Utakata
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のぎしり
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定形の日記なのだと思っています
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青空に映えて紅葉と柿の実がざわざわ揺れる風の冷たさ
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日々同じ住宅街に熊が出るどうやら奴は住み着いたらし/罠にかからないのだそうな
20
日は差せど寒風痛し風音に紛れ聞こえる熊の警報/防災無線
25
クール系入浴剤が二缶も中途半端で迎える冬に
17
朝日差し錦の蛇がうねるよう山稜続く
金襴
(
きんらん
)
纏い
20
山は雪冷たい雨が葉の落ちた柿の木濡らす柿の実濡らす
18
実際のホラーじゃないか外出れば狩られる恐怖そこにいる熊
19
しもせぬが不要不急の外出ができなくなった熊の徘徊
26
冬タイヤ今年あたりはまずかろなサイプ肩無し
護謨
(
ごむ
)
の硬直
18
雨空に西高東低と聞けば間もなくだろと気も滅入る朝
18
本当は強いんだよね猫に聞く飯食わせろと右手差し出す
16
鉤爪も牙も持たずに鈍足で猫にも勝てぬ人間様だ/熊
17
兄弟はいませんと言う母さんに叔父の葬式言えど言わねど
17
新聞は四つ折り更にまた二つ全面痛し腕肩と指/それと視力も
13
敷き詰めた柿の葉に散る
銀杏葉
(
いちょう
)
の黄絶妙配置壁紙に良し
19
状況を三十一文字に詰め込めば
認知予防
(
そのうちうた
)
になりはせぬかと
23
夜道で昔狸をよく
轢
(
ひい
)
た
狸
(
り
)
突猛進飛び込んで来て/思ひ出
14
雪降るし雪積もったら
埋
(
うず
)
まるし無精演繹草刈りしない
20
AIの聞き間違いの「お釈迦様」覚りもひらけ「お世話様」かな/留守電文字起こし
14
折り方に名前ないらし粉薬分けては包む折り紙をする/母の薬
21
毎年のことだが猫に閉め方を教えはするが閉めたら怖い/引き戸
19
夜トイレいたら嫌だな柿の木の下あたり見る窓細く開け
23
ちゃん付けで呼べばそいつがパスワードセーフモードで起動する母
20
猫騒ぐそのうち熊も来そうだな窓から中を狸が見てた/庭荒れて
20
床屋へと行く道今日もクマが出た髪伸び続け熊出続ける
27
マグミット砕き潰したバナナ練りチョコソースかけ匙で飲ませる
14
A
D
と言う
T
D
K
のカセットのギラギラが好きだった青春
18
歪んでるその線ですら心地よい角度で折れる意思を持ってる
16
誘うのでいきなり駆けて追いかける遊びをたまに猫としている
24
押してみりゃ響いた前の内閣と違うと思い聞いてるラジオ
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