何か美味しいものを食べに行こう。そう言ったらうなずいて欲しい。
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同じ空の下にいるのに会えないね あなたに会いたい 早く会いたい・・・
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元カノのことを詠むの上手だね 私のことは恨み節のよう
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誰にでも 生きてく価値はないだろが 価値などなしで生きていこうぜ
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行き先の定まらぬ旅 名も知らぬ町を過去にし進みゆく汽車
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手を繋ぎ あぁ幸せと 実感し これで良いんだと 滝つぼに落ちるの
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夏椿 一日花の 儚さよ 真白きべべも 夕暮に落つ
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星の夜 姿見になる 店の前 浴衣のおりひめ 前髪直す
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セルフレジ俺を試すかバーコードかざす印籠目に入らぬか
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おじさんの滑舌あいまいとりあえず笑ってごまかすコミュニケーション
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星たちも労うだろう 夏至の陽が大空高く長く在ること
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一日の わざなしおえた 港湾に 海を見つめる 茜のキリン
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ノートには君のサインが残ってる 将来値打ちが出るとか言って
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「おやすみ」と送った後に ため息をつけば涙が一筋伝うの
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最終の列車はすでにかなたにてどうしよもなく一人だ僕は
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今しがた 路面を濡らす 雨の跡 玄関開けて 匂いで気づく
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クーラーで 身体の表 冷やしたら 中まで冷えて 副作用あり
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味の無いガムを噛むよな一日だ朝起きたからとりあえず生きた
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辛くはない 選択肢がただ見つからない 死の道だけが霧を晴らして
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暮れなずみ 炎天を冷却す風 ようよう戻りぬ水無月の夕
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蔭にゐて身を潜めたる生きものよ 陽の当たらねば涼しかるべし
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嫉妬とか そんな気持ちはもう無いの 何も感じないから終わりねってだけ
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生姜糖! それは良きこと 聞きました それなら美味しく 温まりそう/ねこ母さま、ありがとうございます
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空梅雨からつゆの炎天のもと 麗しくしたたかに咲く 桔梗は庭に
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かなり前一度だけ来たレストランいつも来てると常連気取り
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この雨が涙の代わりになるのなら あなたにバレることもないよね
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来月にMozuミニチュア展がやってくる 行くか、時には楽しみないと/(母が施設行く日とか)
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もうダメと毎日思い生きている トラックボールの掃除をしたい
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古希過ぎぬ煩悩多き悪童も白寿の母の露払いにして
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暑すぎて限界だったアスファルト私の影で火照ほてりを冷ます
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