「AIと恋に落ちたんだ」「大丈夫?」エラーコードは愛の証さ
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切りたての君がショートの襟足よ 春空仰ぎ吾頬赤め
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稜線を 抜ける夏風 空を抜け 天を貫く音が聴こえる
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鮮烈な 甘みは喉を 焼き焦がす わたしの恋は チョコより甘い
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言葉には収めきれない思考あり自分で自分に感じる孤独
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きらきらと春呼び寄せる陽光にスカートの裾ひらりと揺れる
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ひさかたの 陰は照らさぬ 陽の光 これが現実 直視するなよ
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鼻の粉さえ厭わずに口つぐみ羽根こそ狐と君の焼き上げ
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ころころと笑うあなたの手料理の熱々ポトフにまろき芽キャベツ
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萎れたるポインセチアの花殻を摘みて春光注ぐ如月
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やはらかな小春日和のぬくもりに 眠る氷河は空を夢見る
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桃色の 花を飾りて 春が来る 長き冬の日 忘れるほどに
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忙しき夫の背中に手を合わす 湯気立つ飯を 絶やさぬ祈り
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生きるのに絶望しても血税で死後の処理とは何か苦しい
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目標は生きる力になるかもとカンパネラ弾く漁師を都度見る
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人生が汚れ裂かれて台無しで子供の私に声をかけたい
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歌詠まぬ日々を重ねて帰りつく「ただいま」という一番の歌
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「忘れてた」とはにかむ君を待ってたい空いた椅子にはひかりの座布団
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白紙こそ最強の歌。泥を撥ね生きて戻った俺がキラーワード
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手放して出来た隙間を覗いたら見え隠れする大切なもの
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まだ暗い 部屋にひとりの呼吸音 宇宙そらとわたしの 秘密の時間
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黄泉ばかり見ている人の袖をひくこの身をもちて碇となさん
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ゴッホ展に娘も誘い予約する たのしみを待つことの幸せ
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枝垂れ梅のトンネル抜けて吹く風は戻りし寒さと芳香乗せて /梅林にて
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施設での義姉あねの暮らしも一年にスマホの画像に「私じゃない」と
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髪を切り隠す訳では無いけれど何か気付いて欲しかったかな
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オドロウゼ!きみが真ん中に立っている そんなジャケ写を夢見てたのよ
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風抜ける小高き丘に登り来て観光地となる農村眺むる
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アラ古希の働く人の七割がリア充らしい そうなんですか
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ヤオコーの店内曲が脳内に ループしている止めたいけれど
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