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顧みてさいごにふれた人の手は冷たくなった母の手でした
18
神様の数限りなく今日の日は金木犀の色の夕焼け
46
青春はここに詰まっていたんだよ ブラウン管と Windows me
8
勉強をしないとバカになるからと大学出たがロマンス詐欺に
17
空見上げ 雲居の空に 瞳閉じ 君想いしは 一炊の夢
13
秋空にナナカマドの実の色映えてバス待つ人らの視線集める
24
左腕ドラキュラもどきに差し出して大さじ一杯ほどを覚悟す
19
暗室のモニターに動く心臓の隅々までを余さず見せる
21
軽口と分かったうえで浴びに行く耳心地よきその人の談
23
押し入れの最下段から引き抜いて毛布一枚重ねる
10
月
14
君が死に 二人で話した 言葉らは 私ひとりの 記憶となりぬ
24
コーヒーは今や貴族の飲み物となったようです麦茶が沁みる
18
白鷺は 細き
足
(
あし
)
して草を分け ひょろ首伸ばし 川面覗きぬ
15
秋の蒼 雲にはしごを掛けてなお届かぬ人の聲繋ぎ止め
16
あきつ風 雲の通ひ路こころあらば ふみ吹き寄せて人に届けよ
17
孫ら去り片付け終えたテーブルに二杯分のコーヒーを淹れる
33
違うから 玉ねぎ切ってるせいだから 自分の意志とは関係ないから
17
よじ登る城の階段前後ろで「介護します」と息子ら笑う(犬山城)
27
トーストにたっぷりバターを塗る時はなんだかコソコソしてしまいます
11
そんなんじゃ生きづらかったね飛ぶまぎわ上履きをそろえるいたいけさで。
9
浮かびゆく光のかたち 温もりの君の右手が 私のひと足
12
適量がどうもあなたと違うのか食えたものではないこのレシピ
17
大仕事 終えた翌日 機嫌よく 二日目になり 来る疲労感
21
もつ煮食べ少し熱を浴びた頬に氷入りファンタを染み込ませる
7
落ちること怖くなりし非常階段にみえたせっかちなキミの背中
7
一日中汗流しただろうおじちゃんの冷えたビールが誇らかに立つ
14
過積載 いや、化石のお祭りじゃなくてね きみはそのまま身軽でいてね。
4
いつの間にか風の便りもなくなった友が残した本だけ 売れない
15
口吻を 君と交わした 砂浜で 夜空を眺め 途方に暮れる
11
ようやくに家を出る
息子
(
こ
)
に老婆心 あれもこれもと箱詰め始める \ 33歳の自立 羊の皮を被った山羊さん有難うございます
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