エアコンの温風ならずフィルターを開けてビックリ埃の山で
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庭のに黒く汚れど溶け残る あの雪みたく私れたら
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穢された記憶は消えず白かった 過去の光が私を殺す
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筋トレや ウォーキングを した日には ついつい食べる オールドファッション
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木の枝の何処に潜みし寒すずめ一斉飛び立ち空色変へし
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車窓から 眩しい朝日 照らされて 天晴てんはれ渡る 関東平野
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冬晴れの 関東平野 清々し 大快晴で 気持ちも軽く
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寒波にてこごえる日々も春兆はるきざし花粉症薬数をかぞえる
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寒空や雲間にぽっかり青い空そこだけ春が来ているようで
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川べりのお地蔵さんに赤い花似合わないよと照れてるみたい
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「ご自由に」と柚子と橙並べ置く今夜だれかのおふろに浮かべ
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歌という 己を守る盾を得て ここからひととせ また歩まんとす
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平日を 泳ぎきるため 休日に 息継ぎだけして また人の波へ
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ジーパンの君しか知らぬ友達の震える喪服 薄い三日月
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原発の疑念残した再稼働あの福島の教訓生かせ
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闘鶏の如き心を持ちており穏やかに語る人に恥ずかし
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闘鶏の如き心は捨てがたし我は我なり彼は彼なり
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晴れ空に老若男女集う日の美よ美のままであれ航空祭
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長靴がいらない街に慣れていく 都会の冬の風に吹かれて
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街灯の 映せし雪の 向こうには 貴方あなた 夜風に なびいて彼方
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この苦悩いつか笑える日を待ちて すごろくのコマは 1回休み
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刻みへ 君よが身に 常世なる 不毀ふきの夜桜 散るをしらねば
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うやむやに されて 忘れたふりをして 筋トレしながら にぎる一票
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この国の先にも平和ありますか任せていいのあの人たちに
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平行線交わらぬまま居心地の良き安寧の日を静かに重ね
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降る中を朝の散歩の柴犬は雪が似合うね目を輝かせ
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冬枯れの色無き森を記憶しつ 歩きて待てり山笑ふ春
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当前と 思われながら 働く身 雪に埋もれる 都会の線路 / 大寒波
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止めどなく 垂れては冷ゆる 鼻の奥 息するたび 冬をのみこむ
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猫は好きひっかかないし人見知り聴こえてくるよ猫の鳴き声
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