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並木道 新緑いちょう 朝帰り 水がほしいな俺も胃腸に
13
空と海 どっちもダイブしたいから 想像力が間違ってくる
8
星淡き夜ジャスミンの香り立ち 見知らぬ世から誘う声のして
19
贈りましょう 黄色の薔薇の花言葉 二度と会わない愛しい君に
12
炭酸泉 泡の効能如何ばかり 布袋のやうなる腹擦る人
18
大銀杏 短き春に訪れば 緑のイチョウはちひさきカタチ/あきる野市広徳寺にて
16
どろどろに溶けてわたしは終わるけど来世は同じ花になろうね
10
放課後に三人ハマったトランプは夢中の原点オリジナルにて
21
横顔の 影を見ながら 飲み干した ソーダ水の中 弾ける「またね」
14
夢の君さよならを言うその夢は嘘と優しく言う君を待つ
22
江ノ島に失くした恋も夕焼けも黄砂が包みパステルカラー
29
無邪気さと 忍ぶ思いを 抱く君とオレンジ色のパンジー似てる
20
夕雲に染まるカラスの燃え尽きて君の恋しひ自転車の旅
29
K
君は鼻毛のネタを見逃さないアハハ仕事に鋭い
眼
(
め
)
を持ち
17
ふれなくもぬくもりつたふはななるや おひしふたりに 春のかげろふ
17
ライト浴び 闇夜に浮かぶ滝桜 佇む我に花吹雪舞う
27
ボランティア「携帯トイレ持参要」 そのひと言で参加ためらう
23
桜餅 花見団子を 分け合いて 衒(てら)うことなき 長き交わり /原谷苑花見
14
さまざまの ひげの形の 絵のありし 街角近き ファド博物館 /リスボン
14
薔薇なれど
鉄面皮
(
てつめんぴ
)
にて暴れ咲き モッコウバラよ何故薔薇名乗る
10
あのときの 理由(わけ)を訪ねて しまうのは 朝の光を 待っているから
19
露天風呂即混浴と思う
性
(
さが
)
治らないまま老年になる
11
美味いもの最後に残すもう止めた先ずは今からたまご焼きなり
15
花の芽を野鳥に喰われポツポツと咲く桜花これもまた良し
15
野毛の寄席つづれ織りなる緞帳に開演ブザー吾に鳴り響く
18
言い方が話の流れせき止めて年寄り臭くなったと思う/気がつけば
19
もう少し縮めてみようか、オカカフェの隣の席は初デートらし
14
友と会い こころゆくまで語り合い 一片の
愁
(
うれ
)
い スッと消えゆき
19
ノコギリが要るなら貸してやるけれど付いた血糊は洗って返せ
12
アスパラの先っちょだけを噛じり喰う ごめんなさいと春に詫びつつ
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