家がある食べ物がある本がある この美しい国に生きてる
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なれやしる ひのもと野辺に たそがれて 上がるも知らず 落つる国には
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いにしえに 朱雀が通りし この都 左右に別れて のこる一条
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中秋に 右近衛えらびし くりからか 銀杏えらびて かまくらになす
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右側の肩が濡れている あなたは左肩 傘が小さいから
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もし君に出会えなかった私なら 今日の青さすら見つけられない 
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自転車で 車道走ると 嫌がられ 歩道走ると 違法になる は?
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傘の中滲む視界に出た本音雨は優しくかき消してゆく
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ひらひらと花の香りに蝶々たち蜜を携え光の中へ
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はかなきに 露の命に 消えてばや 人の思ひに 恋しきことよ
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あをによし かすがに向かひて 春の日に 桜も散るころ 湊となるかな
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石の上いそのかみ 神をもしるに 七支刀しちしとう 古き都に 伝えしものを
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神風に 銀杏降らす にしき織 人にもこいにも 水面をてらす
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八雲さす 神をもまして 出でつつも 霧にまみえる 秋は恋しき
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長袖の出番はいつか?と太陽に 先週までは問うていたのに
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あの店のこのパン一個で表せる小さく大きな今日のしあわせ
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いつもならチーズ牛丼つゆだくが 寒さのせいで 納豆そぼろ丼
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いはばしる 水面に移りし 我がすがた 飛沫が問うて いまふくかぞと
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秋風に すすきが茂り 玉鉾たまぼこの 道に行き人 影をみるかな
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みづどりの 落書がはいりし 鴨川に 三船も来たるや 人は恋しき
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あまとぶや 青空ゐぬいて たかはずれ 雲を狙いし 終わりつねらむ
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くさまくら 旅行くつねは 心なり ひしゃくも片手に 伊勢にとゆかん
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つゆじもの 玉緒の命と はかなげと 消えゆく灯火 かげろうか
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うちよする 笠をも被りて 旅するが 日光照らして 猿騒がしき
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秋雨あきさめの雫に触れて震える身 冬将軍からの冷たき便り
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生きること 朝昼晩と ご飯を食べる 隣りに並ぶは 冷たい椅子で
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空中に ふわりと浮かび 揺れもせで 時とどめたる コスモスの花
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家族って何なんでしょうか最小の 群れの中でも私は独り
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愛し合う 二人で一組 じゃなくても 私は私を 愛しているし
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責任と愛は別物ではなくて 死ねない訳も同じであって
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