神様も仏様すら居ないだろう信仰たるは「偶像崇拝」
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教室に 居ても馴染まぬ 私には Utakataここがホントの 居場所と思ふ
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ぎゅうぎゅうの引き出し開けて哀しみを捨てよ無言の声が聴こえる
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体重計は 我に配慮など してくれず 「前より三キロ 太りましたね!😊」と
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花散るも宿根草はなほ愛し 繋ぎ咲かすが生き甲斐となり
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いま僕に また明日と言う太陽は 別の誰かに おはようと言う
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エアコンを切らば朝まで虫の声こうして秋は日々近づきぬ
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サンゴジュの実の色付きし散歩道雀の遊ぶ涼風の朝
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惜しむよに水色の雨落ちてきて僕らの肩にピリオドをうつ
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アボカドの水耕の種変化無く夏の絵日記白きままなり
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船の往く中川運河の倉庫群 荷役に残る昔の欠片かけら
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君をめとり 十年が経ち 君想う  心変らぬ 弥終いやはての恋 
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太ももに 湿気がまとい 敷布団と 擦れる不快感 雨の日の夜
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変わり種どんな新芽も花となれ三一を信じて高らかに咲け
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信号は 同じ景色見 四六時中 働いている 飽きぬのだろうか
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信号で日傘たたんで潤して一首メモしてまた風に乗り
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ストレスに負けない言葉を探してる「やりたくない」に勝てる言葉を
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何を美と するかは人に よるとして。 私は酢豚にパインを許さぬ
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使ひ慣れぬ言葉に不安を覚へ ダイヤル押す前に一呼吸
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すくわれて向こうに行けと流される小魚になり途方に暮れる
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シャリシャリと月の形の梨を喰む夜暗がりに小さく泣いて
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ぱたぱたと窓を打つ雨 雲間には青空覗く 猫と微睡まどろ
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昨日より活気に満ちた電車には夏の終わりの寂しさもあり
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だんじりを 挽きし先輩 ねぎらいし かしみんと串 岸和田の秋
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帰り道 峠の茶屋に 煙立ち 湯気が夕陽に 滲む一時
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路地道に のんびり二匹 猫背伸び 見つめし朝に 心でおはよ
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蘭奢待らんじゃたい 臨終りんじゅうまでに 聞きたしと  英雄の夢 われ伽羅きゃら
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熱気球 貴女と乗れたら 独り占め 景色と空気 貴女の笑顔
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緊急の メール処理する 茶屋の席 煎茶飲みつつ 沸き立つ雲海
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雨が降る そんな風吹く 午後三時 コスモス揺れる 旧道の家
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