Utakata
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のぎしり
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定形の日記なのだと思っています
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やるという首切るという直さない行かないというこだまでしょうか
19
窓開けて入る空気は冷たくて雪の匂いがする雨の夜
25
お米券いつどれくらいもらえるの対象外と言っちゃ嫌だよ
21
冬柿と言う名のインクなるほどともちょっと濁るうちの冬柿
21
ストーブの灯油が切れたエアコンは霜取りしてるおまえらなあ
13
短日
(
みじかび
)
の貴重二時間不覚にも昼寝で過ごし秋の夕暮れ
24
見出しにはホンダ日産統合の古新聞で包む猫砂
24
気になって駆除辞書で引く追い払う一義の意味だけじゃなくて今/間違ってはいない
17
雑草と門と銅像だけが立つ透明校舎風も透かして/廃校
25
ベニヤの戸たてて回廊坂のぼり左に折れてもう探せない
17
白鷺は川筋舐めてフラフラと滑りバサリとひと掻き空へ
23
山の方熊は逃げたと鳴ってから防災無線今日は静かだ
23
バタフライ効果に口は災いの元均衡を壊す
鏨
(
たがね
)
の/浅慮
19
一階の
猫トイレ
(
トイレ
)
盛況大抵は飛散悲惨で降参な日々
21
新聞をなぜそんなにも短冊にする要がある猫に問いたい
26
青空に映えて紅葉と柿の実がざわざわ揺れる風の冷たさ
20
日々同じ住宅街に熊が出るどうやら奴は住み着いたらし/罠にかからないのだそうな
20
日は差せど寒風痛し風音に紛れ聞こえる熊の警報/防災無線
25
クール系入浴剤が二缶も中途半端で迎える冬に
17
朝日差し錦の蛇がうねるよう山稜続く
金襴
(
きんらん
)
纏い
20
山は雪冷たい雨が葉の落ちた柿の木濡らす柿の実濡らす
18
実際のホラーじゃないか外出れば狩られる恐怖そこにいる熊
19
しもせぬが不要不急の外出ができなくなった熊の徘徊
26
冬タイヤ今年あたりはまずかろなサイプ肩無し
護謨
(
ごむ
)
の硬直
18
雨空に西高東低と聞けば間もなくだろと気も滅入る朝
18
本当は強いんだよね猫に聞く飯食わせろと右手差し出す
16
鉤爪も牙も持たずに鈍足で猫にも勝てぬ人間様だ/熊
17
兄弟はいませんと言う母さんに叔父の葬式言えど言わねど
17
新聞は四つ折り更にまた二つ全面痛し腕肩と指/それと視力も
13
敷き詰めた柿の葉に散る
銀杏葉
(
いちょう
)
の黄絶妙配置壁紙に良し
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