Utakata
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のぎしり
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定形の日記なのだと思っています
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樹木から鳥が湧き立つ一斉に目で追う空の雲は流れて/朝
16
猫さんにとって世界はうちの家何やらとても申し訳なく
21
爺らしくやっとなったぜ歳形これで自由だ年寄だもの
18
ぽたぽたと夜の雫が屋根を打つ
L
E
D
の無気力
灯
(
あか
)
り/夜中
19
風の中強い西日に弾かれてゴミ舞うように散る赤とんぼ
22
颶風
(
ぐふう
)
って昨日聴いたなラヂオから生ぬる風がごおと駆け抜け/朗読風の又三郎
17
浴槽の
縁
(
へり
)
に手をかけ水面を見ている猫の無残が
過
(
よぎ
)
る/過去悲劇
19
黄み帯びて雲海のよう蕎麦畑あとどれくらい天上気分
15
連休で看護師は来ず押し出しで母さんの勝ち三日ぶりかな/介護
17
それなりに年寄りちゃんとやってるしどなたか今日は敬ってくれ/前期も半ば
23
ぬるかろと涼しかろうと九月吹く風はさみしい稲杭の立つ
28
ねえ姉やお里の便りいつ絶えた5時を知らせる防災無線/赤とんぼ
20
鴉来てあーと鳴いてはしゅわしゅわと向き変えて去る何言ったやら
16
一昨日もそこに居たなと女郎蜘蛛空にピタリと張り付く如く
21
ため息で有様を見る
仕放題
(
しほうだい
)
猫さんトイレ砂嵐あと
19
雲絡む山肌背負いこすもすと
薄
(
すすき
)
揺蕩
(
たゆと
)
うそば花
烟
(
けぶ
)
る/微風にて
20
A
I
切る
(
キル
)
スイッチとかみんなして言ってるだろな嗚呼怖いこと
18
苛まれ抗い続け諦めず負けが込んでもここは留まる/としようかな
16
振り切って逃げ出す時に必要な逃げ切るための手を考える
19
白い雲銀色屋根に白壁と下一面の蕎麦畑白し
20
霧だろか雲と言おうか絨毯か蕎麦花白く匂い沸き立ち/
臭
(
にお
)
い
臭
(
くさ
)
い
15
その昔敬老の日と言ってたな
爺
(
じじい
)
の今を待ってたんだが/誕生日
18
ありがとう
爺
(
じじい
)
だけれど生きてるぜ俺が誰だか分からぬ母に/誕生日
24
通学路話し声して鈴の音がこのごろ聞こえ朝と午後かな
16
しばらくは涼しかったな25度今日適温でエアコン休み
20
獲物なら
(
鳥鼠
)
バリバリ喰らう猫さんも何故か刺身は気に入らぬらし/鮮度?
13
部屋で鳴く蟋蟀声の収まればまだする蝉のダミ声遠く
15
その皺の奥にあるのねバーコード広げ伸ばして読ませてあげて/セルフレジ
21
風はなく草木動かず色付きの硬い素材のオブジェのごとく
16
ダダダダダ隙間を抜けて駆け上がり猫さんしてる運動会だ/家中を
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