吾
(
あ
)
を楽にする
34
本当か天は二物を与えずとたった一つもくれないくせに
33
晴れで無く雨でも無しの
曖昧
(
あいまい
)
などっちつかずの空も梅雨らし
21
この僕を雨から守るためだけに産まれた傘を持って君待つ
23
暑い時半解凍で
勧
(
すす
)
めんと三連プリン
凍
(
こお
)
らして置く /暑さが来ます
24
雨音に包まれながら目を閉じる 雨のメロディー音符が踊る
42
経験を したのに同じ 傘の下 護られるはずの いのち 時雨て
41
ヒカキンにキャメルクラッチ決めた時 セイキンにもダメージが行ってる
5
空梅雨
(
からつゆ
)
の続く草地にひっそりと 居場所を求め
露草
(
つゆくさ
)
の
生
(
は
)
ゆ
25
いつになく暑がる事に疲れても今日は夏至の日ほんの入り口
23
夕の空
短歌
(
うた
)
の神様降りて来ず 早よ帰れよと ただ吾を急かす
40
まれに見る六月末の涼風に昭和の夏を思いくらべる
31
反戦を唱うる口で菓子を食み文字だけ拾う平和の国で
43
朝っぱら レノアビーズを ぶちまけて 家じゅう花の 香りいっぱい
49
ひとり寝の冷感シーツ触れながら肌の記憶を消す熱帯夜
28
母さんの知らないあなたがいるようにあなたの知らない過去の母さん
29
吹きぬける 猛暑のあいまの 涼風に ほっとひと息 蝶も蜂も
47
また今日も眠れぬ夜をくぐり抜け朝食少し豪華になった
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