かの男 国葬もって送られど 勲功いさおは何か 問う秋彼岸
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秋空見 急ぎ干すべく洗濯す 予報外れて 慌てながらも
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朝七時 ラッシュの手前に乗り込んで 猛暑和らぐ 余裕を感ず
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帰り道 空は夕焼け明日は晴れ されど予報は逆な秋空よ
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秋雨が 強く降るなり 帰り道 先の梅雨より 激しく感ず
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秋雨に 女王陛下身罷みまかりて 彼奴の国葬 出るにあたわず
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仲秋を 過ぎても未だ 夏の熱 プール納めは まだせぬべきか
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ただ悲し 五輪の穢れ 文庫屋カドカワも 草葉の陰で 秋燕しゅうえん
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我が国に 巨大台風 上がりけり 天罰さばきのためか 浄化きよめのためか
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夜寒し 庭の母猫 子猫連れ 保護を願わん 秋分前
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我が母校 学園祭をやるという 縁遠く思う 初秋の知らせ
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かの国葬そうぎ 嫌な知人の最期に似 送り出しも 苦痛のみなり
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我が母校 後輩の柄落ちにけり 情けなく思ふ 秋風の中
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高気温 十月初めに未だなり 出雲の神も さぞ憂いるか
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巨星落つ 昨日円楽今日猪木 初秋風あきかぜ吹くは 天の招きか
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寒波来る 気温低下の 神無月 夏がいきなり 冬となりけり
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定期券 ICいかれて無反応 人の改札 通る秋の瀬
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秋寒波 思わず作る寄せ鍋で 季節の変わり とくと感ずる
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坂上がり 幼馴染の母校にて 学祭ありて 面影偲ぶ
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日々過ぎて 幼馴染と縁遠し 無情の秋の 下で淋しき
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秋半ば 東京に降る冷えた雨 晩飯カレーで 身を温めん
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秋後半 なかなか見ない 紅葉よ 都会の木々は 季節わからず
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事故遅れ 制服の美女声荒らげ 顔に似ぬ粗野 霜降そうこうの朝
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大逃げを 見て叫びたる 秋の楯 彼は粘りて 二着と強し
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霜月の 少女巻きたる襟巻に 冬の足音 一歩近づきて
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霜月の 買い物行くに 足寒し サンダル替えて スニーカー履く
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コーヒーのお湯沸かしてる間 早く出しすぎたアイスをながめる
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寒き夜 自ずと作る 熱物か 昨日豚汁 今日湯豆腐 
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梅雨の末街の向こうに光がさす 多分あそこに夏がある
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寒月見 二刻始まる 月食つきはみに 外套着込み 夜空見上げる
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