秋桜コスモス 鮮やかに咲く 優雅なり 前を行く君 嫋やかに咲く
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不意の熱 触れしいのちの萌ゆる火に慄けるわれ われも惑ひて
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顧みてさいごにふれた人の手は冷たくなった母の手でした
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神様の数限りなく今日の日は金木犀の色の夕焼け
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青春はここに詰まっていたんだよ ブラウン管と Windows me
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天高し ノートみたいに端っこに明日の献立書いてあるかも
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痛くない傷に限って誰からも見つかりやすい場所についてる
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空見上げ 雲居の空に 瞳閉じ 君想いしは 一炊の夢
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秋空にナナカマドの実の色映えてバス待つ人らの視線集める
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左腕ドラキュラもどきに差し出して大さじ一杯ほどを覚悟す
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暗室のモニターに動く心臓の隅々までを余さず見せる
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押し入れの最下段から引き抜いて毛布一枚重ねる10
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君が死に 二人で話した 言葉らは 私ひとりの 記憶となりぬ
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白鷺は 細きあしして草を分け ひょろ首伸ばし 川面覗きぬ
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秋の蒼 雲にはしごを掛けてなお届かぬ人の聲繋ぎ止め
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あきつ風 雲の通ひ路こころあらば ふみ吹き寄せて人に届けよ
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孫ら去り片付け終えたテーブルに二杯分のコーヒーを淹れる
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違うから 玉ねぎ切ってるせいだから 自分の意志とは関係ないから
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よじ登る城の階段前後ろで「介護します」と息子ら笑う(犬山城)
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トーストにたっぷりバターを塗る時はなんだかコソコソしてしまいます
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生臭く 青光りする 冷凍秋刀魚 まっぷたつに切る 私の想い
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浮かびゆく光のかたち 温もりの君の右手が 私のひと足
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ダイエット 小鳥の餌と冷麦茶 プリン片手に母の笑み
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赤色が似合うと言われた パーソナルカラー 当たり前じゃん、推しのメンカラ
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昼下がり プール終わりの現代文 ノートの隅にミミズ這う跡 /「暗号」
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ひと足先 内々定の 友笑う 就活したくない、ないていー?/「就活」
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もつ煮食べ少し熱を浴びた頬に氷入りファンタを染み込ませる
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落ちること怖くなりし非常階段にみえたせっかちなキミの背中
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口吻を 君と交わした 砂浜で 夜空を眺め 途方に暮れる
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けものへん付いていること忘れたかソファーの上で丸くなる猫
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