のぎしり
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定形の日記なのだと思っています

山沿いは100センチっておいおいと針降るごとく落つ雪を見る
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まっさらな降りたて雪に軽ワゴンきっちり二本轍引き行く
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掃いたのに振り返り見る白くなるまた掃いて白また降って雪
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つもりそな大粒の雪フロントのガラスを埋める道街埋める
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じっくりと熟成されて塩梅な風味になった積読を読む
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一斉に枝を離れて飛んでゆく筆を払って散らすしぶきか/鳥
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それでいい言うこと特に何もない二十歳の僕に伝える言葉
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神様の匂いの残るお布団を頂いているお雑煮にして
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あけ口があけちゃだめだとかたくなで辟易してる今朝の食卓
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寝てるだけウオーキングも体操もしてないけれど柔軟だ猫
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吹雪く中それでも雪は少ないと雪おろしなどしたくはないな/会話
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そうなのか母に聴かせる童謡の歌詞改めて意味をかみしめ
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天災も原発事故も戦争も来るなと思う生きてる間/不穏
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玄関を開ければ雉がたまげたとスタコラ逃げる荒れた冬庭
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九十歳きゅうじゅうは時速90kmきゅうじゅう瞬く間過ぎ去ってゆく母の一日/かな?
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屋根雪庇落としとこうか面倒くさいやっぱり落とす落ちたら嫌だ
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石油ファンヒーターストーブが強燃焼になっちゃうのだから閉めろと猫にさとせど
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世の中はいろんなことがおきてると眺め回してたたむ新聞
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柿の木のすっかり落ちた柿の実も枝の先っちょ三つ四つ朱し
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床を搔きダッシュし走る音がして鼠咥えて猫見せに来る/俺に放るな!
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北西の霞んだ月に照らされて車椅子分雪掃き均す/デイサービス
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担任の教師は二等兵だった2士のまんまが響きはいいな/旧軍的呼称回帰
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ニュース見てあっちの方で雪降れば春は近いと勝手に思う
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誰も来ぬ予定で除雪せぬままに宅急便と新聞が来た
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薄っすらと積もる雪踏む踏んづけて落ちた柿の実潰れてあか
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除雪車の来た後いまだ一本も轍無き道正月二日
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後ろからそっと近寄りおさわりをして猫に怒られお正月/平和です
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神様におねだりをする初詣さて賽銭はどうしようかな
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唐突なLINE賀状に雪冠る辛夷こぶしの蕾撮ってあけおめ/あけましておめでとうございます
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それ探す間にピーと鳴らなけりゃ俺の勝ちだろなあ冷蔵庫
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