Utakata
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tokinoiro
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季の色が移ろうように
心の風景も少しずつ変わっていく
移ろいゆく一瞬を 31音に込めて
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君の住む 街への仕事 甦る あの日の景色 良きも苦きも
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人生の 半分近く 踊りきて 音の深さを 改めて知る
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家を決め 分かれし道を 進みゆく かの人も今 何をか思ふ
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炎天下 吾子をプールに 連れて行き 泳ぎ疲れた 吾にビールを
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いつの日か 君と笑って 語れるか 宛てなき手紙 綴る思い出
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古も 吾も変わらず 人恋ひて 割れても末に 想ふ心は
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帰り道 号泣しては 座り込む ちいかわカレーに 救われる夜
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地味ながら 今日一日を 書き出せば 充実と見ゆ 母と子の時
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それでもと 思い描いた 未来へと 一歩踏み出す 道は見えねど
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前進と 思った矢先 振り出しに もはやどうにも できぬ気もして
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真新し 傘と長靴 身に付けて 露草見つけ 雨も楽しき
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何気ない 細かな記憶 よみがえる 長い年月 重ねていても
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何となく チーズケーキを 食べてみる 君が好きだと 言っていたから
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いつの日か 今の節目を 振り返り 是と言えるよう 力を尽くす
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時折りに 家族の記憶 目に触れて 揺れる心の なきこともなし
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どこまでも 平行線の かの人と 生活分ける 先見えぬ道
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色恋は 必須でないが 尊敬と 思いやる意思 必要と知る
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ピーピーと 探知機を手に 登園す 金属どこか 宝探しと
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結婚に 愛はいるのか いらないか 誰が解けるか 人生の謎
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遠方の 友が来たりて 積年の 互いの苦労 笑いに変わる
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自立とは 依存の先を 増やすこと 今その言葉 身に染みて聞く
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これ以上 一人で立てぬ そんな夜 「すぐ行く」と言う 友に救はる
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噛み合わぬ 議論に疲れ 抱きしめる 子の温かさ 全身に染む
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嬉々として 雨どいの水 傘に受け 道のり遠し 雨降りの朝
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来る夏の 明るい時間 灯台に 今は嵐の 波を渡ろう
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協調は「束の間」だった 諍いを 避けて未来を 築けぬものか
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触れずとも 心に灯る 存在が 日々を支える 推し活に似て
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何気ない 「好きな人とも 喧嘩する?」 子の問いにまた 育ちを感ず
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独特の 吾子の世界に 寄り添いて じっくり見る人 出会ってほしい
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五歳児が 絵心ないと 呟いた 母は大好き あなたのその絵
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