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家がある食べ物がある本がある この美しい国に生きてる
9
汝
(
なれ
)
やしる ひのもと野辺に たそがれて 上がるも知らず 落つる国には
5
いにしえに 朱雀が通りし この都 左右に別れて のこる一条
9
中秋に 右近衛えらびし くりからか 銀杏えらびて かまくらになす
8
右側の肩が濡れている あなたは左肩 傘が小さいから
9
もし君に出会えなかった私なら 今日の青さすら見つけられない
20
自転車で 車道走ると 嫌がられ 歩道走ると 違法になる は?
27
傘の中滲む視界に出た本音雨は優しくかき消してゆく
25
ひらひらと花の香りに蝶々たち蜜を携え光の中へ
20
はかなきに 露の命に 消えてばや 人の思ひに 恋しきことよ
9
あをによし かすがに向かひて 春の日に 桜も散るころ 湊となるかな
6
石の上
(
いそのかみ
)
神をもしるに
七支刀
(
しちしとう
)
古き都に 伝えしものを
7
神風に 銀杏降らす にしき織 人にもこいにも 水面をてらす
8
八雲さす 神をもまして 出でつつも 霧にまみえる 秋は恋しき
9
長袖の出番はいつか?と太陽に 先週までは問うていたのに
16
あの店のこのパン一個で表せる小さく大きな今日のしあわせ
25
いつもならチーズ牛丼つゆだくが 寒さのせいで 納豆そぼろ丼
10
いはばしる 水面に移りし 我がすがた 飛沫が問うて いまふくかぞと
7
秋風に すすきが茂り
玉鉾
(
たまぼこ
)
の 道に行き人 影をみるかな
9
みづどりの 落書がはいりし 鴨川に 三船も来たるや 人は恋しき
7
あまとぶや 青空ゐぬいて たかはずれ 雲を狙いし 終わりつねらむ
7
くさまくら 旅行くつねは 心なり ひしゃくも片手に 伊勢にとゆかん
10
つゆじもの 玉緒の命と はかなげと 消えゆく灯火 かげろうか
7
うちよする 笠をも被りて 旅するが 日光照らして 猿騒がしき
9
秋雨
(
あきさめ
)
の雫に触れて震える身 冬将軍からの冷たき便り
16
生きること 朝昼晩と ご飯を食べる 隣りに並ぶは 冷たい椅子で
12
空中に ふわりと浮かび 揺れもせで 時とどめたる コスモスの花
24
家族って何なんでしょうか最小の 群れの中でも私は独り
13
愛し合う 二人で一組 じゃなくても 私は私を 愛しているし
26
責任と愛は別物ではなくて 死ねない訳も同じであって
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