Utakata
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曇のち頭痛の日には髪の毛を上に引っ張り隙間を空ける
9
静寂の産科病棟 響く心音 生命を刻む その力強さよ
23
春の夜に 風になびかれ 街灯に ほどよく照らされ 桜花爛漫
14
きみ包む毛布の手ざわり確かめてそっと伸びする日曜の朝
27
取り囲む山並み雲に溶け込んでとろり鈍色梅の白冴え
26
四つの葉のオキザリス春あの空へ赤きラッパの花のおはよう
24
ベランダの手すりに落つる鳥のフン妻嘆きおり空と電線
16
カスハラに困り果てるもその人の神対応に胸はざわめく
15
花冷えに 赤きシュマーグ 肩に掛け 思うは遠き イエメンの旅 /シュマーグ:中東の正方形スカーフ
16
自治体の 長(おさ)の醜聞 亡き人も 柩の蓋を 開けて見まさむ
12
「束の間の~」 歌の腰の句の 「松抱けど」 朧に霞み 頭(かしら)疼(ひひら)ぐ /「花の音」御許
9
返納の妻には妻の人生が 私が送る 私は歩く
11
ガンダーラ 旅する心地 花冷えの 紅茶に薫(くゆ))る カルダモンの実 /四月七日花冷え一時雨
19
母と妻のアッシー君を済ませたり 眼科へ耳鼻科へ歩けや、歩け
18
しゃべりたい自慢したいがカッコ悪い Utakataだけにこっそり投げる
26
コロナ禍で会へない祖父に文送りおまけに添へたはじまりの歌
20
ヘッドホンしたまま粉薬を飲む初めてのコトまだあった春
6
手向くるは
強酒
(
ストロングゼロ
)
の空き缶や笑ひし夜をここに偲びて
9
咲く花のちりぬる前の静けさや我らの前に杭は立たずや
8
ちいかわの お猪口で酒を呑みほして はちわれかわい ついもう一杯
15
好きだから 大嫌いへと進化して お前もそうなら それでイーブン
12
even
(
無機質
)
と
odd
(
波乱
)
を交互に 繰り返し 数字は巡る 出逢いは巡る
7
勝ち負けが
吾
(
あ
)
の人生を変えないが 何故にうれしいカープの勝利
8
咲き初めしもっこうばらに風ひかる 髪梳くやうに水を遣るひと
18
花壇よりしなだれ落ちる芝桜 受けてやりたし
掌
(
たなごころ
)
見る
17
その場所に大事なものはありますか なくてもいいと思ってますか
8
愛してください 愛してください 嘘でもいいです。貴方に愛されてみたかった。
9
桜の花びらが風に舞い上がるように わたしはいきたい
9
毎年さ命日あたりに夢に出て「ドッキリでした」はやめてくれない?
6
白コーデの日のハヤシライスの緊張感 獅子座の
1
位が試されるとき
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