孤独でも悲しいことも起きなくて幸せなのに雨はさみしい
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遠景に山の頂上見え始め 駆け出す子らに落ち葉散らばる
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続きたる夫の署名の代行に自分の名にも夫の名書くとは
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息子へと届くだろうか着々とチュイールを焼く離婚した母
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もし君が北風だったら空を舞う 枯葉になってダンスを踊る
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正気ではやってられない世の中に なじめる狂気 身につけて冬
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君を待つ時の緩さを思い出す雨は今夜もセンチメンタル
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三日ぶり 些細な喧嘩止めにして 二人の好きなプリン2つ買う
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剪定せんていと思っていたら斬られてた好きだったのにと布巾ふきん干しつつ/公園の·家から望みて
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ふつうなら とっくに憎まれてるはずの 前世がたぶん猫だった人
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手袋は鮮やかな色が丁度いい肌映えのする糸辛子色
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勝手かっての火を落としたら冷え出して記憶をたどり冬のよそお
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覚えとけ兎がいつも寝ることに賭ければ亀は負け組になる
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天然でちょっとマヌケな娘からお茶を吹き出す名言が出る
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青春のテトラポットが無い海辺打ち上げられたハングルの文字
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猫がいる?そんな感じに温かい手編みニットで包む湯たんぽ
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投稿をしまくるスマホ音痴だとボツだっていい分からなかった
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持ち帰るたった一つの収穫のキャベツ高値に夫ほくそ笑む
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戸の外に飾らぬお宅増えておりたまに見かける紙の門松
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やる前の徹底的にしらを切る古希は若さを忘れ人生
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気が緩む思い描いたシナリオに進み彼女もできたんだ古希
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もっと良い場所は何処ぞや寒の入りいつもの場所にいつもの猫居ず
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平安の姫のやうなる振り袖の成人の姫スマホ見ており
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ドキドキはあの娘のせいと勘違い春よ寒さのせいの動悸よ
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来し方の出逢い全てが星となり瞬いている真冬の銀河
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新しく作る時間に逃げたいの介護疲れへ新聞に載る
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失敗を恐れず熱くなっている恋の予感は考え甘い
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故郷の冬は寒くて冷たくて夜は暗くて星が綺麗で
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家の中いたるところに時計有りせかす用など有りはせぬのに
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冬寒の庭に隠れて一輪の椿の赤き思いこぼれる 
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