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夕空を懸命に飛ぶ蝶々に夏の終わりを教えられない
14
コスモスと ダリアが咲きし 公園は 色鮮やかな 絨毯のよう
17
四季桜 酷暑の秋に どう咲くか 和紙の里には 期待と不安が
23
彼岸前 墓前掃除し ダリアいけ 君の笑顔が 夕陽に浮かんで
23
街路樹に色なき風の通る朝 記録づくめの夏にさよなら
47
涼しげな 雨の降りそな 夜の庭 秋味飲んで 季節 を感じ
20
風に揺れ 戻りし青き リンドウの 芯の強さに 力を受けて
25
悪夢覚め夜明けの空は澄み渡り心に深く秋を吸い込む
34
昨秋に似たよな
短歌
(
うた
)
を詠んだかとおぼろな記憶確かむる朝
47
稲穂揺れ 立ちこぎ進む 坂道を 笑顔で通学 若い力が
16
初デート 空と雲を 眺めつつ 笑顔で話した 十五の秋は
17
断捨離で カセット見つけ 時戻り 四十年ぶり 元カノへ返す
19
ふらいぱん 可愛い店で 君が待つ オムライスの黃 幸せな色
22
打ち水にきらめく芽なり紫陽花の挿し木を包む秋風の色
44
霧雨の空に架かれる虹の弧を回せば弾む大縄とびに
29
同窓会散り際またねと手を振ればふと吹き抜ける放課後の風
26
証拠なく鹿蹴る人を異人とし騒ぎをあおる要人の言
22
霧のふる夜明けのまちに浮き上がる赤信号のけぶる道なり
34
真ん丸だ!
夫
(
きみ
)
が指さす西の空 並んで見つめた早朝の風景
30
「無用の用」我が心にも
響き来る鈍き動作も心明るく
30
温泉に 入浴剤で 早変わり 今日のお風呂は 登別の湯
26
秋の夜に哀しみ撫でる白き手を払えば闇に雨の
音
(
ね
)
のふる
35
朗読会 奇跡を集め 音楽と 宮沢賢治に 酔いしれる秋
26
ひたすらに眠ることと食べること 愛しさ増して 我が家の老犬 \ もうすぐ17歳
46
紫の朝顔ひとつ残り咲く黄の葉をゆらす秋の夕風
32
日の暮れの西側座席の眩しさが不意に懐かし午後の踏み切り
49
君は会社不適合者ではあるが社会不適合者ではないぞ
17
上司って存在自体人間を差別するハラスメントですよ
8
アルバムを開けば心過去へ飛ぶ秋の夜長は寂しさつのる
30
会うたびに玄米食べろと勧めてくれてたやつがこの世を去った
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