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吹きぬける 猛暑のあいまの 涼風に ほっとひと息 蝶も蜂も
47
また今日も眠れぬ夜をくぐり抜け朝食少し豪華になった
33
真っ直ぐに行かば正解知りつつも右に行きたき たまにそんな日
40
轟音のいつものくしゃみに遮られ 歌にならない母よ 元気で
44
じんわりと沁みるぬくもり仄暗き日曜の朝寄り添う猫の
19
三日月夜。
月牙鏟
(
げつがさん
)
の 使い手は 沙悟浄だった 成仏のための
31
旅路にて 荷を預けたら 身軽なり 引き受けてくれた
方
(
かた
)
に謝恩の
35
暮らしにも良き根が付けと半夏生たこわさ添えんふた
口
(
くち
)
み
口
(
くち
)
29
軒下に吊られたまま 冬を越へて
舌
(
ぜつ
)
を失ひ 鳴かぬ風鈴
27
参院選掲げ守らぬ公約に疲弊する日々膏薬を貼る
31
払っても払ってもなお寄って来る虫よ美味いか顔のクリーム
29
寝る前に空にお願いするのです『朝、永遠に目が覚めないよう』
23
むし暑く冷やし中華がうまい昼 …あっやっちゃった!白Tにシミ!😫
26
シャンプーとヘッドマッサージでリラックスみるみるリフトアップする顔/美容室マジック!
20
排気ガスまでも暑くて裏道を行けども逃れられない熱気
25
暑さから逃げんと肩で風きって歩けばわずかに風は起きたよ
26
曖昧な子音を発し訴える入れ歯外した秋田訛りで
31
うすあさぎ澄みたる囀り飛び立たせ 青き空へとゆづり去りぬ
27
わかれうたなんで今ごろ身に沁みる辛くないのに泣いてないのに
28
コンクリの割れ目に根付く百日紅刈らずにおけば赤き花咲く
36
一ヶ月干しておらぬ布団に熱と涙を漏らす時あり真夏の夜
6
しょんぼりと 階段のぼる 踊り場の ぼやけた空に 輝く
金星
(
venus
)
56
君が居ぬ 夏祭りなど 意味もなく 花火の音が 心底を突く
21
美しい 語彙の源泉 かき混ぜて 生まれ流るる 無数の
泡沫
(
うたかた
)
15
何もせず 夜中になって 後悔を する夏休み 抜け出したい
12
人はみな 星なのだから 輝いて 地獄ばかりを 覗いてないで
49
短夜
(
みじかよ
)
の
弓張月
(
ゆみはりづき
)
に重なりて 煙の如く流る薄雲
28
来年の 歌会始を 夢に見て 最初の歌が 百面相
7
夏旅か笑顔はじける子供らのざわめくホームに一人汽車待つ
30
暮れ
泥
(
なず
)
む坂 くっきりと浮かびをる 蒼き
兎
(
うさぎ
)
の
頭
(
こうべ
)
垂る月
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