雪が解け重なり合った掌は愛が交差し熱が絡まる
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香しい葉で包まれた桜もち口いっぱいの春を噛みしめ
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縫いぐるみのお猿を乗せてカート押すばあ様お茶目な幼女になりて
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寂しげに 漂う雲よ 片恋よ 春を あのを 追うか待つのか
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習い事ともに学びし青年の病いに伏せつつ心痛しんつうきわむ
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病みて臥せば 枕は砂漠の砂となり うずもれ星と 眠り落ち行く
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今宵こそ回り道せむ 蒼き森  月のあかりを地図として踏む
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足腰に力入らず お座りも儘ならぬきみ 寿命乗り越へ
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白内障目を患いし我が猫は勘を頼りに平明に生き
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逆光 冷えのぼせのせいにしてポニーテールを揺らした瞳
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なにもかも集中できない 君のせい 頭で君が踊っているから
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冬の街 歩くとそこに 溢れ出る 要らぬ思い出 寂しさばかり
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前世の 記憶を垣間かいま 見たような 霧と光を からめたる風
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けんけんと 声を響かせ 春告げる  梅の花より 鮮やかな君  
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冬日差す畑の隅に枇杷の花甘き香りを風が運びぬ
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ちょっとだけ 君に寄りたい 冬の朝 わざと取り出す 有線イヤフォン
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短歌みたいな人生がいいなとか あまりにアバウト それでもいいか
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深夜なら黒糖紅茶と藤井風  胸の奥まで、ふう、じんわりと
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負けるまで続けてやると言いたいが一度も勝ったことのない古希
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ため息をつきて曲がれば白き富士雲を払いて満天の青
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勉強の 合間にスマホ ふとみると 君からLINE 火照るほっぺた 
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冬空にゆずの黄色がうれしくてとげも忘れて手をのばしてた
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海の果て 古代の王者は巡り合う 人が造りし鉄の王者と/映画『メガシャークvsメカシャーク』
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大寒は暦どおりの寒波来て 面目保つ二十四節気
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「あのね」って あなたにいつも 言うけれど  続きの「好き」は まだ言えないの
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我が田舎 還暦間近は 若い衆 吾より歳下 三人だけで😅 /内一人は吾の息子
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雪が降る予報 施設に母預け 少し安心している私/介護
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雪の屋根より 滑り落つ音の 轟きて 暫し休める 編み針の先
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もう二度と暖簾をくぐらぬ銭湯のコーラを一本飲みたくなった
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三月たち 芽を出したる 柚子の種 ゆるり育てり 我もまた然り (GPTと作った句)
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