要人の 警護さながら 家族らし  4人に護られ 馬思わせ犬
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ネームバンドようやく外され こころく 懐かし我が家 君待つ我が家へ /退院!
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次々と高価たかい握りを頬張りぬ 株で儲けた米寿ははのドヤ顔
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花色の多き水面に鯉ゆれて春風へ抱く命のあかり
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返り咲き 大統領に 懸念せる  恐れが 天下に 蔓延せり
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宴終えて器を清め茶箪笥へ並べては抱く兄と会える日 「詠み直しました」
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みっしょんを くりあしたのよ ちま猫ちゃん おかあちゃんを ちょい早よ起こす
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造影剤 体を巡る ひとときを 待つ間に眠る 起こされるまで /PET-CT検査
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観桜の ぞめきをよそに 寝つ起きつ 持て余すなり 微熱ある身を
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言うたとて 晴れる胸でも ないものを ぽろりと零れ 忸怩たる愚痴
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セルフレジ 行列できて 人のレジ 日祝日は それもいいかな
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小名浜の凪を見に行く祖母の海住の江の岸に寄る波よるさえや 夢のかよひ路 人目よくらむ 18/100 藤原敏行朝臣
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ミサイルが飛ぶ可能性ゼロでない空を姿勢よくベンチたちが見る
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​葉桜となりにけるかもわが恋はふりにしのちも世はあをくして [ 題詠 葉桜]
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眠らない 街に煌めく ネオンより ありよりのあり 人生の数
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長袖のシャツをまず脱ぎ汗拭きの準備ととのえ食ふ辛ラーメン
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飾りなどひとつも置いてないけれど 整頓してるデザインしてる
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これだけは決して誰にも見せるなと防災バックに醤油をつめる
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茶の色の束の間に褪せ松抱けど小舟や過ぎし蒼き川の辺
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土曜日の管理者イベントロブロックス五百七十万にるきみ
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子の爪を切らうと新聞ひろげ知る土屋文明賞立ち上がり
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各局で 開花前より 競ふよに  報じられたり 思はるる花
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らいおんは おはようから おやすみまで なぜだかくらしを みつめている
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「おはよう」といつもの場所で言えたなら いつもの朝が始まるはずなのに
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腰掛けてふたりの手と手が出会うとき それは花びらのかたちをしていて
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色々とアドバイスを貰うけれど結局は自分軸なんだよな
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将来が具体的には見えて無いけれどひたすら今を生きてく
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着ては洗い着ては洗いの毎日は遥か古代の禅の世界
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人間は 交わしたちぎり 破るけど 猫はりちぎに ちぎりを守る
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亡くなった母が出てきたからこれが夢だと気づき起きて少し泣く
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