元同期 娘の名聞き 縁感じ 咲弥サヤは亡き人 同じ名前で
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木々溢れ 坂道登り 社から 見える街には 移りし時が
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十数年 想いも距離は 縮まらず どうしたらよい 悩みし日々を
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白黒で はっきりさせないこともまた 美しさかも 百鼠色
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おおらかに生きたいと言う 執拗に秋刀魚の小骨除けつつ君は
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どこででも買える冷凍食品を送料かけて吾子へと送る
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新しい靴でお出かけ秋らしい秋は今では貴重な季節
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曼珠沙華咲くのは肌か地の上か乱れ髪さえ整えきれぬ
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日記にも綴れぬ想いためらって窓濡らす雨そっと眺める
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緑色つい前までの山の木々五色の色に染まりし秋は
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散り散りになる子供らを追いかける保母さん達の歓呼の声か
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十六夜の明き月の傍らを星粒の如飛行機の行く
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病気だと風の噂で聞きました。 会いに行きたい、たとえ夢でも
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冗談のように言った好きは今 微妙な色を持って沈んでく
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晩秋の佇まいする曇天に北の北から白鳥が来る
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名称をAIとうに教え乞い「言の葉日和」の会を立ち上げ
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新しい上司と食べるラーメンの脂っこさに ついてゆけない
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散り咲いて香る風来る金木犀スニーカー底花踏みしめる
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健やかに新しい朝与えられ 一期一会の命を生きる
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藤袴やっと秋よと咲き告げて アサギマダラをやさしく迎え
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いつの間にか風の便りもなくなった友が残した本だけ 売れない
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地球よりもでかい猫の腹の上で眠る夢をみたい
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慌ただしい人々照らす朝空はあまねく伸びる宇宙の端っこ
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ようやくに家を出る息子に老婆心 あれもこれもと箱詰め始める \ 33歳の自立 羊の皮を被った山羊さん有難うございます
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久々に犬も食わないナンとやら 秋刀魚の塩焼き二人で黙食
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行く道は次第次第にくらくなり浮かんで消える面影増えて
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もし君に出会えなかった私なら 今日の青さすら見つけられない 
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どんぐりを拾う媼の声弾み童に帰り秋の野遊び
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僕がすぐそばにいるよと遠くから想いを送る夕焼けの空
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自転車で 車道走ると 嫌がられ 歩道走ると 違法になる は?
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