Utakata
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生ぬるく塩からくてもこれは雨、感情線を埋めるのは雨
16
吹き荒るる連休初日はとりあへず朝飯済ませ寝床へもどる
13
花曇り雑草取りの果てに立ち汗ひきゆけば初夏の風かな
18
亡き父を 想い感じて 受く風に たてがみ揺れる 空の大帝
13
新緑の清しき風を吸い込みて五臓六腑が青に染まりし
23
喪っただけの衝撃ではなくて葬儀を終えて駆け走る街
16
美術館の 学芸員のように 澱みなく キャベツを語る 君の熱量
19
谷川にずらり吊るせし青と赤 鯉の目刺を干したるがごと
19
イメージが希望を形作るよに五月の風になる鯉のぼり
9
店員がうるさい服屋嫌だけど聞かれないのも寂しいんだな
9
月明けて 皐月初めの 勤めの日 書類に記す 卯月の日付
9
禿げネタの川柳ばかり投稿し禿げの選者の度量を試す
11
大阪に
筋
(
すぢ
)
ぞ多かる御堂筋牛筋煮込みその筋の人
16
マスクから出てる部分を武装してマスクの中で本音を叫ぶ
19
鳥かごの底に落ちてたピーちゃんへ弟と作る土まんじゅう
8
遠くまで行こうよ ぼくがいなくても回る世界をたのしむために
8
白雲をまばらに隠す鳥たちは天国なんて目指していない。
19
七十四歳
(
ななじゅうし
)
未だ試験の悪夢見ゆ 紅蓮の炎 埋み火なりと
15
「そんなに仕事仕事って言うなら仕事になっちゃえばいい」と犬が
10
ホームにて人身事故のアナウンス聞こえてくるよ「次はお前だ」
9
五月ならそんな季節と水菜買い小さなおまけの虫二匹居て
25
友として 黒柴我を認めたり 耳を倒して
匍匐前進
(
ほふくぜんしん
)
15
野間けやき樹齢千年有り無しの紀貫之のゆかりの神社 (
有無
(
ありなし
)
神社)
8
カーテンを開けて今日へと切り替える 連休初日 時計見ぬ朝
14
二週間買い忘れたる紅茶オレ バターロールとほっと一息
24
見上げれば肉球のついた四肢を投げ 好きに振る舞う毛玉と目が合う
8
何もかもほっぽり出してコーヒーを飲みにきました五月の二日
20
山の夜景 サイクリングロード 川の音 いつか懐かしむ 君の風景に
6
君の名は 画面に映る あの人は 頭にかかる 濃い霧晴れず
7
昨日今日 明日、明後日 生活は 進み続けて 止まってくれぬ
6
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